JPH0624250A - エンジンの動力伝達装置 - Google Patents

エンジンの動力伝達装置

Info

Publication number
JPH0624250A
JPH0624250A JP20030892A JP20030892A JPH0624250A JP H0624250 A JPH0624250 A JP H0624250A JP 20030892 A JP20030892 A JP 20030892A JP 20030892 A JP20030892 A JP 20030892A JP H0624250 A JPH0624250 A JP H0624250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
transmission
power
output shaft
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20030892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
Motoharu Sato
元春 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP20030892A priority Critical patent/JPH0624250A/ja
Publication of JPH0624250A publication Critical patent/JPH0624250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】前輪駆動用のドライブシャフトがミッションの
入出力軸内部を貫通することなく、ミッションの入出力
軸の充分な剛性を確保しつつ、パワートレインの小型コ
ンパクト化と、ショートオーバハングの達成との両立を
図る。 【構成】エンジン出力軸5が車幅方向に向くようにエン
ジンルーム内に横置き配置されたエンジン6と、エンジ
ン出力軸5に対してミッション出力軸15が平行になる
ように横置き配置されたトランスミッション17と、エ
ンジン出力軸5の動力をトランスミッション17のミッ
ション入力軸20に伝達する車体前後方向に延びる動力
伝達手段21とを備えたエンジンの動力伝達装置であっ
て、ミッション入力軸20に伝達された動力により回転
駆動される前輪駆動用のドライブシャフト36,37を
その延設方向がエンジン6およびトランスミッション1
7と平行になるようにエンジン6とトランスミッション
17との間に配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば横置きに配置
されたエンジンの後方に、エンジン出力軸とミッション
出力軸とが互いに平行になるようにトランスミッション
を横置きに配置したようなエンジンの動力伝達装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの動力伝達装置として
は、例えば図7に示すように、縦置き配置されたエンジ
ン71の後部にトランスミッション72を直列状に配置
し、エンジン71の出力軸としてのクランクシャフトと
ミッションの入出力軸とを平面から見て略一直線状に配
置したパワートレインが知られている。
【0003】しかし、このような構成の場合にはパワー
トレインの小型コンパクト化、ローボンネット化を図る
ことが比較的困難なため、従来、既に特開平1−316
561号公報に記載のようなエンジンの動力伝達装置が
発明されている。
【0004】すなわち、図8に示す如く、エンジン出力
軸が車幅方向に向くようにエンジンルーム内にエンジン
81を横置き配置し、このエンジン81の出力軸に対し
てミッション出力軸が平行になるように上述のエンジン
81の後方にトランスミッション82を横置き配置し、
さらにエンジン出力軸の動力をトランスミッション82
のミッション入力軸に伝達する動力伝達手段83を設
け、ミッションケースの後方に2WD用のデフ機構84
を取付けて、このデフ機構84の左右に前輪駆動用のド
ライブシャフト85,86を配置したエンジンの動力伝
達装置である。
【0005】この従来装置においてはパワートレインの
小型コンパクト化、ローボンネット化を図ることができ
る利点がある反面、ミッションケースの後方にデフ機構
84が配置されるので、フロントオーバハングが長くな
り、車両側のレイアウトの自由度が阻害されるばかりで
なく、適用範囲が限定される問題点があった。
【0006】このような問題点を解決するために、従
来、例えば特開平1−316562号公報に記載のよう
なエンジンの動力伝達装置が既に発明されている。すな
わち、図9に示す如く、エンジン出力軸が車幅方向に向
くようにエンジンルーム内にエンジン91を横置き配置
し、このエンジン91の出力軸に対してミッション出力
軸が平行になるように上述のエンジン91の後方にトラ
ンスミッション92を横置き配置し、さらにエンジン出
力軸の動力をトランスミッション92のミッション入力
軸に伝達する動力伝達手段93を設け、ミッションケー
スの左側端部に2WD用のデフ機構94を取付けて、こ
のデフ機構94の左右に前輪駆動用のドライブシャフト
95,96を配置し、右側のドライブシャフト95を、
筒軸状のミッション出力軸内部を貫通させた構造のエン
ジンの動力伝達装置である。
【0007】この図9に示す従来装置においては図8に
示す従来装置に対して、フロントオーバハングを短縮す
ることができる利点がある反面、ドライブシャフト95
がミッション出力軸内部を貫通する関係上、このミッシ
ョン出力軸およびトランスミッション92が大型化し、
加えて、ミッション出力軸は内部中空の筒軸状となるた
め充分な剛性を確保することが困難な問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明(第1発明)は、前輪駆動用のドライブシャフ
トがミッションの入出力軸内部を貫通することなく、ミ
ッションの入出力軸の充分な剛性を確保しつつ、パワー
トレインの小型コンパクト化と、ショートオーバハング
の達成との両立を図ることができるエンジンの動力伝達
装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、前輪駆動用のドライ
