JP2007242702A - 基板処理装置及び基板搬送方法並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理モジュールに対して基板搬送手段により基板の受け渡しを行なう基板処理装置において、基板へのパーティクルの付着を抑えること。
【解決手段】メインアームA3の最上段の保持アーム51の上に第1の吸引孔62が形成された整流板61を設けると共に、この整流板61の上に第1の通気空間63を介して案内板64を設け、前記第1の通気空間63において、保持アーム51の先端側のガスノズル7から、保持アーム51の基端側の第1の吸引口66に気体を通流させることにより、エジェクタ効果で整流板61の下方側から第1の吸引孔62及び第1の通気空間63を介して前記第1の吸引口66に吸引される気流を形成する。保持アーム51に保持されたウエハWの表面では上方側に流れる気流が発生し、搬送領域R1内のパーティクルが第1の通気空間63内に引き込まれ、このため搬送中のウエハWへのパーティクルの付着が防止される。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば半導体ウエハやLCD基板(液晶ディスプレイ用ガラス基板)等の基板に対してレジスト液の塗布処理や、露光後の現像処理等の基板処理を行う基板処理装置及び基板搬送方法並びに記憶媒体に関する。
半導体デバイスやLCD基板の製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィと呼ばれる技術により基板に対してレジストパターンの形成が行なわれている。この技術は、例えば半導体ウエハ(以下ウエハという)などの基板に、レジスト液を塗布して、当該ウエハの表面に液膜を形成し、フォトマスクを用いて当該レジスト膜を露光した後、現像処理を行なうことにより所望のパターンを得る、一連の工程により行われている。
このような処理は、一般にレジスト液の塗布や現像を行う塗布、現像装置に、露光装置を接続したレジストパターン形成装置を用いて行われる。この装置の一例として、特許文献1に示すように、露光処理前のモジュールを収納するエリアと、露光処理後のモジュールを収納するエリアとを上下に配置し、夫々のエリアに各々搬送手段を設けることにより、搬送手段の負荷を低減して、搬送効率を高め、これによりレジストパターン形成装置のスループットを高める構成が提案されている。
この装置は、例えば図16に示すように、塗布処理部10と現像処理部11とを上下に配置し、夫々の処理部では、横方向に伸びる搬送通路12A,12Bの両側に、夫々所定のモジュール13,14が配列され、搬送通路12A,12B内では搬送手段15,16が横方向に動いて、各モジュール13,14に対して基板の受け渡しが行われるようなっている。図中17は、基板のロード/アンロードが行われるポートであり、18は、図示しない露光システムとの間で基板の受け渡しを行なうためのインターフェイス部である。
ところで一般的に、レジストパターン形成装置では、基板の搬送エリアにおいて、当該エリアの上方側に清浄な気体を供給するためのフィルタユニットを設けると共に、下方側に排気路を設け、前記エリアに清浄な気体のダウンフローを形成し、この気流と共にパーティクルを装置外部へ排出することによって、搬送中の基板へのパーティクルの付着を抑えている。
しかしながら上述の図16に示すタイプの装置では、搬送手段15,16は搬送通路12A,12Bに沿って横方向に移動しなければならず、移動距離が長いため、スループットの向上を図るためには前記搬送手段15,16の高速化が要求されている。このため搬送手段15,16の移動に伴ってパーティクルが発生し、これが巻き上がる場合がある。また装置内では、搬送通路12A,12Bがクリーンルームよりも陽圧になるように圧力制御が行われているが、この制御が乱れたり、装置内に僅かな隙間が生じる場合があり、このようなときには乱流が発生し、パーティクルが巻き上がりやすくなる。ここで上述の装置では、塗布処理部10と現像処理部11とが多段化されており、各処理部の高さが低く設定され、搬送エリアが狭いことから、当該搬送エリアと床面が接近しており、一旦パーティクルが巻き上がると搬送中の基板に付着しやすい。
ここで基板へのパーティクルの付着を抑えながら基板を搬送する手法として、特許文献2の構成が提案されている。これは、搬送路に沿って移動可能な搬送方向移動体に、回転軸を介して収容ボックスを設け、この収容ボックスの内部に基板を収容した状態で、当該基板の搬送を行うという技術である。しかしながら、前記収容ボックスは、基板の受け渡しを行う基板受け渡し部材を囲むように設けられていることから、ある程度の大きさが必要であり、基板搬送装置が大型化してしまう。このため処理部の多段化が進み、さらに搬送エリアが縮小された場合には、適用が難しくなってしまう。また前記収容ボックスは、基板の受け渡し用の開口部を塞ぐ蓋体を備えているが、処理モジュールとの間で基板の受け渡しを行なう度に、前記蓋体の開閉を行う構成では、この開閉作業という余分の工程が必要となり、搬送効率の面から好ましくない。
特許第3337677号公報(段落0016 図3) 特開2002−83854号公報(段落0046〜0049 図2、図5)
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、基板搬送手段により処理モジュールに対して基板の受け渡しが行われる基板処理装置において、基板へのパーティクルの付着を抑える技術を提供することにある。
このため本発明の基板処理装置は、基台に各々進退自在に設けられ、基板を保持するための複数枚の保持アームを備えた基板搬送手段により、基板に対して処理を行う処理モジュールに対して基板の受け渡しを行う基板処理装置において、
前記基板搬送手段の最上段の保持アームの上に、当該保持アームと対向するように設けられ、多数の第1の吸引孔が形成された整流板と、
前記基板搬送手段の基台に、前記整流板の上に、この整流板と対向するように第1の通気空間を介して設けられた案内板と、
前記第1の通気空間における保持アームの先端側から基端側へ気体を通流させるための第1の気体吹き出し口と、
前記通気空間における保持アームの基端側に開口する第1の吸引口と、
この第1の吸引口に接続される吸引路と、を備え、
前記第1の通気空間において第1の気体吹き出し口から第1の吸引口に気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって整流板の下方側から第1の吸引孔及び第1の通気空間を介して前記第1の吸引口に吸引される気流を形成することを特徴とする。
ここで前記処理モジュールは、複数個が横方向に配列されると共に、配列された処理モジュール群が複数個積層され、また処理モジュール群の下方側には、処理モジュール群の配列に対応して横方向に伸びる基板の搬送領域に開口し、負圧に接続される排気室が設けられ、基板搬送手段は前記基板の搬送領域に沿って移動自在にかつ昇降自在に構成された基台を備え、前記吸引路は前記排気室に開口しているか、または排気室に臨む位置に開口しているように構成してもよい。
