JP2007233566A - 制御盤製造支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御盤への部品取付けや部品間の接続を作業性よく後戻り作業を生じることなく行うこと。
【解決手段】装置本体30と、作業者が制御盤製造作業情報の入力を行う入力装置5と、制御盤製造作業情報の表示を行う表示装置4と、制御盤製造に用いる部品または電線7に付された識別子8を読み込む識別子読込装置6とを備え、装置本体30は、制御盤製造用図面を作成する図面作成手段1と、制御盤製造に用いる部品の描画データを格納する部品描画データベース9と、制御盤製造用図面ファイルを格納する図面データベース10と、制御盤製造に必要な部品情報を格納する部品データベース11と、制御盤製造に必要な電線情報を格納する電線データベース12と、各データベース9,10,11,12の検索を行う検索処理手段2と、識別子読込装置6と表示装置4および入力装置5との入出力処理を行う入出力処理手段3とを備えている構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】装置本体30と、作業者が制御盤製造作業情報の入力を行う入力装置5と、制御盤製造作業情報の表示を行う表示装置4と、制御盤製造に用いる部品または電線7に付された識別子8を読み込む識別子読込装置6とを備え、装置本体30は、制御盤製造用図面を作成する図面作成手段1と、制御盤製造に用いる部品の描画データを格納する部品描画データベース9と、制御盤製造用図面ファイルを格納する図面データベース10と、制御盤製造に必要な部品情報を格納する部品データベース11と、制御盤製造に必要な電線情報を格納する電線データベース12と、各データベース9,10,11,12の検索を行う検索処理手段2と、識別子読込装置6と表示装置4および入力装置5との入出力処理を行う入出力処理手段3とを備えている構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、発電用プラントや産業用プラントに備えられる制御盤の製造をコンピュータを用いて支援する制御盤製造支援装置に関する。
従来、発電用プラントや産業用プラントに備えられる制御盤(以下、「盤」と省略する)の製造方法としては、盤の製造上必要な部品を外部から受け入れる部品受入工程と、この部品受入工程から搬入されてくる部品を各盤組立単位ごとに分別しストックする部品ストック工程と、ある特定の盤の製造時に前記ストックされた部品の中から当該盤対応の部品を払い出すマーシャリング工程と、このマーシャリング工程で払い出される部品を所定場所に搬送し部品の盤筐体内への取付けを行う組立工程とを有する製造方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、製造支援装置に関しては、設計データから製造作業データを記憶する記憶手段と、タッチ式読み取り手段から読み取った部品データ基づいて前記記憶手段から製造上必要なデータを読み出して取付位置を図面上で点滅表示し、かつ作業完了のタッチを受けて取付位置の点滅表示を色変えして静止点灯表示とするようにした製造支援装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−204510号公報
特開平6−214995号公報
上述した従来の発電用プラントや産業用プラントの盤製造においては、組立着工後に用品不足に気づくことによる後戻りが発生することがある。また盤組立作業においては、盤全体の組立図や各ユニット毎の組立図面や配線接続図などの様々な盤製造用図面を手元で参照し、部品の取付位置や配線の接続先などを複数の図面を見て考えながら組立作業を行うことが多い。また盤組立後の検査段階では、部品や電線の取付けミスに気づく等の後戻りが発生することがあり、作業効率が悪く製造リードタイムが長いという課題がある。
特許文献2に開示されているような製造支援装置は、盤製造においては組立図や配線接続図等は盤全体の図面や各ユニット毎の図面など様々に分かれていることが多いため、盤全体の図面を参照後にユニット内詳細図面を参照するといったように様々な製造情報を作業者が参照し考えながら行う組立作業の場合は適用困難であるといった課題がある。