ブシャフトを、動力伝達手段の内部を貫通して配置する
ことで、この前輪駆動用のドライブシャフトを上下方向
に何等オフセットすることなく、地上高とドライブシャ
フトとの位置関係を適正に設定することができると共
に、構成の簡略化を図ることができるエンジンの動力伝
達装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記機
請求項1記載の発明の目的と併せて、2WDに対してよ
り一層の小型コンパクト化が要請される4WDにおいて
パワートレインの小型コンパクト化を達成することがで
きるエンジンの動力伝達装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、後輪側への動力伝達
を行なうフロントデフのリングギヤをエンジンのシリン
ダブロックよりも車幅方向において外方に配置すること
で、パワートレインのより一層の小型コンパクト化を達
成することができるエンジンの動力伝達装置の提供を目
的とする。
【0012】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、フロントデフのリン
グギヤをエンジンのシリンダブロックとクランクシャフ
トの端部に設けられるクランクプーリとの間に配置する
ことで、パワートレインの小型コンパクト化を図りつ
つ、前輪駆動用の左右のドライブシャフトを可及的等長
に近づけることができるエンジンの動力伝達装置の提供
を目的とする。
【0013】この発明の請求項6記載の発明(第2発
明)は、上記請求項1記載の発明の目的と併せて、セン
タデフをスペース的に比較的大きいトランスミッション
と、スペース的に比較的大きいフロントデフとの間に配
置することで、パワートレインの車体前後方向の寸法短
縮を図り、同パワートレインの小型コンパクト化を達成
することができるエンジンの動力伝達装置の提供を目的
とする。
【0014】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)は、上記請求項1記載の発明と併せて、トランスフ
ァリングギヤをスペース的に比較的大きいトランスミッ
ションと、スペース的に比較的大きいセンタデフとの間
に配置することで、パワートレインの車体前後方向の寸
法短縮を図り、同パワートレインの小型コンパクト化を
達成することができるエンジンの動力伝達装置の提供を
目的とする。
【0015】この発明の請求項8記載の発明(第4発
明)は、上記請求項1記載の発明の目的と併せて、エン
ジンとトランスミッションとを架設する架設部材に前輪
駆動用のドライブシャフトを支持させることで、上述の
ドライブシャフトの支持剛性の向上を図ることができる
エンジンの動力伝達装置の提供を目的とする。
【0016】この発明の請求項9記載の発明(第5発
明)は、上記請求項1記載の発明の目的と併せて、フロ
ントデフをセンタデフとトランスミッションとの間に配
置することで、前輪駆動用の左右のドライブシャフトを
等長に設定することができるエンジンの動力伝達装置の
提供を目的とする。
【0017】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項9記載の発明の目的と併せて、トランスファリン
グギヤをスペース的に比較的大きいセンタデフと、スペ
ース的に比較的大きいトランスミッションとの間に配置
することで、パワートレインの車体前後方向の寸法短縮
を図り、同パワートレインの小型コンパクト化を達成す
ることができるエンジンの動力伝達装置の提供を目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明(第1発明)は、エンジン出力軸が車幅方向に向
くようにエンジンルーム内に横置き配置されたエンジン
と、上記エンジン出力軸に対してミッション出力軸が平
行になるように横置き配置されたトランスミッション
と、上記エンジン出力軸の動力を上記トランスミッショ
ンのミッション入力軸に伝達する車体前後方向に延びる
動力伝達手段とを備えたエンジンの動力伝達装置であっ
て、上記ミッション入力軸に伝達された動力により回転
駆動される前輪駆動用のドライブシャフトをその延設方
向がエンジンおよびトランスミッションと平行になるよ
うに上記エンジンと上記トランスミッションとの間に配
置したエンジンの動力伝達装置であることを特徴とす
る。
【0019】この発明の請求項2記載の発明は上記請求
項1記載の発明の構成と併せて、上記前輪駆動用のドラ
イブシャフトを、上記動力伝達手段内を貫通して配置し
たエンジンの動力伝達装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項3記載の発明は上記請求
項1記載の発明の構成と併せて、上記前輪駆動用のドラ
イブシャフト上に、後輪側への動力伝達を行なうリング
ギヤを備えたフロントデフが介設され、上記ドライブシ
ャフトを四輪駆動の前輪駆動用ドライブシャフトに設定
したエンジンの動力伝達装置であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項4記載の発明は上記請求
項1記載の発明の構成と併せて、上記前輪駆動用のドラ
イブシャフト上に介設されたフロントデフのリングギヤ
を、上記エンジンのシリンダブロックよりも車幅方向に
おいて外方に配置したエンジンの動力伝達装置であるこ
とを特徴とする。
【0022】この発明の請求項5記載の発明は上記請求
項4記載の発明の構成と併せて、上記フロントデフのリ
ングギヤを、上記エンジンのシリンダブロックとエンジ
ン出力軸により駆動されるクランクプーリとの間に配置
したエンジンの動力伝達装置であることを特徴とする。
【0023】この発明の請求項6記載の発明(第2発
明)は、エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエンジ
ンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エンジ
ン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるように
横置き配置されたトランスミッションと、上記エンジン
出力軸の動力を上記トランスミッションのミッション入
力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段とを
