JP6935322B2 - 作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法 - Google Patents

作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法に関する。
従来、車両と携帯端末との間で通信を行う技術として特許文献1が知られている。特許文献1では、車両コンピュータ側からアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を携帯端末に送信し、アプリケーション識別子を受信した携帯端末はアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを決定した後に、アプリケーションを起動したあと、携帯端末側から車両コンピュータに対してアプリケーションに関係するデータを送信している。
米国特許第9363318号公報
特許文献1では、車両コンピュータがアプリケーション識別子を携帯端末に送信することにより、当該携帯端末側でアプリケーションを起動することができるものの、携帯端末が車両コンピュータ側からデータを取得することができないのが実情である。特に、作業機においては、携帯端末が作業機側からのデータを必要なときに取得することが必要であるが、特許文献1のシステムでは作業機のデータを携帯端末が取得することができない。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、携帯端末が作業機側から簡単にデータを取得することができる作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の構成を達成するために以下の技術的手段を採用している。
作業機の通信システムは、作業機に設けられた通信装置と、前記通信装置に接続可能な携帯端末とを備えた作業機の通信システムであって、前記通信装置は、前記携帯端末で実行させるアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定し、前記アプリケーション識別子を含むBLE(Bluetooth Low Energy)に準拠するビーコンを前記携帯端末に送信し、前記アプリケーションは、前記作業機の機械情報を収集する収集アプリケーション、前記作業機のエンジンの始動を実行する始動アプリケーション、及び前記作業機の警告を報知する報知アプリケーションからなる群の中から選択された少なくとも1つであり、前記携帯端末は、前記アプリケーション識別子を含むビーコンの受信を契機として、前記アプリケーション識別子に対応する前記アプリケーションを起動していない状態から起動した後、前記通信装置との接続を要求し、前記通信装置は、前記携帯端末に認証情報を要求し、記携帯端末は、ユーザにより入力された前記認証情報を前記通信装置へ送信し、前記通信装置は、前記認証情報を認証してペアリングを行った後、前記作業機に関するデータを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、起動された前記アプリケーションで前記データを処理する
前記データは、前記作業機に関する機械情報を含み、前記携帯端末は、起動された前記収集アプリケーションで前記機械情報を収集する
前記機械情報は、前記作業機のエンジンが駆動している時間を示す
前記通信装置は、前記携帯端末に送信していない前記機械情報の容量が所定値以上である場合に前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を設定する
前記通信装置は、前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を定期的に設定する
前記データは、前記作業機のエンジンの始動に関する始動情報を含み、前記携帯端末は、起動された前記始動アプリケーションで前記作業機の前記エンジンを始動させる
前記データは、前記作業機の故障及び/又は警告に関する報知情報を含み、前記携帯端末は、起動された前記報知アプリケーションで前記作業機の故障及び/又は警告をユーザに報知する
作業機の通信処理方法は、作業機に設けられた通信装置と前記通信装置に接続可能な携帯端末との間の通信処理方法であって、前記通信装置が、前記携帯端末で実行させるアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定するステップと、前記アプリケーション識別子を含むBLE(Bluetooth Low Energy)に準拠するビーコンを前記通信装置から前記携帯端末に送信するステップと、前記アプリケーションは、前記作業機の機械情報を収集する収集アプリケーション、前記作業機のエンジンの始動を実行する始動アプリケーション、及び前記作業機の警告を報知する報知アプリケーションからなる群の中から選択された少なくとも1つであり、前記携帯端末は、前記アプリケーション識別子を含むビーコンの受信を契機として、前記アプリケーション識別子に対応する前記アプリケーションを起動していない状態から起動した後、前記携帯端末と前記通信装置との接続を要求するステップと、前記携帯端末に認証情報を前記通信装置から要求するステップと、ユーザにより入力された前記認証情報を前記携帯端末から前記通信装置へ送信するステップと、前記認証情報を認証して前記通信装置と前記携帯端末とのペアリングを行った後、前記作業機に関するデータを前記通信装置から前記携帯端末に送信するステップと、前記携帯端末により、起動された前記アプリケーションで前記データを処理するステップと、を備える
本発明によれば、携帯端末が作業機側から簡単にデータを取得することができる。
