JP2007237486A - 液体吐出ヘッドユニット、及び液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の吐出エネルギ発生部が設けられた素子基板と、この素子基板を支持する支持基板4とを含み、素子基板には吐出エネルギ発生部に対応する個別液室、これら個別液室の一端側に接続してこれら個別液室に液体を供給するための液供給口が貫通して形成され、個別液室の他端に連通する複数のノズルを有し、支持基板4には液供給口に連通する貫通穴26が形成され、ノズルから素子基板と垂直方向に液滴を吐出する液体吐出ヘッドユニットにおいて、支持基板4は、素子基板と反対側に設けられる水冷ユニット19を備え、この水冷ユニット19には内部に液供給口に連通する液供給経路23が設けられている貫通穴24を設けている。
【選択図】図2
Description
なお、液滴吐出ヘッドとしては、例えば、液体レジストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドなどもあるが、以下ではインクジェットヘッドを中心に説明する。
このようなことから、インクジェットヘッドの温度を制御することにより、プリント時の温度変化を抑制することが一般に行われている。これらのうち、とくに発熱量の大きなインクジェットヘッドに適した方法は、インクジェットヘッド内に冷却媒体を流し、インクジェットヘッドを所定の温度に維持するものである。
特許文献1の開示によれば、ヘッドとの伝熱により熱交換を行う第1熱交換部と、第1熱交換部の熱を大気との間で熱交換する第2熱交換部とを備えて構成されるヒートパイプを有し、ヒートパイプは内部が中空になっており、内部に注入されたフロン液よりなる作動液によって熱輸送される。
紙面上の各色インク滴の着弾位置精度は画像品質に大きく左右する。着弾位置を制御するには各ノズルの位置精度をよく作製する必要がある。そのためには、1つのヘッドに複数色分のノズルを配列し、ヘッド内で各色ノズルの位置を精度よく配置することができるサイドシュータ方式が有効である。
この技術によれば、記録紙を搬送ベルトの内側に設置されている冷却装置によって冷却し、ヘッドを加熱ヒータによって加熱し、インク粘度を低下して噴射するためのエネルギを小さくしている。
また、ヘッドのメンテナンス・修理交換などでヘッドユニットを本体から取り外す場合、水冷ユニットの冷却水パイプを外すと、水冷システムの液漏れ信頼性が低下して好ましくない。
また、請求項3に記載の発明は、前記1つの支持基板には、複数個の前記素子基板が配列されている請求項1又は2記載の液体吐出ヘッドユニットを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記支持基板が固定されるフレームを備え、前記素子基板はフレキシブルプリント基板を介してプリント基板と接続されており、プリント基板は取り外し/取り付け可能な手段によりフレームに固定されている請求項2又は3記載の液体吐出ヘッドユニットを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記水冷ユニットと前記支持基板の間に柔軟熱伝導材が設けられている請求項1乃至5のいずれか1項記載の液体吐出ヘッドユニットを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の液体吐出ヘッドユニットを備えた液体吐出装置を特徴とする。
図1及び図2を参照して、本実施の形態の液体吐出ヘッドユニット1はカラープリンタ用のフルラインタイプの液体吐出ヘッドユニットであり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクを吐出するノズル3を備えたヘッドチップ2がセラミックスなどの支持基板4上に千鳥状に図では6個配置され、液体吐出ヘッドユニットを構成している。
液体吐出ヘッドユニット1はヘッドチップ2の冷却のための水冷ユニット19を有している。各ヘッドチップ2はサイドシュータ型の液体吐出ヘッドである。
図3に示すヘッドチップ2は、1つの素子基板、例えば、シリコン基板6上にノズル列7を8列備えた印字ヘッドである。これら8列のノズル列7は、それぞれイエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク(C)又はブラックインク(Bk)のインクを吐出するように構成されている。
