JP2007320529A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り心地を損なうことなく旋回安定性を向上した空気入りタイヤ2の提供。
【解決手段】このタイヤ2は、その外面がトレッド面18をなすトレッド4と、このトレッド4の端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール6と、このサイドウォール6からさらに半径方向略内向きに延びる一対のビード8と、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿って両ビード8の間に架け渡されたカーカス10と、このカーカス10の内側に位置するインナーライナー14とを備えている。このサイドウォール6は、トレッド4の側に位置する第一補強層24と、ビード8の側に位置する第二補強層26とを備えている。このインナーライナー14は、このサイドウォール6のこの第一補強層24とこの第二補強層26とに挟まれた領域の軸方向内側に位置する第三補強層42を備えている。この第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42は、短繊維を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として乗用車に用いられる空気入りタイヤに関する。
近年、車両の高性能化は著しく、車両の高速化が進んでいる。このタイヤには、限界性能のさらなる向上が求められている。
乗り心地を悪化することなく、転がり抵抗を低減したタイヤが、特開2001−347812公報に開示されている。このタイヤのサイドウォールは、その長手方向に沿って短繊維が配向されたゴムストリップを周方向に巻き付けることにより形成されている。従って、サイドウォールに含まれる短繊維は、実質的に周方向に沿って配向している。
特開2001−347812公報
旋回時において、車両には、その速度に応じた遠心力が作用する。この車両に装着されるタイヤに、この遠心力につり合うコーナリングフォースが発生すると、車両は旋回する。高速度で旋回する車両には、大きな遠心力が作用する。車両が高速でしかも安定に旋回するために、大きなコーナリングフォースを発生するタイヤが求められている。タイヤの横剛性は、このコーナリングフォースに寄与する。従って、タイヤに大きなコーナリングフォースを発生させるためには、タイヤの横剛性が高められる。
タイヤの横剛性を上げるために、そのカーカスに高モジュラスなカーカスプライが用いられたタイヤがある。このタイヤでは、横剛性だけでなく縦剛性も上がってしまう。縦剛性が高いタイヤは、乗り心地に劣る。
タイヤの横剛性を上げるために、そのエイペックスに高モジュラスなゴムが用いられたタイヤがある。このタイヤでは、横剛性だけでなく縦剛性も上がってしまう。縦剛性が高いタイヤは、乗り心地に劣る。
タイヤの横剛性を上げるために、そのカーカスに用いるカーカスプライの枚数が増やされたタイヤがある。このタイヤでは、横剛性だけでなく縦剛性も上がってしまう。このタイヤでは、乗り心地が損なわれる上にタイヤ質量が増加してしまう。
タイヤの横剛性を上げるために、タイヤの構成部材に補強層がさらに設けられたタイヤがある。このタイヤでは、横剛性だけでなく縦剛性も上がってしまう。このタイヤでは、乗り心地が損なわれる上にタイヤ質量が増加してしまう。
タイヤの横剛性を上げるために、ビードのエイペックスのサイズが大きくされたタイヤがある。このタイヤでは、横剛性だけでなく縦剛性も上がってしまう。このタイヤでは、乗り心地が損なわれる上にタイヤ質量が増加してしまう。乗り心地を維持しつつ、タイヤのコーナリングフォースを高めることは難しい。
本発明の目的は、乗り心地を損なうことなく旋回安定性を向上した空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの内側に位置するインナーライナーとを備えている。このサイドウォールは、トレッドの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第一補強層と、ビードの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第二補強層とを備えている。このインナーライナーは、この第一補強層とこの第二補強層とに挟まれた領域の軸方向内側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第三補強層を備えている。
好ましくは、このタイヤでは、上記第一補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.15以上0.25以下である。上記第二補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.15以上0.25以下である。上記第三補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.1以上0.3以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記第一補強層、上記第二補強層及び上記第三補強層において、上記短繊維は周方向に対して配向している。この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、70°以上90°以下である。
本発明に係る他の空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの内側に位置するインナーライナーとを備えている。このサイドウォールは、トレッドの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第一補強層と、ビードの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第二補強層とを備えている。このタイヤは、半径方向においてこの第一補強層とこの第二補強層との間に位置し、軸方向においてカーカスとインナーライナーとの間に位置し、かつ短繊維を含む架橋ゴムからなる第三補強層をさらに備えている。
好ましくは、このタイヤでは、上記第一補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.15以上0.25以下である。上記第二補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.15以上0.25以下である。上記第三補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比は、0.1以上0.3以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記第一補強層、上記第二補強層及び上記第三補強層において、上記短繊維は周方向に対して配向している。この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、70°以上90°以下である。
