JP2007245165A - 打ち抜き加工用型および型の磨耗検出方法および型の研磨方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイの切刃の高さが研磨限界高さに到達しているか否かを容易に確認できる打ち抜き加工用型を提供する。
【解決手段】下型3に備え付けられたダイ5は、上面5aに開口するパンチ挿入孔10と、切刃11と、パンチ挿入孔10に連通し且つ打ち抜き片を排除する排除孔14とを有し、ダイ5の上面5aに陥没部16が形成され、陥没部16の奥端に、上方から目視可能な基準面17が形成され、基準面17はダイ5の上面5aに対して平行であり、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さHは切刃11の高さC1と同一に設定されている。
【選択図】図4
【解決手段】下型3に備え付けられたダイ5は、上面5aに開口するパンチ挿入孔10と、切刃11と、パンチ挿入孔10に連通し且つ打ち抜き片を排除する排除孔14とを有し、ダイ5の上面5aに陥没部16が形成され、陥没部16の奥端に、上方から目視可能な基準面17が形成され、基準面17はダイ5の上面5aに対して平行であり、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さHは切刃11の高さC1と同一に設定されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、プレス成形金型等の打ち抜き加工用型および型の磨耗検出方法および型の研磨方法に関する。
従来、プレス成形金型としては、図9,図10に示すように、昇降自在なパンチ61を有する上型62と、ダイ63を有する下型64とを備えたプレス成形金型65がある。ダイ63は、上面に開口するパンチ挿入孔66と、高さC1の切刃67と、パンチ61によって打ち抜かれた被加工部材68の打ち抜き片69(打ち抜きカス)を排除する排除孔70とを有している。尚、排除孔70は、パンチ挿入孔66の下部に連通しており、パンチ挿入孔66よりも幅広に形成されている。
プレス回数を多数重ねていくと、図10(a)に示すように、切刃67の先端が磨耗したり欠落し、このような現象が発生した場合、ダイ63を下型64から取り外し、ダイ63の上面を所定の研磨量Aだけ研磨して、切刃67の磨耗(又は欠落)部分Bを除去し、切刃67が元の形状になるように修正し、その後、ダイ63を下型64に戻してセットしている。
これにより、図10(b)に示すように、上記研磨後のダイ63の切刃67の高さC2は、研磨前の元のダイ63の切刃67の高さC1よりも、上記研磨量Aだけ短縮されることになる。このような研磨によって、切刃67の高さC2が所定の研磨限界高さDよりも短くなると、ダイ63の切刃67の部分の板厚Tが薄くなり過ぎて強度が不足し、ダイ63の陥没を引き起こす虞れがあった。したがって、ダイ63を研磨して切刃67の高さC2が研磨限界高さDに達した場合、これ以上、ダイ63を研磨することは行っていない。
尚、上記研磨限界高さDは、切刃67の形状又は被加工部材68の厚さや材質等に基いて、予め所定の値に設定されている。
従来、切刃67の高さC2が所定の研磨限界高さDに達しているか否かを確認するには、先ず、元のダイ63の高さ(厚さ)と切刃67の高さC1とを予め測定しておく。そして、切刃67の先端が磨耗した場合、上記のようにダイ63を下型64から取り外し、ダイ63の上面を研磨する。研磨後、ノギス等の測定器具を用いてダイ63の高さを測定し、元のダイ63の高さから研磨後のダイ63の高さを減算して、研磨量Aを求める。次に、元の切刃67の高さC1から研磨量Aを減算して、研磨後の切刃67の高さC2を求める。求められた切刃67の高さC2と研磨限界高さDとを比較し、研磨が可能か否かを判断していた。その後、ダイ63を下型64に戻して備え付ける。
従来、切刃67の高さC2が所定の研磨限界高さDに達しているか否かを確認するには、先ず、元のダイ63の高さ(厚さ)と切刃67の高さC1とを予め測定しておく。そして、切刃67の先端が磨耗した場合、上記のようにダイ63を下型64から取り外し、ダイ63の上面を研磨する。研磨後、ノギス等の測定器具を用いてダイ63の高さを測定し、元のダイ63の高さから研磨後のダイ63の高さを減算して、研磨量Aを求める。次に、元の切刃67の高さC1から研磨量Aを減算して、研磨後の切刃67の高さC2を求める。求められた切刃67の高さC2と研磨限界高さDとを比較し、研磨が可能か否かを判断していた。その後、ダイ63を下型64に戻して備え付ける。
しかしながらこのような方法では、作業者が、研磨の度に、ダイ63を下型64から一旦取り外し、ノギス等を用いてダイ63の高さを測定し、測定値に基いて切刃67の高さが研磨限界深さDに達しているか否かを確認し、その後、ダイ63を下型64に戻して備え付けるといった行程を実施する必要があり、非常に手間がかかるといった問題があった。
