JP2003190894A - パーティクル汚染防止方法及びパーティクル汚染防止構造 - Google Patents

パーティクル汚染防止方法及びパーティクル汚染防止構造

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JP2003190894A JP2001394684A JP2001394684A JP2003190894A JP 2003190894 A JP2003190894 A JP 2003190894A JP 2001394684 A JP2001394684 A JP 2001394684A JP 2001394684 A JP2001394684 A JP 2001394684A JP 2003190894 A JP2003190894 A JP 2003190894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハ等の基板の保管時や搬送時等に
おけるパーティクル汚染を防止するための方法及び構造
を提供すること。 【解決手段】 本発明は、所定の清浄度の環境38に水
平に配置された半導体ウェハWの表面に沿って清浄空気
を、当該半導体ウェハの表面に対して所定の相対速度に
て流すことにより、当該半導体ウェハの表面上の全域に
わたり層流境界層ないしは乱流境界層を形成することと
したを特徴としている。半導体ウェハの表面に形成され
た層流境界層ないしは乱流境界層における流体は微細な
パーティクルに対して粘性流体とみなせる。従って、半
導体ウェハが配置されている環境にパーティクルが浮遊
しており、ウェハに向かって降下したとしても、粘性流
体の層によってその粒子の降下は阻止され、パーティク
ル汚染は防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハやガ
ラス基板等の基板に対するパーティクル(微細粒子)に
よる汚染を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスや液晶パネル等の
マイクロデバイスの微細化、高集積化に伴い、基板表面
のパーティクル汚染が重大な問題となっている。かかる
問題に対しては、従来においては、極めて清浄な空間を
作り、その空間内にて基板を搬送や保管等を行うことと
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は、空間の清浄度を上げるには限界があり、完全にパー
ティクルが除去された空間を形成することは実質的に不
可能である。
【0004】このため、例えば清浄な基板保管空間内で
基板を水平に支持し保管していると、その空間内に浮遊
しているパーティクルは、極めて微量であっても、やが
て基板の表面に沈着してしまうことがある。
【0005】また、基板の枚葉式搬送はクリーントンネ
ルを通して行うことが従来から提案されているが、搬送
装置の機械的部分の摩擦により発生するパーティクルが
クリーントンネル内に侵入することもあり、基板のパー
ティクル汚染の可能性が高くなっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、基板の保管時や
搬送時等におけるパーティクル汚染を防止するための方
法及び構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定の清浄度の環境に水平に配置された
基板の表面に沿って清浄ガスを、当該基板の表面に対し
て所定の相対速度にて流すことにより、当該基板の表面
上の全域にわたり層流境界層ないしは乱流境界層を形成
することとしたパーティクル汚染防止方法を特徴として
いる。
【0008】この方法によれば、基板の表面に形成され
た層流境界層ないしは乱流境界層における流体は、微細
なパーティクルに対して粘性流体とみなせる。従って、
基板が配置されている環境にパーティクルが浮遊してお
り、基板に向かって降下したとしても、粘性流体の層に
よってその粒子の降下は阻止され、当該層が保護膜とな
って基板のパーティクル汚染は防止される。なお、清浄
ガスは、典型的には、所定の清浄度に調整された空気が
用いられることとなろう。
【0009】また、本発明は、前記方法を実施するため
のパーティクル汚染防止構造にも係るものである。本発
明によるパーティクル汚染防止構造は、内部が所定の清
