JPH06214995A - 製造支援装置 - Google Patents

製造支援装置

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JPH06214995A
JPH06214995A JP576693A JP576693A JPH06214995A JP H06214995 A JPH06214995 A JP H06214995A JP 576693 A JP576693 A JP 576693A JP 576693 A JP576693 A JP 576693A JP H06214995 A JPH06214995 A JP H06214995A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来と比較して製造作業の効率を
大幅に向上し、また見誤りや見落とし等によるミスを未
然に回避することにある。 【構成】 予め構築した設計データを作業手順にそって
一元化した複数の製造作業用データ、メニュー表示用デ
ータを記憶する記憶手段22と、このメニュー表示データ
の画面に基づいて製造対象物のタッチ入力、前記ある製
造作業用データのタッチ選択およびタッチ選択によって
製造作業用データを選択的に表示するタッチ式カラー表
示装置14と、この表示装置の表示画面に基づいて製造対
象物のデータを読み込んで作業個所を入力する読取手段
15,24 と、この読取手段の読取データの下に記憶手段か
ら作業個所のデータを読出してブリンク表示する一方、
作業個所の作業完了のタッチによりブリンク表示部分を
色変え静止点灯とする製造支援データ制御手段21とを設
けた製造支援装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の製品,例えば配
電盤や制御盤等のごとき受注による多品種少量生産品を
製造するときに利用して好適な製造支援装置に係わり、
特に図面に代えてタッチ式カラー表示装置を採用し、製
造作業に必要な製造作業用データを表示し、かつ、この
表示された製造作業データに基づいて製造作業個所およ
びその関連個所を明示して製造作業を進める製造支援装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、NC工作機械やロボットを制御
するFAシステムでは、通称CAMと呼ばれるコンピュ
ータ援用製造システムが採用され、コンピュータ援用設
計システムの設計データを利用しながら各種の製品を製
造することが行われている。しかし、例えば配電盤や制
御盤等では、受注生産という形をとる場合が多いので、
多品種少量生産となる関係上、ロボット化が非常に難し
く、どうしても人手による作業に頼らざるを得ないのが
現状である。
【0003】因みに、従来の配電盤や制御盤等の組立配
線作業方法は、図8に示す如く予めCADと呼ばれるコ
ンピュータ援用設計システム1で必要な設計データを構
築してメモリに格納した後、必要なときにそのメモリか
ら設計データを読出してプリンタ2から紙という形で組
立図3,接続図4,用品リスト5等を出力している。そ
して、製造作業員は、これら組立図3,接続図4等の図
面や用品リスト5のリスト表等を見ながら、所要とする
個所に用品を取り付け,配線等を行うことにより、配電
盤や制御盤等を製造している。
【0004】このとき、コンピュータ援用設計システム
1の設計データから得られる接続図4は、例えば図9に
示すようなフォーマットで作成されている。つまり、用
紙7の表面に各用品8a…8n,9a…9n等を実装図
の形で配置するとともに、X座標を“1”〜“n”、Y
座標を“A”〜“Z”のアルファベットを用いて番地番
号の形で区分し、これら組合わせ番地番号A1〜Znか
ら各用品8a〜9nの取付け位置を表す一方、各番地番
号A1〜Znの枠内の英数字から配線の指示を表してい
る。今、配線の具体的な指示例を述べると、番地番号A
1についてみると、端子番号「1」より線番号「123
45AB」にて電線色「Y」(黄色)、電線種別「C」
(#91ビニール)、電線サイズ「E」(1.25m
m2 )の電線を使用し、番地番号Anの端子番号「1
4」に接続すべきことが指示されている。
【0005】そして、前記図9に示す接続図4を用いて
配電盤や制御盤等の配線作業を行う場合、1本ずつ配線
が完了するごとに線番号を塗りつぶすことにより、配線
もれのないような処置を講じている。なお、同図におい
て線番号詳細10は、一般に接続図4で使用される略号
を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような製造システムは、製造作業員がコンピュータ援用
設計システム1によって構築された数種類〜十数枚の図
