JP2003348870A - 誤動作防止機能付モータ制御システム - Google Patents

誤動作防止機能付モータ制御システム

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JP2003348870A
JP2003348870A JP2002149537A JP2002149537A JP2003348870A JP 2003348870 A JP2003348870 A JP 2003348870A JP 2002149537 A JP2002149537 A JP 2002149537A JP 2002149537 A JP2002149537 A JP 2002149537A JP 2003348870 A JP2003348870 A JP 2003348870A
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motor shaft
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error processing
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JP2002149537A
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Nobuhiko Tokushige
信彦 徳重
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤配線等による不具合を防止することができる
誤動作防止機能付モータ制御システムを提供する。 【解決手段】 型閉めモータ106を制御する制御手段
12Aに、該制御手段12Aがモータ軸106Aの回転
角を保持しようとする保持制御下におけるモータ軸10
6Aの回転動作の許容動作範囲を記憶する許容動作範囲
記憶手段14Aと、保持制御下における検出動作が該許
容動作範囲を超えている場合に所定のエラー処理を実行
するエラー処理実行手段16Aと、を備えた。又、圧入
モータ108を制御する制御手段12Bにも同様に、許
容動作範囲記憶手段14Bと、エラー処理実行手段16
Bと、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種成形機等を駆
動するために使用される誤動作防止機能付モータ制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種成形機の動力源としてモータが使用
され、又、各種成形機として樹脂成形機が知られてい
る。
【0003】図4は、一般的な樹脂成形機の概要を示す
前面図である。
【0004】樹脂成形機100は縦型タイプであり、下
型102及び上型104の型閉めのための型閉めモータ
106と、下型102のキャビティ(図示省略)に樹脂
素材を圧入するための圧入モータ108と、を備えてい
る。
【0005】下型102は、可動プラテン112に取付
けられ、該可動プラテン112と共にタイバー110に
案内されて上下動自在とされている。一方、上型104
は固定プラテン113に取り付けられ、該固定プラテン
113はタイバー110の上端近傍に固定されている。
型閉めモータ106はトグル機構114を介して可動プ
ラテン112を駆動することにより、型閉め、型開きを
する。尚、上型が可動プラテンに取付けられて上下動す
る縦型タイプ、可動プラテンが水平方向に移動する横型
タイプの樹脂成形機も存在する。
【0006】又、可動プラテン112にはプランジャ1
16が上下動自在に取付けられている。圧入モータ10
8は該プランジャ116を上下方向に駆動することによ
り、下型102のキャビティ102Aと上型104のキ
ャビティ104Aとで形成される空間内に樹脂素材を圧
入する。
【0007】図5は、型閉めモータ106、圧入モータ
108の制御システム117を示すブロック図である。
【0008】型閉めモータ106、圧入モータ108に
はそれぞれモータ軸106A、108Aの回転角を検出
するエンコーダ118、120が備えられている。
【0009】樹脂成形機100は制御手段122A、1
22Bを備え、該制御手段122A、122Bはエンコ
ーダ118、120の検出値を監視しつつ型閉めモータ
106、圧入モータ108をフィードバック制御して樹
脂成形を実行する。具体的には、エンコーダ118、1
20の検出値に基づきモータ軸106A、108Aの回
転角、回転速度を算出して制御内容と比較し、実際の回
転動作と制御内容のずれを縮めるように供給電力を調節
する。
【0010】尚、可動プラテン112は一般的に数百k
gの重い部品であり自重で下降しようとするため、可動
プラテン112を定位置に保持するときは型閉めモータ
