JP2007230606A - 扁平な物品の二つ折り加工方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二室型輸液バッグ等の扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う高速化に対応可能な加工方法及びその装置を提供すること。
【解決手段】複数の位置に間欠停止する回転体16に等角度間隔で水平方向に配置した吊り下げ杆28の真上にベルトコンベヤ45により物品1を送り込み、ベルトコンベヤ45の下降移動により物品を吊り下げ杆にほぼ逆U字状に懸架させた状態にて中継位置(ニ)まで回転移送し、中継位置(ニ)にて、吊り下げ杆28に懸架されて二つ折りにされた物品1の垂れ下がり部分同士をクランプ手段70によって重ねるように挟持し、ついで、クランプ手段により挟持された物品を供給位置(ト)まで移送し、供給位置(ト)にて、クランプ手段70の開放動作と振り込み動作による連係動作によって物品1を縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換して二つに折り重ねた状態のまま所定箇所に放出するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、二つに折り重ねることができる扁平な物品、例えば、被包装物としての二室型輸液バッグをほぼ中央から二つに折り重ねてコンパクトにしてから自動挿入装置により外装袋に充填する包装ライン等に適用される扁平な物品の二つ折り加工方法及びその装置に関する。
コンベヤシステムを利用する自動包装ライン、部品加工ラインや各種製品の組み付けライン等においては、各種材料や半加工品たる物品をコンベヤにより搬送しつつ、自動機械装置やロボットにより各種加工や作業を施すことが行なわれている。例えば、医療用の合成樹脂製二室型輸液バッグは、薬液を充填された状態で平面から見てほぼ矩形状で扁平な形態とされており、そのまま袋詰めをすると嵩張るために、幅方向に形成された隔壁部分で二つに折り重ねてコンパクトにしてから外装袋に充填包装することが行なわれている。
その輸液バッグを二つに折り重ねて外装袋に収める作業は人手により行われることが一般的であり、作業能率が悪く、自動包装化が行なわれていなかった。そこで、その作業を自動的に行う充填済み包装袋の折り畳み挿入方法や折り畳み装置が、特開2003−261119号公報や特開2005−212850号公報に開示されている。
前者の公報に記載された内容物が充填済みの包装袋の折り畳み挿入方法や折り畳み機は、間欠回転する回転テーブルに、円周方向に所定間隔で包装袋(輸液バッグ)の上部のスパウト部分を吊り下げ状態で保持する複数の保持手段と、その回転テーブルの停止中に、包装袋の折り曲げ位置より下方の袋下側部分を上に持ち上げて包装袋の折り曲げ位置より上の袋上側部に重ねて折り畳むようにした折り畳み手段を備えた構造とされている。
上記折り畳み挿入方法では、内容物が充填済みの包装袋のスパウト部分を保持手段に引っ掛けて吊り下げるようにされており、例えば、容量1000ml程度の重い輸液バッグをスパウト部分で吊り下げた場合にはスパウト部分を損傷することがあり、その損傷によって内部の薬液が外部へ漏出する虞がある。このため、輸液バッグのような被包装物については、スパウト部分を引っ掛けて吊り下げる方法・手段は好ましくないと言える。
後者の公報に記載された「扁平な物品の二つ折り加工装置」は、回転体に昇降自在とされた複数のスライド部材を等角度間隔に配置し、各スライド部材に旋回自在に設けたブラケットに吊り下げ杆、押え部材及び掬い上げ部材を設け、輸液バッグのような扁平な物品をスライド部材の上昇により逆U字形に吊り下げて物品の折り曲げ部分を押圧した状態で掬い部材の旋回動作によって当該物品を二つに折り重ねて水平状態に保持させ、その姿勢状態にて包装機に付設された自動挿入装置の所定位置まで移送する構造とされている。
上記公報に記載された「扁平な物品の二つ折り加工装置」は、本件出願人にかかるものであるが、吊り下げ杆により吊り下げられて二つに折られた物品を90度回転させることにより水平状態とするまでを行なう回転体の関連機構が複雑な構造とされているため、高速化には不向きであり、加工能力は最高で毎分20袋であった。そこで、本発明者は、回転体の関連機構を単純化することにより、毎分30袋程度の高速度処理を可能とする加工方法及び装置を開発した。