作業機のデータ通信システムの概略図である。 アドバタイズパケットP1の概略図である。 アプリケーションの一例を示す図である。 複数のアプリケーションと、アプリケーション識別子との関係を示す図である。 通信装置と携帯端末との接続の流れを示すフローチャートである。 作業機の概略側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図5は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。この実施形態では、作業機1としてバックホーを例示しているが、作業機は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ等であってもよい。
先ず、作業機1の全体構成を説明する。
図5に示すように、作業機1は、機体2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には運転席6が設けられている。
本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座した運転者(オペレータ)の前側(図5の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図5の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図5の手前側)を左方、運転者の右側(図5の奥側)を右方として説明する。
また、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図5に示すように、走行装置3は、左側に設けられた走行体3Lと、右側に設けられた走行体3Rとを有する。走行体3L及び走行体3Rは、クローラ式の走行装置である。走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。ドーザ装置7は、ドーザシリンダを伸縮することにより昇降(ブレードを上げ下げ)させることができる。
機体2は、旋回台であって、走行装置3上に旋回ベアリング8を介して縦軸(上下の方向に延伸する軸心)回りに旋回自在に支持されている。機体2は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)からなる旋回モータによって旋回駆動される。機体2は、縦軸回りに旋回する旋回基板9と、ウエイト10とを有している。旋回基板9は、鋼板等から形成されており、旋回ベアリング8に連結されている。ウエイト10は、機体2の後部に設けられている。機体2の後部には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
機体2は、機体幅方向の中央のやや右寄りの前部に支持ブラケット13を有している。支持ブラケット13には、スイングブラケット14が、縦軸回りに揺動自在に取り付けられている。スイングブラケット14には、作業装置4が取り付けられている。
図5に示すように、作業装置4は、ブーム15と、アーム16と、バケット(作業具)17とを有している。ブーム15の基部は、スイングブラケット14に横軸(機体幅方向に延伸する軸心)回りに回動自在に枢着されている。これによって、ブーム15が上下に揺動自在とされている。アーム16は、ブーム15の先端側に横軸回りに回動自在に枢着されている。これによって、アーム16が前後或いは上下に揺動自在とされている。バケット17は、アーム16の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。作業機1は、バケット17に代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(予備アタッチメント)を装着することが可能である。他の作業具(予備アタッチメント)としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
スイングブラケット14は、機体2内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動自在とされている。ブーム15は、ブームシリンダC3の伸縮によって揺動自在とされている。アーム16は、アームシリンダC4の伸縮によって揺動自在とされている。バケット17は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)C5の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作自在とされている。ドーザシリンダ、スイングシリンダ、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。キャビン5内の運転席6の左側には、操縦装置19Lが設けられ、運転席6の右側には、操縦装置19Rが設けられている。
図1に示すように、作業機1は、制御装置30を有している。制御装置30は、作業機1に関する制御を行う装置であって、例えば、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御、盗難防止制御などの様々な制御を行う。
制御装置30には、各種センサが接続され、センサで検出された値(信号)が入力される。例えば、制御装置30には、ポジションセンサ等で検出された操縦装置(操縦装置19L、操縦装置19R)の操作量、ガバナセンサで検出されたガバナ角度(ガバナ位置)、ポジションセンサ等で検出されたアクセルの操作量、回転センサ等で検出されたエンジン回転数、角度センサ等で検出されたアームの角度及びブームの角度が入力される。
