JP2007236547A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄表示装置に表示不具合が発生した場合に、表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを迅速に確認することが可能となり、早期の対応が可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S17:NO)、CPU261は、このスプライトのデータ71や、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等をエラーデータ記憶領域263Aに記憶後、S13の処理に移行して、次のスプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶後、S14以降の処理を実行する。一方、S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S19:YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、図柄表示装置を備え、少なくとも特別利益状態と通常状態との間で切り換え可能な遊技機本体と、前記遊技機本体を特別利益状態と通常状態との間で切換制御するメインコントローラと、複数の図柄情報を記憶する記憶手段と、前記複数の図柄情報のうちの少なくとも二つの図柄情報を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された図柄情報を合成する合成手段とを備え、前記図柄表示装置を制御するグラフィックコントローラとを有し、前記グラフィックコントローラは、前記メインコントローラから送られる遊技状態信号に基づいて、前記選択手段が前記記憶手段から図柄情報を選択し、前記合成手段が選択された図柄情報を合成し、その合成した画像情報に基づいて前記図柄表示装置に表示させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−131627号公報(段落(0023)〜(0142)、図1〜図28)
しかしながら、上述の遊技機の構成では、図柄表示装置に表示不具合が発生した場合には、グラフィックコントローラの表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを確認する必要があるが、遊技機の演出表示パターンは複雑に構成されており、様々な演出制御コマンドや演出表示パターンが設定されているため、各演出表示パターンに対する制御コマンドの全てを確認するには長時間の検査が必要になり、迅速な対応が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、図柄表示装置に表示不具合が発生した場合に、表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを迅速に確認することが可能となり、早期の対応が可能となる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された複数の画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、前記映像信号出力手段から出力される映像信号から前記所定の識別コードに対応する識別映像信号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された識別映像信号と前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、を有するように構成した。
従って、映像信号出力手段から出力される映像信号から抽出された所定の識別コードに対応する識別映像信号と画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない場合には、この一致しない旨を表す不一致情報が不一致情報記憶手段に記憶される。そして、検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報が該検査出力端子を介して出力される。これにより、図柄表示装置に表示不具合が発生した場合には、検査出力端子を介して検査制御信号を入力して不一致情報を確認することによって、表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを迅速に検出することが可能となり、早期の対応が可能となる。
また、請求項2に係る遊技機では、請求項1に記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有するように構成した。
これにより、映像信号出力手段から出力される映像信号から抽出された所定の識別コードに対応する識別映像信号と画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない旨が図柄表示装置を介して報知されるため、表示制御プログラム等にバグが含まれていることを容易に確認することができ、更なる早期の対応が可能となる。
また、請求項3に係る遊技機は、遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、前記フレームバッファから前記所定の識別コードに対応する画像形成データを読み出して、該画像形成データと前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、を有するように構成した。
従って、フレームバッファから読み出した所定の識別コードに対応する画像形成データと画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない場合には、この一致しない旨を表す不一致情報が不一致情報記憶手段に記憶される。そして、検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報が該検査出力端子を介して出力される。これにより、図柄表示装置に表示不具合が発生した場合には、検査出力端子を介して検査制御信号を入力して不一致情報を確認することによって、表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを迅速に検出することが可能となり、早期の対応が可能となる。
また、請求項4に係る遊技機では、請求項3に記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有するように構成した。
これにより、フレームバッファから読み出した所定の識別コードに対応する画像形成データと画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致しない旨が図柄表示装置を介して報知されるため、表示制御プログラム等にバグが含まれていることを容易に確認することができ、更なる早期の対応が可能となる。
更に、請求項5に係る遊技機では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機において、前記フレームバッファの画像形成データが配置可能な仮想画面表示領域は、前記図柄表示装置の表示画面に表示される画像形成データが配置される実画面表示領域よりも広く形成され、前記所定の識別コードに対応する画像形成データは、前記仮想画面表示領域の実画面表示領域外の部分に配置されるように構成した。