また、下記特許文献1では、ダイハイト用確認治具を用いてダイの研磨限界高さを確認する金型磨耗検査装置が記載されている。
図11に示すように、上記金型磨耗検査装置80は、ベース81にダイハイト用確認治具82が設けられている。このダイハイト用確認治具82には、ベース81の上面に上方から対向する下向きの第1のゲージ面83aと第2のゲージ面83bとが形成されている。ベース81の上面から第1のゲージ面83aまでの距離が正規のダイハイトに設定され、ベース81の上面から第2のゲージ面83bまでの距離が限界のダイハイトに設定されている。
図11に示すように、上記金型磨耗検査装置80は、ベース81にダイハイト用確認治具82が設けられている。このダイハイト用確認治具82には、ベース81の上面に上方から対向する下向きの第1のゲージ面83aと第2のゲージ面83bとが形成されている。ベース81の上面から第1のゲージ面83aまでの距離が正規のダイハイトに設定され、ベース81の上面から第2のゲージ面83bまでの距離が限界のダイハイトに設定されている。
これによると、切刃の先端が磨耗した場合、ダイ84を下型から取り外し、ダイ84の上面を研磨する。研磨後、ダイ84をベース81の上面に置いて横方向へスライドさせ、ベース81の上面と第2のゲージ面83bとの間にダイ84が入れば、ダイ84の先端が研磨限界に到達していると判断し、入らなければ、研磨限界に到達していないと判断して使用を続ける。
特開2000−33536
しかしながら上記図9〜図11に示した各従来形式では、作業者は、切刃の高さが研磨限界高さに到達しているか否かを確認する場合、その都度、ダイを下型から取り外し、確認後、ダイを下型に戻して備え付ける必要があるため、非常に手間がかかり、能率が悪いといった問題があった。
また、ダイの切刃の先端が磨耗したり欠落した場合、作業者は、その都度、ダイを下型から取り外し、ダイの上面を研磨した後、ダイを下型に戻して備え付けているため、非常に手間がかかり、能率が悪いといった問題があった。
本発明は、切刃の高さが研磨限界高さに到達しているか否かを容易に確認することが可能な打ち抜き加工用型および型の磨耗検出方法を提供することを目的とし、さらに、ダイの研磨を容易に行うことが可能な型の研磨方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明は、パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型であって、
他方の型は打ち抜き方向において一方の型に対向する対向面を有し、
ダイは、対向面に開口するパンチ挿入孔と、切刃と、パンチ挿入孔に連通し且つ打ち抜き片を排除する排除空間部とを有し、
他方の型の対向面に陥没部が形成され、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面が形成され、
基準面は他方の型の対向面に対して平行であるものである。
他方の型は打ち抜き方向において一方の型に対向する対向面を有し、
ダイは、対向面に開口するパンチ挿入孔と、切刃と、パンチ挿入孔に連通し且つ打ち抜き片を排除する排除空間部とを有し、
他方の型の対向面に陥没部が形成され、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面が形成され、
基準面は他方の型の対向面に対して平行であるものである。
これによると、ダイの切刃の先端が磨耗したり欠落した場合、ダイを備え付けたままの状態で他方の型の対向面を研磨し、上記切刃の磨耗部分や欠落部分を除去する。研磨後、基準面から研磨された他方の型の対向面までの高さを目視又はノギス等の測定器具を用いることによって認識する。この際、作業者は、基準面を一方の型の方向から目視することができるため、ダイを他方の型に備え付けたままの状態で、上記基準面から他方の型の対向面までの高さを認識することができる。これに基いて研磨後の切刃の高さを求めることができ、求めた切刃の高さが研磨限界高さに達している場合、これ以上の研磨を行わない。
このように、ダイを他方の型に備え付けたままの状態で、切刃の高さが研磨限界高さに達しているか否かを確認することができるため、ダイを他方の型から取り外したり他方の型へ戻す手間を省くことができ、上記確認作業が容易に行える。
本第2発明は、基準面から他方の型の対向面までの高さはダイの切刃の高さと同一に設定されているものである。
これによると、ダイを備え付けたままの状態で他方の型の対向面を研磨した後、測定器具を用いて、基準面から研磨後の他方の型の対向面までの高さを測定することにより、この測定値が研磨後のダイの切刃の高さと一致する。これにより、研磨後のダイの切刃の高さを迅速かつ正確に求めることができる。