備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エンジン
と上記トランスミッションとの間に平行配置され上記ミ
ッション入力軸に伝達された動力により回転駆動される
前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用のド
ライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上記ミ
ッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後輪の
回転差を吸収するセンタデフとを備え、上記センタデフ
を上記トランスミッションのフロントデフ側端部と上記
フロントデフとの間に配置したエンジンの動力伝達装置
であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)は、エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエンジ
ンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エンジ
ン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるように
横置き配置されたトランスミッションと、上記エンジン
出力軸の動力を上記トランスミッションのミッション入
力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段とを
備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エンジン
と上記トランスミッションとの間に平行配置され上記ミ
ッション入力軸に伝達された動力により回転駆動される
前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用のド
ライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上記ミ
ッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後輪の
回転差を吸収するセンタデフと、上記センタデフからの
出力をドライブピニオンシャフト側に伝達するトランス
ファリングギヤとを備え、上記トランスファリングギヤ
を、上記トランスミッションのセンタデフ側端部と上記
センタデフとの間に配置したエンジンの動力伝達装置で
あることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項8記載の発明(第4発
明)は、エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエンジ
ンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エンジ
ン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるように
横置き配置されたトランスミッションと、上記エンジン
出力軸の動力を上記トランスミッションのミッション入
力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段とを
備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エンジン
と上記トランスミッションとの間に平行配置され上記ミ
ッション入力軸に伝達された動力により回転駆動される
前輪駆動用のドライブシャフトと、上記エンジンおよび
上記トランスミッションを架設する架設部材とを備え、
上記架設部材に上記前輪駆動用のドライブシャフトを支
持させたエンジンの動力伝達装置であることを特徴とす
る。
【0026】この発明の請求項9記載の発明(第5発
明)は、エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエンジ
ンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エンジ
ン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるように
横置き配置されたトランスミッションと、上記エンジン
出力軸の動力を上記トランスミッションのミッション入
力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段とを
備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エンジン
と上記トランスミッションとの間に平行配置され上記ミ
ッション入力軸に伝達された動力により回転駆動される
前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用のド
ライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上記ミ
ッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後輪の
回転差を吸収するセンタデフとを備え、上記フロントデ
フを、上記センタデフと上記トランスミッションのセン
タデフ側端部との間に配置したエンジンの動力伝達装置
であることを特徴とする。
【0027】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項9記載の発明の構成と併せて、上記センタデフか
らの出力をドライブピニオンシャフト側に伝達するトラ
ンスファリングギヤを設け、上記トランスファリングギ
ヤを上記センタデフと上記トランスミッションのセンタ
デフ側端部との間に配置したエンジンの動力伝達装置で
あることを特徴とする。
【0028】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明(第1発
明)によれば、前輪駆動用のドライブシャフトをエンジ
ンとトランスミッションとの間に配置したので、このド
ライブシャフトがミッション入出力軸の内部を何等貫通
することなく、このためミッション入出力軸の充分な剛