このタイヤでは、カーカスの外側に位置するサイドウォールがトレッドの側に位置する第一補強層及びビードの側に位置する第二補強層を備えており、カーカスの内側に位置するインナーライナーがこのサイドウォールのこの第一補強層とこの第二補強層とに挟まれた領域の軸方向内側に位置する第三補強層を備えている。このタイヤでは、この第一補強層、第二補強層及び第三補強層は、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所に配置されている。この第一補強層、第二補強層及び第三補強層のモジュラスは、これらが含有する短繊維により高められている。特に、この第一補強層、第二補強層及び第三補強層は、半径方向への圧縮量が損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられるように構成されている。この第一補強層、第二補強層及び第三補強層は、タイヤを効果的に補強する。従って、このタイヤは、縦方向の力が作用した場合に、従来のタイヤと同様に半径方向に圧縮されうる。このタイヤでは、横方向の力が作用した場合の変形が従来のタイヤに比べて抑えられている。このタイヤでは、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられている。このタイヤでは、従来のタイヤと同様の乗り心地が得られる。旋回時にこのタイヤには、従来のタイヤで発生するコーナリングフォースよりも、大きなコーナリングフォースが発生する。このタイヤでは、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された断面図である。この図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、ベルト12、インナーライナー14及びチェーファー16を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプの空気入りタイヤである。
トレッド4は架橋ゴムからなり、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4の外面は、路面と接地するトレッド面18を形成する。トレッド面18には、溝20が刻まれている。この溝20により、トレッドパターンが形成されている。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール6は、カーカス10の外傷を防止する。このサイドウォール6は、本体22と、第一補強層24と、第二補強層26とを備えている。このタイヤ2では、この第二補強層26はこの第一補強層24の半径方向内側にある。この本体22は、第一補強層24と第二補強層26とに挟まれている。この第一補強層24及び第二補強層26は、タイヤ2を補強する。このタイヤ2では、この本体22の外面28において、タイヤ軸方向幅の最大値(タイヤ最大幅)が計測される。なお、この本体22がトレッド4の端からビード8に向かって半径方向略内向きに伸びており、この第一補強層24とこの第二補強層26とが半径方向に離間してこの本体22の外面28に積層されてもよい。
第一補強層24は、架橋されたゴム組成物からなる。このゴム組成物は、基材ゴムと第一の短繊維とを含んでいる。換言すれば、この第一補強層24は、第一の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる。図示されていないが、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第一補強層24の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第一補強層24のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。
第二補強層26は、架橋されたゴム組成物からなる。このゴム組成物は、基材ゴムと第二の短繊維とを含んでいる。換言すれば、この第二補強層26は、第二の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる。図示されていないが、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第二補強層26の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第二補強層26のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。
本体22は、架橋されたゴム組成物からなる。このゴム組成物は、短繊維を含んでいない。この本体22のモジュラスは、第一補強層24のモジュラスよりも低い。この本体22のモジュラスは、第二補強層26のモジュラスよりも低い。
ビード8は、サイドウォール6から半径方向略内向きに延びている。ビード8は、コア30と、このコア30から半径方向外向きに延びるエイペックス32とを備えている。コア30はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス32は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状であり、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、カーカスプライ34からなる。カーカスプライ34は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。カーカスプライ34は、コア30の周りを、軸方向内側から外側に向かって巻かれている。
図示されていないが、カーカスプライ34は、カーカスコードとトッピングゴムとからなる。カーカスコードが周方向に対してなす角度の絶対値は、通常は75°から90°である。換言すれば、このタイヤ2はラジアルタイヤである。カーカスコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト12は、カーカス10の半径方向外側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。ベルト12は、内側ベルトプライ36及び外側ベルトプライ38からなる。図示されていないが、内側ベルトプライ36及び外側ベルトプライ38のそれぞれは、ベルトコードとトッピングゴムとからなる。ベルトコードは、周方向に対して傾斜している。このベルトコードが周方向に対してなす角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側ベルトプライ36のベルトコードの周方向に対する角度は、外側ベルトプライ38のベルトコードの周方向に対する角度とは逆である。ベルトコードの好ましい材質は、スチールである。ベルトコードに、有機繊維が用いられてもよい。この有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー14は、カーカス10の内側に接合されている。このインナーライナー14は、両側のビード8の間に架け渡されている。このインナーライナー14は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。このインナーライナー14は、赤道面からカーカス10の内側に沿って延びる外側本体40と、この外側本体40からカーカス10の内側に沿ってさらに半径方向内向きに延びる第三補強層42と、この第三補強層42からこのカーカス10の内側に沿ってさらに半径方向内向きに延びる内側本体44とを備えている。この第三補強層42は、タイヤ2を補強する。