また前記基板処理装置は、前記搬送領域の床面に形成された多数の第2の吸引孔と、前記搬送領域の床面の下方側に第2の通気空間を介して配置された案内プレートと、前記第2の通気空間の一端側から他端側へ気体を通流させるための第2の気体吹き出し口及び第2の吸引口と、この第2の吸引口に接続される吸引路と、を備え、第2の気体吹き出し口から第2の吸引口に気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって第2の吸引孔及び第2の通気空間を介して第2の吸引口に吸引される気流を形成するものであってもよい。
ここで前記基板搬送手段の保持アームに保持される基板を囲む領域の上方側に設けられ、気体を下方側に吹き出すことにより、前記基板の周囲に気体カーテンを形成するための気体供給手段をさらに設けるようにしてもよいし、この気体供給手段は、イオナイザーが組み合わせて設けられているものであってもよい。また前記整流板に形成される第1の吸引孔は、前記保持アームの進退方向に沿った直径近傍領域においては、前記保持アームの基端側が上側になるように傾斜して形成するようにしてもよいし、さらに前記保持アームの進退方向に沿った直径近傍領域の外側領域においては、前記直径近傍領域に向けて上側に傾斜するように形成するようにしてもよい。
また本発明の基板搬送方法は、基台に各々進退自在に設けられ、基板を保持するための複数枚の保持アームを備えた基板搬送手段により、基板に対して処理を行う処理モジュールに対して基板の受け渡しを行う基板搬送方法において、
前記基板搬送手段の最上段の保持アームの上に、多数の第1の吸引孔が形成された整流板を設けると共に、この整流板の上に、この整流板と対向するように第1の通気空間を介して案内板を設け、
前記第1の通気空間において、保持アームの先端側から基端側へ気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって整流板の下方側から第1の吸引孔及び第1の通気空間を介して前記第1の吸引口に吸引される気流を形成しながら、
前記保持アームに基板を保持させて、前記処理モジュールの間で基板の搬送を行うことを特徴とする。
さらに本発明の基板処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体は、前記コンピュータプログラムが、前記基板搬送方法を実施するためのステップ群を備えていることを特徴とする。
基板搬送手段の最上段の保持アームの上に多数の第1の吸引孔が形成された整流板を設けると共に、この整流板の上に第1の通気空間を介して案内板を設け、前記第1の通気空間において第1の気体吹き出し口から第1の吸引口に気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって整流板の下方側から第1の吸引孔及び第1の通気空間を介して前記第1の吸引口に吸引される気流を形成しているので、保持アームに保持された基板の表面では、基板から上方側に向かう気流が発生する。これにより前記搬送領域内のパーティクルが基板の表面から第1の通気空間内に引き込まれるので、基板搬送手段により搬送中の基板へのパーティクルの付着が防止される。
先ず本発明の基板処理装置の実施の形態に係るレジストパターン形成装置について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、前記装置の一実施の形態の平面図を示し、図2は同概略斜視図、図3は同概略側面図である。この装置は、基板であるウエハWが例えば13枚密閉収納されたキャリア20を搬入出するためのキャリアブロックS1と、複数個例えば4個の単位ブロックB1〜B4を縦に配列して構成された処理ブロックS2と、インターフェイスブロックS3と、露光装置S4と、を備えている。
前記キャリアブロックS1には、前記キャリア20を複数個載置可能な載置台21と、この載置台21から見て前方の壁面に設けられる開閉部22と、開閉部22を介してキャリア20からウエハWを取り出すためのトランスファーアームCとが設けられている。このトランスファーアームCは、後述する単位ブロックB1の受け渡しステージTRS1との間でウエハWの受け渡しを行うように、進退自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在、キャリア20の配列方向に移動自在に構成されている。
キャリアブロックS1の奥側には筐体24にて周囲を囲まれる処理ブロックS2が接続されている。処理ブロックS2は、この例では、下方側から、現像処理を行うための第1の単位ブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜(以下「第1の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第2の単位ブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3の単位ブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜(以下「第2の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第4の単位ブロック(TCT層)B4として割り当てられており、これら各単位ブロックB1〜B4は夫々区画されている。
これら各単位ブロックB1〜B4は、夫々同様に構成され、ウエハWに対して薬液を塗布するための液処理モジュールと、前記液処理モジュールにて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための加熱モジュールや冷却モジュール等の各種の処理モジュールと、前記液処理モジュールと各種の処理モジュールとの間でウエハWの受け渡しを行うための専用の基板搬送手段であるメインアームA1〜A4と、を備えていて、各単位ブロックB1〜B4の間で、前記液処理モジュールと、加熱・冷却系のモジュールと、メインアームA1〜A4との配置レイアウトが同じになるように構成されている。ここで配置レイアウトが同じであるとは、各処理モジュールにおけるウエハWを載置する中心が同じという意味である。
また、各単位ブロックB1〜B4のキャリアブロックS1と隣接する領域には、図1及び図3に示すように、トランスファーアームCと各メインアームA1〜A4がアクセスできる位置に棚ユニットU2が設けられている。この棚ユニットU2には、例えば単位ブロック毎に受け渡しステージ、つまり例えばDEV層B1,BCT層B2,COT層B3,TCT層B4の各々に、受け渡しステージTRS1,TRS2,TRS3,TRS4が夫々設けられており、進退自在及び昇降自在に構成された受け渡しアームDにより、棚ユニットU2に設けられた各受け渡しステージTRS1〜TRS4に対してウエハWの受け渡しが行われるように構成されている。さらにまた、DEV層B1のインターフェイスブロックS3と隣接する領域には、図3に示すように、DEV層B1のメインアームA1がアクセスできる位置に棚ユニットU3が設けられており、この棚ユニットU3は受け渡しステージTRS11を備えている。