シリコン基板6にはフォトリソ技術等による薄膜形成技術により、駆動回路8と発熱抵抗体の発熱部(発熱素子)10が形成されて、さらに、これらの発熱素子10に、配線電極として共通電極と個別配線電極とが接続され、その個別配線電極に駆動回路8の電極端子が接続され、シリコン基板6の端部に外部との接続用電極端子11が形成されている。
そして、これらの上には、上記の接続用電極端子11部分を除く全面に、隔壁12が積層されている。隔壁12は、一方で共通液室13のインクを外部から遮断するインクシール壁を形成し、他方では個別配線電極及び駆動回路8上で同じくインクを外部から遮断するインクシール壁を形成する。
このような構成のヘッドチップ2は、メタル配線が形成された配線基板16(図1)とともに支持基板4上に固定されている。配線基板16はフレキシブルプリント基板(FPC)などが好ましい。
ヘッドチップ2の接続端子部11と配線基板16とはワイヤーボンディングで電気的に接続されている。ヘッドチップ2と配線基板16との接続部分は、封止樹脂により被覆された状態となっている。また、配線基板16には電気コネクタが設けられている。
電気コネクタは端子部25(図1)が設けられたプリント基板18(図1)へ接続される。液滴吐出ヘッドユニット1を記録装置本体にセットするとプリント基板18の端子部25は記録装置本体側の端子と接触し、記録装置本体からヘッドチップへ電気信号を送ることができる。
フレーム21の裏側から図示しないインクチューブあるいはインクタンクよりインクが供給され、ヘッドチップ2までインクを送ることができる。支持基板4の下側には水冷ユニット19が設けられている。
水冷ユニット19は熱伝導性の高い銅やアルミニウムからなるボディと、その中空の内部に注入された水、不凍液、フロン液などの液体とによって構成される。水冷ユニット19には液体の流出入のためのチューブ20が取り付けられ、ポンプによって液体が循環される(図1、図2)。
水冷ユニット19にはフレーム21に設けられたインク供給部23に対応する位置に貫通穴24が設けられている。各ヘッドチップ2へのインク供給はヘッドチップ裏面からまっすぐに供給する構成が好ましい。
水冷ユニット19を回避するために横方向へ供給経路を設けると、供給経路が複雑になり、部品点数が増加してコストが上昇する。また、液体吐出ヘッドユニット1の幅も供給系のために大きくなり、そのため液体吐出装置本体も大きくなることになる。
そのため、本発明の液体吐出ヘッドでは、水冷ユニット19に貫通穴24を設け、この貫通穴24にインク供給部23を通すことによって、液体吐出ヘッド1の構成を複雑にすることなく、また幅や大きさを大きくすること無く、効率よく冷却が可能となる。
液体吐出ヘッドユニット1を本体から取り外すために、水冷システムの液経路を取り外すと、再び液経路を繋いだ場合の信頼性が低下してしまう。液経路の信頼性が低下すると、液漏れなどが生じ、液体吐出装置の故障の原因となる。
本発明の液体吐出ヘッドユニット1では、図2に示すように、ヘッドチップ2は1枚の支持基板4上に配置され、フレーム21には切り欠き22が設けられているので、支持基板4を液体吐出ヘッドユニット1から外すことによって、液経路を取り外すことなく液体吐出ヘッドユニット1から水冷ユニット19を取り外すことができる。それぞれのヘッドチップ2間の位置精度は非常に高いものが要求される。
前述のように各ヘッドチップ2はサイドシュータ方式の液体吐出ヘッドである。このサイドシュータ方式の液体吐出ヘッドについて詳細に説明する。サイドシュータ方式の液体吐出ヘッドユニット1は、ノズル板5にノズル3用の穴を設け、図6中の一点鎖線で示されたように個別液室14内の吐出エネルギ発生素子10へのインクの流れ方向と、ノズル3の開口中心軸とを直角となした構成を有する。
このような構成とすることによって、吐出エネルギ発生素子10からのエネルギをより効率良くインク滴の形成とその飛行の運動エネルギへと変換でき、またインクの供給によるメニスカスの復帰も速いという構造上の利点を有し、吐出エネルギ発生素子10に発熱素子を用いた場合にとくに効果的である。
