JP2007237825A - 鉄道車両用のリンクおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着されたゴムを有する弾性継ぎ手を備える鉄道車両用のリンクであって、早期の接着剥離や破壊を防止することができるとともに、製造工程を簡略化できる鉄道車両用のリンクおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】鉄道車両用のリンクは、リンク本体と、リンク本体の一端または両端に設けられる弾性継ぎ手3を備えている。弾性継ぎ手3は、剛性のインナー部材4と、剛性のアウター部材6と、インナー部材4とアウター部材6の間に設けられたゴム5を有している。また、弾性継ぎ手3は、ゴム5に圧縮応力を発生させた状態で、加硫と冷却を行うことにより、ゴム5をインナー部材4、およびアウター部材6と一体的に加硫接着して、製造されたものである
【選択図】図3

Description

本発明は、インナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着されたゴムを有する弾性継ぎ手を備える鉄道車両用のリンクおよびその製造方法に関する。
従来、鉄道車両においては、牽引装置や横揺れ防止装置、アンチローリング装置、ボルスタアンカー、ダンパ等の装置と、車体および台車を連結するために、種々のリンクが使用されている。図11(a)〜(c)は、当該リンクの一例を、鉄道車両用の牽引装置に適用した状態を示したものであり、図11(b)は、図11(a)を矢印Pの方向から見た図、図11(c)は、図11(a)を矢印Qの方向から見た図である。
図11(a)〜(c)に示すように、牽引装置100は、Zリンク式の牽引装置であり、車体(不図示)の中心ピン101に設けられた牽引枠102と、台車110に設けられた台車枠103が、Z字形状を有するリンク(以下、「Zリンク」という。)104により、当該Zリンク104の端部に設けられた継ぎ手105を介して連結される構成となっている。また、当該継ぎ手105は、金属性の筒状部材106と、当該筒状部材106に挿入された軸受け部材(例えば、金属製の球面軸受けやゴムブッシュ)107により構成されている。そして、この軸受け部材107が、走行中において、車体と台車110との間に発生する、前後、左右、上下の相対変位を許容する構成となっている。
また、牽引装置100には、左右動ダンパ108が設けられるとともに、当該左右動ダンパ108の両端が、金属製の球面軸受けやゴムブッシュ等の軸受け部材109を介して、牽引枠102と台車枠103に連結されている。そして、この軸受け部材109が、車体と台車110の左右方向における相対速度を左右動ダンパ108が減衰する際に、当該左右動ダンパ108がダンパ軸方向に円滑に移動できるように、ダンパ軸方向以外の移動を許容する構成となっている。
ここで、一般に、上述の金属製の球面軸受けとしては、例えば、図12に示すように、金属製のインナー部材120と、当該インナー部材120を保持する金属製のアウター部材121を備える金属製の球面軸受け122が開示されている。そして、この球面軸受け122においては、インナー部材120とアウター部材121の間に、例えば、四フッ化エチレン樹脂等のフッ素樹脂によるフッ素樹脂ライニング、または、コーティングにより、滑り部123を形成することにより、軸受け部材としての機能が発揮される構成となっている。
また、一般に、上述のゴムブッシュとしては、例えば、図13に示すように、金属製の内筒であるインナー部材130と、金属製の外筒であるアウター部材131と、円筒形状を有する弾性体であるゴム132を備えるゴムブッシュ133が開示されている。このゴムブッシュ133は、ゴム132が、インナー部材130とアウター部材131の間に設けられるとともに、インナー部材130とアウター部材131と一体的に加硫接着されたものである。
ここで、図13に示すゴムブッシュ133においては、ゴム132を高温加硫するため、加硫終了後のゴム132の収縮により、図14に白抜き矢印で示すように、ゴム132の内部に引張り応力が発生する。その結果、早期の接着剥離や破壊が発生しやすいという問題があった。
そこで、これらの不都合を回避すべく、種々の方法が提案されている。例えば、図15に示すように、加硫終了後に、絞り用部材134を用いて、アウター部材131に絞り加工を施すことにより、ゴム132の内部に発生する上述の引張り応力をなくし、逆に、図16に白抜き矢印で示すように、ゴム132の内部に圧縮応力を負荷する方法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。また、図17(c)に示すように、アウター部材131を、当該アウター部材131の周方向において、複数に分割して、各分割体131a〜131cの間に隙間を形成し、図17(a)、(b)に示すように、ゴムブッシュ133を、ハウジング部135の嵌合孔136内に圧入することにより、ゴム132の内部に圧縮応力を負荷する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
