JP2006302698A - 表示パネルおよび表示パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板への表示電極および引出電極の形成を確実かつ安価に行える表示パネルを提供する。
【解決手段】引出電極11X1(11Y1)はバス電極11から分岐されるとともにバス電極11の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅電極部151〜153を備えて構成される。そのため、印刷される凹状の溝に形成された電極パターンの幅はバス電極11に対して引出電極11X1(11Y1)が±30%の範囲内であるから、ブランケットローラを基板上で転がし、ブランケットローラに転写されたインクを基板に転写する際に、全てのパターンでインク受理量が略同一となり、良好な転写が行われてバス電極11および引出電極11X1(11Y1)の形成を確実に行える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、表示パネルおよび表示パネルの製造方法に関する。
プラズマディスプレイパネルやその他の表示パネルでは、近年、基板の大型化するとともに微細の電極パターンを高精度で形成する要望がある。そのため、この表示パネルの製造にはフォトグラフィ法が用いられている。
しかし、このフォトグラフィ法では、製造工程が複雑であり、製造コストが高いものとなるので、表示パネルの製造においてはオフセット印刷法が用いられつつある。
このオフセット印刷を行うため、従来、例えばプラズマディスプレイパネルなどの基板上に所定のパターンを形成する印刷装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に記載の印刷装置は、第2のインキングロール群で練られて均一になった導電性インキを、第1のインキングロール群を介して電極パターンの形成された印刷版に充填する。そして、印刷版に塗布した導電性インキを印刷版に形成された電極パターンに従って、ブランケットロールに転移する。この後、ブランケットロールに転移した導電性インキをガラス基板に転移することで、ガラス基板に電極パターンを印刷する。
この印刷装置で基板上に印刷された電極は、基板上の表示部に形成される線状の電極パターンと、基板の表示部外に形成され一端部側が表示部の電極パターンと接続されるとともの他端部が駆動回路と接続される端子部の電極パターンとから構成されている。
表示面側の基板に形成され行方向に延びた電極の場合、表示部に形成される電極パターンは、通常、バス電極と称される表示電極であり、銀等の遮光性の高い金属材料で形成される。この表示電極は、各放電セルの開口面積を確保するために、できる限り細く形成されている。一方、端子部の電極パターンは引出電極と称されるものであり、駆動回路から延びたフレキシブルプリント配線板(FPC)等の各導線と熱圧着等によって接続される。
図1には、従来の表示電極と引出電極との接続構造を示した概略が示されている。
図1において、表示電極101は、それぞれ平行に配置されており、これらは幅寸法がL1で形成されている。引出電極102は、幅寸法L2の平面矩形状に形成されており、表示電極101と連続している。通常、引出電極102は表示電極101に比べて幅広く(通常、L2はL1に対して3倍前後)形成されている。これは、引出電極102と導線との接続安定性の確保のためや製造時の引出電極102と導線との位置合わせマージン確保のためである。
特開2001−110322号公報(図3)
オフセット印刷で基板に電極材料を印刷する際、安定的に連続印刷する箇所にインクが完全転写されなければならないが、ブランケットロールにインクが残る不完全転写が生じることがある。この不完全転写は、バイリングや泣き別れと現場で通称されるものであるが、この不完全転写が生じることで、次の印刷に悪影響を及ぼすことになる。
即ち、印刷される凹版に刻まれた電極パターンの幅は表示電極に対して引出電極が急激に大きくなることが一般的であり、溝幅は様々な寸法で設計されている。オフセット印刷では、表示電極の細い線幅から引出電極の太い線幅まで含まれた電極パターンを1回の印刷でインク受理および転写することになるが、この時、インク受理後のブランケットロール上のインクはパターンによりインク受理量が異なる。
表示電極で使用される細線パターンと引出電極で使用される太線パターンとを全て良好に印刷できる条件を見出すのは困難であり、電極の大部分を占める細線転写が良好な条件とすると太線部分で不完全な転写が発生しやすく、基板上の電極形成が容易に行えないという課題が一例として挙げられる。
また、オフセット印刷法以外での電極成形方法、例えば、スクリーン印刷やフォトリソグラフィ法においても、表示電極に対して引出電極の電極パターン幅が太いものとなるが、引出電極が太い分、その材料消費が増え、特に、電極材料として銀等の高価な材料を用いた場合にはコスト高となるという課題が一例として挙げられる。
本発明の目的は、基板への表示電極および引出電極の形成を確実かつ安価に行える表示パネルおよび表示パネルの製造方法を提供することである。
請求項1に記載の発明は、基板と、この基板上の表示領域内に形成された線状の表示電極と、前記基板の表示領域外に形成され一端部側が前記表示電極と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極とを備えた表示パネルであって、前記引出電極は前記表示電極から分岐されるとともに前記表示電極の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅電極部を備えて構成されることを特徴とした表示パネルである。