そこで本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、制御盤への部品取付けや部品間の接続を作業性よく後戻り作業を生じることなく行うことを可能とする制御盤製造支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の制御盤製造支援装置は、装置本体と、作業者が制御盤製造作業情報の入力を行う入力装置と、制御盤製造作業情報の表示を行う表示装置と、制御盤製造に用いる部品または電線に付された識別子を読み込む識別子読込装置とを備え、前記装置本体は、制御盤製造用図面を作成する図面作成手段と、制御盤製造に用いる部品の描画データを格納する部品描画データベースと、制御盤製造用図面ファイルを格納する図面データベースと、制御盤製造に必要な部品情報を格納する部品データベースと、制御盤製造に必要な電線情報を格納する電線データベースと、前記部品描画データベース、前記図面データベース、前記部品データベースおよび前記電線データベースの検索を行う検索処理手段と、前記識別子読込装置と前記表示装置および前記入力装置との入出力処理を行う入出力処理手段とを備えている構成とする。
本発明によれば、制御盤への部品取付けや部品間の接続を作業性よく後戻り作業を生じることなく行うことを可能とする制御盤製造支援装置を提供することができる。
以下、本発明の制御盤製造支援装置の実施の形態を図1ないし図11を参照して説明する。
本実施の形態の制御盤製造支援装置は、図1に示すように、装置本体30と、作業者が盤製造作業情報の入力を行う入力装置5と、盤製造作業情報の表示を行う表示装置4と、盤製造に用いる部品または電線7に貼付された識別子であるICタグ8を読み込む識別子読込装置であるICタグリーダ6とを備えている。
本実施の形態の制御盤製造支援装置は、図1に示すように、装置本体30と、作業者が盤製造作業情報の入力を行う入力装置5と、盤製造作業情報の表示を行う表示装置4と、盤製造に用いる部品または電線7に貼付された識別子であるICタグ8を読み込む識別子読込装置であるICタグリーダ6とを備えている。
装置本体30は、盤製造用図面を作成する図面作成手段1と、盤製造に用いる部品の描画データを格納する部品描画データベース9と、盤製造用図面ファイルを格納する図面データベース10と、盤製造に必要な部品情報を格納する部品データベース11と、盤製造に必要な電線情報を格納する電線データベース12と、各データベース9,10,11,12の検索を行う検索処理手段2と、ICタグリーダ6と表示装置4および入力装置5との入出力処理を行う入出力処理手段3とを備えている。
なお、識別子および識別子読込装置はICタグ8およびICタグリーダ6を例に説明するが、この他にバーコードおよびバーコードリーダ等の適用も可能である。
(準備段階)
本実施の形態の制御盤製造支援装置においては、図面作成手段1を動作させてまず設計担当者が盤製造作業のための図面作成を行う。このときの表示画面の一例を図2に示す。図示のように、盤の左側面、裏面、右側面に取り付ける部品の位置および部品番号が描画される。図面は、X座標とY座標を用いて描画位置が管理されており、各部品ごとに「部品番号」、「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」、「描画終了Y座標」および「階層番号」が属性として保持されている。
本実施の形態の制御盤製造支援装置においては、図面作成手段1を動作させてまず設計担当者が盤製造作業のための図面作成を行う。このときの表示画面の一例を図2に示す。図示のように、盤の左側面、裏面、右側面に取り付ける部品の位置および部品番号が描画される。図面は、X座標とY座標を用いて描画位置が管理されており、各部品ごとに「部品番号」、「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」、「描画終了Y座標」および「階層番号」が属性として保持されている。
ここで、「部品番号」および「階層番号」は設計者が画面上で入力し、「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」および「描画終了Y座標」は設計者が図面上で部品を描画した際に自動的に取得される。また、「部品番号」は盤内で各部品を一意に識別できるような番号を採番する。
「階層番号」は、各部品毎に、盤全体に関する図面に描画されている場合は1、ユニットの詳細図面に描画されている場合は2、器具個々の拡大図面等の場合は3といった具合に、当該部品が描かれている図面の詳細度が増すにつれて大きい番号を付番する。
なお、本実施の形態でいう図面とは、設計者がCAD等で作成した図面に限定するものではなく、例えば各器具やユニットの写真データ等を図面として活用することも可能である。
図面作成が終わると、設計者が図2に示されている「データ保存」ボタン18を押し、図面ファイルを図面データベース10に、部品の描画データを部品描画データベース9にそれぞれ格納する。
図3は、図2で作成した図面の部品描画データを保存した部品描画データベース9のデータ項目およびデータ例を示したものである。具体的には、各部品毎に「図面ファイル名」、「部品番号」、「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」、「描画終了Y座標」および「階層番号」の各項目に関するデータを部品描画データベース9に格納する。