106に電力を供給し、可動プラテン112を上方に付
勢しつつモータ軸106Aの回転角を保持する。一方、
プランジャ116を定位置に保持するときは圧入モータ
108には電力を供給しない。
【0011】このように、制御手段122A、122B
が型閉めモータ106、圧入モータ108を制御して樹
脂成形作業を繰返し確実に実行するようにされている。
尚、図中の符号124は動力電源である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
交換時等に誤配線があると型閉めモータ106、圧入モ
ータ108を適切に制御することができなくなり、樹脂
成形機100が本来予定していない作動をすることがあ
る。これにより、破損等の不具合が発生するという問題
がある。
【0013】例えば、エンコーダの電線はノイズの影響
を避けるため、シールド線、ツイストペア等の特殊な種
類が使用され、他の機器の配線と混同することが少ない
一方、図4に二点鎖線で示すようにエンコーダ同志の配
線を混同した誤配線をすることがある。
【0014】この場合、型閉めモータ106のモータ軸
106Aが回転しても、制御手段122Aは圧入モータ
108のモータ軸108Aと混同してモータ軸106A
の回転角が一定に保持されていると認識することがあ
る。従って、可動プラテン112を定位置に保持しよう
とするときに型閉めモータ106に供給する電力が不充
分となったり、逆に過度の電力を供給してしまうことが
ある。これにより、可動プラテン112が自重で落下し
たり、過度の力で型閉めして樹脂成形機100が破損し
てしまうことがある。
【0015】樹脂成形機はクリーンルーム等で狭いスペ
ースに設置されることが多く、修復が困難であることが
多い。このような場合、破損の修復のために多大な時
間、労力、コストを要することとなる。
【0016】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであって、誤配線等による不具合を防止することが
できる誤動作防止機能付モータ制御システムを提供する
ことをその課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータと、該
モータのモータ軸の回転角を検出するエンコーダと、該
エンコーダの検出値を監視しつつ前記モータを制御する
制御手段と、該制御手段が前記モータ軸の回転角を保持
しようとする保持制御下における前記モータ軸の回転動
作の許容動作範囲を記憶する許容動作範囲記憶手段と、
前記エンコーダの検出値に基づいて前記モータ軸の回転
動作を検出動作として認識し、前記保持制御下における
前記検出動作が前記許容動作範囲を超えている場合に所
定のエラー処理を実行するエラー処理実行手段と、が備
えられたことを特徴とする誤動作防止機能付モータ制御
システムにより、上記課題を解決したものである。
【0018】即ち、保持制御下の検出動作が許容動作範
囲を超えていることを検出することで異常制御、誤配線
を検出し、エラー処理を実行して破損等の不具合を防止
するものである。
【0019】上記課題を解決すべく、発明者は当初、可
動プラテン、プランジャ等を作動させている場合も含め
てモータ軸の許容動作範囲を一律に設定し、検出動作が
該許容動作範囲を超えている場合にエラー処理を実行す
ることを試みた。
【0020】しかしながら、プラテン、プランジャ等の
作動中の検出動作はバラツキが大きく、許容動作範囲を
狭く設定すると正常な制御が行われている場合であって
も許容動作範囲を超えてしまうことがある。従って、許
容動作範囲を広めに設定しなければならなかった。一
方、許容動作範囲を広めに設定すると、誤配線等のため
に異常な制御が行われていても、検出動作が許容動作範
囲を超えるまでに時間がかかり、破損等の不具合を確実
に防止することが困難であった。
【0021】発明者はこの問題を解決すべく、制御手段
が前記モータ軸の回転角を保持しようとする保持制御下
に限定してモータ軸の許容動作範囲を設定し、エラー処
理を実行することを試みた。保持制御下におけるモータ
軸の検出動作のバラツキは極めて小さいので、許容動作
範囲を狭く設定しても正常な制御が行われている限り検
出動作が許容動作範囲を超えることはない。従って、許
容動作範囲を狭く設定することができ、これにより検出
動作が該許容動作範囲を超えることを短時間で検出して
エラー処理を実行し、破損等の不具合を確実に防止する
ことが可能となった。エラー処理としては、例えば、動
力電源の遮断、出力増強指令の中止、オペレータへの警
告等を実行する。型閉めモータ、圧入モータ等、成形機
のモータには一般的にブレーキが備えられているので、
動力電源の遮断等の処理により、可動プラテン、プラン
ジャ等の暴走を停止させることができ、成形機の破損等
の不具合を確実に防止することができる。
