JP6591314B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機は、成形型に溶融樹脂を射出する射出装置本体部と、射出装置本体部を載置するベースプレートとを2組有し、2つのベースプレートの間隔を調整することで、2基の射出装置本体部の間隔を調整する。成形型に形成される2つの射出口の間隔に応じて2基の射出装置本体部の間隔を調整できる。
特開2002−307516号公報
射出装置は、内部に供給された成形材料を加熱するシリンダと、シリンダの先端に設けられシリンダで加熱された成形材料を射出するノズルとを有する。シリンダ内の成形材料を入れ替える間にノズルから排出される成形材料を、パージ材とも呼ぶ。
複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材が周囲に飛び散ることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材の周囲への飛散を抑制した、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
複数の射出装置と、
複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材を受けるパージ材受け部と、
複数の射出装置を移動させることで、前記成形位置に位置する射出装置を入れ替える移動装置と、
前記成形位置と前記待機位置とを仕切ると共に前記射出装置が移動する経路を遮断する遮断位置と、前記経路から退避した退避位置との間で移動自在とされる仕切り部と、を有し、
前記成形位置に位置する射出装置の上方を覆うカバー部と、前記仕切り部とによって、前記成形位置に位置する射出装置が覆われる、射出成形機が提供される。


本発明の一態様によれば、複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材の周囲への飛散を抑制した、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機に備えられる第1射出装置のノズルタッチ時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機に備えられる第2射出装置のノズルタッチ時の状態を示す図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、一実施形態による射出成形機に備えられる第1射出装置のノズルタッチ時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機に備えられる第2射出装置のノズルタッチ時の状態を示す図である。図1および図2は、フレーム2におけるY方向スライドプレート72との対向面(例えばフレーム2の上面)に対し垂直な方向から視た図である。図1および図2において、スペースの都合上、第1射出装置40と制御装置90との間の信号伝達経路、および第2射出装置50と制御装置90との間の信号伝達経路の図示を省略する。
図1および図2に示すように、射出成形機は、金型装置30の型閉、型締および型開を行う型締装置10と、金型装置30内に成形材料を充填する射出装置と、型締装置10および射出装置を制御する制御装置90とを有する。射出装置としては、第1射出装置40と、第2射出装置50とが用いられる。また、射出成形機は、フレーム2と、フレーム2に対し射出装置をX方向にスライドさせるX方向スライド装置60と、フレーム2に対し射出装置をY方向にスライドさせるY方向スライド装置70とを有する。
先ず、型締装置10について説明する。型締装置10の説明では、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図中X2方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図中X1方向)を後方として説明する。
型締装置10は、制御装置90による制御下で、金型装置30の型閉、型締および型開を行う。型締装置10は、型開閉方向が水平方向の横型である。型締装置10は、固定プラテン12、可動プラテン13などを有する。固定プラテン12は、フレーム2に対し固定される。固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。一方、可動プラテン13は、フレーム2上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)17に沿って移動自在とされる。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が取り付けられる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
