JP2007237579A - 記録装置、液体噴射装置、クラッチ装置 - Google Patents

記録装置、液体噴射装置、クラッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007237579A
JP2007237579A JP2006063750A JP2006063750A JP2007237579A JP 2007237579 A JP2007237579 A JP 2007237579A JP 2006063750 A JP2006063750 A JP 2006063750A JP 2006063750 A JP2006063750 A JP 2006063750A JP 2007237579 A JP2007237579 A JP 2007237579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
state
lever
gear
hopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006063750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4692759B2 (ja
Inventor
Masahito Mihashi
将人 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006063750A priority Critical patent/JP4692759B2/ja
Publication of JP2007237579A publication Critical patent/JP2007237579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4692759B2 publication Critical patent/JP4692759B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】クラッチ部材の一回転動作中における複数箇所において動力伝達のオンオフ切り換えを実行可能とすることで、より一層多様な制御を実行可能とする。
【解決手段】クラッチ装置60は、搬送ローラによって常時回転駆動されるラチェット歯車71と、クラッチ歯車71の外周を囲む円環形状を成すとともにその内周に歯部62aを有し、軸62bを揺動軸として揺動することによりクラッチオン状態とラッチオフ状態とを切り換えるクラッチ部材62を有している。クラッチ部材62の外周と対向する位置には、軸69aを揺動軸として揺動することによりクラッチ部材62に設けられたクラッチ係合部62bと係合可能な第1レバー部材66に加えて第2レバー部材67が設けられている。この第2レバー部材67により、クラッチ部材62の一回転動作中において複数回動力伝達のオンオフ切り換えが実行可能となる。
【選択図】図12

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置及び被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置並びに動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置或いは液体噴射装置の1つとしてインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)があり、プリンタは通常、被記録媒体としての記録用紙を下流側へと1枚ずつ給送する給送装置を備えている。また、給送装置には、回転駆動される給送ローラと、揺動することにより給送ローラに対して接離動作を行い、支持した記録用紙を給送ローラに圧接させる圧接姿勢及び支持した記録用紙を給送ローラから離間させる離間姿勢を切り換えるホッパと、を備えたものがある。
この様なプリンタにおいては、装置の低コスト化を実現する為に、1つの駆動モータによって複数の駆動対象を駆動するよう構成する場合がある。その一例として、記録用紙を搬送する搬送ローラからホッパへ動力を伝達するように構成し、搬送ローラを回転させることによってホッパを揺動させる構成が考えられる。
一方、ホッパは給送動作が終了すると給送ローラから離間する姿勢を維持する必要がある反面、搬送ローラは記録終了後まで断続的に回転駆動する必要がある。従って、搬送ローラからホッパへ動力を伝達するよう構成する場合には、動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置を設ける必要がある。特許文献1乃至6には、その様なクラッチ装置の一例が記載されている。
特許文献1乃至6記載のクラッチ装置はいずれも、モータによって常時回転駆動されるラチェット歯車と、動力が伝達される被駆動歯車と、ラチェット歯車の外周を囲むような円環形状(環状体)を成すとともに内周にラチェット歯車と噛合する歯部を備え、揺動することで前記歯部とラチェット歯車と噛合し、或いは噛合状態を解除するクラッチ部材と、このクラッチ部材を付勢する付勢手段と、クラッチ部材の揺動動作を拘束するクラッチレバー(トリガレバー)と、を備えて構成されている。
即ち、クラッチ部材の歯部がラチェット歯車と噛合していると、クラッチ部材と、これを付勢する付勢手段と、クラッチ部材を揺動可能に支持する被駆動歯車と、が一体的に回転し、即ち動力伝達がオンとなる。或いはクラッチ部材の歯部がラチェット歯車から離間していると、動力伝達がオフとなる。クラッチ部材の歯部がラチェット歯車と噛合するか否かは、クラッチ部材の動作を拘束するクラッチレバーによって制御される。
特開2003−074587号公報 特開2004−002014号公報 特開2004−083170号公報 特開2004−099317号公報 特開2004−137030号公報 特開2004−231326号公報
ところで近年、プリンタにはより一層の高スループット化が要求されている。特に、テキスト文書を大量に印刷する場合には記録品質よりもむしろ高スループット性が重視されるので、従って記録用紙を給送する給送装置には、より一層の高速給送性能が求められる。しかし記録用紙を1枚給送する毎にホッパが上下動を行っていたのでは、スループットの向上に限界が生じるとともに、ホッパの上下動に伴う騒音が発生する。従って高速記録を実行する際には、ホッパを上昇させて記録用紙を給送ローラに当接させたまま、給送ローラをほぼ連続的に回転させて、次々と記録用紙を給送することが望ましい。
その一方で、写真印刷を行う場合には記録品質が重視される為、給送された用紙に記録を開始する前に、用紙の斜行を矯正するスキュー取りを実行する必要がある為、上記のようにホッパを上昇させたまま連続して複数枚の用紙を給送することができない。以上により、記録用紙の種類(記録モード)に応じてホッパを上昇させたままとするか、或いは1枚給送する毎にホッパを上下動させるか、を選択可能に構成する必要がある。
