JP7027156B2 - 作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法 - Google Patents

作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法に関する。
従来、車両と携帯端末との間で通信を行う技術として特許文献1が知られている。特許文献1では、車両コンピュータ側からアプリケーションを識別するアプリケーション識別子を携帯端末に送信し、アプリケーション識別子を受信した携帯端末はアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを決定した後に、アプリケーションを起動したあと、携帯端末側から車両コンピュータに対してアプリケーションに関係するデータを送信している。
米国特許第9363318号公報
特許文献1では、車両コンピュータがアプリケーション識別子を携帯端末に送信することにより、当該携帯端末側でアプリケーションを起動することができるものの、複数のビーコンを契機として、処理を実行することができないのが実情である。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、少なくとも2つのビーコンを受信した場合にビーコンに含まれるプログラム識別子によってプログラムを実行することができる作業機の通信装置、携帯端末、作業機の通信システム及び作業機の通信処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の構成を達成するために以下の技術的手段を採用している。
作業機の通信システムは、作業機に設けられ且つ第1プログラムを実行させる第1プログラム識別子及び第2プログラムを実行させる第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な第1通信装置と、前記作業機とは異なる作業機に設けられ且つ少なくとも第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な第2通信装置と、前記第1通信装置から送信されたビーコン又は前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信可能な携帯端末とを備えた作業機の通信システムであって、前記携帯端末は、前記第1通信装置から送信されたビーコンを受信したときに第1プログラム識別子が含まれている場合は前記第1プログラムを実行し、第2プログラム識別子が含まれている場合は前記第2プログラムを実行し、前記第1プログラムを実行中に、前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信し前記受信したビーコンに前記第2プログラム識別子が含まれている場合は前記第2プログラムを実行し、前記第2プログラムを実行中に、前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信し前記受信したビーコンに前記第1プログラム識別子が含まれている場合は前記第1プログラムを実行する
前記携帯端末は、前記第2通信装置から送信されたビーコンの受信信号強度が閾値以上である場合に前記第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。前記第1通信装置及び第2通信装置のそれぞれは、前記第1プログラム識別子及び前記第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUID(service Universally Unique Identifier)として設定する。
前記第2通信部は、前記第1プログラムを実行後、前記複数の通信装置のうち、前記第1ビーコンを送信した第1通信装置に接続し、前記第2プログラムの実行後、前記複数の通信装置のうち、前記第2ビーコンを送信した第2通信装置に接続する。
前記演算部は、前記第2ビーコンの受信信号強度が閾値以上である場合に前記第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
前記第2通信部は、サービスUUID(service Universally Unique Identifier)として設定された前記第1プログラム識別子及び前記第2プログラム識別子のいずれかを受信する。
前記演算部は、前記サービスUUIDに応じて第1アプリケーション及び第2プログラムのいずれかの実行を決定する。
作業機の通信システムは、作業機に設けられ且つ、少なくとも第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な複数の通信装置と、前記ビーコンを受信可能な携帯端末とを備えた作業機の通信システムであって、前記携帯端末は、前記複数の通信装置から送信された複数のビーコンのうち、少なくとも1つのビーコンである第1ビーコンの受信後に前記第1ビーコンに含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行し、前記第1プログラムを実行中に前記第1ビーコンとは異なるビーコンである第2ビーコンを受信した場合に前記第2ビーコンに含まれる第1プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
前記携帯端末は、前記第1プログラムを実行後、前記複数の通信装置のうち、前記第1ビーコンを送信した第1通信装置に接続し、前記第2プログラムの実行後、前記複数の通信装置のうち、前記第2ビーコンを送信した第2通信装置に接続する。