【0022】又、前記エラー処理実行手段が、動力電源
接続直後の前記保持制御下で前記エラー処理を実行する
ことが好ましい。
【0023】一般的に、動力電源接続直後、オペレータ
が何らかの操作を開始するまでには1秒以上の時間があ
り、異常制御、誤配線の検出時間として充分であると共
にこの間制御手段はモータを保持制御をする。従って、
動力電源接続直後の保持制御下でエラー処理を実行すれ
ば、樹脂成形作業中等に敢えて保持制御を実行するよう
な設定をする必要がなく制御が簡単であると共に最も初
期の段階で誤配線を検出してエラー処理を実行すること
ができ、破損等の不具合を防止する効果が大きい。
【0024】例えば、樹脂成形機の場合、動力電源接続
直後、制御手段は、可動プラテン、プランジャを定位置
に保持するために型閉めモータ、圧入モータを保持制御
し、型閉めモータのエンコーダの電線と圧入モータのエ
ンコーダの電線とが誤配線されていると、従来は可動プ
ラテンが落下又は上昇しようとすることがあったが、こ
の構成では型閉めモータが回転すると、制御手段は、本
来定位置に保持されるはずの圧入モータのモータ軸が回
転していると判断し、動力電源接続直後にエラー処理を
実行するので、可動プラテンの暴走を止めることができ
る。
【0025】又、本発明は、モータと、該モータのモー
タ軸の回転角を検出するエンコーダと、該エンコーダの
検出値を監視しつつ前記モータを制御する制御手段と、
該制御手段が前記モータ軸を微動回転させようとする微
動制御下における前記モータ軸の回転動作の許容動作範
囲を記憶する許容動作範囲記憶手段と、前記エンコーダ
の検出値に基づいて前記モータ軸の回転動作を検出動作
として認識し、前記微動制御下における前記検出動作が
前記許容動作範囲を超えている場合に所定のエラー処理
を実行するエラー処理実行手段と、が備えられたことを
特徴とする誤動作防止機能付モータ制御システムによ
り、上記課題を解決したものである。
【0026】微動制御下におけるモータ軸の検出動作の
バラツキも保持制御下と同様に極めて小さく、許容動作
範囲を狭く設定しても正常な制御が行われている限り検
出動作が許容動作範囲を超えることはない。即ち、許容
動作範囲を狭く設定することができ、検出動作が該許容
動作範囲を超えることを短時間で検出してエラー処理を
実行し、破損等の不具合を確実に防止することが可能で
ある。
【0027】又、例えば、横型タイプの樹脂成形機の場
合、縦型タイプと異なり可動プラテンを定位置に保持す
るために型閉めモータの駆動力を必要としない。従っ
て、可動プラテン、プランジャを定位置に保持する保持
制御下では、いずれのモータにも電力を供給せず又エン
コーダもモータ軸の回転を検出しない。従って、2つの
モータのエンコーダの電線が誤配線されていても、みか
け上エンコーダの検出値は正常であり、実際にモータが
回転するまで異常制御を検出することができない。これ
に対して、制御手段が前記モータ軸を微動回転させよう
とする微動制御下であれば、モータ軸の回転が保持され
る動作態様は異常であることになるので横型タイプの樹
脂成形機等においてもエンコーダの誤配線を検出するこ
とが可能となる。
【0028】尚、前記許容動作範囲は、前記モータ軸の
回転速度に関して設定するとよい。即ち、モータ軸の回
転速度が所定の回転速度を超えたことを検出することに
より、異常制御、異常配線を検出するように構成すると
よい。モータ軸の動作は、エンコーダの検出値に基づい
て求められる。正常な配線がされていても保持制御下、
微動制御下でモータ軸が若干動くことは考えられるた
め、ある程度の検出値までは正常な制御として許容する
必要がある。一方、正常な配線がされていれば保持制御
下、微動制御下でモータ軸が動いたとしてもその動きは
極めて遅いため、モータ軸の回転速度に関する許容動作
範囲を狭く設定することができ、異常制御、誤配線を早
期に検出することができる。尚、モータ軸の回転速度は
エンコーダの検出値の検出時間からを算出することがで
きる。
【0029】又、前記許容動作範囲は、前記モータ軸の
回転角に関して設定してもよい。
【0030】この場合も、モータ軸の回転角が許容回転
角を超えたことを検出することで異常制御、誤配線を検
出することが可能であり、特に、保持制御下、微動制御
下におけるモータ軸の回転速度が著しく遅いような場合
や、2つのモータの制御が異常であるにも拘らず、回転
速度が偶然一致してしまうような場合でも異常制御、誤
配線を検出することができるという利点がある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0032】図1は、本実施形態に係る誤動作防止機能
付モータ制御システム10を示すブロック図である。該
誤動作防止機能付モータ制御システム10は前記従来の
制御システム117に代えて樹脂成形機100に備えら