しかし、上記従来のクラッチ装置においては、いずれもクラッチ部材の一回転動作中のある一位相箇所においてのみ動力伝達のオンオフ切り換えが実行可能となっている。従って、ホッパを駆動するカムにクラッチ装置を介して動力を伝達する場合、カムは一回転動作中のある一位相箇所、つまりホッパが離間姿勢をとるときに動力伝達のオンオフ切り換えが行われることとなるので、一旦動力伝達がオン状態となると、カムは1回転動作を完了するまでの途中で回転を停止させることができない。即ち、ホッパが圧接姿勢を維持することができないといった問題が生じ、高速給送を実行することができない。他方、ホッパを駆動する為の専用の動力源を設けたのでは、著しいコストアップを招くことになる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、クラッチ部材の一回転動作中における複数の位相箇所において動力伝達のオンオフ切り換えを実行可能とすることで、より一層多種多様な制御を実行可能とすることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ給送する給送ローラと、前記給送ローラと対向して設けられ、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、を切り換え可能に設けられるホッパと、前記ホッパの一部と係合して前記ホッパの姿勢切換を行うホッパカムと、前記搬送ローラから前記ホッパカムへの動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置と、を備えた記録装置であって、前記クラッチ装置は、前記搬送ローラによって回転駆動されるクラッチ歯車と、前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、回転可能に設けられるとともに前記クラッチ部材を揺動可能に支持し、前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、当該クラッチ部材を介して前記クラッチ歯車から動力が伝達される被駆動歯車と、前記クラッチ部材とともに前記被駆動歯車に設けられ、前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、を有し、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記被駆動歯車と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転することで前記被駆動歯車から前記ホッパカムへ動力が伝達される様構成されており、前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持する第1レバー部材及び第2レバー部材が設けられ、前記第1レバー部材および前記第2レバー部材によって、前記ホッパが前記離間姿勢をとるときと前記圧接姿勢をとるときの双方で動力伝達のオンオフ切り換えが可能となっていることを特徴とする。
本態様によれば、クラッチ部材をクラッチオフ状態に保持するレバー部材が複数(第1レバー及び第2レバー)設けられ、当該複数のレバー部材によって、ホッパが離間姿勢をとるときと圧接姿勢をとるときの双方で動力伝達のオンオフ切り換えが可能となっていることから、ホッパが圧接姿勢をとるときに動力伝達をオフとすることで、ホッパの圧接姿勢を維持することができ、即ちホッパ上の被記録媒体を給送ローラに圧接させたまま、連続して複数枚の被記録媒体を高速に給送することが可能となる。また、レバー部材を複数設けることで上記の通りホッパを圧接姿勢に維持することができるので、ホッパを駆動する専用の駆動源を設ける必要がなく、コストアップを防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材が、それぞれ前記搬送ローラから摩擦クラッチを介して動力を受けることにより揺動可能に、且つ一方が前記クラッチ部材に対して進出する方向に揺動すると、他方が前記クラッチ部材から退避する方向に揺動するよう設けられ、前記第1レバーが、当該第1レバーの動作を拘束する第1拘束手段によって前記クラッチ係合状態を保持可能に設けられるとともに、前記第2レバーが、当該第2レバーの動作を拘束する第2拘束手段によって前記クラッチ係合状態及び前記クラッチ非係合状態を保持可能に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、第1レバー及び第2レバーが搬送ローラから摩擦クラッチを介して動力を受けることにより揺動可能となっているので、第1レバー及び第2レバーを駆動する専用のモータを必要とせず、低コスト化を図ることができる。また、第1レバーは第1拘束手段によってクラッチ係合状態を保持可能となるので、これによってホッパの離間姿勢を維持することができる。また、第2レバーは第2拘束手段によってクラッチ係合状態及びクラッチ非係合状態を保持可能となるので、ホッパの圧接姿勢を維持するモードと、ホッパの圧接姿勢を維持する必要のないモードとを選択可能となり、複数の記録モードに対応することが可能となる。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、前記第1拘束手段が、前記記録ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジを備えて構成され、当該キャリッジによって前記第1レバー部材を前記クラッチ部材との間で拘束することで前記第1レバー部材を前記クラッチ係合状態に保持することを特徴とする。
本態様によれば、第1拘束手段が、記録装置の構成要素であるキャリッジを利用して構成されているので、第1拘束手段として専用の構成要素を設ける必要がなく、コストアップを防止することができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸を変位させることにより、被記録媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調節するギャップ調節手段を備え、前記第2拘束手段が、前記ギャップ調節手段を駆動するモータから動力を得て前記第2レバー部材を拘束する拘束状態と前記第2レバー部材の動作を許容する非拘束状態とを切り換える拘束レバーを備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、第2拘束手段が、記録装置の構成要素であるギャップ調節手段を利用して構成されているので、第2拘束手段として専用の動力源が不要となり、コストアップを抑えることができる。
本発明の第5の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ給送する給送ローラと、前記給送ローラと対向して設けられ、支持した被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被噴射媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、を切り換え可能に設けられるホッパと、前記ホッパの一部と係合して前記ホッパの姿勢切換を行うホッパカムと、前記搬送ローラから前記ホッパカムへの動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置と、を備えた液体噴射装置であって、前記クラッチ装置は、前記搬送ローラによって回転駆動されるクラッチ歯車と、前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、回転可能に設けられるとともに前記クラッチ部材を揺動可能に支持し、前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、当該クラッチ部材を介して前記クラッチ歯車から動力が伝達される被駆