前記携帯端末は、前記第2ビーコンの受信信号強度が閾値以上である場合に前記第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
前記通信装置は、前記第1プログラムに対応する前記第1プログラム識別子及び前記第2プログラムに対応する前記第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUID(service Universally Unique Identifier)として設定する。
作業機の通信処理方法は、複数の作業機に設けられた複数の通信装置と、前記複数の通信装置にそれぞれ接続可能な携帯端末とを接続する作業機の通信処理方法であって、前記複数の通信装置のうち、第1通信装置が第1ビーコンを送信するステップと、前記携帯端末が前記第1ビーコンを受信した場合に前記第1ビーコンに含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行するステップと、前記携帯端末が前記第1プログラムを起動中に、前記複数の通信装置のうち前記第1通信装置とは異なる第2通信装置が第2ビーコンを前記携帯端末に送信するステップと、前記携帯端末が前記第2ビーコンを受信した場合に前記第2ビーコンに含まれる第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行するステップと、を備えている。
本発明によれば、少なくとも2つのビーコンを受信した場合にビーコンに含まれるプログラム識別子によってプログラムを実行することができる。携帯端末が第1ビーコンを受信した場合は、第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行することができ、且つ、第2ビーコンを受信した場合は、第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行することができる。特に、携帯端末が第1プログラムを実行中に第2ビーコンを受信した場合であっても第2プログラムを実行することができる。
作業機のデータ通信システムの概略図である。 アドバタイズパケットP1の概略図である。 アプリケーションと、アプリケーション識別子との関係を示す図である。 プログラムと、プログラム識別子との関係を示す図である。 アプリケーションと、プログラムとの関係を示す図である。 第1通信装置及び第2通信装置が携帯端末にビーコンを送信している状況を示す図である。 第1通信装置及び第2通信装置のそれぞれが携帯端末に接続する流れを示すフローチャートである。 作業機の概略側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図5は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。この実施形態では、作業機1としてバックホーを例示しているが、作業機は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ等であってもよい。
先ず、作業機1の全体構成を説明する。
図5に示すように、作業機1は、機体2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には運転席6が設けられている。
本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座した運転者(オペレータ)の前側(図5の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図5の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図5の手前側)を左方、運転者の右側(図5の奥側)を右方として説明する。
また、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図5に示すように、走行装置3は、左側に設けられた走行体3Lと、右側に設けられた走行体3Rとを有する。走行体3L及び走行体3Rは、クローラ式の走行装置である。走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。ドーザ装置7は、ドーザシリンダを伸縮することにより昇降(ブレードを上げ下げ)させることができる。
機体2は、旋回台であって、走行装置3上に旋回ベアリング8を介して縦軸(上下の方向に延伸する軸心)回りに旋回自在に支持されている。機体2は、油圧モータ(油圧アクチュエータ)からなる旋回モータによって旋回駆動される。機体2は、縦軸回りに旋回する旋回基板9と、ウエイト10とを有している。旋回基板9は、鋼板等から形成されており、旋回ベアリング8に連結されている。ウエイト10は、機体2の後部に設けられている。機体2の後部には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、ディーゼルエンジンである。なお、原動機E1は、電動モータであってもよいし、ディーゼルエンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
機体2は、機体幅方向の中央のやや右寄りの前部に支持ブラケット13を有している。支持ブラケット13には、スイングブラケット14が、縦軸回りに揺動自在に取り付けられている。スイングブラケット14には、作業装置4が取り付けられている。
