JP2007235800A - リング発振回路とこれを用いたpll発振回路とこのpll発振回路を用いた高周波受信装置 - Google Patents

リング発振回路とこれを用いたpll発振回路とこのpll発振回路を用いた高周波受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の周波数変化範囲を確保しながら位相雑音特性を改善する。
【解決手段】インバータ21〜23がリング状に直列接続されたリング発振部20aと、リング発振部20aに対応する複数のインバータ24〜26がリング状に直列接続されたリング発振部20b、対応するインバータ21と24、22と25、23と26の出力間にインバータ21、22、23側を入力として接続されたインバータ27、29、31と、インバータ24、25、26側を入力として接続されたインバータ28、30、32と、インバータ21〜23、24〜26に制御電圧を供給する第1の制御端子47とを備えたリング発振回路で、インバータ27〜32の入力にゲート電圧で抵抗値が変化するMOSFET41〜46を設け、MOSFET41〜46のゲートに制御電圧を供給する第2の制御端子48を設け、第1、第2の制御端子47、48に供給する電圧により発振周波数を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波受信装置に用いられる発振周波数を可変にしたリング発振器に関するものである。
近年、携帯用の高周波受信装置では、低消費電力化に伴う低電圧化と携帯時の小型化が要望されている。この携帯用の高周波受信装置を構成する発振回路にリング発振回路を用いることにより実現が可能となる。すなわち、このリング発振回路は、低電圧駆動でも発振周波数の可変範囲が確保でき、またスパイラルインダクタが不要である等の理由で小型化に適している。
図7は、従来のリング発振回路のブロック図である。このリング発振回路1は、複数のインバータ2、3、4がリング状に直列接続されたリング発振回路5と、インバータ6、7、8がリング状に直列接続されたリング発振回路9と、インバータ2の出力からインバータ6の出力に向かって順方向と逆方向にそれぞれ接続されたインバータ10、11と、インバータ3の出力からインバータ7の出力に向かって順方向と逆方向にそれぞれ接続されたインバータ12、13と、インバータ4の出力からインバータ8の出力に向かって順方向と逆方向にそれぞれ接続されたインバータ14、15と、インバータ2、3、4、6、7、8に制御電圧を供給する制御端子16とを有するものである。
リング発振回路5では、インバータ2の出力信号は、インバータ2の出力抵抗とインバータ3の入力容量により主に充放電の動作が行われる。これにより、インバータ2の出力信号は、位相が遅れる。同様にして、インバータ3、4の出力信号は、さらに位相が遅れる。
また、リング発振回路1の発振条件と発振周波数は、主にリング発振回路5あるいは9により決定される。すなわち、リング発振回路5、9の発振条件としては、インバータ4、8から出力信号がそれぞれインバータ2、6の入力信号に対して360度遅れ、かつこの入力信号におけるリング発振回路5、9の増幅度が1以上の場合である。
以上のように、リング発振回路1の発振周波数は、インバータ2〜4、6〜8、10〜15のそれぞれ出力抵抗とそれぞれ入力容量に依存している。これらの出力抵抗と入力容量は、制御端子16への電圧を変えることにより可変できる。このようにして、リング発振回路1の発振周波数を変えることができるものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−177381号公報
しかしながら、従来のリング発振回路では、一つの制御端子16に加える電圧を変化させることにより、所定の周波数の変化範囲を実現している。従って、電圧に対する周波数変化量である周波数感度が高くなる。このため、リング発振回路の位相雑音特性が劣化していた。
そこで本発明は、この問題を解決したものであり、所定の周波数の変化範囲を確保しながら、位相雑音特性を改善するものである。
この目的を達成するために、本発明のリング発振回路は、第3、第4のインバータの入力にそれぞれ電圧で抵抗値が変化する可変抵抗を設けるとともにこれらの可変抵抗に制御電圧を供給する第2の制御端子を設け、前記第2の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量の方が、前記第1の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量より小さく設定したものである。