つまり、サイドシュータにおいて気泡が成長し、その気泡がノズル3に達すれば気泡が大気に通じることになり、温度低下による気泡の収縮が起こらない。そのため、記録ヘッドの寿命が長いという長所を有する。
まず、本態様においては、例えば、図7(a)に示されるように結晶面方位が<100>もしくは<110>のシリコン基板6上(表面)に酸化シリコンもしくは窒化シリコン層27を介して電気熱変換素子等のインク吐出エネルギ発生素子10が所望の個数だけ配置される。
酸化シリコンもしくは窒化シリコン層27は、後述の異方性エッチングのストップ層として機能する。インク吐出エネルギ発生素子10によって記録液小滴を吐出させるための吐出エネルギがインク液に与えられ、記録が行われる。
なお、発熱素子10には、これらの発熱素子を動作させるための制御信号入力用電極(図示せず)が接続されている。また、一般には、これら吐出エネルギ発生素子の耐用性の向上を目的として、保護層等の各種機能層が設けられるが、もちろん、本発明においてもこのような機能層を設けることは一向にさしつかえない。ここで、前記保護層に前述の異方性エッチングのストップ層である酸化シリコンもしくは窒化シリコン層27を用いることもできる(図7の(a)参照)。
この部材29は、シリコンの異方性エッチングのマスクとなるもので酸化シリコン膜、窒化シリコン膜などが好適に用いられる。ここで、部材29は必要に応じて基板の表面にも設置することが可能で、前述の保護層などを兼用しても構わない。
次いで、部材29のインク供給口9となる部分9aを通常のフォトレジストをマスクとして用い、CF4ガスを用いたドライエッチングにより除去する。ここで、両面マスクアライナ等の手段を用いることによってインク供給口9の位置は表面のインク吐出圧発生素子10に対して正確に決定される(図7(c))。
また、シリコンの異方性エッチングは、アルカリ性エッチング液に対する結晶方位の溶解度の差を利用したもので、ほとんど溶解度を示さない<111>面でエッチングは停止する。従って、基板6の面方位によってインク供給口9の形状が異なる。
面方位<100>を用いた場合には、図7の(d)中のθは、θ=54.7となり、面方位<110>を用いた場合は、θ=90°(基板表面に対して垂直)となる(図7の(d)は面方位<100>を用いた場合を示す)。
酸化シリコンあるいは窒化シリコン層27はアルカリ性エッチング液に耐性を持つためエッチングはここで停止する(図7の(e)参照)。従って、エッチングの正確な終点検知は必要としない。
この被覆には、スピンコートあるいはロールコート等の塗布手段を用いることができることよって、a)およそ50μm以下の膜厚であれば、任意の膜厚で高精度に成膜できる、b)ドライフィルム化できない材料(被覆性に乏しい材料)も使用できる、などの利点を有する。
このようにして、スピンコートあるいはロールコートで溶解可能な樹脂層を基板6上に成膜し、パターニングし個別液室および共通液室のパターン31を形成する(図8の(f))。
被覆樹脂層30が硬化された後、シリコン基板6の裏面よりCF4などでプラズマドライエッチングすることで、インク供給口9上の酸化シリコンあるいは窒化シリコン膜27を除去し、インク供給口9を貫通させる。
ここで、酸化シリコンあるいは窒化シリコン膜27のエッチング終点は正確に検知する必要はなく、溶解可能な樹脂層で形成された個別液室および共通液室のパターン31中の任意の点をもって終点とすれば良い(図8の(h)参照)。
ここで、インク供給口9上の酸化シリコンあるいは窒化シリコン膜27の除去は後述のインク吐出口形成後に行っても構わないが、個別液室および共通液室のパターン31を除去する前に行うことが好ましい。
次に、図9の(j)に示すように、溶解可能な樹脂パターン31を溶解する。このようにして形成した個別液室14、共通液室13及びノズル3を形成した基板6に対して、インク供給のための部材及びインク吐出圧発生素子10を駆動するための電気的接合を行って液体吐出ヘッドが形成できる。
ただし、この場合には、多くのノズル形成部材が異方性エッチング液に対して耐性を持たないためノズルが形成された基板表面に異方性エッチング液が回り込まないように適宜保護する必要がある。