一方、処理ブロックS2における棚ユニットU3の奥側には、インターフェイスブロックS3を介して露光装置S4が接続されている。インターフェイスブロックS3には、前記DEV層B1の棚ユニットU3の受け渡しステージTRS11と露光装置S4とに対してウエハWの受け渡しを行うための、進退自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されたインターフェイスアームBが設けられている。
このようなこのレジストパターン形成装置において、第1の反射防止膜とレジスト膜と第2の反射防止膜とを備えた塗布膜を形成する場合のウエハWの流れについて簡単に説明すると、外部からキャリアブロック21に搬入されたキャリア20内のウエハWは、トランスファーアームCによりDEV層B1の棚ユニットU2の受け渡しステージTRS1、受け渡しアームDを介してBCT層B2に受け渡され、ここで所定のモジュールに順次搬送されて第1の反射防止膜が形成される。
続いてウエハWは、BCT層B2から棚ユニットU2の受け渡しステージTRS2、受け渡しアームD、受け渡しステージTRS3を介してCOT層B3に受け渡され、ここで所定のモジュールに順次搬送されて第1の反射防止膜の上にレジスト膜が形成される。次いでウエハWは、COT層B3から棚ユニットU2の受け渡しステージTRS3、受け渡しアームD、受け渡しステージTRS4を介してTCT層B4に受け渡され、ここで所定のモジュールに順次搬送されてレジスト膜の上に第2の反射防止膜が形成される。
この後、ウエハWは、TCT層B4から棚ユニットU2の受け渡しステージTRS4、受け渡しアームD、受け渡しステージTRS1を介してDEV層B1に搬送され、さらに棚ユニットU3の受け渡しステージTRS11、インターフェイスブロックS3のインターフェイスアームBを介して露光装置S4に搬送されて、所定の露光処理が行われる。露光処理後のウエハWは、逆の経路でDEV層B1に搬送され、所定のモジュールに順次搬送されて現像処理が行われる。こうして、現像処理が行われたウエハWは、棚ユニットU2の受け渡しステージTRS1を介して、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
続いて前記単位ブロックB1〜B4の構成について、COT層B3を例にして説明する。このCOT層B3のほぼ中央には、図1に示すように、COT層B3の長さ方向(図1中Y方向)に、キャリアブロックS1とインターフェイスブロックS3とを接続するためのウエハWの搬送領域R1が形成されている。この搬送領域R1のキャリアブロックS1側から見た両側には、手前側(キャリアブロックS1側)から奥側に向かって右側に、前記液処理モジュールとして、レジスト液の塗布を行うための複数個の塗布処理部を備えた塗布ユニット31が設けられている。
この塗布ユニット31は、この例では3個の塗布処理部32A〜32Cが共通の処理容器30の内部に、夫々が搬送領域R1に臨むようにY方向に配列した状態で収納されている。各塗布処理部32A〜32Cは、例えばスピンチャック上に水平に吸着保持されたウエハWに対して、共通の薬液ノズルから塗布液であるレジスト液を供給すると共に、ウエハWを回転させることによりレジストをウエハWの全面に供給することにより、ウエハWの表面にレジスト液を塗布するように構成されている。前記処理容器30は、各塗布処理部32A〜32Cに対応する位置にウエハWの搬送口33A〜33C(図4参照)を備えており、ウエハWは各々の搬送口33A〜33Cを介して対応する塗布処理部32A〜32CとメインアームA3との間で搬送される。
また、この塗布ユニット31の搬送領域R1の向い側には、処理モジュールを例えば2段×4列に設けた棚ユニットU1が設けられており、この図では塗布ユニット31にて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための各種処理モジュールが設けられている。上述の各種処理モジュールの中には、レジスト液塗布後のウエハWを加熱処理する加熱モジュール(CHP)やウエハWを所定温度に調整するための冷却モジュール(COL)、疎水化処理モジュール(ADH)等を備えている。
前記加熱モジュール(CHP)としては、例えば図1に示すように、加熱プレート34と、搬送アームを兼用する冷却プレート35とを備え、メインアームA1〜A4と加熱プレート34との間のウエハWの受け渡しを冷却プレート35により行なう、つまり加熱冷却を1つのユニットにて行うことができる構成の装置が用いられる。また冷却モジュール(COL)としては、例えば水冷方式にて冷却される冷却プレートを備える装置が用いられる。これら加熱モジュール(CHP)や冷却モジュール(COL)等の各モジュールは、例えば図4に示すように、夫々処理容器36内に収納されており、各処理容器36の搬送領域R1に臨む面にはウエハ搬出入口37が形成されている。
ここで塗布ユニット31の各塗布処理部32A〜32Cは夫々処理モジュールとして機能するので、塗布ユニット31は複数個の処理モジュールが横方向に配列された処理モジュール群に相当すると共に、前記棚ユニットU1も複数個の処理モジュールが横方向に配列された処理モジュール群に相当する。従って前記塗布ユニット31と棚ユニットU1との間に伸びる搬送領域R1は、これらの処理モジュールの配列に対応して横方向に伸びる搬送領域に相当する。
前記棚ユニットU1は既述のように横方向に配列された処理モジュール群が複数段この例では2段積層されており、図5及び図6に示すように排気ユニット4の上部に設けられている。この排気ユニット4は筐体40を備えており、筐体40には排気用の開口部である吸引口41が搬送領域R1に面して設けられている。また筐体40の内部には前記搬送領域R1に沿って排気室42が形成され、当該排気室42の内部には後述の昇降ガイドレールを移動させるための駆動部が設けられている。当該駆動部は、図7に示すように排気室42内の長手方向(Y方向)の両端部に夫々設けられた、水平軸周りに回転する駆動プーリ43と従動プーリ44と、両プーリの間に掛けられた駆動ベルト45と、を備え、モータを含む駆動機構46により駆動プーリ43が回転され、この動きに合わせて駆動ベルト45が循環するように構成されている。
このような排気室42の奥側は例えば電装ユニット(図示せず)の収納室4Bとなっており、当該収納室4Bと排気室42との間は隔壁47により仕切られている。隔壁47には例えば搬送領域R1に沿って間隔をおいて複数の排気口48が開口し、当該排気口48は夫々吸引排気路として設けられた排気管49と連通している。排気管49は例えば電装ユニットの間を通って、筐体40の外部へと伸長している。夫々の排気管49には、ファン4CとバルブVが、上流側からこの順序で介設され、その端部は例えば工場の排気路に接続されている。
前記ファン4Cは前記排気室42内を負圧に維持するものであって、例えば後述の制御部100により回転数が制御されることで吸引排気量を調節できるように構成されており、例えば工場排気側の排気能力が小さく、設定どおりの排気量が確保できない場合には、ファン4Cを設けて強制排気を行うことは有効である。この場合ファン4Cは搬送領域R1がクリーンルームよりも陽圧雰囲気となるように排気量がコントロールされる。またファン4Cの回転数を一定にしておいて前記バルブVの開度を調節することで吸引排気量が調節されるように構成してもよいし、あるいは当該バルブVの代わりにダンパーを設けて当該ダンパーにより吸引排気量を調節してもよい。更にまた工場の排気能力が大きく、強制排気手段を設けなくても設計通り以上の排気量を確保できる場合には強制排気手段を設けずに、バルブやダンパーの開度を調節し、搬送領域R1がクリーンルームよりも陽圧になるようにコントロールしてもよい。
