JP4190169B2 - 建設機械の盗難防止方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械の盗難防止方法に関し、特に、油圧ショベル等の建設機械に備えられた通信装置やGPS(Global Positioning System)装置が信号受信不能状態になったときや、上記装置のアンテナ配線が切断されたのが検出されたときに、建設機械の始動・運転をできなくさせる建設機械の盗難防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルのごとき建設用作業機械(以下「建設機械」という)では、近年、高性能コンピュータと高機能プログラムを装備することに基づくインテリジェント化、および、通信衛星やインターネット等の電気通信回線を利用して遠隔地の作業現場に配備された建設機械と中央基地局(管理サーバまたはセンタサーバ)との間で情報や指令等の授受を行えるようにして集中的な中央管理に基づくシステム化が進んでいる。
【0003】
上記のように遠隔地の作業現場に配備された建設機械は、作業途中の場合等に作業現場に放置されることが多い。このような作業現場では、所有者あるいは管理者等のごとき関係者によって監視される建設機械置き場とは異なり、盗難防止のための措置が不十分となっている。このため、上記のように作業現場に放置された建設機械が盗難されやすい状況にある。そこで、従来の関連技術を開示する文献として、特開2000−73411号公報を挙げる。特開2000−73411号公報に開示される発明は、「建設機械の盗難防止装置及び盗難防止システム」である。
【0004】
この公報の盗難防止システムによれば、建設機械が人工衛星用通信端末とGPS測位機能を備えており、送信局が測位された建設機械の位置と予め設定された作業領域を比較し作業領域外であると判断した場合に、送信局が当該建設機械に運転停止信号を人工衛星を介して送信し、当該建設機械の作動を停止させるように構成されている。これにより、建設機械が作業領域外に持ち去られた場合に、運転停止信号を受信した建設機械の作動を停止させるため、盗難を未然に防止することができるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した盗難防止システムは、建設機械が送信局に対し位置情報を送信できる状態および建設機械が送信局からの運転停止信号を受信できる状態、すなわち通信のためのアンテナが盗人によって壊されていなければ、有効である。しかし、GPS用アンテナは外部から見やすい位置に取り付ける必要があり、アンテナ配線が取り外されたり、破壊された場合には、建設機械の位置の確認をすることができないため、建設機械は送信局に対し、自己の位置を送信することができない。このため、送信局は建設機械の位置が作業領域内であるかどうかの確認ができない。また、建設機械が作業領域内なのか作業領域外なのか判断できないので、送信局は運転停止信号を送ることもできず、建設機械の運転を停止させることができない。さらに、送信局が運転停止信号を送ったとしても、アンテナ配線を切断された建設機械は運転停止信号を受信することができない。
【0006】
このため、建設機械自体で通信用アンテナあるいはGPS用アンテナのアンテナ配線の断線・破壊または信号受信不能状態を検知し、建設機械の始動をできなくさせることが望まれる。
【0007】
本発明の目的は、上記技術的要望に鑑み、油圧ショベル等の建設機械の通信装置あるいはGPS装置の信号受信不能状態、または通信用アンテナとGPS用アンテナの断線・破壊を検知し、建設機械を動作不能にできる盗難防止方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る建設機械の盗難防止方法は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
【0009】
第1の建設機械の盗難防止方法(請求項1に対応):この盗難防止方法は、制御部と位置測定部と通信装置を備えた建設機械と、通信装置と記憶部を備えたセンタサーバとから成るシステムに適用される方法である。センタサーバは、通信装置を介して、建設機械から制御部で得られた稼働情報と位置測定部で得られた位置情報を受信する。建設機械は、センタサーバから指令やデータに係る情報を受信する。このように構成されたシステムにおいて、建設機械の制御部が外部からの情報に係る信号が受信できない状態が発生したとき、信号受信不能状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する。