請求項5に記載の発明は、基板上の表示領域内に線状の表示電極が形成され前記基板の表示領域外に一端部側が前記表示電極と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極が形成された表示パネルを製造するために、前記表示電極に対応する表示電極パターンと前記引出電極に対応する引出電極パターンとを有する印刷版に、前記表示電極および前記引出電極の材料となる電極材を前記表示電極パターンと前記引出電極パターンとにそれぞれ塗着し、前記表示電極パターンと前記引出電極パターンとに塗着された前記電極材をブランケットに転写し、前記ブランケットに転写された前記電極材を前記基板上に転写する印刷工程を備えた表示パネルの製造方法であって、前記引出電極パターンは前記表示電極パターンから分岐されるとともに前記表示電極の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅パターンで形成されることを特徴とする表示パネルの製造方法である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は表示パネルとしてプラズマディスプレイパネル1を例示したものである。
第1実施形態のプラズマディスプレイパネル1およびその製造方法を図2から図6に基づいて説明する。
(第1実施形態)
[表示パネル]
図2から図5には本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネル1が示されている。
図2は、第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネル1の電極構造を模式的に示したものである。図3はプラズマディスプレイパネル1の分解斜視図である。
図2において、プラズマディスプレイパネル1は、表示領域となる放電空間内において、前面基板10の内面側に行方向に延び平行に配列された複数の行電極としてのバス電極11を備えている。これら複数のバス電極11のそれぞれは、互いに対向する共通電極11Xと、走査電極11Yと、を一対ずつ備えている。
共通電極11Xは、それぞれの電極が行方向のうちの一方向側に延長し、放電空間の外側(表示領域外)における前面基板10の一端側に形成された引出電極11X1を備えている。そして、これら引出電極11X1は、幅広のフレキシブルプリント配線板18と接続されており、このフレキシブルプリント基板18は図示しない駆動回路と電気的に接続されている。
走査電極11Yは、それぞれの電極が行方向のうちの他方向側に延長し、放電空間の外側(表示領域外)における前面基板10の他端側に形成された引出電極11Y1と接続されている。この引出電極11Y1は幅広のフレキシブルプリント配線板18と接続されており、このフレキシブルプリント基板18は図示しない駆動回路と電気的に接続されている。
背面基板20には、その内面側に前面基板10のバス電極11と直交する列方向に沿って列電極としての複数のアドレス電極21が形成されている。アドレス電極21は、それぞれの電極が列方向のうちの一方向側に延長し、放電空間の外側(表示領域外)における背面基板20の一端側に形成された引出電極22を備えている。
このような構成のプラズマディスプレイパネル1では、引出電極11Y1および引出電極22を介して走査電極11Yおよびアドレス電極21のそれぞれに個別に電圧パルスを印加する。また引出電極11X1を介して共通電極11Xに共通の電圧パルスを印加する。
なお、プラズマディスプレイパネルの駆動方法によってはこの共通電極11Xの代わりに、走査電極11Yの如く個別の電圧パルスを印加する電極構成も存在するが、後述する本実施例においてはどちらの構成においても適応は可能であり、便宜上この電極については共通電極11Xとする。
図3に示すように、プラズマディスプレイパネル1は、放電空間50を介して前面基板10と背面基板20とが互いに対向配置されている。
前面基板10は、長方形状の平面ガラス板であり、その放電空間形成領域内には、複数の透明電極11Aと、複数のバス電極11と、複数のブラックストライプ12と、誘電体層13と、保護層14と、等が設けられている。
複数の透明電極11Aは、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜で、例えば、それぞれ略T字形状に形成されている。この透明電極11Aは、1つの放電セル231に2つの透明電極11Aが対応する状態で配置され、前面基板10上に一対ずつ設けられる。
複数のバス電極11は、前述の通り、一対の走査電極11Yおよび共通電極11Xから構成されており、行方向に対して平行に一定の間隔で配列されている。
走査電極11Yは、例えばAg(銀)を主成分とした金属材料からなる、所定の線幅を有したストライプ状の複数の電極パターンである。これら走査電極11Yは、前面基板10の内面上に密着して形成され、行方向に沿って平行に一定の間隔で配設されている。そして、走査電極11Yは、一対の透明電極11Aのうち片方の透明電極11Aの一端部に積層した状態で接続され、透明電極11Aのそれぞれに個別に電圧パルスを導入する。
