JPH03118219A - 車両のパワートレイン構造 - Google Patents

車両のパワートレイン構造

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JPH03118219A
JPH03118219A JP25627589A JP25627589A JPH03118219A JP H03118219 A JPH03118219 A JP H03118219A JP 25627589 A JP25627589 A JP 25627589A JP 25627589 A JP25627589 A JP 25627589A JP H03118219 A JPH03118219 A JP H03118219A
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engine
transmission
flywheel
vehicle
axial center
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JP25627589A
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English (en)
Inventor
Koji Echigo
越後 光司
Takamune Moriyama
森山 尚宗
Yuzo Sato
雄三 佐藤
Reiji Kikuchi
礼治 菊池
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
Toshiaki Katsuki
香月 寿昭
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のパワートレイン構造に関し、詳しくは
、エンジンを車体前部に横置きに搭載する横置きエンジ
ンタイプの車両におけるフライホイールの配置レイアウ
トに係わる。
(従来の技術) 一般に、横置きエンジンタイプの車両におけるエンジン
およびトランスミッションは、互いに車幅方向に同軸状
態にかつそれらの重心(いわゆるパワーユニットセンタ
ー)が前輪の車軸よりも車体前方に位置するように配置
されている。しかし、この場合には、車体重量が前輪に
かなり偏って作用するため、走行安定性等に悪影響が及
ぶ。特に、近年、エンジンの高出力化に伴ない、この車
体重量の前輪への偏りが非常に大きなものとなって来て
いる。
そこで、このような車体重量の前輪への偏りを緩和する
ために、例えば特開昭63−103735号公報に開示
されるように、エンジンおよびトランスミッションを、
互いに車体前後方向にオフセットした状態でかつそれら
の重心が前輪の車軸よりも車体後方に位置するように配
置することが提案されている。
また一方、エンジンは、その回転を円滑にするためのフ
ライホイールを有しており、このフライホイールは、特
殊な場合を除き、エンジンの出力軸たるクランク軸上に
取付けられる。尚、特殊な場合として、特開昭57−1
08433号公報には、二つのエンジンに対し一つのフ
ライホイールを兼用するために両エンジンの出力軸間に
フライホイールを配置することが開示されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記フライホイールは、その機能面から大径
のものであるため、このフライホイールがエンジンの出
力軸上にある場合、車体側方から見ると、このフライホ
イールを覆うケーシングの部分がエンジン本体よりも車
体後方に食み出した状態になる。このため、エンジンル
ームと車室とを仕切るダッシュパネルは、上記食み出し
部分でエンジンとの距離が決定され、車体前方つまりエ
ンジンルーム側に膨出して設けることができない。
特に、上述の如く重心を前輪の車軸よりも車体後方に位
置せしめてパワーユニットを配置した場合は、このダッ
シュパネルのエンジンルーム側への膨出が困難で車室前
部の下部つまりドライバーの足下付近のスペースを広く
確保することができなくなるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上g己ダッシュパネルのエンジンル
ーム側への膨出を可能にして足下スペースを広く確保し