特開2003−261119号公報 特開2005−212850号公報
本発明の目的は、二室型輸液バッグ等の扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う高速化に対応可能な加工方法及びその装置を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明方法は、内容物が充填された扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う扁平な物品の二つ折り加工方法において、
受け入れ位置(イ)にて、複数の位置に間欠停止するように設けられた回転体に等角度間隔で水平方向に突出するように配置された吊り下げ杆の真上に、ベルトコンベヤにより前記物品をほぼ水平状態にて送り込み、そのベルトコンベヤの下降移動により物品を該吊り下げ杆にほぼ逆U字状に懸架させると共に当該物品の折り曲げ部分を押さえ手段により押圧した状態にて中継位置(ニ)まで回転移送し、中継位置(ニ)にて、その押さえ手段による押圧動作を解除すると共に前記吊り下げ杆に懸架されて二つ折りにされた物品の垂れ下がり部分同士をクランプ手段によって重ねるように挟持し、ついで、そのクランプ手段により挟持された物品を供給位置(ト)まで移送し、供給位置(ト)にて、そのクランプ手段の開放動作と振り込み動作による連係動作によって物品を縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換して二つに折り重ねた状態のまま所定箇所に放出するようにしたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、内容物が充填された扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う扁平な物品の二つ折り加工装置において、
フレームに回転可能に立設された回転体を少なくとも受け入れ位置(イ)と中継位置(ニ)を含む複数の位置に間欠駆動手段の駆動により間欠停止させるように設け、その回転体の外側部に複数の吊り下げ杆を等角度間隔で水平方向に突出するように配置すると共に当該吊り下げ杆の上部を押圧自在に設けた押さえ手段を夫々備えた回転移送手段と、前記物品を受け入れ位置(イ)に間欠停止する前記吊り下げ杆の真上までほぼ水平状態にて送り込む昇降自在に設けたベルトコンベヤと、二つ折りにされた前記物品の垂れ下がり部分同士を重ねるように挟持すると共に中継位置(ニ)と供給位置(ト)との間を進退自在に設けたクランプ手段とからなり、受け入れ位置(イ)にて、前記ベルトコンベヤ上に搬送される前記物品を当該コンベヤの下降移動により前記吊り下げ杆にほぼ逆U字状に懸架させると共に当該物品の折り曲げ部分を前記押さえ手段により押圧した状態で中継位置(ニ)まで回転移送し、その中継位置(ニ)にて、前記押さえ手段による押圧動作を解除すると共に前記吊り下げ杆に懸架されて二つ折りにされた物品の垂れ下がり部分を前記クランプ手段によって挟持し、供給位置(ト)に移送した物品を該クランプ手段の開放動作と振り込み動作による連係動作によって縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換して二つに折り重ねられた状態のまま所定箇所に放出するように構成したことを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1に記載の扁平な物品の二つ折り加工方法又は請求項2に記載の扁平な物品の二つ折り加工装置において、前記物品が、平面から見てほぼ矩形状であって、前記折り曲げ部分が少なくとも二室を区画する隔壁部分に相当するように構成された被包装物たる輸液バッグであることを特徴とするものである。
(請求項1及び請求項2の発明)
この扁平な物品の二つ折り加工方法及びその装置は、物品を二つに折り重ねて水平姿勢に変換した状態で所定箇所に供給する作業を自動的に能率よく行うことができ、高速化に対応可能である。これにより、この種物品の全自動包装化の実現に大いに寄与することができる。