これによると、ダイを備え付けたままの状態で他方の型の対向面を研磨した後、測定器具を用いて、基準面から研磨後の他方の型の対向面までの高さを測定することにより、この測定値が研磨後のダイの切刃の高さと一致する。これにより、研磨後のダイの切刃の高さを迅速かつ正確に求めることができる。
本第3発明は、パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型の上記他方の型の磨耗を検出する磨耗検出方法であって、
打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面に、陥没部を形成し、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面を形成し、
ダイを備え付けた状態で他方の型の対向面を研磨した場合、基準面から研磨後の他方の型の対向面までの高さを目視又は測定器具を用いることによって認識し、
これに基いてダイの切刃の高さが研磨限界高さに達しているか否かを判断するものである。
打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面に、陥没部を形成し、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面を形成し、
ダイを備え付けた状態で他方の型の対向面を研磨した場合、基準面から研磨後の他方の型の対向面までの高さを目視又は測定器具を用いることによって認識し、
これに基いてダイの切刃の高さが研磨限界高さに達しているか否かを判断するものである。
これによると、ダイを他方の型に備え付けたままの状態で、切刃の高さが研磨限界高さに達しているか否かを確認することができるため、ダイを他方の型から取り外したり他方の型へ戻す手間を省くことができ、上記確認作業が容易に行える。
本第4発明は、パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型の上記他方の型の研磨方法であり、
ダイを他方の型に備え付けた状態で、打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面を全面にわたって研磨することにより、ダイの切刃の磨耗又は欠落部分を除去するものである。
ダイを他方の型に備え付けた状態で、打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面を全面にわたって研磨することにより、ダイの切刃の磨耗又は欠落部分を除去するものである。
これによると、ダイの切刃の先端が磨耗したり欠落した場合、ダイを他方の型に備え付けたままの状態で、他方の型の対向面をダイと共に研磨し、上記切刃の磨耗部分や欠落部分を除去するため、ダイを他方の型から取り外したり他方の型へ戻す手間を省くことができ、上記研磨作業が容易に行える。
本発明によると、ダイの切刃の高さが研磨限界高さに到達しているか否かを容易に確認することができ、また、ダイの研磨を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1を図1〜図4に基いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1を図1〜図4に基いて説明する。
図1に示すように、1は打ち抜き加工用型の一例であるプレス成形金型であり、昇降自在な上型2(一方の型の一例)と、下型3(他方の型の一例)とで構成されている。上型2はパンチ4を有している。また、図2に示すように、下型3は、複数のダイ5と、これらダイ5の周囲を取り囲んでダイ5を固定するダイケース6およびバンド7とを有している。また、下型3の上面3a(対向面の一例)は打ち抜き方向において上型2に対向している。尚、下型3の上面3aは、各ダイ5の上面5aとダイケース6の上面6aとバンド7の上面7aとによって、面一に構成されている。
図1,図3に示すように、各ダイ5は、上面5aに開口するパンチ挿入孔10と、高さC1の切刃11と、パンチ4によって打ち抜かれた被加工部材12(例えば薄い金属板等)の打ち抜き片13(打ち抜きカス)を排除する排除孔14(排除空間部の一例)とを有している。尚、排除孔14は、パンチ挿入孔10の下部に連通しており、パンチ挿入孔10よりも幅広に形成されている。
下型3の上面3aとして少なくとも1個のダイ5のいずれかの角隅部の上面5aには、陥没部16が形成されている。この陥没部16の奥端部には、上方(すなわち上型2の方向)から目視可能な基準面17が形成されている。この基準面17はダイ5の上面5a(すなわち下型3の上面3a)に対して平行である。また、基準面17からダイ5の上面5a(すなわち下型3の上面3a)までの高さHは上記切刃11の高さC1と同一に設定されている。
以下に、上記構成における作用を説明する。