得る車両のパワートレイン構造を提供せんとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)記載の発明は、
エンジンを車体前部に横置きに搭載した車両において、
フライホイールを上記エンジンの出力軸よりも車体前方
にオフセットして設ける構成とするものである。
ここで、パワートレインの車体前後方向長さを短くする
には、請求項(a記載の発明の如く更に、フライホイー
ルをトランスミッションと同軸に設け、かつ該フライホ
イールとエンジンとを、車体前方または後方から見て車
幅方向にラップしていない状態に配置することが望まし
い。
また、パワートレインの車幅方向長さを短くするには、
請求項(3)記載の発明の如く更に、フライホイールを
トランスミッションと同軸に設け、かつ該フライホイー
ルとエンジンとを、車体前方または後方から見て車幅方
向にラップした状態に配置することが望ましい。
(作用) 以上の構成により、本発明では、フライホイルがエンジ
ンの出力軸よりも車体前方にオフセットして設けられ、
エンジンとダッシュパネルとの距離は、従来の如くフラ
イホイールを覆って後方に食み出した部分で決まること
はなく、エンジン本体の後部で決定されるので、その分
ダッシュパネルをエンジンルーム側に膨出させることが
できることになる。
その上、上記フライホイールがトランスミ・フシジンと
同軸でエンジンとラップしていない場合には、このフラ
イホイールの配置に影響されることなくトランスミッシ
ョンとエンジンとを車体前後方向に近接した状態で配置
することができるので、パワートレイン(パワーユニッ
トともいう)の車体前後方向長さを短くすることができ
る。一方、フライホイールがトランスミッションと同軸
でエンジンとラップしている場合は、エンジンとトラン
スミッションとを車幅方向にラップさせてパワートレイ
ンの車幅方向長さを短くすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図および第3図は本発明の第1実施例に係わる係わ
るパワートレイン構造を備える4輪駆動車の駆動系の概
略構成を示し、1は車体の前部に搭載された4気筒エン
ジンであって、その出力軸たるクランク軸1aが車幅方
向に延びるように横置きに配置されている。2は該エン
ジン1の左側方の前側に横置き状態に搭載された歯車式
のトランスミッションであって、該トランスミッション
2は、ケーシング3内に入力軸4と出力軸5とが平行に
配設され、この両軸4,5間でのギヤの伝達経路の切換
えによりギヤ比つまり変速比を切換えるように構成され
ている。エンジン1の駆動トルクは、一対のギヤ6.7
およびクラッチ装置8を介してトランスミッション2の
人力軸4に伝達されるようになっている。上記クラッチ
装置8は、フライホイール9を摩擦板として利用してな
り、このフライホイール9(つまりクラッチ装置8)は
、トランスミッション2の入力軸4と同軸でエンジンク
ラッチ軸1aよりも車体前方に位置する。
また、11は上記記トランスミッション2からの駆動ト
ルクを前輪側と後輪側とに分配するセンタデフ、12は
該センタデフ7からの一部の駆動トルクを車軸13L、
13Rを介して左右の前輪14L、14Hに分配す、る
フロントデフであり、センタデフ11は遊星歯車式の差
動装置からなり、フロントデフ12ははすば歯車式の差
動装置からなる。上記センタデフ11およびフロントデ
フ12は、前輪車軸13L、13Rの軸線上に配置され
ている。
さらに、16はトランスファー機構であって、上記セン
タデフ11からの他部の駆動トルクを車体前後方向に延
びるプロペラシャフト17に伝達するものである。上記
プロペラシャフト17は、2本のシャフト17a、17
bを互いにユニバーサルジヨイント18を介して連結し
て構成され、このプロペラシャフト17(シャフト17
b)の後端は、はすば歯車式の差動装置からなるリヤデ
フ19に連結され、該リヤデフ19によって駆動トルク
が車軸2OL、2ORを介して左右の後輪21L、21
Hに分配されるようになっている。
次に、車体前部におけるエンジン1およびトランスミッ
ション2等の配置レイアウトを、第1図を参照しながら
説明する。
第1図において、31はエンジンルーム32と車室33
とを仕切るダッシュパネル、34はエンジンルーム32