共通電極11Xは、走査電極11Yと同様に例えばAg(銀)を主成分とした金属材料からなり、所定の線幅を有したストライプ状の複数の電極パターンである。これら共通電極11Xは、前面基板10の内面上に密着して形成され、行方向に沿って平行に一定の間隔で配設されている。そして、共通電極11Xは、一対の透明電極11Aのうち他方の透明電極11Aの一端部に積層した状態で接続され、全ラインにおける前記他方の透明電極11Aのそれぞれに共通の電圧パルスを導入する。
複数のブラックストライプ12は、黒色無機顔料などの可視光吸収性材料からなり、外光の反射により表示のコントラストが悪化することを防ぐために設けられる。これらブラックストライプ12は、走査電極11Yと走査電極11Yとで挟まれた空隙および共通電極11Xと共通電極11Xとで挟まれた空隙に形成される。なお、ブラックストライプ12を形成する位置は、透明電極11Aが形成される位置により決定される。
誘電体層13は、例えばガラスペーストからなり、前面基板10内面側に設けられた複数の透明電極11A、複数のバス電極11、および複数のブラックストライプ12を覆うように、前面基板10内面上の放電空間形成領域の全領域に亘り設けられる。保護層14は、MgO(酸化マグネシウム)などにより、誘電体層13上の全面に形成され、誘電体層13を保護する。
背面基板20は、長方形状の平面ガラス板であり、その放電空間形成領域内には、列電極としての複数のアドレス電極21と、アドレス電極保護層22と、隔壁23と、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体層24R,24G,24Bと、等が配設されている。また、背面基板20は、ガス排気用・不活性ガス導入用の図示しない孔および排気管を備えている。
アドレス電極21は、例えばAl(アルミニウム)を主成分とした金属材料からなるストライプ状の複数の電極パターンである。これらアドレス電極21は、背面基板20の内面上に密着して形成され、列方向に沿って平行に一定の間隔で配設されている。そして、アドレス電極21のアドレス電極引出部形成領域側における列方向の上側端部は、それぞれ放電空間形成領域の列方向上側まで延長して形成されている。
アドレス電極保護層22は、ガラスペーストからなり、アドレス電極21を覆うように背面基板20の内面上における放電空間形成領域の全面に形成されている。
隔壁23は、例えばアドレス電極保護層22と同一成分のガラスペーストで井桁状に形成され、アドレス電極保護層22上における引出電極形成領域を除いた放電空間形成領域内に形成されている。この隔壁23は、放電空間50を井桁状に区画し、これにより複数の矩形状の放電セル231が形成される。これらの複数の放電セル231のうち列方向の下側先端に位置する放電セル231は、アドレス電極210の列方向下側端部よりも僅かに内側に形成されている。
赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体層24R,24G,24Bは、これら複数の放電セル231の内部に順に形成される。そして、蛍光体層24R,24G,24Bは、それぞれの放電セル231で発生した紫外光により励起され、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の可視光を発光する。
図4は第1実施形態の要部が示された平面図である。
図4において、バス電極11と、このバス電極11の先端部に接続された引出電極11X1(11Y1)とを備えた電極は、互いに平行となるように複数並べて配置されている。そして、引出電極11X1は線状に形成されたバス電極11から分岐されるとともに先端部同士が接続された平面矩形閉ループ形状に形成されている。
つまり、引出電極11X1は、線幅L1のバス電極11の先端部から互いに反対方向に延びて形成された第1狭幅電極部151と、これらの第1狭幅電極151の先端部に接続されバス電極11の長手方向に沿ってそれぞれ形成された第2狭幅電極部152と、これらの第2狭幅電極部152の先端部同士を接続する第3狭幅電極部153とを備え、これらの狭幅電極部151〜153は、それぞれ線幅がL2であって、平面矩形上に配列されている。
ここで、第1実施形態では、第1〜第3狭幅電極部151〜153の線幅L2はバス電極11の線幅L1に対して+30%の範囲にある。第1〜第3狭幅電極部151〜153の線幅L2がバス電極11の線幅L1に対して+30%を越えると、従来技術と同様に、ブランケットロールにインクが残る不完全転写が生じる。なお、第1実施形態では、第1〜第3狭幅電極部151〜153の線幅L2はバス電極11の線幅L1に対して同一あるいは−30%の範囲内にあるものでもよい。第1〜第3狭幅電極部151〜153の線幅L2がバス電極11の線幅L1に対して−30%未満であると、前述と同様に、ブランケットロールにインクが残る不完全転写が生じる。
なお、引出電極11X1の全体の幅は従来の引出電極の幅と略同じである。また、引出電極11Y1は引出電極11X1と同じ形状である。
第1実施形態では、引出電極11X1(11Y1)の形状は図4のものに限定されるものではなく、例えば、図5に示す形状も含まれる。
図5の(A)〜(E)は図4とは異なる形状の引出電極11X1(11Y1)を示す平面図である。
図5(A)において、引出電極11X1(11Y1)は、第1〜第3狭幅電極部151〜153と、これらの第1〜第3狭幅電極部151〜153で形成される開口部の一部を塞ぐ2個の第4狭幅電極部154とから形成される。