続いて前記搬送領域R1に設けられた基板搬送手段であるメインアームA3について説明する。このメインアームA3は、当該COT層B3内の全てのモジュール(ウエハWが置かれる場所)、例えば棚ユニットU1の各モジュール、塗布ユニット31、棚ユニットU2との各部との間でウエハの受け渡しを行うように構成されており、このために進退自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在、Y軸方向に移動自在に構成されている。
このメインアームA3は、図5〜図8に示すように、ウエハWの裏面側周縁領域を支持するための2本の保持アーム51,52を備えており、これら保持アーム51,52は基台53上を互いに独立して進退自在に構成されている。また基台53は、搬送基体55上に回転機構54を介して鉛直軸回りに回転自在に設けられている。メインアームA3は、搬送領域R1の長さ方向(図1中Y方向)に伸びるガイド部材であるガイドレール56を備え、このガイドレール56には長さ方向に沿って横長の孔部56aが設けられている。当該ガイドレール56は前記排気ユニット4の前面の吸引口41に臨む位置に、前記孔部56aと吸引口41とが重なり、この吸引口41を介して搬送領域R1内の雰囲気を排気室42内に吸引できるように設けられている。
図中57は昇降用ガイドレールであり、前記搬送基体55は、この昇降用ガイドレール57に沿って昇降自在に構成されている。この例では、当該昇降用ガイドレール57、保持アーム51,52、基台53、及び搬送基体55により移動部が構成される。前記メインアームA3の昇降用ガイドレール57の下端部はガイドレール56の下方を潜って前記排気ユニット4の排気室42内にて上方へ向けて屈曲され、前記駆動ベルト45に係止されている。従って前記移動部によって昇降用ガイドレール57が横方向ガイドレール56に沿って移動することで、搬送基体55が搬送領域R1を横方向に移動できるようになっている。
また前記昇降用ガイドレール57の前面には、図6及び図8に示すように上下方向に沿って孔部57aが設けられていると共に、昇降用ガイドレール57の内部には前記孔部57aに連通するように排気路57bが形成され、この排気路57bは吸引口41を介して排気室42に接続されている。こうして排気室42内を負圧にすると、搬送領域R1内には、搬送領域R1から前記ガイドレール56の孔部56aと昇降用ガイドレール57の孔部57aを介して吸引口41に流入する気流が形成される。
前記メインアームA3の最上段の保持アーム51の上には、搬送位置にある当該保持アーム51と対向するように整流板61が設けられている。前記搬送位置とは、図5及び図6に示す位置であって、保持アーム51が基台53の上方側にある位置である。この整流板61は例えば保持アーム51を覆う大きさの円板からなり、多数の第1の吸引孔62が形成されている。なお図8では図示の便宜上第1の吸引孔62の一部を示している。
前記整流板61の上には、この整流板61と対向するように、第1の通気空間63を介して、例えば整流板61とほぼ同じ大きさの円板よりなる案内板64が設けられており、整流板61と案内板64との間は側壁部60により覆われている。つまり第1の通気空間63の周囲は、側壁部60により囲まれている。
前記側壁部60の保持アーム51,52の基端側には、支持部材65が接続されており、この支持部材65は途中で屈曲して、基台53の、保持アーム51,52の取り付け位置よりも保持アーム51,52の進退方向の後側に取り付けられている。こうして前記整流板61と案内板64は支持部材65を介して基台53に設けられることになる。また前記支持部材65の内部には、吸引路65aが形成されており、支持部材65の前記側壁部60との接続部位は第1の吸引口66として開口していて、これにより第1の通気空間63における保持アームの基端側に第1の吸引口66が形成されることになる。
前記支持部材65に形成された吸引路65aは、図6に示すように、例えば基台53、回転機構54、搬送基体55の内部に夫々形成された吸引路53a,54a,55aに接続され、前記搬送基体55の吸引路55aの他端側は昇降用ガイドレール57に形成された孔部57aに臨む位置に開口するように形成されている。前記臨む位置とは、搬送基体55が昇降用ガイドレール57に沿って昇降したときに、前記吸引路55aが前記昇降用ガイドレール57の孔部57a、排気路57bを介して排気室42により吸引される位置をいう。このため前記支持部材65に形成された吸引路65aは、基台53、回転機構54、搬送基体55の内部に夫々形成された吸引路53a,54a,55aを介して、昇降用ガイドレール57の排気路57bに接続され、こうして排気室42により吸引される。
このように前記支持部材65に形成された吸引路65a、基台53、回転機構54、搬送基体55の夫々の吸引路53a,54a,55a、昇降用ガイドレール57の排気路57bが第1の吸引口66に接続される吸引路に相当する。この例では昇降用ガイドレール57の排気路57bは排気室42に臨む位置に開口しているが、昇降用ガイドレール57の排気路57bを排気室42内に伸びるように設け、前記排気路57bの端部を排気室42内に開口させるようにしてもよい。
前記整流板61に形成された第1の吸引孔62は、例えば図6,図8に示すように、前記整流板61の保持アーム51,52の進退方向に沿って形成され、保持アーム51,52の基端側が上側になるように傾斜して形成されている。この第1の吸引孔62は、例えば四角い孔部62aに整流板61の裏面側からカバー体62bを取り付けて構成され、この例では、カバー体62bは、保持アーム51,52の進退方向の前側から見たときに、下側が円弧状のほぼ半円状の開口部62cを形成し、保持アーム51,52の基端側が上側になるように傾斜しながら孔部62aを塞ぐように設けられており、これにより、第1の吸引孔62は、保持アーム51,52の基端側が上側になるように傾斜して形成されていることになる。ここで前記孔部62bの形状は四角形に限らず、また前記開口部62cのほぼ半円状とは、円の直径で切断した場合の他、直径からずれた位置で切断した場合も含む。
また案内板64の前記保持アーム51,52の進退方向の前側には、前記第1の通気空間63における保持アーム51,52の先端側から基端側へ気体を通流させるための第1の気体吹き出し口をなすガスノズル7が設けられている。このガスノズル7は、不活性ガス例えば窒素ガスを前記第1の通気空間63に、前記保持アーム51,52の進退方向の前側から供給すると共に、一部が整流板61から下側に突出し、整流板61の下方側に向けてスプレー状に供給するように構成されている。