戸原晴彦著、「改訂新版防振ゴム」、株式会社現代工学社、1975年8月15日、p49−p50 特開2003−226239号公報
ここで、上述の絞り加工により圧縮応力を負荷する方法においては、アウター部材131が完全な円筒形状を有する場合にしか適用することができない。従って、例えば、球面形状を有するゴムブッシュに対しては、絞り加工を施すことができないため、結果として、ゴム内部の引張り応力を除去することができず、早期の接着剥離や破壊を防止することが困難になるという問題があった。また、加硫終了後に、アウター部材131に絞り加工を施す必要があるため、ゴムブッシュ133の製造工程が複雑になるという問題があった。
また、上述の圧入により圧縮応力を負荷する方法においては、アウター部材131が分割されているため、分割部位(即ち、アウター部材131の各分割体の境界部分)において、アウター部材131に加硫接着されたゴム132の磨耗が激しくなるという問題があった。また、分割されたアウター部材131の外側に、さらに外筒部材が必要になるため、コストアップになるという問題があった。また、加硫終了後に、圧入により圧縮応力を負荷する必要があるため、ゴムブッシュ133の製造工程が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、インナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着されたゴムを有する弾性継ぎ手を備える鉄道車両用のリンクであって、早期の接着剥離や破壊を防止することができるとともに、製造工程を簡略化できる鉄道車両用のリンクおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、リンク本体と、リンク本体の一端または両端に設けられ、剛性のインナー部材と、剛性のアウター部材と、インナー部材とアウター部材の間に設けられたゴムを有する弾性継ぎ手と、を備える鉄道車両用のリンクの製造方法において、ゴムに圧縮応力を発生させた状態で、加硫と冷却を行うことにより、ゴムをインナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着することを特徴とする。
同構成によれば、弾性継ぎ手を製造した後においても、ゴムの内部において、引張り応力を発生させることなく、圧縮応力を残存させることが可能になる。従って、例えば、ゴムが所定の厚さで球面形状に形成され、インナー部材とアウター部材の間に、ゴムが一体的に加硫接着された弾性継ぎ手においても、ゴムの内部において、引張り応力を除去して、圧縮応力を負荷させることが可能になる。その結果、早期の接着剥離や破壊を防止することが可能になる。
また、アウター部材を分割する必要がなくなるため、分割部位におけるゴムの磨耗を回避することが可能になるとともに、分割されたアウター部材の外側に外筒部材を設ける必要がなくなるため、コストアップを抑制することが可能になる。さらに、上述の従来技術において説明した、加硫終了後の絞り加工や圧入といった作業が不要になるため、リンクを構成する弾性継ぎ手の製造工程が簡略化できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法であって、ゴムの径方向において、ゴムを、複数のゴム層からなる多層構造により形成するとともに、ゴム層の各々の間に、金属部材を設けて積層構造としたことを特徴とする。
同構成によれば、軸と直角方向、ネジリ方向、およびコジリ方向の剛性の調整が自由に行えることになるため、剛性の自由度が向上する。また、ゴムの耐荷重性能が向上するため、従来のゴムブッシュに比し、サイズを小さくすることが可能になる。また、軸と直角方向において、ゴムブッシュよりも硬い剛性を持たせることが可能になるため、ゴムの厚みを薄くすることによる、ゴムの短寿命化を回避することができる。また、軸と直角方向においては、従来の金属製の球面軸受けよりも軟らかくできるため、衝撃吸収や防振効果を十分に発揮することができるリンクを提供することが可能になる。さらに、従来の金属製の球面軸受けにおいて必要な滑り部が不要になるため、滑り部に砂や塵等が混入して、滑り性が低下するという不都合を回避することが可能になるとともに、定期的な給油が不要になる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法であって、金属部材を、金属部材の周方向において、複数に分割して形成することを特徴とする。同構成によれば、容易に、ゴム層の各々の間に、金属部材を設けて積層構造とすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法であって、ゴム層の各々の弾性率、厚み、および幅の少なくとも1つを変更して、負荷が加えられた際の、ゴム層の各々の変形量が均一となるように形成することを特徴とする。同構成によれば、弾性継ぎ手の全体のサイズを変更することなく、弾性継ぎ手の長寿命化を図ることが可能になる。