性を確保しつつ、パワートレインの小型コンパクト化
と、ショートオーバハングの達成との両立を図ることが
できる効果がある。
【0029】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、前輪駆動用の
ドライブシャフトを、動力伝達手段内を貫通して配置し
たので、この前輪駆動用のドライブシャフトを上下方向
に何等オフセットする必要がなく、このため地上高とド
ライブシャフトとの位置関係を適正に設定することがで
きると共に、構成の簡略化を図ることができる効果があ
る。
【0030】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のドライ
ブシャフトを四輪駆動(いわゆる4WD)の前輪駆動用
ドライブシャフトに設定したので、2WDに対してより
一層の小型コンパクト化が要請される4WDにおいてパ
ワートレインの小型コンパクト化を達成することができ
る効果がある。
【0031】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、フロントデフ
のリングギヤをエンジンのシリンダブロックよりも車幅
方向において外方に配置したので、シリンダブロックと
フロントデフのリングギヤとの干渉を回避しつつ、パワ
ートレインのより一層の小型コンパクト化を達成するこ
とができる効果がある。
【0032】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、フロントデフ
のリングギヤをエンジンのシリンダブロックとクランク
プーリとの間に配置したので、前輪駆動用の左右のドラ
イブシャフトを可及的等長に近づけることができる効果
がある。因に、フロントデフのリングギヤをクランクプ
ーリ外側に配置すると、前輪駆動用の左右のドライブシ
ャフトが大幅に不等長となるが、上記構成によりこのよ
うな不等長を回避することができる。
【0033】この発明の請求項6記載の発明(第2発
明)によれば、上記請求項1記載の発明の効果と併せ
て、センタデフをスペース的に比較的大きいトランスミ
ッションのフロントデフ側端部と、スペース的に比較的
大きいフロントデフとの間に配置したので、パワートレ
インの車体前後方向の寸法短縮を図り、同パワートレイ
ンの小型コンパクト化を達成することができる効果があ
る。
【0034】この発明の請求項7記載の発明(第3発
明)によれば、上記請求項1記載の発明の効果と併せ
て、トランスファリングギヤをスペース的に比較的大き
いトランスミッションのセンタデフ側端部と、スペース
的に比較的大きいセンタデフとの間に配置したので、パ
ワートレインの車体前後方向の寸法短縮を図り、同パワ
ートレインの小型コンパクト化を達成することができる
効果がある。
【0035】この発明の請求項8記載の発明(第4発
明)によれば、上記請求項1記載の発明の効果と併せ
て、エンジンとトランスミッションとを架設する架設部
材に前輪駆動用のドライブシャフトを支持させたので、
この架設部材を有効利用しつつ、上述のドライブシャフ
トの支持剛性の向上を図ることができる効果がある。
【0036】この発明の請求項9記載の発明(第5発
明)によれば、上記請求項1記載の発明の効果と併せ
て、フロントデフをセンタデフとトランスミッションの
センタデフ側端部との間に配置したので、前輪駆動用の
左右のドライブシャフトを等長に設定することができる
効果がある。
【0037】この発明の請求項10記載の発明によれ
ば、上記請求項9記載の発明の効果と併せて、トランス
ファリングギヤをスペース的に比較的大きいセンタデフ
と、スペース的に比較的大きいトランスミッションのセ
ンタデフ側端部との間に配置したので、パワートレイン
の車体前後方向の寸法短縮を図り、同パワートレインの
小型コンパクト化を達成することができる効果がある。
【0038】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジンの動力伝達装置を示し、図1、
図2、図3において、フロアパネル1の前部にダッシュ
ロアパネル2を立設して、車室3とエンジンルーム4と
を区画している。
【0039】上述のエンジンルーム4内には、エンジン
出力軸としてのクランクシャフト5が車幅方向に向くよ
うにエンジン6、例えば直列4気筒エンジンを横置き配
置している。このエンジン6はシリンダブロック7と、
シリンダヘッド8と、シリンダヘッドカバー9と、ロア
ブロック10とを有すると共に、ロアブロック10の下
部にはオイルパン11を取付け、上述のクランクシャフ
ト5の一端側、具体的には左端側にクランクプーリ12
を取付けている。また、この実施例では上述のエンジン
6を後方にスラント配置している。
【0040】さらに上述のシリンダヘッド8における吸
気ポートと連通するように、インテークマニホルド13
を取付けると共に、排気ポートと連通するようにエキゾ
ーストマニホルド14を取付けている。
【0041】図3に示すように、上述のクランクシャフ
ト5に対してメインシャフト15およびカウンタシャフ
ト16が平行になるように上述のエンジン6の後方にト
ランスミッション17を横置き配置している。
【0042】上述のクランクシャフト5の動力を、クラ
ッチ装置18およびクラッチ出力軸19を介してミッシ
ョン入力軸20に伝達する車体前後方向に延びる動力伝
達手段21を設けている。この動力伝達手段21はクラ
ッチ出力軸19に嵌合固定した原動スプロケット22
と、ミッション入力軸20に嵌合固定した従動スプロケ
ット23と、これら各スプロケット22,23間に張架
したチェーン24とを備え、これら各要素22,23,
24を架設部材25およびチェーンカバー26で囲繞し
ている。
【0043】上述の架設部材25はエンジン6とトラン
スミッション17とを架設する部材で、この架設部材2
5はクラッチハウジングと他側のチェーンカバーとを兼
ねる部材である。
【0044】ところで、上述のメインシャフト15の図
3の左方への延長部には、サンギヤ27、プラネタリギ
ヤ28、リングギヤ29を備えたセンタデフ30を配設
している。このセンタデフ30はメインシャフト15の
動力を後輪側に伝達すると共に、前後輪の回転差を吸収
する遊星歯車機構による差動装置であり、この実施例で
はリングギヤ29をセンタデフ30の図3上、右側に配
置している。