上型2を下降してパンチ4をパンチ挿入孔10に挿入することによって、被加工部材12が打ち抜かれ、打ち抜き片13が排除孔14に落下して排除される。
上型2を下降してパンチ4をパンチ挿入孔10に挿入することによって、被加工部材12が打ち抜かれ、打ち抜き片13が排除孔14に落下して排除される。
上記のようなプレスを多数回重ねていくと、切刃11の先端が磨耗したり欠落し、このような現象が発生した場合、下型3を研磨する。この下型3の研磨方法としては、図4(a)に示すように、ダイ5を下型3に備え付けた状態で、研磨用ホイール20を用いて、下型3の上面3aを全面にわたってダイ5と共に研磨し、ダイ5の切刃11の磨耗部分や欠落部分を除去する。
これにより、ダイ5を下型3から取り外したり下型3へ戻す手間を省くことができ、上記研磨作業が容易に行える。
次に、下型3の磨耗検出方法を説明する。
次に、下型3の磨耗検出方法を説明する。
上記のようにして下型3の上面3aを全面にわたって研磨した後、図4(b)に示すように、ノギス21(測定器具の一例)を用いて、基準面17から研磨後のダイ5の上面5a(すなわち下型3の上面3a)までの高さを測定する。このときの測定値が研磨後のダイ5の切刃11の高さC2に一致し、上記測定値(すなわち研磨後の切刃11の高さC2)が研磨限界高さDに達している場合は、これ以上の研磨を行わない。
上記のような磨耗検出方法では、ダイ5を下型3に備え付けたままの状態で、切刃11の高さが研磨限界高さDに達しているか否かを確認することができるため、ダイ5を下型3から取り外したり下型3へ戻す手間を省くことができ、上記確認作業が容易に行える。
尚、図3(b)に示すように、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さHを切刃11の高さC1と同一に設定しているため、上記のようにノギス21を用いて、基準面17から研磨後のダイ5の上面5aまでの高さを測定することにより、この測定値が研磨後の切刃11の高さと一致する。これにより、研磨後のダイ5の切刃11の高さを迅速かつ正確に求めることができる。
上記実施の形態1では、測定器具の一例としてノギス21を用いたが、ノギス21に限定されるものではなく、例えばデプスメーター等を用いてもよい。
(実施の形態2)
先述した実施の形態1では、図4(a)に示すように、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さHを切刃11の高さC1と同一に設定しているが、ここで説明する実施の形態2では、図5(a)に示すように、基準面17の位置を研磨限界高さDと同じ高さに設定している。
(実施の形態2)
先述した実施の形態1では、図4(a)に示すように、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さHを切刃11の高さC1と同一に設定しているが、ここで説明する実施の形態2では、図5(a)に示すように、基準面17の位置を研磨限界高さDと同じ高さに設定している。
図5(a)は研磨していない下型3を示し、(b)は所定の研磨量Aだけ研磨した下型3を示し、(c)はさらに研磨回数を重ねて上記研磨量Aよりも深く研磨し研磨限界高さDまで達した下型3を示す。
図5(b)に示すように、下型3の上面3aの研磨を重ねることにより、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さが次第に減少し、図5(c)に示すように、切刃11の高さが研磨限界高さDに達した場合、基準面17からダイ5の上面5aまでの高さが0になり、基準面17とダイ5の上面5aとが面一になる。
したがって、作業者は、基準面17を上方(すなわち上型2の方向)から目視し、基準面17とダイ5の上面5aとが面一になった場合、切刃11の高さが研磨限界高さDに達したことを確認することができ、これ以上の研磨を行わない。
これにより、ダイ5を下型3に備え付けたままの状態で、切刃11の高さが研磨限界高さDに達しているか否かを確認することができるため、ダイ5を下型3から取り外したり下型3へ戻す手間を省くことができ、上記確認作業が容易に行える。また、ノギス21等の測定器具が不要になるため、測定の手間も省くことができる。
(実施の形態3)
先述した実施の形態1,2では、陥没部16をダイ5の角隅部の上面5aに形成しているが、この位置に限定されるものではなく、例えば、本実施の形態3として、図6に示すように、陥没部16をダイ5の角隅部以外の上面5aに形成してもよい。
先述した実施の形態1,2では、陥没部16をダイ5の角隅部の上面5aに形成しているが、この位置に限定されるものではなく、例えば、本実施の形態3として、図6に示すように、陥没部16をダイ5の角隅部以外の上面5aに形成してもよい。
(実施の形態4)
