JP2007245938A - 自動二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るタイヤ2は、コア24及びエイペックス26を備えた一対のビード8と、両側のビード8に架け渡されたカーカス10と、このカーカス10の半径方向外側に位置するベルト12と、軸方向において離間しておりこのベルト12の半径方向外側に位置する一対の補強層14とを備えている。この補強層14の厚みは、0.5mm以上3mm以下である。この補強層14の軸方向幅の、トレッド4の軸方向幅に対する比は0.3以上0.45以下である。この補強層14は、周方向に対して傾いている短繊維を含んでいる。この短繊維の周方向に対してなす配向角度の絶対値は、30°以上90°以下である。このベルト12は、ベルトプライ30からなる。このベルトプライ30は、螺旋状に巻かれて実質的に周方向に延びるベルトコードを備えている。
【選択図】図1
Description
図1に示された基本構成を備え、下記表2に示された仕様を備えた実施例1の自動二輪車用のラジアルタイヤを得た。このタイヤサイズは、185/55ZR17 M/C 73Vである。カーカスには、1枚のカーカスプライを用いた。このカーカスプライに用いられているカーカスコードの材質は、レーヨン繊維である。このカーカスコードの繊度は、1650/2dtexである。このカーカスコードの周方向に対してなす角度は90°である。ベルトには、1枚のベルトプライを用いた。このベルトプライに用いられているベルトコードの材質は、アラミド繊維である。このベルトコードの繊度は、1650/2dtexである。このベルトコードの周方向に対してなす角度は0°である。補強層の軸方向幅WRの、トレッドの軸方向幅WTに対する比(WR/WT)は0.40である。この補強層の厚みTAは、1.0mmである。この補強層は、基材ゴム100質量部に対して5質量部の短繊維を配合するゴム組成物からなる。この短繊維の材質は、アラミド繊維である。このタイヤは、一方の補強層における短繊維の配向角度の絶対値は他方の補強層における短繊維の配向角度の絶対値と同じであり、一方の補強層における短繊維の配向角度は他方の補強層における短繊維の配向角度とは逆となるように構成されている。なお、このタイヤでは、この短繊維の配向角度の絶対値は60°である。
比(WR/WT)を下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
厚みTAを下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
短繊維の配向角度の絶対値を下記表1及び表3の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
短繊維の材質を下記表3の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
補強層を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。このタイヤは、従来のタイヤである。
排気量が600cm3である市販の自動二輪車(4サイクル)の後輪に、試作タイヤが装着された。リムはMT5.50×17、タイヤの空気内圧は290kPaである。なお、この前輪には、従来のタイヤが装着されている。この前輪のタイヤサイズは、120/70ZR17である。リムは、MT3.50×17であり、タイヤの空気内圧は250kPaである。ドライアスファルト路で構成されたサーキットコースで、時速100km/hから時速150km/hにおける旋回走行と時速250km/hから車両最高速(約280km/h程度)における直進走行とが実施されて、ライダーよる旋回安定性、直進安定性及びグリップ力についての官能評価が行われた。ラップタイムも併せて計測された。これらの評価結果が、下記の表1、表2及び表3に指数値で表されている。直進安定性、旋回安定性及びグリップ力は、この数値が大きいほど良好であることを表している。ラップタイムは、この指数値が小さいほど良好である(ラップタイムが速い。)ことを表している。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・補強層
16・・・インナーライナー
18・・・チェーファー
20・・・トレッド面
22・・・端
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・カーカスプライ
30・・・ベルトプライ
32、38・・・外端
34・・・ショルダー
36・・・センター
Claims (3)
- 一対のビードと、両側のビードに架け渡されたカーカスと、このカーカスの半径方向外側に位置するベルトと、軸方向において離間しておりこのベルトの半径方向外側に位置する一対の補強層とを備えており、
この補強層の厚みが、0.5mm以上3mm以下であり、
この補強層の軸方向幅の、トレッドの軸方向幅に対する比が0.3以上0.45以下であり、
この補強層が、短繊維を含んでおり、
この短繊維が、周方向に対して傾いており、
この短繊維の周方向に対してなす配向角度の絶対値が、30°以上90°以下であり、
このベルトが、ベルトプライからなり、
このベルトプライが、螺旋状に巻かれて実質的に周方向に延びるベルトコードを備えている自動二輪車用ラジアルタイヤ。 - 一方の補強層における短繊維の配向角度の絶対値が、他方の補強層における短繊維の配向角度の絶対値と実質的に同じであり、
一方の補強層における短繊維の配向方向が、他方の補強層における短繊維の配向方向とは逆である請求項1に記載のタイヤ。 - 上記短繊維が、紙繊維である請求項1又は2に記載のタイヤ。
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