図5に示すように、作業装置4は、ブーム15と、アーム16と、バケット(作業具)17とを有している。ブーム15の基部は、スイングブラケット14に横軸(機体幅方向に延伸する軸心)回りに回動自在に枢着されている。これによって、ブーム15が上下に揺動自在とされている。アーム16は、ブーム15の先端側に横軸回りに回動自在に枢着されている。これによって、アーム16が前後或いは上下に揺動自在とされている。バケット17は、アーム16の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。作業機1は、バケット17に代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(予備アタッチメント)を装着することが可能である。他の作業具(予備アタッチメント)としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
スイングブラケット14は、機体2内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動自在とされている。ブーム15は、ブームシリンダC3の伸縮によって揺動自在とされている。アーム16は、アームシリンダC4の伸縮によって揺動自在とされている。バケット17は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)C5の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作自在とされている。ドーザシリンダ、スイングシリンダ、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。キャビン5内の運転席6の左側には、操縦装置19Lが設けられ、運転席6の右側には、操縦装置19Rが設けられている。
図1に示すように、作業機1は、制御装置30を有している。制御装置30は、作業機1に関する制御を行う装置であって、例えば、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御、盗難防止制御などの様々な制御を行う。
制御装置30には、各種センサが接続され、センサで検出された値(信号)が入力される。例えば、制御装置30には、ポジションセンサ等で検出された操縦装置(操縦装置19L、操縦装置19R)の操作量、ガバナセンサで検出されたガバナ角度(ガバナ位置)、ポジションセンサ等で検出されたアクセルの操作量、回転センサ等で検出されたエンジン回転数、角度センサ等で検出されたアームの角度及びブームの角度が入力される。
制御装置30は、油圧制御では、操縦装置19L,19Rの操作量に応じて比例電磁弁等に制御信号を出力し、比例電磁弁の開度を設定することで、比例電磁弁に接続された流量制御弁を制御する。即ち、油圧制御では、油圧アクチュエータ(スイングシリンダ、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダ)を制御する流量制御弁を制御する。
制御装置30は、オートアイドル制御では、操縦装置19L、19Rが操作されているときは、アクセルの操作量に応じた制御信号をエンジンに出力することでエンジン回転数を増減し、操縦装置19L、19Rが操作されていないときは、アイドリング回転数を示す制御信号をエンジンに出力することにより、エンジン回転数をアイドリング状態に固定する。
制御装置30は、ブーム高さ制御では、ブーム15の高さが予め設定されたブームの高さの上限値になったときに操縦装置19L、19Rの操作に関わらずブーム15の上げ動作を停止する。即ち、ブーム高さ制御では、ブーム15を上げ動作時のブームの角度が上限値に達した際には、ブームシリンダC3に対応する流量制御弁を制御することでブームの上げ動作を停止させる。
制御装置30は、アームの角度制御では、アームの角度が予め設定されたアームの角度(アーム角度)の上限値又は下限値となったときに操縦装置19L、19Rの操作に関わらずアーム16の掻き込み動作を停止する。即ち、アーム角度制御では、アーム16の掻き込み動作時のアーム角度が上限値又は下限値に達した際は、アームシリンダC4に対応する流量制御弁を制御することでアーム16の掻き込み動作を停止する。
制御装置30は、盗難防止制御では、携帯端末50等の外部から送信された認証情報(第1認証情報)と、予め登録された認証情報(第2認証情報)が成立した場合に、原動機E1、エンジンの始動を許可することでエンジンを駆動する。また、制御装置30は、盗難防止制御では、第1認証情報と第2認証情報との認証が成立しない場合、エンジンの始動を許可せず、エンジンの始動を行わない。
以上のように、制御装置30によって、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御、盗難防止制御などの様々な制御を行うことができる。なお、上述した制御は一例であって限定されず、制御装置30は作業機1の態様に応じて必要な制御を実行する。
制御装置30は、記憶部(記憶装置)33と、計時部34とを有している。計時部34は、制御装置30に設けられた電気・電子部品、当該制御装置30に格納されたプログラム等から構成されている。計時部34は、エンジン回転センサで検出されたエンジン回転数が制御装置30に時点(駆動開始)から制御装置30へのエンジン回転数の入力が終了する時間(駆動終了)するまでの稼働時間を演算する。言い換えれば、計時部34は、エンジンの駆動している時間(経過時間)をタイマ等により求める。例えば、9時から12時までの間にエンジンが連続して駆動した場合は、稼働時間(経過時間)は3時間である。計時部34は、エンジンの駆動(エンジンの駆動開始からエンジンの駆動終了)毎に、演算した稼働時間を累積することにより、累積稼働時間(アワメータ)を求める。この実施形態では、エンジンの駆動開始から駆動終了までの稼働時間の累積値を累積稼働時間としているが、エンジン以外の駆動部品が駆動した時間を累積稼働時間(アワメータ)としてもよく、エンジンに限定されない。記憶部33は、不揮発性のメモリ等から構成され、計時部34が計時した累積稼働時間を記憶する。