制御装置30は、油圧制御では、操縦装置19L,19Rの操作量に応じて比例電磁弁等に制御信号を出力し、比例電磁弁の開度を設定することで、比例電磁弁に接続された流量制御弁を制御する。即ち、油圧制御では、油圧アクチュエータ(スイングシリンダ、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダ)を制御する流量制御弁を制御する。
制御装置30は、オートアイドル制御では、操縦装置19L、19Rが操作されているときは、アクセルの操作量に応じた制御信号をエンジンに出力することでエンジン回転数を増減し、操縦装置19L、19Rが操作されていないときは、アイドリング回転数を示す制御信号をエンジンに出力することにより、エンジン回転数をアイドリング状態に固定する。
制御装置30は、ブーム高さ制御では、ブーム15の高さが予め設定されたブームの高さの上限値になったときに操縦装置19L、19Rの操作に関わらずブーム15の上げ動作を停止する。即ち、ブーム高さ制御では、ブーム15を上げ動作時のブームの角度が上限値に達した際には、ブームシリンダC3に対応する流量制御弁を制御することでブームの上げ動作を停止させる。
制御装置30は、アームの角度制御では、アームの角度が予め設定されたアームの角度(アーム角度)の上限値又は下限値となったときに操縦装置19L、19Rの操作に関わらずアーム16の掻き込み動作を停止する。即ち、アーム角度制御では、アーム16の掻き込み動作時のアーム角度が上限値又は下限値に達した際は、アームシリンダC4に対応する流量制御弁を制御することでアーム16の掻き込み動作を停止する。
制御装置30は、盗難防止制御では、携帯端末50等の外部から送信された認証情報(第1認証情報)と、予め登録された認証情報(第2認証情報)が成立した場合に、原動機E1、エンジンの始動を許可することでエンジンを駆動する。また、制御装置30は、盗難防止制御では、第1認証情報と第2認証情報との認証が成立しない場合、エンジンの始動を許可せず、エンジンの始動を行わない。
以上のように、制御装置30によって、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御、盗難防止制御などの様々な制御を行うことができる。なお、上述した制御は一例であって限定されず、制御装置30は作業機1の態様に応じて必要な制御を実行する。
制御装置30は、記憶部(記憶装置)33と、計時部34とを有している。計時部34は、制御装置30に設けられた電気・電子部品、当該制御装置30に格納されたプログラム等から構成されている。計時部34は、エンジン回転センサで検出されたエンジン回転数が制御装置30に時点(駆動開始)から制御装置30へのエンジン回転数の入力が終了する時間(駆動終了)するまでの稼働時間を演算する。言い換えれば、計時部34は、エンジンの駆動している時間(経過時間)をタイマ等により求める。例えば、9時から12時までの間にエンジンが連続して駆動した場合は、稼働時間(経過時間)は3時間である。計時部34は、エンジンの駆動(エンジンの駆動開始からエンジンの駆動終了)毎に、演算した稼働時間を累積することにより、累積稼働時間(アワメータ)を求める。この実施形態では、エンジンの駆動開始から駆動終了までの稼働時間の累積値を累積稼働時間としているが、エンジン以外の駆動部品が駆動した時間を累積稼働時間(アワメータ)としてもよく、エンジンに限定されない。記憶部33は、不揮発性のメモリ等から構成され、計時部34が計時した累積稼働時間を記憶する。
図1に示すように、作業機1は、通信装置40を有している。通信装置40は、作業機1のデータ(情報)を当該作業機1の外部に出力したり、外部のデータを作業機1に取り込む装置である。通信装置40は、第1通信部41を有している。第1通信部41は、携帯端末50と接続可能である。第1通信部41は、例えば、通信規格IEEE802.15.1シリーズのBluetooth(登録商標)の仕様におけるBluetooth(登録商標) Low Energyに準拠する通信方式のビーコンを携帯端末50に送信可能である。第1通信部41によって送信されるビーコンは、iBeacon(登録商標)である。図2Aに示すように、iBeaconによって、アドバタイズパケットP1が送信される。アドバタイズパケットP1は、サービスUUID(Service Universally Unique Identifier)と、iBeacon特有のiBeaconUUIDとが含まれている。
iBeaconUUIDには、アプリケーション識別子が設定される。アプリケーション識別子とは、複数用意されているアプリケーション(アプリケーションソフトウェア)を識別するための情報である。複数のアプリケーション毎に、アプリケーション識別子が割り当てられている。この実施形態では、例えば、図2Bに示すように、複数のアプリケーションとして、作業機の機械情報を収集する収集アプリケーション、作業機の駆動部の始動の可否を行う始動アプリケーションとが用意されている。
通信装置40は、収集部42と、記憶部(記憶装置)43とを有している。収集部42は、通信装置40に設けられた電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。収集部42は、作業機に関する機械情報を収集する。具体的には、通信装置40と、作業機1に設けられた制御装置30、センサ等の機器は通信ラインL1等により接続されていて、収集部42は、通信ラインL1に流れる様々な信号(データ)を機械情報として取得する。詳しくは、収集部42は、制御装置30によってオートアイドル制御、ブーム高さ制御、アーム高さ制御等の制御を行っている状況における各種センサからの信号、累積稼働時間等を機械情報として収集する。上述した実施形態では、制御装置30が制御を行っている場合の信号及び累積稼働情報を機械情報としているが、収集部42が収集する機械情報は限定されない。収集部42は、作業機1に搭載した機器の故障、警告関する情報を機械情報として収集してもよいし、作業機1の機器の設定値等を機械情報として収集してもよく、作業機1に関する情報であれば何でもよい。
