JP2007236547A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S17:NO)、CPU261は、このスプライトのデータ71や、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等をエラーデータ記憶領域263Aに記憶後、S13の処理に移行して、次のスプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶後、S14以降の処理を実行する。一方、S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S19:YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
【選択図】図6
Description
例えば、図柄表示装置を備え、少なくとも特別利益状態と通常状態との間で切り換え可能な遊技機本体と、前記遊技機本体を特別利益状態と通常状態との間で切換制御するメインコントローラと、複数の図柄情報を記憶する記憶手段と、前記複数の図柄情報のうちの少なくとも二つの図柄情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された図柄情報を合成する合成手段とを備え、前記図柄表示装置を制御するグラフィックコントローラとを有し、前記グラフィックコントローラは、前記メインコントローラから送られる遊技状態信号に基づいて、前記選択手段が前記記憶手段から図柄情報を選択し、前記合成手段が選択された図柄情報を合成し、その合成した画像情報に基づいて前記図柄表示装置に表示させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
これにより、映像信号出力手段から出力される映像信号から抽出された所定の識別コードに対応する識別映像信号と画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない旨が図柄表示装置を介して報知されるため、表示制御プログラム等にバグが含まれていることを容易に確認することができ、更なる早期の対応が可能となる。
これにより、フレームバッファから読み出した所定の識別コードに対応する画像形成データと画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない旨が図柄表示装置を介して報知されるため、表示制御プログラム等にバグが含まれていることを容易に確認することができ、更なる早期の対応が可能となる。
これにより、所定の識別コードに対応する画像形成データは、仮想画面表示領域の実画面表示領域外の部分に配置されるため、この所定の識別コードに対応する画像形成データは図柄表示装置には通常表示されず、演出表示の品質向上を図ることができる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
先ず、主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、Vスイッチ60B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
図9に示すように、フレームバッファ267Aは、1024×1024ドットの画像座標系(PX、PY)の仮想画面表示領域72を構成している。また、液晶表示器52の表示画面に表示される実画面表示領域73は、640×480ドットである。また、VDP265は、仮想画面表示領域72に配置格納された各画像データを1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力し、該出力回路270から液晶表示器(LCD)52へ実画面表示領域73に対応する映像信号が出力され、仮想画面表示領域72の画像座標PX=640〜1024ドットの領域及び画像座標PY=480〜1024ドットの領域は、オーバースキャン表示領域74となって、液晶表示器52の表示画面には表示されない。
また、RAM263には、後述のようにCPU261からVDP265に出力されたスプライトのデータのIDキャラクタに対応するIDコードと、VDP265から出力回路270に出力された画像データに含まれるIDコードとが一致しない場合に、CPU261が、この出力したスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を記憶するエラーデータ記憶領域263Aが設けられている。
一方、入出力回路264を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力された場合には(S11:YES)、S12において、CPU261は、この制御信号を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データを抽出してRAM263に記憶する。また、CPU261は、この演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターン、リーチハズレの演出パターン、当たりの演出パターンのいずれであるか等の解析を行う。
ここで、スプライトのデータ構成の一例について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、スプライトのデータ71の構成は、キャラクタのフレームバッファ267Aの配置位置を表す画像座標(PX、PY)と、該キャラクタの表示範囲を表す(SX、SY)と、該キャラクタの画像データが格納される画像データROM266の格納アドレスを表す(Char)とから構成されるデータが、4個のキャラクタ毎に順に配置され、最後にデータの終了を表す「END」が配置されている。
これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、上述のように画像データをフレームバッファ267Aの仮想画面表示領域72に作成後、仮想画面表示領域72に配置格納された各画像データを1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、抽出回路268は、上述のように、入力された1フレーム分の画像データの中から、仮想画面表示領域72の画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データ、即ちIDキャラクタの画像データを「IDコード」として抽出して、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードをこの新たに抽出したIDコードに書き換える。
図8に示すように、画像データROM266には種々のキャラクタの画像データが格納されている。例えば、スプライトのデータ71の(Char)の「0x00000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0x00000」には、太線の「○」印のキャラクタ266Aの画像データが記憶されている。このキャラクタ266Aの画像データは、スプライトのデータ71の(SX、SY)の「160、160」に対応して、仮想画面表示領域72での大きさが160×160ドットで、1ドット当たり、赤(R)、緑(G)、青(B)、その他(α)の各8ビットのデータ構成、即ち、1ドット当たり4バイトのデータ構成である。
また、スプライトのデータ71の(Char)の「0x40000」、「0x80000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0x40000」、「0x80000」には、それぞれキャラクタ266Aと同様の構成の各画像データ266B、266Cが記憶されている。
