JP2021031854A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機の盗難の防止効果を向上させることができるようにする。【解決手段】作業機は、作業機の情報を表示する表示装置と、認証に関する情報を受付ける入力装置と、第1認証情報を記憶する第1記憶部と、第1記憶部に記憶された第1認証情報と入力装置が受け付けた情報である第2認証情報との認証が成立した場合には表示装置へ正常な作業機の情報を表示させ且つ不成立の場合には表示装置に正常と異なる不正常な作業機の情報を表示させる認証部を有する制御装置と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、建設機械、農業機械、草刈機等の作業機に関する。
従来、作業機の盗難防止装置として特許文献1が知られている。特許文献1の盗難防止装置は、エンジンキーのIDコードを通信手段によりイモビライザ制御部に送信して、イモビライザ制御部に記録したIDコードと照合し、照合が成立したときに、エンジンキーによるエンジンの始動を許可している。
特開2007−90908号公報
特許文献1では、エンジンキーにIDコードを記憶させ、イモビライザ制御部にもIDコードを記憶させることによって、正規のIDコードを有するエンジンキーでなければ、エンジンが始動できない技術である。このように従来の盗難防止装置では、イモビライザ等を用いることによって盗難防止の効果を向上させている。しかしながら、盗難防止を行うために高機能な盗難防止装置を設けた場合であっても、作業機の盗難を低減するには限界があるのが実情である。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の盗難の防止効果を向上させることができる作業機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、以下の技術的手段を講じている。
作業機は、作業機の情報を表示する表示装置と、認証に関する情報を受ける入力装置と、第1認証情報を記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶された第1認証情報と前記入力装置が受け付けた情報である第2認証情報との認証が成立した場合には前記表示装置へ正常な作業機の情報を表示させ且つ不成立の場合には前記表示装置に正常と異なる不正常な作業機の情報を表示させる認証部を有する制御装置と、を備えている。
前記認証部は、前記認証が不成立の場合には、前記表示装置へ警告情報を表示させる。
前記制御装置は、駆動部が駆動した時間を計測し、計測した時間を積算して累積稼働時間とする計測部を有し、前記第1記憶部は、前記作業機の情報として、前記計測部が計測した累積稼働時間を記憶し、前記認証部は、前記認証が不成立の場合には、前記第1記憶部に記憶している前記累積稼働時間とは異なる累積時間に関する情報を表示させる。
作業機は、駆動部に電力を供給する蓄電装置を備え、前記認証部は前記認証が不成立の場合には、前記蓄電装置の電力の残量を正常と異なる不正常な値に表示させる。
前記認証部は、前記認証が不成立の場合には、前記表示装置に、前記作業機の情報である燃料量、水温、エンジン回転数のいずれか1つ又は複数を表示しないようにする。
本発明によれば、作業機の盗難の防止効果を向上させることができる
バックホーの盗難防止システムの概略図である。 制御装置と表示装置及び入力装置間のやりとりを示すフローチャートである。 バックホーの概略側面図である。 表示装置及び入力装置の正面全体を示した図である。 不正常時出力テーブルを示す図である。 入力装置での固有操作と当該操作に対応する通知信号を示す図である。 認証実行後の表示装置の状態を示す図である。 入力画面を表示中の表示装置の状態を示す図である。 草刈機の盗難防止システムの概略図である。 草刈機の概略側面図である。 バックホーの盗難防止システムの変形例を示す図である。
以下、作業機について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図3は、作業機4の全体構成を示す概略側面図である。図3に示す作業機4は、バックホーであるが、当該作業機は、フロントローダ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等のローダ、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、バックホー以外の建設機械、草刈機であってもよい。
先ず、バックホーを例にとり、作業機4の全体構成を説明する。
図3に示すように、作業機4は、走行装置40と、走行装置40の上部に設けられた機体41とを備えている。
走行装置40は、ゴム製履帯を有する走行体42を有している。走行体42は、走行モータで駆動するようにしたクローラ式走行装置である。走行装置40の前部には、ドーザ43が設けられている。
機体41は、旋回台44と、掘削装置等の作業装置45とを備えている。旋回台44は、走行装置40上にベアリング58を介して旋回軸回りに旋回自在に支持されている。作業装置45は、旋回台44の前部に備えられている。旋回台44上には、エンジン,ラジエータ,運転席46,燃料タンク,作動油タンク等が設けられている。