また、本発明の請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の鉄道車両用のリンクの製造方法により製造された鉄道車両用のリンクは、早期の接着剥離や破壊を防止することができるという優れた特性を備えている。従って、請求項5に記載の、本発明の請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の鉄道車両用のリンクの製造方法により製造された鉄道車両用のリンクは、請求項6に記載の発明のように、Zリンク式の牽引装置のリンクや、請求項7に記載のように、アンチローリング装置のトーションバーの支持リンクに好適に適用することができる。
本発明によれば、インナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着されたゴムを有する弾性継ぎ手を備える鉄道車両用のリンクにおいて、早期の接着剥離や破壊を防止することが可能になる。また、ゴムの磨耗を回避することが可能になるとともに、コストアップを抑制することが可能になる。さらに、リンクを構成する弾性継ぎ手の製造工程が簡略化できる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを説明するための概略図である。また、図2は、本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを構成する弾性継ぎ手を説明するための概略図であり、図3は、図2のA−A断面図である。
図1(a)、(b)に示すように、この鉄道車両用のリンク1は、金属製の軸部からなるリンク本体2と、当該リンク本体2の一端、または両端(本実施形態においては、両端)に設けられた軸受け部材である弾性継ぎ手3により構成されている。また、この弾性継ぎ手3は、金属製の継ぎ手本体7を備えており、当該継ぎ手本体7をリンク本体2に形成された穴部10に挿入して固定することにより、弾性継ぎ手3が、リンク本体2の両端に取り付けられる構成となっている。
また、弾性継ぎ手3は、図2、図3に示すように、金属からなり、その外周面4aが球面形状を有する剛性のインナー部材4と、弾性体からなり、その内周面5a、および外周面5bが球面形状を有するゴム5と、金属からなり、その内周面6aが球面形状を有する剛性のアウター部材6を備えている。また、弾性継ぎ手3は、アウター部材6と一体的に形成された、上述の継ぎ手本体7を備えている。そして、ゴム5は、インナー部材4とアウター部材6の間に設けられ、当該インナー部材4とアウター部材6と一体的に加硫接着されたものである。なお、図2、図3に示すように、アウター部材6は、ロッドエンド形状を有している。
また、図2、図3に示すように、弾性継ぎ手3は、球面形状を有するインナー部材4の外周面4aに、球面形状を有するゴム5の内周面5aが接着されており、球面形状を有するアウター部材6の内周面6aに、ゴム5の外周面5bが接着される構成となっている。即ち、弾性継ぎ手3は、インナー部材4、ゴム5およびアウター部材6からなる球体の両端部を切断して、当該球体の中心部分を切り出した形を有する、ゴム製の球面軸受けである。
また、図3に示すように、インナー部材4には、軸受け部材である弾性継ぎ手3が受ける軸の方向(図中の矢印Xの方向)に貫通する貫通孔8が設けられている。なお、図1に示すように、軸と直角方向(図中の矢印Yの方向)に貫通孔9が設けられたピン12を別個に用意し、インナー部材4とピン12を組立時に一体化した弾性継ぎ手3を使用する構成としても良い。また、ピン12をインナー部材4として兼用する構成としても良い。
ここで、本発明においては、リンク1を構成する弾性継ぎ手3を製造する際に、インナー部材4とアウター部材6の間に、ゴム5を一体的に加硫接着する際に、ゴム5の内部に圧縮応力を負荷する点に特徴がある。より具体的には、例えば、図4に示す、内部にインナー部材4とアウター部材6を所定の位置に配置した2つ割の密閉構造を有する加硫型11に、まず、少量のゴム5aを注入し、次いで、追加のゴム5bを高圧で注入する。そうすると、注入したゴム5に圧縮応力が発生する。そして、この圧縮応力を発生させた状態で加硫を行い、この状態を保ったまま冷却させて、ゴム5をインナー部材4、およびアウター部材6と一体的に加硫接着する。なお、この際、上述のピン12をインナー部材4と一体的に形成する構成としても良い。