これにより、所定の識別コードに対応する画像形成データは、仮想画面表示領域の実画面表示領域外の部分に配置されるため、この所定の識別コードに対応する画像形成データは図柄表示装置には通常表示されず、演出表示の品質向上を図ることができる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した実施例1乃至実施例4について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、実施例1に係るパチンコ機1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板ケース30内に配設される発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には、遊技盤41が着脱自在なように、鉄板等の金属製や合成樹脂製の機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するとともに、演出表示基板260による表示制御とスピーカ等に関する音制御との間に因果関係を持たせる制御を行うサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(実施例1では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、大入賞口60内の中央部にはいわゆるV口が仕切形成されており、該V口への入賞検出用のVスイッチ60B(図4参照)が設けられている。また、大入賞口60内には、開閉扉59が開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカウントするための大入賞口スイッチ60A(図4参照)が設けられている。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4及び図5に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
先ず、主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、Vスイッチ60B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路284には、主制御基板290の入出力回路294及び演出表示基板260の入出力回路264が接続されている。また、この入出力回路284には、各駆動回路71、72、各スイッチボタン9A、9Bが接続されている。
また、図5に示すように、演出表示基板260には、CPU261と、このCPU261に接続されるプログラムROM262及びRAM263と、入出力回路264と、VDP(Video Digital Processor)265と、このVDP265に接続される画像データROM266及びRAM267と、抽出回路268と、この抽出回路268に接続される出力回路270とが設けられている。また、抽出回路268は、IDコード記憶レジスタ269を介してCPU261に接続されている。また、CPU261には、検査用出力端子271が接続されて外部の検査機(不図示)と接続可能に構成されている。また、CPU261にはクロック回路272が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、出力回路270には液晶表示器(LCD)52が接続されている。
そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号に従って、RAM263に各種信号データを一時的に記憶しつつ、プログラムROM262に格納されている変動図柄等を表示させるための制御プログラムや制御データ等に基づいて、種々の演出パターン(場面)を構成する所定の画像パターン(以下、「スプライト」という。)のデータを例えば約32ミリ秒に1回の割合で作成して、VDP265に出力する。また、VDP265は、受信したスプライトのデータをスプライトバッファ267Bに一時的に記憶後、画像データROM266から受信したスプライトのデータに従って画像データを読み出し、後述のようにフレームバッファ267Aに配置格納して編集し(図9参照)、これらの画像データを抽出回路268を介して出力回路270に出力し、該出力回路270から液晶表示器(LCD)52へ映像信号が出力される。従って、約32ミリ秒間隔で、即ち1秒間に約30フレーム(画像データ)が液晶表示器52に表示される間隔で、映像信号が出力回路270から液晶表示器52に出力され、種々の演出パターンの動画が表示される。
ここで、フレームバッファ267Aについて図9に基づいて説明する。
図9に示すように、フレームバッファ267Aは、1024×1024ドットの画像座標系(PX、PY)の仮想画面表示領域72を構成している。また、液晶表示器52の表示画面に表示される実画面表示領域73は、640×480ドットである。また、VDP265は、仮想画面表示領域72に配置格納された各画像データを1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力し、該出力回路270から液晶表示器(LCD)52へ実画面表示領域73に対応する映像信号が出力され、仮想画面表示領域72の画像座標PX=640〜1024ドットの領域及び画像座標PY=480〜1024ドットの領域は、オーバースキャン表示領域74となって、液晶表示器52の表示画面には表示されない。
また、抽出回路268は、VDP265から出力された画像データから後述のように予め定められた仮想画面表示領域72の画像座標(実施例1では、画像座標(640、0)である。)に対応するIDキャラクタの画像データを「IDコード」として抽出して、IDコード記憶レジスタ269に出力して、該IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードをこの新たに抽出したIDコードに書き換える。従って、CPU261は、VDP265にスプライトのデータを出力後、所定時間経過後(例えば、約30ミリ秒〜約32ミリ秒経過後)、このIDコード記憶レジスタ269に格納されるIDコードを読み出すことによって、VDP265から出力回路270に出力された画像データに含まれるIDコードを確認することが可能となる。
また、RAM263には、後述のようにCPU261からVDP265に出力されたスプライトのデータのIDキャラクタに対応するIDコードと、VDP265から出力回路270に出力された画像データに含まれるIDコードとが一致しない場合に、CPU261が、この出力したスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を記憶するエラーデータ記憶領域263Aが設けられている。
ここで、演出パターン(場面)とは、例えば、3列の識別図柄がスクロール表示(変動表示)され、所定の演出表示が行われた後、主制御基板290のCPU291が決定した3列の識別図柄が停止した状態に表示され、当たり、ハズレが決まる、というように、ある単位の場面、背景をいい、予め約150個乃至500個等の静止画の画像パターン(スプライト)から構成されるものである。また、予めプログラムROM262に多数のスプライトが格納され、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号に対応して組み合わさられて演出パターン(場面)が作成されるため、その組合せ総数は大きな数になる。
次に、このように構成された演出表示基板260のCPU261が実行する制御処理について図6乃至図10に基づき説明する。