れている。
【0033】誤動作防止機能付モータ制御システム10
は、型閉めモータ106を制御する制御手段12Aに、
該制御手段12Aがモータ軸106Aの回転角を保持し
ようとする保持制御下におけるモータ軸106Aの回転
動作の許容動作範囲を記憶する許容動作範囲記憶手段1
4Aと、保持制御下における検出動作が該許容動作範囲
を超えている場合に所定のエラー処理を実行するエラー
処理実行手段16Aと、が備えられたことを特徴として
いる。
【0034】又、圧入モータ108を制御する制御手段
12Bにも同様に、許容動作範囲記憶手段14Bと、エ
ラー処理実行手段16Bと、が備えられたことを特徴と
している。
【0035】その他の構成については前記従来の制御シ
ステム117と同様であるので説明を適宜省略する。
又、樹脂成形機100の構造についても、図3及び図4
と同一符号を引用することとして説明を省略する。
【0036】制御手段12A、12Bは具体的にはコン
ピュータプログラムであり、ハードウェアとしては一体
であっても、独立していてもよい。許容動作範囲記憶手
段14A、14B、エラー処理実行手段16A、16B
はコンピュータプログラムの一部として制御手段12
A、12Bに組み込まれている。
【0037】図2は、エンコーダの検出値と回転角、回
転速度の関係図である。
【0038】許容動作範囲記憶手段14Aは、保持制御
下におけるモータ軸106Aの許容動作範囲として許容
回転速度及び許容回転角(図2における二点鎖線)を記
憶している。同様に、許容動作範囲記憶手段14Bも、
保持制御下におけるモータ軸108Aの許容動作範囲と
して許容回転速度及び許容回転角を記憶している。
【0039】許容動作範囲記憶手段14A、14Bのい
ずれにおいても許容回転速度、許容回転角は微小な値に
設定されている。
【0040】エラー処理実行手段16A、16Bは、型
閉めモータ106、圧入モータ108を動力電源124
に接続した直後、オペレータが何らかの操作を開始する
までの保持制御下で誤配線等のエラーを検出し、エラー
処理を実行するように構成されている。
【0041】エラー処理実行手段16Aは、具体的に
は、モータ軸106Aの回転角、回転速度(図2におけ
る水平軸に対する実線の角度)を監視して許容動作範囲
記憶手段14Aの許容回転速度、許容回転角と比較し、
型閉めモータ106の保持制御下においてモータ軸10
6Aの回転角、回転速度のいずれかが許容回転速度、許
容回転角を超えた場合に動力電源124を遮断(エラー
処理を実行)するように構成されている。
【0042】同様に、エラー処理実行手段16Bも、モ
ータ軸108Aの回転角、回転速度を監視して許容動作
範囲記憶手段14Bの許容回転速度及び許容回転角と比
較し、圧入モータ108の保持制御下においてモータ軸
108Aの回転角、回転速度のいずれかが許容回転速
度、許容回転角を超えた場合に動力電源124を遮断す
るように構成されている。
【0043】次に、誤動作防止機能付モータ制御システ
ム10の作用について説明する。
【0044】まず、オペレータが動力電源124のスイ
ッチを入れる。オペレータが電源124のスイッチを入
れてから他の操作スイッチを入れるまでの間に、通常1
秒以上の時間があり、誤配線等のエラーの検出には充分
な時間である。型閉めモータ106、圧入モータ108
はブレーキを解除し、これにより可動プラテン112は
自重で下降しようとする。
【0045】これに対し、制御手段12Aは、エンコー
ダ118のカウント値に基づいて型閉めモータ106の
モータ軸106Aの回転角及び回転速度を算出し、モー
タ軸106Aの回転角を保持するように型閉めモータ1
06を保持制御する。即ち、型閉めモータ106に電力
を供給して可動プラテン112を上方に付勢しつつ定位
置に保持するように型閉めモータ106を制御する。
【0046】同様に、制御手段12Bも、エンコーダ1
20のカウント値に基づいて圧入モータ108のモータ
軸108Aの回転角及び回転速度を算出し、モータ軸1
08Aの回転角を保持するように圧入モータ108を保
持制御する。尚、圧入モータ108には電力を供給しな
い。
【0047】エンコーダ118、120と制御手段12
A、12Bとの配線が正しい場合は、型閉めモータ10
6、圧入モータ108が正しく保持制御され、モータ軸
106A、108Aの回転角は保持される。即ち、可動
プラテン112、プランジャ116が定位置に保持され
る。
【0048】許容回転速度、許容回転角は微小な値に設
定されているが、配線が正常であればモータ軸106
A、108Aの回転速度、回転角の変位はほぼゼロであ
るので、回転速度、回転角が許容回転速度、許容回転角
を超えることはない。従って、エラー処理実行手段16
A、16Bはエラー処理を実行しない。
【0049】次に、エンコーダ118とエンコーダ12