図4は、図2で示した盤に取付けられるユニットの詳細図の一例である。部品番号「C1」および「C2」の部品は、図2の盤全体の図面でも描画されているが、図4のユニット詳細図にてさらに詳細に描画されている。このような場合、部品「C1」および「C2」の階層番号は、図2では「1」、図4では「2」となる。
図5は、図2および4で作成した図面の部品描画データを格納した部品描画データベース9のデータ項目およびデータ例を示したものである。図5に示すように、例えば部品番号「C1」のデータ件数は2件存在している。このように、部品描画データベース9上では、同一部品番号に対して複数のデータが存在する場合がある。
次に、部品データベース11の項目およびデータ例を、図6に示す。部品データベース11は、当該盤製造に必要な全ての部品の「部品番号」、「部品準備フラグ」および「部品取付フラグ」のデータを格納する。
「部品準備フラグ」は、当該盤製造に必要な部品が製造現場に不足無く準備されているかを判定するためのフラグである。また、「部品取付フラグ」は、当該部品が作業者によって盤内に取付けられたかを判定するためのフラグである。
電線データベース12の項目およびデータ例を図7に示す。電線データベース12は、当該盤製造に必要な全ての電線の「線番号」、「接続元部品番号」、「接続元端子番号」、「接続先部品番号」、「接続先端子番号」、「電線準備フラグ」および「電線取付フラグ」のデータを格納する。
「線番号」は、盤製造に必要な各々の電線に各電線を盤内で一意に識別できるような番号を採番する。「電線準備フラグ」は、当該盤製造に必要な電線が製造現場へ準備されているかを判定するためのフラグである。また、「電線取付フラグ」は、当該電線が作業者によって盤内に取付けられたかを判定するためのフラグである。
本実施の形態の制御盤製造支援装置を用いて制御盤を製造するにあたっては、予め、部品受入工程または部品ストック工程において、盤製造に必要な各々の部品に部品データベースに対応した「部品番号」情報の書き込まれたICタグ8を各部品毎に貼り付ける。
同様に、部品受入工程または部品ストック工程において、盤製造に必要な各々の電線に電線データベースに対応した「線番号」情報の書き込まれたICタグ8を、各電線毎に貼り付ける。
盤組立に着手する前に、盤製造作業者が「部品番号」データの書き込まれたICタグ8の貼り付けられた部品を順次、図1に示した制御盤製造支援装置のICタグリーダ6にかざすと、ICタグリーダ6にて読み取った「部品番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
検索処理手段2では、入出力処理手段3から受け取った「部品番号」データをキーに、部品データベース11を検索し、部品番号の一致する部品データを検出する。検出された部品データの「部品準備フラグ」を0から1に変更して更新する。
同様に、ICタグ8の貼り付けられた電線を順次、ICタグリーダ6にかざすと、ICタグリーダ6にて読み取った「線番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
検索処理手段2では、入出力処理手段3から受け取った「線番号」データをキーに、電線データベース12を検索し、線番号の一致する電線データを検出する。検出された電線データの「電線準備フラグ」を0から1に変更して更新する。
当該盤の製造現場に準備されている全ての部品および電線のICタグ8をタグリーダ6で読込完了後、部品データベース11および電線データベース12を検索する。部品準備フラグおよび電線準備フラグが0のレコードがあった場合は、製造に必要な部品、電線で準備不足のものがあると判定し、不足の部品または電線情報を、警告メッセージと共に表示装置4に表示する。
これにより、盤組立に着手する前に、必要な部品および電線が全て揃っているか否かを盤製造作業者が容易にチェックすることができ、盤組立に着手した後に部品や電線の不足に気づくといった後戻りを防ぐことができる。
(製造段階)
次に、盤へ部品取付作業を行うにあたり、盤製造作業者が「部品番号」データの書き込まれたICタグ8の貼り付けられた部品を手に取り、ICタグリーダ6にかざすと、ICタグリーダ6にて読み取った「部品番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
次に、盤へ部品取付作業を行うにあたり、盤製造作業者が「部品番号」データの書き込まれたICタグ8の貼り付けられた部品を手に取り、ICタグリーダ6にかざすと、ICタグリーダ6にて読み取った「部品番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
