JP2922438B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2922438B2 JP33744894A JP33744894A JP2922438B2 JP 2922438 B2 JP2922438 B2 JP 2922438B2 JP 33744894 A JP33744894 A JP 33744894A JP 33744894 A JP33744894 A JP 33744894A JP 2922438 B2 JP2922438 B2 JP 2922438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出装置を旋回装置と
共に備えた射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機における射出ユニットの加熱
筒内のスクリュは消耗品で、スクリュ交換・保守等の際
には、射出成形機に設けられている旋回手段によって射
出装置を機台側方に旋回させて作業を行っている。図4
は旋回自在な射出装置の一般的な構成を例示するもの
で、図中、1は成形機の機台で型締機構2と射出装置3
とが設置してある。この射出装置3は機台上に設けた長
手方向の台座4と、その台座4の上に可動ブロック5を
介して載置した射出ユニット6とからなり、上記型締機
構2の固定盤7と上記可動ブロック5とにわたり配設し
たノズルタッチシリンダ8からなる移動装置によって固
定盤7に対して進退移動するように設けられている。ま
た射出ユニット6は機台の偏心位置に旋回軸4aを介し
て設置されており、前記移動装置により射出ユニット6
が最大後退位置にまで達すると前記旋回軸4aを中心と
して射出装置が機台側方に水平旋回するような旋回機構
が設けられている。前記固定盤7には射出材料が周囲に
飛散しないように飛散防止カバー9が射出装置3の加熱
筒先端部を覆うよう開閉自在に取付けられている。
【0003】通常、スクリュ交換作業は、前記加熱筒内
の射出材料が溶融している状態で行っている。したがっ
て、前記射出装置が旋回動作状態にある間は、作業者に
対する安全が確保されるように射出シリンダからの射出
材料の射出速度・圧力などが低くなるように制御され
る。例えば実公平5−25868号のように前記射出装
置が旋回状態であるか否かを検出するセンサ(図示省
略)を設け、このセンサが射出装置の旋回状態を検出す
ると射出シリンダからの射出材料の圧力・速度などを低
く制御するようにして、作業中の事故を防いでいるもの
がある。
【0004】また射出材料が周囲に飛散しないように取
付けられている前記飛散防止カバーは、射出装置が最大
後退位置にあっても材料の飛散を防止しなければならな
いことから、射出装置の旋回動作時には作業者が予め開
いた状態にしているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射出装
置の旋回動作の制御と前記した飛散防止カバーの開閉状
態との間には操作するうえで構造的な同期が図られてい
ないことから、飛散防止カバーの状態を確認せずに作業
を行い、通常の射出成形作業時に飛散防止カバーを開い
た状態のままで運転してしまったり、スクリュ交換・保
守などの際に飛散防止カバーが閉状態であるにも拘らず
射出装置を旋回させて両者を接触させてしまうような事
故や誤操作が生じており、このために、飛散防止カバー
ばかりではなく射出ユニット側にも破損を受けてしまう
といった問題点がある。
【0006】本発明は、上記した事情のもとになされた
ものであり、その目的とするところは、射出装置の旋回
動作の制御を飛散防止カバーの開閉動作と同期させるこ
とにより、射出成形機の破損を防ぐとともに作業の安全
性及び操作性の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、機台上の固定盤に対して進退移動す
る射出装置と、射出装置の最大後退位置で該射出装置を
機台側方に旋回させる旋回機構と、固定盤と射出装置と
の間を所要長さに渡って開閉自在に覆うように取付けた
飛散防止カバーとを設けてなる射出成形機において、射
出装置の状態位置を検出する旋回センサと、飛散防止カ
バーの開閉状態を検出する開閉センサとを設け、セン
サから出力される同期の検出信号で旋回動作並びに射出
動作を制御することを特徴とする射出成形機を構成する
ものである。
【0008】
【作 用】上記した構造としたことにより、本発明によ
れば、例えばスクリュ交換等の必要が生じ射出装置を旋
回させる場合には、前記旋回センサが旋回動作を検出す
ると可変ポンプに対して射出シリンダからの射出材料の
噴射速度・圧力が低くなるような制御がなされるととも
に、開閉センサの状態の検出がなされる。このとき、前
記開閉センサによって飛散防止カバーが開かれた状態に
あることが検出されると、旋回動作及び可変ポンプの制
御は継続されるが、飛散防止カバーが閉じられている状
態にあることが検出された場合には、射出装置の旋回動
作を停止させるなどといった異常時用の制御がなされ
る。スクリュ交換等の終了後に射出装置を旋回させて元
の位置に戻す場合にも、前記各センサによって同様な検
出がなされる。したがって、射出装置の旋回動作時にお
いて飛散防止カバーと接触して破損するような事態は回
避され、作業者を混乱させることなく安全確実に作業で
きる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示するものであ
る。なお図4と同一の部分については同一符号を付して
説明する。機台1には型締機構2と射出装置3と開閉自
在に取付けた飛散防止カバー9とが設置してあり、前記
射出装置3に対しては旋回センサ3a、飛散防止カバー
9に対しては開閉センサ9aが設けられている。
【0010】前記射出装置3は、機台上に設けた長手方
向の台座4と、その台座4の上に可動ブロック5を介し
