JPH04133712A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH04133712A
JPH04133712A JP25428390A JP25428390A JPH04133712A JP H04133712 A JPH04133712 A JP H04133712A JP 25428390 A JP25428390 A JP 25428390A JP 25428390 A JP25428390 A JP 25428390A JP H04133712 A JPH04133712 A JP H04133712A
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microcomputer
molding machine
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Hiroshi Kamei
亀井 宏
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は射出成形機に係り、特に、自動成形運転動作中
に発生した異常によりマシンが体止した際等に、異常原
因の解明が容易となる機能を具備した射出成形機に間す
る。
[従来の技術] 最近の射出成形機は、マシン全体の制御を司るマイクロ
コンピュータ(以下マイコンと称す)が、予め定められ
た自動成形運転プログラムにより連続自動成形運転を実
行するようになっている。斯る射出成形機においては、
マイコンが自己異常判断機能を具備しており、予めケー
ススタデイして作成された異常診断情報テーブルを参照
して異常の発生を認知すると、異常内容に見合ったアラ
ームメツセージをデイスプレィ装置に表示させると共に
、通常は(ごく一部の軽度の異常を除き)マシンを停止
させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、実際の成形工場では多数台の射出成形機(マ
シン)が並設されて運転されており、例えば1人の作業
者が数台〜1o台程度のマシンを受は持っているのが現
状である。従って、連続自動成形運転時には、マシンの
そばに作業者が付いて運転状態を監視していることは殆
どなく、アラームメツセージが出力されてマシンが停止
状態に落ち入った時に始めて作業者がマシンに近づき、
異常の原因の解明や、対策処理を行うことになる。
しかしながら、アラームメツセージに示されたメツセー
ジ内容や、停止状態にあるマシンの各部の状態の視認だ
けでは、異常の原因の解明が難しい場合が多々あった。
このような場合、個々のマシンの過去のアラーム発生内
容、発生時期・頻度を参照するようになせば、異常原因
の判定のために大いに役立ち、また、マシンの個性に見
合った適正なトラブル処理を施すためにも大いに参考に
なるが、従来の射出成形機においては、アラーム発生履
歴(来歴)を記憶する機能が具備されていなかった。こ
のため、作業者は自身の記憶を探ったり、あるいは手書
き記録されたアラーム発生履歴を見ることになるが、作
業者の記憶のみでは正確なアラーム発生履歴の再現が困
難であり、また、手書きのアラーム発生履歴を参照する
ためには正確な手書き記録を残す必要があるが、この手
書き記録作業は煩雑で且つ記録漏れの虞れもあるもので
あった。
さらに、従来の射出成形機においては、最新ショットの
1サイクル期間内の各駆動制御源の実測ON/○FFタ
イミングを記憶し、これをグラフ化した対比・視認でき
る形態で出力する機能がないため、自動成形運転中にマ
シンが緊急停止した場合に、lショットサイクル中のど
の時点で、あるいは、どういった経過で停止に至ったか
が、ベテランの作業者でも判定困難な場合があった。
さらにまた、従来の射出成形機においては、最新ショッ
トの1サイクル期間内の主要実測運転データを、該lサ
イクル期間総べてを通して併記した形でグラフ化して出
力する機能がないため、同様に、どういった経過・タイ
ミングで停止に至ったかが判断しにくい場合があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、異常発生により停止したマシンの停止原因
の究明のために大いに役立ち、且つトラブル対処・保守
等のサービスの支援ともなる、機能をもつ射出成形機を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記した目的を達成するため、射出成形機に設
けられたマイコンが、設定された各運転条件データと各