これにより、所定の周波数変化範囲を確保しながら、位相雑音特性を改善することができる。
以上のように本発明によれば、第3、第4のインバータの入力にそれぞれ電圧で抵抗値が変化する可変抵抗を設けるとともにこれらの可変抵抗に制御電圧を供給する第2の制御端子を設け、前記第2の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量の方が、前記第1の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量より小さく設定する。
このように、第1の制御端子による可変範囲を大きく設定しているので、所定の周波数の変化範囲を確保できる。また、第2の制御端子による周波数の可変範囲を小さく設定しているので、位相雑音を改善することができる。これにより、例えば選局開始時には、これら第1、第2の制御端子を用いてPLL制御すれば、第1の制御端子により高速にPLL制御することができる。さらに、PLLロックアップ後には、第2の制御端子のみを用いて低速にPLL制御することができるので、優れた位相雑音特性を得ることができる。
以上のように、所定の周波数変化範囲を確保しながら、位相雑音特性を改善できる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるリング発振回路20の回路図である。図1において、リング発振回路20は、リング発振部20aと、リング発振部20bと、これらリング発振部20a、20bの間に接続される制御部20cとから構成されている。21〜32は入力信号を反転して出力するインバータである。
リング発振部20aは、インバータ21、22、23が直列接続されている。すなわち、インバータ21の出力はインバータ22の入力に接続され、インバータ22の出力はインバータ23の入力に接続され、インバータ23の出力はインバータ21の入力に接続されている。
リング発振部20bは、インバータ24、25、26から構成されている。インバータ24の出力はインバータ25の入力に接続され、インバータ25の出力はインバータ26の入力に接続され、インバータ26の出力はインバータ24の入力に接続されている。
これらリング発振部20a、20bの間に接続される制御部20cについて以下説明する。
インバータ21の出力はNチャンネルMOSFET(以下NMOSFETという)41のドレインに接続されている。このNMOSFET41のソースはインバータ27の入力に接続されている。このインバータ27の出力はインバータ24の出力に接続されている。このインバータ24の出力はNMOSFET42のドレインに接続されている。このNMOSFET42のソースはインバータ28の入力に接続されている。このインバータ28の出力はインバータ22の入力に接続されている。
同様に、インバータ22の出力はNMOSFET43のドレインに接続されている。このNMOSFET43のソースはインバータ29の入力に接続されている。このインバータ29の出力はインバータ25の出力に接続されている。このインバータ25の出力はNMOSFET44のドレインに接続されている。このNMOSFET44のソースはインバータ30の入力に接続されている。このインバータ30の出力はインバータ23の入力に接続されている。
さらに同様に、インバータ23の出力はNMOSFET45のドレインに接続されている。このNMOSFET45のソースはインバータ31の入力に接続されている。このインバータ31の出力はインバータ26の出力に接続されている。このインバータ26の出力はNMOSFET46のドレインに接続されている。このNMOSFET46のソースはインバータ32の入力に接続されている。このインバータ32の出力はインバータ21の入力に接続されている。
また、インバータ21〜32のそれぞれの電源入力は、ともに第1の制御端子47に接続されている。そして、NMOSFET41〜46のそれぞれのゲートは、ともに第2の制御端子48に接続されている。
さらに、インバータ23、26の出力には、それぞれ増幅器49、50の入力が接続されている。これら増幅器49、50の出力は、出力端子49a、50aにそれぞれ接続されている。
なお、NMOSFET41〜46の代わりにPチャンネルMOSFETを用いてもよい。
