JP2007230113A - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反操作側安全ドアにおける本来の安全性を確保しつつ反操作側安全ドアに対する使い勝手と利便性を高める。
【解決手段】 型締機構Mctの両側に配設した操作側安全ドアDfと反操作側安全ドアDrの開閉状態をそれぞれ検出する検出部2f,2rと、この検出部2f,2rの検出結果に対応して駆動部4に対する所定の制御を行う制御部3を備える射出成形機Mの制御装置1を構成するに際して、少なくとも、反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが閉状態のときは駆動部4に対する停止制御を行い、かつ反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが開状態のときは駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御を行う制御部3を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、型締機構の両側に配設した操作側安全ドアと反操作側安全ドアの開閉状態の検出結果に対応して駆動部に対する所定の制御を行う射出成形機の制御装置に関する。
一般に、射出成形機における型締機構の両側には、操作側安全ドアと反操作側安全ドアをそれぞれ配設している。この場合、操作側安全ドアは、ディスプレイや操作部を備える正面側に配した安全ドアであり、反操作側安全ドアは、操作側安全ドアの反対側(背面側)に配した安全ドアである。また、射出成形機には、運転中において各安全ドアが開状態になった場合、型締機構を駆動する駆動部を速やかに停止制御し、作業者の手などが誤って型締機構に進入した際の安全性を確保する制御装置を備えている。
従来、この種の制御装置としては、特開2000−37758号公報で開示される射出成形機の型締機構用安全装置が知られている。この安全装置は、作業者に対する安全性及び装置の信頼性を高めたものであり、安全ドアが開いたことを検出する第一検出スイッチと、この第一検出スイッチの検出によりサーボモータを駆動制御するサーボ回路に対して停止指令信号を付与する第一制御系を備えるとともに、安全ドアが開いたことを検出する第二検出スイッチと、この第二検出スイッチの検出によりサーボ回路に設けたゼロクランプスイッチをゼロクランプ接点側に切換える第二制御系を備えている。
特開2000−37758号
しかし、上述した射出成形機における従来の制御装置(型締機構用安全装置)は、次のような解決すべき課題が存在した。
通常、射出成形機は、全自動モード,半自動モード,手動モードを備え、成形の目的に応じて制御態様の異なるモードを使い分けている。例えば、半自動モードでは、成形自体は自動で行われるが、成形品の取出は、操作側安全ドアを開いて手動で行うため、操作側安全ドアが開いても駆動部が停止しないように制御している。
他方、反操作側安全ドアに着目した場合、この反操作側安全ドアは、背面側に配するため、異常発生時の点検等において開ける程度であり、通常の成形(生産)においてはほとんど開けることがない。したがって、反操作側安全ドアが開いた場合は、駆動部を停止制御して警報を発するなど、通常の異常処理を行っている。このため、反操作側安全ドアを開けた際には、異常処理に伴う異常解除処理を行う必要があるなど、特に、反操作側安全ドアに対しては、操作側安全ドアと異なり、正常な成形時における使い勝手や利便性については何ら考慮されていなかった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形機の制御装置の提供を目的とするものである。
本発明は、型締機構Mctの両側に配設した操作側安全ドアDfと反操作側安全ドアDrの開閉状態をそれぞれ検出する検出部2f,2rと、この検出部2f,2rの検出結果に対応して駆動部4に対する所定の制御を行う制御部3を備える射出成形機Mの制御装置1を構成するに際して、少なくとも、反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが閉状態のときは駆動部4に対する停止制御を行い、かつ反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが開状態のときは駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御を行う制御部3を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、制御部3は、少なくとも手動により成形品の取出を行う半自動モードの選択時に非停止制御を行うことができる。また、駆動部4には、型締機構Mctを駆動するモータ駆動部4aを適用することができるとともに、型締機構Mctを駆動する油圧駆動部4bを適用することができる。