浄度に保たれるハウジングと、このハウジング内にて基
板を水平に支持するための支持手段と、支持手段により
支持された基板の表面に沿って清浄ガスを、当該基板の
表面に対して所定の相対速度にて流すための送風手段と
を備え、当該基板の表面上の全域にわたり層流境界層な
いしは乱流境界層を形成することを特徴としている。
【0010】この構成は基板搬送設備に適用することが
できる。すなわち、ハウジング内を基板搬送経路とし、
そこに支持手段が移動可能に配設されることで、支持手
段により支持された基板を搬送することが可能となる。
この際、支持手段が移動するが、清浄ガスの流速は、支
持手段と共に移動する基板に対する相対速度が層流境界
層ないしは乱流境界層を形成する値となるよう、調整さ
れる。
【0011】勿論、支持手段がハウジング内で移動不可
能とされている場合は、当該構造は基板保管用とされる
ことになる。
【0012】また、送風手段としては、空気をハウジン
グ内で循環させるファンと、このファンによる空気の循
環経路中に配置されたフィルタとを備えたものが考えら
れる。空気を循環させることで清浄な環境を作ること
が、効率的にも、コスト的にも有効である。
【0013】なお、清浄ガスとしての空気は乾燥状態で
使用されるため、空気流の摩擦によりパーティクルや基
板が静電気を帯びる可能性がある。そこで、このような
静電気を中和するためのイオンをハウジング内に供給す
るイオン供給手段を設けることが好ましい。これによ
り、静電力によるパーティクルの基板への吸着が防止さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0015】図1及び図2は本発明によるパーティクル
汚染防止構造を基板搬送設備に適用した実施形態を示す
ものである。図示の基板搬送設備10は、基板である半
導体ウェハWを一方向(図1及び図2の左側から右側へ
の方向)に搬送するためのものであり、基板搬送ロボッ
ト12を主構成要素として備えている。
【0016】基板搬送ロボット12は、基本的には周知
のアーム型ロボットであり、回転可能な円板状のベース
14と、このベース14に偏心して回転可能に取り付け
られたアームアセンブリ16とから構成されている。ア
ームアセンブリ16は、ベース14側のアーム18と、
アーム18の先端部に屈曲可能に接続されたアーム、い
わゆるエンドエフェクタ20とを有している。エンドエ
フェクタ20の先端部には半導体ウェハWを支持する支
持手段が設けられている。支持手段としては種々の型式
のものが考えられるが、本実施形態における支持手段
は、図3から理解される通り、半導体ウェハWが嵌合さ
れるようエンドエフェクタ20の表面に形成された凹部
22となっている。この凹部は、半導体ウェハWの厚さ
と同一の深さを有し、その内壁面は半導体ウェハWの水
平方向の位置ずれが防止されるよう半導体ウェハの外形
と同一形状となっている。また、エンドエフェクタ20
の先端部23は二叉状となっており、更にその上面は流
線形となっている。かかる形状は、半導体ウェハWの表
面(上面)に沿って空気を可能な限り円滑に流すためで
ある。
【0017】ベース14、アーム18及びエンドエフェ
クタ20の内部にはリンク機構ないしは駆動機構(図示
しない)が設けられており、図2の矢印Aに示すように
ベース14を回転させることにより、エンドエフェクタ
20の凹部22にて支持された半導体ウェハWを矢印B
に沿って直進させることが可能となっている。このよう
な基板搬送ロボット12を複数台、直線的に並設するこ
とで、半導体ウェハWを間欠的に移送することが可能と
なる。
【0018】また、上記の基板搬送ロボット12では、
半導体ウェハWを直接受け渡すことができないので、本
実施形態の基板搬送設備10は、隣り合う1対の基板搬
送ロボット12間に基板受渡し装置24が配置されてい
る。基板受渡し装置24は、駆動機構(図示しない)に
より上下動可能となっている複数本、好ましく4本のリ
フトピン(支持手段)26から構成されている。半導体
ウェハWはその裏面がリフトピン26によって支持さ
れ、リフトピン26を上下させることによって、リフト
ピン26間に挿入、配置される基板搬送ロボット12の
エンドエフェクタ20との間で半導体ウェハWを受け渡
すことが可能となる。リフトピン26は、本実施形態で
はエンドエフェクタ20と同様な理由から、半導体ウェ
ハWの裏面のみに接する構成となっている。