上述の従来技術において説明したように、加硫接着を行う際には、ゴム132を高温加硫した後に冷却するため、加硫終了後のゴム132の収縮により、ゴム132の加硫時の体積と冷却後の体積に差が生じ、この体積差に起因してゴム132の内部に引張り応力が発生していた。従って、上述の従来方法のごとく、一体的に加硫接着を行った後に、絞り加工や圧入により、ゴム132の内部に圧縮応力を負荷する必要があった。一方、本実施形態においては、ゴム5に圧縮応力を発生させた状態で、加硫を行うとともに冷却を行うことにより、ゴム5をインナー部材4、およびアウター部材6と一体的に加硫接着して、弾性継ぎ手3を製造する構成としている。従って、弾性継ぎ手3を製造した後(即ち、製造した弾性継ぎ手3を加硫型11から取り出した後)においても、ゴム5の内部において、引張り応力を発生させることなく、圧縮応力を残存させることが可能になる。
従って、例えば、本実施形態のごとく、ゴム5が所定の厚さで球面形状に形成され、インナー部材4とアウター部材6の間に、ゴム5が一体的に加硫接着された弾性継ぎ手3においても、ゴム5の内部において、引張り応力を除去して、圧縮応力を負荷させることが可能になり、結果として、早期の接着剥離や破壊を防止することが可能になる。
また、アウター部材6を分割する必要がなくなるため、分割部位におけるゴムの磨耗を回避することが可能になるとともに、分割されたアウター部材の外側に外筒部材を設ける必要がなくなるため、コストアップを抑制することが可能になる。
また、上述の従来技術において説明した、加硫終了後の絞り加工や圧入といった作業が不要になるため、リンク1を構成する弾性継ぎ手3の製造工程が簡略化できる。
また、本実施形態における弾性継ぎ手3を備えるリンク1においては、上述のごとく、早期の接着剥離や破壊を防止することが可能になるため、例えば、上述の図10において説明した、Zリンク式の牽引装置のリンクに適用することにより、特に、走行安全性を向上することが可能になる。
また、本実施形態の弾性継ぎ手3のゴム5は、一層のものに限らず、図5、図6に示すように、ゴム5の径方向(図6に示す矢印Lの方向)において、ゴム5が、複数のゴム層からなる多層構造(図5、図6においては、ゴム層5c〜5gからなる多層構造)を有するとともに、ゴム層5c〜5gの各々の間に、その内周面20a、および外周面20bが球面形状を有する薄い金属部材20を設けて積層構造とする構成としても良い。なお、この積層構造を有する弾性継ぎ手3も、図4において説明した製造方法と同じ製造方法で製造することができる。
一般に、上述の金属製の球面軸受け122においては、使用している部材が剛であるため、軸と直角方向における剛性が非常に大きくなってしまい、結果として、衝撃吸収や防振効果が十分に発揮されないという問題があった。また、使用中に滑り部123に砂や塵等が混入してしまい、滑り性が低下するという問題があった。また、定期的に滑り部123に給油を行う必要がある。
また、上述のゴムブッシュ133においては、ゴム132の弾性力により、金属製の球面軸受け122に比し、衝撃吸収や防振効果が発揮されるものの、ゴム132の耐荷重性能が金属よりも小さいため、金属製の球面軸受け122に比し、サイズが大きくなるという問題がある。また、ゴムブッシュ133は、金属製の球面軸受け122に比し、軸と直角方向における剛性は小さいが、剛性を増加させるためにサイズを大きくすると、スペース上の問題が生じてしまい、また、剛性を増加させるためにゴム132の厚みを薄くすると、当該ゴム132の短寿命化が生じてしまう。さらに、軸と直角方向における剛性を所望の値に設定するためには、ゴムブッシュ133の形状を予め決定する必要があるが、形状を予め決定すると、その他の方向(例えば、ネジリ方向、コジリ方向等)の剛性も決定されてしまうため、剛性の自由度が低下してしまうという問題がある。
ここで、一般に、ゴムは非圧縮特性を有しているため、図7に示すように、ゴム21を、複数のゴム層21a〜21cからなる多層構造により形成するとともに、薄い金属部材22を介して積層することにより、積層方向(図中の矢印Aの方向)において、硬い剛性を持たせることが可能になり、任意に剛性を調整することが可能になる。また、積層方向Aに直角な方向(図中の矢印B、Cの方向)においては、ゴム21のせん断変形により、積層数に影響を受けることなく、軟らかい剛性を持たせることが可能になる。
従って、上述のごとく、ゴム層5c〜5gの間に、球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とすることにより、積層方向Aにおける剛性と、積層方向Aに直角な方向B、Cにおける剛性を任意に調整することが可能になる。より具体的には、軸と直角方向Yにおいては、上述の金属製の球面軸受け122よりも軟らかく、ゴムブッシュ133よりも硬い剛性を持たせることが可能になるため、当該ゴムブッシュ133に比し、使用時の変位が小さくなり、結果として、長寿命化を図ることが可能になる。また、ネジリ方向(図6に示す矢印Eの方向)においては、ゴムブッシュ133と同等で、コジリ方向(図6に示す矢印Fの方向)においては、ゴムブッシュ133よりも軟らかい剛性を持たせることが可能になるため、大きなコジリ変位角も許容することができることになる。このように、各ゴム層5c〜5gの間に球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とすることにより、軸と直角方向Y、ネジリ方向E、およびコジリ方向Fの剛性の調整が自由に行えることになり、剛性の自由度が向上する。
