JP2007232079A - パワーユニットおよびディファレンシャル装置が搭載された車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両には、内燃機関Eのクランク軸6からの動力を変速する変速機Mを収納するクランクケース3(ハウジング)を備えるパワーユニットPと、変速機Mのカウンタ軸52により駆動される駆動軸70に設けられた駆動ギヤ73と噛合する被動ギヤ74により駆動されて変速機Mからの動力を駆動輪の車軸に伝達するディファレンシャル装置80とが搭載される。クランクケース3には、駆動軸70とディファレンシャル装置80とを収納するギヤケース91が一体成形される。クランク軸6とカウンタ軸52と駆動軸70とが水平またはほぼ水平な1つの特定平面H0上に配置される。
【選択図】図3
Description
請求項2記載の事項によれば、第1平面の上下に形成されるスペースに入力軸および出力軸、そしてアイドル歯車および変速切換機構がコンパクトに配置されるので、パワーユニットを上下方向で小型化できる。
請求項3記載の事項によれば、駆動軸および車軸を上下方向でコンパクトに配置できるので、パワーユニットが上下方向で小型化される。
請求項4記載の事項によれば、エンジンの暖機時におけるギヤ室内のオイルの粘度が小さくなって、ギヤ室に収納される駆動軸およびディファレンシャル装置の潤滑が良好に行われる。
図1〜図3を参照すると、本発明が適用された車両としての小型4輪車に搭載されるパワーユニットPは、エンジンとしての内燃機関Eと、変速機としての常時噛合い式の歯車式変速機Mと、該変速機Mに対して内燃機関Eが発生する動力の伝達および遮断を行う湿式の摩擦式クラッチCと、変速機Mからの動力が伝達される終減速装置Rとを備える。変速機MとクラッチCと終減速装置Rとは、内燃機関Eの動力を駆動輪としての後輪に伝達する動力伝達装置を構成する。
クランク軸6の回転中心線L1が車幅方向を指向する横置き配置で車体に搭載される内燃機関Eは、水冷式で単気筒4ストローク内燃機関であり、シリンダ軸線Lcがクランク軸6から前方に向かってほぼ水平で僅かに斜め上方に指向するように前傾したシリンダ1と、シリンダ1の前端部に結合されるシリンダヘッド2と、シリンダ1の後端部に結合されるクランクケース3とから構成される機関本体を備える。
シリンダヘッド2には、シリンダ軸線方向でピストン4に対向する燃焼室10と、燃焼室10に開口する吸気ポート11および排気ポート12とが形成され、さらに吸気ポート11および排気ポート12をそれぞれ開閉する吸気弁13および排気弁14と、燃焼室10に臨む点火栓15とが設けられる。
右ケース半体3bには、その開口部を右方から覆う右カバー21が結合され、右ケース半体3bおよび右カバー21によりクラッチCおよびトルクコンバータ26が収納される右収納室であるクラッチ室23が形成される。クラッチ室23内で、クランク室7から右方に突出するクランク軸6の右延出軸部6bには、右軸端部から順次、トルクコンバータ26と、1次減速機構27とが設けられる。そして、クランクケース3、両カバー20,21および後述するギヤカバー77は、パワーユニットPのハウジングを構成する。
変速機Mが収納されるミッション室57を含むクランク室7からのオイルおよびトルクコンバータ26からのオイルによるオイル雰囲気で充満しているクラッチ室23内に配置されたクラッチCは、ミッション室57からクラッチ室23内に突出したメイン軸51の軸端部に設けられる。多板式クラッチCは、被動ギヤ29に一体回転可能に結合されたクラッチアウタ31と、交互に積層されて互いに摩擦係合可能な入力側クラッチ板33および出力側クラッチ板34を介して伝達されるクラッチアウタ31からの動力をメイン軸51に伝達するクラッチインナ32と、クラッチ板33およびクラッチ板34を接離させるプレッシャプレート35とを備える。プレッシャプレート35は、クラッチアーム39aおよびカム機構を備えるリレーズ機構39により操作されて軸方向に移動し、クラッチスプリング35aの弾発力による両クラッチ板33,34の押圧および押圧解除を行って、クラッチCの断続状態を制御する。
したがって、変速機Mにおいて、メイン軸51、カウンタ軸52およびリバース軸53は、クランク軸6に平行に配置されて、ミッションケース56に支持される。クランクケース3に一体成形されてその一部であるミッションケース56は、クランクケース3において、シリンダ1が結合される前端部を有すると共にクランク軸6が収納される前部(各ケース半体3a,3bの前部3a1,3b1により構成される。)と後述するギヤケース91を形成する後部(各ケース半体3a,3bの後部3a3,3b3により構成される。)との間に位置する中間部(各ケース半体3a,3bの中間部3a2,3b2により構成される。)により構成される。