(請求項3の発明)
この扁平な物品の二つ折り加工方法及びその装置によれば、少なくとも2室を区画する隔壁部分を有する物品たる輸液バッグを、当該隔壁部分で二つに折り重ねてほぼ水平姿勢とした状態にて所定箇所に供給する作業を自動的に高速度で行うことができる。
以下に、本発明方法及びその装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る扁平な物品の二つ折り加工装置の正面図、図2は同、概要平面図、図3は二室型輸液バッグの説明図、図4は回転移送手段の説明図、図5はコンベヤの正面図、図6はクランプ手段の正面図、図7は図6のA矢視図、図8は図6のB矢視図、図9は二室型輸液バッグを二つに折り重ねて水平姿勢とした状態を示す説明図である。
図1に示す本発明に係る扁平な物品の二つ折り加工装置Kは、扁平な物品を包装袋(外装袋)に充填包装する自動包装ラインにおいて、充填工程の前工程で物品を二つに折り重ねてほぼ水平姿勢とした状態にて自動挿入装置の所定位置に供給する役割を果たすものであり、回転移送手段15とベルトコンベヤ45及びクランプ手段70とから構成されている。
なお、この実施形態における「扁平な物品」は、医療用の二室型輸液バッグ(以下、単に「輸液バッグ」と称する)を対象としている。
図3に示すように、輸液バッグ1は、厚手の合成樹脂フィルムを重ね合わせた状態で四方をヒートシール処理されて扁平な長方形形状に形成されており、二つの室、即ち上室1aと下室1bの容量が異なるように短手(幅)方向に延びる隔壁部分4により区画されている。この輸液バッグ1には、上室1aの端部2に栓部7を、下室1bの端部3に栓部8を夫々設けており、この二つ折り加工装置Kの前工程にて自動注入装置より所定量の薬液を充填される。
回転移送手段15の回転体16は、フレーム11の一端寄りに立設した支柱17に軸受け18,19を介して回転自由に支持されている。回転体16の支柱17に外装された円筒部材20の上方及び下方には同じ大きさの六角形のフランジ21,22を固定し、それらフランジ21,22の対応する辺の間に平板状の支持部材23を夫々差し渡して固定している。
各支持部材23の前面23aには、横軸25により回転可能に支持された揺動部材24を設け、当該支持部材23の後面に取り付けた空圧シリンダ26のロッド26a側を該揺動部材24のレバー24aに連結している。また、揺動部材24には、輸液バッグ1を隔壁部分4で支持してほぼ逆U字状に懸架する丸棒形状の吊り下げ杆28を取付けている。その吊り下げ杆28には、上面の長手方向に沿うようにほぼV字形の溝28aを設けている。しかして、回転体16の外側部には、複数、ここでは6個の吊り下げ杆28が等角度間隔、即ち60度間隔で配置されて空圧シリンダ26の作動により斜め下位置と水平位置へ移動自在に設けられている。
30は吊り下げ杆28の上部を押さえ部材35により押圧自在に設けた押さえ手段である。押さえ手段30は、支持部材23の前面23aに固定されたブラケット31にロッド32aを下方にした空圧シリンダ32を取り付けると共に当該空圧シリンダ32の両側に一対のガイドバー33,33を上下方向に摺動自由に設け、それらロッド32a及びガイドバー33,33の先端に横長形状の押さえ部材35を取り付けている。その押さえ部材35の下部35aは、吊り下げ杆28の溝28aに係合可能に設けられている。
回転移送手段15には、回転体16を複数の位置、ここでは、図2に示す受け入れ位置(イ)、アイドル位置(ロ)及びアイドル位置(ハ)、中継位置(ニ)、アイドル位置(ホ)及びアイドル位置(へ)の6つの等角度間隔に設定された位置に間欠停止させつつ回転移動させるための間欠駆動手段38が設けられている。
間欠駆動手段38については、モータ装置40により駆動される公知構造のインデックス装置39を採用しており、インデックス装置39の出力を図示しないタイミングプーリとタイミングベルト等による伝動手段を介して回転体16側に伝動することにより当該回転体16を間欠回転させるように設けられている。
受け入れ位置(イ)には、二つ折り加工装置Kに隣接して設置される前工程の位置決めコンベヤ装置100から間欠的に移送される二つに折り重ねる前の展開された状態の輸液バッグ1を水平位置に保持される吊り下げ杆28の真上までほぼ水平姿勢にて送り込むベルトコンベヤ45を設けている。
図2に示すように、上記位置決めコンベヤ装置100のフレームには、ベルトコンベヤ45の一対の支柱46,46を所定間隔をおいて立設している。それら支柱46は、吊り下げ杆28の左右両側に配置されている。それら支柱46の内側にはガイドバー47,47を縦向きで平行に設け、それらガイドバー47,47に移動台55が摺動自由に設けられている。図1に示すように、各支柱46の外側面の上下箇所にはスプロケット48,49を回転自由に設け、それらスプロケット48,49に掛け渡したチェン50の両端部50a,50bが移動台55に設けられた連結部材56に夫々連結されている。一方のスプロケット49と同じ固定軸49aに取付けたスプロケット51と、一方の支柱46側に設置したモータ装置52の出力軸に固定されたスプロケット53には、チェン54が掛け渡されている。
移動台55には、吊り下げ杆28の両側に各々一組のローラ59,60を回転自由に設け、各組のローラ59,60にコンベヤベルト61を夫々掛け渡している。そして、一方のローラ59を固定した回転軸58に取付けたスプロケット62と、モータ装置63の出力軸に固定されたスプロケット64とにチェン65が掛け渡され、モータ装置63の回転駆動によりコンベヤベルト61,61を回転作動するように設けられている。
このベルトコンベヤ45において、モータ装置52の回転駆動により移動台55は昇降自在に設けられているが、移動台55が上昇位置にある場合には、コンベヤベルト61の水平な搬送面61aは前記水平位置に保持される吊り下げ杆28よりも少し高い位置となるように設けられている。
しかして、コンベヤベルト61上の輸液バッグ1は、空圧シリンダ26の作動により斜め下位置から水平位置へ上昇移動する吊り下げ杆28と、押さえ手段30の空圧シリンダ32により下降移動する押さえ部材35とにより隔壁部分4を挟持され、その状態で移動台55が下降移動することによりほぼ逆U字状に懸架されるように構成される。
中継位置(ニ)には、吊り下げ杆28によって二つ折りにされた状態の輸液バッグ1の垂れ下がり部分(即ち、上室1aと下室1b)同士を重ねるように挟持すると共に供給位置(ト)との間を進退自在に設けたクランプ手段70が設けられている。
図1、図7に示すように、フレーム11の上面には所定間隔を置いて左右一対のガイドレール71,71を水平方向に平行に配置し、それらのガイドレール71,71に遊嵌されて摺動可能とされたスライド72,72に移動板73が一体状に設けられている。また、機台11の上部内側面には所定間隔を置いてタイミングプーリ75,76を配置し、前記回転移送手段15寄りのタイミングプーリ76の回転軸77をモータ装置78により駆動回転させるように設ける。79はタイミングプーリ75,76に掛け渡されたタイミングベルトであり、このタイミングベルト79の一部が移動板73の下面に固定されている。これにより、移動板73は、モータ装置78の駆動により中継位置(ニ)と供給位置(ト)の間を往復自在に設けられる。
図6に示すように、移動板73の下面中央には、ロッド81aを上方にした空圧シリンダ81を取り付けると共に当該空圧シリンダ81の両側に一対のガイドバー82,82を上下方向に摺動自由に設ける。それらのロッド81a及びガイドバー82,82の先端にベース83を設けている。86はベース83の上面に取付けられた軸受けユニット85により回転自由に設けられた回転軸である。この回転軸86の一端部にタイミングプーリ87を固定した支持板88aを、その他端部に支持板88bを縦向きに固定している。このタイミングプーリ87と、ベース83に取付けられたモータ装置89の出力軸に固定されたタイミングプーリ90とにタイミングベルト91が掛け渡されている。
図7に示すように、支持板88aと支持板88bとの間に固定された一対の軸92,92には、2個一組のクランプ片95を備えた一対のクランプ部材94,94が夫々回転自由に設けられている。96は前記支持板88bに設けられた空圧シリンダである。この空圧シリンダ96のロッドに取付けられた連結片97とクランプ部材94,94とは、連結ロッド98,98により夫々連結されている。