先ず、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「表示処理1」について図6乃至図9に基づいて説明する。図6は演出表示基板260のCPU261が実行する「表示処理1」のフローチャートである。尚、図6にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図6にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図6に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)11において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から入出力回路264を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、入出力回路264を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力されていない場合には(S11:NO)、CPU261は、当該処理を終了する。
一方、入出力回路264を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力された場合には(S11:YES)、S12において、CPU261は、この制御信号を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データを抽出してRAM263に記憶する。また、CPU261は、この演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターン、リーチハズレの演出パターン、当たりの演出パターンのいずれであるか等の解析を行う。
そして、S13において、CPU261は、S12で特定した演出パターンに対応する第1番目の画像パターン、即ち、スプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶する。
ここで、スプライトのデータ構成の一例について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、スプライトのデータ71の構成は、キャラクタのフレームバッファ267Aの配置位置を表す画像座標(PX、PY)と、該キャラクタの表示範囲を表す(SX、SY)と、該キャラクタの画像データが格納される画像データROM266の格納アドレスを表す(Char)とから構成されるデータが、4個のキャラクタ毎に順に配置され、最後にデータの終了を表す「END」が配置されている。
例えば、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「160、240、160、160、0x00000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0x00000」に格納されるキャラクタ266A(図8参照)を、フレームバッファ267Aの(160、240)の画像座標位置に、160×160ドットの大きさで配置することを意味している。従って、このキャラクタ266Aは、液晶表示器52に表示される。また、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「640、0、1、1、0xc0000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0xc0000」に格納されるIDキャラクタ266D(図8参照)を、フレームバッファ267Aの(640、0)の画像座標位置に、1×1ドットの大きさで配置することを意味している。従って、このIDキャラクタ266Dは、液晶表示器52の表示画面には表示されない。尚、プログラムROM262には、各IDキャラクタの画像データが、画像データROM266のアドレスに対応して記憶されている。
続いて、S14において、CPU261は、RAM263からスプライトのデータを再度読み出して、VDP265に出力する。
これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、上述のように画像データをフレームバッファ267Aの仮想画面表示領域72に作成後、仮想画面表示領域72に配置格納された各画像データを1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、抽出回路268は、上述のように、入力された1フレーム分の画像データの中から、仮想画面表示領域72の画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データ、即ちIDキャラクタの画像データを「IDコード」として抽出して、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードをこの新たに抽出したIDコードに書き換える。
ここで、図7に示されるスプライトのデータ71の各キャラクタ(Char)に対応する画像データの一例について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、画像データROM266には種々のキャラクタの画像データが格納されている。例えば、スプライトのデータ71の(Char)の「0x00000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0x00000」には、太線の「○」印のキャラクタ266Aの画像データが記憶されている。このキャラクタ266Aの画像データは、スプライトのデータ71の(SX、SY)の「160、160」に対応して、仮想画面表示領域72での大きさが160×160ドットで、1ドット当たり、赤(R)、緑(G)、青(B)、その他(α)の各8ビットのデータ構成、即ち、1ドット当たり4バイトのデータ構成である。
また、スプライトのデータ71の(Char)の「0x40000」、「0x80000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0x40000」、「0x80000」には、それぞれキャラクタ266Aと同様の構成の各画像データ266B、266Cが記憶されている。
また、スプライトのデータ71の(Char)の「0xc0000」に対して、画像データROM266の格納アドレス「0xc0000」には、IDキャラクタ266Dの画像データが記憶されている。このIDキャラクタ266Dの画像データは、スプライトのデータ71の(SX、SY)の「1、1」に対応して、仮想画面表示領域72での大きさが1×1ドットで、1ドット当たり、32ビットの「IDコード」、即ち、1ドット当たり4バイトの「IDコード」が記憶されている。
これにより、図9に示すように、スプライトのデータ71(図7参照)がVDP265に入力された場合には、VDP265は、各キャラクタ266A〜266D(図8参照)の画像データを画像データROM266から順次読み出して、フレームバッファ267Aに構成された仮想画面表示領域72に配置格納する。
例えば、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「160、240、160、160、0x00000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0x00000」に格納されるキャラクタ266Aを、フレームバッファ267Aの(160、240)の画像座標位置に、160×160ドットの大きさで配置格納する。
また、スプライトのデータ「PX、PY、SX、SY、Char」が「640、0、1、1、0xc0000」の場合には、画像データROM266のアドレスが「0xc0000」に格納されるIDキャラクタ266Dを、フレームバッファ267Aの(640、0)の画像座標位置に、1×1ドットの大きさで配置する。
従って、各キャラクタ266A〜266Cは、実画面表示領域73に配置格納されるため、液晶表示器52にカラー表示される。一方、IDキャラクタ266Dは、オーバースキャン表示領域74に配置格納されるため、液晶表示器52に表示されない。