センサからの計測情報等に基づき成形機の各部を駆動制
御する自動運転制御機能と、前記各センサからの計測情
報等に基づき少なくとも最新ショットの実測運転データ
を記憶する実測運転データ記憶機能と、自己異常診断機
能とを具備した射出成形機において、前記マイコンは、
異常が発生する毎にその発生日時とアラーム内容とをメ
モリに格納し、該メモリに格納されたアラーム履歴を一
覧として出力可能に、構成される。
また、本発明においては好ましくは、前記マイコンには
、最新ショットの1サイクル期間内の各駆動制御源の実
測0N/OFFタイミングを、項目毎にロジックグラフ
化して同一時間軸に沿って併記した形で出力可能とする
機能が付加される。
また、本発明においては好ましくは、前記マイコンには
、最新ショットの1サイクル期間内の実測運転データを
、項目毎にグラフ化して同一時間軸に沿って併記した形
で出力可能とする機能が付加される。
[作 用コ 自動成形運転時においては、マイコンは、予め作成され
た成形プロセス制御プログラムと予め設定された運転条
件値とに基づき、マシンの各部に配設された各センサか
らの計測情報や自身に内蔵された時計手段からの計時情
報を参照しつつ、各駆動制御源(例えば、油圧回路中の
多数の制御バルブ用のソレノイドや、エアシリンダ系の
制御バルブ用のソレノイドや、電磁モータ等)を駆動制
御し、一連の成形プロセスをマシンに実行させている。
またこの時マイコンは、同時に自己異常詮所プログラム
による異常発生の有無の判定処理を実行しており、マシ
ンの各部の運転状態の監視結果を、予めケーススタデイ
して作成された異常診断情報テーブルを参照して異常で
あるが否かを判定している。そして、異常の発生を認知
すると、マイコンは、異常内容に見合ったアラームメツ
セージをデイスプレィ装置に表示させると共に、通常は
(ごく一部の軽度の異常を除き)マシンを停止させ、同
時に、アラーム内容並びにその発生日時をメモリの所定
記録エリアに格納する。斯様にして、マイコンは異常が
発生する毎にその発生日時とアラーム内容とをメモリに
格納している。このメモリに格納されたアラーム履歴は
、オペレータ(作業者やサービスマン)による必要に応
じた入力操作によって、−覧表の形態で、マイコンに接
続されたデイスプレィ装置やプリンタ、もしくは外部コ
ンピュータなどに出力される。
よって、異常が発生してマシンが停止した場合等には、
過去のアラーム来歴を直ちに一覧表として確認・参照す
ることが可能となり、異常原因の判定や、マシンの個性
に見合った適正なトラブル処理を施すための参考データ
として大いに役立ち、メーカー側のサービスマンなどに
とっても利便性が高く、すτビスの支援ともなる。さら
に、定期点検時などにおいても、点検・保守箇所を的確
に行う上で大いに役立つこととなる。
また、マイコンは、最新ショットの1サイクル期間内の
各駆動制御源の実測0N/OFFタイミングデータや実
測運転データをメモリの所定記録エリアに更新記録して
おり、異常発生によりマシンが停止した時などには、オ
ペレータの所望により、上記最新ショットの1サイクル
期間内の各駆動制御源の実測ON/○FFタイミングを
、項目毎にロジックグラフ化して同一時間軸に沿って併
記した形でデイスプレィやプリンタに出力させたり、上
記最新ショットの1サイクル期間内の実測運転データを
、項目毎にグラフ化して同一時間軸に沿って併記した形
でデイスプレィやプリンタに出力させる。
よって、自動成形運転中にマシンが緊急停止した場合に
、上述したlショットサイクルのグラフ出力を参照すれ
ば、どういった経過・タイミングで停止に至ったかを判
断するのに大いに役立ち、異常原因の究明が確実・容易
になる。また、この1シヨツトサイクルのグラフを利用
することにより、1サイクル中の各行程間の無駄な待ち
時間等が一目で判明い成形のサイクルアップを図る上で
も有効な判断材料となる。
[実施例] 以下、本発明を第1図〜第5図に示したl実施例によっ
て説明する。
第1図は射出成形機の要部の概略構成を示す説明図であ
る。同図における左上部分は型開閉メカニズム系を示し
ており、該図示部分において、1はベース、2は該ベー
ス1上に固設された固定ダイプレート、3はベース1上
に延設されたスライドベース1a上に設置された支持盤
、4は固定ダイプレート2と支持盤3との間に架設され
た複数本のタイバーである。上記支持盤3には、型開閉
駆動源たる型締シリンダ(油圧シリンダ)5が固設され
ており、該型締シリンダ5のピストンロッド5aの先端
部には、公知のトグルリンク機構6を介して前記タイバ