【0010】
第2の建設機械の盗難防止方法(請求項2に対応)は、上記第1の盗難防止方法において、好ましくは、信号受信不能状態がGPSを利用して位置を測定する位置測定部による位置に係る信号が受信できない状態であることを特徴とする。位置測定部による位置に係る信号が受信できない状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する。
【0011】
第3の建設機械の盗難防止方法(請求項3に対応)は、上記第1の盗難防止装置において、好ましくは、信号受信不能状態が制御部がセンタサーバからの情報に係る信号を受信できない状態であることを特徴とする。センタサーバからの情報に係る信号を受信できない状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する。
【0012】
第4の建設機械の盗難防止方法(請求項4に対応)は、制御部と位置測定部と通信装置を備えた建設機械と、通信装置と記憶部を備えたセンタサーバとから成るシステムに適用される方法である。建設機械の位置測定部のアンテナ配線と通信装置のアンテナ配線と断線検出配線を束ねて集線ケーブルを形成し、アンテナ配線を切断する目的で集線ケーブルが切断されたとき断線検出配線が同時に切断され、断線検出配線の切断に基づいて得られる断線検出信号に従って建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する。
【0013】
第5の建設機械の盗難防止方法(請求項5に対応)は、上記の各盗難防止方法において、好ましくは、エンジン始動の禁止が、建設機械の通電系統または燃料供給系統を遮断することにより行われることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
実施形態で説明される構成については、本発明が理解・実施できる程度に例示的に示したものにすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【0016】
図1は、本発明に係る盗難防止方法が適用される建設機械を含む周辺システムの全体構成を概略的に示している。本実施形態の建設機械およびこの建設機械を含むシステムにおいて、本発明に係る盗難防止方法が実現される。本実施形態では、建設機械として油圧ショベル1の例が示され、当該システムを構成する要素として油圧ショベル1を製造・販売するメーカ2、油圧ショベル1を使用するユーザ3が示されている。このシステムで、油圧ショベル1は、通常、作業現場またはその近くに配備されている。この油圧ショベル1に対してメーカ2やユーザ3は空間的または地理的に離れた位置に存在する。なお、建設機械は油圧ショベルに限定されない。
【0017】
上記のシステムにおいて、油圧ショベル1とメーカ2とユーザ3の間を接続するため、IT(情報技術)が活用され、インターネット網11、社内LAN12、通信衛星13aを利用した通信回線13が設けられ、さらに油圧ショベル1の位置を測定するための軌道衛星24a,24b,24cを利用したGPS衛星システム24が設けられている。油圧ショベル1においては、コンピュータによって構成された制御装置14とGPS用アンテナ23aを含むGPS装置23と通信用アンテナ15を含む通信装置42が装備されている。
【0018】
本実施形態の構成では図2に示すごとく通信装置42を制御装置14の中に含ませている。メーカ2においては基地局16が設けられ、この基地局16には管理サーバ(またはセンタサーバ)17とデータベース18が配置されている。作業現場に配置された油圧ショベル1の制御装置14とメーカ2の基地局16の間は、サービス担当者が用いるノートパソコン19を利用し社内LAN12を経由して、あるいは、通信衛星13aを利用し通信回線13を経由して、定期的または不定期的に必要な情報(データ)の送受を行えるように接続されている。
【0019】
油圧ショベル1で発生した稼働情報や位置情報等の情報はすべて基地局16の管理サーバ17に送信され、ここで処理、記憶される。油圧ショベル1から送信されてきた情報に対して、管理サーバ17は必要に応じて指令やデータに係る情報を送信する。油圧ショベル1に関する作動状態、設定状態、位置情報等のデータはデータベース18に記憶され、管理される。
【0020】