動歯車と、前記クラッチ部材とともに前記被駆動歯車に設けられ、前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、を有し、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記被駆動歯車と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転することで前記被駆動歯車から前記ホッパカムへ動力が伝達される様構成されており、前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持する第1レバー部材及び第2レバー部材が設けられ、前記第1レバー部材および前記第2レバー部材によって、前記ホッパが前記離間姿勢をとるときと前記圧接姿勢をとるときの双方で動力伝達のオンオフ切り換えが可能となっていることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、駆動モータによって回転駆動されるクラッチ歯車から、回転可能に設けられる被駆動対象への動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置であって、前記被駆動対象には、前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、が設けられ、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記クラッチ歯車から動力を受けて前記被駆動対象と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転するよう構成されており、前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持するレバー部材を複数備え、前記複数のレバー部材によって、前記クラッチ部材の一回転動作中において複数回動力伝達のオンオフ切り換えを実行可能に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、クラッチ部材をクラッチオフ状態に保持するレバーが複数設けられたことにより、クラッチ部材の一回転動作中において複数回動力伝達のオンオフ切り換えを実行可能となっているので、前記被駆動対象を駆動する為の専用の駆動源を設けることなく、低コストに、被駆動対象をより細かに制御することが可能となる。
以下、図1乃至図25を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の装置本体(外装カバーを外したもの)の斜視図、図2は同側断面概略図、図3(A)〜(C)は給送ローラ11、ホッパ12、カム歯車20の側面図であって、(A)はホッパ12の離間姿勢、(C)は同圧接姿勢、(B)は離間姿勢と圧接姿勢の中間の姿勢を示している。また、図4はカム歯車20の回転角に対するホッパ12の揺動角を示す図、図5及び図6はクラッチ装置60の斜視図、図7はキャリッジガイド軸47の軸端に取り付けられたカム82の正面図、図8はキャリッジガイド軸47の回転角に対するギャップポジション変化を示す図、図9乃至図11はクラッチ装置60の斜視図であって固定レバー68の動作推移を示す図、図12乃至図25はクラッチ装置60の正面図であって各構成要素の動作推移を示すものである。
以下、図1及び図2及び適宜その他の図をも参照しつつプリンタ1の全体構成について概説する。プリンタ1は、装置後部に第1の給送手段としてリア給送装置2を備え、装置底部に第2の給送手段としてフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと「被記録媒体」或いは「被噴射媒体」としての記録用紙Pを給送する。記録用紙Pは搬送手段5によって記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によってスタッカ58へと排出される。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。
リア給送装置2は、装置の基体を構成するフレーム10と、ホッパ12と、給送ローラ11と、リタードローラ13と、図示しない戻しレバーと、ペーパーサポート24と、可動エッジガイド17と、固定エッジガイド16と、を備えて構成されている。
ホッパ12は板状体から成り、上部の揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ11から離間させる離間姿勢と、を切り換える。
このホッパ12の姿勢切り換えは、図3に示すカム歯車(ホッパカム)20によって行われる。カム歯車20においてホッパ12と対向する円盤面にはホッパ12と係合するカムが形成されており(図示せず)、このカムにより、カム歯車20が回転すると、ホッパ12が図3(A)〜(C)に示すように揺動動作(姿勢切り換え)を行う。
図4はカム歯車20の回転角(横軸)に対するホッパ12の揺動角(縦軸)を示しており、ホッパ12が離間姿勢をとる状態(ホッパ揺動角0(deg))からカム歯車20が回転を開始すると、図示するようにホッパ12は間もなく大きく揺動して圧接姿勢をとり(ホッパ揺動角最大)、一定期間この圧接状態を維持した後、徐々に離間姿勢に戻るようになっている。尚、カム歯車20は後述するクラッチ装置20を介して搬送駆動ローラ41から選択的に動力を伝達されて回転するよう構成されているが、これについては後に詳述する。
図2に戻って給送ローラ11は円形状を成し、用紙幅方向(主走査方向)に延びる給送ローラ軸9に設けられ、回転することにより、圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する。尚、以下ではリア給送装置2にセットされ、給送される記録用紙を「用紙P」と言い、フロント給送装置3にセットされ、給送される記録用紙を「用紙P」と言い、両者を区別する必要の無い場合には「用紙P」或いは単に用紙と言うこととする。
次に、リタードローラ13は外周が弾性材によって形成されるとともに給送ローラ11と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13は給送ローラ11に対して従動回転し、用紙Pが給送ローラ11とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、次位以降の用紙Pの重送が防止される。尚、リタードローラ13近傍には図示しない用紙戻しレバーが設けられており、この用紙戻しレバーによって、重送されようとした次位以降の用紙Pがホッパ12上に戻される。
ペーパーサポート24は、ホッパ12における用紙支持面を用紙Pの後端方向に延長して用紙Pの後端を支持し、可動エッジガイド17及び固定エッジガイド16は、ホッパ12において互いに対峙するように設けられ、用紙Pのエッジに当接して当該エッジの位置を規制する。可動エッジガイド17はホッパ12において用紙Pの幅方向に変位(スライド)可能に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置に変位することが可能となっている。
一方、プリンタ1の底部に設けられ、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、給送ローラ28と、分離ローラ29と、アシストローラ30と、を備えている。