面を直接目で見ながら、かつ、その図面内容を記憶しな
がら製造作業を進めていくので、図面の枚数が多くなっ
ていくにしたがって図面の見間違いや勘違い、さらには
見落とし等の製造ミスが発生し、またその製造ミスを削
減するためにチェックを重要視すると益々作業効率が低
下する。
【0007】特に、組立図3の場合には用品リスト5か
ら組立用品を捜し出し、その用品の形式や定格を確認し
ながら組立てるために非常に作業時間が長くなる。ま
た、接続図4の場合には接続先を捜し出し、線番号や接
続先の端子番号,使用すべき線種,色,サイズ等を確認
し、しかも配線ルートを考えながら作業を進めるので、
その記憶内容を忘れたりすることが多々あり、また誤り
防止の観点から再度接続図4を見直したり、或いは再度
接続先を確認したりする必要があるので、非常に作業能
率が悪くなる。
【0008】一方、製造作業員は、個別作業の完了毎に
図面の必要個所を塗りつぶして製造作業に誤りがないか
否かをチェックし、色の塗りつぶしによる製造作業のも
れを防止しているが、その結果、図面の枚数が非常に多
くなり、同時に多くの図面を見なければならないので、
見間違いや勘違いによるチェックミスが頻発する可能性
が多くなる。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、用品の取付個所や配線場所を捜し出す時間を短縮
し、よって製造作業効率を大幅に向上させ、かつ、見誤
りや見落とし等によるミスを未然に回避する製造支援装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、コンピュータ援用設計
システムによって構築された設計データを用いて製造対
象物を製造するときの支援を行う製造支援装置におい
て、前記設計データから製造作業手順にそって一元化さ
れた複数種類の製造作業用データの他、メニュー表示用
データおよび製造上必要な各種のデータを記憶する記憶
手段と、動作の開始によって表示される前記メニュー表
示データに係わる画面に基づいて製造対象物のタッチ入
力、前記ある製造作業用データのタッチ選択およびこの
タッチ選択によって製造作業用データを表示するタッチ
式カラー表示装置と、このタッチ式カラー表示装置に選
択表示された製造作業用データの画面に基づいて任意に
前記製造対象物に付されている所定のデータを読み込ん
で順次必要な作業個所を入力する読取手段と、この読取
手段から入力された読取データに基づいて前記記憶手段
から前記作業個所に必要なデータを読出して前記タッチ
式カラー表示装置にブリンク表示する一方、必要に応じ
て前記記憶手段から製造上必要なデータを読出して表示
し、かつ、作業個所に係わる作業完了のタッチを受けて
前記ブリンク表示部分を色変えによる静止点灯表示とす
る製造支援データ制御手段とを設けた製造支援装置であ
る。
【0011】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、タッチ式カラー表示装置に
表示されたメニュー表示画面に基づいて製造対象物の製
造番号のタッタ入力や製造作業に係わる製造作業用デー
タ(組立,接続など)のタッチ選択を行うと、製造支援
データ制御手段では、タッチ入力された製造対象物の製
造番号およびタッチ選択された組立または接続などの製
造作業用データに基づいて前記記憶手段からその製造番
号に係わる製造対象物の所要とする製造作業用データを
読み出してタッチ式カラー表示装置に表示する。
【0012】ここで、製造作業員は、読取器を用いて製
造作業に必要な製造対象物に付される読取データ(例え
ば組立図の表示の場合には組立用品の形式や定格または
器具番号等を意味し、接続図の表示の場合には線番号等
を意味する)を読取り、その読取データに基づいて該当
作業個所及び関連個所をブリンク表示とし、用品の詳細
な表示や作業個所の明示および配線接続先の明示等を行
う。その後、製造作業員は、詳細に表示された作業個所
の作業を完了すると、タッチ式カラー表示装置で作業完
了のタッチ指定を行うと、ブリンク表示部分を色変えに
よる静止点灯とするので、作業の完了部分が容易に認識
でき、次の作業に移ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明に係わる製造支援装置の基本
的な構成を示す図である。この製造支援装置は、例えば
ネットワーク11および設計者の指示に従って各種の設
計データを構築して記憶するコンピュータ援用設計シス
テム12の他、このコンピュータ援用設計システム12
で構築された設計データを製造作業手順に一元化した複
数種類の製造作業用データに編集して記憶し、さらにメ
ニュー表示データおよび製造上必要な種々のデータを記
憶する製造支援制御装置13が接続されている。ここ