以上のように構成されたリング発振回路20の発振動作について図1を用いて説明する。最初に、リング発振部20aの発振条件について説明する。リング発振部20aでは、インバータ21の入力がインバータ21、22、23で反転されてインバータ21に戻ってくる。このインバータ21、22、23で構成されるリング発振部20aのループ増幅度が1以上であって、リング発振部20aでのループ位相遅れが360度となる場合に発振する。このリング発振部20aの発振動作は、リング発振部20bにおいても同様である。
これらリング発振部20a、20b間を接続する制御部20cのインバータ27〜32は、同じ特性のインバータを用いている。このため、リング発振部20a、20bの発振信号は、互いに差動の動作となる。この差動の動作としたリング発振回路20の出力信号は、出力端子49a、50aから差動の信号として出力される。
次に、リング発振回路20の発振周波数について説明する。このリング発振回路20の発振周波数は、インバータ21〜23あるいはインバータ24〜26を通過する場合の伝播遅延時間によって決定される。
この伝播遅延時間とは、たとえばロー(0V)からハイ(3V)に変化した信号がインバータ21に入力され、インバータ23からロー(0V)からハイ(3V)に変化した信号が出力されるまでの時間である。また、この伝播遅延時間は、インバータ21〜23あるいはインバータ24〜26の増幅度と、これらインバータの出力にそれぞれ接続される充放電回路により主に決定される。
なお、インバータ21〜32には、同じ特性のインバータを用いているので、リング発振部20bと制御部20cの発振周波数は、リング発振部20aと制御部20cによる発振周波数と等しくなる。従って、リング発振回路20の発振周波数については、リング発振部20aと制御部20cを代表例として、以下説明する。
図2は、インバータ21〜32に用いているインバータの回路図である。図2において、これらインバータ21〜32に使用しているインバータ57は、電圧が供給される3Vの電源入力60と、この電源入力60にドレイン58aが接続されたPチャンネルMOSFET58と、このPチャンネルMOSFET58のソース58bがドレイン59aに入力されるとともにソース59bがグランドに接続されたNチャンネルMOSFET59と、これらPチャンネルMOSFET58のゲート58cとNチャンネルMOSFET59のゲート59cがともに接続された入力61と、PチャンネルMOSFET58のソース58bとNチャンネルMOSFET59のドレイン59aがともに接続された出力62から構成されている。
このように構成されたインバータ57の動作について説明する。入力61に0Vの信号が入力されると、PチャンネルMOSFET58がオン、NチャンネルMOSFET59がオフとなり、出力62は電源入力60と同じ3Vとなる。また、入力61に例えば電源入力60と同じ3Vの電圧が入力されると、PチャンネルMOSFET58がオフ、NチャンネルMOSFET59がオンとなり、出力62は0Vとなる。このように、入力の電圧に応じて、出力からは反転された信号が出力される。
なお、電源入力60は、インバータ21〜32の電源入力にそれぞれ相当し、入力61は、インバータ21〜32の入力にそれぞれ相当し、出力62は、インバータ21〜32の出力にそれぞれ相当している。
図3は、各インバータ21〜23、24〜26の出力に接続されるそれぞれの充放電回路の図を示している。また、代表例として、インバータ21の出力65に接続される等価回路64を表している。
この等価回路64において、インバータ21の出力65とインバータ22の入力66との間に接続された等価等価抵抗67は、インバータ21の内部の抵抗である。また、入力66とグランド間には、インバータ22の内部容量であるコンデンサ68が接続される。さらに、入力66とグランド間には、NチャンネルMOSFET41のドレインとソース間の等価抵抗69とインバータ27の入力の容量70からなる直列接続体が接続されている。
例えば、0Vの信号がインバータ21に入力されると、このインバータ21からは3Vの信号が出力される。この3Vの信号は、等価回路64により充電される。次に、インバータ21に3Vの信号が入力されると、インバータ21から0Vの信号が出力される。このインバータ21の出力により、等価回路64により充電された電荷が放電する。
このインバータ21の充放電の動作は、インバータ22〜26においても同様である。このようにして、インバータ21〜23の出力での充放電時間が決定される。
このようにして、リング発振回路20の発振周波数は、インバータ21〜23あるいはインバータ24〜26を通過する場合の伝播遅延時間によって決定される。
