JP2014065436A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立して効果的にラップタイムを短縮することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】
2層以上のカーカス層4と1層以上のベルト層7とを有し、カーカス層4に含まれるカーカスコードをタイヤ赤道面に対して76°〜88°の範囲で配列した空気入りタイヤであって、ラテラル荷重5kN負荷時の横バネ定数を0.29kN/mm以上にすると共に、ラジアル荷重5kN負荷時の縦バネ定数に対する横バネ定数との比率を0.85以上にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、サーキット走行時のラップタイムを短縮することを可能にした空気入りタイヤに関する。
従来、レーシングタイヤとして、タイヤ周方向に対して傾斜配列した補強コードを有する2層のカーカス層を、該補強コードがタイヤ周方向に対する傾斜方向を逆向きにして交差するように配置し、サイドウォール部で高い横方向の剛性を確保するようにした空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようにサイドウォール部の剛性を向上して、タイヤ横方向の剛性(横剛性)を向上することで、操縦安定性が高まり、ラップタイムを短縮することが出来る。その反面、横剛性を増加させると、それに追随してタイヤ径方向の剛性(縦剛性)も増加する傾向がある。
一方で、一般にレーシングカーは、高速で走行しながらコーナーを曲がるために、車輪を地面に強く押し付ける下向きの力(ダウンフォース)を得るように設計されているが、GT用レーシングタイヤでは車体が原則として市販車を改造したものであるため、タイヤによって車高を下げてダウンフォースを得ることが求められる。そのため、特にGT用レーシングタイヤにおいて上述のように横剛性を増加させると、それに追随してタイヤ径方向の剛性(縦剛性)も増加するため、タイヤが撓み難くなって車高を充分に下げることが難しくなり、充分なダウンフォースが得られず、却ってラップタイムを短縮することが難しくなる。
このように、レーシングタイヤ(特にGT用レーシングタイヤ)においては、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立することが難しく、効果的にラップタイムを短縮することが難しいと云う問題がある。
特開2008−024063号公報
本発明の目的は、上述する問題点を解決するもので、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立して効果的にラップタイムを短縮することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部に埋設されたビードコアの廻りを該ビードコアの外周側に配置されたビードフィラーを包み込むようにタイヤ内側から外側に向かって折り返された2層以上のカーカス層と、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に位置する1層以上のベルト層とを有し、前記カーカス層に含まれるカーカスコードをタイヤ赤道面に対して76°〜88°の範囲で配列した空気入りタイヤであって、ラテラル荷重5kN負荷時の横バネ定数を0.29kN/mm以上にすると共に、ラジアル荷重5kN負荷時の縦バネ定数に対する前記横バネ定数の比率を0.85以上にしたことを特徴とする。
本発明は、上述のように、カーカス層に含まれるカーカスコードのタイヤ赤道面に対する傾斜角度を76°〜88°と云う従来のバイアスタイヤよりも大きい角度に設定し、ラジアルタイヤに近い性能を発揮するようにしているので、縦バネ定数を低く抑えてタイヤの撓みを維持して、優れたダウンフォースを得ることが出来る。これに加えて、横バネ定数を0.29kN/mm以上という高い値に設定してサイドウォール部の剛性を高めながら、縦バネ定数に対する横バネ定数の比率を0.85以上にして両者をバランス化して横バネ定数を相対的に大きくして横バネ定数の増大に伴う縦バネ定数の増加を抑えてタイヤの撓みを維持することが出来るので、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
本発明においては、縦バネ定数と横バネ定数とを最適化する構成として、カーカス層のタイヤ赤道断面での断面積に対してカーカスコードの断面積が占める割合を0.4以上にすることが好ましい。このようにコートゴムを相対的に少なくしてカーカス層におけるカーカスコードの占める割合を多くすることで、縦バネ定数と横バネ定数とのバランスを良好にして、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
本発明においては、縦バネ定数と横バネ定数とを最適化する構成として、ビードフィラーの高さを15mm〜45mmにすることが好ましい。このようにビードフィラーの高さを設定することで、縦バネ定数を維持しながら横バネ定数を改善してサイドウォール部の剛性を最適化して、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
本発明においては、縦バネ定数と横バネ定数を最適化する構成として、有機繊維コード及び/又は金属コードを配列してなる補強層をビードコア及びビードフィラーを包み込むように配置し、この補強層のタイヤ子午線断面での長さを80mm以上にすることが好ましい。このように補強層を設けることで、縦バネ定数を低くしたまま横バネ定数を向上することが出来るので、タイヤの撓みを損なうことなくサイドウォール部の剛性を高めて、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
本発明の空気入りタイヤは、レーシング用空気入りタイヤとして好適に用いることが出来る。
尚、本発明でいうラテラル荷重5kNでの横バネ定数とは、東海テクノ株式会社製サイド剛性試験機を用いて、ビード部を車両装着時のリム幅で固定すると共に、空気圧200kPa、クランプ荷重3.92kNの条件でトレッド部をタイヤ径方向外側から拘束した状態で測定される横バネ定数である。また、本発明でいうラジアル荷重5kNでの縦バネ定数とは、東海テクノ株式会社製サイド剛性試験機を用いて、ビード部を車両装着時のリム幅で固定すると共に、空気圧200Pa、クランプ荷重3.92kNの条件でトレッド部をタイヤ径方向外側から拘束した状態で測定される縦バネ定数である。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのカーカス層及びベルト層を抽出し て示す平面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのカーカス層の一部を拡大して示す 断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤのビード部を拡大して示す要部 断面図である。 本発明の更に他の実施形態からなる空気入りタイヤのビード部を拡大して示す 要部断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態からなるレーシング用空気入りタイヤを示す。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間には2層のカーカス層41,42が装架され、これらカーカス層41,42の端部がビードコア5の周りにタイヤ内側から外側に折り返されている。ビードコア5の外周側にはゴムからなる断面三角形状のビードフィラー6が配置されている。トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、2層のベルト層71,72がタイヤ全周に亘って配置されている。
このような断面形状の空気入りタイヤにおいて、カーカス層4及びベルト層7は、図2に示すように配置される。即ち、2層のカーカス層41,42はタイヤ径方向に対して傾斜するカーカスコード41a,42aを含み、かつ層間でこれらカーカスコード41a,42aが互いに交差するように配置されている。一方、2層のベルト層71,72は、タイヤ周方向に対して傾斜するベルトコード71a,72aを含み、かつ層間でこれらベルトコード71a,72aが互いに交差するように配置されている。尚、ベルトコード71a,72aのタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度βは20°〜32°の範囲に設定されている。
このとき、ベルトコード71a,72aの傾斜角度βが24°より小さいとトレッド部の剛性が高くなり過ぎてコントロール性が低下する。逆に、この傾斜角度βが32°より大きいとトレッド部の剛性が低くなりタイヤ接地形状が悪化することになる。
カーカスコード41a,42a及びベルトコード71a,72aの材質は特に限定されないが、カーカスコード41a,42aとしては、ナイロンコード,PETコード、アラミドコード等の有機繊維コードを挙げることが出来、ベルトコード71a,72aとしては、アラミドコードの有機繊維コードや金属コードを挙げることが出来る。
図示の例では、2層のカーカス層41,42と2層のベルト層71,72とが設けられているが、カーカス層4については2層以上、ベルト層1については1層以上を設ければ、特に層数については限定されない。
本発明は、上述のように構成した空気入りタイヤにおいて、カーカスコード41a,42aのタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度αを76°〜88°の範囲に設定している。このようにカーカスコード41a,42aの傾斜角度αを従来のバイアスタイヤよりも大きくして配列することで、ラジアルタイヤに近い性能を発揮することが出来、縦バネ定数を低く抑えてタイヤの撓みを維持して、優れたダウンフォースを得ることが出来る。