また、このような積層構造とすることにより、ゴム5の耐荷重性能が向上するため、従来のゴムブッシュ133に比し、サイズを小さくすることが可能になるとともに、上述のごとく、軸と直角方向Yにおいて、ゴムブッシュ133よりも硬い剛性を持たせることが可能になるため、ゴム5の厚みを薄くすることによる、ゴム5の短寿命化を回避することができる。また、軸と直角方向Yにおいては、上述の金属製の球面軸受け122よりも軟らかくできるため、衝撃吸収や防振効果を十分に発揮することができるリンク1を提供することが可能になる。さらに、上記従来の金属製の球面軸受け122において必要な滑り部123が不要になるため、滑り部123に砂や塵等が混入して、滑り性が低下するという不都合を回避することが可能になるとともに、定期的な給油が不要になる。
また、このような積層構造とすることにより、上述のごとく、軸と直角方向Yにおいて、金属製の球面軸受け122よりも軟らかく、ゴムブッシュ133よりも硬い剛性を持たせることが可能になる。従って、軸と直角方向Yにおいて、ばね定数を、金属製の球面軸受け122より小さく、ゴムブッシュ133よりも大きくすることができるため、任意の剛性を設定することが可能になり、所望の剛性を有するリンク1を形成することが可能になる。
また、各ゴム層5c〜5gの間に球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とする場合、金属部材20の径を、ゴム5の径方向Lにおいて、当該金属部材20の内側に配置されるゴム5の径よりも大きくする必要がある。従って、本実施形態においては、図5に示すように、金属部材20を、当該金属部材20の周方向において、複数の金属片(図5においては、2個の金属片20c、20d)に分割する構成としている。このような構成により、容易に、各ゴム層5c〜5gの間に球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とすることができる。
また、各ゴム層5c〜5gの間に球状の金属部材20を設けて積層構造とする場合、各ゴム層5c〜5gの弾性率を変更して、負荷が加えられた際の、各ゴム層5c〜5gの変形量が均一となるようにしても良い。
一般に、ばね定数Kは、K=弾性率G×弾性継ぎ手3の形状のみによって決定される係数F(即ち、球状、円筒状、角柱等の形状で決まる係数)×ゴム5の寸法を代表する変数D(例えば、ゴム5の幅や厚み)により算出することができる。従って、弾性率Gが大きい(即ち、使用するゴム5の硬度が大きい)程、また、変数Dが大きい程、ばね定数Kが大きくなると言える。
従って、例えば、図8に示すように、ゴム5を構成する3層のゴム層5c、5d、5eの間に、球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とする場合、各ゴム層5c〜5eの内径をRc〜Re(Re>Rd>Rc)、幅をWc〜We(Wc=Wd=We)、厚みをTc〜Te(Tc>Td>Te)、弾性率をGc〜Geとすると、各ゴム層5c〜5eのばね定数Kc〜Keは、内径Rc〜Re、幅Wc〜We、厚みTc〜Te、弾性率Gc〜Geにより決定される。
ここで、弾性継ぎ手3の寿命は、各ゴム層5c〜5eの変形量(即ち、ゴム層5c〜5eの歪み)εc〜εeが大きいほど、短くなるが、本実施形態のごとく、積層構造とした場合、これらのゴム層5c〜5eのうち、最も大きく変形するゴム層(即ち、変形量εc〜εeのうち、最も大きな変形量を有するゴム層)が、当該弾性継ぎ手3の寿命を決定することになる。従って、弾性継ぎ手3のサイズを変更することなく、寿命を最大にするためには、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeを均一にする必要がある。また、ゴム5の変形量εは、ε=σ(ゴム5に加わる荷重量)/Kで表され、ばね定数Kに反比例するため、変形量εも、ばね定数Kと同様に、内径Rc〜Re、幅Wc〜We、厚みTc〜Te、弾性率Gc〜Geにより決定される。