記憶部43は、不揮発性のメモリ等から構成されていて、収集部42が収集した機械情報を一時的に記憶する。記憶部43に一時的に記憶された機械情報、即ち、収集部42が収集した機械情報は、通信装置40(第1通信部41)によって携帯端末50に送信される。
通信装置40は、識別子設定部45を有している。識別子設定部45は、通信装置40に設けられた電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。
識別子設定部45は、複数のアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定する。例えば、識別子設定部45は、記憶部43に記憶している全ての機械情報(全機械情報)のうち、携帯端末50へ未送信である機械情報(未送信情報)のデータ容量が所定以上であり、未送信情報の取得を携帯端末50に要求する場合、収集アプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定する。また、識別子設定部45は、原動機E1が始動していない状態において、携帯端末50に第1認証情報の送信を要求する場合、始動アプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定する。以下、説明の便宜上、収集アプリケーションに対応するアプリケーション識別子のことを「収集識別子」、始動アプリケーションに対応するアプリケーション識別子のことを「始動識別子」ということがある。
第1通信部41は、識別子設定部45で設定されたアプリケーション識別子を含むビーコンを携帯端末50に送信する。第1通信部41は、例えば、識別子設定部45が収集識別子を設定した場合、収集識別子を含むビーコンを送信し、識別子設定部45が始動識別子を設定した場合、始動識別子を含むビーコンを送信する。
また、通信装置40は、第1処理部46を有している。第1処理部46は、通信装置40に電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。第1処理部46は、携帯端末50と通信装置40とのペアリング処理を行う。
携帯端末50は、タブレット、スマートフォン、PDA等であって持ち運びが可能な携帯端末である。携帯端末50は、作業機1に設けられた通信装置40に接続可能であって、様々なデータ(情報)を通信装置40との間で送受信可能である。携帯端末50は、第2通信部51を有している。第2通信部51は、近距離、長距離の通信を行う通信モジュール等で構成され、例えば、通信規格IEEE802.15.1シリーズのBluetooth(登録商標)の仕様におけるBluetooth(登録商標) Low Energy等によって通信装置40と無線通信を行う。なお、第2通信部は、携帯電話通信網、データ通信網等によって無線通信を行うものであってもよい。
第2通信部51は、第1受信部51Aと、第2受信部51Bとを有している。第1受信部51A及び第2受信部51Bは、第2通信部51を構成する電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。第1受信部51Aは、通信装置40から送信されたアプリケーション識別子を含むビーコンを受信する。第2受信部51Bは、通信装置40から送信された作業機に関するデータを受信する。
携帯端末50は、記憶部(記憶装置)52と、表示部(表示装置)53と、演算部(演算装置)54とを有している。記憶部52は、不揮発性のメモリであって、通信装置40から受信した機械情報、様々なアプリケーションソフトウェア(アプリ)、iOS等のオペレーションシステム(OS)等を記憶する。表示部53は、様々な情報を表示することが可能であって、液晶パネル等から構成されている。演算部54は、CPU、携帯端端末50に設けられた電気・電子部品等から構成されており、演算部54は、携帯端末50の様々な処理を行う。演算部54は、第2処理部54A、起動部54Bを有している。第2処理部54A及び起動部54Bは、演算部54等に格納されたプログラム等から構成されている。第2処理部54Aは、携帯端末50と通信装置40とのペアリング処理を行う。起動部54Bは、アプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動する。
図4は、通信装置40と携帯端末50との接続のフローチャートを示している。図4を用いて通信装置40と携帯端末50との接続、識別子設定部45、第1処理部46、第2処理部54A、起動部54Bについて詳しく説明する。
通信装置40にバッテリー等からの電力が供給された状態では、当該通信装置40のビーコンを不定期又は定期的に送信することができる。例えば、作業機1のイグニッションスイッチがOFF又はONのいずれの状態でも通信装置40には電力が供給されている。
まず、電源供給状態では、通信装置40の識別子設定部45は、必要に応じてアプリケーション識別子を設定する(S1:識別子設定処理)。識別子設定処理S1では、例えば、記憶部43の全機械情報のうち、携帯端末50へ未送信である未送信情報のデータ容量が所定以上である場合、アドバタイズパケットP1のiBeaconUUIDに、収集識別子を設定する。なお、上述した実施形態では、未送信情報のデータ容量が所定以上である場合に収集識別子を設定しているが、これに限定されず、不定期又は定期的に収集識別子を設定してもよい。