【0019】1台の基板搬送ロボット12と、これに隣
接する1台の基板受渡し装置24とは対をなし、各対の
基板搬送ロボット12及び基板受渡し装置24は管状な
いしはトンネル状のハウジング28内に収容されてい
る。ハウジング28は、半導体ウェハWの搬送方向と同
一方向に延び、その両端は開口されている。基板搬送ロ
ボット12は一方の開口端部(搬送方向下流側の端部)
の近傍に配置され、基板受渡し装置24は他方の開口端
部の近傍に配置される。基板搬送ロボット12のベース
14はハウジング28の下部部分に設けられた穴30に
配置され、その上面がハウジング28の底面と同一面と
されている。これも、ハウジング28内での障害物を減
らして、半導体ウェハWの表面を流れる空気流に渦や乱
れを生じさせない工夫となっている。また、基板受渡し
装置24のリフトピン26は、ハウジング28の下部部
分に形成された小孔32に通されている。
【0020】なお、基板搬送ロボット12のベース14
とハウジング28の穴30との間、及び、リフトピン2
6と小孔32との間には間隙が形成されており、機械的
接触による摩耗を防止している。また、図1の点線の矢
印で示すように、これらの間隙を通してハウジング28
内の空気が緩やかに吸引されるようになっており、基板
搬送ロボット12や基板受渡し装置24自体の機械的摩
耗によるパーティクルがハウジング28内に侵入するの
を防止ないしは抑制している。
【0021】ハウジング28の内部空間は、ハウジング
28内に水平に配置された仕切り板34により上部空間
36と下部空間38に分割されている。搬送方向下流側
となる仕切り板34の端部には開口が設けられ、そこに
ハウジング28の下部空間38から空気を吸引し上部空
間36に流すファン40が取り付けられている。また、
仕切り板34の他方の端部にも開口が設けられており、
そこにはHEPA(High Efficiency Particulate Air)
フィルタやULPA(Ultra Low Penetration Air)フィ
ルタ等のフィルタ42が配置されている。従って、ファ
ン40を駆動すると、図1の実線の矢印で示すように空
気が循環し、フィルタ42を通過した空気は清浄空気
(清浄ガス)としてハウジング28の下部空間38内を
一方の開口端部から他方の開口端部へと流れる。また、
これによって、ハウジング28の下部空間38は所定の
清浄度の環境に維持される。なお、符号44は整流板で
あり、下部空間38内での清浄空気の流れを水平に整流
するためのものである。
【0022】更に、ハウジング28内の仕切り板34に
は、フィルタ42の下流側近傍に、イオン供給ノズル
(イオン供給手段)46が配置されている。このイオン
供給ノズル46は、空気が流れることにより下部空間3
8内の浮遊パーティクルが帯電して半導体ウェハWに静
電力により付着する事態を防止すべく、パーティクルの
静電気を中和するために設けられている。
【0023】かかるハウジング28を複数、直線状に並
べ、隣り合う開口端部を接続することにより、基板搬送
経路として1本のクリームトンネルが形成される。そし
て、各ハウジング28に設けられた基板搬送ロボット1
2及び基板受渡し装置24をそれぞれ制御することで、
クリーントンネル内に沿って半導体ウェハWを搬送する
ことができる。
【0024】次に、このような構成の基板搬送設備10
において本発明のパーティクル汚染防止方法を実施した
場合を説明する。
【0025】まず、ファン40を駆動して各ハウジング
28内で空気を循環させると、各ハウジング28の下部
空間38内で基板搬送方向と同方向に、清浄空気が略水
平に流れる。また、複数のハウジング28が接続され、
その内部が互いに連通しているため、全ハウジング28
を通して清浄空気が水平に流れることになる。この清浄
空気の流速は100〜300mm/sec程度とするこ
とが好適である。
【0026】かかる微流速の空気流が発生している状態
において、300mm径の半導体ウェハWがリフトピン
26上にて支持されているとすると(図1の右側のハウ
ジング28内での状態)、20℃の環境で空気の動粘性
係数が0.15cm2/secとなることから、半導体
ウェハWの前縁部(空気流に向かう側の縁部)での空気
流のレイノルズ数は数十というレベルとなる。また、半
導体ウェハWの後縁部(前縁部から300mm下流側の
地点)での空気流のレイノルズ数は300mm/sec