の上方を覆うフード、35はエンジンルーム32内の側
方を車体前後方向に延びるフレームであって、該フレー
ム35の後部は上記ダッシュパネル31に接続され、か
つ該ダッシュパネル31に沿って車室33下方に延設さ
れている。36はエンジンルーム32内の前部に配置さ
れたラジェータである。
そして、上記エンジンルーム32内のラジェータ36後
方にエンジン1およびトランスミッション2が配置され
ている。エンジン1のクランク軸1aの軸心P1は、フ
ロントデフ12およびセンタデフ11の軸心P4よりも
車体後方でかつ上方の位置に位置しており、該フロント
デフ12の軸心P4は前輪14L(又は14R)の回転
中心P5よりも若干車体後方にオフセットされている。
トランスミッション2の入力軸4およびそれと同軸のフ
ライホイール9の軸心P2は、上記クランク軸1aの軸
心PIよりも車体前方でかつ上方の位置(前輪の回転中
心P5の略真上)に位置し、この入力軸4の軸心P2の
下方にトランスミッション2の出力軸5の軸心P3が位
置している。以上のような軸心P1〜P2の配置状態ニ
よって、エンジン1およびトランスミッション2全体の
重心たるパワーユニットセンターは、前輪の回転中心P
5並びに前輪車軸線上のフロントデフ12の軸心P4よ
りも車体後方に位置している。
さらに、上記フライホイール9とエンジン1とは、第2
図に示すように、車体後方又は前方がら見て車幅方向に
ラップしていない状態に配置されている。また、トラン
スファー機構16のシャフト16aは、第3図に示すよ
うに、センタデフ11(つまりフロントデフ12)の軸
心P4と路間−の高さ位置を車体前後方向に略水平に延
びて配置されている。
したがって、上記第1実施例においては、径の大きなフ
ライホイール9は、エンジン1のクランク軸1aよりも
車体前方に位置するトランスミッション2の人力軸4上
に設けられているため、このフライホイール9を覆うケ
ーシング(実施例の場合トラスミッションケーシング3
)の部分がエンジン1のエンジン本体(つまりシリンダ
ブロッり、オイルパン等)よりも車体後方に食み出すこ
とはなく、エンジン1とダッシュパネル31との間の距
離9は、エンジン本体後部で決定されることになる。こ
のため、ダッシュパネル31を従来の位置(第1図に破
線で示す位置)よりもかなりエンジンルーム32側に膨
出させることができ、車室33前部の足下付近のスペー
スを拡張することができる。
しかも、上記フライホイール9とエンジン1とは、車幅
方向にラップすることなく、前後方向に一部分うツブし
た状態に配置されているため、入力軸4が該フライホイ
ール9と同軸のトランスミッション2は、このフライホ
イール9の配置に影響されることなく、エンジン1と車
体前後方向に近接した状態で配置することができ、その
結果、この両者1,2つまりパワートレインの車体前後
方向長さを短くすることができる。
第4図および第5図は本発明の第2実施例に係わるパワ
ートレイン構造を備える2輪駆動車の駆動系の概略構成
を示す。この2輪駆動車の駆動系は、前輪14L、14
Rのみに駆動トルクを伝達するだけであって、上記第1
実施例の場合における4輪駆動車の駆動系の如き後輪2
1L、21Hに駆動トルクを伝達するための機構を備え
ていないが、前輪14L、14Rへの駆動トルクの伝達
機構の構成および配置レイアウトは、第1実施例の場合
と全く同じであるので、同一部材には同一符号を付して
その説明は省略する。
そして、この第2実施例においても、フライホイール9
がエンジン1のクランク軸1aよりも車体前方に設けら
れているので、第1実施例の場合と同様に単室前部の足
下スペースの拡張化を図ることができるのは勿論である
。また、フライホイールつとエンジン1とが車体前後方
向にラップしているので、パワートレインの車体前後方
向長すを短くすることもできる。
第6図および第7図は本発明の第3実施例に係わるパワ
ートレイン構造を備える4輪駆動車の駆動系の概略構成
を示し、第8図および第9図は本発明の第4実施例に係
わるパワートレイン構造を備える2輪駆動車の駆動系の
概略構成を示す。
この第3および第4実施例の場合、エンジン1の駆動ト
ルクは、クランク軸1a上のドライブギヤ6から、アイ
ドルギヤ10、トランスミッション2の入力軸4上のド
リブンギヤ7およびクラッチ装置8を介して、トランス