図1に示すように、作業機1は、通信装置40を有している。通信装置40は、作業機1のデータ(情報)を当該作業機1の外部に出力したり、外部のデータを作業機1に取り込む装置である。通信装置40は、第1通信部41を有している。第1通信部41は、携帯端末50と接続可能である。第1通信部41は、例えば、通信規格IEEE802.15.1シリーズのBluetooth(登録商標)の仕様におけるBluetooth(登録商標) Low Energyに準拠する通信方式のビーコンを携帯端末50に送信可能である。第1通信部41によって送信されるビーコンは、iBeacon(登録商標)である。図2Aに示すように、iBeaconには、アドバタイズパケットP1が含まれている。アドバタイズパケットP1は、サービスUUID(Service Universally Unique Identifier)と、iBeacon特有のiBeaconUUIDとが含まれている。
iBeaconUUIDには、アプリケーション識別子が設定される。アプリケーション識別子とは、複数用意されているアプリケーション(アプリケーションソフトウェア)を識別するための情報である。例えば、図2Bに示すように、アプリケーション識別子として、第1アプリケーションを識別する第1アプリケーション識別子と、第2アプリケーションを識別する第2アプリケーション識別子とが用意されている。第1アプリケーションと第2アプリケーションとは互いに機能(作用)が異なるアプリケーションであり、携帯端末50に格納(記憶)されたアプリケーションである。第1アプリケーション及び第2アプリケーションは、例えば、携帯端末50に所定のサーバ等からダウンロードすることにより得られたアプリケーションである。
図2Dに示すように、第1アプリケーションは、少なくとも2つのプログラム、即ち、第1プログラムと第2プログラムとを有している。第1プログラム及び第2プログラムは、互いに機能等が異なるプログラムであり、それぞれ独立して実行することが可能なプログラムである。この実施形態では、第1プログラムは、例えば、作業機の機械情報を収集する収集プログラムであり、第2プログラムは、作業機の駆動部の始動の可否を行う始動プログラムである。
サービスUUIDには、プログラム識別子が設定される。プログラム識別子とは、アプリケーションに含まれるプログラムを識別するための情報である。図2Cに示すように、この実施形態では、サービスUUIDには、プログラム識別子として、第1プログラムを識別する第1プログラム識別子及び第2プログラムを識別する第2プログラム識別子のいずれかが設定される。
通信装置40は、収集部42と、記憶部(記憶装置)43とを有している。収集部42は、通信装置40に設けられた電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。収集部42は、作業機に関する機械情報を収集する。具体的には、通信装置40と、作業機1に設けられた制御装置30、センサ等の機器は通信ラインL1等により接続されていて、収集部42は、通信ラインL1に流れる様々な信号(データ)を機械情報として取得する。詳しくは、収集部42は、制御装置30によってオートアイドル制御、ブーム高さ制御、アーム高さ制御等の制御を行っている状況における各種センサからの信号、累積稼働時間等を機械情報として収集する。上述した実施形態では、制御装置30が制御を行っている場合の信号及び累積稼働情報を機械情報としているが、収集部42が収集する機械情報は限定されない。収集部42は、作業機1に搭載した機器の故障、警告関する情報を機械情報として収集してもよいし、作業機1の機器の設定値等を機械情報として収集してもよく、作業機1に関する情報であれば何でもよい。
記憶部43は、不揮発性のメモリ等から構成されていて、収集部42が収集した機械情報を一時的に記憶する。記憶部43に一時的に記憶された機械情報、即ち、収集部42が収集した機械情報は、通信装置40(第1通信部41)によって携帯端末50に送信される。
通信装置40は、識別子設定部45を有している。識別子設定部45は、通信装置40に設けられた電気・電子部品、当該通信装置40に格納されたプログラム等から構成されている。
識別子設定部45は、複数のアプリケーションに対応するアプリケーション識別子を設定する。例えば、識別子設定部45は、記憶部43に記憶された機械情報を携帯端末50に送信する場合、及び、駆動部の始動のために携帯端末50に第1認証情報の送信を要求する場合のいずれかには、第1アプリケーションに対応する第1アプリケーション識別子をiBeaconUUIDに設定する。また、識別子設定部45は、作業機の設定を行う場合などは、第2アプリケーション識別子をiBeaconUUIDに設定する。
また、識別子設定部45は、第1アプリケーション識別子の設定する際において、機械情報を携帯端末50に送信を行う場合は、機械情報を収集する収集プログラムである第1プログラムに対応する第1プログラム識別子をサービスUUIDに設定する。また、第1アプリケーション識別子の設定する際において、駆動部の始動のために携帯端末50に第1認証情報の送信を要求する場合、作業機の駆動部の始動の可否を行う始動プログラムである第2プログラムに対応する第2プログラム識別子をサービスUUIDに設定する。
即ち、識別子設定部45(通信装置40)は、第1プログラムに対応する第1プログラム識別子及び第2プログラムに対応する第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUIDとして設定する。
携帯端末50は、タブレット、スマートフォン、PDA等であって持ち運びが可能な携帯端末である。携帯端末50は、作業機1に設けられた通信装置40に接続可能であって、様々なデータ(情報)を通信装置40との間で送受信可能である。携帯端末50は、第2通信部51を有している。第2通信部51は、近距離、長距離の通信を行う通信モジュール等で構成され、例えば、通信規格IEEE802.15.1シリーズのBluetooth(登録商標)の仕様におけるBluetooth(登録商標) Low Energy等によって通信装置40と無線通信を行う。第2通信部51は、通信装置40から送信されたビーコン(アドバタイズパケットP1)を受信可能である。なお、第2通信部は、携帯電話通信網、データ通信網等によって無線通信を行うものであってもよい。
携帯端末50は、記憶部(記憶装置)52と、表示部(表示装置)53と、演算部(演算装置)54とを有している。記憶部52は、不揮発性のメモリであって、通信装置40から受信した機械情報、様々なアプリケーションソフトウェア(アプリ)、iOS等のオペレーションシステム(OS)等を記憶する。表示部53は、様々な情報を表示することが可能であって、液晶パネル等から構成されている。演算部54は、CPU、携帯端端末50に設けられた電気・電子部品等から構成されており、演算部54は、携帯端末50の様々な処理を行う。例えば、演算部54は、第1アプリケーション及び第2アプリケーションのいずれかの起動、第1プログラム及び第2プログラムの実行等を行う。
さて、1台の携帯端末50は、複数の通信装置40(第1通信装置40A、第2通信装置40B)から送信されたビーコンに基づいて、所定のプログラムを実行することができる。
図3は、1台の携帯端末50に対して作業機1Aに設けられた第1通信装置40Aと、作業機1Bに設けられた第2通信装置40Bとからビーコンを送信している状況を示した図である。以下、説明の便宜上、第1通信装置40Aが送信したビーコンのことを「第1ビーコンB1」、第2通信装置40Bが送信したビーコンのことを「第2ビーコンB2」といい説明を進める。
図3に示すように、第1通信装置40Aが出力した第1ビーコンB1を受信した場合、第1ビーコンB1に含まれるプログラム識別子を参照する。携帯端末50の演算部54は、第1ビーコンB1に含まれるプログラム識別子が第1プログラム識別子である場合、第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行する。
次に、携帯端末50が第1プログラムを実行中に、第2通信装置40Bが第2ビーコンB2を送信している状況下で、当該携帯端末50が第2ビーコンB2を受信すると、当該第2ビーコンB2に含まれるプログラム識別子を参照する。プログラム識別子が第2プログラム識別子である場合、携帯端末50は、第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
つまり、図3の場合、第1通信装置40Aの第1通信部41は、識別子設定部45で設定された第1プログラム識別子を含む第1ビーコンB1を送信する。第2通信装置40Bの第1通信部41は、携帯端末50が第1ビーコンB1を受信後に第1プログラムを実行中に、識別子設定部45で設定された第2プログラム識別子を第2ビーコンB2によって携帯端末に送信する。一方、携帯端末50の第2通信部51は、第1ビーコンB1及び第2ビーコンB2を受信し、演算部54は、第1ビーコンB1に含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行し、且つ、第2ビーコンB2に含まれる第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
つまり、携帯端末50は、複数のビーコンのうち、少なくとも1つのビーコンである第1ビーコンB1と、第1ビーコンB1とは異なるビーコンである第2ビーコンB2とのそれぞれに基づいて所定のプログラムを実行することができる。
図4は、携帯端末50が第1通信装置40A及び第2通信装置40Bに接続して処理を実行するフローチャートを示している。図4を用いて、第1通信装置40A及び第2通信装置40Bの処理について詳しく説明する。
第1通信装置40Aの識別子設定部45は、アプリケーション識別子及びプログラム識別子の設定を行う(S31:識別子設定処理)。識別子設定処理S31では、例えば、記憶部43の全機械情報のうち、携帯端末50へ未送信である未送信情報のデータ容量が所定以上である場合、アドバタイズパケットP1のiBeaconUUIDに、第1アプリケーション識別子を設定し、アドバタイズパケットP1のサービスUUIDに、第1プログラム識別子を設定する。
識別子設定処理S31が完了すると、第1通信装置40Aは、第1アプリケーション識別子及び第1プログラム識別子を含む第1ビーコンB1を外部に送信する(S32)。第1ビーコンB1の通信領域に携帯端末50が存在する場合、第2通信部51は、第1ビーコンB1を受信する(S33)。携帯端末50の演算部54は、アドバタイズパケットP1に含まれるアプリケーション識別子を参照する(S34)。アプリケーション識別子が第1アプリケーション識別子である場合、演算部54は、予め携帯端末50に格納されている第1アプリケーション、第2アプリケーションのうち、第1アプリケーション識別子に対応する第1アプリケーションを起動する(S35)。また、携帯端末50の演算部54は、アドバタイズパケットP1に含まれるプログラム識別子を参照する(S36)。プログラム識別子が第1プログラム識別子である場合、演算部54は、第1アプリケーションが有する第1プログラム及び第2プログラムのうち、第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行予定とする。ここで、第1ビーコンB1の受信信号強度が閾値以上である場合(S37、Yes)、演算部54は、実行予定にしていた第1プログラムを実行する(S38)。つまり、携帯端末50は、第1ビーコンB1の受信信号強度が閾値以上である場合に第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行する。
携帯端末50は、第1プログラムの実行により、第1通信装置40Aに接続要求を行い(S39)、第1通信装置40Aの第1通信部41と、携帯端末50の第2通信部51との双方向の通信が確立すると(S40)、携帯端末50の第1プログラムに対応する機械情報を携帯端末50に送信する(S41:データ送信処理)。携帯端末50は、機械情報を受信すると(S42)、機械情報を第1プログラムが受け付ける情報として、記憶部52に記憶する。
上述したように、S31~S42が行われている状況下において、第2通信装置40Bは第1通信装置40Aとは独立して処理が実行される。
具体的には、第2通信装置40Bの識別子設定部45は、アプリケーション識別子及びプログラム識別子の設定を行う(S43:識別子設定処理)。識別子設定処理S43では、原動機E1が始動しておらず、携帯端末50に第1認証情報の送信を要求する場合、アドバタイズパケットP1のiBeaconUUIDに、第1アプリケーション識別子を設定し、アドバタイズパケットP1のサービスUUIDに、第2プログラム識別子を設定する。
識別子設定処理S43が完了すると、第2通信装置40Bは、第1アプリケーション識別子及び第2プログラム識別子を含む第2ビーコンB2を外部に送信する(S44)。ここで、第2ビーコンB2の外部への送信は、携帯端末50の第1プログラムの実行中に行われることがある。即ち、携帯端末50が第1プログラムを実行して、機械情報を第1通信装置40Aから受信したり、受信した機械情報を記憶している最中にも第2ビーコンB2は送信されることになる。
第2ビーコンB2の通信領域に携帯端末50が存在する場合、第2通信部51は、機械情報の受信中又は携帯端末50が機械情報を記憶する処理を行っている最中にも第2ビーコンB2を受信する(S45)。携帯端末50の演算部54は、アドバタイズパケットP1に含まれるアプリケーション識別子を参照する(S46)。アプリケーション識別子が第1アプリケーション識別子である場合は、当該第1アプリケーション識別子に対応する第1アプリケーションは既に実行中であるため、携帯端末50の演算部54は、アドバタイズパケットP1に含まれるプログラム識別子を参照する(S47)。プログラム識別子が第2プログラム識別子である場合、演算部54は、第1アプリケーションが有する第1プログラム及び第2プログラムのうち、第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行予定とする。つまり、演算部54は、第2ビーコンB2を受信後のプログラム識別子が、既に実行しているプログラムに対応するプログラム識別子と異なる場合、第2ビーコンB2に含まれるプログラム識別子に対応するプログラムを実行予定にする。ここで、第2ビーコンB2の受信信号強度が閾値以上である場合(S48、Yes)、演算部54は、実行予定にしていた第2プログラムを実行する(S49)。つまり、携帯端末50は、第2ビーコンB2の受信信号強度が閾値以上である場合に第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
携帯端末50は、第2プログラムの実行により、第2通信装置40Bに接続要求を行い(S50)、第2通信装置40Bの第1通信部41と、携帯端末50の第2通信部51との双方向の通信が確立すると(S51)、通信装置40は第1認証情報の送信の要求を携帯端末50に行う。携帯端末50は、第1認証情報の送信の要求を受信すると、記憶部43に記憶された第1認証情報を通信装置40に送信する。作業機1Bの制御装置30は、携帯端末50等の外部から送信された第1認証情報と、予め登録された第2認証情報との認証が成立した場合に、エンジンの始動を許可することでエンジンを駆動する。また、作業機1Bの制御装置30は、第1認証情報と第2認証情報との認証が成立しない場合、エンジンの始動を許可せず、エンジンの始動を行わない。
以上のように、携帯端末50は、第1通信装置40Aから送信された第1ビーコンB1、第2通信装置40Bから送信された第2ビーコンB2によって、アプリケーションの起動、プログラムの実行を行うことができる。
上述した実施形態では、ビーコンの受信信号強度が閾値以上である場合に第1プログラム及び第2プログラムのいずれかを実行していたが、第1プログラム及び第2プログラムのいずれかの実行は、受信信号強度を起点としなくてもよい。即ち、図4で示したS37及びS48のぞれぞれは無くてもよい。
上述した実施形態では、第1通信装置40Aと第2通信装置40Bは互いに異なるプログラム識別子を携帯端末50に送信していたが、第1通信装置40A及び第2通信装置40Bは互いに同じプログラム識別子を携帯端末50に送信してもよい。即ち、第2通信装置40Bが送信するプログラム識別子は、先にプログラム識別子を送信した第1通信装置40Aから送信したプログラム識別子であってもよい。
上述した実施形態では、識別子設定部45は、携帯端末50へ未送信である未送信情報のデータ容量が所定以上である場合に第1プログラム識別子を設定していたが、少なくとも携帯端末50へ送信するデータがある場合に第1プログラム識別子を設定してもよい。
上述した実施形態では、プログラムは、収集プログラム、始動プログラムを例示したが限定されない。例えば、携帯端末50に対して作業機の警告等の報知情報を通知する報知プログラムであってもよい。この場合、識別子設定部45は、報知プログラムに対応するプログラム識別子を設定する。通信装置40は、設定したプログラム識別子を携帯端末50に送信する。携帯端末50と通信装置40との通信の確立後、通信装置40は警告等の報知情報を携帯端末50に送信する。携帯端末50は報知情報を受信後に、作業機(通信装置40)から送信された報知情報を表示する。このようにすれば、作業機は、携帯端末50に対して何らかの報知したい情報がある場合に、報知識別子を携帯端末50に送信することで、当該携帯端末50に警告等を表示することができる。
また、プログラム及びアプリケーションの数は上述した例に限定されず、2つ以上、3つ以上、それ以上であってもよい。
以上、作業機の通信システムは、作業機1に設けられ且つ、少なくとも第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な複数の通信装置40A、40Bと、ビーコンを受信可能な携帯端末50とを備えた作業機の通信システムであって、携帯端末50は、複数の通信装置40A、40Bから送信された複数のビーコンのうち、少なくとも1つのビーコンである第1ビーコンB1の受信後に第1ビーコンB1に含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行し、第1プログラムを実行中に第1ビーコンB1とは異なるビーコンである第2ビーコンB2を受信した場合に第2ビーコンB2に含まれる第1プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
これによれば、複数の通信装置40A、40Bのそれぞれが個別に送信したビーコンB1、B2に含まれるプログラム識別子によって、携帯端末50の第1プログラム及び第2プログラムのそれぞれを実行することができる。つまり、携帯端末50が第1プログラムを実行中でもビーコンB2によって第2プログラムを実行して処理を行うことができる。
携帯端末50は、第1プログラムを実行後、複数の通信装置40A、40Bのうち、第1ビーコンB1を送信した第1通信装置40Aに接続し、第2プログラムの実行後、複数の通信装置40A、40Bのうち、第2ビーコンB2を送信した第2通信装置40Bに接続する。
これによれば、第1プログラムによって、第1プログラム識別子を含むビーコンB1を送信した第1通信装置40Aに対して携帯端末50を接続する一方で、第2プログラムによって、第2プログラム識別子を含むビーコンB2を送信した第2通信装置40Bに対して携帯端末50を接続することができる。つまり、携帯端末50は、第1通信装置40Aの接続をしながら第2通信装置40Bに接続して処理を行うことができる。
携帯端末50は、第2ビーコンB2の受信信号強度が閾値以上である場合に、第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する。
これによれば、第2通信装置40Bを設けた作業機1Bに近づいた段階で、第2プログラムを実行することができる。
通信装置40は、第1プログラムに対応する第1プログラム識別子及び第2プログラムに対応する第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUIDとして設定する。
これによれば、サービスUUIDによって、第1プログラム及び第2プログラムのいずれかを識別しつつ、任意のタイミングで第1プログラム及び第2プログラムを実行することができる。
作業機に設けられた通信装置40と接続可能な携帯端末50は、複数の通信装置40A、40Bから送信された複数のビーコンのうち少なくとも1つのビーコンである第1ビーコンB1及び、第1ビーコンB1とは異なるビーコンである第2ビーコンB2を受信する第2通信部51と、第1ビーコンB1に含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行し、且つ、第2ビーコンB2に含まれる第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する演算部54とを備えている。
これによれば、少なくとも2つのビーコンB1、B2に含まれるプログラム識別子によって、携帯端末50の第1プログラム及び第2プログラムのそれぞれを実行することができる。つまり、携帯端末50が第1プログラムを実行中でもビーコンB2によって第2プログラムを実行して処理を行うことができる。
第2通信部51は、第1プログラムを実行後、複数の通信装置40A、40Bのうち、第1ビーコンB1を送信した第1通信装置40Aに接続し、第2プログラムの実行後、複数の通信装置40A、40Bのうち、第2ビーコンB2を送信した第2通信装置40Bに接続する。
これによれば、第1プログラムによって、第1プログラム識別子を含むビーコンB1を送信した第1通信装置40Aに対して携帯端末50を接続する一方で、第2プログラムによって、第2プログラム識別子を含むビーコンB2を送信した第2通信装置40Bに対して携帯端末50を接続することができる。つまり、携帯端末50は、第1通信装置40Aの接続をしながら第2通信装置40Bに接続して処理を行うことができる。
第2通信部51は、サービスUUIDとして設定された第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを受信する。演算部54は、サービスUUIDに応じて第1アプリケーション及び第2プログラムのいずれかの実行を決定する。
これによれば、サービスUUIDによって、第1プログラム及び第2プログラムのいずれかを識別しつつ、任意のタイミングで第1プログラム及び第2プログラムを実行することができる。