しかして、空圧シリンダ96の作動によりクランプ片95を閉じることにより、吊り下げ杆28と押え手段30により支持された状態の輸液バッグ1の垂れ下がり部分同士を重ねるように挟持し、その状態にて移動板73をモータ装置78の駆動により中継位置(ニ)から供給位置(ト)に移送し、その移送中に空圧シリンダ81の作動によりベース83を下降させた状態とし、供給位置(ト)においてモータ装置89の駆動により支持板88a,88bを放出方向へ傾動させる振込み動作と、空圧シリンダ96の作動によるクランプ片95の開放動作を一挙動で行なうことによって二つ折りにされた状態の輸液バッグ1を縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換した状態にて所定箇所に放出するクランプ手段70が構成される。
また、輸液バッグ1の放出後に、移動板73はモータ装置78の駆動により供給位置(ト)から元の中継位置(ニ)に戻り、空圧シリンダ81の作動によりベース83を上昇移動させ、かつ、クランプ片95を開放した状態にて新たな輸液バッグ1を受け入れるべく待機するように設けられている。
以上により、本発明に係る扁平な物品の二つ折り加工装置Kが構成される。
なお、この実施例では、ベース83を空圧シリンダ81の作動により昇降させる構成としているが、輸液バッグ1を供給する箇所の高さ位置等の関係によりかかる昇降構造を採用しない場合もある。
この扁平な物品の二つ折り加工装置Kの供給位置(ト)には、輸液バッグ1を図示しない外装袋に充填する自動包装ラインの自動挿入装置(図示せず)が付設される。105は前述したクランプ手段70による輸液バッグ1の移送方向と直交方向に設置される自動挿入装置に付設されるコンベヤである。
次に、本発明に係る扁平な物品の二つ折り加工装置Kの作動について説明する。
(1)受け入れ位置(イ)において、ベルトコンベヤ45により展開されて扁平な状態の輸液バッグ1が送り込まれる。
(2)ついで、輸液バッグ1は、回転移送手段15の空圧シリンダ26の作動により斜め下位置から水平位置へ上昇移動する吊り下げ杆28と、押さえ手段30の空圧シリンダ32により下降移動する押さえ部材35とにより隔壁部分4を挟持され、その挟持された状態で移動台55が下降移動することによりほぼ逆U字状に懸架される。
(3)輸液バッグ1は、吊り下げ杆28と押さえ手段30により固定された状態にてアイドル位置(ロ)及び(ハ)を経て中継位置(ニ)まで回転移送される。
(4)中継位置(ニ)において、吊り下げ杆28に懸架されて二つ折りにされた輸液バッグ1は、垂れ下がり部分同士をクランプ手段70のクランプ片95,95によって重ねられるように挟持される。これとほぼ同時に、押さえ手段30の押さえ部材35は元の上昇位置へ戻る。
(5)クランプ手段70によって挟持された状態の輸液バッグ1は、モータ装置78の駆動により中継位置(ニ)から供給位置(ト)まで移送される。その移送途中において、空圧シリンダ81の作動によりベース83が下降する。また、輸液バッグ1が供給位置(ト)に移送されると、吊り下げ杆28は元の斜め下位置へ戻り、回転体16は中継位置(ニ)からアイドル位置(ホ)に回転移動する。
(6)供給位置(ト)において、モータ装置89の駆動により支持板88a,88bを放出方向へ傾動させる振込み動作と、空圧シリンダ96の作動によるクランプ片95,95の開放動作が一挙動で行なわれることにより、二つ折りにされた状態の輸液バッグ1は、縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換された状態にて自動挿入装置に付設されるコンベヤ105上に放出される。
(7)輸液バッグ1がコンベヤ105上に放出された後、クランプ手段70はモータ装置78の駆動により供給位置(ト)から元の中継位置(ニ)に戻る。そして、回転移送手段15によって新たに送り込まれる輸液バッグ1を受け入れるべく、クランプ片95,95が開放されて展開した状態にて空圧シリンダ81の作動によりベース83を上昇移動させて待機状態とされる。
かかる一連の動作が行なわれることにより、前工程の位置決めコンベヤ装置から供給される輸液バッグ1は、図9に示す二つに折り重ねられた水平姿勢状態で1個ずつコンベヤ105上に順次放出・供給される。この二つ折り加工装置は、最高処理速度に設定した場合に毎分30袋の加工能力を有する。