第三補強層42は、架橋されたゴム組成物からなる。このゴム組成物は、基材ゴムと第三の短繊維とを含んでいる。換言すれば、この第三補強層42は、第三の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる。図示されていないが、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第三補強層42の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第三補強層42のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。
外側本体40は、架橋されたゴム組成物からなる。この外側本体40には、空気透過性の少ないゴム組成物が用いられている。このゴム組成物は、短繊維を含んでいない。この外側本体40のモジュラスは、第三補強層42のモジュラスよりも低い。
内側本体44は、架橋されたゴム組成物からなる。この内側本体44には、空気透過性の少ないゴム組成物が用いられている。このゴム組成物は、短繊維を含んでいない。この内側本体44のモジュラスは、第三補強層42のモジュラスよりも低い。なお、このタイヤ2では、この内側本体44及び外側本体40は、同一の架橋ゴムからなる。
チェーファー16は、ビード8の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー16がリムと当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。このチェーファー16は、ゴム単体からなる。布とこの布に含浸したゴムとからなるチェーファーが用いられてもよい。
走行中にあるタイヤ2には、縦方向の力が作用する。この縦方向の力により、タイヤ2は撓む。この縦方向の力により、サイドウォール6のトレッド4の側及びビード8の側並びにサイドウォール6の本体22の軸方向内側に位置するインナーライナー14は半径方向に圧縮される。この半径方向への圧縮量は、タイヤ2の縦剛性に寄与する。旋回時においては、このタイヤ2に横方向の力が作用する。この横方向の力により、このサイドウォール6のトレッド4の側及びビード8の側並びにサイドウォール6の本体22の軸方向内側に位置するインナーライナー14は、半径方向に伸びる。この半径方向への伸びは、タイヤ2の軸方向の変形に寄与する。換言すれば、この半径方向への伸びは、横剛性に寄与する。
図1に示されているように、このタイヤ2では、第一補強層24はサイドウォール6のトレッド4の側に位置している。第二補強層26は、サイドウォール6のビード8の側に位置している。第三補強層42は、サイドウォール6の本体22の軸方向内側に位置している。換言すれば、この第三補強層42は、このサイドウォール6のこの第一補強層24とこの第二補強層26とに挟まれた領域の軸方向内側に位置している。この第一補強層24及びこの第二補強層26は、軸方向においてカーカス10の外側にある。この第三補強層42は、軸方向においてこのカーカス10の内側にある。
このタイヤ2では、第三補強層42の上端46は、半径方向において第一補強層24の下端48よりも内側にある。従って、この第三補強層42とこの第一補強層24とは、半径方向において重複していない。この第三補強層42の下端50は、半径方向において第二補強層26の上端52よりも外側にある。従って、この第三補強層42と第二補強層26とは、半径方向において重複していない。なお、この第三補強層42の上端46が、半径方向においてこの第一補強層24の下端48よりも外側に配置されてもよい。換言すれば、この第三補強層42とこの第一補強層24とが半径方向において重複してもよい。この第三補強層42の下端50が、半径方向においてこの第二補強層26の上端52よりも外側に配置されてもよい。換言すれば、この第三補強層42とこの第二補強層26とが半径方向において重複してもよい。
このタイヤ2では、この第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42は、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所に配置されている。前述したように、この第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42は、含有する短繊維を配向させることにより、半径方向の圧縮量が損なわれることなく半径方向の伸びが抑えられるように構成されている。従って、このタイヤ2は、縦方向の力がこのタイヤ2に作用した場合に、従来のタイヤと同様に半径方向に圧縮されうる。このタイヤ2では、横方向の力がこのタイヤ2に作用した場合においては、軸方向への変形が従来のタイヤに比べて抑えられている。換言すれば、このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられている。このタイヤ2では、従来のタイヤと同様の乗り心地が得られる。旋回時にこのタイヤ2に発生するコーナリングフォースは、従来のタイヤに比べて大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されている。
図1において、両矢印線HAはビードベースラインBBLから赤道面までの半径方向高さを表している。この半径方向高さHAは、タイヤ断面高さである。両矢印線HBは、第一補強層24の半径方向高さである。両矢印線HCは、第二補強層26の半径方向高さである。両矢印線HDは、第三補強層42の半径方向高さである。両矢印線H1は、ビードベースラインBBLから第一補強層24の下端48までの半径方向高さを表している。両矢印線H2は、ビードベースラインBBLから第二補強層26の下端54までの半径方向高さを表している。両矢印線H3は、ビードベースラインBBLから第三補強層42の下端50までの半径方向高さを表している。