前記ガスノズル7から吹き出すガスは、イオナイザーを通過させたガスであることが好ましい。この理由は、搬送領域R1内にてウエハWの搬送中に静電気が発生してウエハW表面が帯電し、数キロボルト以上の電位になる場合があり、そしてこのような静電気によりウエハW表面にパーティクルが吸着されることを防止するためである。前記イオナイザーは、除電器と呼ばれ、基本的にプラスのガスイオンとマイナスのガスイオンとを等量発生するものであり、このガスが帯電物に当たると同極性のイオンとは反発し、反対極性のイオンを吸引する結果帯電物が除電されることになる。
図9は、イオナイザーをガスノズル7に設けた例を示している。71はノズル本体、72はガス供給路であり、このガス供給路72の他端側は、図5に示すように、例えば後述するガス供給部95に接続されている。前記ノズル本体71には、イオナイザーを構成する電極73が設けられており、この電極73は、給電路をなすケーブル74を介して直流電源75に接続されている。電極73の形状としては、ノズル本体71内を通るガスに効率よく接触するように、複数の棒状電極をガス通路と交差するように配列したものを用いることができ、高電圧が印加された電極73の周囲に形成される不平等電界にガスが接触することでイオン化される。なおイオナイザーはガスを通る部位に設ければよく、例えばガスノズル7とガス供給部95との間のガス供給路72に設けてもよい。
さらに単位ブロックB1〜B4の床面(各単位ブロックB1〜B4を区画するベースプレート)は2重構造となっている。具体的に図5及び図6を参照しながら、COT層B3を例にして説明すると、このCOT層B3の床面81の下には、第2の通気空間82を介して案内プレート83が配置されている。この案内プレート83は、BCT層B3の天井壁を構成するものである。
前記搬送領域R1の床面81の、排気ユニット4の排気室42に対応する位置には、第2の通気空間82の雰囲気を前記排気室42側に排気するための第2の吸引口84が形成されている。これにより前記第2の通気空間82内の雰囲気は、前記搬送領域R1の他端側、この例では棚ユニットU1側から第2の吸引口84を介して前記排気室42へ排気されることになり、この例では排気室42に接続するための吸引口84が、第2の吸引口84に接続される吸引路に相当する。
前記搬送領域R1の床面81には、多数の第2の吸引孔85が、例えば前記他端側が下側になるように傾斜して形成されている。この例では、前記第2の吸引孔85は、図5及び図6に示すように、例えば四角い孔部85aの上に、前記他端側に向けて斜め下方側に傾斜するカバー体85bを取り付けて構成されている。この例では、カバー体85bは、塗布ユニット31側から見たときに、上が円弧状のほぼ半円状の開口部85cを形成し、前記他端側(棚ユニットU1側)が下方側になるように傾斜しながら孔部85aを塞ぐように形成され、これにより前記第2の吸引孔85は、前記他端側が下側になるように傾斜して形成されていることになる。
また前記第2の通気空間82内の、塗布ユニット31側に寄った位置、つまり前記第2の吸引孔85の傾斜の上側を一端側(塗布ユニット側)とすると、一端側の第2の吸引孔85の外側の位置には、前記第2の通気空間82の一端側から他端側へ例えば窒素ガス等の不活性ガスを供給するための第2の気体吹き出し口9を備えている。
当該第2の気体吹き出し口9は、例えば図10に示すように、角型の筐体91を備え、例えば第2の通気空間82の長さ方向(図1に示すY方向)に沿って当該第2の通気空間82全域をカバーするように、かつ当該第2の通気空間82の下方側の単位ブロック(図5の例では、BCT層B3)に向けて気体を供給するように設けられている。筐体91における第2の通気空間82に向かう面及び、当該第2の通気空間82の下方側の単位ブロックに向かう面は、例えばパンチングメタル構造となっており、筐体91内の空間と連通する多数の孔92を備えている。また筐体91内には、側部に気体吐出口93を備えた送気管94が配設されており、当該送気管94は、当該管94内に清浄気体を供給する気体供給部95に接続されている。この気体供給部95は、気体例えば窒素ガス等の不活性ガスの供給源96と、この供給源96から供給された気体の温度及び湿度を調整する温湿度調整部97と、を備えている。なおこの気体供給部95は既述のガスノズル7のガス供給路72にも接続されている。
さらに筐体91内において送気管94の側部を囲むようにパーティクル除去用のウルパ(ULPA)フィルタ98が設けられており、気体供給部95から、温湿度が調整された清浄気体が送気管94内に供給されると、当該清浄気体は前記気体吐出口93から吐出され、ウルパフィルタ98を通過して孔92を介して第2の通気空間82内及び、当該第2の通気空間82の下方側の単位ブロックへと供給されるように構成されている。
なお他の単位ブロックについて簡単に説明すると、前記塗布膜形成用の単位ブロックB2〜B4はいずれも同様に構成されており、BCT層B2は、液処理モジュールとして、ウエハWに対して第1の反射防止膜の形成処理を行うための第1の反射防止膜形成ユニットが設けられ、棚ユニットU1には、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱モジュールと、ウエハWを所定温度に調整するための冷却モジュール等を備えている。またTCT層B4は、液処理モジュールとして、ウエハWに対して第2の反射防止膜の形成処理を行うための第2の反射防止膜形成ユニットが設けられ、棚ユニットU1に、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱モジュールと、前記冷却モジュールと、周縁露光装置等を備えている。
またDEV層B1は、棚ユニットU1が3段×4列に構成され、棚ユニットU3を備えている以外は、上述のCOT層B3とほぼ同様に構成されており、液処理モジュールとして、ウエハWに対して現像処理を行うための現像ユニットが設けられ、棚ユニットU1には、露光後のウエハWの加熱や、現像処理後のウエハWを水分を飛ばすために加熱するための加熱モジュールと、ウエハWを所定温度に調整するための冷却モジュール等が含まれている。前記第1及び第2の反射防止膜形成ユニットや現像ユニットは、塗布ユニット31とほぼ同様に構成されている。
ここで例えば最上段の単位ブロックであるTCT層B4には、当該TCT層B4の内部の搬送領域R1の上方側の液処理モジュール寄りの位置に第2の気体吹き出し口9が設けられており、最下段の単位ブロックであるDEV層B1には、当該DEV層B1の第2の通気空間82内に設けた第2の気体吹き出し口9からは当該第2の通気空間82内のみにガスが供給されるようになっている。
そして上述のレジストパターン形成装置は、各処理モジュールのレシピの管理や、ウエハWの搬送フロー(搬送経路)のレシピの管理や、各処理モジュールにおける処理や、メインアームA1〜A4、トランスファーアームC、受け渡しアームD、インターフェイスアームBの駆動制御を行うコンピュータからなる制御部100を備えている。この制御部100は、例えばコンピュータプログラムからなるプログラム格納部を有しており、プログラム格納部には、レジストパターン形成装置全体の作用、つまりレジストパターン形成装置におけるウエハWに対して所定のレジストパターンを形成するための、ウエハWの搬送や、各処理モジュールにおける処理、排気ユニット4の排気や、ガスノズル7や第2の気体吹き出し口9への気体の供給や停止等が実施されるようにステップ(命令)群を備えた例えばソフトウェアからなるプログラムが格納される。そして、これらプログラムが制御部100に読み出されることにより制御部100は、レジストパターン形成装置全体の作用を制御する。なお、このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