0との配線を混同した誤配線(図1の二点鎖線)がされ
ている場合の作用について説明する。
【0050】オペレータが動力電源124のスイッチを
入れると、型閉めモータ106、圧入モータ108のブ
レーキが解除され、可動プラテン112は自重で下降し
ようとする。これに対し、制御手段12Aは、型閉めモ
ータ106を保持制御しようとするが、エンコーダ12
0の検出値をエンコーダ118の検出値として検出する
ため、可動プラテン112の上下動を検出することがで
きず、型閉めモータ106を適切に保持制御することが
できない。即ち、可動プラテン112が定位置に保持さ
れず上下動することがある。
【0051】一方、可動プラテン112が上下動すると
モータ軸106Aが回転するが、制御手段12Bは、圧
入モータ108のモータ軸108Aの回転速度、回転角
として認識する。エラー処理実行手段16Bは、モータ
軸108Aの回転速度、回転角が許容動作範囲記憶手段
14Bの許容回転速度、許容回転角を超えていると判断
して動力電源124を遮断する。
【0052】これにより、型閉めモータ106、圧入モ
ータ108への電力供給が遮断され、該型閉めモータ1
06、圧入モータ108のブレーキ機構でモータ軸10
6A、108Aが固定される。これにより、可動プラテ
ン112、プランジャ116は定位置に確実に保持さ
れ、暴走することがない。
【0053】通常は、このような誤配線がされている場
合、動力電源124の接続直後の可動プラテン112の
上下動の速度が大きいので、モータ軸108Aの回転速
度が回転速度を超えたものとしてエラー処理を実行する
こととなる。一方、動力電源接続直後の可動プラテン1
12の上下動が著しく遅い場合には、回転角の変位が許
容回転角を超えたものとしてエラー処理を実行すること
となる。
【0054】このように、動力電源接続直後に、エンコ
ーダの誤配線に基づく異常制御を検出し、型閉めモータ
106、圧入モータ108の回転を止めることができる
ので、破損等の不具合を確実に防止することができる。
【0055】特に、動力電源124接続直後の可動プラ
テン112の上下動の速度が大きい場合には、エンコー
ダ118の検出値に基づいて算出する回転速度がそれだ
け速く、短時間で許容回転速度を超えるので短時間で動
力電源を遮断でき、可動プラテン112の急激な落下又
は上昇に伴う樹脂成形機100の破損を確実に防止する
ことができる。
【0056】一方、回転角の変位が許容動作範囲を超え
るためにはある程度の時間が必要であるが、回転角の変
位が許容回転角を超えたことを契機としてエラー処理が
実行されるのは、可動プラテンの上下動の速度が遅い場
合であるため、この場合も破損等の不具合を防止するこ
とが充分可能である。
【0057】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0058】本第2実施形態は、横型の樹脂成形機に誤
動作防止機能付モータ制御システム10を適用するもの
である。具体的には、本第2実施形態に係る樹脂成形機
は、図4に示す前記樹脂成形機100を90度回転して
配置し、可動プラテン112が水平方向に移動して型閉
め、型開きを行なうように構成したものである。
【0059】本第2実施形態では、動力電源接続直後の
所定の時間、制御手段12Aがモータ軸106Aを微動
回転させる微動制御を実行するようにし、微動制御下に
おけるモータ軸106Aの許容回転速度及び許容回転角
を許容動作範囲として許容動作範囲記憶手段14Aが記
憶し、エラー処理実行手段16Aは、微動制御下におけ
るモータ軸106Aの回転速度、回転角が許容回転速
度、許容回転角を超えている場合にエラー処理を実行す
ることを特徴としている。尚、動力電源接続直後の制御
手段12Bの制御は前記第1実施形態と同様に圧入モー
タ108の保持制御である。
【0060】図3は、エンコーダの検出値と回転角、回
転速度の関係図である。
【0061】微動制御下におけるモータ軸106Aの許
容回転速度、許容回転角は回転速度、回転角の上限のみ
ならず下限も規制するものであり、ゼロに近い回転速
度、回転角は除外されている。
【0062】その他の構成については前記第1実施形態
と同様であるので説明を適宜省略すると共に、発明の把
握には特に影響しないと思われるため、便宜上図1及び
図3を流用して説明し、前記第1実施形態の類似する部
分の符号をそのまま用いることとする。
【0063】横型の樹脂成形機の場合、オペレータが動
力電源124を接続すると、型閉めモータ106及び圧
入モータ108のブレーキが解除されるが、エンコーダ
118、120の配線が正しい場合であっても誤ってい
る場合であっても可動プラテン112が自重のために移
動することはない。一方、動力電源接続直後、制御手段
12Aが型閉めモータ106を微動制御するので、正し
