JP2019026026A - 作業車両 - Google Patents

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松川 雅彦
Masahiko Matsukawa
雅彦 松川
智志 田村
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Abstract

【課題】所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えたトラクタなどの作業車両において、緊急時の適応性を向上させること。
【解決手段】所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えたトラクタの走行機体1であって、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離走行分のエンジン駆動、又は、所定時間のエンジン駆動を許容する緊急用エンジン駆動許容手段を備えており、緊急時においては、所定の認証を行うことなく、走行機体1を安全な位置まで移動させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、認証手段を備えるトラクタなどの作業車両に関する。
所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えた作業車両が知られている。例えば、特許文献1に記載される作業車両には、エンジン始動キーを用いたエンジン始動操作に際し、パスワードの入力を求め、入力されたパスワードが予め登録されたパスワードと一致したとき、エンジン駆動を許容する認証手段が設けられている。このような認証手段によれば、エンジン駆動に際し、エンジン始動キーとパスワードが必要になるので、車両の盗難を防止できる。
特開2013−241103号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような作業車両では、いかなる状況でも、エンジン駆動に際してエンジン始動キーとパスワードが要求されるので、緊急時に第三者が作業車両を移動させる必要が生じた場合であっても、エンジン駆動が困難になり、作業車両を移動できない虞があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えた作業車両であって、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離走行分のエンジン駆動を許容する緊急用エンジン駆動許容手段を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えた作業車両であって、所定の認証が行われない場合であっても、所定時間のエンジン駆動を許容する緊急用エンジン駆動許容手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の作業車両であって、前記緊急用エンジン駆動許容手段は、所定の認証が行われることなくエンジン駆動を許容した場合に、走行距離が所定距離に到達したというエンジン停止条件と、エンジン駆動時間が所定時間に到達したというエンジン停止条件と、を判断し、いずれか一方のエンジン停止条件が満たされたと判断したら、他方のエンジン停止条件が満たされていなくてもエンジン駆動を停止させることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車両であって、前記緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が停止した後、所定の認証が行われるまでエンジン駆動を禁止するエンジン駆動禁止手段を備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業車両であって、前記緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中に警報を出力する警報出力手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離走行分のエンジン駆動を許容するので、緊急時における適応性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、所定の認証が行われない場合であっても、所定時間のエンジン駆動を許容するので、緊急時における適応性を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、所定の認証が行われることなくエンジン駆動を許容した場合に、走行距離が所定距離に到達したというエンジン停止条件と、エンジン駆動時間が所定時間に到達したというエンジン停止条件と、を判断し、いずれか一方のエンジン停止条件が満たされたと判断したら、他方のエンジン停止条件が満たされていなくてもエンジン駆動を停止させるので、緊急時における適応性を向上させつつ、必要以上の走行を禁止して緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した車両の盗難を防止できる。
また、請求項4の発明によれば、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が停止した後、所定の認証が行われるまでエンジン駆動を禁止するので、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動の繰り返しによって車両が盗難されることを防止できる。
また、請求項5の発明によれば、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中に警報を出力するので、緊急時における適応性を向上させつつ、緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した車両の盗難を防止できる。