このタイヤ2では、第一補強層24の半径方向高さHBの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.15以上0.25以下であるのが好ましい。この比が0.15以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第一補強層24が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、第二補強層26の半径方向高さHCの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.15以上0.25以下であるのが好ましい。この比が0.15以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第二補強層26が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、第三補強層42の半径方向高さHDの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.1以上0.3以下であるのが好ましい。この比が0.1以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第三補強層42が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、半径方向高さH1の、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.6以上0.7以下であるのが好ましい。この比が0.6以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第一補強層24が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.63以上がより好ましく、0.65以上が特に好ましい。この比が0.7以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.68以下がより好ましく、0.66以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、半径方向高さH2の、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.1以上0.2以下であるのが好ましい。この比が0.1以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第二補強層26が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.13以上がより好ましく、0.15以上が特に好ましい。この比が0.2以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.18以下がより好ましく、0.16以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、半径方向高さH3の、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.35以上0.45以下であるのが好ましい。この比が0.35以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第三補強層42が効果的に補強する。このタイヤ2では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.38以上がより好ましく、0.4以上が特に好ましい。この比が0.45以下に設定されることにより、タイヤ2の剛性過大が抑えられる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.43以下がより好ましく、0.41以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、第一補強層24が構成されるゴム組成物への第一の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。この短繊維の配合量が2質量部以上に設定されることにより、短繊維が第一補強層24のモジュラス上昇に寄与するので、この第一補強層24がこのタイヤ2の横剛性を効果的に高める。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2は旋回安定性に優れる。この観点から、この短繊維の配合量は4質量部以上がより好ましく、8質量部以上が特に好ましい。この短繊維の配合量が40質量部以下に設定されることにより、第一補強層24の縦剛性が適切に維持されうる。このタイヤ2では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この短繊維の配合量は30質量部以下がより好ましく、20質量部以下が特に好ましい。この第一補強層24と同じ観点から、第二補強層26が構成されるゴム組成物への第二の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。第三補強層42が構成されるゴム組成物への第三の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。
前述したように、このタイヤ2では、第一補強層24に含まれる第一の短繊維は、その長手方向が半径方向に略平行となるように、周方向に対して配向している。この短繊維の配向方向が半径方向に一致するとき、この第一補強層24の半径方向への圧縮量は最大となり、この第一補強層24の半径方向の伸びは最小となる。このような第一補強層24は、縦剛性を損なうことなく、横剛性を効果的に高めうる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。この第一補強層24を備えたタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されている。この観点から、この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、90°であるのが好ましい。この配向角度が90°以下になると、この第一補強の半径方向への圧縮量が低下し、この第一補強層24の半径方向の伸びが大きくなる。このタイヤ2では、縦剛性が高まるとともに横剛性が低下するので、乗り心地及び旋回安定性が低下する。このタイヤ2の乗り心地及び旋回安定性が維持されうるという観点から、この配向角度は、70°以上90°以下であるのが好ましい。良好な乗り心地及び旋回安定性が得られるという観点から、この配向角度は75°以上がより好ましく、80°以上がさらに好ましく、85°以上が特に好ましい。この第一補強層24と同じ観点から、第二補強層26に含まれる第二の短繊維が周方向に対してなす配向角度は、70°以上90°以下であるのが好ましい。第二補強層26に含まれる第三の短繊維が周方向に対してなす配向角度も、70°以上90°以下であるのが好ましい。