図5(B)において、引出電極11X1(11Y1)は、第1狭幅電極部151と第2狭幅電極部152とから形成されるものであり、第2狭幅電極部152の先端部の間は開口されている。
図5(C)において、引出電極11X1(11Y1)は、第1〜第2狭幅電極部151,152と、バス電極11から延びて形成される第5狭幅電極155とから形成されている。
図5(D)において、引出電極11X1(11Y1)は、第5狭幅電極部155と、この第5狭幅電極部155の先端部から互いに反対方向に延びて形成された第6狭幅電極部156と、これらの第6狭幅電極156の先端部に接続されバス電極11の長手方向に沿ってそれぞれ形成された第7狭幅電極部157とから形成されている。
図5(E)において、引出電極11X1(11Y1)は、第5狭幅電極部155と、この第5狭幅電極部155の長手方向に沿った複数の箇所から互いに反対方向に延びて形成された第8狭幅電極部158とから形成されている。
[印刷装置]
次に、プラズマディスプレイパネル1の基板にバス電極11および引出電極11X1(11Y1)を形成する印刷装置について図6に基づいて説明する。
図6は、印刷装置の概略構成を示す正面図である。
図6において、印刷装置は、プラズマディスプレイパネル1となる略矩形板状の基板Q1に、印刷版P1に形成された所定のパターンに従って電極材を転写する装置である。この印刷装置は、基板Q1に所定のパターンを形成する印刷部200と、基板Q1に形成されたパターンを認識するパターン認識部300と、印刷部200の温度を適宜調整する温度調整部400とを備えている。
印刷部200は、基板Q1が配設される基板載置部210と、印刷版P1が配設される印刷版載置部220と、印刷版P1に塗布された電極材を基板Q1に転写するブランケットローラ230と、印刷部200の動作を制御する図示しない印刷制御部とを備えている。
基板載置部210は、例えば金属などの材料により略矩形箱状に形成されている。この基板載置部210の上面は、例えば略矩形状の基板Q1が載置される載置面211とされている。
印刷版載置部220は、伝熱性を有する例えば金属などの材料により、基板載置部210の高さと略同一の高さを有する略矩形箱状に形成されている。この印刷版載置部220は、基板載置部210に隣接されている。
印刷版載置部220の上面は、印刷版P1が載置される載置面221とされている。
印刷版P1は、例えば鋼板やガラス基板などの熱膨張係数α1がa×10−6m/℃の材料により、例えば基板Q1と略同一の略矩形状に形成されている。この印刷版P1の表面には、基板Q1に印刷されるバス電極11に対応した表示電極パターン(図示せず)と、基板Q1に印刷される引出電極11X1(11Y1)に対応した引出電極パターン(図示せず)と、これらバス電極11のアライメントマークに対応したパターン(図示せず)とがそれぞれ形成されている。
表示電極パターンは凹状の溝に形成されており、この凹状の溝の幅寸法はバス電極11の線幅L1と同一である。引出電極パターンは、凹状の溝に形成されており、この凹状の溝の幅寸法は引出電極11X1(11Y1)の線幅L2と同一である。
引出電極パターンは引出電極11X1(11Y1)と対応する形状であるため、表示電極パターンから分岐される形状である。
ブランケットローラ230は、例えばゴムなどの材料により略円柱状に形成されている。このブランケットローラ230は、図示しない印刷ヘッダにより、印刷版載置部220の上方に配設される状態に、かつ、軸方向が印刷版載置部220から基板載置部210にかけての方向R1(以下、印刷方向R1と称す)と略直交する状態に保持されている。
このブランケットローラ230は、印刷ヘッダにより軸を中心に適宜回転されるとともに、印刷方向R1およびこの印刷方向R1と反対の方向R2(以下、退行方向R2と称す)に適宜移動される。
印刷制御部は、ブランケットローラ230等の動作を制御することにより印刷を適宜実施する。具体的には、印刷制御部は、印刷ヘッダを印刷版P1の退行方向R2側から印刷方向R1へ移動させ、回転移動させる。これにより、別途の手段で供給される電極材であるインクが印刷版P1に塗布される。次に、印刷ヘッダを、ブランケットローラ230が印刷版P1に接触しない状態で印刷版P1の退行方向R2側へ移動させる。
そして、印刷制御部は、印刷ヘッダを印刷方向R1へ移動させ、ブランケットローラ230を印刷版P1に接触させた状態で回転移動させる。これにより、印刷版P1に塗布されていたインクが、印刷版P1に形成された電極パターンに従ってブランケットローラ230に受理・転写される。
パターン認識部300は、基板Q1に印刷された各マークを撮像する撮像部310と、この撮像部310にて撮像した各マークの位置などを認識する画像処理装置320とを備えている。
撮像部310は、画像処理装置320に各種情報が送受信可能に接続されている。この撮像部310は、基板載置部210の上方における印刷方向R1側に配設されたCCDカメラ311と、退行方向R2側に配設されたCCDカメラ312とを備えている。
CCDカメラ311は、基板載置部210に載置された基板Q1の印刷マークの印刷部分に対応する位置に配設されている。このCCDカメラ311は、画像処理装置320の制御により、基板Q1に印刷された各マークを適宜撮像する。そして、各マークの印刷位置に関する印刷位置情報が記載された印刷位置信号Sp1を生成して、画像処理装置320へ出力する。