図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラ26は、装置前方側から装着及び取り外し可能な給紙カセット25にセットされた用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット25から繰り出す。給送ローラ28は図示しないモータによって回転駆動され、給紙カセット25から繰り出された最上位の用紙Pを湾曲反転させて、紙案内後44を経て「搬送ローラ」としての搬送駆動ローラ41へと給送する。
給送ローラ28の外周面と対向する位置には、給送ローラ28に対して進退可能となるよう分離ローラ29が設けられており、給紙カセット25から最上位の用紙Pが繰り出される際には、給送ローラ28に圧接してニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pに連られて給紙カセット25から繰り出された次位以降の用紙P先端を当該ニップ点近傍に留める。アシストローラ30は、給送ローラ28の外周面と接する様設けられており、用紙Pを給送ローラ28との間でニップすることにより、給送ローラ28の回転に伴う用紙Pの給送をアシストする。
次に、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段(図示せず)と、リア給送装置2から給送される用紙Pの給送姿勢を形成するガイドローラ40と、給送される用紙Pを搬送手段5へと案内する紙案内後44と、が設けられている。
搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転するよう紙案内上43に軸支される搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ41は用紙幅方向に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ42は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、搬送駆動ローラ41の軸線方向に複数配設されている。
搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側の記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送される。
記録ヘッド48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図2の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。尚、キャリッジガイド軸47は、平面視において略コの字形の形状を成すメインフレーム7に支持されている。
キャリッジ46において記録ヘッド48と対向する位置には紙案内下45が設けられ、当該紙案内下45によって、用紙Pと記録ヘッド48との距離が規定される。
続いて、記録手段4の下流側には、紙案内下45からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラ57と、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6とが設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成されている。
排出従動ローラ56は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy54に、複数の排出駆動ローラ56に対応するよう複数設けられる。記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ55と排出従動ローラ56とによってニップされた状態で排出駆動ローラ55が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられたスタッカ58へと排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下クラッチ装置60について詳説する。
クラッチ装置60は、搬送駆動ローラ41からカム歯車20への動力伝達のオンオフ切り換えを行うものである。図9乃至図11において符号75は搬送駆動ローラ41からクラッチ装置60へ動力を伝達する歯車輪列を示しており、この歯車輪列75は搬送駆動ローラ41の軸端に取り付けられる平歯車75Aと、これに噛合する平歯車75B〜75Eを備えている。
平歯車75Eは歯車70と噛合しており、歯車70には、図12に示すように「クラッチ歯車」としてのラチェット歯車71が一体的に設けられている。即ち、ラチェット歯車71は、搬送駆動ローラ41によって常時回転駆動される。
一方、ラチェット歯車71の外周を囲む円環形状を成すクラッチ部材62が、「被駆動歯車」「被駆動対象」としてのホッパカム駆動歯車61に、軸62bを揺動軸として揺動可能に設けられている。クラッチ部材62の内周部にはラチェット歯車71と噛合可能な歯部62aが形成されており、またクラッチ部材62は「付勢手段」としてのコイルばね63によって歯部62aがラチェット歯車71と噛合する方向に付勢された状態に設けられている。
尚、図12に示すようにクラッチ部材62の歯部62aがラチェット歯車71から離間した状態(噛合しない状態)をクラッチ部材62の「クラッチオフ状態」と言い、図14に示すように歯部62aがラチェット歯車71と噛合した状態をクラッチ部材62の「クラッチオン状態」と言う。尚、図12〜図25は、ホッパカム駆動歯車61の側から歯車70を視た状態を示しており、ホッパカム駆動歯車61は図示を省略している。
ラチェット歯車71(歯車70)及びホッパカム駆動歯車61は、給送ローラ軸9の軸端9aに自由回転可能に設けられていて、ホッパカム駆動歯車61が、図示しない中間歯車を介してカム歯車20(図3)と噛合している。クラッチ部材62がクラッチオン状態となると、クラッチ部材62の歯部62aがラチェット歯車71と噛合するため、ラチェット歯車71の動力を受けてクラッチ部材62、コイルばね63、ホッパカム駆動歯車61、のこれら構成要素が給送ローラ軸9の軸端9aを回動軸として一体的に回動することになり、これによってホッパ12が揺動動作を行う様になっている。
一方、クラッチ部材62は、第1レバー部材66及び第2レバー部材67の2つのレバー部材によってクラッチオン状態とクラッチオフ状態とを切り換えるように構成されている。第1レバー部材66及び第2レバー部材67は、クラッチ部材62を挟むように配置されており、第1レバー部材66にはクラッチ部材62の側に突出するフック部66aが形成され、同様に第2レバー部材67にもクラッチ部材62の側に突出するフック部67aが形成されている。
第1レバー部材66及び第2レバー部材67は、ともに軸69aを中心に揺動可能に設けられているとともに、歯車75Eと噛合するレバー駆動歯車69から図示しない摩擦部材(摩擦クラッチ)を介して動力が伝達されるよう設けられている。従って搬送駆動ローラ41の回転に伴い、第1レバー部材66と第2レバー部材67はともに図12の時計回り方向或いは反時計回り方向に揺動する。
また、両レバー部材はクラッチ部材62を挟んで同一軸(軸69a)を揺動軸として揺動するため、例えば第1レバー部材66がクラッチ部材62に対して進出する方向に揺動すると、第2レバー部材67はクラッチ部材62から離間する方向に揺動する。また逆に、第2レバー部材67がクラッチ部材62に対して進出する方向に揺動すると、第1レバー部材66がクラッチ部材62から離間する方向に揺動する。