【0045】また上述のセンタデフ30の左側において
メインシャフト15の延長部にはアウトプットギヤ31
を嵌合し、このアウトプットギヤ31と常時噛合するリ
ングギヤ32を備えたフロントデフ33を設けている。
このフロントデフ33はピニオンギヤ34,34および
サイドギヤ35,35を有する前輪用の差動装置で、こ
の実施例ではリングギヤ32を図3上、左側に配置する
と共に、上述の各サイドギヤ35,35には前輪駆動用
の左右のドライブシャフト36,37を嵌合し、これら
左右のドライブシャフト36,37の先端部には等速ボ
ールジョイント38,38、フロントアクスルシャフト
(図示せず)を介して前輪39,39を取付けている。
【0046】一方、上述のセンタデフ30の後方にはト
ランスファ40を配設し、このトランスファ40のトラ
ンスファハウジング41の内部には、センタデフ30に
おけるサンギヤ27からの出力をインプットするインプ
ットギヤ42と、このインプットギヤ42と同軸上に配
設されたトランスファリングギヤ43と、このトランス
ファリングギヤ43に常時噛合するピニオンギヤ44
と、このピニオンギヤ44に一体形成され図示しないプ
ロペラシャフトを介して後輪を駆動するドライブピニオ
ンシャフト45とを配設している。
【0047】なお、図1における46はプッシュ式のク
ーリングファン、47はラジエータ、48はプル式のク
ーリングファン、49は空調用のエアコンプレッサ、5
0はパワーステアリング用のポンプ、51はエキゾース
トマニホルド14における比較的エンジン近傍位置に接
続された触媒コンバータ、52はオルタネータ、53は
ステアリング装置、54はバッテリ、55は制動用の倍
力装置、56はボンネット、図2における57はフロン
トフレームである。
【0048】ところで、上述の前輪駆動用のドライブシ
ャフト36,37をその延設方向がエンジン6およびト
ランスミッション17と平行になるようにエンジン6と
トランスミッション17との間に配置すると共に、右側
のドライブシャフト37は図3に示すように動力伝達手
段21の内部を貫通させている。この実施例では上述の
チェーンカバー26と架設部材25との対向部に穴部5
8を形成し、チェーンカバー26の組付け前段階におい
て、架設部材25との対応部にセットボルト59を用い
て筒部材60を取付け、上述の右側のドライブシャフト
37および同側の等速ボールジョイント38を、この筒
部材60内に貫通配置すると共に、このドライブシャフ
ト37を、ベアリング61、筒部材60を介して上述の
架設部材25に支持させている。
【0049】また上述のフロントデフ33のリングギヤ
32は、エンジン6のシリンダブロック7よりも車幅方
向において外方に配置している。この実施例ではエンジ
ン6のクランクシャフト5を図3の左方に延長し、この
延長端部にクランクプーリ12を取付けて、このクラン
クプーリ12とエンジン6のシリンダブロック7との間
に、フロントデフ33のリンクギヤ32を配置し、かつ
このリングギヤ32の一部が図1からも明らかなように
側面から見てシリンダブロック7とラップするように配
置している。
【0050】さらに上述のセンタデフ30はトランスミ
ッション17の左側端部とフロントデフ33の右側端部
との間に配置し、トランスファリングギヤ43はトラン
スミッション17の左側端部とセンタデフ30の右側端
部との間に配置している。
【0051】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て以下作用を説明する。エンジン6からトランスミッシ
ョン17までの動力伝達経路を流れ図的に示すと次の通
りである。 6→18→19→22→24→23→20 またトランスミッション17のメインシャフト15から
前輪までの動力伝達経路を流れ図的に示すと次の通りで
ある。 15→31→32→33→36,37→38→39 さらにトランスミッション17のメインシャフト15か
ら後輪側への動力伝達経路を流れ図的に示すと次の通り
である。 15→29→30→27→42→43→44→45 ところで、上述の前輪駆動用のドライブシャフト36,
37を、エンジン6とトランスミッション17との間に
配置したので、このドライブシャフト36,37がミッ
ション入出力軸20,15の内部を何等貫通することな
く、この結果、ミッション入力軸20とメインシャフト
15との充分な剛性を確保しつつ、パワートレイン(po
wer train 、エンジンから駆動車輪に至る動力伝達装
置)の小型コンパクト化を図ることができ、しかもフロ
ントオーバハングを短縮し、所謂ショートオーバハング
を達成することができる効果がある。
【0052】また、上述の前輪駆動用のドライブシャフ
ト、この実施例では右側のドライブシャフト37を、動
力伝達手段21の内部を貫通して配置したので、前輪駆
動用のドライブシャフト36,37を上下方向に何等オ
フセットする必要がなく、この結果、地上高とドライブ
シャフト36,37との位置関係を適正に設定すること
ができると共に、構成の簡略化を図ることができる効果
がある。
【0053】さらに、上述の前輪駆動用のドライブシャ
フト36,37を四輪駆動(いわゆる4WD)の前輪駆
動用ドライブシャフトに設定したので、2WDに対して
より一層の小型コンパクト化が要請される4WDにおい
てパワートレインの小型コンパクト化を達成することが
できる効果がある。
【0054】さらにまた、フロントデフ33のリングギ
ヤ32をエンジン6のシリンダブロック7よりも車幅方
向において外方に配置したので、シリンダブロック7と
フロントデフ33のリングギヤ32との干渉を回避しつ
つ、パワートレインのより一層の小型コンパクト化を達
成することができる効果がある。
【0055】加えて、この実施例ではフロントデフ33
のリングギヤ32をエンジン6のシリンダブロック7と
クランクプーリ12との間に配置したので、前輪駆動用
の左右のドライブシャフト36,37を可及的等長に近
づけることができる効果がある。
【0056】また、センタデフ30をスペース的に比較
的大きいトランスミッション17のフロントデフ33側
端部と、スペース的に比較的大きいフロントデフ33と
の間に配置したので、パワートレインの車体前後方向の
寸法短縮を図り、同パワートレインの小型コンパクト化
を達成することができる効果がある。
【0057】さらに、トランスファリングギヤ43をス