CCDカメラ312は、基板載置部210に載置された基板Q1の印刷マークの印刷部分に対応する位置に配設されている。このCCDカメラ312は、画像処理装置320の制御により、基板Q1に印刷された各マークを適宜撮像する。そして、各マークに関する印刷位置情報が記載された印刷位置信号Sp2を生成して、画像処理装置320へ出力する。
画像処理装置320は、温度調整部400に各種情報が送受信可能に接続されている。この画像処理装置320は、撮像部310からの印刷位置信号Sp1,Sp2に基づいて、印刷精度に関する印刷精度情報が記載された印刷精度信号Sseを生成する。
温度調整部400は、画像処理装置320からの印刷精度信号Sseに基づいて、印刷版載置部220の温度を適宜調整する。この温度調整部400は、印刷版載置部220の温度を検知するための例えば4つの熱電対410と、印刷版載置部220の温度を適宜設定する温度設定手段420と、この温度設定手段420にて設定する温度を制御する温度制御手段430とを備えている。
熱電対410は、温度制御手段430に各種情報が送受信可能に接続されている。熱電対410は、印刷版載置部220の内部における例えば載置面221近傍に、かつ、印刷版P1の載置部分に対応する位置に配設されている。熱電対410は、例えば印刷方向R1に略同一間隔で配設されている。熱電対410は、温度制御手段430により制御され、印刷版載置部220の温度に対応する測定温度信号Sonを適宜生成する。そして、この測定温度信号Sonを温度制御手段430へ出力する。
温度制御手段430は、画像処理装置320からの印刷精度信号Sseおよび熱電対410からの測定温度信号Sonに基づいて、温度設定手段420で設定する温度を適宜制御する。
温度設定手段420は、印刷版載置部220の内部における例えば載置面221近傍に、かつ、印刷版P1の載置部分に対応する位置に配設されている。この温度設定手段420は、温度制御手段430により制御され、温度制御手段430からの設定温度信号Steに基づいて、印刷版載置部220の温度を適宜設定する。
[印刷工程]
印刷装置の動作を説明する。
まず、バス電極11、引出電極11X1(11Y1)および印刷マークに対応したパターンが形成された印刷版P1にインクを塗着し、その後、印刷版P1に塗着された電極材をブランケットローラ230に転写する。
さらに、ブランケットローラ230を基板Q1上で転がし、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q1に転写する。これらの転写に際して、印刷される凹状の溝に形成された電極パターンの幅はバス電極11に対して引出電極11X1(11Y1)が+30%の範囲内であるから、全てのパターンにおいてインク受理量が略同一となる。
この基板Q1の印刷が終了すると、パターン認識部300の撮像部310にて、基板Q1に印刷された各マークを撮像する。そして、撮像部310は、この撮像した各マークに関する印刷位置情報を生成して画像処理装置320へ出力する。この後、画像処理装置320は、撮像部310からの印刷位置情報に基づいて、印刷マークおよび基板マークの位置を認識する。
次に、画像処理装置320は、認識した各マークの位置に基づいて、印刷のずれ量を演算するとともに、ピッチ大小関係を認識する。この後、画像処理装置320は、印刷ずれ量およびピッチ大小関係に関する印刷精度情報を生成して温度調整部400へ出力する。
温度制御手段430は画像処理装置320から印刷精度情報を取得するとともに、熱電対410から印刷版載置部220の温度に関する情報を適宜取得し、n回目の印刷時における印刷版載置部220の設定温度Tnを適宜認識する。そして、温度制御手段430は、印刷のずれ量が規定内であるか否かを判断する。
温度制御手段430は、ずれ量が規定内であると判断した場合、印刷版載置部220の設定温度Tnを維持する。
[第1実施形態の作用効果]
(1)従って、第1実施形態のプラズマディスプレイパネル1は、前面基板10と、この前面基板10上の表示領域内に形成された線状のバス電極11と、前面基板10の表示領域外に形成され一端部側がバス電極11と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極11X1(11Y1)とを備えて構成される。そして、引出電極11X1(11Y1)はバス電極11から分岐されるとともにバス電極11の線幅の+30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅電極部151〜158を備えて構成される。そのため、印刷される凹状の溝に形成された電極パターンの幅はバス電極11に対して引出電極11X1(11Y1)が±30%の範囲内であるから、ブランケットローラ230を基板Q1上で転がし、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q1に転写する際に、全てのパターンでインク受理量が略同一となり、良好な転写が行われてバス電極11および引出電極11X1(11Y1)の形成を確実に行える。しかも、引出電極11X1(11Y1)の全体の幅は従来の引出電極の幅と略同じであるため、駆動回路に接続されたフレキシブルプリント基板18との接続を確実に行うことができる。さらに、引出電極11X1(11Y1)の全体の幅は従来の引出電極の幅と略同じであっても、使用される電極の部位が少なくてすむので、高価な電極の材料の使用量を少なくすることができるから、引出電極11X1(11Y1)の形成を安価に行える。