ミッション2の入力軸4に伝達されるようになっている
。上記クラッチ装置8は、フライホイール9を摩擦板と
して利用してなり、このフライホイール9(つまりクラ
ッチ装置8)は、トランスミッション2の入力軸5と同
軸でエンジンクラッチ軸1aよりも車体前方に位置する
。尚、駆動系のその他の構成は、上記第1実施例の場合
と同じであるので、同一部材には同一符号を付してその
説明は省略する。
そして、上記エンジン1およびトランスミッション2等
の配置レイアウトは第10図に示す。第10図において
、エンジン1のクランク軸1aの軸心PIは、前輪14
L(又は14R)の回転中心P5  (この回転中心P
5と略一致するフロントデフ12およびセンタデフ11
の軸心P4)よりも車体後方でかつ上方の位置に位置し
、トランスミッション2の人力軸4およびそれと同軸の
フライホイール9の軸心P2は、前輪14Lの回転中心
P5よりも車体前方でかつ上方の位置に位置している。
また、トランスミッション2の出力軸5の軸心P3は上
記入力軸4の軸心P2の下方に位置し、アイドルギヤ1
0の軸心P6は、上記クランク軸1aの軸心P1と入力
軸4の軸心P2との間でフロントデフ12の軸心P4の
上方に位置している。
さらに、上記フライホイール9とエンジン1とは、車体
後方又は前方から見て車幅方向にラップした状態に配置
されている(第6図または第8図参照)。尚、第3実施
例の場合、トランスファ機構16のシャフト16aは、
第7図に示すように、センタデフ11の軸心P4より若
干低い位置または高い位置を車体前後方向に略水平に延
びて配置されている。
したがって、上記第3および第4実施例においても、上
記第1実施例の場合と同様に径の大きなフライホイール
9がエンジン1のクランク軸1aよりも車体前方に位置
するトランスミッション2の入力軸4上に設けられて、
エンジン1とダッシュパネル31との間の距離9がエン
ジン本体後部で決定されるので、ダッシュパネル31を
エンジンルーム32側にかなり膨出させて車室33前部
の足下付近のスペースを拡張することができる。
しかも、上記フライホイールつとエンジン1とは車幅方
向にラップした状態に配置され、第1および第2実施例
に場合に比べてエンジン1とトランスミッション2とが
このフライホイール9の厚さ分車幅方向に近接した状態
に設けられているので、パワートレインの車幅方向長さ
を短くすることができる。
第11図および第12図は本発明の第5実施例に係わる
パワートレイン構造を備える4輪駆動車の駆動系の概略
構成を示し、第13図および第14図は本発明の第6実
施例に係わるパワートレイン構造を備える2輪駆動車の
駆動系の概略構成を示す。
この第5および第6実施例の場合、エンジン1の車体前
方にトランスミッション2が配置されているとともに、
エンジン1の駆動トルクは、クランク軸la上のドライ
ブギヤ6から、アイドルギヤ10、トランスミッション
2の入力軸4上のドリブンギヤ7およびクラッチ装置8
を介して、トランスミッション2の入力軸4に伝達され
るようになっている。上記クラッチ装置8は、フライホ
イール9を摩擦板として利用してなり、このフライホイ
ール9およびクラッチ装置8は、エンジン1と車幅方向
にラップした状態に配置されている。
尚、駆動系のその他の構成は、第5実施例の場合は第1
実施例の場合と、第6実施例の場合は第2実施例の場合
と各々路間じであるので、同一部材には同一符号を付し
てその説明は省略する。但し、第5実施例の場合、セン
タデフ11はフロントデフ12と同じくはすば歯車式の
差動装置からなる。
そして、上記エンジン1およびトランスミッション2等
の配置レイアウトは第15図および第16図に示す。車
体側方から見たときのエンジン1およびトランスミッシ
ョン2の配置レイアウトは、上記第3および第4実施例
の場合と殆ど同じに設定されている(第16図と第10
図とを比較参照)。両者の相違は、エンジン1とトラン
スミッション2との平面的な配置関係が車幅方向にラッ
プしているか否かという点だけである。尚、第15図中
、41は前輪14L、14Rを車体(フレーム35に連
結するサスペンションアームである。
第17図および第18図は本発明の第7実施例に係わる
パワートレイン構造を備える4輪駆動車の駆動系の概略
構成を示し、第19図および第20図は本発明の第8実