作業装置45は、スイングブラケット47と、ブーム50と、アーム51と、バケット52とを備えている。スイングブラケット47は、支持体48に縦軸回りに揺動自在に支持されている。スイングブラケット47は、旋回台44内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動する。ブーム50は、スイングブラケット47に横軸回りに揺動自在に支持されている。ブーム50は、当該ブーム50とスイングブラケット47との間に介装されたブームシリンダ54の伸縮によって揺動する。アーム51は、ブーム50の先端に横軸回りに揺動自在に支持されている。アーム51は、当該アーム51とブーム50との間に介装されたアームシリンダ55の伸縮によって揺動する。バケット52は、アーム51の先端にスクイ・ダンプ動作可能に設けられている。バケット52は、当該バケット52とアーム51との間に介装されたバケットシリンダ53の伸縮によってスクイ・ダンプ動作される。
図1に示すように、作業機4は、作業機の駆動(作動)に関する様々な制御を行う制御装置30Aを備えている。制御装置30Aは、例えば、オートアイドル制御(AI制御)、流量制御等の様々な制御を行う。なお、バックホーなどの作業機における制御は、下記に説明するものに限定されない。
制御装置30Aには、スイングシリンダ、ブームシリンダ54、アームシリンダ55、バケットシリンダ53などの各種アクチュエータを操作する操作部材(例えば、図3に示す操作レバー72や操作スイッチ)の操作量、ガバナセンサからのガバナ角度(ガバナ位置)、アクセルレバーの操作量(角度)、アイドルスイッチ(AI−SW)のオン/オフ信号、エンジン回転センサからのエンジン回転数などの各種制御信号が入力される。
AI制御は、アーム51(アームシリンダ55)やブーム50(ブームシリンダ54)などを操作する操作部材が操作されているときは、アクセルレバーの操作量に応じてエンジン回転数を増減し、操作部材が操作されていないときは、エンジン回転数をアイドリング状態に固定する。具体的には、制御装置30AによるAI制御では、操作レバー72を中立位置にしてアイドルスイッチのオン信号が入力されると、アクセルレバーの操作量に関わらず、オートアイドルモータにアイドル信号を出力してオートアイドルモータを駆動し、エンジン回転数をアイドル回転数にする。また、制御装置30AによるAI制御では、操作レバー72を前後又は左右に揺動してアイドルスイッチのオフ信号を入力すると、アクセル位置の信号に基づきオートアイドルモータに作動信号を出力してオートアイドルモータを駆動する。オートアイドルモータを駆動するとガバナレバーが作動しエンジン回転数が、アクセルレバーに対応した回転数になる。
流量制御は、操作部材の操作量に応じてアクチュエータを動作させるものである。
制御装置30Aによる流量制御では、例えば、操作レバー72を中立位置より揺動させると、作業機4に設けられた電磁比例弁のソレノイドに、操作レバー72の操作量に対応した所定値の電流(作動信号)を出力する。そうすると、電磁比例弁は電流値(操作量)に応じて開き、アクチュエータに対応する制御弁のパイロット圧が制御され、アクチュエータが動作する。
制御装置30Aは、盗難防止に関する処理を実行可能である。制御装置30Aは、盗難防止の処理において、作業機4に記憶された認証情報と、作業者により入力された認証情報との認証が成立した場合に、エンジン等の駆動部の駆動を許可し、認証が不成立の場合にエンジン等の駆動部の駆動を許可しない。
作業機4は、作業者により入力される認証に関する情報(認証情報)を受け付ける入力装置(受付装置)70を備えている。入力装置70は、運転席46の前方に設けられている。この実施形態では、入力装置70は、表示装置60Aと一体化されている。
図4に示すように、入力装置70は、表示装置60Aに設けられた複数のボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)を有している。複数のボタンスイッチSWは、左右方向に並列に入力装置70に設けられている。SW1,SW2,SW3,SW4,SW5の操作によって、認証情報を入力することができる。
なお、ボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)は、表示装置60Aの操作も行うことができる。例えば、ボタンスイッチSW1は、作業機4の各種設定を行う。ボタンスイッチSW2は、作業モードを吊り下げの作業モードにすることができる。ボタンスイッチSW3は、作業装置45のアーム51の揺動範囲を制限設定することができる。ボタンスイッチSW4は、作業者に表示装置60Aの可変表示部61によって一定の案内(インフォメーション)をすることができる。ボタンスイッチSW5は、表示装置60Aの可変表示部61の表示を切り替えることができる。各ボタンスイッチSWは、上述した機能を有するものに限らず、その他の機能を有するものであってもよい。また、入力装置70の構成自体も、以上に説明したものに限定されない。入力装置70は、