そして、S15において、CPU261は、抽出回路268がVDP265から出力された画像データから仮想画面表示領域72の画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データを「IDコード」として抽出して、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードをこの新たに抽出したIDコードに書き換えるのを所定時間(例えば、約30ミリ秒〜32ミリ秒である。)待つ。
続いて、S16において、CPU261は、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードを液晶表示器52に出力された映像信号の「映像IDコード」として読み込み、RAM263に記憶する。
その後、S17において、CPU261は、RAM263に記憶されるスプライトのデータ71の(PX、PY)が「640、0」に対応する(Char)の「0xc0000」を読み出す。そして、この「0xc0000」を画像データROM266のアドレスとするIDキャラクタの画像データをプログラムROM262から読み出して、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された制御コマンドに対応する「出力IDコード」としてRAM263に記憶する。そしてまた、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とをRAM263から再度読み出し、一致するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S17:NO)、S18において、CPU261は、このスプライトのデータ71や、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等をエラーデータ記憶領域263Aに記憶後、S19の処理に移行する。
一方、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致する場合には(S17:YES)、CPU261は、S19の処理に移行する。
S19において、CPU261は、上記S12で特定した演出パターンによって指定されるフレーム数を全て処理したか否か、即ち、この特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていないか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、上記S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っている場合には(S19:NO)、CPU261は、S13の処理に移行して、この次のスプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶後、S14以降の処理を実行する。
一方、上記S12で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S19:YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
次に、演出表示基板260のCPU261が、検査出力端子271を介して不図示の検査機からエラーデータ記憶領域263Aに記憶するデータの出力を指示する制御信号が入力された場合に実行する「エラーデータ出力処理」について図10に基づいて説明する。図10は演出表示基板260のCPU261が実行する「エラーデータ出力処理」のフローチャートである。尚、図10にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図10にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図10に示すように、先ず、S25において、CPU261は、検査出力端子271を介して信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、検査出力端子271を介して信号が入力されていない場合には(S25:NO)、CPU261は、当該処理を終了する。
一方、検査出力端子271を介して信号が入力された場合には(S25:YES)、CPU261は、S26の処理に移行する。S26において、CPU261は、検査出力端子271を介して入力された信号がエラーデータ出力要求信号か否かを判定する判定処理を実行する。そして、検査出力端子271を介して入力された信号がエラーデータ出力要求信号でない場合には(S26:NO)、CPU261は、当該処理を終了する。
また一方、検査出力端子271を介して入力された信号がエラーデータ出力要求信号の場合には(S26:YES)、CPU261は、S27の処理に移行する。S27において、CPU261は、エラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順番に読み出し、検査出力端子271を介して外部に出力後、当該処理を終了する。
以上説明した通り、実施例1に係るパチンコ機1では、CPU261は、CPU281から入出力回路264を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力された場合には、演出パターンを特定する(S11〜S12)。そして、特定した演出パターンに対応する各画像パターン、即ち、スプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、VDP265に出力する(S13〜S14)。また、CPU261は、IDコード記憶レジスタ269に格納されているIDコードを液晶表示器52に出力された映像信号の「映像IDコード」として読み込むと共に、スプライトのデータのIDキャラクタの画像データをプログラムROM262から読み出して「出力IDコード」とし、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致するか否かを判定する(S15〜S17)。そして、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S17:NO)、CPU261は、このスプライトのデータ71や、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等をエラーデータ記憶領域263Aに記憶後、S13の処理に移行して、次のスプライトのデータをプログラムROM262から読み出して、RAM263に記憶後、S14以降の処理を再度実行する。
一方、検査出力端子271を介してエラーデータ出力要求信号が入力された場合には、CPU261は、エラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順番に読み出し、検査出力端子271を介して外部に出力する(S25〜S27)。
これにより、液晶表示器52に表示不具合が発生した場合には、不図示の検査機は、検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶するデータの出力を指示するエラーデータ出力要求信号を入力することによって、この検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順次受信して確認することが可能となり(図10参照)、表示制御プログラム等にバグが含まれているか否かを迅速に検出することができ、早期の対応が可能となる。