本発明では、第一補強層24に含まれる第一の短繊維の配向角度は以下の方法で計測される。まず、第一補強層24を含んだ観察試料が、タイヤ2の赤道面に平行な面に沿って切り出される。この観察試料には、この第一補強層24の断面が含まれる。次に、この第一補強層24の断面が、実体顕微鏡で観察される。この断面観察において、短繊維の長手の周方向に対してなす角度が計測される。周方向が基準(0°)とされて、−90°から+90°の範囲で、この角度は計測される。この明細書では、短繊維の両端が結ばれることにより得られる直線がこの短繊維の長手として用いられる。無作為に抽出された100本の短繊維について、この角度が計測される。次に、この角度の絶対値と頻度との関係(度数分布)が求められる。この関係において、最大頻度を示す角度の絶対値が、この短繊維が周方向に対してなす配向角度として示される。具体的には、この角度の絶対値と頻度との関係を表す度数分布関数において、最大ピークを示す角度の絶対値が配向角度とされる。(短繊維がランダムに配置されている第一補強層24では、ピークは観測されない。)このようにして求められた配向角度の下限は0°であり、上限は90°である。第二補強層26に含まれる第二の短繊維の配向角度及び、第三補強層42に含まれる第三の短繊維の配向角度も、同様にして計測される。
前述した度数分布関数において、最大ピークの半値幅は短繊維の配向性を表す。短繊維の配向性が高まると、この半値幅は狭くなる。短繊維の配向性が高められることにより、第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42は、このタイヤ2を効果的に補強する。このような第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42を備えたタイヤ2では、乗り心地が損なわれることなく、旋回安定性が向上される。この観点から、この半値幅は小さいことが好ましい。このタイヤ2では、この半値幅は20°以下が好ましい。この半値幅は10°以下であるのがより好ましく、5°以下が特に好ましい。
このタイヤ2では、第一の短繊維の平均長さは10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。この平均長さが10μm以上に設定されることにより、この短繊維が第一補強層24のモジュラス上昇に効果的に寄与するので、このタイヤ2の横剛性が効果的に高められる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2は旋回安定性に優れる。この観点から、この平均長さは50μm以上がより好ましく、100μm以上が特に好ましい。この平均長さが3000μm以下に設定されることにより、短繊維がこの第一補強層24に均一に分散する。この第一補強層24は、均一な物性を有する。このタイヤ2の性能は、安定である。この観点から、この平均長さは1000μm以下がより好ましく、800μm以下が特に好ましい。この第一の短繊維と同様の観点から、第二の短繊維の平均長さも、10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。第三の短繊維の平均長さも、10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。なお、この平均長さは、短繊維の長手の長さが実体顕微鏡で計測されることにより得られる。無作為に抽出された100本の短繊維から得られる長さの平均値が、平均長さとして表されている。
このタイヤ2では、第一の短繊維の平均直径は、1μm以上100μm以下であるのが好ましい。この平均直径が1μm以上に設定されることにより、この短繊維が第一補強層24のモジュラス上昇に効果的に寄与するので、このタイヤ2の横剛性が効果的に高められる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2は、旋回安定性に優れる。この観点から、この平均直径は2μm以上がより好ましく、5μm以上が特に好ましい。この平均直径が100μm以下に設定されることにより、短繊維がこの第一補強層24に均一に分散する。この第一補強層24は、均一な物性を有する。このタイヤ2の性能は、安定である。この観点から、この平均直径は80μm以下がより好ましく、50μm以下が特に好ましい。この第一の短繊維と同様の観点から、第二の短繊維の平均直径も、10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。第三の短繊維の平均直径も、10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。なお、この平均直径は、短繊維の直径が実体顕微鏡で計測されることにより得られる。無作為に抽出された100本の短繊維から得られる直径の平均値が、平均直径として表されている。
このタイヤ2では、第一の短繊維の平均直径に対する平均長さの比は、10以上2000以下であるのが好ましい。この比が10以上に設定されることにより、基材ゴムと短繊維との接触面積が大きくなるので、この短繊維が第一補強層24のモジュラス上昇に効果的に寄与する。これにより、このタイヤ2の横剛性が効果的に高められる。このタイヤ2では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ2は、旋回安定性に優れる。この観点から、この比は20以上がより好ましく、40以上が特に好ましい。この比が2000以下に設定されることにより、この短繊維がこの第一補強層24に均一に分散する。この第一補強層24は、均一な物性を有する。このタイヤ2の性能は、安定である。この観点から、この比は1500以下がより好ましく、1000以下が特に好ましい。この第一の短繊維と同様の観点から、第二の短繊維の平均直径に対する平均長さの比も、10以上2000以下であるのが好ましい。第三の短繊維の平均直径に対する平均長さの比も、10以上2000以下であるのが好ましい。
このタイヤ2では、第一の短繊維は、有機繊維又は紙繊維である。有機繊維としては、ナイロン繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びポリエステル繊維が例示される。タイヤ質量の軽量化及びタイヤ2の低コスト化の観点から、この短繊維としては、紙繊維が好ましい。同様の観点から、第二の短繊維としても、紙繊維が好ましい。第三の短繊維としても、紙繊維が好ましい。このタイヤ2では、第一補強層24、第二補強層26及び第三補強層42は、短繊維として同一の紙繊維を含んでいる。
紙繊維の製作では、まず原料紙が裁断又は粉砕される。この原料紙が、さらに叩解によって解繊される。こうして得られた紙繊維は、短繊維である。叩解されているので、この紙繊維の表面積は大きい。
原料紙は、クラフトパルプ、セミケミカルパルプ、機械パルプ、非木材パルプ、古紙パルプ等から得られる。クラフトパルプには、針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプが含まれる。非木材パルプの原料としては、ケナフ、バガス、竹、コットン、海藻等が挙げられる。古紙パルプは、使用済みコピー用紙、新聞古紙、段ボール紙等が脱墨されることで得られる。強度の観点から、クラフトパルプから得られる紙が好ましく、特に針葉樹クラフトパルプから得られる紙が好ましい。クラフトパルプから得られる紙には、未晒クラフト紙及び晒クラフト紙が含まれる。地球環境及び低コストの観点からは、新聞古紙から得られる原料紙が好ましい。