このリング発振回路20の発振周波数を、リング発振部20aと制御部20cを用いて説明する。発振条件としては、リング発振部20aのループ位相遅れが360度となる場合である。このループ位相遅れ360度は、インバータ21、22、23による位相遅れと、これらインバータ21、22、23の出力にそれぞれ接続された3個の等価回路64による位相遅れを加えた合計とすればよい。
インバータ21〜23による位相遅れは、インバータ21〜23の奇数個から構成されているので、180度となる。従って、3個の等価回路64による位相遅れは、ループ位相遅れ360度からリング発振部20aによる位相遅れ180度を差し引いた180度となる。このため、1個の等価回路64による位相遅れは、180度を3で割った60度となり、360度に対して6分の1となる。
例えば、リング発振回路20の発振周波数を1GHz(1nsec)とする。この場合の等価回路64による伝播遅延時間は、1nsecに6分の1を掛けた1/6nsecとすればよい。
一方、等価回路64による時定数は、コンデンサ68、70の合成された容量値と等価抵抗67を乗じたものである。コンデンサ68、70の合成された容量値を0.4pFとし、等価抵抗67の抵抗値を15KΩとすると、およそ1GHzとできる。なお、説明を簡略化するために、等価抵抗69は0Ωとしている。
このようにして、インバータ21から26の出力に接続される等価回路64の時定数を変えることにより位相遅れを持たせる。この位相遅れにより、伝播遅延時間を変えることができるので、リング発振回路20の発振周波数を変化させることが可能となる。
このリング発振回路20の発振周波数の変化について説明する。まず、第1の制御端子47を用いた場合のリング発振回路20の発振周波数について、リング発振部20aを用いて説明する。この第1の制御端子47に印加される電圧を大きくするとインバータ21〜23の各出力信号が大きくなり、後段のインバータの入力容量への充電時間が短縮される。これにより、伝播遅延時間は短くなって、発振周波数を高くすることができる。
また、この電圧を小さくするとインバータ21〜23の各出力信号が小さくなり、後段のインバータの入力容量への充電時間が長くなる。これにより、伝播遅延時間は長くなって、発振周波数を低くすることができる。
以上のようにして、第1の制御端子47へ供給する電圧を変化させることによりリング発振回路20の発振周波数を可変制御することができる。この第1の制御端子47への電圧を変化すると、インバータ21〜26の増幅度を大きく変えることができる。これにより、発振周波数の変化範囲が大きくなり、所定の発振周波数の変化範囲を確保することができる。
しかしながら、発振周波数の変化範囲が大きくなると、リング発振回路20の位相雑音は劣化する。この位相雑音の劣化に対しては、第2の制御端子48を用いることにより、大幅に改善することができる。
以下、この第2の制御端子48を用いた周波数の変化について、リング発振部20aを用いて説明する。この第2の制御端子48への電圧を変化させることにより、NチャンネルMOSFET41〜46のゲート電圧への電圧が変化する。これにより、NMOSFET41、43、45のドレインとソース間の等価抵抗値をそれぞれ可変することができる。
すなわち、インバータ21、22、23の出力信号は、NMOSFET41、43、45のドレインとソース間のそれぞれの等価抵抗を介して、インバータ27、29、31のそれぞれの入力容量に充電される。これにより、インバータ21、22、23のそれぞれの伝播遅延時間を変化させることができる。リング発振部20bについても、リング発振部20aと同様である。
このようにして、第1の制御端子47への電圧を変化させることにより、リング発振回路20の発振周波数を大幅に変化することができるので、PLLを用いた高速制御が可能となる。一方、第2の制御端子48への電圧を変化させることにより、リング発振回路20の発振周波数を微小に変化することができるので、PLLを用いた小さい位相雑音における低速制御が可能となる。
図4は、第1の制御端子47、第2の制御端子48の電圧変化による周波数変化の図である。図4において、横軸72は制御電圧(V)を示し、縦軸73は周波数(MHz)を表している。特性74は、第1の制御端子47に印加した電圧に対する周波数である。
例えば、第1の制御端子47への電圧を0.5〜2.5Vとすることにより、200MHz可変できる。すなわち、周波数感度は、100MHz/Vとなる。特性75は、第2の制御端子48に印加した電圧に対する周波数である。