このような装置では、COT層B3内には、上段の単位ブロックであるTCT層4の第2の気体吹き出し口9から窒素ガスが供給されるので、当該COT層B3の搬送領域R1には、上方側の塗布ユニット31寄りの位置から、搬送領域R1の長さ方向(図1中Y方向)に亘って窒素ガスが供給される。一方、棚ユニットU1の下方側に設けられた排気ユニット4からは、排気室42をファン4Cにより負圧にすると、搬送領域R1の雰囲気が、前記搬送領域R1の長さ方向に沿って形成された吸引口41と、昇降用ガイドレール57の孔部57aとから吸引され、排気路57b、排気室42を介して排気ユニット4の外部へ排気されていく。
こうしてCOT層B3では、搬送領域R1を挟んで、前記一端側の塗布ユニット31の上方側から気体が供給されると共に、前記他端側の棚ユニットU1の下方側から排気されるので、図1中X方向に、塗布ユニット31側から棚ユニットU1側に一方向に向けて流れるダウンフローが形成される。このため、搬送領域R1内に発生したパーティクルは前記ダウンフロー気流に乗って排気ユニット4に向かい、吸引口41を介して排気室42へ入り込み、ここから外部へ排出される。
またメインアームA3では、閉鎖空間である第1の通気空間63の保持アーム51,52の基端側に開口するように第1の吸引口66が形成され、この吸引口66を排気ユニット4により、昇降用ガイドレール57、搬送基体55、回転機構54、基台53、支持部材65の内部に形成された吸引路を介して吸引すると共に、ガスノズル7により第1の通気空間63における保持アーム51,52の先端側から基端側へ気体を通流させているので、この通気空間63にはガスノズル7から第1の吸引口66に向かって一方向に流れる強い気流が発生する。
そして整流板61には、多数の第1の吸引孔62が形成されているため、前記通気空間63内に強い気流が発生すると、この気流のエジェクタ効果により、前記吸引孔62には強い吸引力が発生する。これにより前記吸引孔62を介して、整流板61の下方側の雰囲気が第1の通気空間63内に吸引される。このため仮に搬送領域R1内にパーティクルが発生したとしても、前記搬送位置にある保持アーム51に保持されたウエハWの近傍の雰囲気は、ウエハ表面から上方へ向かって吸引されていくので、前記パーティクルは保持アーム51,52上のウエハWへ付着せずに、第1の吸引孔62を介して第1の通気空間63へ引き込まれ、第1の吸引口66を抜け、排気ユニット4を介して外部へ排出される。こうしてメインアームA3により搬送中のウエハWへのパーティクルの付着が抑えられる。
この際、前記整流板61に、前記保持アーム51,52の基端側が上側を向くように傾斜する第1の吸引孔62を形成することにより、前記通気空間63内に前記一方向流の気流を発生させることによって、この吸引孔62に沿って前記整流板61の下方側の雰囲気が前記通気空間63内により引き込まれやすくなる。従って保持アーム51にて保持されたウエハWの上方側のパーティクルが、当該領域の前記雰囲気と共に第1の通気空間63内により吸引されやすくなり、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着をより抑えることができる。
またCOT層B3の床面81の下に形成された第2の通気空間82では、既述のように排気ユニット4により前記搬送領域R1の他端側から排気されていると共に、第2の気体吹き出し口9により、前記第2の通気空間82内に、搬送領域R1の一端側から窒素ガスを供給することにより、前記第2の通気空間82内には前記一端側から他端側へ向かう一方向流の強い気流が発生する。
そして前記床面81には、多数の第2の吸引孔85が形成されているので、前記第2の通気空間82内の気体の通流によるエジェクタ効果によって、この吸引孔85を介して、床面81の上方側の雰囲気が第2の通気空間82内に吸引されて行く。この際、前記床面81に、前記他端側が下側を向くように傾斜する第2の吸引孔85を形成することにより、前記通気空間82内に前記一方向流の気流を発生させることによって、前記床面81の上方側の雰囲気が前記通気空間82内により引き込まれやすくなる。従ってこの第2の吸引孔85を介して搬送領域R1の床面近傍のパーティクルが前記雰囲気と共に第2の通気空間82内に確実に吸引されていき、引き込まれたパーティクルは第2の吸引口84を介して排気室42に入り込み、ここから外部へ排出される。
以上において上述の装置では、メインアームA3の保持アーム51,52の上方側に整流板61と案内板64とを設け、この間の通気空間63に気体を通流させ、このエジェクタ効果によって、ウエハW上のパーティクルを前記通気空間63に吸引するという簡易な構成を採用しているので、メインアームA3の大型化を避けながら、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着を確実に抑えることができる。このため狭い搬送領域に設けられるメインアームにも本発明を適用できるので、複数の単位ブロックが積層され、各単位ブロックの高さが小さく、搬送領域が狭い上述のレジストパターン形成装置への適用は有効である。
さらにガスノズル7から、前記第1の通気空間63及び、搬送位置にある保持アーム51,52上のウエハWの、保持アーム51,52の進退方向の前側に前記清浄気体をスプレー状に供給することにより、これがウエハWの前記前側においてエアカーテンとして作用し、当該ウエハWの前側からのパーティクルの進入を抑えることができる。さらにまたガスノズル7にイオナイザーを設けることにより、ウエハWに発生した帯電物が除電され、これにより静電気の発生が抑えられるので、静電気によるウエハWのパーティクルの吸着を抑えることができる。
さらにまた前記整流板61と案内板64とは、共に支持部材85を介して、メインアームA3の基台53に取り付けられているので、保持アーム51,52と共に、昇降自在、横方向に移動自在、鉛直軸回りに回転自在に構成される。これにより前記整流板61と案内板64とは、常に搬送位置にある保持アーム51,52上のウエハWの上方側に位置しているので、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着を確実に抑えることができる。
さらに単位ブロックの床面81を2重構造とし、エジェクタ効果によって強い吸引力を発生させ、これによって床面81の上方側の雰囲気を第2の通気空間82に引き込んでいる。このため搬送領域R1では床面81近傍にパーティクルが存在しやすいが、このパーティクルが確実に第2の通気空間82へ引き込まれるので、前記搬送領域R1では床面81近傍のパーティクルが巻き上がるといった現象が起こりにくく、より確実に保持アーム51,52に保持されたウエハWへのパーティクルの付着が防止できる。