図8に示す、3層のゴム層5c、5d、5eの間に、球面形状を有する金属部材20を設けて積層構造とした場合であって、上述の、軸と直角方向Y、ネジリ方向E、コジリ方向Fの各々に、所定の負荷を加えた場合の、軸と直角方向Y、ネジリ方向E、コジリ方向Fにおける、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeを測定した。その結果を表1に示す。なお、軸と直角方向Yに加える負荷を、ネジリ方向E、コジリ方向Fに加える負荷の1/100にして測定した。また、各ゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geを、0.093kgf/mmとして測定した。また、積層構造全体の、軸と直角方向Yにおけるばね定数は14000kgf/mm、ネジリ方向Eにおけるばね定数は2500kgf・mm/deg、コジリ方向Fにおけるばね定数は1800kgf・mm/degであった。
Figure 2007237825
表1に示すように、各ゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geが一定であるため、負荷が加えられた際の、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeのバラツキが大きく、不均一となっていることが判る。従って、この場合、ゴム層5c〜5eのうち、最も大きく変形するゴム(即ち、最も大きな変形量を有するゴム)であるゴム層5cが、弾性継ぎ手3の寿命を決定することになるため、弾性継ぎ手3の寿命が短くなる。
そこで、図8に示す積層構造において、ゴム層5c〜5eの弾性率を段階的に変更(即ち、Gc<Gd<Geとなるように変更)して、軸と直角方向Y、ネジリ方向E、コジリ方向Fの各々に、所定の負荷を加えた場合の、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeを測定した。その結果を表2に示す。なお、軸と直角方向Yに加える負荷を、ネジリ方向E、コジリ方向Fに加える負荷の1/100にして測定した。また、積層構造全体の、軸と直角方向Yにおけるばね定数、ネジリ方向Eにおけるばね定数、およびコジリ方向Fにおけるばね定数は、上述の、各ゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geを同じ(0.093kgf/mm)にした場合と同様であった。
Figure 2007237825
表2に示すように、ゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geを段階的に変更(即ち、Gcを0.079kgf/mm、Gdを0.093kgf/mm、Geを0.109kgf/mmに変更)することで、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeが均一となっていることが判る。従って、弾性継ぎ手3のサイズを変更することなく、当該弾性継ぎ手3の長寿命化を図ることが可能になると言える。
なお、図9に示すように、ゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geの代わりに、ゴム層5c〜5eの幅Wc〜Weを段階的に変更(図9の場合は、Wc>Wd>We)することにより、上述のゴム層5c〜5eの弾性率Gc〜Geを段階的に変更した場合と同様に、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeを均一にすることが可能になる。従って、この場合も、弾性継ぎ手3の全体のサイズを変更することなく、当該弾性継ぎ手3の長寿命化を図ることが可能になる。また、同様に、ゴム層5c〜5eの厚みTc〜Teを段階的に変更する場合や、これらの弾性率Gc〜Ge、幅Wc〜We、厚みTc〜Te等の変数を組み合わせて、適宜、変更することにより、各ゴム層5c〜5eの変形量εc〜εeを均一にして、弾性継ぎ手3のサイズを変更することなく、当該弾性継ぎ手3の長寿命化を図ることが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、アウター部材6を、周方向において、複数に分割(例えば、2分割)するとともに、分割されたアウター部材6の外側に、アウター部材6を固定、補強するための他の部材(不図示)を設ける構成としても良い。このような構成により、各ゴム層5c〜5gの間に球面形状を有する金属部材20を設けた積層構造をより一層容易に作成することが可能になるとともに、弾性継ぎ手3の形状の自由度を向上させることが可能になる。
また、上述の実施形態においては、ロッドエンド形状を有するアウター部材6を備える弾性継ぎ手3を説明したが、車両へのアウター部材6への取り付け方法の簡素化、及び部品点数を減少させるとの観点から、アウター部材6の形状を、筒形状やブランジ形状としても良い。また、リンク1の形態に応じて、アウター部材6の形状を、適宜、変更することにより、従来、必要であったハウジング部材が不要になり、コストアップを抑制することが可能になる。
また、ハウジング部材に対して、直接、ゴム5を加硫接着する構成としても良い。この様な構成により、アウター部材6が不要になるため、コストアップを抑制することが可能になる。