このような本発明に係る射出成形機Mの制御装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが閉状態のときは駆動部4に対する停止制御を行い、かつ反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが開状態のときは駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御を行うため、反操作側安全ドアDrに対する使い勝手や利便性を飛躍的に高めることができる。特に、半自動モードにおいて、例えば、大きな形態の成形品を両側から二人がかりで取出す場合或いはインサート成形時に別の作業者がインサート部品を背面側からセットする場合等において、異常発生時における異常解除処理を行うことなく円滑かつ迅速に作業を進めることができる。
(2) 反操作側安全ドアDrのみが開状態のときは、異常と見做して駆動部4に対する停止制御を行うため、反操作側安全ドアDrにおける本来の安全性を確保することができる。
(3) 好適な態様により、制御部3は、少なくとも手動により成形品の取出を行う半自動モードの選択時に非停止制御を行うようにすれば、半自動モードは、操作側安全ドアDfを開いた作業を想定しているため、反操作側安全ドアDrと操作側安全ドアDfの双方を開くことによる作業を確実かつ容易に実現することができる。
(4) 好適な態様により、駆動部4として、型締機構Mctを駆動するモータ駆動部4a或いは型締機構Mctを駆動する油圧駆動部4bに適用できるなど、各種駆動タイプに利用できるため、汎用性に優れるとともに、各種駆動タイプに後付けも可能であり、低コスト性及び実施の容易性に優れる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る制御装置1を備える射出成形機Mの概略構成について、図2を参照して説明する。
図2中、仮想線で示すMは射出成形機であり、機台Mbと、この機台Mb上に設置された射出装置Mi及び型締装置Mcを備える。射出装置Miは、加熱筒11を備え、この加熱筒11の前端に図に現れない射出ノズルを有するとともに、加熱筒11の後部には材料を供給するホッパ12を備える。一方、型締装置Mcは、固定型を支持する固定盤13及び可動型を支持する可動盤14を有する型締機構Mctを備え、この型締機構Mctの横方両側には、操作側安全ドアDfと反操作側安全ドアDrをそれぞれ配設する。各安全ドアDf,Drは水平方向へスライド移動させることにより開閉でき、矢印Foは各安全ドアDf,Drの開方向を示す。また、射出成形機Mは、本実施形態に係る制御装置1(図1参照)を含む成形機コントローラを備え、機台Mb上には、成形機コントローラに付属するタッチパネル付のディスプレイ16及び操作部17を配設する。
次に、本実施形態に係る制御装置1の構成について、図1〜図3を参照して具体的に説明する。
制御装置1は、図2に示すように、操作側安全ドアDfの開閉状態を検出する検出部2fと反操作側安全ドアDrの開閉状態を検出する検出部2rを備える。この場合、操作側の検出部2fは、操作側安全ドアDfの下端辺に沿って配した前後一対の検出スイッチ21f,22fを備えるとともに、反操作側の検出部2rは、反操作側安全ドアDrの下端辺に沿って配した前後一対の検出スイッチ21r,22rを備える。
図3に、操作側安全ドアDfに付設する一方の検出部2fの具体的な構成を示す。なお、図3に示す操作側安全ドアDfは閉状態である。開方向Foを後方とした場合、前側の検出スイッチ21fは、操作側安全ドアDfの内側下方に位置する固定基部18上であって、閉状態にある操作側安全ドアDfの前側に配設するとともに、後側の検出スイッチ22fは、同固定基部18上であって、閉状態にある操作側安全ドアDfの後側に配設する。また、操作側安全ドアDfの内面には、前端及び後端に傾斜部を形成した操作カム26fを固定する。これにより、各検出スイッチ21f,22fは、操作側安全ドアDfの開閉時に一体に変位する操作カム26fにより操作される。