図12に示すようにラチェット歯車71は一定方向(図の反時計回り方向)に回転する場合にのみクラッチ部材62の歯部62aと噛合可能なラチェット歯によって形成されているので、ラチェット歯車71が図の反時計回り方向に回転する場合にのみ、ラチェット歯車71と歯部62aが噛合して動力が伝達可能な状態となる。
クラッチ部材62の外周にはクラッチ係合部62cが形成されており、例えばこのクラッチ係合部62cが第1レバー部材66のフック部66aと係合すると、ラチェット歯車71が回転した際に歯部62aがラチェット歯車71から離れ、即ちクラッチ部材62が軸62bを揺動軸として揺動し、クラッチ部材62がクラッチオフ状態となる。第2レバー部材67に形成されたフック部67aがクラッチ係合部62cと係合するときも、同様となる。
以下では、このように第1レバー部材66、或いは第2レバー部材67がクラッチ部材62に進出してクラッチ係合部62cと係合可能な状態を第1レバー部材66或いは第2レバー部材67の「クラッチ係合状態」と言い、逆にクラッチ部材62から退避(離間)してクラッチ係合部62cと係合しない状態を「クラッチ非係合状態」と言う。
<<通常記録モード実行時のクラッチ装置の動作>>
図12は、ホッパ12が離間姿勢にあるとき、即ちリア給送装置2が給送待機状態にあるときのクラッチ装置60の状態を示している。この状態では、第1レバー部材66がクラッチ係合状態にあり、従ってラチェット歯車71がクラッチ部材62の内部で空転して動力が伝達されない状態となっている。
またこの状態では、キャリッジ46がクラッチ装置60が設けられた位置(キャリッジ46のホームポジション側:装置を前方側からみてメインフレーム7の右端位置(図1に示す位置))に位置決めされており、第1レバー部材66においてキャリッジ46の側に突出するように形成されたキャリッジ係合部66bと係合可能となっている。従ってこれにより、仮にレバー駆動歯車69が図の時計回り方向に回転しても、第1レバー部材66がクラッチ部材62から退避しないように保持されている。即ち、「第1拘束手段」を構成するキャリッジ46によって、クラッチ係合状態に保持されている。
尚、この状態では第2レバー部材67も同様に「第2拘束手段」を構成する固定レバー68によってクラッチ非係合状態に保持されている。固定レバー68は、図示するように第2レバー部材67のレバー係合部67bとフック部67aとによって形成されたV字状の凹みに入り込むことで、レバー駆動歯車69がいずれの方向に回転しても、第2レバー部材67がいずれの方向にも揺動しないよう拘束する。
尚、固定レバー68は給送ローラ軸9の軸端9aに揺動可能に設けられるとともに、後述するギャップ調節装置80から動力を受けて揺動することにより、第2レバー部材67を拘束する状態(図9、図11、図12等に示す状態)と拘束状態を解除する状態(図10、図18等に示す状態)とを切り換える。しかし通常記録モード実行時には、固定レバー68が第2レバー部材67をクラッチ非係合状態に保持した状態を維持するので、以下では第2レバー部材67を利用しないものとして説明を続ける。
キャリッジ46がホームポジションから記録領域側(図12の紙面裏方向)に移動すると、第1レバー部材66の拘束状態が解除され、そして搬送駆動ローラ41の逆転によってレバー駆動歯車69が図の時計回り方向に回転すると、第1レバー部材66がクラッチ部材62から退避して図13に示すクラッチ非係合状態となり、そして図14に示すようにクラッチ部材62がコイルばね63の付勢力によって軸62bを揺動軸として揺動し、クラッチオン状態となる。
この状態から今度は搬送駆動ローラ41が正転してレバー駆動歯車69が図の反時計回り方向に回転すると、図15に示すように再び第1レバー部材66が揺動してクラッチ係合状態となる。以降、図16に示すようにラチェット歯車71、クラッチ部材62、コイルばね63、ホッパカム駆動歯車62、が一体的に回転して(図の反時計回り方向)、これによりホッパ12が離間姿勢から圧接姿勢に切りかわり、その後、再び離間姿勢に戻る(図4参照)。
クラッチ部材62が一回転すると図17に示すようにクラッチ係合部62cがクラッチ係合状態にある第1レバー部材66のフック部66aと係合し、そして再びクラッチ部材62が図12に示すクラッチオフ状態となる。
この様に、第1レバー部材66のみを利用することにより、クラッチ部材62の一回転動作における一位相箇所においてのみ動力伝達のオンオフ切り換えが行われる。即ち、記録用紙Pを一枚給送する毎にホッパ12が上下動運動を行うので、用紙給送後にスキュー取り動作を実行する必要のある通常記録モード実行時(高い記録品質が要求されるモード)に適したホッパ12の動作となる。
尚、図12〜図17と図3(A)、(B)、(C)の関係では、図12〜図15の状態が図3(A)の状態(離間姿勢)に相当し、図16の状態が図3(B)の状態(中間姿勢)に相当し、図17の状態が図3(C)の状態(圧接姿勢)に相当する。
<<ギャップ調節手段の構成>>
次に、第2レバー部材67を拘束する固定レバー68は、上述の通り給送ローラ軸9の軸端9aに揺動可能に設けられるとともに、図5及び図6に示すギャップ調節装置80によって揺動駆動される。
ギャップ調節装置80は、キャリッジガイド軸47の高さ位置を調節することにより、記録ヘッド48と記録用紙Pとの間のギャップを調節するものであり、図示しないモータによって記録モードに応じて自動的にギャップが調節されるようになっている。
このギャップ調節装置80は、図5及び図6に示すようにキャリッジガイド軸47の軸端に取り付けられる歯車81と、図5に示すように歯車81と一体的に形成されたカム82と、図7に示すようにカム82と係合する固定ピン83と、フラグ板85と、センサ86と、更に歯車81を回転駆動する図示しないモータと、を備えて構成されている。
キャリッジガイド軸47の高さ位置は、図7に示すようにカム82が固定ピン83に支持されることで規定されており、従って歯車81(カム82)の回転により、キャリッジガイド軸47の高さ位置が変化するようになっている。尚、符号7aはメインフレーム7に形成されたキャリッジガイド軸47の変位方向に延びる長溝を示しており、キャリッジガイド軸47は当該長溝に沿って上下に変位する。
フラグ板85はカム82と一体的に回転するようキャリッジガイド軸47の軸端に取り付けられており、その外周には円周方向に沿って所定の間隔を置いてフラグ85A〜85Eが各ギャップポジションに対応する位置に設けられている。フラグ板85に隣接する位置にはカム82の回転に伴うフラグ85A〜85Eの通過を検出する光学センサ86が設けられており、フラグ85A〜85Eにより、現在のギャップポジションが検出可能となっている。
図8はキャリッジガイド軸47(歯車81、カム82)の一回転動作におけるギャップポジションの変化と、光学センサ86の検出状態とを示すものであり、図示するように本実施形態では丸付き数字1〜4で示す4つのギャップポジションに切り換え可能となっている。尚、ギャップポジション「1」は最もギャップが小さくなるポジションを示しており、写真印刷に適した専用紙に記録を実行する場合にこのポジションが採用される。また、ギャップポジション「2」は普通紙に記録を実行する場合、同「3」は厚紙に記録を実行する場合、同「4」は光ディスクがセットされた板状体を成すトレー(図示せず)を用いて光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録を実行する場合に採用される。尚、図8の「固定レバー」は既に述べた固定レバー68を意味している。