本発明の実施形態に係るトラクタの側面図である。 本発明の実施形態に係るトラクタのトラック積み込み時を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るトラクタのモニタパネル周辺を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの盗難防止制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1は、エンジン(図示せず)が搭載されるエンジン搭載部2と、エンジン動力を変速する変速部3と、各種の作業機(図示せず)を連結可能な作業機連結部4と、運転席(図示せず)や各種の操作具が配置される操縦部5と、操舵輪と駆動輪とを兼ねる前輪6と、駆動輪である後輪7と、を備える。
エンジン搭載部2には、エンジンを電子制御するエンジンECU8(図4参照)が設けられている。エンジンECU8は、キースイッチ9(図2及び図4参照)のエンジン始動操作に応じたエンジンの始動制御、キースイッチ9の電源OFF操作に応じたエンジンの停止制御、エンジンコントロールレバー10(図2参照)の操作位置に応じたエンジンの回転数制御などを行う。
変速部3は、エンジン動力を変速して作業機に伝動する作業動力伝動経路(図示せず)と、エンジン動力を変速して前輪6及び後輪7に伝動する走行動力伝動経路(図示せず)と、を備える。作業動力伝動経路には、PTOクラッチ機構、PTO変速機構などが設けられ、走行動力伝動経路には、走行クラッチ機構、主変速機構、副変速機構、前後進切換機構などが設けられている。本実施形態の主変速機構は、変速バルブ11(図4参照)の切り換えによって油圧的に変速動作し、前後進切換機構は、前後進切換バルブ12(図4参照)の切り換えによって油圧的に変速動作するように構成されている。
図3に示すように、操縦部5の運転席前方位置には、キースイッチ9、エンジンコントロールレバー10、前後進切換操作レバー13、ステアリングハンドル14、メータパネル15などが設けられている。
キースイッチ9は、所定のエンジン始動キー16が挿入された場合にのみ、該エンジン始動キー16を介した回し操作が許容されるロータリ式のスイッチであり、その回し操作位置には、初期位置である電源OFF位置と、1段目の回し操作位置である電源ON位置と、該電源ON位置を介した2段目の回し操作位置であるエンジン始動位置と、が含まれる。エンジン始動キー16は、エンジン始動後に手を離すと、自動的に電源ON位置に戻り、また、エンジン始動キー16の抜き取りは、電源OFF位置でのみ許容される。
エンジンコントロールレバー10は、エンジンの回転数を調節するための操作具であり、前後進切換操作レバー13は、走行機体1の走行方向(前進、後進)を切り換えるための操作具であり、ステアリングハンドル14は、前輪6を操舵するための操作具である。ステアリングハンドル14から前輪6に至る操舵力伝動経路には、ステアリングハンドル14による前輪6の操舵をロックすることが可能なステアリングロック用のロックシリンダ17(図4参照)が設けられている。
メータパネル15は、液晶パネルとタッチパネルを積層したタッチパネル式ディスプレイ18であり、標準画面表示では、エンジン回転数表示、走行速度表示、燃料残量表示、冷却水温表示など、走行及び作業に必要な表示を行うが、キースイッチ9による電源ON操作後で、且つエンジン始動操作前の状態では、パスワード(認証コード)の入力を求める認証画面が表示されるようになっている。例えば、本実施形態は、4桁の数字で認証を行うが、数字や文字の入力を行わないパターン認証(例えば、複数のアイコンを所定の順番でなぞる操作で認証)などを採用してもよい。
図4に示すように、走行機体1には、各種の制御を行う制御部19が設けられている。制御部19は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成されており、前述したエンジンECU8、キースイッチ9、変速バルブ11、前後進切換バルブ12、ロックシリンダ17及びタッチパネル式ディスプレイ18に加え、前後進切換操作レバー13の操作を検出する前後進切換スイッチ20、走行機体1の走行距離を検出する走行距離センサ21、走行機体1の前後傾斜を検出する前後傾斜センサ22、警報音を出音するブザー23などが接続されている。
制御部19は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能構成として、認証手段と、緊急用エンジン駆動許容手段と、エンジン駆動禁止手段と、警報出力手段と、を備える。
認証手段は、エンジンの始動に際して所定の認証を行うための機能構成である。例えば、本実施形態の認証手段は、キースイッチ9による電源ON操作後で、且つエンジン始動操作前の状態において、タッチパネル式ディスプレイ18にパスワードの入力を求める認証画面を表示させるとともに、入力されたパスワードが予め登録されたパスワードと一致したとき、制限のないエンジン駆動を許容する一方、入力されたパスワードが予め登録されたパスワードと一致しないとき、エンジン駆動を制限する。
このような認証手段によれば、エンジン駆動に際し、エンジン始動キー16とパスワードが必要になるので、走行機体の盗難を防止することが可能であるが、緊急時に第三者が走行機体1を移動させる必要が生じた場合であっても、エンジン駆動が制限され、走行機体1を移動できない虞がある。
緊急用エンジン駆動許容手段は、上記のような問題を解決するための機能構成であり、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離L走行分のエンジン駆動、又は、所定時間Tのエンジン駆動を許容する。このような緊急用エンジン駆動許容手段によれば、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離L走行分のエンジン駆動、又は、所定時間Tのエンジン駆動が許容されるので、緊急時における適応性を向上させることが可能になる。なお、所定距離Lは、図1に示すように、走行機体1の機体長程度とすることが望ましい。このような所定距離Lによれば、緊急時における適応性を向上させつつ、走行機体1の盗難を防止できる。また、所定時間Tは、所定距離L程度の走行が可能な時間とすることが望ましい。
本実施形態の緊急用エンジン駆動許容手段は、所定の認証が行われることなくエンジン駆動を許容した場合に、走行距離が所定距離Lに到達したというエンジン停止条件と、エンジン駆動時間が所定時間Tに到達したというエンジン停止条件と、を判断し、いずれか一方のエンジン停止条件が満たされたと判断したら、他方のエンジン停止条件が満たされていなくてもエンジン駆動を停止させる。このようにすると、緊急時における適応性を向上させつつ、必要以上の走行を禁止して緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した走行機体1の盗難を防止できる。
エンジン駆動禁止手段は、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が停止した後、所定の認証が行われるまでエンジン駆動を禁止するための機能構成である。このようなエンジン駆動禁止手段によれば、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動の繰り返しが規制されるので、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動の繰り返しで走行機体1が盗難されることを防止できる。
警報出力手段は、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中に警報(例えば、車外の人が認識可能な音量のブザー音)を出力するための機能構成である。このような警報出力手段によれば、緊急時における適応性を向上させつつ、緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した走行機体1の盗難を防止できる。
ところで、緊急用エンジン駆動許容手段による緊急時の走行距離を所定距離Lに制限したとしても、図2に示すように、車両運搬用のトラック100を使用すると、緊急用エンジン駆動許容手段を悪用して走行機体1が盗難される虞がある。具体的に説明すると、車両運搬用のトラック100は、車両本体101と、該車両本体101に対して前後方向スライド動作可能な荷台102と、を備えており、図2に示すように、荷台102を後方にスライドさせた傾斜姿勢にすると、走行距離を所定距離Lに制限しても走行機体1を荷台102に積み込み、その後、荷台102を前方にスライド動作させれば、走行機体1を盗難することが可能となる。
本実施形態の制御部19は、上記のような問題を解決するために、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中は、前後傾斜センサ22の検出信号に基づいて走行機体1の前後傾斜変化を監視し、前後傾斜変化が所定角度θを越えた場合は、所定距離L又は所定時間Tに到達する前であってもエンジン駆動を停止させる。これにより、車両運搬用のトラック100を用いた走行機体1の盗難を防止できる。
また、本実施形態の制御部19は、走行機体1の前後傾斜に応じてエンジン駆動を停止するにあたり、前後進切換バルブ12によって走行機体1の前後進を切り換えるとともに、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中に走行した分だけ走行機体1を逆走させてからエンジン駆動を停止させる。このようにすると、走行機体1を荷台102の上から元の位置に戻されるので、車両運搬用のトラック100を用いた走行機体1の盗難をより確実に防止できる。
さらに、本実施形態の制御部19は、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動時は、ステアリングハンドル14の操作をロックするようにロックシリンダ17を制御している。このようにすると、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動時は、走行機体1の荷台102への積み込みが難しくなるので、車両運搬用のトラック100を用いた走行機体1の盗難をより確実に防止できる。
つぎに、上記のような機能構成を実現する本実施形態の盗難防止制御(ソフトウェア)について、図5を参照して説明する。なお、盗難防止制御において状態識別用に使用されるエンジン制御モードには、「許可」モードと、「制限」モードと、「禁止」モードと、の3つのモードが含まれ、「許可」モードは、認証手段による認証が行われた状態を示し、「制限」モードは、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が許容される状態を示し、「禁止」モードは、エンジン駆動禁止手段によってエンジン駆動が禁止される状態を示している。
図5に示すように、制御部19が実行する盗難防止制御では、まず、キースイッチ9が電源OFF位置から電源ON位置に操作されたか否かを判断する(S10)。この判断結果がYESの場合は、前回の電源OFF時(エンジン停止時)に記憶したエンジン制御モードを読み込み(S11)、該読み込んだエンジン制御モードが「許可」であるか否かを判断する(S12)。この判断結果がYESの場合は、エンジン制御モードに「制限」をセットし(S13)、NOの場合は、エンジン制御モードに「禁止」をセットする(S14)。
一方、ステップS10の判断結果がNOの場合は、キースイッチ9が電源ON位置からエンジン始動位置に操作された否かと(S15)、キースイッチ9が電源ON位置から電源OFF位置に操作された否かと(S16)、を判断する。ステップS15、S16の判断結果がいずれのNOの場合は、タッチパネル式ディスプレイ18に表示されている認証画面に正しいパスワード(認証コード)が入力されたか否かを判断し(S17)、この判断結果がYESの場合は、走行距離及びタイマのリセット、タッチパネル式ディスプレイ18の標準画面表示、エンジン制御モードへの「許可」セット、ステアリングロック解除、ブザー23の吹鳴OFFなどの処理を行う(S18)。なお、ステップS17の判断結果がNOの場合は、ステップS19〜S24を実行するが、これらについては後述する。
また、ステップS15の判断結果がNOで、且つステップS16の判断結果がYESの場合は(電源OFF操作時)、現在のエンジン制御モードを不揮発性メモリに記憶するとともに、ステアリングロックを行った後、電源をOFF(エンジン停止)とする(S25)。
また、ステップS15の判断結果がYESの場合は(エンジン始動操作時)、現在のエンジン制御モードが「禁止」であるか否かを判断し(S26)、この判断結果がNOの場合にのみ、エンジンを始動させる(S27)。エンジン始動後は、現在のエンジン制御モードが「制限」であるか否かを判断し(S28)、この判断結果がYESの場合にのみ、走行距離Lのセット、走行距離減算カウンタの開始、減算タイマTのセット、タイマ減算カウンタの開始、ブザー23の吹鳴ONなどの処理を行う(S29)。
そして、エンジン制御モードが「制限」の状態でエンジンが始動された場合は、前述したステップS19〜S24が実行される。ステップS19でエンジン制御モードが「制限」であると判断されると、走行距離Lだけ走行(L=0)したか否かと(S20)、時間Tだけ経過(T=0)しかか否かと(S21)、機体の前後傾斜変化が所定値θよりも大きいか否かと(S22)、を連続的に判断する。ここで、ステップS20、又はステップS21の判断結果がYESの場合は、エンジン制御モードの「禁止」をセットし(不揮発性メモリに記憶)、電源をOFF(エンジン停止)とする(S24)。一方、ステップS20及びステップS21の判断結果がいずれもNOであっても、ステップS22の判断結果がYESの場合は、前後進切換バルブ12によって走行機体1の前後進を切り換えるとともに、走行距離減算分だけ走行機体1を逆走させ(S23)、その後にステップS24にて電源をOFF(エンジン停止)にする。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、所定の認証が行われない場合であっても、所定距離L走行分又は所定時間Tのエンジン駆動を許容するので、緊急時における適応性を向上させることができる。
また、所定の認証が行われることなくエンジン駆動を許容した場合に、走行距離が所定距離Lに到達したというエンジン停止条件と、エンジン駆動時間が所定時間Tに到達したというエンジン停止条件と、を判断し、いずれか一方のエンジン停止条件が満たされたと判断したら、他方のエンジン停止条件が満たされていなくてもエンジン駆動を停止させるので、緊急時における適応性を向上させつつ、必要以上の走行を禁止して緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した走行機体1の盗難を防止できる。
また、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が停止した後、所定の認証が行われるまでエンジン駆動を禁止するので、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動の繰り返しによって走行機体1が盗難されることを防止できる。
また、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中にブザー23から警報音を出力するので、緊急時における適応性を向上させつつ、緊急用エンジン駆動許容手段を悪用した車両の盗難を防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば、前記実施形態では、本発明をトラクタに適用した例を示したが、本発明はトラクタ以外の作業車両(例えば、コンバイン、田植機、建設機械など)にも適用することができる。また、前記実施形態では、緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動を所定距離走行分又は所定時間に制限していたが、走行機体が危険な位置にあることを認識できる場合は、所定距離や所定時間を越えるエンジン駆動を例外的に許容するようにしてもよい。例えば、GPS信号に基づいて走行機体の位置を認識するとともに、認識位置と地図情報を比較し、認識位置が踏切内や交差点内のような危険領域であると判断した場合は、所定距離や所定時間を越えるエンジン駆動を例外的に許容し、危険領域を脱した時点でエンジン駆動を停止させるようにしてもよい。
1 走行機体
8 エンジンECU
9 キースイッチ
15 メータパネル
16 エンジン始動キー
18 タッチパネル式ディスプレイ
19 制御部
21 走行距離センサ
23 ブザー

Claims (5)

  1. 所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えた作業車両であって、
    所定の認証が行われない場合であっても、所定距離走行分のエンジン駆動を許容する緊急用エンジン駆動許容手段を備えることを特徴とする作業車両。
  2. 所定の認証後にエンジン駆動を許容する認証手段を備えた作業車両であって、
    所定の認証が行われない場合であっても、所定時間のエンジン駆動を許容する緊急用エンジン駆動許容手段を備えることを特徴とする作業車両。
  3. 前記緊急用エンジン駆動許容手段は、所定の認証が行われることなくエンジン駆動を許容した場合に、走行距離が所定距離に到達したというエンジン停止条件と、エンジン駆動時間が所定時間に到達したというエンジン停止条件と、を判断し、いずれか一方のエンジン停止条件が満たされたと判断したら、他方のエンジン停止条件が満たされていなくてもエンジン駆動を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。
  4. 前記緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動が停止した後、所定の認証が行われるまでエンジン駆動を禁止するエンジン駆動禁止手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車両。
  5. 前記緊急用エンジン駆動許容手段によるエンジン駆動中に警報を出力する警報出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業車両。
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