施例に係わるパワートレイン構造を備える2輪駆動車の
駆動系の概略構成を示す。
この第7および第8実施例の場合、エンジン1の車体前
方にトランスミッション2が配置されているとともに、
エンジン1の駆動トルクは、クランク軸la上のドライ
ブギヤ6から、トランスミッション2の入力軸4上のド
リブンギヤ7およびクラッチ装置8を介して、トランス
ミッション2の入力軸4に伝達されるようになっている
。上記クラッチ装置8は、フライホイール9を摩擦板と
して利用してなり、このフライホイール9およびクラッ
チ装置8は、エンジン1と車幅方向にラップしないよう
その側方に突出した状態に配置されている。尚、駆動系
のその他の構成は、第7実施例の場合は第1実施例の場
合と、第8実施例の場合は第2実施例の場合と各々路間
じであるので、同一部材には同一符号を付してその説明
は省略する。但し、第7実施例の場合、センタデフ11
はフロントデフ12と同じくはすば歯車式の差動装置か
らなる。
そして、上記エンジン1およびトランスミッション2等
の配置レイアウトは第21図および第22図に示す。車
体側方から見たときのエンジン1およびトランスミッシ
ョン2の配置レイアウトは、上記第1および第2実施例
の場合と殆ど同じに設定されている(第22図と第1図
とを比較参照)。
両者の相違は、エンジン1とトランスミッション2との
宅面的な配置関係が車幅方向にラップしているか否かと
いう点だけである。
第23図および第24図は本発明の第9実施例に係わる
車両のパワートレイン構造を示す。この第9実施例の場
合、エンジン1の車体前方にトランスミッション2が配
置されているとともに、該エンジン1の駆動トルクは、
クランク軸1a上のドライブギヤ6から第1アイドルギ
ヤ51、第2アイドルギヤ52およびドリブンギヤ7を
介してトランスミッション2の入力軸4に伝達される構
成になっている。上記第1および第2アイドルギヤ51
,52はアイドルシャフト53上に同軸に設けられてい
る。
そして、上記アイドルシャフト53上には、フライホイ
ール9と該フライホイール9を摩擦板として利用してな
るクラッチ装置8とがエンジン1およびトランスミッシ
ョン2の側方に突出した状態に配設されている。また、
上記フライホイール9およびクラッチ装置8を覆うカバ
一体54は、第23図に示す如くエンジン本体の後方の
みならず、トランスミッション本体(ケーシング3)の
前方にも食み出すことがなく、これにより、コンパクト
にレイアウトができることになる。
第25図および第26図は本発明の第10実施例に係わ
る車両のパワートレイン構造を示す。同図において、6
1.62はエンジン1の各気筒63毎に一対ずつ設けら
れた吸気弁と排気弁であって、これらの弁61.62は
カム機構64により開閉駆動され、また、上記カム機構
64の二つのカムシャフト64a(図では一つのみ示す
)は、クランク軸1aの回転によりギヤ機構65を介し
て回転駆動されるようになっている。上記ギヤ機構65
は、クランク軸1aに取付けられたクランク軸ギヤ66
と、該クランク軸ギヤ66と噛合する第1の中間ギヤ6
7と、該中間ギヤ67と同軸でかつ回転一体に設けられ
た第2の中間ギヤ68と、該中間ギヤ68と噛合する第
3の中間ギヤ69と、上記各カムシャフト64aに取付
けられ、かつ上記中間ギヤ6つと噛合するカムシャフト
ギヤ70とからなり、上記中間ギヤ67〜69は各々エ
ンジン本体(シリンブフロック等)lbに回転可能に支
持されている。
また、上記エンジン1の車体前方にはトランスミッショ
ン2が配置されており、このエンジン1からトランスミ
ッション2への駆動トルクの伝達は、上記ギヤ機構65
のギヤを兼用した構成になっている。つまり、トランス
ミッション2の人力軸(軸心P2)はギヤ機構65の中
間ギヤ67の前方に位置し、かつ上記中間ギヤ67に対
し上記人力軸に取付けられた入力ギヤ71が噛合してお
り、エンジン1の駆動トルクは、クランク軸ギヤ66か
ら中間ギヤ67および人力ギヤ71を介してトランスミ
ッション2の入力軸4に伝達されるようになっている。
そして、上記トランスミッション2の入力軸4上にはフ
ライホイール9が配置されており、該フライホイール9
は、エンジン1のクランク軸1aよりも車体前方に位置
している。このことにより、本実施例でも、車室前部の