次に、実施例2に係るパチンコ機について図11に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の実施例1に係るパチンコ機1の構成と同一符号は、該実施例1に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この実施例2に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、実施例2に係るパチンコ機は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に、上記「表示処理1」に替えて「表示処理2」を実行する点で異なっている。
ここで、実施例2に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「表示処理2」について図11に基づいて説明する。図11は実施例2に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が実行する「表示処理2」のフローチャートである。尚、図11にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図11にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図11に示すように、先ず、S31乃至S37において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS11乃至S17の処理を実行する。
そして、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S37(S17):NO)、S38において、CPU261は、上記S18の処理を実行後、S39の処理に移行する。
S39において、CPU261は、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表すスプライトのデータをプログラムROM262から読み出し、このスプライトのデータをVDP265に出力する。これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、液晶表示器52に表示制御プログラムにバグ等がある旨が表示される画像データをフレームバッファ267Aに配置格納後、1フレーム分の画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、出力回路270からこのスプライトの映像信号が液晶表示器52に出力されてカラー表示される。
また、S40において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281に警告音を発生する指示信号を出力する。これにより、CPU281は、駆動回路71及びスピーカ7を介して表示制御プログラムにバグ等がある旨の警告音を発して、注意を喚起する。尚、表示制御プログラムにバグ等がある旨の音声案内を行ってもよい。
続いて、S41において、CPU261は、VDP265に対して、表示制御プログラムにバグ等がある旨のスプライトのデータを所定フレーム数(例えば、約150フレームである。これにより、液晶表示器52に表示制御プログラムにバグがある旨のカラー表示が約5秒間表示される。)繰り返し出力したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、表示制御プログラムにバグ等がある旨のスプライトのデータを所定フレーム数繰り返し出力していない場合には(S41:NO)、CPU261は、S39以降の処理を再度実行する。
一方、表示制御プログラムにバグ等がある旨のスプライトのデータを所定フレーム数繰り返し出力した場合には(S41:YES)、CPU261は、S42の処理に移行する。S42において、CPU261は、上記実施例1に係るS19の処理を実行する。
そして、上記S32(S12)で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S42(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
尚、S41において、表示制御プログラムにバグがある旨のスプライトのデータを所定フレーム数繰り返し出力した場合には(S41:YES)、CPU261は、当該処理を終了するようにしてもよい。これにより、パチンコ機1の演出表示が途中で停止するため、表示制御プログラムにバグ等がある旨を更に容易に確認することができる。
従って、実施例2に係るパチンコ機では、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S37(S17):NO)、表示制御プログラムにバグがある旨のスプライトのデータがVDP265に対して所定フレーム数繰り返し出力されると共に、サブ統合制御基板280のCPU281によって警告音が発せられるため(S39、S40)、表示制御プログラムにバグ等が含まれていることを容易に確認することができる。また、不図示の検査機により、検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶するデータの出力を指示するエラーデータ出力要求信号を入力することによって、この検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順次受信して確認することが可能となり(図10参照)、表示制御プログラムに含まれているバグ等の修正を早期に行うことが可能となる。
次に、実施例3に係るパチンコ機について図12及び図13に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の実施例1に係るパチンコ機1の構成と同一符号は、該実施例1に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この実施例3に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、図12に示すように、実施例3に係るパチンコ機は、演出表示基板260の構成が、上記実施例1に係るパチンコ機1に係る演出表示基板260と異なり、抽出回路268とIDコード記憶レジスタ269が設けられておらず、実施例3に係るCPU261と出力回路265とが直接接続されている。また、実施例3に係るCPU261は、フレームバッファ267Aに直接接続され、該フレームバッファ267Aに格納された任意のアドレスの画像データを確認することができるように構成されている。
また、このような構成の相違により、実施例3に係る演出表示基板260のCPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に、上記「表示処理1」に替えて「表示処理3」を実行する点で異なっている。
ここで、実施例3に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「表示処理3」について図13に基づいて説明する。図13は実施例3に係るパチンコ機の演出表示基板260のCPU261が実行する「表示処理3」のフローチャートである。尚、図13にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図13にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図13に示すように、先ず、S61乃至S64において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS11乃至S14の処理を実行する。
そして、S65において、CPU261は、RAM263に記憶するスプライトのデータ71から(PX、PY)が「640、0」(図7参照)を読み出し、この「640、0」をフレームバッファ267Aの仮想画面表示領域72(図9参照)の画像座標(640、0)として、該画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データを読み込み、「映像IDコード」としてRAM263に記憶する。