また、スプライトのデータ71の(Char)の「0xc0000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0xc0000」には、IDキャラクタ266Dの画像データが記憶されている。このIDキャラクタ266Dの画像データは、スプライトのデータ71の(SX、SY)の「1、1」に対応して、仮想画面表示領域72での大きさが1×1ドットで、1ドット当たり、32ビットの「IDコード」、即ち、1ドット当たり4バイトの「IDコード」が記憶されている。
例えば、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「160、240、160、160、0x00000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0x00000」に格納されるキャラクタ266Aを、フレームバッファ267Aの(160、240)の画像座標位置に、160×160ドットの大きさで配置格納する。
また、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「640、0、1、1、0xc0000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0xc0000」に格納されるIDキャラクタ266Dを、フレームバッファ267Aの(640、0)の画像座標位置に、1×1ドットの大きさで配置する。
従って、各キャラクタ266A〜266Cは、実画面表示領域73に配置格納されるため、液晶表示器52にカラー表示される。一方、IDキャラクタ266Dは、オーバースキャン表示領域74に配置格納されるため、液晶表示器52に表示されない。
続いて、S16において、CPU261は、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードを液晶表示器52に出力された映像信号の「映像IDコード」として読み込み、RAM263に記憶する。
そして、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S17:NO)、S18において、CPU261は、このスプライトのデータ71や、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等をエラーデータ記憶領域263Aに記憶後、S19の処理に移行する。
一方、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致する場合には(S17:YES)、CPU261は、S19の処理に移行する。
そして、上記S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っている場合には(S19:NO)、CPU261は、S13の処理に移行して、この次のスプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶後、S14以降の処理を実行する。
一方、上記S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S19:YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
一方、検査出力端子271を介して信号が入力された場合には(S25:YES)、CPU261は、S26の処理に移行する。S26において、CPU261は、検査出力端子271を介して入力された信号がエラーデータ出力要求信号か否かを判定する判定処理を実行する。そして、検査出力端子271を介して入力された信号がエラーデータ出力要求信号でない場合には(S26:NO)、CPU261は、当該処理を終了する。
一方、検査出力端子271を介してエラーデータ出力要求信号が入力された場合には、CPU261は、エラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順番に読み出し、検査出力端子271を介して外部に出力する(S25〜S27)。
この実施例2に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、実施例2に係るパチンコ機は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に、上記「表示処理1」に替えて「表示処理2」を実行する点で異なっている。
そして、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S37(S17):NO)、S38において、CPU261は、上記S18の処理を実行後、S39の処理に移行する。
S39において、CPU261は、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表すスプライトのデータをプログラムROM262から読み出し、このスプライトのデータをVDP265に出力する。これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、液晶表示器52に表示制御プログラムにバグ等がある旨が表示される画像データをフレームバッファ267Aに配置格納後、1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、出力回路270からこのスプライトの映像信号が液晶表示器52に出力されてカラー表示される。
また、S40において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281に警告音を発生する指示信号を出力する。これにより、CPU281は、駆動回路71及びスピーカ7を介して表示制御プログラムにバグ等がある旨の警告音を発して、注意を喚起する。尚、表示制御プログラムにバグ等がある旨の音声案内を行ってもよい。
そして、上記S32(S12)で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S42(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
この実施例3に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、図12に示すように、実施例3に係るパチンコ機は、演出表示基板260の構成が、上記実施例1に係るパチンコ機1に係る演出表示基板260と異なり、抽出回路268とIDコード記憶レジスタ269が設けられておらず、実施例3に係るCPU261と出力回路265とが直接接続されている。また、実施例3に係るCPU261は、フレームバッファ267Aに直接接続され、該フレームバッファ267Aに格納された任意のアドレスの画像データを確認することができるように構成されている。
ここで、実施例3に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「表示処理3」について図13に基づいて説明する。図13は実施例3に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が実行する「表示処理3」のフローチャートである。尚、図13にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図13にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
そして、S65において、CPU261は、RAM263に記憶するスプライトのデータ71から(PX、PY)が「640、0」(図7参照)を読み出し、この「640、0」をフレームバッファ267Aの仮想画面表示領域72(図9参照)の画像座標(640、0)として、該画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データを読み込み、「映像IDコード」としてRAM263に記憶する。
そして、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S66(S17):NO)、S67において、CPU261は、上記S18の処理を実行後、S68の処理に移行する。