ー4に挿通された可動ダイプレート7が連結されている
。そして、ピストンロッド5aを前後進させることによ
り、可動ダイプレート7を固定ダイプレート2に対し、
接近tたは後退させるようになっている。
また、前記固定ダイプレート2と前記可動ダイプレート
7の相対向する面には、固定側金型8と可動側金型9と
が取付けられている。そして、成形サイクル中の型閉じ
行程時には、前記ピストンロッド5aの前進で前記トグ
ルリンク機構6を伸長させて可動ダイプレート7を前進
させ、両全型8.9を密着させ、続いて公知のようにト
グルリング機構6を突っ張らせて所定の型締力を与える
ようになっている。一方、成形サイクル中の型開き行程
時には、ピストンロッド5aの後退でトグルリング機構
6を折り縮めて可動ダイプレート7を後退させ、両金型
8.9を離間させ、公知の図示せぬエジェクト機構と自
動取り出し機とによって製品(成形品)を取り外すよう
になっている。
第1図における右上部分は射出メカニズム系を示してお
り、該図示部分において、11は加熱シリンダ、12は
該加熱シリンダ11内に回転並びに前後進可能に配設さ
れたスクリュー、13は加熱シリンダ12の先端に取付
けられたノズル、14は加熱シリンダ11並びにノズル
13の外周に巻装されたバンドヒータ、15は樹脂材料
をスクリュー12の後部に供給するためのホッパー、1
6はスクリュー12の回転駆動源たるモータ(本実施例
では例えば電磁モータを用いているが、油圧モータなど
にも代替可能である)、17はスクリュー12の前後進
を制御するための射出シリンダ(油圧シリンダ)である
。公知のように、ホッパー15から供給された樹脂材料
は、スクリュー12の回転により混練・可塑化されつつ
スクリュー12の先端側に移送されながら溶融され、溶
融樹脂がスクリュー12の先端側に貯えられるに従って
スクリュー12が背圧を制御されつつ後退し、1ショッ
ト分の溶融樹脂がスクリュー12の先端側に貯えられた
時点でスクリュー回転は停止される。そして、所定秒時
を経た後、射出開始タイミングに至ると、スクリュー1
2が前進駆動されて、型締めされた前記金型8,9間の
キャビティへ溶融樹脂が射出されるようになっている。
20は油圧測定ヘッド等よりなる射出圧力検出センサ5
21はエンコーダ等よりなる射出ストローク検出センサ
、22は回転エンコーダ等よりなるスクリュー回転検出
センサ、23は加熱シリンダ12の温度を検出する温度
検出センサ、24はノズル13の温度を検出する温度検
出センサ、25はエンコーダ等よりなる型開閉ストロー
ク検出センサ、26は油圧測定ヘッド等よりなる型締圧
力検出センサで、これら各センサ20〜26の計測情報
信号81〜S7や、図示せぬ他の各センサからの計測情
報信号が、後記するマイコン30に必要に応じ適宜入力
変換処理を施して送出される。
30は、マシン全体の動作制御などを司るマイコンで、
型開閉動作、チャージ動作、射出動作などの成形行程全
体の制御や、異常診断判定処理、並びに測定データの演
算・グラフ化処理等々の各種演算処理を実行する。該マ
イコン30は実際には、各種I10インターフェース、
主制御プログラム並びに各種固定データなどを格納した
ROM、各種フラグや測定データ等を読み書きするRA
M、全体の制御を司るCPU (セントラルプロセッサ
ーユニット)等を具備しており、予め作成された各種プ
ログラムに従って各種処理を実行する。しかしここでは
説明の便宜上、本実施例におけるマイコン3oは、成形
条件設定記憶部31、成形プロセス制御部32、現運転
データ演算処理部33、異常判定部34、異常診断参照
情報格納部35、アラーム履歴格納部36、駆動制御源
0N/OFFタイミング格納部37、実測運転データ格
納部38、グラフ化処理部39、画像・プリンタ出力作
成部40等の機能部を具備しているものとして、以下の
説明を行う。
上記成形条件設定記憶部31には、キー人力手段50も
しくは他の適宜入力手段によって入力された各種成形条
件値が、必要に応じ演算処理されて書き替え可能な形で
記憶されている。この成形条件としては、チャージ行程
時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背圧との関
係、サックバック制御条件、射出開始位置から保圧切替
点(位置)までの細分化された1次射出速度条件、保圧
切替時点から保圧終了時点までの細分化された2次射出
圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ温度、型閉