メーカ2においては、社内LAN12を介して支店20とつながっている。従って支店20における営業担当者あるいはサービス担当者20aは、そこに配置される入力端末20bを用いて管理サーバ17およびデータベース18にアクセスすることができ、故障診断や品証情報について仕事上必要なデータを検索し、取り出して活用することができる。またメーカ2には社内LAN12に接続された社外向けサーバ21が設けられている。この社外向けサーバ21を利用しインターネット網11を経由してユーザ3に対して必要な情報を掲示し、油圧ショベルの活用方法およびメンテナンスに関してさまざまな提案を行うことが可能となっている。なお、基地局16の管理サーバ17は、別に設けられたテストデータ(修理点検情報や部品交換情報)を格納するコンピュータ22に接続されている。コンピュータ22に格納されるデータも適宜に管理サーバ17にダウンロードされ、そのデータベース18に記憶される。
【0021】
また、油圧ショベル1はGPS装置23を装備している。このGPS装置23は、位置測定装置であり、GPS衛星システム24のうち少なくとも3つの軌道衛星24a,24b,24cから与えられる信号を受信し当該信号を利用して油圧ショベル1の現在位置を測定する。この現在位置の測定は、必要とされる適宜な時間間隔で行われる。
【0022】
GPS装置23に基づき設定された時間間隔で測定された油圧ショベル1の現在位置データは、制御装置14に伝送され、測定日時データと共に制御装置14に内蔵されたメモリに格納される。制御装置14は、さらに、現在位置と測定日時のデータを制御装置14のデータ処理機能・通信機能および通信回線13を利用して基地局16の管理サーバ17に対して設定された送信タイミングで送信する。
【0023】
図2に上記油圧ショベル1の側面図を示す。油圧ショベル1は、油圧モータにより走行する下部走行体31と、エンジンと油圧ポンプと油圧配管と電源バッテリと運転室33等が設置されている上部旋回体32と、ブーム34とアーム35とバケット36からなるフロント機構部37を備えている。バケット36は作業実施機構部であり、ユーザにおいて作業に応じて自由に交換・変更される部分である。この油圧ショベル1では、例えば運転室33の箇所に上記制御装置14および通信用アンテナ15とGPS装置23およびGPS用アンテナ23aを備えている。制御装置14は主コントローラ41と通信装置42から構成されている。GPS装置23は、主コントローラ41に接続されている。
【0024】
GPS装置23と通信装置42は、動作停止制御部25に接続されている。動作停止制御部25は、GPS装置23または通信装置42から信号を受けると、通電系統あるいは燃料供給系統または油圧系統を遮断して、油圧ショベル1の動作を停止させる。
【0025】
なお、図1および図2に示された油圧ショベル1は、管理サーバ17に基づく管理の下で、実際には、多数の作業現場のそれぞれに配備され、多数台存在している。多数台の油圧ショベル1は基本的に前述した構成と同じ構成を有している。
【0026】
図3は、多数の作業現場のそれぞれに配備された油圧ショベル1と基地局16との関係を模式的に示す図である。各油圧ショベル1は、主コントローラ41と通信装置42および通信用アンテナ15とから成る制御装置14と、GPS装置およびGPS用アンテナと、動作停止制御部25を備えている。図中の1つを除く他の破線ブロックで示された各油圧ショベル1においてGPS装置等が省略して描かれているが、各油圧ショベル1も同様の構成を有するものである。
【0027】
基地局16には通信装置16aと管理サーバ17とデータベース(DB)18が備えられる。主コントローラ41には、必要に応じて、必要な情報(変更または交換の内容)を与えるためのテンキー43が適宜に接続される。図3において示された多数の油圧ショベル1の制御装置14の各々と基地局16の管理サーバ17との間では、通信衛星13aによって形成された通信回線13を利用し、通信装置42を介して情報の送受信が行われる。
【0028】
また、主コントローラ41にはGPS装置23が接続される。GPS装置23はGPS用アンテナ23aを介して少なくとも3つの軌道衛星24a,24b,24cから与えられる信号を受信する。さらに、GPS装置23と通信装置42は、動作停止制御部25に接続される。
【0029】
次に、図4を参照して主コントローラ41とGPS装置23と通信装置42の内部構成、およびそれらの周辺部分の構成を説明する。
【0030】
主コントローラ41は、CPU(中央処理ユニット)401、メモリ402、入力インターフェース403、出力インターフェース404、入出力インターフェース405を備えている。メモリ402には、各種の作業動作のための複数の制御プログラム406と、作業動作の制御に必要なデータ(作業領域、制御パラメータ、定数等)407が記憶されている。