表示装置60Aは、作業機の情報を表示する装置である。例えば、表示装置60Aは、作業機4に搭載された様々な機器(単に機器ということがある)の情報を表示したり、機器の点検(メンテナンス)時期が到来したことを報知したり、機器の各種設定を行うための情報を表示する。
図1,4に示すように、表示装置60Aは、固定表示部62と可変表示部61とを有している。固定表示部62は、警告表示ランプ62aと、オイルランプ62bと、バッテリーランプ62cと、走行ランプ62dとを備えている。固定表示部62が備える各種ランプを一括して警告灯と呼ぶ。
固定表示部62は、各警告灯が点灯及び消灯することにより作業機4の状態を表示する。警告表示ランプ62aは、作業機4の動作時において、点灯することにより注意や警告を促すランプである。オイルランプ62bは、点灯することによりエンジンオイルの不足を示すランプである。バッテリーランプ62cは、点灯することにより電力不足を示すランプである。走行ランプ62dは、点灯することにより作業機4が高速で走行していることを示すランプである。
なお、固定表示部62は、ランプの点灯及び消灯により作業機4に関する情報を示すものであれば、警告表示ランプ62a、オイルランプ62b、バッテリーランプ62c、走行ランプ62d以外のものであってもよい。
可変表示部61は、例えば、液晶により構成されている。可変表示部61は、液晶のドット表示を変更することにより表示する文字や数字、及び図形を変更して、作業機4に関する様々な情報を表示する。
図4に示すように、可変表示部61には、可変表示部61の左側に燃料センサから出力された燃料量を示す燃料計61aを表示し、可変表示部61の右側に水温センサから出力されたエンジン冷却水の水温を示す水温計61bを表示する。また、可変表示部61の中央には、駆動部より出力されたエンジン回転数を示すエンジン回転数61cを表示され、制御装置30Aの第1記憶部33に記憶されている累計稼働時間の情報(累積稼働時間61d)が表示される。可変表示部61の表示形式の一例であり、作業機の情報を表示するものであれば、可変表示部61への表示形式は本表示例に限定されない。また、可変表示部61には作業機4を操作するために必要な情報を表示したり、作業機4の点検項目の点検を報知するための情報を表示したりすることも可能である。
図1に示すように、制御装置30Aは、計測部32と、第1記憶部33と、認証部31とを有している。制御装置30Aは、制御装置30A内に記憶した認証情報と作業者より入力される認証情報との認証が成立すると正常な作業機4の情報を表示装置60Aに表示させる。また、認証が成立しない場合には正常とは異なる不正常な作業機4の情報を表示装置60Aに表示させる。
計測部32は、制御装置30Aに設けられた電気・電子部品、当該制御装置30Aに格納されたプログラム等から構成されている。計測部32は、駆動部が駆動した時間を計測し、計測した時間を積算して累積稼働時間とする。具体的には、計測部32は、イグニッションスイッチ71がオン状態であり且つ駆動部(エンジン)が駆動した際に駆動部より出力される電気信号を受信し、受信時間を積算計測する。前記積算時間は累積稼働時間33bとして第1記憶部33に随時記憶される。なお、累積稼働時間は、イグニッションスイッチ71がオン状態であり且つ制御装置30Aに通知される駆動部のエンジン回転数が0より大きいときの時間を積算計測したものであってもよい。
第1記憶部33は不揮発性のメモリ等で構成されている。第1記憶部33は、第1認証情報33aを記憶する。第1認証情報33aは、作業機4ごとに設定される認証情報である。認証情報は、入力装置70(操作レバー72等の操作部材も含む)の操作順序等をデータ化した情報であって、作業機4ごとにユニークな情報である。
第1記憶部33は、認証ロック状態33cを記憶する。認証ロック状態33cは、過去、作業機4の利用時に認証が不成立となったことがあるかどうかを示す。認証ロック状態33cの値は、作業機4の出荷時にはオフ状態を示している。作業者が認証情報の入力操作に任意の回数連続で失敗したときには、認証ロック状態33cの値はオン状態に変更される。
第1記憶部33は不正常時出力テーブル33dを有する。不正常時出力テーブル33dは、認証が不成立となった場合に、表示装置60Aに表示する情報を表示項目ごとに記憶している。不正常時出力テーブル33dを図5に示す。認証が不成立となった場合には、後述する認証部31が当該テーブルより項目ごとの出力値を取得し、表示装置60Aに表示させる。
認証部31は、制御装置30Aに設けられた電気・電子部品、当該制御装置30Aに格納されたプログラム等から構成されている。
認証部31は、第1認証情報33aと入力装置70が受け付けた第2認証情報との認証が成立した場合には表示装置60Aへ正常な作業機4の情報を表示させ且つ不成立の場合には前記表示装置60Aに正常と異なる不正常な作業機4の情報を表示させる。