じストロークと速度、型締め力、型開きストロークと速
度、エジェクト制御条件等々が挙げられる。
前記成形プロセス制御部32は、予め作成された成形プ
ロセス制御プログラムと成形条件設定記憶部31に格納
された設定条件値とに基づき、前記現運転データ演算処
理部33で適宜演算処理された前記したセンサ20〜2
6などからの計測情報及びマイコン30に内蔵されたク
ロッグからの計時情報を参照しつつ、ドライバ群51を
介して対応する駆動制御源を駆動制御し、一連の成形行
程を実行させる。第1図においては、ドライバ群51の
駆動信号D1が制御弁52を介して前記型締シリンダ5
を駆動制御し、駆動信号D2が前記バンドヒータ14の
電熱源を駆動制御し、駆動信号D3が前記スクリュー1
2回転用のモータ16を駆動制御し、駆動信号D4が制
御弁53を介して前記射出シリンダ17を駆動制御し、
また、他の駆動信号が図示せぬ適宜の駆動制御源を駆動
制御するようになっている。
前記現運転データ演算処理部33は、前記各センサ20
〜26及び図示せぬ各センサ群からの計測情報、図示せ
ぬクロック(時計手段)からの計時情報、並びに、前記
成形プロセス制御部32からの駆動制御源への○N/○
FF指令信号出力等によって、マシン各部の駆動部の位
置、速度、圧力、回転数や、各駆動制御源の作動時間、
マシン各部の温度、電気制御系の電力等々を、リアルタ
イムで算出しており、これらの現運転状況データは必要
に応じ適宜変換処理されて、必要データが前記成形プロ
セス制御部32.異常判定部34゜駆動制御源0N/O
FFタイミング格納部37゜実測運転データ格納部38
に送出される。
前記異常判定部34には、前記現運転データ演算処理部
33で演算処理された現在のマシンの運転状況データ、
並びに図示せぬ安全確認センサの出力等が送出され、該
異常判定部34は、送出されてきた各データを、前記異
常診断参照情報格納部35に格納されたデータを参照し
つつ、異常が発生しているか否かを常時診断・判定して
いる。
前記異常診断参照情報格納部35には、前記したように
異常判定部34に送出されてきた各データを正常とする
か異常とするかを判定するために、各データの「有り/
無し」や許容数値範囲等とこれ等に対応づけた異常項目
を示す予めケーススタデイされた多数のデータが、例え
ば異常診断情報テーブルの形で格納されており、この異
常診断参照情報格納部35の内容を参照して、前記異常
判定部34が異常が発生しているか否かを判定する。
例えば、1シヨツト中の各行程の許容時間(部分サイク
ル時間)がオーバーしていないかや、速度。
圧力9回転数、温度等々が許容範囲にあるか否などが判
定される。
そして、異常判定部34が異常の発生を認知すると、該
異常判定部34は、図示せぬアラームメツセージ格納テ
ーブルからこの異常種別に応じたアラームメツセージデ
ータを引出して、これを前記画像・プリンタ出力作成部
40に送出する。該画像・プリンタ出力作成部40は送
出されてきたデータを適宜処理し、例えばカラーLCD
デイスプレィ、カラーLCDデイスプレィ等よりなるデ
イスプレィ装置54上に、アラームメツセージを表示さ
せる。なお、本実施例においては、図示していないが、
アラームメツセージの出力時にはブザー等の警音が同時
に発せられるようになっている。また、異常判定部34
は異常の発生を認知すると、通常は(ごく軽度の異常を
除き)異常発生認知信号を前記成形プロセス制御部32
に送出し、成形プロセス制御部32はこれによってマシ
ンを停止させるようになっている。さらにまた、異常判
定部34は異常の発生を認知すると、この異常種別に対
応するアラーム内容と、異常発生の日時(年9月2日1
時9分9秒等)を示すデータとが、前記アラーム履歴格
納部36に送出されて記憶される。
前記アラーム履歴格納部36には、上記のようにして、
異常が発生する毎にその発生日時とアラーム内容とが順
次格納される。このアラーム履歴格納部36のメモリ容
量は、多数のアラーム履歴を格納するのに充分な容量が
確保されているが、メモリ容量がオーバーすると、最も
旧いデータから順に消去し、最新データを書き込むよう
にされる。そして、このアラーム履歴格納部36の記憶
内容は、オペレータによる前記キー人力手段50等の入
力操作により、前記画像・プリンタ出力作成部40を介
してアラーム履歴−覧の形で、前記デイスプレィ装置5
4や、例えばドットプリンタ等のプリンタ55に出力さ
れる。
第2図は、アラーム履歴格納部36の記憶内容を、プリ
ンタ55でプリントアウトした1例を示しており、同図