(2)引出電極11X1(11Y1)は複数の狭幅電極部151〜158を前面基板10上に並設して形成されるから、フレキシブルプリント基板18を狭幅電極部151〜158の並び方向に沿って配置することで、フレキシブルプリント基板18と引出電極11X1(11Y1)との接続を確実に行うことができる。
(3)引出電極11X1(11Y1)を構成する狭幅電極部151〜158の線幅L2はバス電極11の線幅L1に比べて広く形成したから、フレキシブルプリント基板18と狭幅電極部151〜158との接触面積を大きくすることで、両者の接続を確実に行うことができる。
(4)プラズマディスプレイパネル1を製造するにあたり、バス電極11に対応する表示電極パターンと引出電極11X1(11Y1)に対応する引出電極パターンとを有する印刷版P1に、バス電極11および引出電極11X1(11Y1)の材料となるインクをバス電極パターンと引出電極パターンとにそれぞれ塗着し、表示電極パターンと引出電極パターンとに塗着されたインクをブランケットローラ230に転写し、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q1,Q2上に転写する印刷工程を備え、引出電極パターンは表示電極パターンから分岐されるとともにバス電極11の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅パターンで形成されるから、前述の効果を達成できるプラズマディスプレイの製造方法を提供することができる。
(5)表示電極パターンと引出電極パターンとは印刷版P1に形成された凹状の溝から形成されるから、前述の効果を達成することができる印刷版P1を簡単に製造することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図7および図8に基づいて説明する。
第2実施形態は第1実施形態とは電極構造及び電極成形方法において異なるもので、他の構成は第1実施形態と同じである。ここで、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同一又は同様の構成要素は同一符号を付して説明を省略する。
図7は第2実施形態の要部が示された平面図である。
図7(C)において、第2実施形態の電極は、バス電極11と、このバス電極11の先端部に接続された引出電極11X2(11Y2)とを備えている。
引出電極11X2(11Y2)は、異なる形状の引出電極を重ね合わせたものであり、具体的には、図7(A)で示される引出電極11X1(11Y1)と、図7(B)で示される線状の引出電極160とを重ね合わせた積層電極である。図7(A)で示される引出電極11X1(11Y1)は図4で示される引出電極11X1(11Y1)と同一形状である。引出電極160は引出電極11X1(11Y1)の隣り合う狭幅電極部152の間の寸法と同じ幅寸法を有するものであって、引出電極全体として隙間のない平面矩形状に形成される。
ここで、引出電極11X1(11Y1)はバス電極11とともに黒層用版を構成する。引出電極160はAg層用版であって、その幅寸法はバス電極11の幅寸法と略等しい。
図8は図7とは異なる形状の電極を示す平面図である。
図8(C)において、第2実施形態の電極は、バス電極11と、このバス電極11の先端部に接続された引出電極11X2(11Y2)とを備えている。
引出電極11X2(11Y2)は、同一形状の引出電極をバス電極11の長手方向にずらして重ね合わせたものであり、具体的には、図7(A)で示される引出電極11X1(11Y1)と、図7(B)で示される引出電極11X3(11Y3)とを重ね合わせた積層電極である。
図8(A)で示される引出電極11X1(11Y1)は図5(E)で示される引出電極11X1(11Y1)と同一形状である。なお、隣合う第8狭幅電極部158の間の寸法は第8狭幅電極部158自体の幅寸法と同じL2である。
図8(B)で示される引出電極11X3(11Y3)は、引出電極11X1(11Y1)と同一形状であり、バス電極11から延びて形成された第5狭幅電極部165と、この第5狭幅電極部165の長手方向に沿った複数の箇所から互いに反対方向に延びて形成された第8狭幅電極部168とから形成されている。これらの狭幅電極部165,168は、その線幅がL2である。
これらの引出電極11X1(11Y1),11X3(11Y3)は、第8狭幅電極部158の間の間に第8狭幅電極部168が配置されるように積層されて全体として隙間のない矩形状の引出電極が形成される。
ここで、引出電極11X1(11Y1)はバス電極11とともに黒層用版を構成する。引出電極11X3(11Y3)はAg層用版である。
第2実施形態においても、第1実施形態と同じ図6で示される印刷装置を利用して電極を形成するが、第1実施形態とは第1印刷工程と第2印刷工程との2工程から印刷が行われる点で異なる。
図6において、バス電極11、引出電極11X1(11Y1)および印刷マークに対応したパターンが形成された第1印刷版P1にインクを塗着し、その後、第1印刷版P1に塗着されたインクをブランケットローラ230に転写する。さらに、ブランケットローラ230を基板Q1上で転がし、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q1に転写する。これにより、第1印刷工程が終了する。