図5及び図6に戻ってギャップ調節装置80からクラッチ装置60に向けて伝達軸74が延びており、その先端には伝達歯車73が伝達軸74と一体的に設けられ、そして伝達歯車73には固定レバー駆動歯車72が噛合している。固定レバー駆動歯車72は固定レバー68と対向する位置に設けられているとともに、その歯車面には固定レバー68の一部と係合するカムが形成されており(図示せず)、このカムの動作によって固定レバー68が給送ローラ軸9の軸端9aを揺動軸として揺動動作するようになっている。即ち、「第2拘束手段」を構成する固定レバー68は、ギャップ調節装置80によって揺動駆動される。
<<高速記録モード実行時のクラッチ装置の動作>>
高速記録モードを行う場合、ホッパ12を圧接姿勢に保持する必要がある。即ち、上記通常記録モード実行時では、ホッパ12が離間姿勢をとる際にのみ搬送駆動ローラ41からカム歯車20への動力伝達のオンオフ切り換えを実行していたが、高速記録モードでは、これに加えてホッパ12が圧接姿勢をとる際にも、搬送駆動ローラ41からカム歯車20への動力伝達のオンオフ切り換えを実行する必要がある。これを、第2レバー部材67によって行う。
給紙動作開始時の状態は、上記通常記録モード実行時と同様に、図12(或いは図9)に示す状態である。この状態から、ギャップ調節手段80を駆動して図18(或いは図10)に示すように固定レバー68を揺動させて、第2レバー部材67の拘束状態を一旦解除する。尚、固定レバー68は、図8に示すようにギャップポジション「4」(最もギャップの大きいポジション)の中で揺動駆動される様になっている。
そして搬送駆動ローラ41の逆転動作によってレバー駆動歯車69が図の時計回り方向に回転すると、第1レバー部材66がクラッチ部材62から離間する方向に揺動するとともに、第2レバー部材67がクラッチ部材62に進出する方向に揺動してクラッチ係合状態となり(図19)、そしてクラッチ部材62が軸62bを揺動軸として揺動し、クラッチオン状態となる(図20)。この状態でギャップ調節手段80によって図20(或いは図11)に示すように固定レバー68を降ろし、第2レバー部材67をクラッチ係合状態に保持するよう拘束する。
この状態から今度は搬送駆動ローラ41が正転してレバー駆動歯車69が図の反時計回り方向に回転すると、図21に示すように第1レバー部材66が揺動してクラッチ係合状態となる。以降、図22に示すようにラチェット歯車71、クラッチ部材62、コイルばね63、ホッパカム駆動歯車62、が一体的に回転して(図の反時計回り方向)、これによりホッパ12が離間姿勢から圧接姿勢に切りかわる。
しかし、既に説明した通常記録モード実行時とは異なり、第2レバー部材67がクラッチ係合状態となっているので(通常記録モードの場合、第2レバー部材67はクラッチ非係合状態に保持されている)、第2レバー部材67のフック部67aとクラッチ係合部62cとが係合し、図23に示すようにホッパ12が圧接姿勢の状態でクラッチ部材62がクラッチオフ状態となり、即ち動力伝達がオフの状態となる。従ってこの状態で給送ローラ11を連続的に回転させることにより、記録用紙を1枚給送する毎にホッパ12を上下動させることなく、連続して複数枚の記録用紙を給送することが可能となる。
次に、一連の印刷ジョブが終了してホッパ12を圧接姿勢から離間姿勢に戻す場合、ギャップ調節手段80によって固定レバー68を上昇させ、第2レバー部材67の拘束状態を解除する(図24)。この状態で搬送駆動ローラ41を正転させてレバー駆動歯車69を図の反時計回り方向に回転させれば、第2レバー部材67がクラッチ部材62から離間してクラッチ非係合状態となるとともに、クラッチ部材62が軸62bを揺動軸として揺動し、クラッチオン状態となる。この状態でギャップ調節手段80によって固定レバー68を下降させて、第2レバー部材67をクラッチ非係合状態に保持する。
以降、ラチェット歯車71、クラッチ部材62、コイルばね63、ホッパカム駆動歯車62、が一体的に回転して(図の反時計回り方向)、これによりホッパ12が圧接姿勢から離間姿勢に戻り、そして図17に示すようにクラッチ係合部62cがクラッチ係合状態にある第1レバー部材66のフック部66aと係合し、そして再びクラッチ部材62が図12に示すクラッチオフ状態に戻る。
この様に、第1レバー部材66と第2レバー部材67の双方を利用することにより、クラッチ部材62の一回転動作において複数回(複数の回転位相で)動力伝達のオンオフ切り換えを行うことができ、ホッパ12を圧接姿勢のまま停止させることができる。即ち、記録用紙Pを一枚給送する毎にホッパ12を上下動させることなく、連続して高速に複数枚の記録用紙を給送することが可能となる。
尚、図18〜図25と図3(A)、(B)、(C)の関係では、図18〜図20の状態が図3(A)の状態(離間姿勢)に相当し、図21の状態が図3(B)の状態(中間姿勢)に相当し、図22〜図25の状態が図3(C)の状態(圧接姿勢)に相当する。
本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 (A)はホッパの離間姿勢、(B)は同圧接姿勢、(C)は同中間姿勢を示す図。 ホッパカムの回転角に対するホッパの揺動角を示す図。 本発明に係るクラッチ装置の斜視図。 本発明に係るクラッチ装置の斜視図。 キャリッジガイド軸の軸端に取り付けられたカムの正面図。 キャリッジガイド軸の回転角に対するギャップポジション変化を示す図。 本発明に係るクラッチ装置の斜視図。 本発明に係るクラッチ装置の斜視図。 本発明に係るクラッチ装置の斜視図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。 本発明に係るクラッチ装置の正面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 リア給送装置、3 フロント給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、7 メインフレーム、9 給送ローラ軸、10 フレーム、11 給送ローラ、12 ホッパ、13 リタードローラ、16 固定エッジガイド、17 可動エッジガイド、20 カム歯車、24 ペーパーサポート、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、28 給送ローラ、29 分離ローラ、30 アシストローラ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 紙案内上、44 紙案内後、45 紙案内下、46 キャリッジ、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、54 排紙フレームAssy、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、58 スタッカ、60 クラッチ装置、61 ホッパカム駆動歯車、62 クラッチ部材、62a 歯部、62b 軸、62c クラッチ係合部、63 コイルばね、66 第1レバー部材、66a フック部、66b キャリッジ係合部、67 第2レバー部材、67a フック部、67b レバー係合部、68 固定レバー、69 レバー駆動歯車、70 歯車、71 ラチェット歯車、72 固定レバー駆動歯車、73 伝達歯車、74 伝達軸、75 歯車輪列、75A〜75E 歯車、80 ギャップ調節装置、81 歯車、82 カム、83 固定ピン、85 フラグ板、85A〜85D フラグ、86 光学センサ、P、P、P 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ給送する給送ローラと、