ペース的に比較的大きいトランスミッション17のセン
タデフ30側端部と、スペース的に比較的大きいセンタ
デフ30との間に配置したので、パワートレインの車体
前後方向の寸法短縮を図り、同パワートレインの小型コ
ンパクト化を達成することができる効果がある。
【0058】さらにまた、エンジン6とトランスミッシ
ョン17とを架設する架設部材25に前輪駆動用のドラ
イブシャフト、この実施例では右側のドライブシャフト
37を支持させたので、この架設部材25を有効利用し
つつ、上述のドライブシャフト37の支持剛性の向上を
図ることができる効果がある。
【0059】すなわち、上記の如く構成することによ
り、図1に点線βで示す従来のボンネットラインから同
図に実線で示すボンネット56のラインのように、ロー
ボンネット化およびフロントオーバハングの短縮化を達
成することができる。
【0060】図4、図5、図6はエンジンの動力伝達装
置の他の実施例を示し、この実施例において先の実施例
と異なる点は、フロントデフ33をセンタデフ30とト
ランスミッション17のセンタデフ30側端部(図6の
左側端部)との間に配置して、前輪駆動用の左右のドラ
イブシャフト36,37を等長に設定した点と、右側の
ドライブシャフト37を、ベアリング63と、ミッショ
ンケース64から一体形成したリブ65とを介して該ミ
ッションケース64およびハウジング66に支持させた
点と、左右の等速ボールジョイント38,38を車幅方
向内方に取付けた点と、メインシャフト15の延長部に
対して、アウトプットギヤ31およびセンタデフ30を
この順に配置した点と、メインシャフト15およびカウ
ンタシャフト16の前後レイアウトを逆にした点であ
る。
【0061】その他の点については先の実施例とほぼ同
様であるから、図4、図5、図6において前図と同一の
部分もしくは同一作用を奏する部分については同一の符
号を付して、その詳しい説明を省略する。なお、図6に
おける67,68は左右のフロントアクスルシャフトで
ある。
【0062】上述の図4、図5、図6に示す実施例にお
いても、上述の前輪駆動用のドライブシャフト36,3
7を、その延設方向がエンジン6およびトランスミッシ
ョン17と平行になるようにエンジン6とトランスミッ
ション17との間に配置したので、このドライブシャフ
ト36,37がミッション入出力軸20,15の内部を
何等貫通することなく、この結果、ミッション入力軸2
0とメインシャフト15との充分な剛性を確保しつつ、
パワートレイン(power train 、エンジンから駆動車輪
に至る動力伝達装置)の小型コンパクト化を図ることが
でき、しかもフロントオーバハングを短縮し、所謂ショ
ートオーバハングを達成することかできる効果がある。
【0063】また、上述の前輪駆動用のドライブシャフ
ト、この実施例では右側のドライブシャフト37を、動
力伝達手段21の内部を貫通して配置したので、前輪駆
動用のドライブシャフト36,37を上下方向に何等オ
フセットする必要がなく、この結果、地上高とドライブ
シャフト36,37との位置関係を適正に設定すること
ができると共に、構成の簡略化を図ることができる効果
がある。
【0064】さらに、上述の前輪駆動用のドライブシャ
フト36,37を四輪駆動(いわゆる4WD)の前輪駆
動用ドライブシャフトに設定したので、2WDに対して
より一層の小型コンパクト化が要請される4WDにおい
てパワートレインの小型コンパクト化を達成することが
できる効果がある。
【0065】しかも、図6に示すように、フロントデフ
33をセンタデフ30とトランスミッション17のセン
タデフ30側端部との間に配置したので、前輪駆動用の
左右のドライブシャフト36,37を等長に設定するこ
とができる効果がある。
【0066】加えて、トランスファリングギヤ43をス
ペース的に比較的大きいセンタデフ30と、スペース的
に比較的大きいトランスミッション17のセンタデフ3
0側端部との間に配置したので、パワートレインの車体
前後方向の寸法短縮を図り、同パワートレインの小型コ
ンパクト化を達成することができる効果がある。
【0067】すなわち、この実施例において図4に点線
βで示す従来のボンネットラインから同図に実線で示す
ボンネット56のラインのように、ローボンネット化お
よびフロントオーバハングの短縮化を達成することがで
きる。
【0068】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のエンジン出力軸は、実施例のクラ
ンクシャフト5に対応し、以下同様に、ミッション出力
軸は、メインシャフト15に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0069】例えば、上記各実施例においては直列4気
筒エンジンを示したが、このエンジンはその他の直列多
気筒エンジンやV型多気筒エンジンであってもよい。ま
た、クラッチおよびトランスミッションを図示のMT用
の装置に代えてAT用の装置を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンの動力伝達装置を示す側面
図。
【図2】図1の要部拡大側面図。
【図3】エンジンの動力伝達装置を平面から見た状態で
示す展開図。
【図4】本発明のエンジンの動力伝達装置の他の実施例
を示す側面図。
【図5】図4の要部拡大側面図。
【図6】エンジンの動力伝達装置を平面から見た状態で
示す展開図。
【図7】従来の直列縦置き型パワートレインを示す概略
図。
【図8】従来の並列横置き型パワートレインを示す概略
図。
【図9】従来の並列横置き型パワートレインを示す概略
図。
【符号の説明】
4…エンジンルーム 5…クランクシャフト 6…エンジン 7…シリンダブロック 12…クランクプーリ 15…メインシャフト 17…トランスミッション 20…ミッション入力軸 21…動力伝達手段 25…架設部材 30…センタデフ 32…リングギヤ 33…フロントデフ 36,37…ドライブシャフト 39…前輪 43…トランスファリングギヤ 45…ドライブピニオンシャフト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエ
    ンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エ