タイヤ2の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。便宜上、乗用車タイヤ2の内圧は、180kPaに設定される。
図2は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤ56の一部が示された断面図である。この図2において、上下方向がタイヤ56の半径方向であり、左右方向がタイヤ56の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ56の周方向である。このタイヤ56は、図2中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ56の赤道面を表す。このタイヤ56は、トレッド58、サイドウォール60、ビード62、カーカス64、ベルト66、インナーライナー68及びチェーファー70を備えている。このタイヤ56は、チューブレスタイプの空気入りタイヤである。このタイヤ56のトレッド58、サイドウォール60、ビード62、カーカス64、ベルト66及びチェーファー70の構成は、図1のタイヤ2と同一である。従って、このサイドウォール60は、本体72と、この本体72の半径方向外側に位置する第一補強層74と、この本体72の半径方向内側に位置する第二補強層76とを備えている。この本体72は、半径方向においてこの第一補強層74とこの第二補強層76とに挟まれている。この第一補強層74は、第一の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる。この第二補強層76は、第二の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる。この第一補強層74及びこの第二補強層76は、軸方向においてカーカス64の外側にある。
このタイヤ56では、インナーライナー68は、カーカス64の内側に位置している。このインナーライナー68は、架橋ゴムからなる。このインナーライナー68は、タイヤ56の内圧を保持する役割を果たす。このインナーライナー68には、空気透過性の少ないゴムが用いられている。このタイヤ56では、このタイヤ56の内面がこのインナーライナー68で構成されるので、図1のタイヤ2に比べて、タイヤ56の内部に充填された気体は抜けにくい。
このタイヤ56は、第三の短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第三補強層78をさらに備えている。この第三補強層78は、サイドウォール60の本体72の軸方向内側に位置する。換言すれば、この第三補強層78は、このサイドウォール60の第一補強層74と第二補強層76とに挟まれた領域の軸方向内側に位置している。この第三補強層78は、半径方向において第一補強層74と第二補強層76との間に位置している。この第三補強層78は、カーカス64とインナーライナー68との間に位置している。この第三補強層78は、軸方向においてこのカーカス64の内側にある。
図示されていないが、このタイヤ56では、第一補強層74に含まれる第一の短繊維は、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第一補強層74の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第一補強層74のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。この第一補強層74は、タイヤ56を補強する。なお、このタイヤ56では、この短繊維は紙繊維である。
図示されていないが、このタイヤ56では、第二補強層76に含まれる第二の短繊維は、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第二補強層76の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第二補強層76のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。この第二補強層76は、タイヤ56を補強する。なお、このタイヤ56では、この短繊維は紙繊維である。
図示されていないが、このタイヤ56では、第三補強層78に含まれる第三の短繊維は、その長手方向が半径方向に略平行となるように、この短繊維は周方向に対して配向している。これにより、この第三補強層78の半径方向への圧縮量は損なわれることなく、半径方向の伸びが抑えられている。この第三補強層78のモジュラスは、この短繊維により効果的に高められている。この第三補強層78は、タイヤ56を補強する。なお、このタイヤ56では、この短繊維は紙繊維である。
図2に示されているように、このタイヤ56では、第一補強層74はサイドウォール60のトレッド58の側に位置している。第二補強層76は、サイドウォール60のビード62の側に位置している。前述したように、この第三補強層78は、このサイドウォール60の本体72の軸方向内側に位置している。この第一補強層74及びこの第二補強層76は、軸方向においてカーカス64の外側にある。この第三補強層78は、軸方向においてこのカーカス64の内側にある。なお、このタイヤ56では、この本体72の外面80において、タイヤ軸方向幅の最大値(タイヤ最大幅)が計測されうる。
このタイヤ56では、図1のタイヤ2と同じように、第一補強層74、第二補強層76及び第三補強層78は、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所に配置されている。前述したように、この第一補強層74、第二補強層76及び第三補強層78は、含有する短繊維を配向させることにより、半径方向の圧縮量が損なわれることなく半径方向の伸びが抑えられるように構成されている。従って、このタイヤ56は、縦方向の力がこのタイヤ56に作用した場合に、従来のタイヤと同様に半径方向に圧縮されうる。このタイヤ56では、横方向の力がこのタイヤ56に作用した場合においては、軸方向への変形が従来のタイヤに比べて抑えられている。換言すれば、このタイヤ56では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられている。このタイヤ56では、従来のタイヤと同様の乗り心地が得られる。旋回時にこのタイヤ56に発生するコーナリングフォースは、従来のタイヤに比べて大きい。このタイヤ56では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されている。
図2において、両矢印線HAはビードベースラインBBLから赤道面までの半径方向高さを表している。この半径方向高さHAは、タイヤ断面高さである。両矢印線HBは、第一補強層74の半径方向高さである。両矢印線HCは、第二補強層76の半径方向高さである。両矢印線HDは、第三補強層78の半径方向高さである。