例えば、第2の制御端子48への電圧を0.5〜2.5Vとすることにより、50MHz可変できる。すなわち、周波数感度は、25MHz/Vとなる。
このように、第2の制御端子48による電圧に対する周波数の変化は、第1の制御端子47による電圧に対する周波数の変化より略4分の1の微小変化とできる。この第2の制御端子48による周波数感度は、NMOSFET41〜46のドレインとソース間の内部抵抗により変わるものである。
一般的に、PLL制御された発振器において、電圧に対する周波数の変化量である周波数感度を小さくすると、発振器の位相雑音を小さくできる。従って、低い周波数感度とできる第2の制御端子48を用いて周波数を変化することにより、リング発振回路20の位相雑音を小さくできる。
なお、NチャンネルMOSFET41〜46のドレインに直列に抵抗71(図示せず。)をそれぞれ挿入してもよい。この場合には、NチャンネルMOSFET41〜46のドレインとソース間の等価抵抗69の変化による周波数変化量は、抵抗71を挿入することによりさらに小さく設定できる。この抵抗71の値を選ぶことにより、第2の制御端子48による周波数可変量を最適化できる。これにより、リング発振回路20の位相雑音を用途に応じてさらに最適化できる。
以上のように、リング発振回路20では、第1の制御端子47による可変範囲を大きく設定し、第2の制御端子48による可変範囲を小さく設定している。このリング発振回路20の発振周波数は、PLL(フェイズロックドループ)により制御できる。このPLL制御の開始時には、周波数を大きく可変できる第1の制御端子47を用いる。さらに、PLLロックアップ後には、周波数を小さく可変できる第2の制御端子48のみを用いる。なお、PLL制御の開始時には、第1の制御端子47、第2の制御端子48の両方を用いてもよい。
これにより、PLL制御開始時に周波数変化範囲を大きくして高速動作とし、受信時に低速動作として優れた位相雑音特性とできるリング発振回路を実現できる。
(実施の形態2)
図5は、実施形態2における高周波受信装置のブロック図である。この実施形態2における高周波受信装置は、実施の形態1のリング発振回路20を用いた高周波受信装置200のブロック図である。この高周波受信装置200で受信する信号として、例えばISDBTのデジタル信号の場合について説明する。
なお、図5で使用した部品について、図1と同じものについては同一の番号を付して説明を簡略化している。
図5において、高周波受信装置200は、高周波受信部201とPLL発振回路202とから構成されている。高周波受信部201は、アンテナ200aに接続されるアンテナ端子201aと、このアンテナ端子201aに入力が接続されたフィルタ203と、このフィルタ203の出力が接続された増幅器204と、この増幅器204の出力が一方の入力に接続される混合器205と、この混合器205の出力が入力に接続されたフィルタ206と、このフィルタ206の出力が接続された増幅器207と、この増幅器207の出力が接続された復調回路208と、この復調回路208の出力208aからの復調信号が供給される出力端子209とから構成されている。
また、PLL発振回路202は、リング発振回路20の出力端子49a、50aの少なくとも一方が入力218aに接続されたプログラマブルデバイダ218と、基準発振器216と、この基準発振器216の出力が接続されるとともに分周可能な分周器217と、この分周器217の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力にはプログラマブルデバイダ218の出力が接続された位相比較器219と、この位相比較器219の一方の出力が接続されたチャージポンプ220と、このチャージポンプ220の出力が入力223aに接続されたPLL選択回路223と、このPLL選択回路223の出力223b、223cが第1の制御端子47、第2の制御端子48にそれぞれ接続されたリング発振回路20と、PLL選択回路223の入力223dを介して制御信号を供給するスイッチ制御回路227とから構成されている。
さらに、リング発振回路20の出力端子49a、50aは、混合器205の他方の入力に接続する。また、スイッチ制御回路227の一方の入力には、位相比較器219の他方の出力から供給されるロックディテクタ信号が供給され、他方の入力には、復調回路208の出力208aから出力される復調信号が供給されている。