この場合、検出スイッチ21fは、a接点(ノーマルオフ)を用いたリミットスイッチを内蔵するとともに、操作回動軸23に一端を固定し、かつ他端にローラ24を有する操作レバー25を備える。これにより、操作側安全ドアDfが閉状態にあれば、操作レバー25は、操作カム26fの前端に押され、実線で示す傾倒位置にスプリングに抗して回動変位し、この傾倒位置ではオンになるとともに、操作側安全ドアDfが開状態にあれば、操作レバー25は、操作カム26fとの係合が解除され、仮想線25sで示す起立位置に復帰し、この起立位置ではオフになる。
また、検出スイッチ22fは、b接点(ノーマルオン)を用いたリミットスイッチを内蔵するとともに、操作回動軸27に一端を固定し、かつ他端にローラ28を有する操作レバー29を備える。これにより、操作側安全ドアDfが開状態にあれば、操作レバー29は、操作カム26fの後端に押され、仮想線29sで示す傾倒位置にスプリングに抗して回動変位し、この傾倒位置ではオフになるとともに、操作側安全ドアDfが閉状態にあれば、操作レバー29は、操作カム26fとの係合が解除され、実線で示す起立位置に復帰し、この起立位置ではオンになる。
このような検出部2fの構成により、一方の検出スイッチ21f(又は22f)が故障等により機能しなくなっても他方の検出スイッチ22f(又は21f)が機能するため、作業者に対する安全性及び装置の信頼性を飛躍的に高めることができる。以上は、操作側安全ドアDfに付設する検出部2fの具体的な構成について説明したが、反操作側安全ドアDrに付設する他方の検出部2rの構成も、一方の検出部2fに対して対称的な構成となる点を除いて基本的構成は同じになる。なお、図2中、26rは、反操作側安全ドアDrに固定した操作カムを示す。
一方、各検出スイッチ21f,22f,21r,22rは、図2に示すように、制御部3に接続するとともに、この制御部3は、駆動部4に接続する。制御部3は、各検出スイッチ21f,22f,21r,22rの検出結果に対応して駆動部4に対する所定の制御を行う機能を備え、特に、本発明に従って、少なくとも、反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが閉状態のときは駆動部4に対する停止制御を行い、かつ反操作側安全ドアDrの開状態の検出時に操作側安全ドアDfが開状態のときは駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御を行う機能を備えている。したがって、検出部2f,2r(検出スイッチ21f,22f,21r,22r)と制御部3は、制御装置1を構成する。
図1に、制御装置1(制御部3)の具体的な回路例を示す。La,Lbは第一電源ラインであり、Laは正ライン、Lbは負ラインを示す。また、31p,32p.33pは、成形機コントローラ本体に対する接続ポートを示す。なお、成形機コントローラ本体は、射出成形機Mの全体の制御を司るコンピュータ機能を有し、CPU及び内部メモリ等のハードウェアを内蔵することにより、HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御系及びPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)制御系を構成するとともに、PLCプログラム及びHMIプログラム等の必要なソフトウェアを格納している。この場合、PLCプログラムは、射出成形機Mにおける各種工程のシーケンス動作や射出成形機Mの監視等を実現するとともに、HMIプログラムは、射出成形機Mの動作パラメータの設定及び表示,射出成形機Mの動作監視データの表示等を実現する。特に、成形機コントローラ本体では、全自動モード,半自動モード,手動モードのモード設定が可能であり、接続ポート31p,32p,33pから付与される検出結果に対応して各モードに対応する制御を実行する。
そして、検出スイッチ21fは、負ラインLbと接続ポート31p間に接続するとともに、検出スイッチ22fは、負ラインLbと接続ポート32p間に接続し、さらに、検出スイッチ21rは、負ラインLbと接続ポート33p間に接続する。また、接続ポート31pと正ラインLa間には、第一リレースイッチ35のコイル部35cを接続するとともに、接続ポート33pと正ラインLa間には、第二リレースイッチ36のコイル部36cを接続する。一方、第一リレースイッチ35のスイッチ部35s,第二リレースイッチ36のスイッチ部36s及び第三リレースイッチ37のコイル部37cは、直列接続することにより、正ラインLaと負ラインLb間に接続する。なお、スイッチ部35s及び36sは、共にb接点である。
他方、検出スイッチ22rは、第四リレースイッチ38のコイル部38cと直列接続することにより、接続ポート39pと第二電源ラインの正ラインLc間に接続するとともに、検出スイッチ22rに対して、第三リレースイッチ37のスイッチ部37sを並列接続する。なお、スイッチ部37sは、a接点である。そして、第四リレースイッチ38のスイッチ部38sは、駆動部4に接続する。駆動部4は、電動式の射出成形機Mの場合、型締機構Mctを駆動するモータ駆動部4aを適用できるとともに、油圧式の射出成形機Mの場合、型締機構Mctを駆動する油圧駆動部4bを適用できる。この場合、モータ駆動部4aには、コイル部38cの励磁が解除されるとスイッチ部38sがオフになり、例えば、モータに対する給電回路を遮断する構成を採用できるとともに、油圧駆動部4bには、コイル部38cの励磁が解除されるとスイッチ部38sがオフになり、例えば、油圧回路のバルブを遮断制御する構成を採用できる。このように、本実施形態に係る制御装置1は、駆動部4として、型締機構Mctを駆動するモータ駆動部4a或いは型締機構Mctを駆動する油圧駆動部4bに適用できるなど、各種駆動タイプに利用できるため、汎用性に優れるとともに、各種駆動タイプに後付けも可能であり、低コスト性及び実施の容易性に優れる。
次に、本実施形態に係る制御装置1の要部の動作(機能)について、図1〜図3を参照しつつ図4に示すフローチャートに従って説明する。
射出成形機Mは、半自動モードが選択され、正常に運転(生産)が行われているものとする(ステップS1,S2)。この場合、操作側安全ドアDf及び反操作側安全ドアDrが閉状態にあれば、図1における操作側安全ドアDfの検出スイッチ21f,22f及び反操作側安全ドアDrの検出スイッチ21r,22rもいずれもオンになる。したがって、コイル部35c及び36cは、共に励磁され、スイッチ部35s,36sが共にオフになる。このため、コイル部37cは励磁されず、スイッチ部37sはオフになる。この場合、検出スイッチ22rはオンになっており、コイル部38cが励磁されるため、スイッチ部38sはオンになり、駆動部4に対する停止制御が無効になる非停止制御が行われる。即ち、正常な動作が行われる(ステップS3,S9)。
一方、運転中において、今、射出成形機Mに何らかのトラブルが発生し、作業者が点検等のため、反操作側安全ドアDrを開けた場合を想定する(ステップS3)。これにより、検出スイッチ21r及び22rが共にオフになるため、コイル部36cの励磁が解除され、スイッチ部36sがオンになる。しかし、スイッチ部35sはオフであるため、スイッチ部37sのオフは維持される。したがって、スイッチ部37s及び検出スイッチ21rが共にオフとなるため、コイル部38cの励磁が解除される。この結果、スイッチ部38sはオフになるため、駆動部4に対する停止制御が行われる(ステップS4,S5)。この場合、停止制御に加え、通常の異常発生に基づく警報を発するなどの異常処理が行われるため、異常に対する必要な処置を行う(ステップS6)。そして、異常に対する処置が終了したなら反操作側安全ドアDrを閉じる(ステップS7,S8)。また、この後、異常解除処理を行い、正常な運転に復帰させる(ステップS9)。このように、反操作側安全ドアDrのみが開状態のときは、異常と見做して駆動部4に対する停止制御を行うため、反操作側安全ドアDrにおける本来の安全性を確保することができる。