で、複数種類の製造作業用データとは、従来例で説明し
たような例えば組立図データ,接続図データ,用品デー
タ等を意味するが、その他に設計者やユーザの要求によ
って種々のデータを含むものである。さらに、製造支援
制御装置13には、タッチ式カラー液晶ディスプレィそ
の他従来周知のカラー表示装置14と例えばCCD,バ
ーコード読取器,ハンディ形の入力装置等の読取器15
が接続されている。
【0015】このタッチ式カラー表示装置14は、動作
開始によって表示されるメニュー表示画面に基づいて製
造番号のタッチ入力および組立または接続などの製造作
業用データのタッチ選択を行い、そのタッチ結果によっ
て表示される製造作業用データの表示内容の中から作業
状況に応じて必要な作業個所を順次タッチ指定する機能
をもっている。
【0016】一方、製造支援制御装置13は、図2に示
すようにシーケンスプログラムに基づいて前記コンピュ
ータ援用設計システム12で構築された設計データを表
示可能,つまり製造作業手順に一元化した複数種類の作
業表示用データ(組立図データ,接続図データ,用品デ
ータ等)に編集し、かつ、タッチ式カラー表示装置14
からのタッチ内容に基づいて必要な作業表示用データを
読み出して前記タッチ式カラー表示装置14に表示する
製造支援データ制御部21と、この製造支援データ制御
部21で変換された複数種類の作業表示用データを記憶
し、さらにメニュー表示データや製造上必要なデータを
記憶するデータ記憶部22と、製造支援データ制御部2
1とタッチ式カラー表示装置14との間のデータの受け
渡しを行う設計データ伝送部23と、前記読取器15の
読取内容を認識して製造支援データ制御部21に送出す
る読取データ認識部24とによって構成されている。な
お、メニュー表示データや製造上必要なデータは図示す
るデータ記憶部22以外の記憶手段に記憶させてもよ
い。
【0017】図3は製造支援を行うための動作開始指令
を受けたときにタッチ式カラー表示装置14に表示され
るメニュー表示画面例を示す図であって、製造番号欄3
1、作業選択画面32、製造番号入力メニュー33およ
びキー部34等のエリアが表示されている。
【0018】従って、この状態において製造すべき配電
盤や制御盤の製造番号を入力する場合、製造作業員は、
キー部34の「入力」キーにタッチし、さらに画面上側
の製造番号欄31の「製造番号」にタッチすると、その
タッチ内容を認識して当該製造番号欄の最初の一桁目が
ブリンク表示される。ここで、製造作業員は、製造番号
入力メニュー33の中から製造番号の最初の入力したい
英数字を選択してタッチする。因みに、製造番号入力メ
ニュー33の「T」にタッチすると製造番号欄31の最
初の一桁目に「T」が表示され、その後、製造番号欄3
1の次の二桁目をブリンク表示される。
【0019】このようにして製造番号入力メニュー33
の英数字を順次選択的にタッチして製造番号欄31の全
桁に英数字の製造番号を入力して完了した後、画面下側
の「実行」キーにタッチすると、タッチ式カラー表示装
置14から製造番号が製造支援データ制御部21に送ら
れる。ここで、製造支援データ制御部21は、ネットワ
ーク11を介してコンピュータ援用設計システム12か
ら製造番号に対応する設計データ(CADデータ)を読
み出して製造作業手順にそった例えば組立図データ、接
続図データ、用品データ等に編集してデータ記憶部22
に記憶する。
【0020】なお、製造作業員は、キー部32の「実
行」キーにタッチした後、メニュー表示画面に基づいて
製造番号に対応する組立図、接続図等の中から何れか1
つ、例えば「組立図」を表示させたいときには作業選択
画面32の中の「組立図」にタッチした後、「実行」キ
ーにタッチすると、タッチ式カラー表示装置14の画面
はメニュー表示画面から組立図の画面に切換わる。ま
た、製造番号欄31に製造番号を入力完了すると、必要
に応じて客先名および納期が明示される。
【0021】図4は組立図の画面表示例を示す図であっ
て、配電盤や制御盤等の用品選択表示部41、用品から
読取った読取器15の用品データを表示する用品ウィン
ドウ画面42および種々の操作項目をもつキー部43等
が表示されている。
【0022】このような組立図の表示状態において製造
作業員がキー部43の「入力」キーにタッチして「入
力」モードに設定した後、用品データの用品収納箱から
無差別に1個の用品を取り出し、その用品の形式,定格
または器具番号等を読取器15で読取らせる。例えば読
取らせた用品が用品選択表示部41の用品番号「21」
である場合には当該用品番号「21」がブリンク表示
し、製造作業員に取付け場所を教えるとともに、点線枠
で示す用品ウィンドウ画面42に用品「21」で手配さ
れている用品の名称,形式,定格,器具番号等が表示さ
れる。ここで、製造作業員は、用品ウィンドウ画面42
の表示内容と読取らせた用品の内容とが同一か否かを確
認し、同一であれば用品番号「21」の個所に組立て
る。
【0023】そして、この用品組立の完了後に「完了」
キーにタッチすると、前記用品番号「21」のブリンク
が停止し、組立完了として例えば他の色変えによる静止
点灯表示となる。このようにして順次他の用品も同様に
組立てていく。なお、用品番号「27」のごとく同じ用
品がn個ある場合には、読取器15が用品を読取るごと
に一方向(例えば左側)から順次1個づつ表示されるも
のである。
【0024】従って、以上のような処理によって組立完
了分と組立未完了分とでは用品の色が異なり、かつ、各
用品の組立が完了しないかぎり用品ごとに完了に相当す
る色に変化しないので組立未完了分が明確に分かる。ま
た、「作業終了」のキーにタッチしたとき、組立を完了
していない用品があった場合には未完了分の用品を全て
ブリンク表示させ、再注意を促す。なお、タッチ式カラ
ー表示装置14の一画面内に表示できない組立図の場合
には画面を分割して表示可能とし、キー部43の「前画
面」,「後画面」キーにより、分割画面分を同様に表示
する。
【0025】このことは、従来の製造作業員は、多数の
組立図や用品リスト等の図面を見ながら、用品収納箱か
ら組立作業に必要な用品を捜し出して作業を進めていた
のに対し、本装置の場合には無差別に取り出した用品を
読取器15で読取らせ、その読取らせた用品の取付場所
と用品の名称,定格等が表示されるので、組立作業効率
を上げることができる。
【0026】図5は図3に示すメニュー表示画面の作業
選択画面32の中の「接続図」にタッチしたときの接続
図表示画面例を示す図であって、配電盤や制御盤の用品
が実装図で配置され、従来の接続図と同様なX座標およ
びY座標からなるA1〜An,E1の番地番号表示部5
1の他、ウィンドウ画面52およびキー部53が表示さ
れている。
【0027】図5において製造作業員は、配線を施行し
たい場合には先ずキー部53の「入力」キーにタッチし
て「入力」モードに設定する。次に、予め準備されてい
る線番号の記入されたチューブマークを無差別に1個抽
出する。そして、そのチューブマークの線番号を読取器
15で読取らせる。例えば線番号「12345AB」を
読取器15で読取った場合には、番地番号表示部51の
1つである番地番号「A1」の端子番号「1」に属する
接続先位置「An」個所と接続先である番地番号「A
n」の端子番号「B」の接続先位置「A1」個所が自動
的に点滅するので、線番号「12345AB」の接続先
が明確になるとともに、キー部53の上部に配線に使用
する電線色,電線種別,電線サイズ,接続する番地番号
間が表示される。
【0028】従って、製造作業員は、これらのデータを
見て指定された電線に線番号「12345AB」のチュ
ーブマークと圧着端子とを取付け、番地番号「A1」の
端子番号と番地番号「An」の端子番号「B」とを配線
する。そして、製造作業員が配線施行を完了したとき、
「完了」キーにタッチすると、今まで点滅表示されてい
た接続先位置が点滅を止めて色変えにより静止点灯表示
となる。
【0029】なお、同一の線番号のものがn個ある場合
には、未配線の中から番地番号の若い順番に接続先位置
を表示する。また、線番号の記入されたチューブマーク
はコンピュータ援用設計システム12の設計データから
自動的に事前に作成されている。
【0030】一方、タッチ式カラー表示装置14の表示
画面に表示できない接続図は、前述と同様に画面を分割
しており、接続先用品が一画面内にないとき、例えば図
5において読取器15で線番号「56789CD」を読
取ったときは、番地番号「A1」の端子番号「2」の接
続先位置「S9」を点滅表示するとともに接続先用品が
画面にないので、点線枠で示すウィンドウ画面52に表
示され、番地番号「S9」の端子番号「A」の接続先位
置「A1」が点滅表示される。また、「作業終了」キー
をタッチしたときに未配線個所があったとき、未配線の
接続先位置を全て点滅させて配線漏れの注意を促す。
【0031】なお、他の画面を表示する場合、例えば図
5の接続図の画面から図4の組立図の画面に変更する場
合、「メニュー」キーにタッチすることにより、図3に
示すメニュー画面から展開する。次に、以上のように構
成された装置の動作について図6および図7を参照しな
がら説明する。
【0032】先ず、図6においてタッチ式カラー表示装
置(LCD)14に電源を投入すると、ステップST1
で電源投入の有無を確認後、製造支援データ制御部21
では、データ記憶部22などからメニュー表示データを
読み出して表示装置14の画面に図3に示すようにメニ
ュー表示画面を表示する(ST2)。しかる後、製造作
