JP2007245909A - 作業機 - Google Patents

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Kiyoshi Morita
潔 森田
Wataru Nakagawa
渉 中川
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Abstract

【課題】盗難防止機能を備えた作業機の提供。
【解決手段】タイマをセットし(S11)、所定時間が経過したか(S12)、又はエンジンスタータスイッチがオンとなったか否か(S13)を判断する。所定時間が経過した場合(S12:YES)、又はエンジンスタータスイッチがオンとなったと判断した場合(S13:YES)、正当な表示コントローラが接続されているか(S14)、照合プログラムが記憶されているか(S15)、照合プログラムが機能するか(S16)の判断を行う。正当な表示コントローラが接続されていない場合(S14:NO)、照合プログラムが記憶されていない場合(S15:NO)、又は照合プログラムが機能しない場合(S16:NO)、盗難防止に対応していないコントローラに交換された虞があると判断して、エンジンの始動を禁止し(S17)、警報音を出力する(S18)。
【選択図】図12

Description

本発明は、盗難防止機能を備えた作業機に関する。
従来、コンバイン、トラクターなどの作業機において盗難防止装置が搭載されたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
例えば、特許文献1及び特許文献2は、エンジン始動用のスイッチとエンジンスタータとに接続された盗難防止装置が提案されている。外部から入力された暗証番号が正当な番号であるか否かを判定するために、盗難防止装置内部には、予め設定された暗証番号を記憶する半導体メモリと、入力された暗証番号と設定されている暗証番号とを比較する比較手段とを備えている。そして、入力された暗証番号が設定されている暗証番号と異なるものであるとき、エンジンスタータの始動を阻止することで盗難防止を図っていた。
特開平4−70559号公報 特開2004−58720号公報
しかしながら、前述した盗難防止装置は、エンジン始動用のスイッチとエンジンスタータとの双方に外付けされた装置であるため、この盗難防止装置自体が悪意のある第三者によって取り外され、盗難防止機能を持たない別の装置に置き換えられた場合、暗証番号を入力することなくエンジンの始動が可能になるという問題点を有していた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、認証部での認証結果に応じて作業部の動作を制御する作業機において、認証部の動作状況を検出し、認証部が動作しないことを検出した場合、作業部による作業を禁止する構成とすることにより、認証部が悪意のある第三者によって交換された場合には、確実に作業を禁止することにより盗難を防止することができる作業機を提供することを目的とする。
第1発明に係る作業機は、所定の作業を行う作業部と、作業者を特定する情報を受付け、受付けた情報に基づいて作業者の認証を行う認証部とを備え、該認証部での認証結果に応じて前記作業部の動作を制御する作業機において、前記認証部の動作状況を検出する検出手段と、前記認証部が動作しないことを検出した場合、前記作業を禁止すべく前記作業部の動作を制御する手段とを備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、作業者を特定する情報を受付け、受付けた情報に基づいて作業者の認証を行う認証部を備え、この認証部の動作状況を検出し、動作しないことを検出した場合、作業部による作業を禁止する構成とすることにより、認証部そのものが不当なものに交換された場合、認証部の内部プログラムが不正に書き換えられた場合、例えば、エンジンの始動が禁止されるため、作業機の盗難が防止される。
第2発明に係る作業機は、前記検出手段は、所定のコンピュータプログラムが前記認証部に記憶されているか否かを検出する手段を備え、該手段の検出結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする。
第2発明にあっては、所定のコンピュータプログラムが認証部に記憶されているか否かを検出することにより、認証部の動作状況が検出される。すなわち、認証部自体が他の装置に置き換えられた場合、本来存在するはずのコンピュータプログラムが記憶されていないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断し、作業部による作業が禁止される。
第3発明に係る作業機は、前記認証部は、受付けた情報が正当であるか否かを判定するためのコンピュータプログラムを記憶する手段を備え、前記検出手段は、前記認証部に記憶されているコンピュータプログラムが所定の動作を行うか否かを検出する手段を備え、該手段の検出結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする。