に示した例では旧いデータから順に並べた例を示したが
、新しいデータから順に並べて一覧にすることも勿論可
能である。
前記駆動制御源ON10 F Fタイミング格納部37
には、少なくとも最新ショットの1サイクルにおけるマ
シン各部の駆動制御源(例えば、油圧回路中の多数の制
御バルブ用のソレノイドや、エアシリンダ系の制御バル
ブ用のソレノイドや、電磁モータ等)の実際の0N/O
FFタイミングが、書替え可能な形で記憶される。この
駆動制御源○N/○FFタイミング格納部37の記憶内
容は、オペレータによる前記キー人力手段50等の入力
操作により、前記グラフ化処理部39において、最新シ
ョットの1サイクル期間内の各駆動制御源の実測ON1
0 F Fタイミングを、項目毎にロジックグラフ化し
て同一時間軸に沿って併記した形となるようにグラフ化
処理され、これが前記画像・プリンタ出力作成部40か
ら出力されて、前記デイスプレィ装置54で表示、もし
くは前記プリンタ55によってプリントアウトされる。
第3図は、駆動制御源0N/OFFタイミング格納部3
7の記憶内容を上記したロジックグラフにして、前記デ
イスプレィ装置54の画面に表示させた1例を示してお
り、同図においては、油圧回路中の各制御バルブ用のソ
レノイドの○N/OFFタイミングが、同一時間軸に沿
って併記・グラフ化して表わされている。
前記実測運転データ格納部38には、少なくとも最新シ
ョットの1サイクルにおける、実測射出速度データ、実
測チャージ回転数データ、実測型開閉速度データ、実測
エジェクト速度データ、実測電力データ等が、書替え可
能な形で記憶される。
この実測運転データ格納部38の記憶内容も、オペレー
タによる前記キー人力手段50等の入力操作により、前
記グラフ化処理部39において、最新ショットの1サイ
クル期間内の上記した実測運転データを、項目毎に曲線
グラフ化して同一時間軸に沿って併記した形となるよう
にグラフ化処理され、これが前記画像・プリンタ出力作
成部40から出力されて、前記デイスプレィ装置54で
表示、もしくは前記プリンタ55によってプリントアウ
トされる。
第4図は、実測運転データ格納部38の記憶内容を上記
したように曲線グラフ化して、前記デイスプレィ装置5
4の画面に表示した1例を示しており、同図においては
、実測射出速度、実測チャージ回転数、実測型開閉速度
、実測エジェクト速度、実測電力が、同一時間軸に沿っ
てグラフ化して表わされている。
なお、上述したアラーム履歴−覧、駆動制御源○N10
 F Fタイミングのロジックグラフ、実測運転データ
の曲線グラフのデータは、必要に応じ外部コンピュータ
56に送信可能とされ、例えば、成形工場内の全射出成
形機を統括管理する上位コンピュータに構内通信ネット
ワークを介して送信したり、電話回線を介して成形機製
造メーカー側の故障診断用の上位コンピュータに送信し
たりすることが可能である。
上記した構成をとる本実施例においては、異常が発生し
てマシンが停止した場合等には、過去のアラーム履歴を
直ちに第2図に示した如き一覧表として確認・参照する
ことが可能となり、異常原因の判定や、マシンの個性に
見合った適正なトラブル処理を施すための参考データと
して大いに役立つこととなる。また、このデータはファ
クシミリ、あるいはコンピュータ通信によってメーカー
側に送信可能となり、メーカー側のサービスマンなどに
とっても利便性が高く、サービスの支援効果も大きい。
さらに、定期点検時などにおいても、点検・保守箇所を
的確に行う上で大いに役立つこととなる。
また、最新ショットの1サイクル期間内の各駆動制御源
の実測0N/OFFタイミングを、項目毎にロジックグ
ラフ化して同一時間軸に沿って併記した形で前記第3図
の如く出力させたり、最新ショットの1サイクル期間内
の実測運転データを、項目毎にグラフ化して同一時間軸
に沿って併記した形で舵記第4図の如く出力させたりし
て、直ちにこれを確認できるので、自動成形運転中にマ
シンが緊急停止した際に、どういった経過・タイミング
で停止に至ったかを判断するのに大いに役立ち、異常原
因の究明が確実・容易になる。勿論、この2種類のグラ
フ化データも、ファクシミリ、あるいはコンピュータ通
信によってメーカー側に送信可能となり、メーカー側が
これを詳細解析することにより、迅速・的確なトラブル
対策が可能となる。
第5図は、前記したロジックグラフによる異常原因の究
明手法を示す説明図で、同図に示すように、正常動作時
には、サックバック用ソレノイドは、チャージ泪ソレノ
イドがOFFした直後にONし、時間tl後にOFFす