また、PLL選択回路223は、入力223aと出力223bとの間に接続された電子スイッチ231と、入力223aとグランド間に接続された抵抗234とコンデンサ235からなる直列接続体236と、出力223bとグランド間に接続されたコンデンサ237と、出力223cとグランド間に接続されたコンデンサ238とから構成され、入力223aと出力223cとは直接接続されている。
そして、PLL発振回路202を制御するための選局データが、選局制御回路230から供給されている。この選局制御回路230からの制御信号により、分周器217とプログラマブルデバイダ218とチャージポンプ220とスイッチ制御回路227が制御される。
以上のように構成された高周波受信装置200の動作について以下説明する。アンテナ200aに入力された高周波信号は、フィルタ203にて妨害信号が除去され、さらに増幅器204により利得制御される。この増幅器204の出力信号とリング発振回路20の出力信号とが混合器205に入力される。この混合器205からの周波数変換された出力信号は、フィルタ206によって不要成分が除去され、増幅器207によって利得制御される。この増幅器207の出力信号は、復調回路208に入力される。この復調回路208により信号処理された復調信号は、出力端子209から出力される。
次に、PLL発振回路202の動作を説明する。リング発振回路20からの出力は、プログラマブルデバイダ218により分周される。また、基準発振器216からの出力は、分周器217により分周される。これらプログラマブルデバイダ218による分周周波数と分周器217からの分周周波数とが位相比較器219で比較される。この位相比較器219の出力信号は、チャージポンプ220に供給される。このチャージポンプ220の出力は、PLL選択回路223を介して第1の制御端子47、第2の制御端子48に供給されている。
例えば、PLL選択回路223のスイッチ231が短絡されている場合には、第1の制御端子47、第2の制御端子48には、抵抗234とコンデンサ235からなる直列接続体236とコンデンサ237、238からなるローパスフィルタで平滑化された出力が供給される。
そして、PLL選択回路223のスイッチ231が開放されている場合には、第1の制御端子47には、コンデンサ237のみが接続されている。第2の制御端子48には、直列接続体236とコンデンサ238からなるローパスフィルタで平滑化された出力が供給される。
図6は、デジタル復調信号249に対しての、各部の電圧のタイミングチャートである。図6において、復調信号249は、時間248とともに復調回路208から出力される復調信号である。動作250は、スイッチ231の動作状態を示しており、下線部をオフとし、上線部をオンとしている。制御電圧252、254は、スイッチ231をオンオフ制御した場合におけるそれぞれ第1、第2の制御端子47、48に現れる制御電圧である。
復調信号249は、選局前のノイズ信号249a、復調された有効シンボル249b、249cと、これら有効シンボル249b、249cの間に設けられたガードインターバル249dから構成されている。
この有効シンボル249cの長さを有効シンボル長249eとし、ガードインターバル249dの期間をガードインターバル期間249fとしている。これら有効シンボル長249eとガードインターバル期間249fを加えてシンボル長249gとしている。
スイッチ231は、動作250に示すようにスイッチ制御回路227により制御される。例えば、時間250aで選局が開始され、時間250bにおいて選局動作が完了した場合を説明する。この時間250a〜250bでは、スイッチ231は、動作250cで示すように短絡状態となる。
この動作250cで示すスイッチ231の短絡状態においては、リング発振回路20は、第1、第2の制御端子47、48の電圧により周波数制御される。この場合、第1の制御端子47の制御電圧252による周波数感度が、第2の制御端子48の制御電圧254による周波数感度より大きい。このため、第1の制御端子47の制御電圧252による周波数制御が支配的となるので、短時間での選局が可能となる。
この選局動作により、第1の制御端子47の制御電圧252は、制御電圧252aに示すように、電圧0Vから所定の電圧252bとなって選局が完了する。同様に、第2の制御端子48の制御電圧254は、制御電圧254aに示すように、電圧0Vから所定の電圧254bとなって選局が完了する。これにより、復調信号249は、選局完了前のノイズ信号249aからシンボル249bとなる。