て載置した射出ユニット6とから構成され、該射出ユニ
ットは台座の最大後退位置において旋回機構により機台
側方に水平旋回するように設けられている。旋回機構と
しては、例えば図示のように、射出装置を固定盤に対し
て進退移動させる移動装置として固定盤7と上記可動ブ
ロック5とにわたり配設したノズルタッチシリンダ8
と、台座4を偏心位置で軸支した旋回軸4aとで構成さ
れている。
【0011】前記旋回センサ3aは射出装置3が機台1
上の通常の射出状態位置にあるか旋回状態位置にあるか
を検出し、開閉センサ9aは飛散防止カバー9の開閉状
態を検出するものであり、それぞれの検出信号は射出装
置並びに旋回動作を制御する油圧装置のコントローラ
(図示省略)に出力される。
【0012】これにより、油圧装置のコントローラにあ
っては、前記夫々のセンサから出力される同期の検出信
号によって射出装置の動作を図2および図3のように制
御することが可能となる。
【0013】図2は射出動作に係る油圧回路の制御を示
したものである。まず旋回センサによって射出装置の状
態が検出され、検出信号が旋回中を示している場合に
は、射出シリンダの回路を速度・圧力に制限を設けた回
路とする。もし旋回中でなければ開閉センサの検出信号
を確認し、飛散防止カバーが閉じられた状態であるなら
ば、射出シリンダの回路を通常の射出回路に設定し、飛
散防止カバーが開いた状態であるならば異常処理とす
る。
【0014】図3は旋回動作に係る制御を示したもので
ある。旋回センサによって射出装置の状態が検出され、
検出信号が旋回中ではない状態を示している場合には通
常の射出状態位置にあると認識し、移動装置の速度・圧
力の設定も通常に設けられる。もし検出信号が旋回中で
あれば開閉センサの検出信号を確認し、飛散防止カバー
が開いた状態であるならば旋回動作を続行し、飛散防止
カバーが閉じている状態であるならば異常処理として射
出装置の旋回動作を停止させるように制御される。
【0015】例えば、スクリュ交換等の必要が生じ射出
装置を旋回させる場合で前述した射出動作と旋回動作と
を併せて説明すると、まず前記ノズルタッチシリンダ8
を作動させて射出ユニット6を載置した可動ブロック5
を台座4の最後端位置にまで後退移動させ、さらにノズ
ルタッチシリンダ8のピストンロッド8aを伸長させて
台座4を支持しているの旋回軸4aを中心として射出装
置を水平旋回させる状態にする。
【0016】射出装置旋回動作状態になると前記旋回セ
ンサの検出信号は切替り、その出力を受けた油圧装置の
コントローラは旋回中であることを認識して射出ユニッ
トからの射出材料の射出速度・圧力を低くするように制
御するとともに、同時に開閉センサ9aから出力されて
いる同期の検出信号を確認する。
【0017】このときの開閉センサ9aの検出信号が飛
散防止カバー9を開いている状態を示していれば旋回動
作並びに射出動作の制御は継続されるが、反対に飛散防
止カバー9が閉じられている状態を示している検出信号
であった場合には、即座に射出装置3の旋回動作を停止
させるなどといった異常時用の制御が可能となるのであ
る。
【0018】このように、射出動作に係る油圧回路の制
御と旋回動作に係る制御とは、共に旋回センサと開閉セ
ンサから出力される同期の検出信号によってなされるも
のであることから、射出装置の各動作と飛散防止カバー
の操作との間に連携が得られ、射出装置の誤作動及び作
業者の誤操作による損害が回避されるものとなるのであ
る。
【0019】なお、前記旋回センサ3aとしては、射出
装置と接触しているか否かを検出するだけの単純なリミ
ットスイッチ等の使用で充分であるが、より自動化を図
ることを目的とするならば、射出装置の旋回軸の回転角
度を検出するようなセンサ等を使用することにより、旋
回状態に適応した制御を行うことも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
射出装置の状態位置を検出する旋回センサと、飛散防止
カバーの開閉状態を検出する開閉センサとを設け、
ンサから出力される同期の検出信号で旋回動作並びに射
出動作を制御する射出装置の旋回装置としたことによ
り、射出装置の旋回動作時に危惧されていた射出装置と
飛散防止カバーとの接触により生ずる破損事故などが防
止されるとともに、スクリュ交換・保守に際しての作業
者に対する危険や混乱が解消され、安全性及び操作性の
向上が図れるといった優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機の一実施例の略示平
面図である。
【図2】 本発明における射出ユニットの射出動作の制
御を示すフローチャートである。
【図3】 同じく本発明における射出装置の旋回動作の
制御を示すフローチャートである。
【図4】 射出装置を旋回装置と共に備えた射出成形機
の一般的な構成を略示した一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 機台 2 型締機構 3 射出装置 3a 旋回センサ 4 台座 4a 旋回軸 5 可動ブロック 6 射出ユニット 7 固定盤 8 ノズルタッチシリンダ 9 飛散防止カバー 9a 開閉センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台上の固定盤に対して進退移動する射
    出装置と、射出装置の最大後退位置で該射出装置を機台
    側方に旋回させる旋回機構と、固定盤と射出装置との間
    を所要長さに渡って開閉自在に覆うように取付けた飛散
    防止カバーとを設けてなる射出成形機において、 射出装置の状態位置を検出する旋回センサと、飛散防止
    カバーの開閉状態を検出する開閉センサとを設け、
    ンサから出力される同期の検出信号で旋回動作並びに射
    出動作を制御することを特徴とする射出成形機。
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