さらに、検索処理手段2において、入出力処理手段3から受け取った部品番号データをキーにして部品描画データベース9の検索を行い、部品番号が一致する部品描画データを検索する。検出した部品描画データより「図面ファイル名」を取得し、図面データベース10より当該図面ファイルデータを、入出力処理手段3を経由して表示装置4へ送信し、図面表示を行う。
なお、部品描画データベース9の検索で複数件数の部品描画データが検出された場合は、「階層番号」の最も小さい部品描画データを取得し、当該図面ファイルを表示装置4に表示する。
さらに、部品描画データベース9より取得した当該部品描画データの「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」および「描画終了Y座標」の情報を用い、表示装置4に表示した図面上で当該部品を他の器具と識別できる色彩にて描画する。
図8は、一例として、部品番号「R1」の部品のICタグ情報をICタグリーダ6にて読込を行い、対応する盤製造用図面を表示装置4に表示し、部品番号「R1」の部品を他の部品と識別できる色彩にて描画した場合の画面例を示したものである。
これにより、盤製造作業者は、都度図面にて部品の取付位置を探すこと無く、表示装置4にて、手に持っている部品の盤内取付位置を容易に確認することができる。
図9に、入力装置5のインタフェースの一例を示す。部品番号をキーにした部品描画データベース9の検索において複数件数の部品描画データが検索された場合は、盤製造作業者が入力装置5上の「次図面」ボタン22を押すことにより、階層番号が次に大きい部品描画データを部品描画データベースから検出し、当該図面ファイル名を取得する。これにより、当該図面ファイルデータを入出力処理手段3を通して表示装置4へ送信し、次図面の表示を行う。
また、部品描画データベース9より取得した該当する部品描画データの「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」および「描画終了Y座標」を用いて、表示装置4に表示した図面上で当該部品を他の器具と識別できる色彩にて描画する。以下、さらに階層番号が大きくなる場合の図面切り替えも同様である。
なお、盤製造作業者が入力装置5の「前図面」ボタン21を押すと、「階層番号」の小さい図面表示に切り替えて表示装置4に表示を行う。
これにより、盤製造作業者は部品取り付け位置を、例えば盤全体における部品の概略取付位置や、ユニット内の取付詳細位置など、図面を随時切り替えて容易に確認することが可能となり、様々な図面を参照しながら取付位置を考えるといった作業を削減することができる。
次に、盤製造作業者が図面を確認した後、部品取付を実施する場合は、入力装置5の「取付」ボタン25を押す。このとき、検索処理手段2で「部品番号」データをキーとして部品データベース11を検索し、部品番号の一致するレコードを検出し、検出されたレコードの「部品取付フラグ」を0から1に変更して更新する。
盤製造作業者が部品取付を行わない場合は、入力装置5の「取付中止」ボタン26を押す。この場合は、部品データベース11の当該部品データの「部品取付フラグ」は0のままとなる。
次に、電線の配線段階における動作について説明する。
図1に示した制御盤製造支援装置に対して、盤製造作業者が、線番号の書き込まれたICタグ8の貼り付けられた電線を手に持ち、ICタグリーダ6にICタグ8を読み込ませると、読み取った「線番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
図1に示した制御盤製造支援装置に対して、盤製造作業者が、線番号の書き込まれたICタグ8の貼り付けられた電線を手に持ち、ICタグリーダ6にICタグ8を読み込ませると、読み取った「線番号」データが、入出力処理手段3へ通知され入出力処理手段3から検索処理手段2へ通知される。
検索処理手段2では、入出力処理手段3から受け取った「線番号」データをキーとして電線データベース12の検索を行い、線番号の一致するレコードを探す。
検出したレコードの「接続元部品番号」および「接続先部品番号」をそれぞれキーとして、さらに部品データベース11を検索する。もし、いずれか一方の部品の「部品取付フラグ」が0であれば、当該電線を接続すべき部品の少なくとも一方が未取付けと判断し、未取付けの部品情報を、警告メッセージと共に表示装置4にて表示する。
これにより作業者は、電線の配線作業に着手した後に接続元または接続先の部品が未取付けであることに気づくといった後戻りを防止することができる。
接続元部品および接続先部品の「部品取付フラグ」がいずれも1の場合は、取得したレコードの「接続元部品番号」、「接続元端子番号」、「接続先部品番号」、「接続先端子番号」を、入出力処理手段3を通じて表示装置4に表示する。
さらに作業者が、入力装置5に設けられた「接続元部品」ボタンを押すと、接続元部品の部品番号をキーに部品描画データベース9および図面データベース10の検索を行い、接続元部品の取付位置を示す図面を表示装置4に表示する。