く配線されていればプラテン112は型閉めモータ10
6の駆動力で微動する。尚、プランジャ116は定位置
に保持される。
【0064】これに対し、エンコーダ118及びエンコ
ーダ120の配線を混同した誤配線がされていると、モ
ータ軸106Aが微動回転し、可動プラテン112が微
動しても、エラー処理実行手段16Aはエンコーダ12
0の検出値に基づいてモータ軸106Aの回転角が保持
されていると認識する。即ち、モータ軸106Aの回転
速度、回転角が0であって許容回転速度、許容回転角を
超えていると判断し、動力電源124を遮断するエラー
処理を実行する。
【0065】一方、エラー処理実行手段16Bはエンコ
ーダ118の検出値に基づいてモータ軸108Aが微動
回転していると認識する。即ち、モータ軸108Aの回
転速度、回転角が許容回転速度、許容回転角を超えてい
ると判断してエラー処理を実行し、動力電源124を遮
断する。エラー処理は、エラー処理実行手段16A、1
6Bのうち回転速度、回転角が許容回転速度、許容回転
角を超えていると先に判断した方によって実行されるこ
ととなるが、いずれにしても動力電源接続直後の短時間
でエラー処理が実行される。
【0066】横型の樹脂成形機の場合には、動力電源接
続直後、可動プラテン、プランジャ双方がモータの付勢
力によることなく、定位置に保持されるため、前記第1
実施形態により誤配線に基づく異常制御を検出すること
は困難であるが、このように、動力電源接続直後に可動
プラテンが微動するような微動制御を実行することによ
り、横型の樹脂成形機であっても、動力電源接続直後
に、誤配線を検出してエラー処理を実行することができ
る。
【0067】尚、本第2実施形態では、動力電源接続直
後において型閉めモータ106を微動制御し、圧入モー
タ108を保持制御しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、型閉めモータ106を保持制御し、
圧入モータ108を微動制御してもよい。
【0068】又、動力電源接続直後において型閉めモー
タ106、圧入モータ108双方を微動制御してもよ
い。
【0069】この場合、モータ軸106A、108A双
方が微動回転することになるが、モータ軸106A、1
08Aの微動回転態様に差異を設けることで異常制御、
誤配線を検出することができる。
【0070】又、本第2実施形態において、2つのエン
コーダの配線を混同した誤配線がされている場合につい
て説明しているが、第2実施形態によれば、エンコーダ
の断線も検出可能である。従って、該第2実施形態は、
1のみのモータを備えるモータ制御システムについても
有効である。
【0071】即ち、微動制御下にあるモータ軸に対応す
るエンコーダの配線が断線していると、エンコーダの検
出値はゼロであり、たとえ回転軸が微動回転しても回転
角が一定に保持されていると判断されるため、許容動作
範囲を超えることとなり、エラー処理が実行される。
【0072】又、本第2実施形態は、横型の樹脂成形機
に対して特に有効であるが、縦型の樹脂成形機について
も当然適用可能である。
【0073】又、前記第1実施形態及び第2実施形態に
おいて、許容動作範囲はモータ軸の回転速度及び回転角
の双方に関して設定されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、モータ軸の回転速度、回転角の一
方に関してのみ許容動作範囲を設定してもよい。尚、異
常制御、誤配線を短時間で発見して短時間でエラー処理
を実行するためには、モータ軸の回転速度に関してのみ
許容動作範囲を設定するとよい。
【0074】又、前記第1実施形態及び第2実施形態に
おいて、オペレータが電源124のスイッチを入れてか
ら他の操作スイッチを入れるまでの間のモータの保持制
御を利用して誤配線等を検出しているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、通常は樹脂成形等
の作業中においてもモータを保持制御することがあるの
で作業中の保持制御を利用して誤配線等を検出すること
も可能である。更に、動力電源接続直後及び作業中の双
方の時間に誤配線等を検出するようにしてもよい。この
ようにすることで、一層確実に異常制御による不具合を
防止できる。
【0075】又、モータを検査のために保持制御するよ
うに制御手段を設定してもよい。
【0076】又、前記第1実施形態及び第2実施形態に
おいて、エラー処理は、動力電源124の遮断である
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
警告ランプ、ブザー等によりオペレータに異常制御を知
らせるようなエラー処理として、オペレータが動力電源
を遮断するようにしてもよい。
【0077】又、前記第1実施形態及び第2実施形態