この選局が完了すると、位相比較器219から出力されるロックディテクタ信号が、スイッチ制御回路227に入力される。このスイッチ制御回路227により、スイッチ231は動作250dに示すように開放状態とされる。
この動作250dの開放状態においては、周波数感度の小さい第2の制御端子48の制御電圧254cによりリング発振回路20は周波数制御される。一方、第1の制御端子47の制御電圧252は、制御電圧252cに示すように、コンデンサ237の電荷が放電するので、徐々に電圧が小さくなる。この制御電圧252cの電圧低下により発振周波数は小さくなる。これを補うために、制御電圧254は、制御電圧254cに示すように電圧が大きくなる。このように、リング発振回路20は、周波数感度が小さい第2の制御端子48により周波数制御されるので、位相雑音が小さくなる。
さらに、ガードインターバル249dが出力されるガイドインターバル期間249fでは、スイッチ制御回路227により、スイッチ231は、動作250eで示すように短絡状態とされる。これにより、リング発振回路20は、第1、第2の制御端子47、48によって周波数制御される。
これにより、制御電圧252cの小さくなった電圧を所定の電圧252bにすることができる。そして、制御電圧254cの大きくなった電圧は、所定の電圧254bとなる。
この場合、周波数感度が大きい第1の制御端子47による周波数制御が支配的となるので、短時間での選局動作が可能となるが、ガードインターバル期間249f内であるので、受信状態には影響がない。
そして、ガードインターバル期間249fの終了とともに、スイッチ231を開放状態とする。これにより、リング発振回路20は、第2の制御端子48の制御電圧254により周波数制御される。一方、第1の制御端子47の制御電圧252は、制御電圧252dに示すように、時間経過とともに電圧が低下していく。この制御電圧252dの電圧低下により発振周波数は小さくなる。これを補うために、第2の制御端子48の制御電圧254は、制御電圧254dに示すように時間経過とともに電圧が上昇する。
このようにして、有効シンボル249b、249cが出力されている期間では、スイッチ231を開放状態とすることにより、リング発振回路20は第2の制御端子48により周波数制御される。この第2の制御端子48による周波数感度は、小さく設定しているので、リング発振回路20の位相雑音を小さくできる。一方、第1の制御端子47には、チャージポンプ220の出力が接続されず、コンデンサ237に充電された電圧が印加されるので、位相雑音は抑圧される。
以上のように、高周波受信装置200を用いて高周波信号を受信する場合には、復調回路208からの復調信号249に基づいて、リング発振回路20の周波数制御を行う。
このリング発振回路20では、第1の制御端子47による可変範囲を大きく設定し、第2の制御端子48による可変範囲を小さく設定している。従って、時間250a〜250bで示す選局時あるいはガードインターバル期間249fの時には、リング発振回路20の第1の制御端子47、第2の制御端子48を共に用いるので、高速の周波数制御を行うことができる。また、有効シンボル249b、249cを受信時には、リング発振回路20の第2の制御端子48のみを用いるので、低速の周波数制御を行うことができる。
これにより、有効シンボル249b、249cを受信する期間中は、混合器205に入力される発振信号の位相雑音を小さくできるので、受信感度の優れた高周波受信装置200を実現することができる。
なお、スイッチ231に並列に抵抗231a(図示せず)を接続してもよい。この場合には、スイッチ231をオフとしたときに抵抗231aが接続されることになる。この抵抗231aの抵抗値を選ぶことにより、制御電圧252c、252dの電圧低下を小さくできる。従って、ガードインターバル期間249fあるいは同期信号の期間がより短い場合であっても、位相雑音の少ない周波数制御が可能となる。
さらに、ISDBTのデジタル信号を受信する場合について説明したが、DVBHのデジタル信号を受信する場合においても同様である。すなわち、ISDBTのガードインターバル期間249fの代わりにDVBHのタイムスライシングの無信号期間とすればよい。
さらにまた、アナログ信号を受信する場合においても同様である。すなわち、デジタル信号でのガードインターバル期間249fの代わりにアナログ信号の同期信号の期間を用いればよい。