    前記給送ローラと対向して設けられ、支持した被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、を切り換え可能に設けられるホッパと、
    前記ホッパの一部と係合して前記ホッパの姿勢切換を行うホッパカムと、
    前記搬送ローラから前記ホッパカムへの動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置と、を備えた記録装置であって、
    前記クラッチ装置は、前記搬送ローラによって回転駆動されるクラッチ歯車と、
    前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、
    回転可能に設けられるとともに前記クラッチ部材を揺動可能に支持し、前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、当該クラッチ部材を介して前記クラッチ歯車から動力が伝達される被駆動歯車と、
    前記クラッチ部材とともに前記被駆動歯車に設けられ、前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、を有し、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記被駆動歯車と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転することで前記被駆動歯車から前記ホッパカムへ動力が伝達される様構成されており、
    前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持する第1レバー部材及び第2レバー部材が設けられ、
    前記第1レバー部材および前記第2レバー部材によって、前記ホッパが前記離間姿勢をとるときと前記圧接姿勢をとるときの双方で動力伝達のオンオフ切り換えが可能となっている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記第1レバー部材及び前記第2レバー部材が、それぞれ前記搬送ローラから摩擦クラッチを介して動力を受けることにより揺動可能に、且つ一方が前記クラッチ部材に対して進出する方向に揺動すると、他方が前記クラッチ部材から退避する方向に揺動するよう設けられ、
    前記第1レバーが、当該第1レバーの動作を拘束する第1拘束手段によって前記クラッチ係合状態を保持可能に設けられるとともに、前記第2レバーが、当該第2レバーの動作を拘束する第2拘束手段によって前記クラッチ係合状態及び前記クラッチ非係合状態を保持可能に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2において、前記第1拘束手段が、前記記録ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復動可能なキャリッジを備えて構成され、当該キャリッジによって前記第1レバー部材を前記クラッチ部材との間で拘束することで前記第1レバー部材を前記クラッチ係合状態に保持することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3において、前記キャリッジを主走査方向にガイドするキャリッジガイド軸を変位させることにより、被記録媒体と前記記録ヘッドとの間のギャップを調節するギャップ調節手段を備え、
    前記第2拘束手段が、前記ギャップ調節手段を駆動するモータから動力を得て前記第2レバー部材を拘束する拘束状態と前記第2レバー部材の動作を許容する非拘束状態とを切り換える拘束レバーを備えて構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ給送する給送ローラと、
    前記給送ローラと対向して設けられ、支持した被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる圧接姿勢と、支持した被噴射媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、を切り換え可能に設けられるホッパと、
    前記ホッパの一部と係合して前記ホッパの姿勢切換を行うホッパカムと、
    前記搬送ローラから前記ホッパカムへの動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記クラッチ装置は、前記搬送ローラによって回転駆動されるクラッチ歯車と、
    前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、
    回転可能に設けられるとともに前記クラッチ部材を揺動可能に支持し、前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、当該クラッチ部材を介して前記クラッチ歯車から動力が伝達される被駆動歯車と、
    前記クラッチ部材とともに前記被駆動歯車に設けられ、前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、を有し、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記被駆動歯車と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転することで前記被駆動歯車から前記ホッパカムへ動力が伝達される様構成されており、
    前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持する第1レバー部材及び第2レバー部材が設けられ、
    前記第1レバー部材および前記第2レバー部材によって、前記ホッパが前記離間姿勢をとるときと前記圧接姿勢をとるときの双方で動力伝達のオンオフ切り換えが可能となっている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  6. 駆動モータによって回転駆動されるクラッチ歯車から、回転可能に設けられる被駆動対象への動力伝達のオンオフ切り換えを行うクラッチ装置であって、
    前記被駆動対象には、前記クラッチ歯車と噛合可能な歯部を有し、揺動することにより、前記歯部が前記クラッチ歯車と噛合するクラッチオン状態と、前記歯部が前記クラッチ歯車から離間するクラッチオフ状態と、を切り換えるクラッチ部材と、
    前記クラッチ部材を前記クラッチオン状態となるよう付勢する付勢手段と、が設けられ、これによって前記クラッチ部材が前記クラッチオン状態にあるときに、前記クラッチ歯車から動力を受けて前記被駆動対象と、前記クラッチ部材と、前記付勢手段とが一体的に回転するよう構成されており、