足下スペースの拡張化を図ることができる。
(発明の効果) 以上の如く、本発明における車両のパワートレイン構造
によれば、フライホイールをエンジンの出力軸よりも車
体前方にオフセットして設けたことによって、エンジン
とダッシュパネルとの距離がエンジン本体で決定される
ので、ダッシュパネルをエンジンルーム側へ膨出させる
ことができ、車室前部の足下スペースの拡張化を図るこ
とができる。
その上、請求項(21記載の発明では、パワートレイン
の車体前後方向長さを短くすることができ、また、請求
項(3)記載の発明では、パワートレインの車幅方向長
さを短くすることができるという効果をも併せ有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図ないし第3
図は第1実施例を示し、第1図は車体前部におけるエン
ジン等の配置レイアウトを示す側面図、第2図は車両の
駆動系の全体構成を示すスケルトン図、第3図は同駆動
系のエンジン付近の構成を車体側方から見た状態て示す
スケルトン図である。第4図および第5図は第2実施例
を示し、第4図は第2図相当図、第5図は第3図相当図
である。第6図および第7図は第3実施例を示し、第6
図は第2図相当図、第7図は第3図相当図である。第8
図ないし第10図は第4実施例を示し、第8図は第2図
相当図、第9図は第3図相当図、第10図は第1図相当
図である。第11図および第12図は第5実施例を示し
、第11図は第2図相当図、第12図は第3図相当図で
ある。第13図ないし第16図は第6実施例を示し、第
13図は第2図相当図、第14図は第3図相当図、第1
5図は車体前部におけるエンジン等の配置レイアウトを
示す平面図、第16図は第1図相当図である。第17図
および第18図は第7実施例を示し、第17図は第2図
相当図、第18図は第3図相当図である。第19図ない
し第22図は第8実施例を示し、第19図は第2図相当
図、第20図は第3図相当図、第21図は第15図相当
図、第22図は第1図相当図である。第23図および第
24図は第9実施例を示し、第23図はパワートレイン
構造の側面図、第24図は第23図のA−A線における
断面図である。第25図および第26図は第10実施例
を示し、第25図は第23図相当図、第26図は第25
図のB−B線における断面図である。 】・・・エンジン、 1a・・・クランク軸(出力軸)、 2・・・トランスミッション、 4・・・トランスミッションの入力軸、9・・・フライ
ホイール。 第24図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンを車体前部に横置きに搭載した車両であ
    って、フライホィールが上記エンジンの出力軸よりも車
    体前方にオフセットして設けられていることを特徴とす
    る車両のパワートレイン構造。
  2. (2)フライホィールはトランスミッションと同軸に設
    けられ、かつ該フライホィールとエンジンとは、車体前
    方または後方から見て車幅方向にラップしていない状態
    に配置されている請求項(1)記載の車両のパワートレ
    イン構造。
  3. (3)フライホィールはトランスミッションと同軸に設
    けられ、かつ該フライホィールとエンジンとは、車体前
    方または後方から見て車幅方向にラップした状態に配置
    されている請求項(1)記載の車両のパワートレイン構
    造。
JP25627589A 1989-09-29 1989-09-29 車両のパワートレイン構造 Pending JPH03118219A (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5360451A (en) * 1976-11-12 1978-05-31 Nissan Motor Co Ltd Transmission driving device
JPS63103735A (ja) * 1986-10-20 1988-05-09 Nissan Motor Co Ltd 動力伝達機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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