第3発明にあっては、認証部に記憶されているコンピュータプログラムが所定の動作を行うか否かを検出することにより、認証部の動作状況が検出される。すなわち、認証部内のコンピュータプログラムが他のものに書き換えられた場合、本来機能するはずのコンピュータプログラムが機能しないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断し、作業部による作業が禁止される。
第4発明に係る作業機は、前記認証部は、自他を識別する識別情報を記憶する手段と、記憶してある識別情報を外部からの要求に応じて出力する手段とを備え、前記検出手段は、前記認証部に対して識別情報を要求する手段と、要求に応じて前記認証部から出力される識別情報が所定の識別情報であるか否かを判断する手段とを備え、該手段の判断結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする。
第4発明にあっては、認証部に対して自他を識別する情報を要求し、その要求に応じて返信される識別情報が所定のものであるか否かを判断することにより、認証部の動作状況が検出される。すなわち、認証部自体が他のものに置き換えられた場合、本来存在するはずの認証部がないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断し、作業部による作業が禁止される。
第1発明による場合は、作業者を特定する情報を受付け、受付けた情報に基づいて作業者の認証を行う認証部を備え、この認証部の動作状況を検出し、動作しないことを検出した場合、作業部による作業を禁止する。したがって、認証部そのものが不当なものに交換された場合、認証部の内部プログラムが不正に書き換えられた場合、例えば、作業部としてのエンジンの始動を禁止することができ、作業機の不正使用や盗難を防止することができる。
第2発明による場合は、所定のコンピュータプログラムが認証部に記憶されているか否かを検出することにより、認証部の動作状況を検出する。したがって、認証部自体が他の装置に置き換えられた場合、本来存在するはずのコンピュータプログラムが記憶されていないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断して作業部による作業を禁止することにより、作業機の不正使用や盗難を防止することができる。
第3発明による場合は、認証部に記憶されているコンピュータプログラムが所定の動作を行うか否かを検出することにより、認証部の動作状況を検出する。したがって、認証部内のコンピュータプログラムが他のものに書き換えられた場合、本来機能するはずのコンピュータプログラムが機能しないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断して作業部による作業を禁止することにより、作業機の不正使用や盗難を防止することができる。
第4発明による場合は、認証部に対して自他を識別する情報を要求し、その要求に応じて返信される識別情報が所定のものであるか否かを判断することにより、認証部の動作状況を検出する。したがって、認証部自体が他のものに置き換えられた場合、本来存在するはずの認証部がないことを検出し、認証部としての動作を実行できないと判断して作業部による作業を禁止することにより、作業機の不正使用や盗難を防止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係るコンバインの平面図であり、図2は同じく左側側面図である。図中1は左右一対の走行クローラ2にて支持された走行機体であり、走行機体1の進行方向右側には、操縦座席、走行機体1を操向操作するための操向ハンドル、刈取作業、脱穀作業、排出作業等を指示するための各種コントローラを備える操縦室3が設けられている。また、その後方には収穫した穀物を貯留するための穀物タンク7が設けられている。更に、操縦室3の下部にはエンジン169(図9参照)が設けられており、エンジン169の動力を走行用ミッションケースを介して走行クローラ2に伝達させることにより、走行機体1を走行させるように構成されている。
走行機体1の前部には、複数組の分草体41、穀稈引起装置42、及び刈刃43、並びに穀稈搬送装置44を備えた刈取部4が昇降シリンダ45を介して昇降可能に装着されている。また、走行機体1の左側には、フィードチェーン51が装備された脱穀装置5が配設されており、刈取部4から搬送された穀稈の根元部をフィードチェーン51にて受け継いで挟持搬送すると共に、その穀稈の穂先部を脱穀装置5内の扱胴52及び処理胴53にて脱穀するようにしている。なお、排藁は、フィードチェーン51の後端で排藁チェーン55に受け継がれ、走行機体1の後端から圃場に排出される。扱胴52の下方には、チャフシーブ等による搖動選別と唐箕ファンの風による風選別とを行うための選別装置56が設けられている。選別装置56にて選別されて集積された穀粒は、図示しない揚穀コンベアによって穀物タンク7内に集められる。穀物タンク7内に集められた穀粒は、エンジン169の動力にて回転するスクリューコンベアを装備した底コンベア71から、排出オーガ8を介して、穀物搬送用のトラックの荷台等に排出される。
次に、操縦室3内に配置されている各種操作用のレバー、スイッチ類の構成について説明する。図3は操縦室3の概略構成を示す斜視図である。運転席31前方のフロントコラム32から突出するハンドル軸には、走行機体1を操向操作するための操向ハンドル33が取付けられている。
フロントコラム32の上端部位には、表示手段としての液晶表示装置60が、平面視で操向ハンドル33における略半円形状のハンドルホイル33aの内側に位置するように取付けられている。この液晶表示装置60は、操向ハンドル33には連結されておらず、フロントコラム32のみに固定されているため、操向ハンドル33を回動させた場合であっても液晶表示装置60は動かないように構成されている。また、操向ハンドル33近傍の左右側方には、操作パネル34,34が配設されている。これらの操作パネル34,34には、選別調節ダイヤル、刈取自動昇降スイッチ等の各種スイッチ類が配置されている。更に、操向ハンドル33のハンドルホイル33a内側の左右対称位置には、機体水平制御用、刈取昇降自動制御用・扱深さ自動制御用などの操作スイッチがそれぞれ設けられている。
運転席31の左方には、前後に長いサイドコラム35が配設されており、このサイドコラム35には、車速を無段階変速させる主変速レバー36、作業状態に応じて走行駆動部の出力及び回転数を所定範囲に設定保持する副変速レバー37が設けられている。これらのレバー36,37は前後回動可能に構成されている。なお、主変速レバー36の握り部36aには、刈取部4を強制的に上昇させるオートリフトスイッチ、刈取部を所定の刈高さまで強制的に下降させるオートセットスイッチ、刈取部4の昇降移動を手動操作するための刈取昇降スイッチ等の複数のスイッチが設けられている。
さらに、副変速レバーの後方部位には作業クラッチレバー38が設けられている。作業クラッチレバー38は平面視逆L字状のガイド溝に沿って移動可能に構成されており、ガイド溝の後端左寄り位置に作業クラッチレバー38が位置するときには、刈取スイッチ及び脱穀スイッチが切り作動して刈取クラッチ「切り」かつ脱穀クラッチ「切り」の状態となる。左右反対側となる後端右寄り位置では脱穀スイッチのみが入り作動して刈取クラッチ「切り」かつ脱穀クラッチ「入り」状態となり、ガイド溝の前端である位置では脱穀スイッチとともに刈取スイッチが入り作動して刈取クラッチ「入り」かつ脱穀クラッチ「入り」の状態となるように構成されている。
図4は操縦室3に設けられている液晶表示装置60の構成を示す模式図である。液晶表示装置60は、文字、記号、画像等の情報を表示できる表示手段としての液晶パネル60aと、これを収納するケース60bとにより構成されている。液晶パネル60aとしては、モノクロ又はカラーのドットマトリクスパネルを用いることができる。
液晶パネル60aは、ケース60b表面の前後左右略中央に配置されている。液晶パネル60aの近傍外周部には、液晶パネル60aに表示する画面の切替操作を行うための画面切替スイッチ61〜64が左右各2つずつ設けられている。画面切替スイッチ61〜64は、一回の押下操作により一つのオンパルス信号が出力されるいわゆるプッシュスイッチであり、ノンロックタイプのものである。
図5は液晶パネル60aに表示される画面の一例を示す模式図である。図5(a)は、各種の設定を行う初期設定メニュー画面を表している。この画面から、「ステアリング右スイッチ設定」、「フィット昇降速度設定」、「エコモード設定」、「盗難防止設定」を行えるようにしている。なお、画面の左上隅、左下隅、右上隅、右下隅に示されているソフトウェアボタンは、それぞれ画面切替スイッチ61〜64に対応しており、各スイッチ61〜64が押下操作された場合、対応したソフトウェアボタンが押下操作されるように構成されている。例えば、図5(a)に示した画面において、画面切替スイッチ62が押下操作された場合、画面左下隅の下向きの矢印キーが押下操作されたこととなり、設定変更の対象を「ステアリング右スイッチ設定」から「フィット昇降速度設定」へ移行させる。
初期設定メニュー画面において「盗難防止設定」が選択され、画面右下隅の決定キーに対応した画面切替スイッチ64が押下操作された場合、液晶パネル60aには、図5(b)に示したような盗難防止設定画面が表示される。盗難防止設定画面では、コンバインを始動させるための暗証番号を設定できるようにしている。暗証番号は、例えば5桁の英数字からなる。この盗難防止設定画面では、上下の矢印キーに対応した画面切替スイッチ61,62が押下操作された場合、入力される英数字が変更され、決定キーに対応した画面切替スイッチ64が押下操作された場合、その桁の入力が決定される。入力された暗証番号のデータは、後述する表示コントローラ110のEEPROM112に格納される。
また、本実施の形態では、コンバインを始動させる際に暗証番号を要求するため、初期画面としては、図5(c)に示したような暗証番号入力画面を表示する。この暗証番号入力画面では、上下の矢印キーに対応した画面切替スイッチ61,62が押下操作された場合、入力される英数字が変更され、決定キーに対応した画面切替スイッチ64が押下操作された場合、その桁の入力が決定される。入力された暗証番号のデータは、後述する表示コントローラ110へ送信され、表示コントローラ110の内部において設定されている暗証番号と照合される。本実施の形態に係るコンバインは、入力された暗証番号の照合が完了し、作業者が認証された場合、始動を許可し、入力された暗証番号を照合できず、作業者を認証できない場合、始動を禁止する。