    前記クラッチ部材と対向する位置には、当該クラッチ部材に設けられたクラッチ係合部と係合可能なクラッチ係合状態と前記クラッチ係合部から離間するクラッチ非係合状態とを切り換え可能に設けられ、前記クラッチ係合状態では、前記クラッチ係合部と係合することにより前記クラッチ部材を前記クラッチオフ状態に保持するレバー部材を複数備え、
    前記複数のレバー部材によって、前記クラッチ部材の一回転動作中において複数回動力伝達のオンオフ切り換えを実行可能に構成されている、
    ことを特徴とするクラッチ装置。
JP2006063750A 2006-03-09 2006-03-09 記録装置、液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4692759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063750A JP4692759B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 記録装置、液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063750A JP4692759B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 記録装置、液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007237579A true JP2007237579A (ja) 2007-09-20
JP4692759B2 JP4692759B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=38583578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006063750A Expired - Fee Related JP4692759B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 記録装置、液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4692759B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106004094A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 兄弟工业株式会社 输送装置和喷墨记录设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004002014A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Seiko Epson Corp クラッチ装置、給送装置、記録装置
JP2004083168A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置
JP2004083170A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置
JP2005067812A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004002014A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Seiko Epson Corp クラッチ装置、給送装置、記録装置
JP2004083168A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置
JP2004083170A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置
JP2005067812A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Seiko Epson Corp 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106004094A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 兄弟工业株式会社 输送装置和喷墨记录设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4692759B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4572344B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4401934B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP4026008B2 (ja) 被記録媒体戻し装置、被記録媒体給送装置、記録装置および被噴射媒体給送装置
JP2009012922A (ja) 記録装置
JP2009012448A (ja) 液体噴射装置
US7500666B2 (en) Recording medium feeding apparatus, recording apparatus, liquid ejecting apparatus
JP4336987B2 (ja) 被記録媒体給送装置
JP2008290382A (ja) 液体噴射装置及び液体噴射方法
JP4548362B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4692759B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP2007276226A (ja) 被記録媒体支持装置、記録装置、液体噴射装置
US20080080920A1 (en) Printer and method of controlling printer
JP2006247932A (ja) 被記録媒体搬送装置、記録装置、液体噴射装置
JP5013049B2 (ja) 動力伝達切換装置、記録装置
JP4952923B2 (ja) 給送装置、記録装置および給送方法
JP2006248781A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4835848B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2009007175A (ja) 被記録媒体給送装置
JP4508897B2 (ja) 記録装置
JP4730557B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP3965574B2 (ja) 給送装置、記録装置及びクラッチ装置
JP2004306327A (ja) プラテンギャップ調節機構への駆動伝達機構及び記録装置
JP4141969B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2008068969A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2005247434A (ja) 給送装置、これを備える記録装置及び液体噴射装置並びに給送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees