JP2007233126A - プラズマ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーク放電等の異常放電が発生することなく、望ましい表面処理を施すことのできるプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】第1の電極11,12と、第1の電極11,12と相対的に移動可能な第2の電極17とを有し、第1の電極11,12と第2の電極17との間に被処理体13を設置し、被処理体13の少なくとも被処理始端側及び被処理終端側に固体誘電体15を連接し、第1の電極11,12が被処理体13及び固体誘電体15のそれぞれの全面に当接している状態で第1、第2の電極11,12、17間に処理ガスを導入すると共に、第1、第2の電極11,12、17間に電圧を印加し、第2の電極17を第1の電極11,12及び被処理体13に対して相対的に移動させつつ、第1、第2の電極11,12、17間で発生したプラズマ放電により被処理体13を処理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばカラーフィルタの製造に使用されるプラズマ処理方法に係り、特に第1の電極と第2の電極とが対向し、これら第1、第2の電極間で発生したプラズマ放電により被処理体を処理するプラズマ処理方法に関する。
一般に、カラーフィルタを低コストに作製する手段としては、インクジェット方式による作製方法がある。このインクジェット方式によりカラーフィルタを作製する際には、インクに対する親和性、非親和性パターン(以下、親疎インクパターンともいう。)を形成することが不可欠である。
すなわち、図4(A)に示すように、カラーフィルタは、基板としてのガラス基板1を有し、このガラス基板1上に仕切部材としての樹脂製のブラックマトリックス2を備える。このブラックマトリックス2は多数の凹部3を有し、各凹部3内にR(赤)G(緑)B(青)の各インク4R,4G,4Bがそれぞれ充填されることにより、RGBの各画素がガラス基板1上に形成される。
このカラーフィルタの製造方法としては、従来からフォトリソグラフィ工程を複数回繰り返す顔料分散法等が用いられてきたが、近年、インクジェット装置が用いられるようになっている。このインクジェットによる製造方法は、ブラックマトリックス2をガラス基板1上に形成した後、インクジェット装置の走査ヘッドでガラス基板1上を走査しながらブラックマトリックス2の各凹部3内にRGBの各インク4R,4G,4Bの微細な液滴を充填し、図4(A)に示すようなRGBの各色の画素をガラス基板1上に形成するものである。
ところが、ブラックマトリックス2と各インク4R,4G,4Bとの性質の相違から、図4(B)に示すように、ブラックマトリックス2の凹部3内に各インク4R,4G,4Bが適正に充填されない場合がある。このインクが例えばR、B色であればディスプレイ上にそのR、B色の欠けた箇所が白抜けとなって現れる。また、図4(C)に示すように、ブラックマトリックス2の凹部3間でR、G色のインク4R,4Bが混じり合う場合が生じる。この場合はディスプレイ上で色が混じり、適正な色が表示されなくなる。
このような白抜け、混色等を防止するため、ブラックマトリックスが形成された基板に対しプラズマ処理を行って表面処理する発明が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この発明は、ブラックマトリックスに有機材料を含有させておき、インクに対する非親和性の程度が基板のガラス面におけるよりもブラックマトリックスにおける方がより高くなるような条件下でプラズマ処理をブラックマトリックス(バンク)に対して施そうというものである。
このようなプラズマ処理によって大面積基板等の基板を表面処理する従来の装置としては、例えば図5に示す常圧プラズマ装置がある。
この常圧プラズマ装置は、図5に示すように、ステージ電極5の両側に絶縁層6が配置されている。これらステージ電極5及び絶縁層6上には、ガラス基板1が載置されている。このガラス基板1の上方には、矢印の方向に平行移動可能なヘッド電極7がステージ電極5と対向するように配置されている。また、これらステージ電極5とヘッド電極7との間には、処理ガスが導入されると共に、交流電源8から所定の電圧が印加される。
そして、ヘッド電極7がステージ電極5及びガラス基板1に対して矢印の方向に平行に移動しながら、ヘッド電極7とステージ電極5との間に発生したプラズマ放電によりガラス基板1に親疎インクパターンを形成している。これにより、ブラックマトリックス2のインクに対する非親和性の程度が高まり、後にインクジェット印刷により各画素のインクをガラス基板1に対して噴射した場合に図4(B),(C)に示したような不具合が解消され、同図(A)に示したように全ての凹部3内にインクが適正に充填されることとなる。
ところで、図5に示す従来の常圧プラズマ装置では、通常ステージ電極5は、ガラス基板1より面積を小さくしている。これは、ステージ電極5をガラス基板1より面積を大きくすると、ステージ電極5が外面に露出してステージ電極5とヘッド電極7とが直接対向することとなり、アーク放電等の異常放電が発生するためである。
また、常圧プラズマ装置としては、特許文献2に開示された発明がある。この発明は、対向する一対の電極の少なくとも一方の対向面が固体誘電体で被覆されており、上部電極を小型電極とし、下部電極を大判電極としている。
特許第3328297号公報 特開2002−320845公報
しかしながら、上述した図5に示す常圧プラズマ装置では、ステージ電極5をガラス基板1より面積を小さくしていることから、ガラス基板1の周辺部、特に処理終端側においてプラズマの十分な放電が行われない。そのため、処理終端側では、ブラックマトリックス2のインクに対する非親和性が極度に不十分となり、望ましい表面処理を施すことができないこととなる。その結果、インクジェット方式によりカラーフィルタを作製した場合には、ディスプレイ上で白抜け、混色が発生し、適正な色が表示されず、品質不良となる問題があった。
また、他の方式としては、ガラス基板1にプラズマを吹き付けるプラズマ吹き付け方式があるものの、この方式では、処理能力が低く、十分な表面処理を行うことができないという問題があった。
さらに、上記特許文献2に開示された発明は、下部電極を上部電極より面積が広く、アーク放電等の異常放電が発生する可能性があるものの、電極間の距離を広くすることにより、上記異常放電の発生を回避しているものと考えられる。しかしながら、電極間の距離を広くした場合には、処理能力が低下し、十分な表面処理機能が得られないという問題がある。
また、上記特許文献2に開示された発明では、一対の電極の少なくとも一方の対向面に被覆された固体誘電体にピンホール等の欠陥が生じた場合、アーク放電等の異常放電が発生する可能性があるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、アーク放電等の異常放電が発生することなく、望ましい表面処理を施すことのできるプラズマ処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、第1の電極(11,12)と、当該第1の電極(11,12)と相対的に移動可能な第2の電極(17)とを有し、前記第1の電極(11,12)と前記第2の電極(17)との間に被処理体(13)を設置し、当該被処理体(13)の少なくとも被処理始端側及び被処理終端側に固体誘電体(15)を連接し、前記第1の電極(11,12)が前記被処理体(13)及び前記固体誘電体(15)のそれぞれの全面に当接している状態で前記第1、第2の電極(11,12、17)間に処理ガスを導入すると共に、前記第1、第2の電極(11,12、17)間に電圧を印加し、前記第2の電極(17)を前記第1の電極(11,12)及び前記被処理体(13)に対して相対的に移動させつつ、前記第1、第2の電極(11,12、17)間で発生したプラズマ放電により前記被処理体(13)を処理することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のプラズマ処理方法において、前記固体誘電体(15)は、前記被処理体(13)の外周側の全てに連接されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のプラズマ処理方法において、前記固体誘電体(15)が前記第2の電極(17)と対向する部分の面積は、前記第2の電極(17)が前記第1の電極(11,12)と対向する部分の面積より大きいことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、前記固体誘電体は、前記被処理体の被処理終端側に連接した第1の固体誘電体(15)と、当該第1の固体誘電体(15)に積層され、かつ前記被処理体(13)の少なくとも被処理終端側が載置される第2の固体誘電体(14)とを備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、前記固体誘電体(14,15)の比誘電率が、前記被処理体(13)の比誘電率と同等であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、前記固体誘電体(14,15)の電気抵抗値が、前記被処理体(13)の電気抵抗値と同等であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、前記第1の電極(11,12)が平板電極であって、前記第2の電極(17)が短冊状に形成された可動電極であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、前記被処理体(13)は、カラーフィルタを作製するためのガラス基板であることを特徴とする。
本発明によれば、プラズマ放電するときは、被処理体(13)の少なくとも被処理始端側及び被処理終端側に固体誘電体(15)が連接し、被処理体(13)及び固体誘電体(15)のそれぞれが第1の電極(11,12)の全面に当接していることから、被処理体(13)の被処理始端側及び被処理終端側における第1の電極(11,12)が固体誘電体(15)に覆われることとなり、アーク放電等の異常放電が発生することなく、プラズマ放電が被処理体全体で均一となる。その結果、被処理体(13)の全面が均一に処理され、ムラのない表面処理を行うことができ、望ましい表面処理を施すことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係るプラズマ処理方法を実施するためのプラズマ処理装置の第1実施形態を模式的に示す断面図、図2は本実施形態における走査ヘッドの内部機構を示す断面図である。
なお、プラズマ処理方法を実施するための本実施形態のプラズマ処理装置は、例えばインクジェット方式によりカラーフィルタを作製する際に、インクに対する親疎インクパターンを形成するものである。より具体的には、本実施形態のプラズマ処理装置は、ブラックマトリックスが形成された基板に対し常圧にてプラズマ処理するために相対的に平行移動可能な第1の電極と第2の電極とを備える。
図1及び図2に示すように、本実施形態のプラズマ処理装置10は、矩形平板状に形成された第1の電極(平板電極)としてのステージ電極11を有し、このステージ電極11の両側には、このステージ電極11より高さの低い第1の電極(平板電極)としてのアルミニウム電極12,12が配置されている。なお、アルミニウム電極12,12は、第1の電極としてステージ電極11と一体に構成するようにしてもよい。また、ステージ電極11上には、ステージ電極11の面積より大きく、かつ上面にブラックマトリックスが形成され、かつ全体が矩形平板状に形成された被処理体としてのガラス基板13が載置される。
アルミニウム電極12,12上には、ガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有するガラス等から平板状に作製された第2の固体誘電体としての下部固体誘電体14,14がステージ電極11の上面と同一高さの面となるように配置されている。この下部固体誘電体14,14上の一部には、ステージ電極11よりガラス基板13の面積が大きいことから、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側が載置される。そして、ガラス基板13及び下部固体誘電体14,14は、ステージ電極11及びアルミニウム電極12,12のそれぞれの全面に当接している。
また、下部固体誘電体14,14上には、それぞれガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有するガラス等から平板状に作製された第1の固体誘電体としての上部固体誘電体15が積層され、これらの上部固体誘電体15,15は、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側にそれぞれガラス基板13の上面と同一高さとなるように連接されている。
ここで、下部固体誘電体14,14上に上部固体誘電体15,15を積層したのは、ガラス基板13と上部固体誘電体15,15との間に隙間が形成された場合、ステージ電極11の一部が外面に露出することとなり、この状態でステージ電極11と後述するヘッド電極との間に電圧を印加した際に発生するアーク放電等の異常放電を未然に防止するためである。
さらに、ガラス基板13の上方には、図1及び図2に示すようにステージ電極11及びアルミニウム電極12,12に対向し、これらステージ電極11及びアルミニウム電極12,12に対して矢印の方向に相対的に平行移動可能な短冊状に形成された走査ヘッド16が配置されている。この走査ヘッド16内には、図2に示すように第2の電極(可動電極)としてのヘッド電極17,17が2本平行に収納された状態で、ステージ電極11の上方を横切るように配置される。
そして、上部固体誘電体15,15のヘッド電極17,17と対向する部分の面積は、ヘッド電極17,17がガラス基板13を介してステージ電極11と対向する部分の面積より大きくしている。
なお、本実施形態では、図1及び図2に示すように走査ヘッド16がヘッド電極17,17を保持してステージ電極11の上方を矢印で示す方向に平行移動するようになっているが、走査ヘッド16を固定してステージ電極11をヘッド電極17,17に対して平行移動させるようにしてもよい。
2本のヘッド電極17,17は、図3に示すように走査ヘッド16の移動方向において前後2分割されたケース18,18によりそれぞれ覆われ、セラミックス板18a,18aで下側から支えられる。
ケース18,18間には、処理ガスの流路19が形成され、ケース18,18の下端にスリット状の吐出口20が形成される。処理ガスとしては、例えばCF4を含有するガスが使用され、このガスが流路19内を下方に流れて吐出口20からステージ電極11上に配置されたガラス基板13のブラックマトリックスが形成された表面に向かって吹き出る。また、所定箇所にはスリット状の吸引流路22が形成され、この吸引流路22の吸引口22aからプラズマ処理に不要なガスが吸引され排出される。
さらに、ステージ電極11と2本のヘッド電極17,17との間には、交流電源23から例えば電圧値が100〜300V、周波数が1〜50kHzの交流電圧が印加される。
次に、本実施形態によるプラズマ処理方法について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、予め表面にブラックマトリックスが形成されたガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側がそれぞれ上部固体誘電体15,15に連接するように、ガラス基板13をステージ電極11上に載置する。すなわち、ステージ電極11上にガラス基板13が真空吸引され固定される。この真空吸引は、図示しないステージ電極11の上面に出没する多数の中空ピンにより行われる。
この状態では、ガラス基板13及び下部固体誘電体14,14がステージ電極11及びアルミニウム電極12,12のそれぞれの全面に当接している。
次いで、ヘッド電極17,17が収納された走査ヘッド16を図示しない駆動機構によりガラス基板1に対して平行に移動しながら、上述したCF4を含有するガスが吐出口20からステージ電極11上に配置されたガラス基板13のブラックマトリックスが形成された表面に向かって吹き出すと同時に、ステージ電極11と2本のヘッド電極17,17との間に、交流電源23から電圧値が100〜300V、周波数が1〜50kHzの交流電圧が印加される。
すると、ステージ電極11と2本のヘッド電極17,17との間に発生したプラズマ放電によりガラス基板13に親疎インクパターンが形成される。これにより、ブラックマトリックスのインクに対する非親和性の程度が高まり、後にインクジェット印刷により各画素のインクをガラス基板13に対して噴射した場合に、図4(A)に示したように全ての凹部内にインクが適正に充填されることとなる。
ここで、プラズマ放電するときは、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側に、ガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有する上部固体誘電体15,15が連接され、ガラス基板13がステージ電極11の全面に当接し、かつガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側がガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有する下部固体誘電体14の一部に当接し、この下部固体誘電体14がアルミニウム電極12の全面に当接していることから、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側におけるアルミニウム電極12が下部固体誘電体14に覆われることとなる。
これにより、本実施形態によれば、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側にアーク放電等の異常放電が発生することなく、プラズマ放電がガラス基板13全体で均一となる。その結果、ガラス基板13の全面が均一に処理され、ムラのない表面処理を行うことができ、望ましい表面処理を施すことができる。したがって、インクジェット方式によりカラーフィルタを作製した場合には、ディスプレイ上で白抜け、混色が発生することなく、適正な色を表示することが可能となり、品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15がガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有することにより、ガラス基板13の被処理終端側におけるアーク放電等の異常放電の発生を確実に防止することができ、プラズマ放電をガラス基板13全体で一段と均一にすることができる。
さらに、本実施形態によれば、下部固体誘電体14,14上に上部固体誘電体15,15を積層し、下部固体誘電体14,14上にガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側を載置したので、仮にガラス基板13と上部固体誘電体15,15との間に隙間が形成されたとしても、下部固体誘電体14,14が外面に露出してステージ電極11の一部が外面に露出することを防止し、ステージ電極11とヘッド電極17,17との間に電圧を印加した際に発生するアーク放電等の異常放電を未然に防止することができる。
そして、本実施形態によれば、上部固体誘電体15,15のヘッド電極17,17と対向する部分の面積は、ヘッド電極17,17がガラス基板13を介してステージ電極11と対向する部分の面積より大きくしたので、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側におけるアーク放電等の異常放電の発生を確実に防止することができ、プラズマ放電をガラス基板13全体で一段と均一にすることができる。ここで、上部固体誘電体15,15のヘッド電極17,17と対向する部分の面積は、広ければ広いほど好ましいが、ヘッド電極17,17の幅以上に広ければよい。また、ヘッド電極17,17の移動方向と垂直方向の幅手の長さに対して固体誘電体15,15の同じ方向の長さが同じかそれ以上であることが好ましい。
なお、本実施形態では、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15がガラス基板13と同等の比誘電率を有するようにしたが、これに限らずガラス基板13の1倍〜50倍であればよく、好ましくは1〜5倍である。この場合、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15がガラス基板13より誘電率が低くても、ガラス基板13より上部固体誘電体15を厚くし、結果として電極間の誘電率が同等となればよい。
また、本実施形態では、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15がガラス基板13と同等の電気抵抗値を有するようにしたが、これに限らずガラス基板13の1倍〜100倍であればよい。