    ンジン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるよ
    うに横置き配置されたトランスミッションと、上記エン
    ジン出力軸の動力を上記トランスミッションのミッショ
    ン入力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段
    とを備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記ミッ
    ション入力軸に伝達された動力により回転駆動される前
    輪駆動用のドライブシャフトをその延設方向がエンジン
    およびトランスミッションと平行になるように上記エン
    ジンと上記トランスミッションとの間に配置したエンジ
    ンの動力伝達装置。
  2. 【請求項2】上記前輪駆動用のドライブシャフトを、上
    記動力伝達手段内を貫通して配置した請求項1記載のエ
    ンジンの動力伝達装置。
  3. 【請求項3】上記前輪駆動用のドライブシャフト上に、
    後輪側への動力伝達を行なうリングギヤを備えたフロン
    トデフが介設され、上記ドライブシャフトを四輪駆動の
    前輪駆動用ドライブシャフトに設定した請求項1記載の
    エンジンの動力伝達装置。
  4. 【請求項4】上記前輪駆動用のドライブシャフト上に介
    設されたフロントデフのリングギヤを、上記エンジンの
    シリンダブロックよりも車幅方向において外方に配置し
    た請求項1記載のエンジンの動力伝達装置。
  5. 【請求項5】上記フロントデフのリングギヤを、上記エ
    ンジンのシリンダブロックとエンジン出力軸により駆動
    されるクランクプーリとの間に配置した請求項4記載の
    エンジンの動力伝達装置。
  6. 【請求項6】エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエ
    ンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エ
    ンジン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるよ
    うに横置き配置されたトランスミッションと、上記エン
    ジン出力軸の動力を上記トランスミッションのミッショ
    ン入力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段
    とを備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エン
    ジンと上記トランスミッションとの間に平行配置され上
    記ミッション入力軸に伝達された動力により回転駆動さ
    れる前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用
    のドライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上
    記ミッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後
    輪の回転差を吸収するセンタデフとを備え、上記センタ
    デフを上記トランスミッションのフロントデフ側端部と
    上記フロントデフとの間に配置したエンジンの動力伝達
    装置。
  7. 【請求項7】エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエ
    ンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エ
    ンジン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるよ
    うに横置き配置されたトランスミッションと、上記エン
    ジン出力軸の動力を上記トランスミッションのミッショ
    ン入力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段
    とを備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エン
    ジンと上記トランスミッションとの間に平行配置され上
    記ミッション入力軸に伝達された動力により回転駆動さ
    れる前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用
    のドライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上
    記ミッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後
    輪の回転差を吸収するセンタデフと、上記センタデフか
    らの出力をドライブピニオンシャフト側に伝達するトラ
    ンスファリングギヤとを備え、上記トランスファリング
    ギヤを、上記トランスミッションのセンタデフ側端部と
    上記センタデフとの間に配置したエンジンの動力伝達装
    置。
  8. 【請求項8】エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエ
    ンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エ
    ンジン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるよ
    うに横置き配置されたトランスミッションと、上記エン
    ジン出力軸の動力を上記トランスミッションのミッショ
    ン入力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段
    とを備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エン
    ジンと上記トランスミッションとの間に平行配置され上
    記ミッション入力軸に伝達された動力により回転駆動さ
    れる前輪駆動用のドライブシャフトと、上記エンジンお