次に、認証部31による表示装置60Aの制御について詳しく説明する。認証部31は、イグニッションスイッチ71がオフ状態からオン状態になった際に、図8(a)に示すように、表示装置60Aの可変表示部61に入力画面M1を表示するように表示装置60Aの表示制御部63に出力指示する。その後、作業者による認証情報(第2認証情報)の入力が完了した時点で、第1認証情報33aと第2認証情報の比較を行う。2つの情報が一致している場合には、表示制御部63に正常な作業機4の情報を表示装置60Aに表示するように出力指示する。一致しなかった場合には、表示装置60Aに再入力画面M2を表示するように出力指示し、作業者に再度、認証情報を入力するように促す。任意の入力回数以内に認証が成功しなかった場合には、表示制御部63に正常とは異なる不正常な作業機4の情報を表示装置60Aに表示するように出力指示する。認証後の表示装置60Aの表示例については表示装置60Aの説明にて解説する。
表示装置60Aは、前述した固定表示部62と可変表示部61以外に表示制御部63を有している。
表示制御部63は、表示装置60Aに設けられた電気・電子部品、当該表示装置60Aに格納されたプログラム等から構成されている。
表示制御部63は、制御装置30Aの出力指示に従って表示装置60Aの固定表示部62に備えられた各警告灯の点灯又は消灯を実行する。また、表示制御部63は、制御装置30Aの出力指示に従って、可変表示部61の表示情報(描画データ)を生成し、生成した描画データを表示装置60Aの可変表示部61へ送信する。可変表示部61は当該描画データを元に表示情報を最新の情報に更新する。
具体的には、作業者がイグニッションスイッチ71をオン状態にすると、制御装置30Aの認証部31より表示装置60Aの表示制御部63に対して入力画面M1の出力指示が送信される。出力指示を受信した表示制御部63は入力画面M1の描画データを生成し、表示装置60Aの可変表示部61へ送信する。図8(a)に示すように、描画データを受信した可変表示部61は描画データに基づき、可変表示部61に入力画面M1を表示する。作業者が入力装置70に対して認証情報の入力を行うと、可変表示部61の中央に、作業者が入力装置70で行った認証操作が表示される。作業者が認証情報の入力を完了した時点(図8(a)の図例ではボタンスイッチSW5を押下した時点)で当該認証情報は制御装置30Aの認証部31へ送信され、当該認証部31にて認証確認が実行される。
制御装置30Aの認証部31にて認証が成立した場合(作業者が正しい認証情報を入力した場合)には、制御装置30Aは固定表示部62と可変表示部61の表示項目(各警告灯の明滅状態及び燃料量、冷却水の水温、エンジン回転数、累計稼働時間等)の現在の正常な情報を表示装置60Aの表示制御部63に送信する。表示制御部63は受信した情報に基づき、固定表示部62の各警告灯を点灯又は消灯させる。また、表示制御部63は受信した情報に基づき、可変表示部61の描画データを生成し、生成した描画データを可変表示部61へ送信する。可変表示部61は前記描画データを元に作業機4の現在の状態を表示する。このとき、固定表示部62及び可変表示部61に表示される各機器の状態情報はすべて正しい情報(各機器から制御装置30Aへの入力値)に基づいたものである。このとき、表示装置60Aは図7(a)のような状態となる。
制御部30の認証部31にて認証に失敗した場合には、制御装置30Aより表示装置60Aの表示制御部63に対して再入力画面M2の出力指示が送信される。出力指示を受信した表示制御装部は再入力画面M2の描画データを生成し、表示装置60Aの可変表示部61へ送信する。描画データを受信した可変表示部61は描画データに基づき、図8(b)に示すように、可変表示部61に再入力画面M2を表示する。
作業者の認証情報の誤入力に備え、任意の回数(例えば5回)認証情報の入力に失敗するまでは、可変表示部61に再入力画面M2を表示する。
認証に失敗した回数が任意の回数に達した時点で、制御装置30Aの認証部31は、認証が不成立であったと判断し、制御装置30Aより表示装置60Aの表示制御部63に対して正常とは異なる不正常な作業機4の情報を出力指示する。このときの制御装置30Aの認証部31からの出力内容と当該出力指示に基づいて表示装置60Aが示す表示状態について、以下に4例、例示する。
表示例1として、累積稼働時間61dに異常な情報を表示する表示装置60Aについて解説する。表示例1では、図7(b)に示すように、表示装置60Aの累積稼働時間61dに不正常な情報(通常の作業機4の使用時には到達しない大きな値又は異常を通知する文字列)を表示する。即ち、作業機4の表示装置60Aの累積稼働時間61dには、異常に長い稼働時間が表示されていたり、盗難機であると思わせる文言が表示されていたりする。そのため、転売目的で作業機を盗難した場合に、中古機としての査定が困難になる。その結果、作業機4は売買対象とならない、もしくは異常に安い価格で買い叩かれてしまう。したがって、転売目的等で作業機が盗難されることを防止することができる。