因みに、ヘッド電極17,17とステージ電極11の間の誘電率は、ヘッド電極17,17に対する距離に応じて変化するため、固体誘電体及びガラス基板13の厚さを調整し、結果的に同等の誘電率とすればよい。
そして、本実施形態では、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15をガラス基板13における被処理始端側及び被処理終端側に連接した例について説明したが、これ以外にガラス基板13の外周側の全てに連接するようにしてもよい。このようにガラス基板13の外周側の全てに固体誘電体を連接した場合には、ガラス基板13の外周側の全てにおけるアーク放電等の異常放電の発生を確実に防止することができ、プラズマ放電をガラス基板13全体で一段と均一にすることができる。
また、本実施形態では、上部固体誘電体15,15は、ガラス基板13の処理始端側及び処理終端側にそれぞれ段差が形成されないようにガラス基板13の上面と同一高さとなるように連接したが、処理ガスの流れを変化させたり、あるいは走査ヘッド16に接触するような大きな段差でなければ、多少の段差が形成されていてもよい。
さらに、本実施形態では、下部固体誘電体14及び上部固体誘電体15を平板状のガラス板により作製したが、これに限らずシート状でもフィルム状でもよく、厚みが0.01〜10mmであることが好ましい。厚すぎると放電プラズマを発生するのに高電圧を要することがあり、薄すぎると電圧印加時に絶縁破壊が起こり、アーク放電が発生することがある。
そして、固体誘電体の材質としては、本実施形態のガラスの他、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック、二酸化珪素、酸化アルミニウム、二酸化ジルコニウム、二酸化チタン等の金属酸化物、チタン酸バリウム等の複酸化物、及びこれらの複層化したもの等が挙げられる。
特に、固体誘電体は、比誘電率が2以上(25℃環境下、以下同じ)であることが好ましい。比誘電率が2以上の誘電体の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、ガラス、金属酸化膜等を挙げることができる。比誘電率の上限は特に限定されるものではないが、現実の材料では18,500程度のものが知られている。比誘電率が10以上の固体誘電体としては、例えば、酸化チタニウム5〜50重量%、酸化アルミニウム50〜95重量%で混合された金属酸化物皮膜、または酸化ジルコニウムを含有する金属酸化物皮膜からなり、その被膜の厚みが10〜1000μmであるものを用いることが好ましい。
また、ステージ電極11とヘッド電極17,17との間の距離は、固体誘電体の厚さ、印加電圧の大きさ、プラズマを利用する目的等を考慮して適宜決定されるが、1〜50mmであることが好ましい。1mm未満では、電極間の間隔をおいて設置するのに充分でないことがある。50mmを超えると、均一な放電プラズマを発生させにくくなる。
さらに、本実施形態では、被処理体にガラス基板13を用いた例について説明したが、本実施形態の装置を用いて処理を施すことのできる被処理体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、アクリル樹脂等のプラスチック、セラミックス、金属等が挙げられる。被処理体の形状としては、板状、フィルム状等のものが挙げられるが、特にこれらに限定されない。本実施形態の処理方法によれば、様々な形状を有する被処理体の処理に容易に対応することができる。
上記プラズマ処理においては、上記放電プラズマ発生空間に存在する処理ガスの選択により任意の処理が可能である。上記処理ガスとしては、フッ素又はフッ素化合物を含有したCF4、C26、CClF3、SF6等のハロゲンガスを用いることができる。処理ガスはフッ素又はフッ素化合物に窒素等を混合した混合ガスとし、混合比を調整することによって、撥水性表面を得ることができる。
(第2実施形態)
図3は本発明に係るプラズマ処理方法を実施するためのプラズマ処理装置の第2実施形態を模式的に示す断面図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を付して異なる部分のみを説明する。
図3に示すように、本実施形態のプラズマ処理装置30は、矩形平板状に形成された第1の電極(平板電極)としてのステージ電極11を有し、このステージ電極11の両側には、このステージ電極11と同一高さのアルミニウム電極12,12が配置されている。なお、アルミニウム電極12,12は、第1の電極としてステージ電極11と一体に構成するようにしてもよい。また、ステージ電極11上には、ステージ電極11の面積より大きく、かつ上面にブラックマトリックスが形成され、全体が矩形平板状に形成された被処理体としてのガラス基板13が載置されている。
アルミニウム電極12,12上には、ガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有するガラス等から平板状に作製された固体誘電体31,31がガラス基板13の上面と同一高さの面となるように連接されている。すなわち、固体誘電体31,31は、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側に密着するように連接される。