本発明のリング発振回路は、所定の周波数変化範囲を確保しながら、優れた位相雑音特性を有するものである。従って、高周波受信装置の発振回路に適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるリング発振回路のブロック図 同、電圧制御型CMOSインバータの回路図 同、インバータの出力に接続される充放電等価回路図 同、制御端子への電圧変化に対する周波数変化の特性図 本発明の実施の形態2における高周波受信装置のブロック図 同、各部の電圧タイミングチャート 従来のリング発振回路のブロック図
符号の説明
20 リング発振回路
20a リング発振部
20b リング発振部
20c 制御部
21 インバータ
22 インバータ
23 インバータ
24 インバータ
25 インバータ
26 インバータ
27 インバータ
28 インバータ
29 インバータ
30 インバータ
31 インバータ
32 インバータ
41 NMOSFET
42 NMOSFET
43 NMOSFET
44 NMOSFET
45 NMOSFET
46 NMOSFET
47 第1の制御端子
48 第2の制御端子

Claims (8)

  1. 複数の第1のインバータがリング状に直列接続された第1のリング発振回路と、この第1のリング発振回路に対応する複数の第2のインバータがリング状に直列接続された第2のリング発振回路と、それぞれ対応する前記第1、第2のインバータの出力間に前記第1のインバータ側を入力として接続された第3のインバータと、それぞれ対応する前記第1、第2のインバータの出力間に前記第2のインバータ側を入力として接続された第4のインバータと、前記第1、第2のインバータに制御電圧を供給する第1の制御端子とを備え、前記第3、第4のインバータの入力にそれぞれ電圧で抵抗値が変化する可変抵抗を設けるとともにこれらの可変抵抗に制御電圧を供給する第2の制御端子を設け、前記第2の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量の方が、前記第1の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量より小さく設定したリング発振回路。
  2. 可変抵抗として、ゲート端子が第2の制御端子に接続されたMOSFETを用いた請求項1に記載のリング発振回路。
  3. 可変抵抗にシリーズに固定抵抗を挿入することにより、第2の制御端子に供給する電圧による周波数の変化量を小さく設定した請求項1に記載のリング発振回路。
  4. 請求項1に記載のリング発振回路と、このリング発振回路から出力される発振信号が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には基準発振器が接続された位相比較器と、この位相比較器からの出力が接続されたチャージポンプ回路と、このチャージポンプ回路の出力と前記リング発振器の第1の制御端子との間に接続されたスイッチと、前記第1、第2の制御端子とグランド間にそれぞれ接続された第1、第2のコンデンサと、前記リング発振回路の発振周波数を制御する選局データが入力されるPLL制御端子とからなるPLL発振回路であって、前記スイッチを短絡することにより前記リング発振回路の発振周波数を高速にPLL制御し、前記スイッチを開放することにより前記リング発振回路の発振周波数を低速にPLL制御するPLL発振回路。
  5. スイッチに対して並列に抵抗を接続し、前記スイッチの開放状態において、前記抵抗により第1の制御端子の電圧低下を緩和することにより、リング発振回路の周波数制御を短時間に行うことができる請求項4記載のPLL発振回路。
  6. 請求項4に記載のPLL発振回路からの発振信号が一方の入力に供給される混合器と、この混合器の他方の入力に高周波信号が入力される入力端子と、前記混合器から出力される希望信号が供給される復調回路とが設けられた高周波受信装置であって、前記復調回路からの復調信号がスイッチ制御回路に供給されてスイッチの制御が行われることにより、選局開始時あるいはガードインターバル期間中は前記スイッチを短絡して、前記リング発振回路の発振周波数を制御し、有効シンボルを受信時には前記スイッチを開放して前記リング発振回路の発振周波数を制御する高周波受信装置。
  7. ガードインターバル期間の代わりにタイムスライシングの無信号期間を用いた請求項6に記載の高周波受信装置。
  8. ガードインターバル期間の代わりに同期信号期間を用いた請求項6に記載の高周波受信装置。
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