以下に表示例1における制御装置30Aと表示装置60A間のデータのやりとりを解説する。表示例1では、制御装置30Aの認証部31で認証が不成立となったときに、当該認証部31は、第1記憶部33より、図5に示すような不正常時出力テーブル33dを取得する。認証部31は不正常時出力テーブル33dの「累計稼働時間(限定異常)」に設定された「出力値」(表1では99999.9)を取得し、累積稼働時間として前記出力値99999.9を表示装置60Aの表示制御部63へ送信する。なお、上述した例では、累積稼働時間61dのみ異常な情報を表示させるので、他の表示項目(各警告灯の明滅状態及び燃料量、冷却水の水温、エンジン回転数等)については制御装置30Aに入力される正常な情報を表示装置60Aの表示制御部63に送信する。
表示装置60Aの表示制御部63は受信した情報に基づき、固定表示部62の警告灯を点灯又は消灯させる。また、表示制御部63は受信した情報に基づき、可変表示部61の描画データを生成し、生成した描画データを可変表示部61へ送信する。可変表示部61は前記描画データを元に、表示項目の情報を各項目の表示領域上へ表示する。つまり、図7(b)に示すように、表示装置60Aの累計稼働時間61d以外の表示項目には正しい情報(制御装置30Aへの入力値に基づいたもの)が表示されるが、累積稼働時間61dには不正常な値“99999.9”が表示される。
表示例2として、全表示項目に不正常な情報を表示する表示装置60Aについて解説する。表示例2では、図7(c)に示すように、表示装置60Aの固定表示部62及び可変表示部61の各表示項目をすべて不正常な情報で固定表示する。このような場合、表示装置60Aより各機器の正常な状態を見て取ることができないので、盗難された作業機4を継続して運転、操作することができなくなる。それゆえ、表示例2においても、転売等の目的で作業機4が盗難されることを防止することができる。
以下に表示例2における制御装置30Aと表示装置60A間のデータのやりとりを解説する。表示例2では、制御装置30Aの認証部31で認証が不成立となったときに、当該認証部31は、第1記憶部33より不正常時出力テーブル33dを取得する。認証部31は不正常時出力テーブル33dの「燃料量」,「水温」,「エンジン回転数」,「累積稼働時間(全項目異常)」に設定された「出力値」(表1では、燃料量=0.0,水温=128.0,エンジン回転数=888888,累積稼働時間(全項目異常)=88888.8)を取得し、燃料量として0.0,水温として128.0,累積稼働時間として88888.8を表示装置60Aの表示制御部63へ送信する。また、各警告灯については、すべて警告状態である情報を表示装置60Aの表示制御部63へ送信する。
表示装置60Aの表示制御部63は受信した情報に基づき、固定表示部62の各警告灯をすべて点灯状態にする。また、表示制御部63は受信した情報に基づき、可変表示部61の描画データを生成し、生成した描画データを可変表示部61へ送信する。可変表示部61は前記描画データを元に、表示項目の情報を各項目の表示領域上へ表示する。つまり、図7(c)に示すように、可変表示部61の各表示項目には不正常な値が表示されることになる。
表示例3として、全情報を非表示にする表示装置60Aについて解説する。表示例3では、図7(d)に示すように、表示装置60Aの固定表示部62及び可変表示部61の各表示項目の状態をすべて非表示状態にする。
表示例3では、制御装置30Aの認証部31で認証が不成立となったときに、当該認証部31は、表示装置60Aの表示制御部63へ可変表示部61の液晶ドットをすべて同一状態にするように出力指示する。また、認証部31は、表示装置60Aの表示制御部63へ各警告灯については、すべて正常状態である情報を送信する。
表示装置60Aの表示制御部63は受信した情報に基づき、固定表示部62の各警告灯をすべて消灯状態にする。また、表示制御部63は受信した情報に基づき、可変表示部61の描画データを生成し、生成した描画データを可変表示部61へ送信する。可変表示部61には前記描画データを元に、何の情報も表示されもないベタ塗りの画面が表示される。
表示例4として、警告情報を表示する表示装置60Aについて解説する。表示例4では、図7(e)に示すように、表示装置60Aの可変表示部61には警告情報(警告文)を表示する。
表示例4では、制御装置30Aの認証部31で認証が不成立となったときに、当該認証部31は、表示装置60Aの表示制御部63へ可変表示部61の液晶ドットをすべて同一状態にするように出力指示する。次に、認証部31は、第1記憶部33より不正常時出力テーブル33dを取得する。認証部31は不正常時出力テーブル33dの「警告文1」,「警告文2」に設定された「出力値」(表1では、警告文1=WARNING!,警告文2=認証処理に失敗しました・・本作業機は不正なユーザーによって・使用されている恐れがあります)を取得し、警告文1として“WARNING!” ,警告文2して“認証処理に失敗しました・・本作業機は不正なユーザーによって・使用されている恐れがあります” を表示装置60Aの表示制御部63へ送信する。
また、認証部31は、表示装置60Aの表示制御部63へ各警告灯はすべて点滅状態にするよう出力指示する。表示装置60Aの表示制御部63は受信した情報に基づき、固定表示部62の各警告灯をすべて点滅状態にする。また、表示制御部63は受信した情報に基づき、可変表示部61の描画データを生成し、生成した描画データを可変表示部61へ送信する。図7(e)に示すように、可変表示部61には前記描画データを元に、ベタ塗りの背景の上に警告文1と警告文2が記載された警告画面61eが表示される。