アルミニウム電極12,12上の一部には、ステージ電極11よりガラス基板13の面積が大きいことから、ガラス基板13の両端部が載置される。
このように本実施形態では、プラズマ放電するときは、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側に、ガラス基板13と同等の比誘電率及び電気抵抗値を有する固体誘電体31が連接され、ガラス基板13がステージ電極11の全面に当接していることから、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側におけるアルミニウム電極12が固体誘電体31に覆われることとなる。
これにより、本実施形態によれば、固体誘電体の枚数を削減し、ガラス基板13の被処理始端側及び被処理終端側にアーク放電等の異常放電が発生することなく、プラズマ放電がガラス基板13全体で均一となる。その結果、ガラス基板13の全面が均一に処理され、ムラのない表面処理を行うことができる。したがって、インクジェット方式によりカラーフィルタを作製した場合には、ディスプレイ上で白抜け、混色が発生することなく、適正な色を表示することが可能となり、品質の向上を図ることができる。その他の構成及び作用は、前記第1実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、前記各実施形態は、カラーフィルタでインクを画素領域に充填する場合について適用したが、これに限らず、有機半導体薄膜素子を利用した表示素子で有機半導体材料を画素領域に充填する場合についても適用可能である。
また、前記各実施形態では、常圧、つまり大気圧の下でプラズマ処理したが、これに限らず大気圧以下でプラズマ処理するようにしてもよい。
本発明に係るプラズマ処理方法を実施するためのプラズマ処理装置の第1実施形態を模式的に示す断面図である。 本実施形態の走査ヘッドの内部機構を示す断面図である。 本発明に係るプラズマ処理方法を実施するためのプラズマ処理装置の第2実施形態を模式的に示す断面図である。 (A),(B),(C)はRGBの各色の画素をガラス基板上に形成した例を示す断面図である。 従来の常圧プラズマ装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
10…プラズマ処理装置
11…ステージ電極(第1の電極)
12…アルミニウム電極(第1の電極)
13…ガラス基板(被処理体)
14…下部固体誘電体(第1の固体誘電体)
15…上部固体誘電体(第2の固体誘電体)
16…走査ヘッド
17…ヘッド電極(第2の電極)
23…交流電源
30…プラズマ処理装置
31…固体誘電体

Claims (8)

  1. 第1の電極と、当該第1の電極と相対的に移動可能な第2の電極とを有し、前記第1の電極と前記第2の電極との間に被処理体を設置し、当該被処理体の少なくとも被処理始端側及び被処理終端側に固体誘電体を連接し、前記第1の電極が前記被処理体及び前記固体誘電体のそれぞれの全面に当接している状態で前記第1、第2の電極間に処理ガスを導入すると共に、前記第1、第2の電極間に電圧を印加し、前記第2の電極を前記第1の電極及び前記被処理体に対して相対的に移動させつつ、前記第1、第2の電極間で発生したプラズマ放電により前記被処理体を処理することを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理方法において、
    前記固体誘電体は、前記被処理体の外周側の全てに連接されていることを特徴とするプラズマ処理方法。
  3. 請求項1又は2に記載のプラズマ処理方法において、
    前記固体誘電体が前記第2の電極と対向する部分の面積は、前記第2の電極が前記第1の電極と対向する部分の面積より大きいことを特徴とするプラズマ処理方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記固体誘電体は、前記被処理体の被処理終端側に連接した第1の固体誘電体と、当該第1の固体誘電体に積層され、かつ前記被処理体の少なくとも被処理終端側が載置される第2の固体誘電体とを備えることを特徴とするプラズマ処理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記固体誘電体の比誘電率が、前記被処理体の比誘電率と同等であることを特徴とするプラズマ処理方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記固体誘電体の電気抵抗値が、前記被処理体の電気抵抗値と同等であることを特徴とするプラズマ処理方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第1の電極が平板電極であって、前記第2の電極が短冊状に形成された可動電極であることを特徴とするプラズマ処理方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記被処理体は、カラーフィルタを作製するためのガラス基板であることを特徴とするプラズマ処理方法。
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