続いて、S66において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS17の処理を実行する。
そして、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S66(S17):NO)、S67において、CPU261は、上記S18の処理を実行後、S68の処理に移行する。
S68において、CPU261は、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表すスプライトのデータをプログラムROM262から読み出し、このスプライトのデータをVDP265に静止画像データとして出力する。これにより、VDP265は、このスプライトのデータに基づいて、液晶表示器52に表示制御プログラムにバグ等がある旨が表示される画像データをフレームバッファ267Aに配置格納後、1フレーム分の静止画像データとして抽出回路268を介して出力回路270に出力する。また、出力回路270からこのスプライトの映像信号が液晶表示器52に出力されて表示制御プログラムにバグ等がある旨を表す静止画像がカラー表示される。
また、S69において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281に警告音を発生する指示信号を出力後、当該処理を終了する。これにより、CPU281は、駆動回路71及びスピーカ7を介して表示制御プログラムにバグ等がある旨の警告音を発して、注意を喚起する。尚、表示制御プログラムにバグ等がある旨の音声案内を行ってもよい。
一方、S66で、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致する場合には(S66(S17):YES)、CPU261は、S70の処理に移行する。S70において、CPU261は、上記実施例1に係るS19の処理を実行する。
そして、上記S62(S12)で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S70(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
尚、S69の処理を終了後、当該処理を終了しているが、所定時間(例えば、約5秒間である。)、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表す静止画像を表示すると共に、警告音を発生後、S70以降の処理を実行するようにしてもよい。これにより、表示制御プログラムに含まれているバグ等を順次確認することができる。
従って、実施例3に係るパチンコ機では、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S66(S17):NO)、表示制御プログラムにバグがある旨の静止画像がカラー表示されると共に、サブ統合制御基板280のCPU281によって警告音が発せられるため(S68、S69)、表示制御プログラムにバグ等が含まれていることを容易に確認することができる。また、不図示の検査機により、検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶するデータの出力を指示するエラーデータ出力要求信号を入力することによって、この検査出力端子271を介してエラーデータ記憶領域263Aに記憶されるスプライトのデータや、この出力したスプライトに対応する制御コマンド等を順次受信して確認することが可能となり(図10参照)、表示制御プログラムに含まれているバグ等の修正を早期に行うことが可能となる。
次に、実施例4に係るパチンコ機について図14乃至図17に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の実施例1に係るパチンコ機1の構成と同一符号は、該実施例1に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この実施例4に係るパチンコ機の概略構成は、上記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、図15に示すように、実施例4に係るパチンコ機は、演出表示基板260の構成が、上記実施例1に係るパチンコ機1に係る演出表示基板260と異なり、該演出表示基板260には、抽出回路268、IDコード記憶レジスタ269及び検査出力端子271が設けられておらず、実施例4に係るCPU261は、VDP265に直接接続されている。
また、通常時には、演出表示基板260入出力回路264とサブ統合制御基板280の入出力回路284とは直接接続されている。また、演出表示基板260出力回路270には、液晶表示器(LCD)52が直接接続されて、種々の演出パターンの動画が表示される。
一方、図14に示すように、演出表示基板260のプログラムROM262や画像データROM266に格納される表示制御プログラムに含まれているバグ等の検査を行う場合には、演出表示基板260入出力回路264は、検査装置300を介してサブ統合制御基板280の入出力回路284に接続される。また、液晶表示器(LCD)52は、検査装置300を介して演出表示基板260出力回路270に接続される。
ここで、検査装置300の概略構成について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、検査装置300は、検査制御基板300Aと、この検査制御基板300Aに接続される液晶表示器(LCD)305及び警報発信器306とから構成されている。
また、検査制御基板300Aには、不図示のROMやRAMを備えたワンチップ・マイコン等から構成される判定用CPU301と、この判定用CPU301に接続される制御コマンド分配回路302と、この判定用CPU301にIDコード保存用バッファ304を介して接続される抽出回路303とが設けられている。
また、この制御コマンド分配回路302には、サブ統合制御基板280の入出力回路284と、演出表示基板260の入出力回路264とが接続され、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された制御信号(制御コマンド)が、該制御コマンド分配回路302によって判定用CPU301と演出表示基板260の入出力回路264に対してそれぞれ出力される。
また、検査制御基板300Aの抽出回路303には、演出表示基板260の出力回路270と液晶表示器(LCD)52が接続され、出力回路270からの映像信号は、該抽出回路303を介して、液晶表示器(LCD)52に出力されて、種々の演出パターンの動画が表示される。
また、抽出回路303は、出力回路270から出力された映像信号から予め定められた仮想画面表示領域72(図9参照)の画像座標(実施例4では、画像座標(640、0)である。)に対応するIDキャラクタの画像データを「映像IDコード」として抽出して、IDコード保存用バッファ304に出力して、該IDコード保存用バッファ304に格納されている映像IDコードをこの新たに抽出した映像IDコードに書き換える。従って、判定用CPU301は、制御コマンド分配回路302を介して制御信号(制御コマンド)を受信してから所定時間経過後(例えば、約30ミリ秒〜約32ミリ秒経過後)、このIDコード保存用バッファ304に格納される映像IDコードを読み出すことによって、VDP265から出力回路270に出力された画像データに含まれるIDコードを確認することが可能となる。
また、判定用CPU301に設けられる不図示のROMやRAMには、制御信号を構成する演出パターンコマンドから完全ハズレの演出パターン、リーチハズレの演出パターン、当たりの演出パターンのいずれであるか等の解析を行い、特定した演出パターンに対応する各画像パターン、即ち、各スプライトに含まれるIDキャラクタの画像データ、即ち、「IDコード」を特定する後述の制御プログラム及び該各「IDコード」が予め格納されている。