同様に、入力装置5に設けられた「接続先部品」ボタンを押すと、接続先部品の部品番号をキーに図面データベース10の検索を行い、接続先部品の位置を示す図面を表示装置4に表示する。
なお、作業者が入力装置5の「次図面」ボタン22や「前図面」ボタン21を押すことにより、図面の随時切り替えが可能である。
これにより、盤製造作業者は、手に持った電線の「接続元部品番号」、「接続元端子番号」、「接続先部品番号」および「接続先端子番号」の情報を容易に表示装置4で確認することができる。また、接続元部品および接続先部品の取付位置を表示装置4上で必要に応じて図面の詳細度を随時切り替えながら容易に参照することもできるので、電線の配線において接続元部品や接続先部品の情報を都度図面を見て探したり考えたりするといった作業を削減することができる。
また、電線の配線に関しては、一般に電線の両端に接続元および接続先の部品番号および端子番号の記載されたチューブマークを取付ける方法が知られているが、本実施の形態では、チューブマークは不要となる。
次に、作業者が表示装置4で確認した電線の取付を実施する場合は、入力装置5の「取付」ボタン25を押す。このとき、検索処理手段2で、「線番号」データをキーに、電線データベース12を検索し、線番号の一致するレコードを検出し、検出されたレコードの「電線取付フラグ」を0から1に変更して更新する。
作業者が表示装置4で確認した電線の取付けを行わない場合は、入力装置5の「取付中止」ボタン26を押すものとする。この場合は、電線データベース12の当該電線データの「電線取付フラグ」はゼロのままとなる。
(進捗状況確認)
次に、盤製造の進捗状況確認の動作について説明する。
部品データベース11および電線データベース12には、各々盤製造に必要な部品および電線のデータが格納されている。そこで、各々のレコード総件数のうち、取付フラグがゼロから1へ変更されたレコード件数の割合を計算することにより、部品および電線の取付進捗状況を把握する。
次に、盤製造の進捗状況確認の動作について説明する。
部品データベース11および電線データベース12には、各々盤製造に必要な部品および電線のデータが格納されている。そこで、各々のレコード総件数のうち、取付フラグがゼロから1へ変更されたレコード件数の割合を計算することにより、部品および電線の取付進捗状況を把握する。
例えば図10に示すように、「部品取付率:95%(95/100)、電線取付:30%(90/300)」という形で表示装置4に通知し表示する。さらに、未取付けの部品および電線のデータを、未取付品リストの形で表示装置4に表示することも可能である。電線の未取付品リストの表示においては、接続元部品および接続先部品が取付け済みかどうかの情報を含めて表示する。
これにより作業者は、未取付けの各電線に関して、接続先部品および接続元部品が取付済みか未取付けかを容易に把握することができる。
また、例えば製造現場に設置されている制御盤製造支援装置と事務所に設置されている管理者用端末をLANなどのネットワークで結び、上記製造進捗情報を管理者用端末に送信して表示するようにすれば、管理者は製造現場へ足を運ばなくても、事務所の管理者用端末にて、当該盤の製造進捗状況を随時把握することができる。
次に、盤製造進捗状況表示の他の実施例として、各図面上での部品取付状況の表示について説明する。
図面データベース10の中から図面ファイルを選択し、当該図面ファイル名をキーとして、部品描画データベース9を検索する。検出した各部品描画データの「部品番号」をキーにして、さらに部品データベース11を検索し、検出した各部品データの取付フラグが0か1かを判定する。
選択された図面ファイルを入出力処理手段3を経由して表示装置4にて表示すると共に、当該図面に描かれている全ての部品に関して、取付フラグが1の場合と0の場合で互いに識別できるような色彩にて、部品描画データベース9の「描画開始X座標」、「描画開始Y座標」、「描画終了X座標」および「描画終了Y座標」の情報を用いて表示装置4上で図面上に描画を行う。図11に、図面上での部品取付状況の表示画面例を示す。
これにより、取付済みの部品と未取付けの部品が共に識別できる色彩にて図面上に表示され、部品取付/未取付けの製造進捗状況が容易に把握できる。
(検査段階)
最後に、製造が終了した後の盤の検査段階における動作について説明する。
盤の製造が終了した後、検索処理手段2にて部品データベース11および電線データベース12を検索し、「部品取付フラグ」および「電線取付フラグ」に0のものが無いかどうかを検索する。もし「部品取付フラグ」または「電線取付フラグ」がゼロのものがあれば、未取付けの部品または電線があると判定し、作業者へ当該部品または電線の情報をアラームメッセージと共に表示装置4にて通知する。