の流速でも6000程度である。この数値範囲の下で
は、図4に示すように、半導体ウェハWの表面には前縁
部から後縁部にかけて順に、約20mm〜約30mm程
度の層流境界層(図4の一点鎖線)、遷移層及び乱流境
界層(図3の二点鎖線)が形成され、これらの層は微細
なパーティクルPに対して粘性流体である。また、現状
の半導体ウェハWは、その外周縁の断面形状が略円形と
なっており且つ空気流も微流速であるため、空気流が半
導体ウェハWの前縁に接した場合にも渦流が生ずること
もない。また、エンドエフェクタ20の先端部23が存
在する箇所(図3参照)も、そこが流線形となっている
ので、渦流等の乱れの発生は抑制される。
【0027】従って、半導体ウェハWの上方に微細なパ
ーティクルPが浮遊しており、そのパーティクルPが空
気流に流されつつ降下しても、パーティクルPに対して
は粘性流体である層流境界層、遷移層及び乱流境界層が
形成されてそれ以上の降下速度が与えられることなく、
空気流の主流(層流境界層、遷移層及び乱流境界層より
も上方の空気流)に随伴して半導体ウェハWよりも下流
へと流される。この浮遊パーティクルPは、空気と共に
ファン40により吸引され、ハウジング28の上部空間
36を流れるが、空気が再度フィルタ42を通する際
に、フィルタ42により除去される。
【0028】ここで、日本における清浄度のJIS規格
(JIS B9920)の基準パーティクル(径0.1
μm)よりも大きな1.0μmの石英パーティクルがハ
ウジングが浮遊していると仮定し、考察してみると、こ
のパーティクルの重量は1.3pg程度と極めて軽いた
め、粘性流体である層流境界層ないしは乱流境界層によ
って確実に遮られ、半導体ウェハWの表面に到達して汚
染することはない。勿論、本実施形態においては、ハウ
ジング28の下部空間38内を流れる空気はHEPAフ
ィルタないしはULPAフィルタ42によってパーティ
クルが除去された極めて清浄なものであり、且つ、ハウ
ジング28の下部部分の穴30及び小孔32からは空気
が吸引され基板搬送ロボット12や基板受渡し装置24
自体からのパーティクルがハウジング28内に侵入する
ことはないので、1μmもの大径のパーティクルが存在
することは極めて希である。
【0029】基板搬送ロボット12により半導体ウェハ
Wを搬送する場合、リフトピン26上の半導体ウェハW
を基板搬送ロボット12のエンドエフェクタ20上に移
載する必要がある。すなわち、基板受渡し装置24と基
板搬送ロボット12を制御して、リフトピン26を上昇
させ、リフトピン26上の半導体ウェハWの下側に基板
搬送ロボット12のエンドエフェクタ20の凹部22を
配置した後、リフトピン26を下降させることで、半導
体ウェハWを基板搬送ロボット12のエンドエフェクタ
20の凹部22内に移載するのである。
【0030】次いで、基板搬送ロボット12を制御し
て、ベース14を回転させると共にアームアセンブリ1
6を屈曲させ、支持パッド22、従って半導体ウェハW
を水平に直進させる(図2参照)。この際、半導体ウェ
ハWの移動速度の最高値が100mm/sec〜200
mm/secとなるようにすることが好適である。な
お、この最高移動速度は、半導体ウェハWに対する空気
流の相対速度が、100mm/sec〜200mm/s
ecの範囲内となるように設定される。
【0031】半導体ウェハWが移動し、半導体ウェハW
に対する空気流の相対速度が100mm/sec〜20
0mm/secの範囲内にある場合、半導体ウェハWの
表面での清浄空気の挙動は、半導体ウェハWが静止状態
にあるときと同様であり、半導体ウェハWの表面上には
空気の層流境界層、遷移層そして乱流境界層が形成さ
れ、パーティクルの付着が防止される。
【0032】なお、空気が流れることにより生ずる静電
気もイオン供給ノズル46からのイオンによって中和さ
れるため、静電力による半導体ウェハWへのパーティク
ルの吸着も防止される。
【0033】半導体製造プロセスにおいては、インライ
ン型枚葉式搬送は従来から提案されてきたが、実際に
は、半導体ウェハWの受渡しや移送のための機構からの
発塵による汚染が原因で未だ実現されていなかった。し
かしながら、上記実施形態の如く基板搬送設備10を構
成することで、半導体ウェハW上へのパーティクルの付
着が防止ないしは大幅に抑制されることから、インライ
ン型枚葉式搬送が可能となる。特に、枚葉式搬送が可能