さらにまた第1の通気空間63と第2の通気空間82とは共に、これらが設けられた単位ブロックの排気ユニット4の排気室42に接続され、この排気室42を介して吸引されている。このように単位ブロックの排気と、第1の通気空間63と第2の通気空間82との吸引排気を、共通の排気系により行っているので、夫々に別個の排気系を用意する場合に比べて、排気系の構成が簡素化し、制御も容易となる。また排気系の設置スペースが小さくて済むので、装置の小型化の要請に沿う。
以上において本発明では、図11に示すように、搬送位置にある保持アーム51,52にて保持されるウエハWを囲む領域の上方側に、気体を下方側に吹き出す気体供給手段76を設けるようにしてもよい。この例では、前記気体供給手段76は、案内板64の周囲にリング状に気体例えば窒素ガスを供給するノズル部76aを備えるように構成され、これにより搬送位置にある保持アーム51に保持されたウエハWに対して、ウエハWの周縁方向から前記気体がスプレー状に供給されるようになっている。この気体供給手段76は例えば保持アーム51,52の基端側に対応する側に設けられた保持部材77により基台53に接続されると共に、例えば既述の気体供給部95に接続される。
こうして前記搬送位置にある保持アーム51,52に保持されたウエハWには、上方側からウエハWを囲むように気体がスプレー状に供給されるので、これによりウエハWの周囲に気体カーテンが形成されることになり、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着をより確実に抑えることができる。なおこの気体供給手段76にイオナイザーを組み込むようにしてもよい。
さらに本発明では、図12に示すように、上段側の保持アーム51と下段側の保持アーム52との間に、保持アーム52と対向し、かつ保持アーム52を覆うように天板50を設けるようにしてもよい。この例では前記天板50は、保持アーム52とほぼ同じ大きさか、それよりも大きい円板状に形成され、支持部材65に取り付けられている。このような構成では、下側の保持アーム52上のウエハWへの上方側からのパーティクルの付着が抑えられる。またこの天板50に、案内板64と同様に、保持アーム51,52の進退方向の前側にガスノズル7を設けて、保持アーム52上のウエハWに向けて気体をスプレー状に供給するようにしてもよい。
さらにまた図13に示すように、保持アーム51,52と、基台53とを囲む筐体78を設け、案内板と整流板61とを筐体78の内部に組み込むように構成成してもよい。この例では、例えば筐体78は平面形状が四角形状に構成され、保持アーム51,52の先端側に対応する側に当該アーム51,52の進退用の開口部78aが形成されている。またその天井壁78bは案内板として作用すると共に、天井領域が整流板61により区画されて2重構造となっていて、天井壁(案内板)78bと整流板61との間に第1の通気空間78cが形成されている。そして筐体78の、前記第1の通気空間78cの保持アーム51,52の基端側には吸引管79が接続されると共に、吸引管79の他端側は基台53に形成された吸引路53aに接続されている。そして第1の通気空間78cの吸引管79の接続部位が第1の吸引口79aとして形成されている。その他の構成は図6に示すメインアームA3と同様である。
このような構成では筐体78にて保持アーム51,52の周囲が区画されているので、筐体78内にパーティクルが入り込みにくい。また前記開口部78a近傍には、ガスノズル7から気体が供給されているので、これが気体カーテンとして作用し、さらに筐体78内へのパーティクルの侵入を防ぐことができる。また仮に筐体78内にパーティクルが入り込んだとしても、第1の通気空間78cのエジェクタ効果によって、パーティクルは第1の吸引孔62を介して第1の通気空間78c内へ吸引されていくので、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着をより確実に抑えることができる。
また本発明では、例えば図14に示すように、前記整流板61に形成された第1の吸引孔62は、前記整流板61の保持アーム51,52の進退方向に沿った直径近傍領域においては、保持アーム51,52の基端側が上側になるように傾斜するように形成し、前記整流板61の前記直径近傍領域の外側領域では、前記直径近傍領域に向けて上方側に傾斜するように形成してもよい。図14は、整流板61の裏面側から見た平面図であり、各吸引孔62の孔部62aには、整流板61の裏面側に、カバー体62bが、円弧部分が下側になるように夫々設けられている。
前記直径近傍領域では、既述の図8に示すように、各吸引孔62が形成され、前記直径近傍領域の外側領域では、前記カバー体62bは、前記直径近傍領域から離れた側を向いて、前記下側が円弧状に形成された半円状の開口部62cを形成するように設けられ、これにより、この領域の第1の吸引孔62は、前記直径近傍領域に向けて上方側に傾斜するように形成されていることになる。
このようなパターンで第1の吸引孔62を形成すると、整流板61の前記直径近傍領域の下方側の雰囲気は、第1の吸引孔62を前記保持アーム51,52の基端側が上側になるように形成しているので、傾斜した吸引孔62に沿って、前記保持アーム51,52の基端側に向かうように第1の通気空間63に引き込まれる。一方整流板61の前記直径近傍領域の外側の下方側の雰囲気は、第1の吸引孔62を前記直径近傍領域に向かって上側に傾斜するように形成しているので、傾斜した吸引孔62に沿って第1の通気空間63の前記直径近傍領域に向かうように引き込まれる。このため前記直径近傍領域外部から当該前記直径近傍領域に集められたパーティクルが、前記直径近傍領域において第1の吸引口66に向かって流れやすく、当該第1の通気空間63内に引き込まれたパーティクルをより確実に当該通気空間63の外部へ排出することができる。
さらに第1の吸引孔62や第2の吸引孔85は、前記エジェクタ効果より第1の通気空間63や第2の通気空間82に雰囲気を引き込む形状であればよいので、傾斜して形成されることは必ずしも必要はない。また例えば図15に第2の通気孔99を例にして示すように、床面81に前記搬送領域R1の他端側が下を向くように傾斜して形成してもよい。
さらにまた、なお図6、図12、図13に示す例では、ガスノズル7から第1の通気空間63の内部と整流板61の下方側に気体を供給するようになっているが、ガスノズル7から第1の通気空間63のみに気体を供給し、整流板61の下方側へは別のガス供給手段により気体を供給するようにしてもよい。また第2の気体吹き出し口9においても、第2の通気空間82のみに気体を供給し、下方側の単位ブロックに対しては別のガス供給手段により気体を供給するようにしてもよい。さらに第2の気体吹き出し口9にイオナイザーを組み合わせて設けるようにしてもよい。さらにまた第2の通気空間82の排気を、排気ユニット4を介して行うのではなく、第2の通気空間82を閉鎖空間として形成し、第2の通気空間82の他端側に排気手段を接続するようにしてもよい。
また本発明は、必ずしも単位ブロックの床面の下方側への吸引排気は必要ではなく、メインアームのみに第1の吸引孔を備えた整流板と案内板とを設けることによって、搬送中のウエハWへのパーティクルの付着を抑えるようにしてもよい。また整流板61と案内板64は平面形状が多角形状であってもよいし、受け渡しアームDに第1の吸引孔を備えた整流板と案内板とを設けるようにしてもよい。