その後、引出電極160または引出電極11X3(11Y3)に対応したパターンが形成された第2印刷版P2にインクを塗着し、その後、印刷版P2に塗着されたインクをブランケットローラ230に転写する。さらに、ブランケットローラ230を、バス電極11、引出電極11X1(11Y1)および印刷マークが形成された基板Q2上で転がし、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q2に転写する。これにより第2印刷工程が終了する。
これらの転写に際しても、第1実施形態と同様に、全てのパターンにおいてインク受理量が略同一となる。
ここで、バス電極を黒層とAg層の2層としたのは、表示面側のバス電極を光吸収性の黒層とすることによって、外光の反射を防いでコントラストを向上させるとともに、放電空間側のバス電極を反射率の高い例えばAg層とすることで、蛍光体層からの発光を乱反射させることによって、表示輝度の向上を図るためである。
[第2実施形態の作用効果]
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(5)と同様の作用効果を奏することができる他、次の作用効果を奏することができる。
(6)印刷工程は第1印刷版P1にそれぞれ形成された表示電極パターンに対応した電極と引出電極パターンとに対応した電極とを基板Q1上に形成する第1印刷工程と、第2印刷版P2にそれぞれ形成された表示電極パターンに対応した電極と引出電極パターンとに対応した電極とを基板Q2上に形成する第2印刷工程とを備えたから、従来と同一の平面矩形形状および面積を有する引出電極11X2(11Y2),11X3(11Y3)を簡単に形成することができる。
(7)第1印刷版P1に形成された引出電極パターンと第2印刷版P2に形成された引出電極パターンとは、形状が異なるパターンであるから、これらのパターンを適宜組み合わせることで、平面矩形状の引出電極を容易に形成することができる。
(8)第1印刷版P1に形成された引出電極パターンと第2印刷版P2と形成された引出電極パターンとは、形状が同一のパターンであり、第1印刷工程で基板Q1上に形成される電極と第2印刷工程で基板Q2上に形成される電極とはバス電極11の長手方向に沿って互いにずれて形成される。そのため、第1印刷版P1と第2印刷版P2とにそれぞれ形成される引出電極パターンを同じ形状にすることができるので、印刷版の製造コストを低いものにできる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
例えば、前記各実施形態では、表示パネルとしてプラズマディスプレイパネル1を例示して説明したが、本発明では、引出電極と表示電極とを有するものであれば、ELを用いた表示パネル、液晶を用いた表示パネル、フィールドエミッションディスプレイパネルであってもよい。
さらに、前記各実施形態では、オフセット印刷について説明したが、本発明では、スクリーン印刷やフォトリソグラフィ法についても適用することができる。
また、本発明では、印刷装置に必ずしも温度設定手段420を設けることを要しない。
さらに、前記各実施形態では、表示面側の行電極を表示電極として説明したが、本発明では、この行電極に代え、あるいは、行電極に加えて、アドレス電極(列電極)の引出電極22について適用することが可能である。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
本実施形態のプラズマディスプレイパネル1は、前面基板10や背面基板20と、前面基板10上の表示領域内に形成された線状のバス電極11や背面基板20の表示領域内に形成された線状のアドレス電極21と、前面基板10や前記背面基板20の表示領域外に形成され一端部側がバス電極11やアドレス電極21と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極11X1(11Y1)とを備え、引出電極11X1(11Y1)はバス電極11から分岐されるとともにバス電極11の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅電極部151〜158を備えて構成される。そのため、印刷される凹状の溝に形成された電極パターンの幅はバス電極11やアドレス電極21に対して引出電極11X1(11Y1)が±30%の範囲内であるから、ブランケットローラ230を基板Q1上で転がし、ブランケットローラ230に転写されたインクを基板Q1に転写する際に、全てのパターンでインク受理量が略同一となり、良好な転写が行われてバス電極11および引出電極11X1(11Y1)の形成を確実に行える。しかも、引出電極11X1(11Y1)の全体の幅は従来の引出電極の幅と略同じであるため、駆動回路に接続されたフレキシブルプリント基板18との接続を確実に行うことができる。さらに、引出電極11X1(11Y1)の全体の幅は従来の引出電極の幅と略同じであっても、使用される電極の部位が少なくてすむので、高価な電極の材料の使用量を少なくすることができるから、引出電極11X1(11Y1)の形成を安価に行える。
従来の表示電極と引出電極との接続構造の概略を示した平面図。 本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの電極構造を模式的に示した平面図。 プラズマディスプレイパネルの分解斜視図。 第1実施形態の要部が示された平面図。 (A)〜(E)は図4とは異なる形状の引出電極を示す平面図。 印刷装置の概略構成を示す正面図。 本発明の第2実施形態の要部が示された平面図。 図7とは異なる形状の引出電極を示す平面図。