次に、演出表示基板260のCPU261が、制御コマンド分配回路302を介してサブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「表示処理4」について図16に基づいて説明する。図16は演出表示基板260のCPU261が実行する「表示処理4」のフローチャートである。尚、図16にフローチャートで示されるプログラムは、演出表示基板260のプログラムROM262に記憶されており、CPU261によって実行される。ここで、図16にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図16に示すように、S101乃至S104において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS11乃至S14の処理を実行する。
そして、S105において、CPU261は、上記実施例1に係る「表示処理1」のS19の処理を実行して、上記S102で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのデータがプログラムROM262に残っていない場合には(S105(S19):YES)、CPU261は、当該処理を終了する。
次に、検査装置300の判定用CPU301が、制御コマンド分配回路302を介してサブ統合制御基板280のCPU281から演出表示を指示する制御信号が入力された場合に実行する「検査処理」について図17に基づいて説明する。図17は検査装置300の判定用CPU301が実行する「検査処理」のフローチャートである。尚、図17にフローチャートで示されるプログラムは、判定用CPU301に設けられる不図示のROMやRAMにに記憶されており、判定用CPU301によって実行される。ここで、図17にフローチャートで示されるプログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。
図17に示すように、S111において、判定用CPU301は、サブ統合制御基板280のCPU281から制御コマンド分配回路302を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、制御コマンド分配回路302を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力されていない場合には(S111:NO)、判定用CPU301は、当該処理を終了する。
一方、制御コマンド分配回路302を介して演出パターンコマンド等の制御信号が入力された場合には(S111:YES)、S112において、判定用CPU301は、この制御信号を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データを抽出して不図示のRAMに記憶する。また、判定用CPU301は、この演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターン、リーチハズレの演出パターン、当たりの演出パターンのいずれであるか等の解析を行う。
そして、S113において、判定用CPU301は、S112で特定した演出パターンに対応する第1番目の画像パターン、即ち、スプライトのIDキャラクタの画像データに対応するIDコードを「出力IDコード」として不図示のROMから読み出して、不図示のRAMに記憶する。また同時に、判定用CPU301は、抽出回路303が出力回路270から出力された映像信号から仮想画面表示領域72の画像座標(640、0)に対応する1ドット分の画像データ(図9参照)を「映像IDコード」として抽出して、IDコード保存用バッファ304に格納されている映像IDコードをこの新たに抽出した映像IDコードに書き換えるのを所定時間(例えば、約30ミリ秒〜32ミリ秒である。)待つ。
続いて、S114において、判定用CPU301は、IDコード保存用バッファ304に格納されている映像IDコードを液晶表示器52に出力された映像信号の「映像IDコード」として読み込み、不図示のRAMに記憶する。尚、出力回路270から出力された映像信号は、抽出回路303を介してそのままの状態で液晶表示器(LCD)52に出力され、上記S102で特定された演出パターンの1番目のスプライトに対応するカラー画像が表示される。
その後、S115において、判定用CPU301は、不図示のRAMに記憶される「出力IDコード」と「映像IDコード」とを再度読み出し、一致するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S115:NO)、判定用CPU301は、S116の処理に移行する。S116において、判定用CPU301は、この1番目のスプライトの出力IDコードや、入力された制御信号(制御コマンド)等を不図示のRAMに記憶する。
続いて、S117において、判定用CPU301は、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表す表示画像や、1番目のスプライトの出力IDコードや、入力された制御信号(制御コマンド)等を液晶表示器(LCD)305に表示して、表示制御プログラムにバグ等がある旨を報知する。
また同時に、S118において、判定用CPU301は、警報音発信器306を介して表示制御プログラムにバグ等がある旨の警告音を発して、注意を喚起後、当該処理を終了する。尚、表示制御プログラムにバグ等がある旨の音声案内を行ってもよい。
一方、「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致した場合には(S115:YES)、判定用CPU301は、S119の処理に移行する。S119において、判定用CPU301は、上記S112で特定した演出パターンによって指定されるフレーム数を全て処理したか否か、即ち、この特定した演出パターンに対応する次のスプライトのIDコードのデータが不図示のROMに残っていないか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、上記S112で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのIDコードのデータが不図示のROMに残っている場合には(S119:NO)、判定用CPU301は、S113の処理に移行して、この次のスプライトのIDコードのデータを不図示のROMから読み出して、「出力IDコード」として不図示のRAMに記憶する。また、IDコード保存用バッファ304に格納されている映像IDコードが書き換えられるのを所定時間(例えば、約30ミリ秒〜32ミリ秒である。)待った後、S114以降の処理を実行する。
一方、上記S112で特定した演出パターンに対応する次のスプライトのIDコードのデータが不図示のROMに残っていない場合には(S119:YES)、判定用CPU301は、当該処理を終了する。
従って、実施例4に係るパチンコ機では、演出表示基板260のプログラムROM262や画像データROM266に格納される表示制御プログラムに含まれているバグ等の検査を行う場合には、検査装置300の制御コマンド分配回路302が、サブ統合制御基板280の入出力回路284と演出表示基板260の入出力回路264との間に接続され、また、検査装置300の抽出回路303が、演出表示基板260の出力回路270と液晶表示器(LCD)52との間に接続される。