なお、作業者により操作する操作機器(操作部材)を入力装置70として用いてもよい。例えば、入力装置70は、ボタンスイッチSW1〜SW5と操作レバー72と走行レバー73とを含んでいる。
作業機4は、製造者によって作業機4の制御装置30Aの第1記憶部33に、機体ごとにユニークな第1認証情報33aが記憶されている。第1認証情報33aは複数個の1〜13の数字から構成されている。例えば、[1・2・6・3・4・13]のような数列である。また、図6に示すように、あらかじめ1〜15の数字に対応する、作業機4の入力装置70の構成機器への固有操作が設定されている。作業者はあらかじめマニュアル等により第1認証情報33aを“作業機の使用前に行う認証操作”という形で教示される。第1認証情報33aが[1・2・6・3・4・13]であった場合、対応する認証操作は、「1.SW1を押す」、「2.SW2を押す」、「3.左操作レバーを前へ」、「4.SW3を押す」、「5.SW4を押す」、「6.右操作レバーを後へ」となる。
作業者が作業機4のイグニッションスイッチ71をオン状態にすると、表示装置60Aの可変表示部61には、図8(c)に示すように、認証情報を入力するための入力画面M3が表示される。作業者は入力画面M3の指示に従い、入力装置70の各操作機器を操作する。
図6に示す操作が行われた時点で、入力装置70から制御装置30Aに対して通知番号が送信される。表示装置60Aに入力画面が表示されている間、制御装置30Aは操作機器への操作(入力)に対して本来割り当てられた機能は実行しない。制御装置30Aは当該通知番号を自身の一時記憶領域に順次記憶していく。入力装置70と制御装置30A間でのデータの送受信を、入力装置70から制御装置30Aに対して通知番号14または15が送信されるまで繰り返す。
入力装置70から制御装置30Aに通知番号14が送信された場合、当該通知は作業者からの直前の操作の取り消し要求である。制御装置30Aは自身の一時記憶領域の最後部に格納された通知番号をひとつ削除し、入力装置70からの通知待ち状態に戻る。
入力装置70から制御装置30Aに通知番号15が送信された場合、当該通知は作業者からの操作完了通知である。その時点でいったん通知番号の受信は終了し、一時記憶領域の情報(連続する数列)を制御装置30Aの認証部31に転送する。以後、認証部31が第1記憶部33より第1認証情報33aを取得し、先ほど受け取った操作情報(第2認証情報)との認証確認を実行する。
なお、入力装置70の構成は本実施形態で解説したものに限定されない。例えば、表示装置60Aの可変表示部61をタッチパネルにすることで、より複雑な入力操作を省スペースで実現できる。また、ボタンスイッチSW横に十字キーボタンを設けることで、認証操作の通知番号を増やす(入力装置70の構成要素が多くなるため、入力する通知番号のバリエーションが多くなり、認証情報のセキュリティ性が向上する)だけでなく、表示装置60Aの可変表示部61の通常操作も簡単に行えるようになる。また、上述した実施形態では、入力装置70は、スイッチ等により第2認証情報を受付ける装置であったが、近距離無線通信などの無線、無線ICカード等で第2認証情報を受付ける装置であってもよい。
図2は、本実施例に表示例1を適用した際の、制御装置30Aと表示装置60A及び入力装置70間のフローチャート、即ち、作業機4の盗難防止方法を示している。図2を用いて、制御装置30Aと表示装置60A及び入力装置70間のやりとりについて詳しく説明する。
図2に示すように、制御装置30Aの認証処理は、入力装置70のイグニッションスイッチ71をオン状態にすることにより開始される(S1)。このとき、制御装置30Aの一時記憶領域に保持される、認証情報の入力回数は0回である。
最初に制御装置30Aの認証部31は第1記憶部33より認証ロック状態33c、即ちこれまでに認証が不成立となったことがあるかどうかの確認を行う(S2)。認証ロック状態33cがオン状態(認証が不成立になった履歴がある)である場合(S2、No)には状態A2へ遷移する。
認証ロック状態33cがオフ状態(認証が不成立になった履歴はない)である場合(S2、Yes)には、制御装置30Aの認証部31は、表示装置60Aの表示制御部63へ入力画面M1の出力指示を行う(S3)。指示を受けた表示装置60Aの表示制御部63は可変表示部61に入力画面M1を表示する(S4)。入力画面M5を目視した作業者は、入力装置70のボタンスイッチSW等を用いて認証情報(第2認証情報)を入力する(S5)。入力した第2認証情報は入力装置70から制御装置30Aへ通知される(S6)。このとき、認証情報の入力回数を1回分加算する。
制御装置30Aの認証部31は第2認証情報を受け取ると、第1記憶部33より第1認証情報33aを取得する(S7)。次に、認証部31は、第1認証情報33aと第2認証情報の比較を行う(S8)。
2つの認証情報が一致した場合(S8、Yes)には、制御装置30Aの認証部31は正常な情報の出力指示を行う。具体的にいうと、当該認証部31は第1記憶部33より累積稼働時間33bを取得し(S9)、制御装置30Aへの他の入力情報(各警告灯の明滅状態及び燃料量、冷却水の水温、エンジン回転数等)と合わせて表示装置60Aの表示制御部63へ送信し、送信データの出力指示を行う(S14)。