以上に述べた通り、この扁平な物品の二つ折り加工方法及びその装置は、輸液バッグ1を二つに折り重ねて水平姿勢に変換した状態で所定箇所に供給する作業を自動的に能率よく行うことができる。加工能力については、従来装置に比べて約50%増加するので、包装ラインの高速化に対応可能である。
本発明に係る扁平な物品の二つ折り加工装置の正面図 同、概要平面図 二室型輸液バッグの説明図 回転移送手段の説明図 コンベヤの正面図 クランプ手段の正面図 図6のA矢視図 図6のB矢視図 二室型輸液バッグを二つに折り重ねて水平姿勢とした状態を示す説明図
符号の説明
K・・・扁平な物品の二つ折り加工装置
(イ)・・・受け入れ位置
(ニ)・・・中継位置
(ト)・・・供給位置
1・・・輸液バッグ(物品)
4・・・隔壁部分
11・・・フレーム
15・・・回転移送手段
16・・・回転体
28・・・吊り下げ杆
30・・・押え手段
45・・・ベルトコンベヤ
70・・・クランプ手段
95・・・クランプ片

Claims (3)

  1. 内容物が充填された扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う扁平な物品の二つ折り加工方法において、
    受け入れ位置(イ)にて、複数の位置に間欠停止するように設けられた回転体に等角度間隔で水平方向に突出するように配置された吊り下げ杆の真上に、ベルトコンベヤにより前記物品をほぼ水平状態にて送り込み、そのベルトコンベヤの下降移動により物品を該吊り下げ杆にほぼ逆U字状に懸架させると共に当該物品の折り曲げ部分を押さえ手段により押圧した状態にて中継位置(ニ)まで回転移送し、中継位置(ニ)にて、その押さえ手段による押圧動作を解除すると共に前記吊り下げ杆に懸架されて二つ折りにされた物品の垂れ下がり部分同士をクランプ手段によって重ねるように挟持し、ついで、そのクランプ手段により挟持された物品を供給位置(ト)まで移送し、供給位置(ト)にて、そのクランプ手段の開放動作と振り込み動作による連係動作によって物品を縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換して二つに折り重ねた状態のまま所定箇所に放出するようにしたことを特徴とする扁平な物品の二つ折り加工方法。
  2. 内容物が充填された扁平な物品を二つに折り重ねる作業を自動的に行う扁平な物品の二つ折り加工装置において、
    フレームに回転可能に立設された回転体を少なくとも受け入れ位置(イ)と中継位置(ニ)を含む複数の位置に間欠駆動手段の駆動により間欠停止させるように設け、その回転体の外側部に複数の吊り下げ杆を等角度間隔で水平方向に突出するように配置すると共に当該吊り下げ杆の上部を押圧自在に設けた押さえ手段を夫々備えた回転移送手段と、前記物品を受け入れ位置(イ)に間欠停止する前記吊り下げ杆の真上までほぼ水平状態にて送り込む昇降自在に設けたベルトコンベヤと、二つ折りにされた前記物品の垂れ下がり部分同士を重ねるように挟持すると共に中継位置(ニ)と供給位置(ト)との間を進退自在に設けたクランプ手段とからなり、
    受け入れ位置(イ)にて、前記ベルトコンベヤ上に搬送される前記物品を当該コンベヤの下降移動により前記吊り下げ杆にほぼ逆U字状に懸架させると共に当該物品の折り曲げ部分を前記押さえ手段により押圧した状態で中継位置(ニ)まで回転移送し、その中継位置(ニ)にて、前記押さえ手段による押圧動作を解除すると共に前記吊り下げ杆に懸架されて二つ折りにされた物品の垂れ下がり部分を前記クランプ手段によって挟持し、供給位置(ト)に移送した物品を該クランプ手段の開放動作と振り込み動作による連係動作によって縦姿勢からほぼ水平姿勢に変換して二つに折り重ねられた状態のまま所定箇所に放出するように構成したことを特徴とする扁平な物品の二つ折り加工装置。
  3. 前記物品が、平面から見てほぼ矩形状であって、前記折り曲げ部分が少なくとも二室を区画する隔壁部分に相当するように構成された被包装物たる輸液バッグであることを特徴とする請求項1に記載の扁平な物品の二つ折り加工方法又は請求項2に記載の扁平な物品の二つ折り加工装置。
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