プリント基板18は図示してないネジあるいは爪などの取り外し/取り付け可能な手段によってフレーム21に固定されている。従って、ネジあるいは爪を外すことにより、プリント基板18はフレーム21から外れる。
プリント基板18は配線基板16に接続されているが、配線基板16はフレキシブルに曲げられるので、水冷ユニット19は摺動させて液体吐出ヘッドユニット1から取り外すことができる。その時、水冷ユニット19に接続されているチューブ20は取り外す必要はない。
このように、プリント基板18は取り外し/取り付け可能な手段によりフレーム21に固定されているので、ヘッドチップ2が配置された支持基板4もフレーム21から外すことなく、水冷ユニット19を取り外すことができる。
そのため、図11に示すように、水冷ユニット19と支持基板4との間に、柔軟な熱伝導部材34(例えば、Siゴムに酸化アルミなどの熱伝導性のフィラーを混入した部材)を介すことによって、隙間無く密着することができ、熱交換を効率よく行うことができる。あるいは、シリコンゲルに代表される粘弾性樹脂に金属、酸化アルミなどの熱伝導性のフィラーを混入したものも使用できる。
柔軟熱伝導部材を介すと一般的に摩擦が大きくなり、図10に示したような摺動による取り外しが困難なことがある。図11では、水冷ユニット19を支持基板4の方向へ押圧して押し出す押圧手段33を設けた。
このように、水冷ユニット19を支持基板4側に押圧する押圧手段を有するので、水冷ユニット19と支持基板4の熱交換を効率的に行うことができ、水冷ユニット19を取り外す時は容易に外すことができる。本実施の形態では、必ずしも柔軟熱伝導材34を介していなくても適用できるが、柔軟熱伝導材34を備えたほうがより効率よく熱交換が可能となる。
本発明の液体吐出ヘッドの説明でヘッドチップは千鳥状に2列で6個配列した構成を例として説明してきたが、これに限るものではなく、1列のもの、3列以上のものでも適用可能である。また、ヘッドチップは分割されておらず1個からなるものでも適用可能である。
すなわち、本実施の形態のインクジェット装置は、フルラインタイプのカラープリンタであり、イエロー色インク、マゼンタ色インク、シアン色インク、ブラック色インクをそれぞれ蓄えた4つのインクタンク41Y,41M,41C,41B(以下、これらをまとめてインクタンク41と記述する)にそれぞれ接続配管55を介して液体吐出ヘッドユニット1の取り付け部を有し、各インクタンク41は、接続配管55に対して交換可能に連結される。
この液体吐出ヘッドユニット1は無端の搬送用ベルト35と対向するように、この搬送用ベルト35の搬送方向に沿って設置している。そして、制御装置56によって作動が制御される回復処理のためのヘッド移動手段36により、搬送用ベルト35との対向方向に昇降し得るようになっている。
制御装置56によって作動が制御されるキャップ移動手段39により、それぞれ液体吐出ヘッドユニット1の直下に移動し、ノズルから吐出される廃インクを受けるようになっている。
プリント用紙37を搬送する搬送用ベルト35は、ベルト駆動モータ40に連結された駆動ローラ42に巻き掛けられ、制御装置56に接続するモータドライバ47によってその作動が切り換えられる。
搬送用ベルト35の上にプリント用紙37を供給するための1対の給紙ローラ45には、これら1対の給紙ローラ45を駆動回転させるための給紙用モータ46が連結され、この給紙用モータ46は、制御装置56に接続するモータドライバ47によって作動が切り換えられる。
そして、帯電器44を作動させると同時に搬送用ベルト35を駆動し、さらに、給紙ローラ45によってプリント用紙37を搬送用ベルト35上に載置し、液体吐出ヘッドユニット1によって所定の色画像がプリント用紙37にプリントされる。
このポンプ48を含め液滴吐出ヘッドユニット1に備えた水冷ユニット19、放熱フィン51が設けられた放熱部材49、タンク50のそれぞれは、図示してない金属パイプあるいはフレキシブルチューブで接続され、ポンプ48によって内部に封入した冷媒液が循環する。
タンク50は、フレキシブルチューブからの液体透過などによって液体が減少したとしても十分に循環路内の冷却が可能となるような水量が確保できる容積にしておかなければならない。