これに加えて、本発明では、ラテラル荷重5kN負荷時の横バネ定数を0.29kN/mm以上に設定し、且つラジアル荷重5kN負荷時の縦バネ定数に対する横バネ定数の比率を0.85以上に設定している。このように横バネ定数を0.29kN/mm以上という高い値に設定することでサイドウォール部2の剛性を高める一方で、縦バネ定数に対する横バネ定数の比率を0.85以上にして両者をバランス化して横バネ定数を相対的に大きくして横バネ定数の増大に伴う縦バネ定数の増加を抑えてタイヤの撓みを維持することが出来るので、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
このとき、カーカスコード41a,42aの傾斜角度αが76°より小さいと縦バネが全体的に高まるので、上述のように縦バネ定数に対する横バネ定数の比率を設定してもダウンフォースを向上することが困難になる。逆に、この傾斜角度αが88°より大きいとサイドウォール部2の剛性が落ちて剛性不足になる。
また、横バネ定数が0.29kN/mmより小さいとサイドウォール部の剛性を充分に高めることが出来ず、操縦安定性を向上することが出来ない。また、縦バネ定数に対する横バネ定数の比率が0.85より小さいと、横バネ定数が相対的に小さくなり、横バネ定数の増大に伴う縦バネ定数の増加が抑えられない為、タイヤが撓み難くなり、充分なダウンフォースが得られなくなる。
本発明では、縦バネ定数と横バネ定数とを上述の範囲に設定しているが、縦バネ定数と横バネ定数とを最適化する構成として、カーカス層41,42のタイヤ赤道断面での断面積に対してカーカスコード41a,42aの断面積が占める割合を0.4以上にすることが好ましい。即ち、カーカス層41,42のタイヤ赤道断面での断面形状は模式的に図3のようになるが、カーカス層41,42全体の断面積S(図3における長方形部分の面積)と、各カーカスコード41a,42aの断面積s(図3における丸部分の面積の総和)との比s/Sが0.4以上であることが好ましい。尚、複数層のカーカス層4(図3の場合、2層のカーカス層41,42)を有する場合、各層について、この断面積の関係を満たすことが好ましい。
このように断面積比を設定し、コートゴム41b,42bを相対的に少なくしてカーカス層41,42におけるカーカスコード41a,42aの占める割合を多くすることで、縦バネ定数及び横バネ定数を上述の関係を満たすように設定することが出来、これら縦バネ定数及び横バネ定数のバランスを良好にして、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
このとき、カーカス層41,42の断面積に対してカーカスコード41a,42aの断面積が占める割合が0.4より小さいと、縦バネ定数及び横バネ定数を充分にバランス化することが出来ず、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立する効果が充分に得られなくなる。尚、カーカス層41,42の断面積に対するカーカスコード41a,42aの断面積の割合が0.5を超えるとカーカスコード41a,42aをコートゴム41b,42bで充分に被覆することが出来なくなるので、この断面積の割合を0.5以下にすることが好ましい。
本発明においては、縦バネ定数と横バネ定数とを最適化する構成として、ビードフィラー6の高さHFを15mm〜45mmにすることが好ましい。尚、ビードフィラー6の高さHFとは、図1に示すように、ビードフィラー6のタイヤ径方向内側端からタイヤ径方向外側端までのタイヤ径方向の長さである。このようにビードフィラー6の高さを設定することで、縦バネ定数を維持しながら横バネ定数を改善してサイドウォール部2の剛性を最適化して、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。
このとき、ビードフィラー6の高さHFが15mmより小さいと、サイドウォール部2の剛性を充分に高くすることが出来なくなるため、操縦安定性を向上する効果が充分に得られなくなる。逆に、ビードフィラー6の高さHFが45mmより大きいと、サイドウォール部2の剛性が高くなり過ぎて、タイヤが撓み難くなり、ダウンフォースを向上する効果が充分に得られなくなる。
本発明においては、縦バネ定数と横バネ定数とを最適化する構成として、図4,5に示すように、ビードコア5及びビードフィラー6を包み込むように有機繊維コード及び/又は金属コードを配列してなる断面U字状の補強層8を設けることが好ましい。また、この補強層8のタイヤ子午線断面での長さLを60mm以上にすることが好ましい。このような補強層8を設けることで、縦バネ定数を低くしたまま横バネ定数を向上することが出来るので、タイヤの撓みを損なうことなくサイドウォール部2の剛性を高めて、操縦安定性の向上とダウンフォースの向上とを両立し、効果的にラップタイムを短縮することが出来る。尚、補強層8のタイヤ子午線断面での長さLとは、図4,5に示すように、補強層8の一方の端部から他方の端部まで補強層の形状に沿って測定される道のりである。