他方、生産される成形品の形態が大きく、反操作側安全ドアDrと操作側安全ドアDfを双方を開け、二人がかりで成形品を取出す必要がある場合を想定する。この場合、最初に操作側安全ドアDfを開け、この後、反操作側安全ドアDrを開ければ、駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御が行われる。即ち、最初に操作側安全ドアDfを開けることにより、検出スイッチ21f及び22fがオフになるため、コイル35cの励磁が解除され、スイッチ部35sがオンになる。次いで、反操作側安全ドアDrを開けることにより、検出スイッチ21r及び22rがオフになるため、コイル36cの励磁が解除され、スイッチ部36sがオンになる。これにより、スイッチ部35s及び36sが共にオンになるため、コイル部37cが励磁され、スイッチ部37sがオンになる。この結果、コイル部38cに対する励磁は維持されるため、停止制御が無効になる非停止制御が行われる(ステップS4,S10)。なお、このような機能を有効にするため、検出スイッチ21rと22rの取付に際しては、検出スイッチ21rが検出スイッチ22rよりも早くオフになるように取付位置等を選定する。
よって、この場合には、通常の異常発生に基づく異常処理は行われないため、成形品に対する必要な取出作業を行う(ステップS11)。そして、取出作業が終了したなら、最初に、反操作側安全ドアDrを閉じる(ステップS12,S13)。これにより、検出スイッチ22rがオンになる。次いで、操作側安全ドアDfを閉じる(ステップS14)。これにより、スイッチ部37sがオフになるが、検出スイッチ22rがオンになっているため、コイル部38cの励磁は維持される。
このように、本実施形態に係る制御装置1によれば、反操作側安全ドアDrの開状態を検出した際に、操作側安全ドアDfが閉状態のときは駆動部4に対する停止制御を行い、かつ操作側安全ドアDfが開状態のときは駆動部4に対する停止制御を無効にする非停止制御を行うため、反操作側安全ドアDrに対する使い勝手や利便性を飛躍的に高めることができる。特に、半自動モードにおいて、例えば、成形品が大きい場合に両側から二人がかりで取出す場合、或いはインサート成形時に別の作業者がインサート部品を背面側から専用にセットする場合などにおいて、異常解除処理を行うことなく円滑かつ迅速に作業を進めることができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,手法,形状,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、リレースイッチ35,36,37及び38を用いた回路は例示である。したがって、別途の論理回路等により制御を行ったり、ソフトウェア制御も可能であるなど、本発明の要旨を実現する各種回路構成を採用することができる。また、手動により成形品の取出を行う半自動モードについて適用した場合を示したが、必要に応じて他の各種モードに適用する場合を排除するものではない。
本発明の最良の実施形態に係る制御装置の回路構成図、 同制御装置における検出部を含む射出成形機の概要図、 同制御装置における検出部の具体的構成図、 同制御装置の機能を説明するためのフローチャート、
符号の説明
1:制御装置,2f:検出部,2r:検出部,3:制御部,4:駆動部,4a:モータ駆動部,4b:油圧駆動部,M:射出成形機,Mct:型締機構,Df:操作側安全ドア,Dr:反操作側安全ドア

Claims (4)

  1. 型締機構の両側に配設した操作側安全ドアと反操作側安全ドアの開閉状態をそれぞれ検出する検出部と、この検出部の検出結果に対応して駆動部に対する所定の制御を行う制御部を備える射出成形機の制御装置において、少なくとも、前記反操作側安全ドアの開状態の検出時に前記操作側安全ドアが閉状態のときは前記駆動部に対する停止制御を行い、かつ前記反操作側安全ドアの開状態の検出時に前記操作側安全ドアが開状態のときは前記駆動部に対する停止制御を無効にする非停止制御を行う制御部を備えることを特徴とする射出成形機の制御装置。
  2. 前記制御部は、少なくとも手動により成形品の取出を行う半自動モードの選択時に前記非停止制御を行うことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の制御装置。
  3. 前記駆動部は、前記型締機構を駆動するモータ駆動部であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の制御装置。
  4. 前記駆動部は、前記型締機構を駆動する油圧駆動部であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の制御装置。
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