次に、コンバインの制御系の構成について説明する。図6はコンバインの制御系の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るコンバインの制御系は、表示コントローラ110、コラムコントローラ130、エンジンコントローラ150、走行コントローラ170、及び脱穀コントローラ190の各コントローラと、これらを相互に接続するCAN通信バス100とにより構成されている。
表示コントローラ110は、内蔵された各種ハードウェアを制御するための制御プログラムを格納したEEPROM112を備えている。EEPROM112は、例えば、1024Kバイトの容量を有しており、制御プログラムの他、作業者によって設定された暗証番号データ、及び前述の暗証番号入力画面を通じて入力された暗証番号を照合するための照合プログラムが格納されている。
また、コラムコントローラ130は、内蔵された各種ハードウェアを制御するための制御プログラム、及び表示コントローラ110が正当なコントローラであるか否かの検証、表示コントローラ110のEEPROM112に照合プログラムが格納されているか否かの検証、その照合プログラムが機能するか否かの検証を行う検証プログラムを格納したEEPROM132を備えている。
エンジンコントローラ150,走行コントローラ170,脱穀コントローラ190の各コントローラは、それぞれに内蔵されたハードウェアを制御するための制御プログラムを格納したEEPROM152,172,192を備えている。
以下、各コントローラの構成について説明する。
図7は表示コントローラ110の内部構成、及び表示コントローラ110に接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。表示コントローラ110は、CPU111、EEPROM112、RAM113、CANコントローラ114、入力インタフェース115、出力インタフェース116を備える。
入力インタフェース115に接続されている入力機器としては、前述した液晶表示装置60に設けられている画面切替スイッチ61〜64が挙げられる。また、出力インタフェース116に接続されている出力機器としては、液晶パネル60aが挙げられる。
CPU111は、EEPROM112に格納されている制御プログラムを実行することにより、CANコントローラ114又は入力インタフェース115を通じて入力される信号に従って表示すべき画面を生成し、液晶パネル60aに適宜の情報を表示させる。また、CPU111は、EEPROM112に格納されている照合プログラムを実行して作業者に対する認証を行う。具体的には、図5(c)に示した暗証番号入力画面を通じて入力された暗証番号が、EEPROM112に設定されている暗証番号と一致するか否かの照合を行い、一致すると判断した場合、その作業者を認証する。
図8はコラムコントローラ130の内部構成、及びコラムコントローラ130に接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。コラムコントローラ130は、CPU131、EEPROM132、RAM133、CANコントローラ134、入力インタフェース135、出力インタフェース136を備える。
入力インタフェース135に接続されている入力機器としては、前述した主変速レバー36、副変速レバー37の他、オートリフトスイッチ141、オートセットスイッチ142、刈取昇降スイッチ143、刈取スイッチ144、脱穀スイッチ145、副変速位置検出センサ146などが挙げられる。また、出力インタフェース136に接続されている出力機器としては、ブザー147が挙げられる。
CPU131は、EEPROM132に格納されている制御プログラムを実行することにより、入力インタフェース135を通じて入力された各種の情報をCANコントローラ134を通じて表示コントローラ110に通知すると共に、必要に応じてブザー147を作動させて警報音を出力させる。また、CPU131は、EEPROM132に格納されている検証プログラムを実行することにより、CAN通信バスに接続されている表示コントローラ110が正当なものであるか否かの検証を行う。
図9はエンジンコントローラ150の内部構成、及びエンジンコントローラ150に接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。エンジンコントローラ150は、CPU151、EEPROM152、RAM153、CANコントローラ154、入力インタフェース155、出力インタフェース156を備える。
入力インタフェース155に接続されている入力機器としては、エンジン回転数センサ161、エンジンオイル量センサ162、エンジン水温センサ163、燃料噴射ポンプラック位置センサ164、エンジンスタータスイッチ165などが挙げられる。また、出力インタフェース156に接続されている出力機器としては、燃料噴射ポンプラックアクチュエータ166、エンジンスタータリレー167などが挙げられる。エンジンスタータリレー167に所定の制御信号が入力された場合、エンジンスタータリレー167は、スタータモータ168を駆動し、エンジン169を作動させる。