符号の説明
1…プラズマディスプレイパネル(表示パネル)
10…前面基板
11…バス電極(表示電極)
11X1(11Y1)…引出電極
11X2(11Y2)…引出電極
11X3(11Y3)…引出電極
20…背面基板
21…アドレス電極(表示電極)
151〜158…狭幅電極部
160…引出電極
230…ブランケットローラ
P1,P2…印刷版
Q1,Q2…基板

Claims (12)

  1. 基板と、この基板上の表示領域内に形成された線状の表示電極と、前記基板の表示領域外に形成され一端部側が前記表示電極と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極とを備えた表示パネルであって、
    前記引出電極は前記表示電極から分岐されるとともに前記表示電極の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅電極部を備えて構成されることを特徴とした表示パネル。
  2. 請求項1に記載された表示パネルにおいて、
    前記引出電極は前記複数の狭幅電極部を前記基板上に並設して形成されることを特徴とした表示パネル。
  3. 請求項2に記載された表示パネルにおいて、
    前記引出電極の線幅は前記表示電極の線幅に比べて広い線幅で形成されていることを特徴とした表示パネル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された表示パネルにおいて、
    前記表示パネルはプラズマディスプレイパネルであり、
    前記表示電極は少なくとも一方の前記基板上に行方向に延びて形成された行電極と、前記一方の基板と放電空間を介して対向配置された他方の前記基板上に列方向に延びて形成された列電極との少なくとも一方であることを特徴とする表示パネル。
  5. 基板上の表示領域内に線状の表示電極が形成され前記基板の表示領域外に一端部側が前記表示電極と接続されるとともに他端部側が駆動回路と接続される線状の引出電極が形成された表示パネルを製造するために、前記表示電極に対応する表示電極パターンと前記引出電極に対応する引出電極パターンとを有する印刷版に、前記表示電極および前記引出電極の材料となる電極材を前記表示電極パターンと前記引出電極パターンとにそれぞれ塗着し、前記表示電極パターンと前記引出電極パターンとに塗着された前記電極材をブランケットに転写し、前記ブランケットに転写された前記電極材を前記基板上に転写する印刷工程を備えた表示パネルの製造方法であって、
    前記引出電極パターンは前記表示電極パターンから分岐されるとともに前記表示電極の線幅の±30%の範囲の線幅を有する複数の狭幅パターンで形成されることを特徴とする表示パネルの製造方法。
  6. 請求項5に記載された表示パネルの製造方法において、
    前記表示電極パターンと前記引出電極パターンとは前記印刷版に形成された凹状の溝からなることを特徴とする表示パネルの製造方法。
  7. 請求項5に記載された表示パネルの製造方法において、
    前記複数の狭幅パターンは前記印刷版上に並設されて前記引出電極パターンを形成することを特徴とする表示パネルの製造方法。
  8. 請求項7に記載された表示パネルの製造方法において、
    前記引出電極パターンの幅は前記表示電極パターンの幅に比べて広いことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載された表示パネルの製造方法において、
    前記印刷版は第1印刷版と第2印刷版とを備え、前記印刷工程は、前記第1印刷版にそれぞれ形成された前記表示電極パターンに対応した電極と前記引出電極パターンとに対応した電極とを前記基板上に形成する第1印刷工程と、前記第2印刷版にそれぞれ形成された前記表示電極パターンに対応した電極と前記引出電極パターンとに対応した電極とを前記基板上に形成する第2印刷工程とを備えたことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  10. 請求項9に記載された表示パネルの製造方法において、
    前記第1印刷版に形成された前記引出電極パターンと前記第2印刷版に形成された前記引出電極パターンとは、形状が異なるパターンであることを特徴とする表示パネルの製造方法。
  11. 請求項9に記載された表示パネルの製造方法において、
    前記第1印刷版に形成された前記引出電極パターンと前記第2印刷版と形成された前記引出電極パターンとは、形状が同一のパターンであり、前記第1印刷工程で前記基板上に形成される電極と前記第2印刷工程で前記基板上に形成される電極とは前記表示電極の長手方向に沿って互いにずれて前記基板上に形成されることを特徴とする表示パネルの製造方法。
  12. 請求項5から請求項11のいずれかに記載された表示パネルの製造方法において、
    前記表示パネルはプラズマディスプレイパネルであり、
    前記表示電極は少なくとも一方の前記基板上に行方向に延びて形成された行電極と、前記一方の基板と放電空間を介して対向配置された他方の前記基板上に列方向に延びて形成された列電極との少なくとも一方であることを特徴とする表示パネルの製造方法。
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