業員は、製造番号入力メニュー33の中から組立配線を
必要とする配電盤や制御盤の製造番号をタッチ選択する
ことにより製造番号欄31の各桁に順次入力し、その
後、図3の「実行」キーにタッチする(ST3)。
【0033】ここで、図2に示す製造支援データ制御部
21は、タッチ式カラー表示装置14から製造番号を受
けると、ネットワーク11を介してコンピュータ援用設
計システム12から当該製造番号に対応する設計(CA
D)データを読み取った後(ST4)、タッチ式カラー
表示装置14に製造作業手順に基づいて表示可能に一元
化した作業表示用データをデータ記憶部22に記憶する
(ST5)。その後、図3のメニュー表示画面において
ステップST6のごとく「組立図」と「実行」キーにタ
ッチすると、データ記憶部22から組立図を読み出して
図4に示すようにタッチ式カラー表示装置14に組立図
データを表示する(ST7)。
【0034】この状態において製造作業員が用品収納箱
から組立用品を抽出し、読取器15で用品コードを読取
らせる(ST8)。ここで、ST9に示すように読取器
15から読取データがあると、読取データ認識部24で
読取データの内容を認識し、前記データ記憶部22に既
に記憶されている用品データの中から該当する用品を抽
出する。もし、ST10に示すように抽出した用品に同
一用品データがn個ある場合には、組立作業未完了分か
ら若い番号(例えば上側,左側を優先)の場所を選択し
(ST11)、その読取入力用品の取付場所をLCDで
点滅表示する(ST12)とともに、前記データ記憶部
22から抽出したその用品の詳細な内容がウィンドウ画
面42に表示される(ST13)。
【0035】そこで、製造作業員は、LEDの点滅表示
場所およびウィンドウ画面42に表示された用品データ
と読取らせた用品の内容とが同一か否かを確認し、一致
している場合にはLCDの点滅表示場所にその用品を取
付ける(ST14)。そして、用品取付け完了後、ステ
ップST12に示すごとく「完了」キーにタッチする
と、点滅表示されている用品が作業完了の色に変えて静
止点灯状態に移行し、組立作業完了分として記憶する
(ST16)。また、製造作業員は、次の組立用品を抽
出し、読取器15で次の用品コードを読取らせたとき
(ST17)、読取器15の再入力があったと認識し
(ST18)、ステップST17に進んで同様な動作を
繰り返し行う。
【0036】一方、ST18に示すように読取器15に
よる再入力がなく、「作業終了」キーのタッチがあつた
ときには(ST19)、未取付用品の場所を全てLCD
で点滅表示し(ST20)、製造作業員に注意を促して
終わる。もし、ステップST19において「作業終了」
キーにタッチがないときにはそのまま終了する。
【0037】ところで、ステップST6において組立図
が選択されていないと判断したとき、図7のステップS
T21に移行し、ここで接続図が選択されているか否か
を判断する。つまり、図3のメニュー画面の「接続図」
にタッチし、かつ、「実行」キーをタッチしていると
き、ST21にて接続図選択と判断し、製造支援データ
制御部21ではデータ記憶部22の接続図データを読み
出してタッチ式カラー表示装置14に図5のように表示
する(ST22)。
【0038】しかる後、製造作業員は、読取器15を用
いて線番号の記入されているチューブマークを読み取る
(ST23)。この読取器15から読取データがあると
(ST24)、その線番号と同一のものが1個のみか、
n個あるかを判断する(ST25)。仮に、n個あった
場合には、配線作業未完了分から若い番地番号の配線場
所を選択する(ST26)。ステップST25において
入力された線番号が1個よりない場合にはステップST
27に進む。このステップST27では、入力された線
番号に該当する接続先位置を点滅表示するとともに、図
5の画面の下側に使用する電線のデータを表示する。製
造作業員は、この表示データによって指定された電線に
線番号のチューブマークを取付け、さらに圧着端子を取
付け、前記点滅表示されている接続先位置間を配線する
(ST28)。そして、配線施行を完了したときに「完
了」キーにタッチすると(ST29)、点滅表示されて
いた接続位置の点滅表示を止めて色変えして静止点灯に
し、この線番号と接続先位置は配線作業完了分として記
憶する(ST30)。
【0039】また、製造作業員は、読取器15により次
の線番号が記入されているチューブマークを読取ると
(ST31)、読取器15から再入力があったと判断し
(ST32)、再びその線番号と同一のものがn個ある
か否かを判断し(ST25)、同様の動作を繰り返し行
う。
【0040】一方、ステップST32において読取器1
5による再入力がなく、「作業終了」キーのタッチがあ