となることにより、半導体ウェハWの大径化に伴うバッ
チ式搬送の困難性を解決することができ、生産性の向上
に大いに寄与することになる。
【0034】なお、半導体ウェハWを基板搬送ロボット
12により搬送することとしているが、半導体ウェハW
の搬送手段はロボットに限定されないことは勿論であ
る。
【0035】また、半導体ウェハWの表面に層流境界層
ないしは乱流境界層が形成されるならば、半導体ウェハ
Wの支持手段の形状や支持位置は上記のものに限られな
い。
【0036】更に、上記実施形態では、半導体ウェハW
上では層流境界層、遷移層及び乱流境界層が形成されて
いるが、空気流の速度や半導体ウェハの直径等によって
は層流境界層のみ又は層流境界層及び遷移層のみが半導
体ウェハW上に形成される場合もある。或いはまた、半
導体ウェハW上では遷移層と乱流境界層、又は、乱流境
界層のみが形成されることもあり得る。本明細書中にお
ける「層流境界層ないしは乱流境界層」なる表現はかか
る状態を含むものである。
【0037】更にまた、空気流の流速については、層流
境界層ないしは乱流境界層が形成されれば如何なる速度
であってもよく、ハウジングの内部構造や支持手段の移
動速度、或いは清浄ガスのガス種や環境温度等に応じて
適宜変更され得るものである。
【0038】図5は、本発明を適用したFOUP(Fron
t Opening Unified Pod)システムの実施形態を示して
いる。次世代半導体製造プロセスにおける半導体ウェハ
の搬送システムでは、FOUP(Front Opening Unifie
d Pod)が採用される傾向にある。FOUPは前面開放
型のウェハカセットであり、内部が小さな密閉空間とな
るハウジングに収容され、必要に応じてハウジングの前
面を開放して半導体ウェハの出し入れが行われる。FO
UPは、高清浄度を達成できる小空間に配置されること
から、パーティクル汚染に耐え得るものと考えられてい
る。しかしながら、小空間であっても、パーティクルを
完全に除去することは困難である。
【0039】図5に示す実施形態に係るFOUPシステ
ム100は、半導体ウェハWの支持手段たるFOUP1
02を収容するハウジング104を備えている。このハ
ウジング104内にはサブハウジング106が配置さ
れ、内部が2重の空間に仕切られている。FOUP10
2はサブハウジング106内に収容される。また、サブ
ハウジング106の一方の側壁108には、サブハウジ
ング106の内部空間から空気を吸引するファン110
が取り付けられ、他方の側壁112にHEPAフィルタ
又はULPAフィルタ等のフィルタ114が取り付けら
れている。従って、ファン110を駆動すると、図5の
矢印で示すように空気が循環し、サブハウジング106
の内部にはフィルタ114を通過した清浄空気が水平方
向に流通し、所定の清浄度の空間が形成される。更に、
本実施形態のFOUP102は、その両側壁116に貫
通孔118が形成され、清浄空気がFOUP102内を
通過できるよう構成されている。FOUP102の側壁
116に形成される貫通孔118は、FOUP102内
を通過する清浄空気がFOUP102の支持棚120で
支持されている半導体ウェハWの表面に沿って水平に流
れ、且つ、層流境界層ないしは乱流境界層を形成するよ
う、位置や数、形状が定められている。これによって、
清浄空気を100mm/sec〜300mm/secで
流通させることにより、各半導体ウェハWの上方の空気
流は図4と同様な挙動を示し、パーティクルの付着が防
止されることになる。
【0040】なお、図5において符号122は、静電気
を中和するためのイオン供給ノズルである。
【0041】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限られないこ
とはいうまでもない。
【0042】例えば、対象となる基板は半導体ウェハW
に限られず、液晶パネルを製造するためのガラス基板等
であってもよい。
【0043】また、搬送系のみならず、基板の長期保管
箇所や処理チャンバに対する基板待機箇所等にも本発明
のパーティクル汚染防止方法ないしは設備を適用するこ
とが可能である。
【0044】更に、清浄空気ないしは清浄ガスを作る送
風手段も、上述したようなファン40,110及びフィ