さらに本発明は、上述の装置以外にも適用でき、基板搬送手段が横方向に移動しないタイプの装置にも適用できる。さらにまた本発明は、半導体ウエハのみならず液晶ディスプレイ用のガラス基板(LCD基板)といった基板を処理する基板処理装置にも適用できる。
本発明に係るレジストパターン形成装置の一実施の形態を示す平面図である。 前記レジストパターン形成装置を示す斜視図である。 前記レジストパターン形成装置を示す側部断面図である。 前記レジストパターン形成装置に設けられる棚ユニットとメインアームと液処理モジュールとを示す斜視図である。 前記レジストパターン形成装置に設けられるCOT層の一部を示す断面図である。 前記レジストパターン形成装置に設けられるCOT層の一部を示す断面図である。 前記COT層に設けられる排気ユニットとメインアームとを示す断面図である。 前記COT層に設けられるメインアームを示す斜視図である。 前記メインアームに設けられるガスノズルを示す斜視図である。 前記COT層に設けられる第2の気体吹き出し口を示す断面図である。 本発明の他の例のメインアームを示す平面図と断面図である。 本発明のさらに他の例のメインアームを示す断面図である。 本発明のさらに他の例のメインアームを示す平面図と断面図である。 本発明のメインアームの整流板に設けられる第1の吸引孔を示す背面図である。 本発明の第2の吸引孔の他の例を示す断面図である。 従来のレジストパターン形成装置を示す斜視図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ
20 キャリア
S1 キャリアブロック
S2 処理ブロック
S3 インターフェイスブロック
S4 露光装置
A1〜A4 メインアーム
B インターフェイスアーム
C トランファーアーム
D 受け渡しアーム
CHP 加熱モジュール
COL 冷却モジュール
U1 棚ユニット
31 塗布ユニット
4 排気ユニット
41 吸引口
42 排気室
4C ファン
51,52 保持アーム
53 基台
61 整流板
62 第1の通気孔
63 第2の通気空間
64 案内板
66 第1の吸引口
7 ガスノズル
81 床面
82 第2の通気空間
83 案内プレート
84 第2の吸引口
85 第2の吸引孔
9 第2の気体吹き出し口
100 制御部

Claims (9)

  1. 基台に各々進退自在に設けられ、基板を保持するための複数枚の保持アームを備えた基板搬送手段により、基板に対して処理を行う処理モジュールに対して基板の受け渡しを行う基板処理装置において、
    前記基板搬送手段の最上段の保持アームの上に、当該保持アームと対向するように設けられ、多数の第1の吸引孔が形成された整流板と、
    前記基板搬送手段の基台に、前記整流板の上に、この整流板と対向するように第1の通気空間を介して設けられた案内板と、
    前記第1の通気空間における保持アームの先端側から基端側へ気体を通流させるための第1の気体吹き出し口と、
    前記通気空間における保持アームの基端側に開口する第1の吸引口と、
    この第1の吸引口に接続される吸引路と、を備え、
    前記第1の通気空間において第1の気体吹き出し口から第1の吸引口に気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって整流板の下方側から第1の吸引孔及び第1の通気空間を介して前記第1の吸引口に吸引される気流を形成することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記処理モジュールは、複数個が横方向に配列されると共に、配列された処理モジュール群が複数個積層され、また処理モジュール群の下方側には、処理モジュール群の配列に対応して横方向に伸びる基板の搬送領域に開口し、負圧に接続される排気室が設けられ、
    前記基板搬送手段は前記基板の搬送領域に沿って移動自在にかつ昇降自在に構成された基台を備え、
    前記吸引路は前記排気室に開口しているか、または排気室に臨む位置に開口していることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記搬送領域の床面に形成された多数の第2の吸引孔と、
    前記搬送領域の床面の下方側に第2の通気空間を介して配置された案内プレートと、
    前記第2の通気空間の一端側から他端側へ気体を通流させるための第2の気体吹き出し口及び第2の吸引口と、
    この第2の吸引口に接続される吸引路と、を備え、
    第2の気体吹き出し口から第2の吸引口に気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって第2の吸引孔及び第2の通気空間を介して第2の吸引口に吸引される気流を形成することを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記基板搬送手段の保持アームに保持される基板を囲む領域の上方側に設けられ、気体を下方側に吹き出すことにより、前記基板の周囲に気体カーテンを形成するための気体供給手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の基板処理装置。
  5. 前記気体供給手段は、イオナイザーが組み合わせて設けられていることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記整流板に形成される第1の吸引孔は、前記保持アームの進退方向に沿った直径近傍領域においては、前記保持アームの基端側が上側になるように傾斜して形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の基板処理装置。
  7. 前記整流板に形成される第1の吸引孔は、前記保持アームの進退方向に沿った直径近傍領域の外側領域においては、前記直径近傍領域に向けて上側に傾斜するように形成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載の基板処理装置。
  8. 基台に各々進退自在に設けられ、基板を保持するための複数枚の保持アームを備えた基板搬送手段により、基板に対して処理を行う処理モジュールに対して基板の受け渡しを行う基板搬送方法において、
    前記基板搬送手段の最上段の保持アームの上に、多数の第1の吸引孔が形成された整流板を設けると共に、この整流板の上に、この整流板と対向するように第1の通気空間を介して案内板を設け、
    前記第1の通気空間において、保持アームの先端側から基端側へ気体を通流させることにより、エジェクタ効果によって整流板の下方側から第1の吸引孔及び第1の通気空間を介して前記第1の吸引口に吸引される気流を形成しながら、前記保持アームに基板を保持させて、前記処理モジュールの間で基板の搬送を行うことを特徴とする基板搬送方法。
  9. 基板処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項8に記載された基板搬送方法を実施するためのステップ群を備えていることを特徴とする記憶媒体。
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