固定プラテン12に対し可動プラテン13を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。可動プラテン13をX2方向に前進させ、可動金型33を固定金型32に接触させることで型閉が行われる。続いて、可動プラテン13をX2方向にさらに前進させ、型締力を生じさせることで型締が行われる。型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、キャビティ空間34に液状の成形材料が充填される。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間34の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。その後、可動プラテン13をX1方向に後退させ、可動金型33を固定金型32から離間させることで型開が行われる。
次に、第1射出装置40および第2射出装置50について説明する。第1射出装置40および第2射出装置50の説明では、型締装置10の説明とは異なり、図中X1方向を前方とし、図中X2方向を後方として説明する。
第1射出装置40は、制御装置90による制御下で、金型装置30の内部に成形材料を充填する。第1射出装置40は、第1シリンダ41、第1ノズル42、第1スクリュ43、第1スクリュ駆動装置45、第1加熱器48、第1温度検出器49などを有する。
第1シリンダ41は、第1シリンダ41の内部に供給された成形材料を加熱する。第1シリンダ41の外周には、バンドヒータなどの第1加熱器48と、第1温度検出器49とが設けられる。第1シリンダ41は軸方向に複数のゾーンに区分され、各ゾーンに第1加熱器48と第1温度検出器49とが設けられる。ゾーン毎に、第1温度検出器49の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が第1加熱器48を制御する。
第1ノズル42は、第1シリンダ41の前端に設けられ、第1シリンダ41で加熱された成形材料を射出する。第1ノズル42は、金型装置30(例えば固定金型32)にタッチされ、金型装置30内に成形材料を充填する。第1ノズル42の外周には、第1加熱器48と第1温度検出器49とが設けられる。第1ノズル42の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が第1加熱器48を制御する。
第1スクリュ43は、第1シリンダ41内において回転自在に且つ進退自在に配設される。
第1スクリュ駆動装置45は、第1スクリュ43を回転させることにより、第1スクリュ43の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。成形材料は、前方に送られながら、第1シリンダ41からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料が第1スクリュ43の前方に送られ第1シリンダ41の前部に蓄積されるにつれ、第1スクリュ43がX2方向に後退させられる。その後、第1スクリュ駆動装置45は、第1スクリュ43をX1方向に前進させることにより、第1スクリュ43の前方に蓄積された液状の成形材料を第1ノズル42から射出する。
第2射出装置50は、制御装置90による制御下で、金型装置30の内部に成形材料を充填する。第2射出装置50で使用される成形材料と、第1射出装置で使用される成形材料とは、異なる種類であってよい。第2射出装置50は、第2シリンダ51、第2ノズル52、第2スクリュ53、第2スクリュ駆動装置55、第2加熱器58、第2温度検出器59などを有する。
第2シリンダ51は、第2シリンダ51の内部に供給された成形材料を加熱する。第2シリンダ51の軸方向と、第1シリンダ41の軸方向とは平行とされる。第2シリンダ51の外周には、バンドヒータなどの第2加熱器58と、第2温度検出器59とが設けられる。第2シリンダ51は軸方向に複数のゾーンに区分され、各ゾーンに第2加熱器58と第2温度検出器59とが設けられる。ゾーン毎に、第2温度検出器59の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が第2加熱器58を制御する。
第2ノズル52は、第2シリンダ51の前端に設けられ、第2シリンダ51で加熱された成形材料を射出する。第2ノズル52は、金型装置30にタッチされ、金型装置30内に成形材料を充填する。第2ノズル52の軸方向と、第1ノズル42の軸方向とは平行とされる。第2ノズル52の外周には、第2加熱器58と第2温度検出器59とが設けられる。第2ノズル52の実測温度が設定温度になるように、制御装置90が第2加熱器58を制御する。
第2スクリュ53は、第2シリンダ51内において回転自在に且つ進退自在に配設される。
第2スクリュ駆動装置55は、第2スクリュ53を回転させることにより、第2スクリュ53の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。成形材料は、前方に送られながら、第2シリンダ51からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料が第2スクリュ53の前方に送られ第2シリンダ51の前部に蓄積されるにつれ、第2スクリュ53がX2方向に後退させられる。その後、第2スクリュ駆動装置55は、第2スクリュ53をX1方向に前進させることにより、第2スクリュ53の前方に蓄積された液状の成形材料を第2ノズル52から射出する。