は、2つのモータを備える樹脂成形機に誤動作防止機能
付モータ制御システムを適用した例であるが、本発明は
これに限定されるものではなく、3以上のモータを備え
る樹脂成形機等に対しても当然に適用可能である。
【0078】例えば、モータ及びエンコーダを3組備え
る場合、1台目のモータを保持制御し、2台目のモータ
を微動制御とし、3台目のモータを2台目のモータの微
動回転態様と異なる微動回転態様で微動制御すれば、確
実に誤配線を検出することが可能である。
【0079】又、前記第1実施形態及び第2実施形態に
おいて、許容動作範囲記憶手段14A、エラー処理実行
手段16Aは制御手段12Aに、許容動作範囲記憶手段
14B、エラー処理実行手段16Bは制御手段12Bに
それぞれ組み込まれているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、制御手段から独立して許容動作範囲記
憶手段、エラー処理実行手段を備えてもよい。
【0080】又、前記第1実施形態及び第2実施形態
は、樹脂成形機に誤動作防止機能付モータ制御システム
を適用した例であるが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、他の様々な成形機に対しても適用可能であ
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤配線等による不具合を防止することができ、モータ制
御システムの信頼性を高めることが可能となるという優
れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る誤動作防止機能付モー
タ制御システムを示すブロック図
【図2】同実施形態に係る検出動作と許容動作範囲の関
係図
【図3】本発明の第2実施形態に係る検出動作と許容動
作範囲の関係図
【図4】従来の樹脂成形機の全体構造を示す正面図
【図5】同樹脂成形機の制御システムを示すブロック図
【符号の説明】
10…誤動作防止機能付モータ制御システム 12A、12B、122A、122B…制御手段 14A、14B…許容動作範囲記憶手段 16A、16B…エラー処理実行手段 100…樹脂成形機 106…型閉めモータ 106A、108A…モータ軸 106…圧入モータ 118、120…エンコーダ 124…動力電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、該モータのモータ軸の回転角を
    検出するエンコーダと、該エンコーダの検出値を監視し
    つつ前記モータを制御する制御手段と、該制御手段が前
    記モータ軸の回転角を保持しようとする保持制御下にお
    ける前記モータ軸の回転動作の許容動作範囲を記憶する
    許容動作範囲記憶手段と、前記エンコーダの検出値に基
    づいて前記モータ軸の回転動作を検出動作として認識
    し、前記保持制御下における前記検出動作が前記許容動
    作範囲を超えている場合に所定のエラー処理を実行する
    エラー処理実行手段と、が備えられたことを特徴とする
    誤動作防止機能付モータ制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記エラー処理実行手段が、動力電源接続直後の前記保
    持制御下で前記エラー処理を実行するようにしたことを
    特徴とする誤動作防止機能付モータ制御システム。
  3. 【請求項3】モータと、該モータのモータ軸の回転角を
    検出するエンコーダと、該エンコーダの検出値を監視し
    つつ前記モータを制御する制御手段と、該制御手段が前
    記モータ軸を微動回転させようとする微動制御下におけ
    る前記モータ軸の回転動作の許容動作範囲を記憶する許
    容動作範囲記憶手段と、前記エンコーダの検出値に基づ
    いて前記モータ軸の回転動作を検出動作として認識し、
    前記微動制御下における前記検出動作が前記許容動作範
    囲を超えている場合に所定のエラー処理を実行するエラ
    ー処理実行手段と、が備えられたことを特徴とする誤動
    作防止機能付モータ制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記許容動作範囲は、前記モータ軸の回転速度に関して
    設定されていることを特徴とする誤動作防止機能付モー
    タ制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記許容動作範囲は、前記モータ軸の回転角に関して設
    定されていることを特徴とする誤動作防止機能付モータ
    制御システム。
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