CPU151は、EEPROM152に格納されている制御プログラムを実行することにより、入力インタフェース155を通じて入力された各種の情報をCANコントローラ154を通じて表示コントローラ110に通知すると共に、必要に応じて燃料噴射ポンプラックアクチュエータ166、エンジンスタータリレー167などを作動させる。
図10は走行コントローラ170の内部構成、及び走行コントローラ170に接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。走行コントローラ170は、CPU171、EEPROM172、RAM173、CANコントローラ174、入力インタフェース175、出力インタフェース176を備える。
入力インタフェース175に接続されている入力機器としては、車速センサ181、走行ハンドルリミットスイッチ182、昇降ポジションセンサ183、超音波センサ184、穀稈搬送センサ185、扱い深さセンサ186などが挙げられる。また、出力インタフェース176に接続されている出力機器としては、扱い深さ制御モータ制御回路187、オーガクラッチモータ制御回路188などが挙げられる。
CPU171は、EEPROM172に格納されている制御プログラムを実行することにより、入力インタフェース175を通じて入力された各種の情報をCANコントローラ174を通じて表示コントローラ110に通知すると共に、必要に応じて扱い深さ制御モータ制御回路187、オーガクラッチモータ制御回路188などへ制御信号を出力する。
図11は脱穀コントローラ190の内部構成、及び脱穀コントローラ190に接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。脱穀コントローラ190は、CPU191、EEPROM192、RAM193、CANコントローラ194、入力インタフェース195、出力インタフェース196を備える。
入力インタフェース195に接続されている入力機器としては、燃料センサ201、車高センサ202、籾流量センサ203、旋回角センサ204、上下回動角センサ205、オーガクラッチセンサ206、扱胴回転センサ207、処理胴回転センサ208、排出オーガ過負荷センサ209、摺動選別過負荷センサ210などが挙げられる。また、出力インタフェース196に接続されている出力機器としては、刈取昇降用油圧シリンダ用電磁ソレノイド211、上下回動用油圧シリンダ用電磁ソレノイド212、FCクラッチ駆動回路213、排出オーガブレーキ214、摺動選別駆動モータ215などが挙げられる。
CPU191は、EEPROM192に格納されている制御プログラムを実行することにより、入力インタフェース195を通じて入力された各種の情報をCANコントローラ194を通じて表示コントローラ110に通知すると共に、必要に応じて刈取昇降用油圧シリンダ用電磁ソレノイド211、上下回動用油圧シリンダ用電磁ソレノイド212、FCクラッチ駆動回路213、排出オーガブレーキ214、摺動選別駆動モータ215などを作動させる。
次に、盗難防止モードの動作状況を検証する際の動作について説明する。図12はコラムコントローラ130のEEPROM132に格納されている検証プログラムの処理手順を説明するフローチャートである。コラムコントローラ130のCPU131は、図に示していないタイマをセットし(ステップS11)、タイマをセットしてから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS12)。所定時間が経過していないと判断した場合(S12:NO)、CPU131は、エンジンスタータスイッチがオンとなったか否かを判断する(ステップS13)。エンジンスタータスイッチがオンとなったか否かの判断は、エンジンコントローラ130から送信されるその旨の信号を、CAN通信バス100を通じて受信したか否かを判断することによって行う。エンジンスタータスイッチがオンとなっていない場合(S13:NO)、CPU131は、処理をステップS12へ戻す。
ステップS12で所定時間が経過したと判断した場合(S12:YES)、又はステップS13でエンジンスタータスイッチがオンとなったと判断した場合(S13:YES)、CPU131は、正当な表示コントローラが接続されているか否かを判断する(ステップS14)。正当な表示コントローラが接続されているか否かの判断は、表示コントローラを識別する固有情報の送信要求をCAN通信バス100を介して送信し、その送信要求に応じて返信される固有情報に基づいて行う。
正当な表示コントローラ(表示コントローラ110とする)が接続されていると判断した場合(S14:YES)、CPU131は、表示コントローラ110のEEPROM112に照合プログラムが記憶されているか否かを判断する(ステップS15)。
表示コントローラ110のEEPROM112に照合プログラムが記憶されていると判断した場合(S15:YES)、その照合プログラムが機能するか否かを判断する(ステップS16)。照合プログラムが機能するか否かは、例えば、予め定めた暗証番号のデータを表示コントローラ110へ送信し、その暗証番号が照合プログラムによって照合されるか否かを判断することによって行う。照合プログラムが機能すると判断した場合(S16:YES)、CPU131は、処理をステップS11へ戻す。