また、本実施形態における弾性継ぎ手3を備えるリンク1は、上述のごとく、早期の接着剥離や破壊を防止することが可能になるため、当該リンク1を、鉄道車両用のアンチローリング装置のトーションバーの支持リンクとして適用する構成としても良い。より具体的には、例えば、図10に示すように、アンチローリング装置50を構成するトーションバー51を、弾性継ぎ手3を備えるリンク1により支持して、ブラケット(不図示)を介して、車体(または、台車)に回転自在に取り付けるとともに、リンク1を介して台車(または、車体)に取り付ける構成とすることができる。このような構成により、走行安全性を向上することが可能になる。
本発明の活用例としては、インナー部材、およびアウター部材と一体的に加硫接着されたゴムを有する弾性継ぎ手を備える鉄道車両用のリンクおよびその製造方法が挙げられる。
(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを説明するための概略図である。 本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを構成する弾性継ぎ手を説明するための概略図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを構成する弾性継ぎ手の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを構成する弾性継ぎ手における積層構造を説明するための概略図である。 図5のB−B断面図である。 ゴムと金属部材の積層構造における剛性を説明するための図である。 本発明の実施形態における弾性継ぎ手のゴムを構成する各ゴム層の変形量を説明するための図である。 図8に示す弾性継ぎ手の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る鉄道車両用のリンクを、アンチローリング装置のトーションバーの支持リンクとして適用した状態を示す図である。 (a)〜(c)は、リンクの一例を、鉄道車両用の牽引装置に適用した状態を示した図である。 従来の金属製の球面軸受けを説明するための断面図である。 従来のゴムブッシュを説明するための断面図である。 図12に示すゴムブッシュにおいて、加硫終了後にゴムの内部において発生する引張り応力を説明するための図である。 従来のゴムブッシュに絞り加工を施す方法を説明するための図である。 図14に示す方法により製造されたゴムブッシュにおいて、ゴムの内部に発生する圧縮応力を説明するための図である。 (a)〜(c)は、従来のゴムブッシュを圧入して、ゴムの内部に圧縮応力を負荷する方法を説明するための図である。
符号の説明
1…リンク、2…リンク本体、3…弾性継ぎ手、4…インナー部材、5…ゴム、5c〜5g…ゴム層、6…アウター部材、20…金属部材、50…アンチローリング装置、51…トーションバー、100…牽引装置、194…Zリンク、Gc〜Ge…ゴム層の弾性率、Tc〜Te…ゴム層の厚み、Wc〜We…ゴム層の幅、εc〜εe…ゴム層の変形量

Claims (7)

  1. リンク本体と、前記リンク本体の一端または両端に設けられ、剛性のインナー部材と、剛性のアウター部材と、前記インナー部材とアウター部材の間に設けられたゴムを有する弾性継ぎ手と、を備える鉄道車両用のリンクの製造方法において、
    前記ゴムに圧縮応力を発生させた状態で、加硫と冷却を行うことにより、前記ゴムを前記インナー部材、および前記アウター部材と一体的に加硫接着することを特徴とする鉄道車両用のリンクの製造方法。
  2. 前記ゴムの径方向において、前記ゴムを、複数のゴム層からなる多層構造により形成するとともに、前記ゴム層の各々の間に、金属部材を設けて積層構造としたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法。
  3. 前記金属部材を、該金属部材の周方向において、複数に分割して形成することを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法。
  4. 前記ゴム層の各々の弾性率、厚み、および幅の少なくとも1つを変更して、負荷が加えられた際の、前記ゴム層の各々の変形量が均一となるように形成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の鉄道車両用のリンクの製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の鉄道車両用のリンクの製造方法により製造された鉄道車両用のリンク。
  6. Zリンク式の牽引装置のリンクに適用したことを特徴とする請求項5に記載の鉄道車両用のリンク。
  7. アンチローリング装置のトーションバーの支持リンクに適用したことを特徴とする請求項5に記載の鉄道車両用のリンク。
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