また、識別子設定処理S1において、エンジンの始動が行われていない状況下(エンジンの駆動が停止した状態)で、エンジンを駆動する場合、アドバタイズパケットP1のiBeaconUUIDに、始動識別子を設定する。
アプリケーション識別子の設定が完了すると、通信装置40は、収集識別子を含むアドバタイズパケットP1を外部に送信する(S2)。アドバタイズパケットP1の通信領域(アドバタイズパケットP1の受信可能な領域)に携帯端末50が存在する場合、第2通信部51の第1受信部51Aは、アドバタイズパケットP1を受信する(S3)。第1受信部51AによってアドバタイズパケットP1を受信後(S3後)、携帯端末50の起動部54Bは、アドバタイズパケットP1のアプリケーション識別子を参照する(S4)。起動部54Bは、参照したアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動する(S5)。例えば、アプリケーション識別子が収集識別子である場合、起動部54Bは、収集アプリケーションを起動する。演算部54は、アプリケーションの起動後、起動したアプリケーションに応じて処理を実行する(アプリケーション処理)。
次に、収集アプリケーションが起動したことを前提に、アプリケーション処理について詳しく説明する。
アプリケーション処理では、まず、ペアリング処理として、携帯端末50の第2処理部54Aは接続要求を行う指令を第2通信部51に通知し、当該第2通信部51は通信装置40に対して接続要求を実行する(S6)。通信装置40の第1通信部41が接続要求を受信すると、通信装置40の第1処理部46は、携帯端末50の第2処理部54Aからの接続要求に応じて、ペアリング処理として、第3認証情報の要求を行う指令を通信装置40の第1通信部41に行い、当該第1通信部41は携帯端末50に第3認証情報の要求を行う(S7)。第3認証情報とは、通信装置40と携帯端末50とのペアリングの認証に必要な情報であって、予め定められた英数字等の文字である。
携帯端末50の第2通信部51が第3認証情報の要求を受信すると、携帯端末50の第2処理部54Aは、通信装置40の第1処理部46による第3認証情報の要求に応じて、図3に示すように、表示部53に第3認証情報を入力する入力画面M1を表示する(S8)。入力画面M1への第3認証情報の入力が完了すると、携帯端末50の第2処理部54Aは、第1通信部41に第3認証情報を通知し、当該第1通信部41は、通信装置40に第3認証情報を送信する(S10)。
つまり、携帯端末50は、ペアリング処理としてアプリケーションの起動後(S5後)、通信装置40に接続要求を行い(S6)、ペアリング処理として通信装置40は携帯端末50に対して、第3認証情報を要求する(S7)。また、携帯端末50は、通信装置40からの第3認証情報の要求に応じて第3認証情報を入力する入力画面M1を表示する(S9)。
通信装置40の第1処理部46は、第3認証情報を受信すると、受信した第3認証情報と予め記憶部43に記憶されている第4認証情報とが関連付けられているか否かの判断する、即ち、受信した第3認証情報の妥当性を確認する(S10)。第1処理部46は、第3認証情報が妥当であると判断する、即ち、第3認証情報と第4認証情報との認証が成立すると(S10、Yes)、ペアリングが成立したと判断する(S11)。なお、第4認証情報とは、認証に必要な情報であって、予め定められた英数字等の文字である。作業機1の購入時、作業機1のレンタル時等において、購入者は、第4認証情報に関連付けられた第3認証情報を作業機1の販売会社、製造会社、レンタル会社等から取得しておき、当該第3認証情報を入力画面M1に入力することによってペアリング処理を完了することができる。なお、第3認証情報の取得は一例であり、上述した実施形態に限定されない。
通信装置40と携帯端末50とのペアリングが成立後(S11後)、通信装置40の第1通信部41と、携帯端末50の第2通信部51との双方向の通信が確立される(S12)。なお、ペアリングが成立後における初めての接続では、携帯端末50は、入力画面M1に入力した第3認証情報の他に、第3認証情報としてMACアドレス等の固有情報を通信装置40に送信する。通信装置40は、携帯端末50から送信されたMACアドレス等の固有情報を記憶する。このように、ペアリングの成立後に、携帯端末50から通信装置40へ向けて固有情報を送信する一方で、固有情報を通信装置40が記憶することによって、S8〜S11までのペアリング処理を、次回以降、省略することができる。つまり、ペアリングの成立後、少なくとも2回目の携帯端末50と通信装置40との接続においては、携帯端末50がアプリケーションの起動後(S5)に、固有情報を通信装置40に送信することで、下記に示すデータ通信処理S12から進めることができる。
通信装置40は、携帯端末50との接続後に携帯端末50のアプリケーションに対応する作業機に関するデータを携帯端末50に送信する(S13:データ送信処理)。上述した例では、通信装置40は、収集識別子を携帯端末50に送信して、収集アプリケーションを起動させているため、データ送信処理では、通信装置40は、記憶部43に一時的に記憶された機械情報を、作業機に関するデータとして送信する。即ち、データ送信処理では、通信装置40は、携帯端末50との接続後、携帯端末50からのデータの要求の受信を経ずに、機械情報等の作業機に関するデータを携帯端末50に送信している。