このタイヤ56では、第一補強層74の半径方向高さHBの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.15以上0.25以下であるのが好ましい。この比が0.15以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第一補強層74が効果的に補強する。このタイヤ56では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ56では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ56では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ56の剛性過大が抑えられる。このタイヤ56では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ56では、第二補強層76の半径方向高さHCの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.15以上0.25以下であるのが好ましい。この比が0.15以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第二補強層76が効果的に補強する。このタイヤ56では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ56では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ56では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ56の剛性過大が抑えられる。このタイヤ56では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ56では、第三補強層78の半径方向高さHDの、タイヤ断面高さHAに対する比は、0.1以上0.3以下であるのが好ましい。この比が0.1以上に設定されることにより、縦方向の力が作用したときにおいて半径方向に圧縮され、横方向の力が作用したときにおいて半径方向に伸ばされる箇所をこの第三補強層78が効果的に補強する。このタイヤ56では、縦剛性が損なわれることなく横剛性が上げられる。このタイヤ56では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ56では、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されうる。この観点から、この比は0.17以上がより好ましく、0.19以上が特に好ましい。この比が0.25以下に設定されることにより、タイヤ56の剛性過大が抑えられる。このタイヤ56では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この比は0.23以下がより好ましく、0.20以下が特に好ましい。
このタイヤ56では、第一補強層74が構成されるゴム組成物への第一の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。この短繊維の配合量が2質量部以上に設定されることにより、短繊維が第一補強層74のモジュラス上昇に寄与するので、この第一補強層74がこのタイヤ56の横剛性を効果的に高める。このタイヤ56では、旋回時に発生するコーナリングフォースは大きい。このタイヤ56は旋回安定性に優れる。この観点から、この短繊維の配合量は4質量部以上がより好ましく、8質量部以上が特に好ましい。この短繊維の配合量が40質量部以下に設定されることにより、第一補強層74の縦剛性が適切に維持されうる。このタイヤ56では、乗り心地が維持されうる。この観点から、この短繊維の配合量は30質量部以下がより好ましく、20質量部以下が特に好ましい。この第一補強層74と同じ観点から、第二補強層76が構成されるゴム組成物への第二の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。第三補強層78が構成されるゴム組成物への第三の短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して2質量部以上40質量部以下であるのが好ましい。なお、図1のタイヤ2と同様に、乗り心地が損なわれることなく旋回安定性が向上されるという観点から、これらの短繊維の周方向に対してなす配向角度は、70°以上90°以下であるのが好ましい。これらの短繊維の平均長さは10μm以上3000μm以下であるのが好ましい。これらの短繊維の平均直径は、1μm以上100μm以下であるのが好ましい。これらの短繊維の平均直径に対する平均長さの比は、10以上2000以下であるのが好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えた実施例1の乗用車用の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「215/45R17」である。このタイヤの第一補強層、第二補強層及び第三補強層は、同一のゴム組成物が架橋されて形成されている。このゴム組成物には、短繊維が含まれている。この短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して5質量部である。この短繊維は、周方向に対して配向している。この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、90°である。この短繊維の平均長さLは、400μmである。この短繊維の平均直径は、5μmである。このタイヤでは、この短繊維は紙繊維である。この第一補強層の半径方向高さHBの、タイヤ断面高さHAに対する比(HB/HA)は、0.2である。この第二補強層の半径方向高さHCの、タイヤ断面高さHAに対する比(HC/HA)は、0.2である。この第三補強層の半径方向高さHDの、タイヤ断面高さHAに対する比(HD/HA)は、0.2である。
[実施例4及び5]
比(HB/HA)、比(HC/HA)比及び(HD/HA)を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例1]
第一補強層を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例2]
第二補強層を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例3]
第三補強層を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例3、6、7及び8]
第三補強層を構成するゴム組成物に含まれる短繊維の配合量を下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例2]
短繊維の配向角度を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例9]