このとき、補強層8の長さLが60mmより小さいと、この補強層8によるサイドウォール部2の補強効果が充分に得られない為、操縦安定性を向上する効果が充分に得られなくなる。尚、補強層8は、両端部の高さがビードコア5及びビードフィラー6の両側で揃っていても異なっていても良い。また、補強層8の両端部はビードフィラー6のタイヤ径方向外側端部を越えてタイヤ径方向外側まで延在していても構わないが、好ましくは補強層8の長さLが140mm以下であると良い。補強層8の長さLが140mmより大きいとサイドウォール部2の剛性が高くなり過ぎてダウンフォースを向上する効果が充分に得られなくなる。
この補強層8は、有機繊維コード及び/又は金属コードを配列して構成されるが、これらコードはタイヤのラジアル方向に対して20°〜70°の範囲で傾斜していることが好ましい。補強層8を構成するコードの傾斜角度が20°より小さくても、70°より大きくても、ビード部の補強効果が充分に得られない為、操縦安定性を向上する効果が充分に得られなくなる。
この補強層8を構成する有機繊維コードとしては、特にアラミドコード等を好適に用いることが出来る。
上記説明では、レーシングコースを超高速で走行するレーシング用空気入りタイヤを例示したが、本発明の空気入りタイヤは、乗用車用空気入りタイヤ等にも用いることが出来る。
タイヤサイズが300/680R18であり、ナイロンコードを用いた2層のカーカス層と金属コードを用いた2層のベルト層とを備えた空気入りタイヤにおいて、カーカスコードの角度、横バネ定数、縦バネ定数、縦バネ定数に対する横バネ定数の比率(バネ定数比率)、カーカス層全体の断面積に対するカーカスコードの断面積の占める割合(カーカス層断面積比)、ビードフィラー高さHF、補強層の有無、補強層の材質、補強層の長さを表1,2のように異ならせた従来例1、比較例1〜4、実施例1〜12の17種類の試験タイヤを製作した。これら17種類の試験タイヤは、フロントタイヤとして用いる。尚、リアタイヤはタイヤサイズが330/710R18の従来のタイヤを用いる。
これら17種類の試験タイヤについて、下記の評価方法によりラップタイムを評価し、その結果を表1,2に併せて示した。
ラップタイム
各試験タイヤを対応するリムサイズ(フロント:12x18J、リア:13x18J)のホイールに組み付け、空気圧を200kPaとして排気量6Lの市販車ベースの改造車にて,1周約4kmの競技用のクローズドサーキットを走行し、1周にかかる走行時間(秒)を計測した。評価結果は、測定された実数値にて示した。この値が小さいほどラップタイムが小さいことを意味する。
Figure 2014065436
Figure 2014065436
表1,2から判るように、実施例1〜12はいずれもバネ定数比率が本発明の範囲を満たさない従来例1よりもラップタイムを短縮した。特に、横バネ定数、バネ定数比率、カーカス層断面積比、ビードフィラー高さが好ましい範囲を満たす実施例1、2、5、6は効果的にラップタイムを短縮した。更に、ビードコア及びビードフィラーの周りに補強層を設け、その補強層を好ましい構成にした実施例9〜11は、特に効果的にラップタイムを短縮した。
一方、横バネ定数やバネ定数比率が本発明の範囲から外れる比較例1,2はラップタイムが従来例1よりも悪化した。また、カーカスコードの角度が本発明の範囲から外れる比較例3,4はラップタイムを従来例1よりも向上する効果が得られなかった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 補強層

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部に埋設されたビードコアの廻りを該ビードコアの外周側に配置されたビードフィラーを包み込むようにタイヤ内側から外側に向かって折り返された2層以上のカーカス層と、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に位置する1層以上のベルト層とを有し、前記カーカス層に含まれるカーカスコードをタイヤ赤道面に対して76°〜88°の範囲で配列した空気入りタイヤであって、ラテラル荷重5kN負荷時の横バネ定数を0.29kN/mm以上にすると共に、ラジアル荷重5kN負荷時の縦バネ定数に対する前記横バネ定数の比率を0.85以上にしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカス層のタイヤ赤道断面での断面積に対してカーカスコードの断面積が占める割合を0.4以上にしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ビードフィラーの高さを15mm〜45mmにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 有機繊維コード及び/又は金属コードを配列してなる補強層を前記ビードコア及び前記ビードフィラーを包み込むように配置し、該補強層のタイヤ子午線断面での長さを80mm以上にしたことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. レーシング用空気入りタイヤであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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