2つの認証情報が一致しなかった場合(S8、No)には、制御装置30Aの認証部31は認証情報の入力回数が入力制限回数(例えば5回)に達していないか確認する(S10)。入力回数が入力制限回数未満の場合(S10、No)、状態A1へ再遷移する。
入力回数が入力制限回数に達している場合(S10、Yes)、認証部31は第1記憶部33の認証ロック状態33cをオン状態に設定する(S11)。ちなみに認証ロック状態33cは作業機4の出荷の際にはオフ状態に設定されている。
続けて、制御装置30Aの認証部31は不正常な情報の出力指示を行う。具体的にいうと、当該認証部31は第1記憶部33より不正常時出力テーブル33dを取得し(S12)、前記テーブルより項目:累計稼働時間(限定異常)の出力値を取得し、累積稼働時間61dの表示情報とする(S13)。認証部31は、前述の累積稼働時間を制御装置30Aへの他の入力情報と合わせて表示装置60Aの表示制御部63へ送信し、送信データの出力指示を行う(S14)。
表示装置60Aの表示制御部63は制御装置30Aの認証部31から出力指示を受けると、S14の送信データを元に表示装置60Aの固定表示部62と可変表示部61の表示状態を更新する。その結果、表示装置60Aの状態は、認証成立時には図7(a)のように、認証不成立時には図7(b)のようになる。
なお、本フローチャートに従うと、制御装置30Aの認証部31にて、一度認証が不成立になると、作業機4は次回起動時から無条件で表示装置60Aに不正常な情報を表示するようになる。一度認証が不成立になっても、作業機4の起動時には認証処理を毎回実行したい場合には、図2のフローチャートのS2:認証ロック状態33cの確認処理をスキップするようにフローチャートを変更すればよい。
上述した実施形態では、バックホーを例にとり説明をしたが、図9及び図10に示すように、乗用等の草刈機であってもよい。
作業機4は、例えば、乗用の草刈機であって、機体41と、走行装置40と、作業装置455とを備えている。走行装置40は、機体41に設けられた前輪及び後輪を有している。作業装置45は、電動モータ85等の動力によって駆動可能な装置であり、例えば、電動モータ85の動力により駆動して草刈を行う刈取装置である。作業装置45は、機体41等に回転自在に支持された回転軸80と、回転軸80に設けられた刈刃(カッター)81とを有している。この実施形態では、作業装置45は、複数の回転軸80と、回転軸80のそれぞれに取付けられた複数の刈刃81を有する構成となっている。この実施形態では、図10に示すように、作業装置45は、3つの回転軸80a、80b、80cと、3つの刈刃81a、81b、81cを含んでいる。なお、電動モータ85は、機体41の後部に設けられた蓄電装置86の電力により駆動する。
図9に示すように、草刈機は、制御装置30Bと、表示装置60Bと、入力装置70とを備えている。制御装置30Bは、機体41に支持された操縦レバー等の操作部材に基づいて電動モータ85等を制御する。表示装置60Bは、表示制御部63と、可変表示部61と、固定表示部62とを備えている。可変表示部61及び固定表示部62は、草刈機に関する様々な情報を表示する。可変表示部61は、例えば、電動モータ85の回転数、蓄電装置86の電力の残量(バッテリー残量)を表示する。固定表示部62は、警告等を表示する。
なお、可変表示部61及び固定表示部62は、草刈機の様々な情報を表示する点で上述したバックホーとは異なるものの動作は上述した実施形態と同じである。表示制御部63は、可変表示部61及び固定表示部62の表示を制御するものであるが、動作は上述した実施形態と同様である。
入力装置70は、複数のボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)を有している。複数のボタンスイッチSWは、左右方向に並列に入力装置70に設けられている。SW1,SW2,SW3,SW4,SW5の操作によって、認証情報を入力することができる。
制御装置30Bは、認証部31と、第1記憶部33とを有している。制御装置30Bは、第1認証情報と第2認証情報との認証が成立すると、電動モータ85の駆動を許可する。また、認証部31は、第1認証情報と第2認証情報とが対応付けられていない場合、認証が不成立であると判断し、電動モータ85の駆動を許可しない。
例えば、蓄電装置86とインバータ87との間にON/OFFに切り換え可能なリレー等から構成される第1切換部89Aが接続されている。認証部31は、認証が成立した場合、第1切換部89AをOFFからONに切り換え、蓄電装置86の電力がインバータ87に供給できるようにする。一方、認証部31は、認証が不成立の場合、第1切換部89AをOFFに保持し、蓄電装置86の電力がインバータ87に供給できないようにする。