これらのポンプ48と放熱部材49とタンク50と循環経路は水冷ユニット19とフレキシブルチューブを除き、固定プレートに固定されることでユニット化され、メンテナンス時の着脱を飛躍的に容易にしている。
さらに、接続部分は、漏水防止のために樹脂でコーティングしてもよい。水透過の少ないフレキシブルチューブについては、ブチルゴムが最も適している。さらに、フレキシブルチューブに保護パイプを取り付けると座屈対策として有効である。
また、放熱効果をより高めるため、放熱フィン51近傍の空気の流れが生じるようにファンを設けても良い。本発明によれば、信頼性の高い水冷システムが実現可能であり、液体吐出ヘッドの不良交換やメンテナンスが容易に行うことができる。
インクジェット記録装置としてインクジェットプリンタを例として説明したが、インクジェット複写機、インクジェットファックス、あるいはそれらの複合型記録装置にも適用できる。
なお、上述した本発明における「記録」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を被記録媒体に付与することをも意味するものである。
従って、本発明は、インクジェット記録装置以外にも、インクジェット技術を用いたカラーフィルタ製造装置、金属配線製造装置、捺染装置、DNAチップ製造装置などの工業用製造装置にも適用できる。工業用製造装置では、家庭やオフィスでのインクジェットプリンタよりも、連続して長時間使用されるので、より熱の発生の問題が大きくなり、本発明の効果はより大きくなる。
2 ヘッドチップ(液体吐出ヘッド)
3 ノズル
4 支持基板
5 ノズル板
6 素子基板(シリコン基板)
9 液供給口(インク供給口)
10 吐出エネルギ発生部(インク吐出エネルギ発生素子、発熱素子)
13 共通液室
14 個別液室
18 プリント基板
19 水冷ユニット
21 フレーム
23 インク供給部(液供給経路)
24 (水冷ユニットの)貫通穴
26 (支持基板の)貫通穴
32 切り欠き
33 押圧手段
34 柔軟熱伝導材
Claims (7)
- 液滴を吐出するための複数の吐出エネルギ発生部が設けられた素子基板と、この素子基板を支持する支持基板とを含み、前記素子基板には、前記吐出エネルギ発生部に対応する個別液室、これら個別液室の一端側に接続してこれら個別液室に液体を供給するための液供給口が貫通して形成され、前記個別液室の他端に連通する複数のノズルを有し、前記支持基板には、前記液供給口に連通する貫通穴が形成され、前記ノズルから前記素子基板と垂直方向に液滴を吐出する液体吐出ヘッドユニットにおいて、前記支持基板は、前記素子基板と反対側に設けられる水冷ユニットを備え、この水冷ユニットには、その内部に前記液供給口に連通する液供給経路が設けられている貫通穴を設けていることを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
- 前記水冷ユニットには切り欠き部が設けられており、この切り欠き部に前記液供給口に連通する液供給経路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドユニット。
- 前記1つの支持基板には、複数個の前記素子基板が配列されていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体吐出ヘッドユニット。
- 前記支持基板が固定されるフレームを備え、前記素子基板はフレキシブルプリント基板を介してプリント基板と接続されており、該プリント基板は取り外し/取り付け可能な手段により前記フレームに固定されていることを特徴とする請求項2又は3記載の液体吐出ヘッドユニット。
- 前記水冷ユニットを前記支持基板側に押圧する押圧手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の液体吐出ヘッドユニット。
- 前記水冷ユニットと前記支持基板の間に柔軟熱伝導材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の液体吐出ヘッドユニット。
- 請求項1乃至6のいずれか1項記載の液体吐出ヘッドユニットを備えたことを特徴とする液体吐出装置。
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