作業機1に設けられ且つ、携帯端末50と接続可能な作業機の通信装置40は、少なくとも第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを識別子設定部45と、識別子設定部45で設定された第1プログラム識別子を第1ビーコンB1、識別子設定部45で設定された第2プログラム識別子を第2ビーコンB2によって携帯端末50に送信する第1通信部41と、を備え、第1通信部41は、携帯端末50が第1ビーコンB1を受信して第1ビーコンB1に含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行中に、第2ビーコンB2を携帯端末50に送信する。
これによれば、複数の通信装置40A、40Bのそれぞれが個別に送信したビーコンB1、B2に含まれるプログラム識別子によって、携帯端末50の第1プログラム及び第2プログラムのそれぞれを実行することができる。つまり、携帯端末50が第1プログラムを実行中でもビーコンB2によって第2プログラムを実行して処理を行うことができる。
識別子設定部45は、第1プログラムに対応する第1プログラム識別子及び第2プログラムに対応する第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUIDとして設定する。
これによれば、サービスUUIDによって、第1プログラム及び第2プログラムのいずれかを識別しつつ、任意のタイミングで第1プログラム及び第2プログラムを実行することができる。
複数の作業機1A、1Bに設けられた複数の通信装置40A、40Bと、複数の通信装置40A、40Bにそれぞれ接続可能な携帯端末50とを接続する作業機の通信処理方法は、複数の通信装置40A、40Bのうち、第1通信装置40Aが第1ビーコンB1を送信するステップと、携帯端末50が第1ビーコンB1を受信した場合に第1ビーコンB1に含まれる第1プログラム識別子に対応する第1プログラムを実行するステップと、携帯端末50が第1プログラムを起動中に、複数の通信装置40A、40Bのうち第1通信装置40Aとは異なる第2通信装置40Bが第2ビーコンB2を携帯端末50に送信するステップと、携帯端末50が第2ビーコンB2を受信した場合に第2ビーコンB2に含まれる第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行するステップと、を備えている。
これによれば、複数の通信装置40A、40Bのそれぞれが個別に送信したビーコンB1、B2に含まれるプログラム識別子によって、携帯端末50の第1プログラム及び第2プログラムのそれぞれを実行することができる。つまり、携帯端末50が第1プログラムを実行中でもビーコンB2によって第2プログラムを実行して処理を行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、1A、1B 作業機
2 機体
3 走行装置
3L 走行体
3R 走行体
4 作業装置
5 キャビン
6 運転席
7 ドーザ装置
8 旋回ベアリング
9 旋回基板
10 ウエイト
13 支持ブラケット
14 スイングブラケット
15 ブーム
16 アーム
17 バケット(作業具)
19L、19R 操縦装置
30 制御装置
33 記憶部
34 計時部
40 通信装置
40A 第1通信装置
40B 第2通信装置
41 第1通信部
42 収集部
43 記憶部
45 識別子設定部
50 携帯端末
51 第2通信部
52 記憶部
53 表示部
54 演算部
B1 第1ビーコン
B2 第2ビーコン
C3 ブームシリンダ
C4 アームシリンダ
C5 バケットシリンダ
E1 原動機

Claims (3)

  1. 作業機に設けられ且つ第1プログラムを実行させる第1プログラム識別子及び第2プログラムを実行させる第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な第1通信装置と、前記作業機とは異なる作業機に設けられ且つ少なくとも第1プログラム識別子及び第2プログラム識別子のいずれかを含むビーコンを送信可能な第2通信装置と、前記第1通信装置から送信されたビーコン又は前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信可能な携帯端末とを備えた作業機の通信システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記第1通信装置から送信されたビーコンを受信したときに第1プログラム識別子が含まれている場合は前記第1プログラムを実行し、第2プログラム識別子が含まれている場合は前記第2プログラムを実行し、
    前記第1プログラムを実行中に、前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信し前記受信したビーコンに前記第2プログラム識別子が含まれている場合は前記第2プログラムを実行し、前記第2プログラムを実行中に、前記第2通信装置から送信されたビーコンを受信し前記受信したビーコンに前記第1プログラム識別子が含まれている場合は前記第1プログラムを実行する作業機の通信システム。
  2. 前記携帯端末は、前記第2通信装置から送信されたビーコンの受信信号強度が閾値以上である場合に前記第2プログラム識別子に対応する第2プログラムを実行する請求項1に記載の作業機の通信システム。
  3. 前記第1通信装置及び第2通信装置のそれぞれは、前記第1プログラム識別子及び前記第2プログラム識別子のいずれかをサービスUUID(service Universally Unique Identifier)として設定する請求項1又は2に記載の作業機の通信システム。
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