1速歯車列G1は、メイン軸51に常時一体回転可能に設けられる駆動歯車41と、駆動歯車41に噛合すると共にカウンタ軸52に相対回転可能に設けられる被動歯車46とからなる。2速歯車列G2は、メイン軸51に常時一体回転可能に設けられる駆動歯車42と、駆動歯車42に噛合すると共にカウンタ軸52に相対回転可能に設けられる被動歯車47とからなる。3速歯車列G3は、メイン軸51に相対回転可能に設けられる駆動歯車43と、駆動歯車43に噛合すると共にカウンタ軸52に常時一体回転可能に設けられる被動歯車48とからなる。また、後進変速段を設定する後進用歯車列GRは、メイン軸51に相対回転可能に設けられる駆動歯車44と、カウンタ軸52に常時一体回転可能に設けられる被動歯車49と、駆動歯車44に噛合すると共にリバース軸53に相対回転可能に設けられる第1アイドル歯車45aおよび被動歯車49に噛合すると共に第1アイドル歯車45aと一体成形されて一体に回転する第2アイドル歯車45bとからなる。
シフタ61が、被動歯車46に係合すると1速歯車列G1(1速変速段)が確立し、被動歯車47に係合すると2速歯車列G2(2速変速段)が確立する。一方、シフタ62が駆動歯車43に係合すると3速歯車列G3(3速変速段)が確立し、駆動歯車44に係合すると、車両の後進時の歯車列である後進用歯車列GRが確立する。また、各シフタ61,62が、被動歯車46,47または駆動歯車43,44と係合しない中立位置を占めるときは、変速機Mが中立状態になる。
パワーユニットPとディファレンシャル装置80とが搭載された小型車両において、駆動軸70とディファレンシャル装置80とを収納するギヤケース91がパワーユニットPの前記ハウジングを構成するクランクケース3に一体成形され、クランク軸6とカウンタ軸52と駆動軸70とが水平またはほぼ水平な1つの特定平面H0上に配置されることにより、クランク軸6、カウンタ軸52および駆動軸70がほぼ水平な1つの平面上に配置されることから、カウンタ軸52および駆動軸70が上下方向に直列に配置されるものに比べて、パワーユニットPの上下方向での幅を小さくできるので、ディファレンシャル装置80が収納されるギヤケース91が一体成形された前記ハウジングを備えるパワーユニットPを上下方向で小型化できる。このため、小型車両の車高を低くし、かつ車両重心の位置も低くできるので、小型車両に好適なパワーユニットPとすることができる。
変速機は、歯車式変速機以外の変速機、例えばベルト式変速機であってもよい。
第1平面H1に対して、または駆動歯車44および被動歯車49に対して、リバース軸53およびアイドル歯車45が下方に配置され、シフトドラム65および間欠送り機構66が上方に配置されてもよい。
内燃機関は、多気筒であってもよく、エンジンは往復動内燃機関以外のものであってもよい。
P…パワーユニット、E…内燃機関、M…変速機、L1〜L3,L5,L6…回転中心線、H0…特定平面、H1…第1平面、G1〜G3,GR…変速歯車列。
Claims (4)
- エンジンの動力軸と前記動力軸からの動力を変速する変速機とを収納するハウジングを備えるパワーユニットと、前記変速機の出力軸により駆動される駆動軸に設けられたファイナル駆動ギヤと噛合するファイナル被動ギヤにより駆動されて前記出力軸からの動力を駆動輪の車軸に伝達するディファレンシャル装置とが搭載された車両において、
前記駆動軸と前記ディファレンシャル装置とを収納するギヤケースが前記ハウジングに一体成形され、前記動力軸と前記出力軸と前記駆動軸とが水平またはほぼ水平な1つの特定平面上に配置されることを特徴とする車両。 - 前記変速機は、入力軸に設けられた後進用駆動歯車と前記出力軸に設けられた後進用被動歯車との間に介在するアイドル歯車を備える後進用歯車列を備え、前記入力軸の回転中心線と前記出力軸の回転中心線とが、前記動力軸の回転中心線および前記駆動軸の回転中心線を含む第1平面を挟んで配置され、前記アイドル歯車と前記変速切換機構とが、前記後進用駆動歯車および前記後進用被動歯車を挟んで配置されることを特徴とする請求項1記載の車両。
- 前記駆動軸の回転中心線と前記車軸の回転中心線とが、前記動力軸の回転中心線および前記出力軸の回転中心線を含む第2平面を挟んで配置されることを特徴とする請求項1または2記載の車両。
- 前記動力軸はクランク軸であり、前記ハウジングは前記クランク軸が収納されるクランク室を形成し、前記クランク室と、前記ギヤケースにより形成されるギヤ室とは、共通の隔壁により仕切られていることを特徴とする請求項2記載の車両。
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