【0031】
入力インターフェース403には、運転室33に設けられた運転操作盤上の入力部44、油圧ショベル1の油圧系または電気系等の各部に設けられた複数のセンサ45から出力される信号が入力される。上記入力部44にはエンジンをオン/オフするエンジンキーのオン/オフ入力が含まれる。また、入力インターフェース403は接続端子408を有し、この接続端子408にはテンキー43が必要に応じて自在に接続される。さらに、入力インターフェース403には、GPS装置23が接続される。
【0032】
GPS装置23は、GPS用アンテナ23aとGPSコントローラ412と受信部413とタイマ回路414とから構成される。測定された油圧ショベル1の現在位置データは、GPS装置23の受信部413、GPSコントローラ412を介して入力インターフェース403に入力される。通常、GPS衛星システム24の各軌道衛星24a,24b,24cからは世界標準時間に係る日時データを得ることができるので、現在位置データと共に測定日時データも入力インターフェース403を介してCPU401に与えられる。CPU401は、GPS装置23から与えられた現在位置データと測定日時データをメモリ402のデータ407の部分に格納する。
【0033】
出力インターフェース404には駆動・制御系46が接続される。CPU401は、駆動・制御系46に対してその動作を指示する指令値または設定値を与える。これらの指令値または設定値に基づいて駆動・制御系46の動作が制御され、フロント機構部37の先部に設けられたバケット36等の上記作業実施機構部に作業のために必要な動作を行わせる。作業実施機構部としては、バケットの他に、ブレーカ、幅広バケットなどがある。作業実施機構部は必要とされる作業に応じてフロント機構部37に対して自在に取り付け・取り外しされ、アタッチメント部品として使用される。
【0034】
また、出力インターフェース404には動作停止制御部25が接続される。CPU401がメモリ402のデータ407の部分に格納された作業領域と上記GPS装置23によって測定された現在位置とを比較し、油圧ショベル1が作業領域外に在ると判断した場合に、出力インターフェース404を介して、動作停止制御部25へ動作停止信号を送信する。
【0035】
入出力インターフェース405には通信装置42が接続される。通信装置42は、通信用アンテナ15と通信コントローラ409と送受信部410とタイマ回路411とから構成される。油圧ショベル1の起動時、つまり入力部44にエンジンキーオンが入力されたときに、通信装置42を介して基地局16へ、情報の送信が行われる。この送信される情報には、メモリ402のデータ407に格納された位置データおよび測定日時データを含む位置情報や稼働情報等が含まれる。
【0036】
なお、メモリ402に記憶される制御プログラム406の例としては、油圧ショベル1の機種に応じて、例えば干渉防止制御のためのプログラム、領域制限制御を行うためのプログラム、建設機械の姿勢制御のためのプログラム、油圧ポンプの動作特性(ポンプ最大流量)を制御するためのプログラムなどがある。これらのプログラムは、油圧ショベル1に装備されるフロント機構部37、作業実施機構部に応じて、その内容が一部異なる。またメモリ402に記憶されるデータ407の例としては、フロント機構部37の各種寸法、干渉防止領域、あるいは、制御ゲイン、ポンプ最大傾転角、エンジン回転数等のパラメータ等がある。
【0037】
GPS装置23と通信装置42は、動作停止制御部25に接続される。GPS装置23は、入力部44にエンジンキーオンが入力されたときに、GPSコントローラ412を起動させ、GPSアンテナ23aを介し受信部413で軌道衛星24a,24b,24cからの信号を受信する。同時にタイマ回路414が計時を開始する。タイマ回路414は、エンジンキーオンから受信部413での信号の受信までの受信不能時間を計時する。この受信不能時間が予め定められた基準時間を越えたことを条件にGPSコントローラ412から動作停止制御部25へ受信不能信号が出力される。
【0038】
通信装置42は、入力部44にエンジンキーオン信号が入力されたときに、通信コントローラ409を起動させ、位置データおよび測定日時データを含む位置情報と稼働情報等を、メモリ401から呼び出す。この位置情報と稼働情報は、送受信部410を介して基地局16へ送信される。この送信時に、タイマ回路411が計時を開始する。基地局16の管理サーバ17は、油圧ショベル1から送信されてきた情報に対して当該油圧ショベル1へ指令等の情報を送信する。タイマ回路411は、管理サーバ17から送られてくる情報を受け取るまでの受信不能時間を計時する。この計時した受信不能時間が予め定められた基準時間を越えたことを条件に通信コントローラ409から動作停止制御部25へ受信不能信号が出力される。
【0039】
動作停止制御部25は、GPS装置23または通信装置42から受信不能信号を受けると、通電系統26あるいは燃料供給系統27または油圧系統28を遮断して、油圧ショベル1の動作を停止させる。
【0040】
次に、図5,6を参照にして、GPS装置23と通信装置42による信号受信不能状態の検知と油圧ショベル1の動作停止について説明する。図5は、GPS装置23の信号受信不能状態によって、油圧ショベル1の動作を停止させる流れを示したフローチャートである。
【0041】
入力部44に含まれるエンジンキーがオン、または盗人によって配線が直結されて電源オン状態になる(ステップS11)と、タイマ回路414によって計時が開始される(ステップS12)。GPS装置23による受信不能状態が継続し、計時した受信不能時間が基準時間に達する(ステップS13)と、受信不能信号が動作停止制御部25に対して出力される(ステップS14)。動作停止制御部25は、受信不能信号を受け取ると、通電系統26、燃料供給系統27、油圧系統28を遮断し、油圧ショベル1を動作不可能な状態にする(ステップS15)。なお、受信不能状態の継続時間が基準時間に達する前に受信可能な状態となった場合には、通常通りに始動する(ステップS16)。
【0042】
図6は、通信装置42の信号受信不能状態によって、油圧ショベル1の動作を停止させる流れを示したフローチャートである。
【0043】
入力部44に含まれるエンジンキーがオン、または盗人によって配線が直結されて電源オン状態になる(ステップS21)と、通信装置42の通信コントローラ409が起動し、位置情報と稼働情報を送受信部410を介して基地局16へ送信する(ステップS22)。送信と同時に、タイマ回路411が計時を開始する(ステップS23)。上述したように基地局16の管理サーバ17は、油圧ショベル1からの稼働情報等の情報を受信すると、当該油圧ショベル1へ指令等の情報を返信する。タイマ回路411は、管理サーバ17からの情報の返信を受信するまで計時する。計時した受信不能時間が基準時間に達する(ステップS24)と、受信不能信号が動作停止制御部25に対して出力される(ステップS25)。動作停止制御部25は、受信不能信号を受け取ると、通電系統26、燃料供給系統27、油圧系統28を遮断し、油圧ショベル1を動作不可能な状態にする(ステップS26)。なお、受信不能状態の継続時間が基準時間に達する前に、管理サーバ17からの情報の返信を受信した場合には、通常通りに始動する(ステップS27)。
【0044】
GPS装置23は、油圧ショベル1が稼働しているときに限らず、非稼働時であっても動作させることが可能である。つまり、作業終了後に油圧ショベル1のエンジンキーをオフにした後、定期的または不定期にGPS装置23を一定期間動作状態(ウエイクアップ状態)にする。このように構成した場合、油圧ショベル1の位置を測位するためにGPS用アンテナ23aが正常であることを確認し、さらに油圧ショベル1が所定の領域内に在ることを判断する必要がある。すなわち、GPS用アンテナ23aが正常であることは、GPS用アンテナが盗人によって破壊・切断されていないことを意味し、油圧ショベル1が所定の領域内にいることは、盗人によって油圧ショベル1の電源をオンにせずに、トレーラ等に載せて所定領域外に持ち去られていないことを意味する。
【0045】
図7は、上記の状況を鑑みて行われる制御を示すフローチャートである。GPS装置23のGPSコントローラ412によって、測位状態か未測位状態かが判断される(ステップS31)。未測位状態と判断されると、タイマ回路414によって計時が開始される(ステップS32)。すなわち、タイマ回路414によって未測位状態が監視される。計時された未測位監視時間が予め設定された監視時間最大値を超える(ステップS33)と、エンジン始動禁止・油圧系統遮断が行われる(ステップS34)。
【0046】
一方、計時された未測位監視時間が監視時間最大値を超えない場合には、ステップS31に戻り、測位状態と判断され、上記未測位監視時間がクリアされる(ステップS35)。GPS装置23が測位状態にあるため、さらに測位された現在位置が所定の作業領域内に在るか否かが判断される(ステップS36)。測位された油圧ショベル1の現在位置が、所定の作業領域外の場合には、エンジン起動・油圧操作禁止制御が行われる(ステップS34)。
【0047】
上述したように、油圧ショベル1の始動時にGPS装置23または通信装置42が受信状態か否かを受信不能状態の継続時間によって判断することや、油圧ショベル1の稼働時または非稼働時にGPS装置23によって受信状態か否かを未測位状態の監視時間によって判断し、測位状態と判断された場合にはさらに測位された位置が作業領域内に在るか否かを判断することによって油圧ショベル1の動作を停止することは、盗難防止にとって有用である。
【0048】
しかし、信号受信不能状態がGPS装置23や通信装置42のアンテナ配線の切断・破壊によるものであることも考えられる。つまり、盗人によってGPS装置23や通信装置42のアンテナ配線が物理的に切断されることが考えられる。この場合、上述したように受信不能状態の継続時間を測ることなく、アンテナ配線の切断・破壊の検知後すぐに、建設機械の動作を停止させることが望まれる。
【0049】
そこで、以下に本発明に係る盗難防止方法の他の実施の形態として、GPS装置23および通信装置42のアンテナ配線と断線検出配線29を束ねて形成された集線ケーブル50が切断された場合の盗難防止方法を提案する。
【0050】
図8は、油圧ショベル1の制御装置14とGPS装置23と断線検出部30およびそれらの周辺部分の構成図である。制御装置14は主コントローラ41と通信装置42を備える。GPS装置23と通信装置42は、主コントローラ41に接続される。GPS装置23のGPS用アンテナ23aの配線と通信装置42の通信用アンテナ15の配線と断線検出配線29を束ねて集線ケーブル50を形成する。断線検出配線29の端部には、断線検出部30が設けられ、断線を検出すると、動作停止制御部25に断線検出信号を出力する。図示された非断線状態では、断線検出配線29により断線検出部30には接地電位レベルが入力されているが、断線状態が発生すると、所定の高電圧が断線検出部30の入力部に印加される。これにより断線が検出される。断線検出信号は、GPS用アンテナ23aおよび通信用アンテナ15の配線を切断する目的で集線ケーブルが切断されたとき、断線検出配線が同時に切断されることによって断線検出部30から出力される。
【0051】
図9は、断線検出部30の断線検出に応じて、油圧ショベル1の動作を停止させる流れを示すフローチャートである。
【0052】
入力部44に含まれるエンジンキーがオン、または盗人によって配線が直結されて電源オン状態になる(ステップS41)と、集線ケーブルが断線されているか否かが判定される(ステップS42)。集線ケーブルの断線が断線検出部30によって検出されると、断線検出信号が出力される(ステップS43)。動作停止制御部25は、断線検出信号を受け取ると、通電系統、燃料供給系統、油圧系統を遮断し、油圧ショベル1を動作不可能な状態にする(ステップS44)。なお、集線ケーブルの断線が断線検出部30によって検出されなかった場合には、通常通りに始動する(ステップS45)。
【0053】
前述の実施形態の説明では、信号受信不能状態の検出は、例えば図4に示されるように、通信装置42の通信コントローラ409やGPS装置23のGPSコントローラ412で検出するように構成されていたが、これに限定されない。例えば主コントローラ41のCPU401で信号受信不能状態であるか否かを判定し、動作停止制御部25に動作停止の制御指令を出すように構成することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、油圧ショベル等の建設機械において、例えばGPS用アンテナや通信用アンテナが信号受信不能状態であると判断された場合に、油圧ショベルのエンジン始動の禁止または油圧系統の遮断をする。またGPS用アンテナの配線と通信用アンテナの配線と断線検出配線を束ねて集線ケーブルを形成し、集線ケーブルの断線が断線検出部によって検出された場合に、油圧ショベルのエンジン始動の禁止または油圧系統の遮断をする。以上の建設機械の盗難防止方法によれば、盗難を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止方法が適用される建設機械を含む周辺システムの全体構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明に係る盗難防止方法が適用される建設機械の一例として油圧ショベルを示す側面図である。
【図3】多数の作業現場のそれぞれに配備された油圧ショベルと基地局との関係を模式的に示す図である。
【図4】本発明に係る盗難防止方法を実現する油圧ショベルの主コントローラとGPS装置と通信装置の内部構成および周辺関連部の構成を示すブロック構成図である。
【図5】GPS装置の信号受信不能状態によって、油圧ショベルの動作を停止させる流れを示したフローチャートである。
【図6】通信装置の信号受信不能状態によって、油圧ショベルの動作を停止させる流れを示したフローチャートである。
【図7】GPS装置によるGPS信号の信号受信不能状態によって、油圧ショベルの動作を停止させる流れを示したフローチャートである。
【図8】油圧ショベルの制御装置とGPS装置と断線検出部およびそれらの周辺部分の構成図である。
【図9】断線検出部の断線検出に応じて、油圧ショベルの動作を停止させる流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 油圧ショベル
2 メーカ
3 ユーザ
13 通信回線
14 制御装置
15 通信用アンテナ
17 管理サーバ
23 GPS装置
23a GPS用アンテナ
24 GPS衛星システム
25 動作停止制御部
26 通電系統
27 燃料供給系統
28 油圧系統
29 断線検出配線
30 断線検出部
41 主コントローラ
42 通信装置

Claims (5)

  1. 制御部と位置測定部と第1通信装置を備えた建設機械と、第2通信装置と記憶部を備えたセンタサーバとから成り、前記第1および第2の通信装置を介して、前記建設機械から前記制御部で得られた稼働情報と前記位置測定部で得られた位置情報が前記センタサーバへ送られ、前記センタサーバから指令やデータに係る情報が前記建設機械へ送られるように構成されるシステムに適用され、前記建設機械に用いられる盗難防止方法であり、
    前記建設機械の前記制御部で外部からの情報に係る信号が受信できない状態が発生したとき、信号受信不能状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に前記建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する、
    ことを特徴とする建設機械の盗難防止方法。
  2. GPSを利用して位置を測定する前記位置測定部による位置に係る信号が受信できない状態が発生したとき、信号受信不能状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に前記建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断することを特徴とする請求項1記載の建設機械の盗難防止方法。
  3. 前記制御部が前記センタサーバからの情報に係る信号を受信できない状態が発生したとき、信号受信不能状態の継続時間が基準時間を超えたことを条件に前記建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断することを特徴とする請求項1記載の建設機械の盗難防止方法。
  4. 制御部と位置測定部と第1通信装置を備えた建設機械と、第2通信装置と記憶部を備えたセンタサーバとから成り、前記第1および第2の通信装置を介して、前記建設機械から前記制御部で得られた稼働情報と前記位置測定部で得られた位置情報が前記センタサーバへ送られ、前記センタサーバから指令やデータに係る情報が前記建設機械へ送られるように構成されるシステムに適用され、前記建設機械に用いられる盗難防止方法であり、
    前記位置測定部のアンテナ配線と前記第1通信装置のアンテナ配線と断線検出配線を束ねて集線ケーブルを形成し、
    前記アンテナ配線を切断する目的で前記集線ケーブルが切断されたとき前記断線検出配線が同時に切断され、
    前記断線検出配線の切断に基づいて得られる断線検出信号に従って前記建設機械のエンジン始動を禁止しまたは油圧系統を遮断する、
    ことを特徴とする建設機械の盗難防止方法。
  5. 前記エンジン始動の禁止は、前記建設機械の通電系統または燃料供給系統を遮断することにより行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械の盗難防止方法。
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