るが(同図実線で図示)、これが同図で1点鎖線で示す
ように、サックバック用ソレノイドのON時間がt2の
ように長くなった場合には、制御バルブ系の不良の可能
性が高いと推察され、また、同図で2点鎖線で示すよう
に、サックバック用ソレノイドのONタイミングが△し
だけ遅延した場合には、油圧回路の圧抜けの可能性が高
いと推察される。
なおまた、第3図もしくは第4図の1シヨツトサイクル
グラフを利用することにより、lサイクル中の各行程間
の無駄な待ち時間等が一目で判明し、成形のサイクルア
ップを図る上でも有効な判断材料となり、成形効率のア
ップを図ることも可能となる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、異常発生によりマシンが
停止した時等において、異常原因の究明のために大いに
役立つと共に、トラブル対処・保守等のサービスの支援
にも役立つ、利便性の高い機能をもつ射出成形機が提供
でき、その産業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の1実施例に係り、第1図は射出成
形機の要部の概略構成を示す説明図、第2図はアラーム
履歴を一覧としてプリントアウトした1例を示す説明図
、第3図は駆動制御源のON/○FFタイミングをロジ
ックグラフ化してデイスプレィ装置に表示した1例を示
す説明図、第4図は実測運転データをグラフ化してデイ
スプレィ装置に表示した1例を示す説明図、第5図は異
常発生時のロジックグラフの1例を示す説明図である。 1・・・・・・ベース、2・・・・・・固定ダイプレー
ト、3・・・・・・支持盤、4・・・・・・タイバー、
5・・・・・・型締シリンダ、6・・・・・・トグルリ
ンク機構、7・・・・・・可動ダイプレート、8・・・
・・・固定側金型、9・・・・・・可動側金型、11・
・・・・・加熱シリンダ、12・・・・・・スクリュー
、13・・・・・・ノズル、14・・・・・・バンドヒ
ータ、15・・・・・・ホッパー 16・・・・・・モ
ータ、17・・・・・・射出シリンダ、20・・・・・
・射出圧力検出センサ、21・・・・・・射出ストロー
ク検出センサ、22・・・・・・スクリュー回転検出セ
ンサ、23,24・・・・・・温度検出センサ、25・
・・・・・型開閉ストローク検出センサ、26・・・用
型締圧力検出センサ、30・・・・・・マイクロコンピ
ュータ(マイコン)、31・・・・・・成形条件設定記
憶部、32・・・・・・成形プロセス制御部、33・・
・・・・現運転データ演算処理部、34・・・・・異常
判定部、35・・・・・異常診断参照情報格納部、36
・・・・・・アラーム履歴格納部、37・・・・・駆動
制御源ON10 F Fタイミング格納部、38・・・
・・・実測運転データ格納部、39・・・・・・グラフ
化処理部、40・・・・・・画像・プリンタ出力作成部
、50・・・・・・キー人力手段、51・・・・・・ド
ライバ群、52.53・・・・・・制御弁、54・・・
・・・デイスプレィ装置、55・・・・・プリンタ、5
6・・・・・外部コンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機に設けられたマイクロコンピュータが
    、設定された各運転条件データと各センサからの計測情
    報等に基づき成形機の各部を駆動制御する自動運転制御
    機能と、前記各センサからの計測情報等に基づき少なく
    とも最新ショットの実測運転データを記憶する実測運転
    データ記憶機能と、自己異常診断機能とを具備した射出
    成形機において、 前記マイクロコンピュータは、異常が発生する毎にその
    発生日時とアラーム内容とをメモリに格納し、該メモリ
    に格納されたアラーム履歴が一覧として出力可能とされ
    たことを特徴とする射出成形機。
  2. (2)請求項1記載において、前記マイクロコンピュー
    タは、最新ショットの1サイクル期間内の各駆動制御源
    の実測ON/OFFタイミングを、項目毎にロジックグ
    ラフ化して同一時間軸に沿って併記した形で出力可能と
    したことを特徴とする射出成形機。
  3. (3)請求項1記載において、前記マイクロコンピュー
    タは、最新ショットの1サイクル期間内の実測運転デー
    タを、項目毎にグラフ化して同一時間軸に沿って併記し
    た形で出力可能としたことを特徴とする射出成形機。
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