ステップS14で正当な表示コントローラが接続されていないと判断した場合(S14:NO)、ステップS15で照合プログラムが記憶されていないと判断した場合(S15:NO)、又はステップS16で照合プログラムが機能しないと判断した場合(S16:NO)、CPU131は、表示コントローラ110が盗難防止に対応していない別のコントローラに交換された虞があると判断し、エンジンの始動を禁止し(ステップS17)、ブザーを作動させることにより警報音を出力させる(ステップS18)。
なお、本実施の形態では、表示コントローラ110のEEPROM112に照合プログラムを格納し、コラムコントローラ130のEEPROM132に検証プログラムを格納する構成としたが、必ずしもこの組合わせに限定する必要はない。例えば、検証プログラムをエンジンコントローラ150、走行コントローラ170、又は脱穀コントローラ190に格納するようにしてもよい。また、照合プログラムを表示コントローラ110以外のコントローラのEEPROMに格納しておき、表示コントローラ110に入力された暗証番号データを通信によりそのコントローラへ送信して照合を行う構成としてもよい。
本実施の形態に係るコンバインの平面図である。 本実施の形態に係るコンバインの左側側面図である。 操縦室の概略構成を示す斜視図である。 操縦室に設けられている液晶表示装置の構成を示す模式図である。 液晶パネルに表示される画面の一例を示す模式図である。 コンバインの制御系の全体構成を示すブロック図である。 表示コントローラの内部構成、及び表示コントローラに接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。 コラムコントローラの内部構成、及びコラムコントローラに接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。 エンジンコントローラの内部構成、及びエンジンコントローラに接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。 走行コントローラの内部構成、及び走行コントローラに接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。 脱穀コントローラの内部構成、及び脱穀コントローラに接続される入出力機器の構成を示すブロック図である。 コラムコントローラのEEPROMに格納されている検証プログラムの処理手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
60a 液晶パネル
100 CAN通信バス
110 表示コントローラ
111 CPU
112 EEPROM
113 RAM
114 CANコントローラ
115 入力インタフェース
116 出力インタフェース
130 コラムコントローラ
132 EEPROM
150 エンジンコントローラ
170 走行コントローラ
190 脱穀コントローラ

Claims (4)

  1. 所定の作業を行う作業部と、作業者を特定する情報を受付け、受付けた情報に基づいて作業者の認証を行う認証部とを備え、該認証部での認証結果に応じて前記作業部の動作を制御する作業機において、
    前記認証部の動作状況を検出する検出手段と、前記認証部が動作しないことを検出した場合、前記作業を禁止すべく前記作業部の動作を制御する手段とを備えることを特徴とする作業機。
  2. 前記検出手段は、所定のコンピュータプログラムが前記認証部に記憶されているか否かを検出する手段を備え、該手段の検出結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記認証部は、受付けた情報が正当であるか否かを判定するためのコンピュータプログラムを記憶する手段を備え、前記検出手段は、前記認証部に記憶されているコンピュータプログラムが所定の動作を行うか否かを検出する手段を備え、該手段の検出結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  4. 前記認証部は、自他を識別する識別情報を記憶する手段と、記憶してある識別情報を外部からの要求に応じて出力する手段とを備え、前記検出手段は、前記認証部に対して識別情報を要求する手段と、要求に応じて前記認証部から出力される識別情報が所定の識別情報であるか否かを判断する手段とを備え、該手段の判断結果に基づいて前記認証部の動作状況を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07232619A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Nissan Motor Co Ltd 車両盗難防止装置
JP2005263110A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Iseki & Co Ltd 作業車両の制御装置

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