つまり、通信装置40側は、アプリケーション識別子を携帯端末50に送信しているため、携帯端末50がアプリケーション識別子に対応するアプリケーションが起動されていることを携帯端末50に問い合わせをしなくても把握することができる。
携帯端末50の第2通信部51における第2受信部51Bは、通信装置40から送信された作業機に関するデータとして、例えば、機械情報を受信する(S15)。携帯端末50の演算部54は、機械情報を収集アプリケーションが受け付ける情報として、記憶部52に記憶する(S16)。即ち、携帯端末50は、受信した作業機に関するデータを、起動したアプリケーションが受け付けるデータとして、当該アプリケーションに対応付けて記憶する。これによれば、複数のアプリケーションが携帯端末50に記憶されている場合でも、アプリケーション上で速やかに処理を実行することができる。
上述した実施形態では、識別子設定部45は、携帯端末50へ未送信である未送信情報のデータ容量が所定以上である場合に収集アプリケーションを識別する収集識別子を設定していたが、少なくとも携帯端末50へ送信するデータがある場合に収集識別子を設定してもよい。
上述した実施形態では、アプリケーションは、収集アプリケーション、始動アプリケーションを例示したが限定されない。例えば、携帯端末50に対して作業機の警告等の報知情報を通知する報知アプリケーションであってもよい。この場合、識別子設定部45は、報知アプリケーションに対応するアプリケーション識別子(報知識別子)を設定する。その後、通信装置40は、報知識別子を携帯端末50に送信する。携帯端末50は、報知識別子を受信するとペアリング処理等を行った後に通信装置40との通信を確立させる。通信装置40は、携帯端末50との通信の確立後、作業機に関するデータとして、例えば、警告等の報知情報を送信する。携帯端末50は報知情報を受信後に、作業機(通信装置40)から送信された報知情報を表示する。このようにすれば、作業機は、携帯端末50に対して何らかの報知したい情報がある場合に、報知識別子を携帯端末50に送信することで、当該携帯端末50に警告等を表示することができる。
また、アプリケーションの数は上述した例に限定されず、2つ以上、3つ以上、それ以上であってもよい。
また、通信装置40と携帯端末50との間でペアリング処理を行っていたが、ペアリング処理は無くてもよい。
以上の作業機の通信システムは、通信装置40がアプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンで携帯端末50に送信し、携帯端末50はアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動し、通信装置40は、携帯端末50との接続後に携帯端末50のアプリケーションに対応する作業機に関するデータを携帯端末50に送信する。
これによれば、通信装置40がアプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンによって送信することで、携帯端末50は通信装置40(作業機)側から送信されたアプリケーション識別子に応じたアプリケーションを起動後に、通信装置40(作業機)側から作業機に関するデータを簡単に取得することができる。上述したように、アプリケーション識別子が収集識別子である場合には、作業機が収集したデータを携帯端末50に送信することができ、アプリケーション識別子が始動識別子である場合には、作業機から第1認証情報を受信することができる。
作業機の通信システムは、ビーコンを携帯端末50に送信後且つ作業機に関するデータを携帯端末50に送信する前に、通信装置40と携帯端末50とのペアリング処理を行う。これによれば、携帯端末50と通信装置40との間でペアリングを行っていない状況下で通信装置40から送信されたアプリケーション識別子を受信したとしてもペアリング処理に移行することができる。
携帯端末50は、ペアリング処理としてアプリケーションの起動後に通信装置40に接続要求を行い、ペアリング処理として通信装置40は携帯端末50に対して、認証情報(第3認証情報)を要求する。これによれば、アプリケーション識別子に対応したアプリケーションによってペアリング処理に推移することができる。
携帯端末50は、通信装置40からの認証情報(第3認証情報)の要求に応じて認証情報(第3認証情報)を入力する入力画面M1を表示する。これによれば、ペアリング処理において、携帯端末50が通信装置40の要求にしたがって認証情報を入力する入力画面M1を簡単に表示することができる。また、入力画面M1に入力した認証情報を通信装置40に送信することができる。
通信装置40は、認証情報(第3認証情報)の認証成立後に作業機に関するデータを携帯端末50に送信する。これによれば、認証情報の成立後、即ち、ペアリング処理を行った後に、作業機の様々なデータを携帯端末50に送信することができる。
携帯端末50は、作業機に関するデータをアプリケーションが受け付けて記憶する記憶部52を有している。これによれば、アプリケーション識別子に対応して起動したアプリケーション側で通信装置50から送信された作業機の様々なデータを管理、処理することができる。
作業機の通信装置40は、アプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンで携帯端末50に送信し、且つ、携帯端末50がアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動後にアプリケーションに対応する作業機に関するデータを携帯端末50に送信する第1通信部41を備えている。