ったとき(ST33)、未配線の場所を全てLCDで点
滅表示し(ST34)、製造作業員に未配線個所のある
ことの注意を促して終る。もし、ステップST33にお
いて「作業終了」キーのタッチがないときにはそのまま
終了する。
【0041】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、数枚から十数枚の図面を見る代りに適宜作業内容に
応じて作業表示用データを選択的に読み出して1台のタ
ッチ式カラー表示装置14で簡単に見ることができ、さ
らに従来、組立図にそって用品を組立てていく場合には
数多くある用品収納箱から所要とする用品を捜していた
のに対し、本装置では任意の用品を取り出して当該用品
に付されているコードを読取らせるので、用品を捜す時
間を大幅に削減できる。
【0042】一方、接続図の場合には、従来では配線し
たい個所を決めてからその線番号の記入されたチューブ
マークを捜していたのに対し、無差別に取り出した線番
号の記入されたチューブマークから接続先を自動的に点
滅表示するので配線作業が迅速に行え、また未完了部分
のチェックもタッチによって行えるので製造作業時間を
大幅に短縮できる。
【0043】なお、上記実施例では、ユーザの要望によ
って種々の作業表示用データを表示することが可能であ
ることは言うまでもない。その他、本発明はその要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
取手段により任意の用品のデータを読み取って取付け場
所や配線個所等を表示手段にブリンク表示するので、用
品や配線個所を捜す時間がなくなり、これによって従来
と比較して製造作業の効率を大幅に向上でき、また見誤
りや見落とし等によるミスを未然に回避できる製造支援
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる製造支援装置の基本構成図。
【図2】 製造支援装置の要部を示す詳細なブロック構
成図。
【図3】 タッチ式カラー表示装置のメニュー表示画面
例を示す図。
【図4】 組立図データの画面表示例を示す図。
【図5】 接続図データの画面表示例を示す図。
【図6】 主として組立図に関係する動作を説明するフ
ローチャート。
【図7】 主として接続図に関係する動作を説明するフ
ローチャート。
【図8】 従来の製造システムの概念図。
【図9】 従来の製造システムで使用される接続図を示
す模式図。
【符号の説明】
11…ネットワーク、12…コンピュータ援用設計シス
テム、13…製造支援制御装置、14…タッチ式カラー
表示装置、15…読取器、21…製造支援データ制御
部、22…データ記憶部、23…データ伝送部、24…
読取データ認識部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ援用設計システムによって
    構築された設計データを用いて製造対象物を製造すると
    きの支援を行う製造支援装置において、 前記設計データから製造作業手順にそって一元化された
    複数種類の製造作業用データの他、メニュー表示用デー
    タおよび製造上必要な各種のデータを記憶する記憶手段
    と、 動作の開始によって表示される前記メニュー表示データ
    に係わる画面に基づいて製造対象物のタッチ入力、前記
    ある製造作業用データのタッチ選択およびこのタッチ選
    択によって製造作業用データを表示するタッチ式カラー
    表示装置と、 このタッチ式カラー表示装置に表示された製造作業用デ
    ータの画面に基づいて任意の前記製造対象物に付されて
    いる所定のデータを読み込んで順次必要な作業個所を入
    力する読取手段と、 この読取手段から入力された読取データに基づいて前記
    記憶手段から前記作業個所に必要なデータを読出して前
    記タッチ式カラー表示装置にブリンク表示する一方、必
    要に応じて前記記憶手段から製造上必要なデータを読出
    して表示し、かつ、作業個所に係わる作業完了のタッチ
    を受けて前記ブリンク表示部分を色変えによる静止点灯
    表示とする製造支援データ制御手段とを備えたことを特
    徴とする製造支援装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001073629A1 (fr) * 2000-03-29 2001-10-04 Seiko Epson Corporation Procede et systeme de gestion d'affectation a un inventaire
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