なお、図9に示すように、例えば、インバータ87と、電動モータ85との間にON/OFFに切り換え可能なリレー等から構成される第2切換部89Bを接続してもよい。この場合、認証部31は、認証が成立した場合、第2切換部89BをOFFからONに切り換え、インバータ87から出力した電力(制御信号)が電動モータ85に供給できるようにする。一方、認証部31は、認証が不成立の場合、第2切換部89BをOFFに保持し、蓄電装置86の電力が電動モータ85に供給できないようにする。
認証部31によって認証が不成立の場合は、表示制御部63の制御によって可変表示部61に、バッテリー残量の不正常な情報を表示する。例えば、バッテリー残量が十分であるにも関わらず、可変表示部61にバッテリー残量を低く表示したり、バッテリー残量が少ないのにも関わらず、可変表示部61にバッテリー残量を多く表示する。このようにすれば、蓄電装置86の正確なバッテリー残量を把握することができないため、不正に草刈機を盗難することを抑制することができる。なお、草刈機においても上述した表示例2〜4を適用してもよい。
図11は、バックホーの盗難防止システムの変形例を示している。
図11に示すように、盗難防止システムは、駆動キー100を備えている。駆動キー100は、予め設定された認証情報(第2認証情報)を記憶する記憶部101と、記憶部101に記憶された第2認証情報を作業機4に送信する通信部102とを備えている。作業機4は、第2認証情報を受信する通信部103を備えている。なお、通信部103は、第2認証情報を受付けるため、上述した入力装置70の1つである。
駆動キー100が作業機4に対して所定の距離に近づくと、駆動キー100の通信部102は第2認証情報を作業機4の通信部103に送信する。制御装置30Aは、作業機4に記憶された第1認証情報と、駆動キー100から送信された第2認証情報との認証が成立すると、エンジン等の駆動部の駆動を許可し、認証が不成立の場合にエンジン等の駆動部の駆動を許可しない。駆動キー100の通信部102と、作業機4の通信部103とは定期的に通信を行い、制御装置30Aは、接続が続いていることを確認する(通信状態を監視する)。ここで、エンジンが駆動している状態で駆動キー100の通信部102と作業機4の通信部103との通信が所定時間以上(予め定められた時間以上)途絶えると、表示装置60Aは、上述したような警告などを表示する。或いは、制御装置30Aは、作業機4の通信部103に対して、サーバ、携帯端末等の外部に盗難された可能性がある旨の情報を送信する。或いは、駆動キー100の異常が検出された場合、制御装置30Aは、作業機4の通信部103に対して、サーバ等の外部に盗難された可能性がある旨の情報を送信する。
これによれば、エンジンの駆動時等に駆動キー100と作業機4との通信を監視することによって作業機等の盗難防止を行うことができる。なお、上述した実施形態は、草刈機にも適用可能である。
なお、上述した実施形態では、スイッチ入力により第2認証情報を受付けていたがこれに限定されず、無線やタグでも良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4 :作業機
30 :制御部
30A :制御装置
30B :制御装置
31 :認証部
32 :計測部
33 :第1記憶部
33a :第1認証情報
33b :累積稼働時間
60A :表示装置
60B :表示装置
61c :エンジン回転数
61d :累積稼働時間
70 :入力装置
86 :蓄電装置
101 :記憶部

Claims (5)

  1. 作業機の情報を表示する表示装置と、
    認証に関する情報を受付ける入力装置と、
    第1認証情報を記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶された第1認証情報と前記入力装置が受け付けた情報である第2認証情報との認証が成立した場合には前記表示装置へ正常な作業機の情報を表示させ且つ不成立の場合には前記表示装置に正常と異なる不正常な作業機の情報を表示させる認証部を有する制御装置と、
    を備えている作業機。
  2. 前記認証部は前記認証が不成立の場合には、前記表示装置へ警告情報を表示させる請求項1に記載の作業機。
  3. 前記制御装置は駆動部が駆動した時間を計測し、計測した時間を積算して累積稼働時間とする計測部を有し、
    前記第1記憶部は、前記作業機の情報として、前記計測部が計測した累積稼働時間を記憶し、
    前記認証部は前記認証が不成立の場合には、前記第1記憶部に記憶している前記累積稼働時間とは異なる累積時間に関する情報を表示させる請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 駆動部に電力を供給する蓄電装置を備え、
    前記認証部は前記認証が不成立の場合には、前記蓄電装置の電力の残量を正常と異なる不正常な値に表示させる請求項1〜3のいずれかに記載の作業機。
  5. 前記認証部は前記認証が不成立の場合には、前記表示装置に、前記作業機の情報である燃料量、水温、エンジン回転数のいずれか1つ又は複数を表示しないようにする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機。
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