これによれば、通信装置40の第1通信部41がアプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンを携帯端末50に送信することができる。また、通信装置40の第1通信部41は、携帯端末50側でアプリケーション識別子に応じたアプリケーションを起動後に、作業機に関するデータを簡単に送信することができる。
作業機の通信装置40は、第1通信部41が、ビーコンを携帯端末50に送信後且つ作業機に関するデータを携帯端末50に送信する前に、携帯端末50とのペアリング処理を行う第1処理部46を備えている。第1通信部41は、ペアリング処理における認証成立後に、作業機に関するデータを携帯端末50に送信する。
これによれば、携帯端末50と通信装置40との間でペアリングを行っていない状況下であっても、第1処理部46によって、携帯端末50に対するペアリング処理を行うことができる。また、ペアリング処理における認証成立後には、第1通信部41から携帯端末50に向けて、作業機に関するデータを送信することができる。
携帯端末50は、通信装置40から送信されたビーコンであって、アプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンで受信する第1受信部51Aと、第1受信部51Aがアプリケーション識別子を受信後に、アプリケーション識別に対応するアプリケーションを起動する起動部54Bと、通信装置40から送信された作業機に関するデータであってアプリケーションに対応するデータを受信する第2受信部51Bと、を備えている。
これによれば、第1受信部51Aによって、通信装置40から送信されたBLEに準拠するビーコンを受信することにより、アプリケーション識別子を携帯端末50が簡単に把握することができる。また、起動部54Bによって、第1受信部51Aがアプリケーション識別子を受信後に当該アプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動させることができ、アプリケーションの起動後は通信装置40から作業機の様々なデータを第2受信部51Bによって受信することができる。
携帯端末50は、第1受信部51Aがビーコンを受信後且つ第2受信部51Bが作業機に関するデータを受信前に、通信装置40とのペアリング処理を行う第2処理部54Bを有している。これによれば、携帯端末50と通信装置40との間でペアリングを行っていない状況下で通信装置40から送信されたアプリケーション識別子を受信したとしても第2処理部54Bによってペアリング処理に移行することができる。
第2処理部54Bは、ペアリング処理としてアプリケーションの起動後に通信装置40に接続要求を行う。これによれば、第2処理部54Bによって、アプリケーション識別子に対応したアプリケーションによってペアリング処理に推移することができる。
第2処理部54Bは、通信装置40からのペアリング処理における要求に応じて認証情報(第3認証情報)を入力する入力画面M1を表示する。これによれば、ペアリング処理において、第2処理部54Bが通信装置40の要求にしたがって認証情報を入力する入力画面M1を簡単に表示することができる。
携帯端末50は、作業機に関するデータをアプリケーションが受け付けて記憶する記憶部52を有している。これによれば、アプリケーション識別子に対応して起動したアプリケーション側で通信装置50から送信された作業機の様々なデータを管理、処理することができる。
作業機の通信処理方法は、通信装置40がアプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンで携帯端末50に送信するステップと、携帯端末50はアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを起動するステップと、通信装置40は、携帯端末50との接続後に携帯端末50のアプリケーションに対応する作業機に関するデータを携帯端末50に送信するステップと、を備えている。これによれば、通信装置40がアプリケーション識別子をBLEに準拠するビーコンによって送信することで、携帯端末50は通信装置40(作業機)側から送信されたアプリケーション識別子に応じたアプリケーションを起動後に、通信装置40(作業機)側から作業機に関するデータを簡単に取得することができる。
作業機の通信処理方法は、ビーコンを携帯端末50に送信後且つ作業機に関するデータを携帯端末50に送信する前に、通信装置40と携帯端末50とのペアリング処理を行う。これによれば、携帯端末50と通信装置40との間でペアリングを行っていない状況下で通信装置40から送信されたアプリケーション識別子を受信したとしてもペアリング処理に移行することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
2 機体
3 走行装置
3L 走行体
3R 走行体
4 作業装置
5 キャビン
6 運転席
7 ドーザ装置
8 旋回ベアリング
9 旋回基板
10 ウエイト
13 支持ブラケット
14 スイングブラケット
15 ブーム
16 アーム
17 バケット(作業具)
19L、19R 操縦装置
30 制御装置
33 記憶部
34 計時部
40 通信装置
40A 第1通信装置
40B 第2通信装置
41 第1通信部
42 収集部
43 記憶部
45 識別子設定部
46 第1処理部
50 携帯端末
51 第2通信部
51A 第1受信部
51B 第2受信部
52 記憶部
53 表示部
54 演算部
54A 第2処理部
54B 起動部
C3 ブームシリンダ
C4 アームシリンダ
C5 バケットシリンダ
E1 原動機

Claims (14)

  1. 作業機に設けられた通信装置と、前記通信装置に接続可能な携帯端末とを備えた作業機の通信システムであって、