    よび上記トランスミッションを架設する架設部材とを備
    え、上記架設部材に上記前輪駆動用のドライブシャフト
    を支持させたエンジンの動力伝達装置。
  9. 【請求項9】エンジン出力軸が車幅方向に向くようにエ
    ンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、上記エ
    ンジン出力軸に対してミッション出力軸が平行になるよ
    うに横置き配置されたトランスミッションと、上記エン
    ジン出力軸の動力を上記トランスミッションのミッショ
    ン入力軸に伝達する車体前後方向に延びる動力伝達手段
    とを備えたエンジンの動力伝達装置であって、上記エン
    ジンと上記トランスミッションとの間に平行配置され上
    記ミッション入力軸に伝達された動力により回転駆動さ
    れる前輪駆動用のドライブシャフトと、上記前輪駆動用
    のドライブシャフト上に介設されたフロントデフと、上
    記ミッション出力軸の動力を後輪側に伝達し、かつ前後
    輪の回転差を吸収するセンタデフとを備え、上記フロン
    トデフを、上記センタデフと上記トランスミッションの
    センタデフ側端部との間に配置したエンジンの動力伝達
    装置。
  10. 【請求項10】上記センタデフからの出力をドライブピ
    ニオンシャフト側に伝達するトランスファリングギヤを
    設け、上記トランスファリングギヤを上記センタデフと
    上記トランスミッションのセンタデフ側端部との間に配
    置した請求項9記載のエンジンの動力伝達装置。
JP20030892A 1992-07-03 1992-07-03 エンジンの動力伝達装置 Pending JPH0624250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20030892A JPH0624250A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 エンジンの動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20030892A JPH0624250A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 エンジンの動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624250A true JPH0624250A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16422162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20030892A Pending JPH0624250A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 エンジンの動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232079A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd パワーユニットおよびディファレンシャル装置が搭載された車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232079A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd パワーユニットおよびディファレンシャル装置が搭載された車両
JP4708218B2 (ja) * 2006-02-28 2011-06-22 本田技研工業株式会社 パワーユニットおよびディファレンシャル装置が搭載された車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0648186A (ja) 自動車のパワープラント
KR950004307B1 (ko) 엔진장치
JPS6255229A (ja) 四輪駆動用動力伝達装置
US4779701A (en) Support structure of power transfer device in combination with transmission unit
US5230401A (en) Power train for automotive vehicle
US5222573A (en) Construction of an automobile power train
JPH0624250A (ja) エンジンの動力伝達装置
JP3424297B2 (ja) 車両のパワートレイン装置
JPH04339024A (ja) 車両の動力伝達装置
JP3357396B2 (ja) 自動車のパワープラント
JP2938598B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH0648187A (ja) 自動車のパワープラント
JPH04193626A (ja) 車両のパワートレイン構造
JP2674845B2 (ja) 自動車用パワーユニット装置
JPH03148333A (ja) 車両のパワートレイン構造
JP3007433B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
JP2937514B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH078610B2 (ja) 自動車用駆動装置
JPH03118219A (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH02258423A (ja) プロペラシャフト
JP2623834B2 (ja) 動力伝達装置
JPH04191130A (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH03148334A (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH05305835A (ja) 四輪駆動車の動力伝達装置
JPH05147448A (ja) 車両のパワートレイン構造