図2に示された基本構成を備え、下記表2に示された仕様を備えた実施例9の乗用車用の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「215/45R17」である。このタイヤの第一補強層、第二補強層及び第三補強層は、同一のゴム組成物が架橋されて形成されている。このゴム組成物には、短繊維が含まれている。この短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して5質量部である。この短繊維は、周方向に対して配向している。この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、90°である。この短繊維の平均長さLは、400μmである。この短繊維の平均直径は、5μmである。このタイヤでは、この短繊維は紙繊維である。この第一補強層の半径方向高さHBの、タイヤ断面高さHAに対する比(HB/HA)は、0.2である。この第二補強層の半径方向高さHCの、タイヤ断面高さHAに対する比(HC/HA)は、0.2である。この第三補強層の半径方向高さHDの、タイヤ断面高さHAに対する比(HD/HA)は、0.2である。
[比較例4]
サイドウォールを短繊維を含むゴム組成物を架橋することにより形成した他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。この短繊維の配合量は、基材ゴム100質量部に対して5質量部である。この短繊維は、周方向に対して配向している。この短繊維が周方向に対してなす配向角度は、90°である。この短繊維の平均長さLは、400μmである。この短繊維の平均直径は、5μmである。このタイヤでは、この短繊維は紙繊維である。
[比較例5]
市販されている従来のタイヤである。このタイヤには、第一補強層、第二補強層及び第三補強層は設けられていない。
[静的評価]
タイヤ静的評価試験装置に試作タイヤが装着された。この試験装置により、試作タイヤの縦バネ定数、横バネ定数及びコーナリングフォースが計測された。この結果が下記表1及び表2に示されている。なお、この表1には、荷重が3.92kNとされて計測された縦バネ定数及び横バネ定数と、荷重が7.84kNとされて、スリップ角が4°とされたときに計測されたコーナリングフォースとが示されている。
[実車評価]
試作タイヤを、排気量が2000cmである前側エンジン後輪駆動の乗用車に装着した。なお、このタイヤの内圧を230kPaとした。この乗用車を、アスファルト製路面の上で、走行テストを行い、旋回安定性及び乗り心地についてドライバーによる官能評価を行った。この結果が、下記表1及び表2に指数値で示されている。点数が高いほど、良好であることが表されている。
Figure 2007320529
Figure 2007320529
表1及び表2に示されるように、実施例のタイヤは、縦バネ定数が下げられることなく、横バネ定数が上げられている。このタイヤでは、発生するコーナリングフォースが大きく、乗り心地を損なうことなく旋回安定性に優れることが確認されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る空気入りタイヤは、種々の乗用車に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
符号の説明
2、56・・・タイヤ
4、58・・・トレッド
6、60・・・サイドウォール
8、62・・・ビード
10、64・・・カーカス
12、66・・・ベルト
14、68・・・インナーライナー
16、70・・・チェーファー
18・・・トレッド面
20・・・溝
22、72・・・本体
24、74・・・第一補強層
26、76・・・第二補強層
28、80・・・外面
30・・・コア
32・・・エイペックス
34・・・カーカスプライ
36・・・内側ベルトプライ
38・・・外側ベルトプライ
40・・・外側本体
42、78・・・第三補強層
44・・・内側本体
46、52・・・上端
48、50、54・・・下端

Claims (6)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの内側に位置するインナーライナーとを備えており、
    このサイドウォールが、トレッドの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第一補強層と、ビードの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第二補強層とを備えており、
    このインナーライナーが、この第一補強層とこの第二補強層とに挟まれた領域の軸方向内側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第三補強層を備えている空気入りタイヤ。
  2. 上記第一補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.15以上0.25以下であり、
    上記第二補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.15以上0.25以下であり、
    上記第三補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.1以上0.3以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記第一補強層、上記第二補強層及び上記第三補強層において、上記短繊維が周方向に対して配向しており、
    この短繊維が周方向に対してなす配向角度が、70°以上90°以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの内側に位置するインナーライナーとを備えており、
    このサイドウォールが、トレッドの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第一補強層と、ビードの側に位置しかつ短繊維を含んだ架橋ゴムからなる第二補強層とを備えており、
    半径方向においてこの第一補強層とこの第二補強層との間に位置し、軸方向においてカーカスとインナーライナーとの間に位置し、かつ短繊維を含む架橋ゴムからなる第三補強層をさらに備えた空気入りタイヤ。
  5. 上記第一補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.15以上0.25以下であり、
    上記第二補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.15以上0.25以下であり、
    上記第三補強層の半径方向高さの、タイヤ断面高さに対する比が、0.1以上0.3以下である請求項4に記載のタイヤ。
  6. 上記第一補強層、上記第二補強層及び上記第三補強層において、上記短繊維が周方向に対して配向しており、
    この短繊維が周方向に対してなす配向角度が、70°以上90°以下である請求項4又は5に記載のタイヤ。
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