    前記通信装置は、前記携帯端末で実行させるアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定し、前記アプリケーション識別子を含むBLE(Bluetooth Low Energy)に準拠するビーコンを前記携帯端末に送信し、
    前記アプリケーションは、前記作業機の機械情報を収集する収集アプリケーション、前記作業機のエンジンの始動を実行する始動アプリケーション、及び前記作業機の警告を報知する報知アプリケーションからなる群の中から選択された少なくとも1つであり、
    前記携帯端末は、前記アプリケーション識別子を含むビーコンの受信を契機として、前記アプリケーション識別子に対応する前記アプリケーションを起動していない状態から起動した後、前記通信装置との接続を要求し、
    前記通信装置は、前記携帯端末に認証情報を要求し、
    記携帯端末は、ユーザにより入力された前記認証情報を前記通信装置へ送信し、
    前記通信装置は、前記認証情報を認証してペアリングを行った後、前記作業機に関するデータを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、起動された前記アプリケーションで前記データを処理する作業機の通信システム。
  2. 前記データは、前記作業機に関する機械情報を含み、
    前記携帯端末は、起動された前記収集アプリケーションで前記機械情報を収集する請求項1に記載の作業機の通信システム。
  3. 前記機械情報は、前記作業機のエンジンが駆動している時間を示す請求項2に記載の作業機の通信システム。
  4. 前記通信装置は、前記携帯端末に送信していない前記機械情報の容量が所定値以上である場合に前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を設定する請求項2に記載の作業機の通信システム。
  5. 前記通信装置は、前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を定期的に設定する請求項2に記載の作業機の通信システム。
  6. 前記データは、前記作業機のエンジンの始動に関する始動情報を含み、
    前記携帯端末は、起動された前記始動アプリケーションで前記作業機の前記エンジンを始動させる請求項1に記載の作業機の通信システム。
  7. 前記データは、前記作業機の故障及び/又は警告に関する報知情報を含み、
    前記携帯端末は、起動された前記報知アプリケーションで前記作業機の故障及び/又は警告をユーザに報知する請求項1に記載の作業機の通信システム。
  8. 作業機に設けられた通信装置と前記通信装置に接続可能な携帯端末との間の通信処理方法であって、
    前記通信装置が、前記携帯端末で実行させるアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定するステップと、
    前記アプリケーション識別子を含むBLE(Bluetooth Low Energy)に準拠するビーコンを前記通信装置から前記携帯端末に送信するステップと、
    前記アプリケーションは、前記作業機の機械情報を収集する収集アプリケーション、前記作業機のエンジンの始動を実行する始動アプリケーション、及び前記作業機の警告を報知する報知アプリケーションからなる群の中から選択された少なくとも1つであり、
    前記携帯端末は、前記アプリケーション識別子を含むビーコンの受信を契機として、前記アプリケーション識別子に対応する前記アプリケーションを起動していない状態から起動した後、前記携帯端末と前記通信装置との接続を要求するステップと、
    前記携帯端末に認証情報を前記通信装置から要求するステップと、
    ユーザにより入力された前記認証情報を前記携帯端末から前記通信装置へ送信するステップと、
    前記認証情報を認証して前記通信装置と前記携帯端末とのペアリングを行った後、前記作業機に関するデータを前記通信装置から前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末により、起動された前記アプリケーションで前記データを処理するステップと、を備える作業機の通信処理方法。
  9. 前記データは、前記作業機に関する機械情報を含み、
    前記収集アプリケーションで前記機械情報を収集する請求項8に記載の作業機の通信処理方法。
  10. 前記機械情報は、前記作業機のエンジンが駆動している時間を示す請求項9に記載の作業機の通信処理方法。
  11. 前記通信装置は、前記携帯端末に送信していない前記機械情報の容量が所定値以上である場合に前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を設定する請求項9に記載の作業機の通信処理方法。
  12. 前記通信装置は、前記収集アプリケーションに対応する収集アプリケーション識別子を定期的に設定する請求項9に記載の作業機の通信処理方法。
  13. 前記データは、前記作業機のエンジンの始動に関する始動情報を含み、
    前記携帯端末は、起動された前記始動アプリケーションで前記作業機の前記エンジンを始動させる請求項8に記載の作業機の通信処理方法。
  14. 前記データは、前記作業機の故障及び/又は警告に関する報知情報を含み、
    前記携帯端末は、起動された前記報知アプリケーションで前記作業機の故障及び/又は警告をユーザに報知する請求項8に記載の作業機の通信処理方法。
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