S68において、CPU261は、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表すスプライトのデータをプログラムROM262から読み出し、このスプライトのデータをVDP265に静止画像データとして出力する。これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、液晶表示器52に表示制御プログラムにバグ等がある旨が表示される画像データをフレームバッファ267Aに配置格納後、1フレーム分の静止画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、出力回路270からこのスプライトの映像信号が液晶表示器52に出力されて表示制御プログラムにバグ等がある旨を表す静止画像がカラー表示される。
一方、S66で、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致する場合には(S66(S17):YES)、CPU261は、S70の処理に移行する。S70において、CPU261は、上記実施例1に係るS19の処理を実行する。
そして、上記S62(S12)で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S70(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
この実施例4に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
また、通常時には、演出表示基板260入出力回路264とサブ統合制御基板280の入出力回路284とは直接接続されている。また、演出表示基板260出力回路270には、液晶表示器(LCD)52が直接接続されて、種々の演出パターンの動画が表示される。
図15に示すように、検査装置300は、検査制御基板300Aと、この検査制御基板300Aに接続される液晶表示器(LCD)305及び警報発信器306とから構成されている。
また、検査制御基板300Aには、不図示のROMやRAMを備えたワンチップ・マイコン等から構成される判定用CPU301と、この判定用CPU301に接続される制御コマンド分配回路302と、この判定用CPU301にIDコード保存用バッファ304を介して接続される抽出回路303とが設けられている。
また、検査制御基板300Aの抽出回路303には、演出表示基板260の出力回路270と液晶表示器(LCD)52が接続され、出力回路270からの映像信号は、該抽出回路303を介して、液晶表示器(LCD)52に出力されて、種々の演出パターンの動画が表示される。
そして、S105において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS19の処理を実行して、上記S102で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S105(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
一方、制御コマンド分配回路302を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力された場合には(S111:YES)、S112において、判定用CPU301は、この制御信号を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データを抽出して不図示のRAMに記憶する。また、判定用CPU301は、この演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターン、リーチハズレの演出パターン、当たりの演出パターンのいずれであるか等の解析を行う。
その後、S115において、判定用CPU301は、不図示のRAMに記憶される「出力IDコード」と「映像IDコード」とを再度読み出し、一致するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S115:NO)、判定用CPU301は、S116の処理に移行する。S116において、判定用CPU301は、この1番目のスプライトの出力IDコードや、入力された制御信号(制御コマンド)等を不図示のRAMに記憶する。
また同時に、S118において、判定用CPU301は、警報音発信器306を介して表示制御プログラムにバグ等がある旨の警告音を発して、注意を喚起後、当該処理を終了する。尚、表示制御プログラムにバグ等がある旨の音声案内を行ってもよい。
そして、上記S112で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのIDコードのデータが不図示のROMに残っている場合には(S119:NO)、判定用CPU301は、S113の処理に移行して、この次のスプライトのIDコードのデータを不図示のROMから読み出して、「出力IDコード」として不図示のRAMに記憶する。また、IDコード保存用バッファ304に格納されている映像IDコードが書き換えられるのを所定時間(例えば、約30ミリ秒〜32ミリ秒である。)待った後、S114以降の処理を実行する。
Claims (5)
- 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、
遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された複数の画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、
前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、
種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、
前記映像信号出力手段から出力される映像信号から前記所定の識別コードに対応する識別映像信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された識別映像信号と前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、
検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記表示制御手段は、前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、
遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、
前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、
種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、
前記フレームバッファから前記所定の識別コードに対応する画像形成データを読み出して、該画像形成データと前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、
検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記表示制御手段は、前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記フレームバッファの画像形成データが配置可能な仮想画面表示領域は、前記図柄表示装置の表示画面に表示される画像形成データが配置される実画面表示領域よりも広く形成され、
前記所定の識別コードに対応する画像形成データは、前記仮想画面表示領域の実画面表示領域外の部分に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
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