先述した実施の形態1〜3では、陥没部16をダイ5に形成しているが、ダイ5に限定されるものではなく、例えば、本実施の形態4として、図7に示すように、陥没部16を下型3のダイケース6の角隅部(或いは角隅部以外)の上面に形成してもよい。
先述した実施の形態1〜3では、陥没部16をダイ5に形成しているが、ダイ5に限定されるものではなく、例えば、本実施の形態4として、図7に示すように、陥没部16を下型3のダイケース6の角隅部(或いは角隅部以外)の上面に形成してもよい。
(実施の形態5)
先述した実施の形態1〜4では、下型3はダイ5とダイケース6とバンド7とを有しているが、本実施の形態5では、図8に示すように、下型3は、複数のダイ5と、これらダイ5を保持する枠状のダイパッド25とを有している。陥没部16はダイパッド25の角隅部(或いは角隅部以外)の上面に形成されている。
先述した実施の形態1〜4では、下型3はダイ5とダイケース6とバンド7とを有しているが、本実施の形態5では、図8に示すように、下型3は、複数のダイ5と、これらダイ5を保持する枠状のダイパッド25とを有している。陥没部16はダイパッド25の角隅部(或いは角隅部以外)の上面に形成されている。
上記各実施の形態では、図2,図8に示すように、複数個のダイ5を下型3に備え付けているが、単数個のダイ5を下型3に備え付けてもよい。
上記各実施の形態では、図2,図7,図8に示すように、陥没部16を下型3の1箇所に形成しているが、複数箇所に形成してもよい。
上記各実施の形態では、図2,図7,図8に示すように、陥没部16を下型3の1箇所に形成しているが、複数箇所に形成してもよい。
上記各実施の形態では、抜き加工用型の一例として、プレス成形金型1を挙げたが、これ以外の抜き加工用型であってもよい。
本発明は、プレス成形金型以外の打ち抜き加工用型にも適用可能である。
1 プレス成形金型(打ち抜き加工用型)
2 上型(一方の型)
3 下型(他方の型)
3a 下型の上面(対向面)
4 パンチ
5 ダイ
10 パンチ挿入孔
11 切刃
13 打ち抜き片
14 排除孔(排除空間部)
16 陥没部
17 基準面
21 ノギス(測定器具)
C1,C2 切刃の高さ
D 研磨限界高さ
H 基準面からダイの上面までの高さ(基準面から他方の型の対向面までの高さ)
2 上型(一方の型)
3 下型(他方の型)
3a 下型の上面(対向面)
4 パンチ
5 ダイ
10 パンチ挿入孔
11 切刃
13 打ち抜き片
14 排除孔(排除空間部)
16 陥没部
17 基準面
21 ノギス(測定器具)
C1,C2 切刃の高さ
D 研磨限界高さ
H 基準面からダイの上面までの高さ(基準面から他方の型の対向面までの高さ)
Claims (4)
- パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型であって、
他方の型は打ち抜き方向において一方の型に対向する対向面を有し、
ダイは、対向面に開口するパンチ挿入孔と、切刃と、パンチ挿入孔に連通し且つ打ち抜き片を排除する排除空間部とを有し、
他方の型の対向面に陥没部が形成され、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面が形成され、
基準面は他方の型の対向面に対して平行であることを特徴とする打ち抜き加工用型。 - 基準面から他方の型の対向面までの高さはダイの切刃の高さと同一に設定されていることを特徴とする請求項1記載の打ち抜き加工用型。
- パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型の上記他方の型の磨耗を検出する磨耗検出方法であって、
打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面に、陥没部を形成し、
陥没部内に、一方の型の方向から目視可能な基準面を形成し、
ダイを備え付けた状態で他方の型の対向面を研磨した場合、基準面から研磨後の他方の型の対向面までの高さを目視又は測定器具を用いることによって認識し、
これに基いてダイの切刃の高さが研磨限界高さに達しているか否かを判断することを特徴とする型の磨耗検出方法。 - パンチを有する一方の型と、ダイを有する他方の型とを備えた打ち抜き加工用型の上記他方の型の研磨方法であり、
ダイを他方の型に備え付けた状態で、打ち抜き方向において一方の型に対向する他方の型の対向面を全面にわたって研磨することにより、ダイの切刃の磨耗又は欠落部分を除去することを特徴とする型の研磨方法。
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2006
- 2006-03-14 JP JP2006068441A patent/JP2007245165A/ja active Pending
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