これにより、判定用CPU301は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された制御信号に基づいて演出パターンを特定し、この演出パターンを構成する各スプライトのIDコードを不図示のROMから順次読み出して「出力IDコード」として、抽出回路303及びIDコード保存用バッファ304を介して映像信号から抽出された「映像IDコード」と所定時間毎に(例えば、約30ミリ秒〜32ミリ秒毎に)比較する。そして、この「出力IDコード」と「映像IDコード」とが一致しない場合には(S115:NO)、表示制御プログラムにバグがある旨の静止画像が液晶表示器(LCD)305にカラー表示されると共に、警報音発信器306を介して警告音が発せられるため(S117、S118)、演出表示基板260のプログラムROM262や画像データROM266に格納される表示制御プログラムにバグ等が含まれていることを容易に確認することが可能となり、演出表示基板260のプログラムROM262や画像データROM266に格納される表示制御プログラムに含まれているバグ等の修正を早期に行うことが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例1乃至実施例4に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施例4において、判定用CPU301は、S118の処理を終了後、「検査処理」の処理を終了しているが、所定時間(例えば、約5秒間である。)、表示制御プログラムにバグ等がある旨を表す静止画像を液晶表示器305に表示すると共に、警報音発信器306を介して警告音を発生後、S119以降の処理を実行するようにしてもよい。これにより、表示制御プログラムに含まれているバグ等を順次検出することができる。
実施例1に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 図1のパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 図1のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 図1のパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 図4の演出表示基板の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る演出表示基板のCPUが実行する表示処理1を示すフローチャートである。 スプライトのデータの一例を示す図である。 図7の画像データの一例を示す図である。 図8の画像データをフレームバッファに配置格納した一例を模式的に示す図である。 実施例1に係る演出表示基板のCPUが実行するエラーデータ出力処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る演出表示基板のCPUが実行する表示処理2を示すフローチャートである。 実施例3に係る演出表示基板の構成を示すブロック図である。 実施例3に係る演出表示基板のCPUが実行する表示処理3を示すフローチャートである。 実施例4に係るパチンコ機の演出表示基板の検査システムの構成を示すブロック図である。 図14の演出表示基板と検査装置の構成を示すブロック図である。 実施例4に係る演出表示基板のCPUが実行する表示処理4を示すフローチャートである。 実施例4に係る検査装置の判定用CPUが実行する検査処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・パチンコ機、52、305・・・液晶表示器、57・・・始動口、71・・・スプライトデータ、72・・・仮想画面表示領域、73・・・実画面表示領域、260・・・演出表示基板、261、281、291・・・CPU、262・・・プログラムROM、263、267、283、293・・・RAM、263A・・・エラーデータ記憶領域、266・・・画像データROM、267A・・・フレームバッファ、267B・・・スプライトバッファ、268、303・・・抽出回路、269・・・IDコード記憶レジスタ、270・・・出力回路、271・・・検査出力端子、280・・・サブ統合制御基板、282、292・・・ROM、290・・・主制御基板、300・・・検査装置、300A・・・検査制御基板、301・・・判定用CPU

Claims (5)

  1. 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、
    遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された複数の画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、
    前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、
    種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、
    前記映像信号出力手段から出力される映像信号から前記所定の識別コードに対応する識別映像信号を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された識別映像信号と前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、
    検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、
    遊技機を制御する遊技機制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置を駆動制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記各制御信号に対応してそれぞれ所定の識別コードが付された画像パターンを記憶する画像パターン記憶手段と、
    前記制御信号に基づいて所定の識別コードが付された画像パターンを作成する画像パターン作成手段と、
    種々の画像パターンを表示するための画像形成データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに基づいて画像形成データをフレームバッファに配置して前記図柄表示装置に映像信号として出力する映像信号出力手段と、
    前記フレームバッファから前記所定の識別コードに対応する画像形成データを読み出して、該画像形成データと前記画像パターン作成手段によって作成された画像パターンに付された所定の識別コードとが一致するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を表す不一致情報を記憶する不一致情報記憶手段と、
    検査出力端子を介して検査制御信号が入力された場合には、前記不一致情報記憶手段に記憶される不一致情報を該検査出力端子を介して出力するように制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、前記第2判定手段によって一致しないと判定された場合には、この一致しない旨を図柄表示装置を介して報知するように制御する報知制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記フレームバッファの画像形成データが配置可能な仮想画面表示領域は、前記図柄表示装置の表示画面に表示される画像形成データが配置される実画面表示領域よりも広く形成され、
    前記所定の識別コードに対応する画像形成データは、前記仮想画面表示領域の実画面表示領域外の部分に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
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