ルタ42,114からなる循環型に限られない。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板の表面にそって層流境界層ないしは乱流境界層を形成
することで、基板の上方から落下してくるパーティクル
が基板の表面に沈着することを防止することができる。
従って、本発明は、基板に対するパーティクル汚染が防
止され、或いは大幅に低減されるので、基板の最終製品
である半導体デバイスや液晶パネルの性能、歩留まり等
の向上に寄与することになる。
【0046】また、本発明の技術思想は、上述したよう
に、基板の搬送設備や保管設備に適用可能であり、更に
処理装置等にも適宜応用することも可能である。すなわ
ち、本発明は、極めて応用範囲が広いという特徴があ
り、今後のマイクロデバイスの微細化や高集積化にも大
いに寄与することとなろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパーティクル汚染防止構造が適用
された基板搬送設備を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿っての断面図である。
【図3】図1及び図2における基板搬送ロボットのエン
ドエフェクタの先端部を示す断面部分図である。
【図4】本発明によるパーティクル汚染防止方法を説明
するために、半導体ウェハに対する空気流の挙動を示す
概略説明図である。
【図5】本発明によるパーティクル汚染防止構造が適用
されたFOUPシステムを概略的に示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10…基板搬送設備、12…基板搬送ロボット、20…
エンドエフェクタ、22…凹部、24…基板受渡し装
置、26…リフトピン、28…ハウジング、34…仕切
り板、36…上部空間、38…下部空間、40…ファ
ン、42…フィルタ、46…イオン供給ノズル、48…
ブレード、100…FOUPシステム、102…FOU
P、104…ハウジング、106…サブハウジング、1
10…ファン、114…フィルタ、122…イオン供給
ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 A Fターム(参考) 3B116 AA01 AB02 AB43 BB22 BB88 BB89 3B117 AA08 BA43 5F031 CA02 FA01 FA07 FA15 GA05 GA45 GA48 HA12 HA33 NA02 NA03 NA08 NA15 PA02 PA18 PA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の清浄度の環境において水平に配置
    された基板の表面に沿って清浄ガスを、当該基板の表面
    に対して所定の相対速度にて流すことにより、当該基板
    の表面上の全域にわたり層流境界層ないしは乱流境界層
    を形成したことを特徴とするパーティクル汚染防止方
    法。
  2. 【請求項2】 内部が所定の清浄度に保たれるハウジン
    グと、 前記ハウジング内にて基板を水平に支持するための支持
    手段と、 前記支持手段により支持された基板の表面に沿って清浄
    ガスを、当該基板の表面に対して所定の相対速度にて流
    すための送風手段とを備え、当該基板の表面上の全域に
    わたり層流境界層ないしは乱流境界層を形成することを
    特徴とするパーティクル汚染防止構造。
  3. 【請求項3】 前記支持手段が前記ハウジング内を移動
    可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のパ
    ーティクル汚染防止構造。
  4. 【請求項4】 前記送風手段は、空気を前記ハウジング
    で循環させるファンと、前記ファンによる空気の循環経
    路中に配置され、空気を所定の清浄度の清浄ガスとする
    フィルタとを備えることを特徴とする請求項2又は3に
    記載のパーティクル汚染防止構造。
  5. 【請求項5】 前記清浄ガス中のパーティクルに生じる
    静電気を中和するためのイオンを前記ハウジング内に供
    給するイオン供給手段を更に備えることを特徴とする請
    求項2〜4のいずれか1項に記載のパーティクル汚染防
    止構造。
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