最後に、製造が終了した後の盤の検査段階における動作について説明する。
盤の製造が終了した後、検索処理手段2にて部品データベース11および電線データベース12を検索し、「部品取付フラグ」および「電線取付フラグ」に0のものが無いかどうかを検索する。もし「部品取付フラグ」または「電線取付フラグ」がゼロのものがあれば、未取付けの部品または電線があると判定し、作業者へ当該部品または電線の情報をアラームメッセージと共に表示装置4にて通知する。
これにより、作業者が製造作業を終了後、検査作業に入ってから、部品や電線の未取り付けに気づくといった後戻りを防ぐことができる。
なお、本実施の形態の制御盤製造支援装置では、ユーザの要望によって様々の製造作業用データを入出力しメモリし表示することが可能である。
なお、本実施の形態の制御盤製造支援装置では、ユーザの要望によって様々の製造作業用データを入出力しメモリし表示することが可能である。
1…図面作成手段、2…検索処理手段、3…入出力処理手段、4…表示装置、5…入力装置、6…ICタグリーダ、7…部品または電線、8…ICタグ、9…部品描画データベース、10…図面データベース、11…部品データベース、12…電線データベース、16…部品番号入力エリア、17…階層番号入力エリア、18…「データ保存」ボタン、21…「前図面」ボタン、22…「次図面」ボタン、23…「接続元図面」ボタン、24…「接続先図面」ボタン、25…「取付」ボタン、26…「取付中止」ボタン、30…装置本体。
Claims (8)
- 装置本体と、作業者が制御盤製造作業情報の入力を行う入力装置と、制御盤製造作業情報の表示を行う表示装置と、制御盤製造に用いる部品または電線に付された識別子を読み込む識別子読込装置とを備え、前記装置本体は、制御盤製造用図面を作成する図面作成手段と、制御盤製造に用いる部品の描画データを格納する部品描画データベースと、制御盤製造用図面ファイルを格納する図面データベースと、制御盤製造に必要な部品情報を格納する部品データベースと、制御盤製造に必要な電線情報を格納する電線データベースと、前記部品描画データベース、前記図面データベース、前記部品データベースおよび前記電線データベースの検索を行う検索処理手段と、前記識別子読込装置と前記表示装置および前記入力装置との入出力処理を行う入出力処理手段とを備えていることを特徴とする制御盤製造支援装置。
- 前記識別子読込装置によって読み込んだ部品番号情報をもとに前記部品データベースと照合を行い、取付に必要な部品の不足がある場合に不足部品情報を警告メッセージと共に前記表示装置に表示する機能を有することを特徴とする請求項1記載の制御盤製造支援装置。
- 前記識別子読込装置によって読み込んだ部品番号情報をもとに前記図面データベースを検索し、図面上において部品の取付位置を他の部品と区別できる色彩によって前記表示装置に表示する機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の制御盤製造支援装置。
- 前記識別子読込装置によって読み込んだ電線番号情報をもとに前記電線データベースを検索し、該当する電線の接続元部品または接続先部品が取付済みか未取付けかを判定する機能と、接続元部品または接続先部品が未取付けであると判定した場合に、未取付部品情報を警告メッセージと共に前記表示装置に表示する機能を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の制御盤製造支援装置。
- 前記識別子読込装置によって読み込んだ電線番号情報をもとに前記電線データベースを検索し、該当する電線に関する接続元部品情報および接続先部品情報、および接続元部品および接続先部品の取付位置について前記表示装置に表示する機能を有することを特徴とする請求項3記載の制御盤製造支援装置。
- 部品および電線の未取付品リストを前記表示装置に表示すると共に、未取付けの電線については、接続元部品および接続先部品が取付済みか未取付けであるかを識別できる形でリスト表示する機能を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の制御盤製造支援装置。
- 前記図面データベース内の各図面において、取付済み部品および未取付部品を互いに識別できる色彩にて前記表示装置上で表示する機能を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の制御盤製造支援装置。
- 制御盤製造後に部品または電線の未取付けがあった場合に、当該部品または電線の情報を警告メッセージと共に前記表示装置に表示する機能を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の制御盤製造支援装置。
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