複数のX方向スライド装置60、およびY方向スライド装置70は、金型装置30に成形材料を射出する射出装置の入れ替えに用いられる。X方向は、例えば第1シリンダ41の軸方向や第2シリンダ51の軸方向である。Y方向は、例えばX方向に対し垂直な水平方向である。
複数のX方向スライド装置60、およびY方向スライド装置70は、第1射出装置40および第2射出装置50を移動させることで、金型装置30の成形材料注入口35に正対する成形位置に位置する射出装置を入れ替える移動装置を構成する。以下、Y方向スライド装置70、X方向スライド装置60の順で説明する。
Y方向スライド装置70は、金型装置30に対し第1射出装置40および第2射出装置50をまとめてY方向にスライドさせる。Y方向スライド装置70は、例えばY方向スライドガイド71と、Y方向スライドプレート72と、Y方向駆動装置73と、Y方向位置検出器74とを有する。
Y方向スライドガイド71は、例えばフレーム2に固定され、Y方向スライドプレート72を案内する。
Y方向スライドプレート72は、第1射出装置40および第2射出装置50を支持する。Y方向スライドプレート72をY方向にスライドさせることで、金型装置30の成形材料注入口35の正面に位置する射出装置が入れ替わる。
Y方向駆動装置73は、例えば油圧シリンダや空気圧シリンダなどの流体圧シリンダで構成されてよい。この流体圧シリンダは、Y方向に平行とされ、シリンダ本体73aと、シリンダ本体73aから伸縮自在に突出するロッド73bとを有する。例えば、シリンダ本体73aがY方向スライドプレート72に固定され、ロッド73bの先端がフレーム2に固定される。流体圧シリンダがY方向に伸縮することで、Y方向スライドプレート72がY方向にスライドし、第1射出装置40および第2射出装置50がY方向にスライドする。
尚、流体圧シリンダの代わりに、電動モータが用いられてもよい。電動モータの回転運動は、ボールねじなどの運動変換機構によって、Y方向スライドプレート72の直線運動に変換される。また、電動モータの代わりに手動のハンドルが用いられてもよく、Y方向スライド装置70は手動で作動してもよい。
Y方向位置検出器74は、第1射出装置40および第2射出装置50のY方向位置を検出する。Y方向位置検出器74は、例えばY方向スライドプレート72のY方向位置を検出することで、第1射出装置40および第2射出装置50のY方向位置を検出する。
Y方向位置検出器74としては、例えば非接触式の近接スイッチや接触式のリミットスイッチが用いられる。近接スイッチやリミットスイッチは、Y方向スライドプレート72が所定位置に存在するか否かを検出する。
尚、Y方向位置検出器74としては、Y方向スライドプレート72のY方向変位を検出する変位センサも使用可能である。Y方向駆動装置73として電動モータが用いられる場合、電動モータの回転角を検出するエンコーダがY方向位置検出器74として用いられてもよい。
X方向スライド装置60は、射出装置ごとに設けられる。複数のX方向スライド装置60は、金型装置30に対し第1射出装置40および第2射出装置50を独立にX方向にスライドさせる。各X方向スライド装置60は、例えばX方向スライドガイド61と、X方向スライドプレート62と、X方向駆動装置63と、X方向位置検出器64とを有する。
X方向スライドガイド61は、例えばY方向スライドプレート72に固定され、X方向スライドプレート62を案内する。
X方向スライドプレート62は、射出装置を支持する。射出装置のメンテナンスのため、射出装置はX方向スライドプレート62に対し旋回可能とされてよい。第1射出装置40と第2射出装置50とは、異なるX方向スライドプレート62に対し固定される。複数のX方向スライドプレート62は、金型装置30に対し第1射出装置40および第2射出装置50を独立にX方向にスライドさせる。
X方向駆動装置63は、例えば油圧シリンダや空気圧シリンダなどの流体圧シリンダで構成されてよい。この流体圧シリンダは、X方向に平行とされ、シリンダ本体63aと、シリンダ本体63aから伸縮自在に突出するロッド63bとを有する。例えば、シリンダ本体63aがX方向スライドプレート62に固定され、ロッド63bの先端がY方向スライドプレート72に固定される。流体圧シリンダがX方向に伸縮することで、X方向スライドプレート62がX方向にスライドし、第1射出装置40や第2射出装置50がX方向にスライドする。
尚、流体圧シリンダの代わりに、電動モータが用いられてもよい。電動モータの回転運動は、ボールねじなどの運動変換機構によって、X方向スライドプレート62の直線運動に変換される。また、電動モータの代わりに手動のハンドルが用いられてもよく、X方向スライド装置60は手動で作動してもよい。
X方向位置検出器64は、射出装置のX方向位置を検出する。一のX方向位置検出器64は第1射出装置40のX方向位置を検出し、他のX方向位置検出器64は第2射出装置50のX方向位置を検出する。X方向位置検出器64は、例えばX方向スライドプレート62のX方向位置を検出することで、射出装置のX方向位置を検出する。
X方向位置検出器64としては、例えば非接触式の近接スイッチや接触式のリミットスイッチが用いられる。近接スイッチやリミットスイッチは、X方向スライドプレート62が所定位置に存在するか否かを検出する。
尚、X方向位置検出器64としては、X方向スライドプレート62のX方向変位を検出する変位センサも使用可能である。X方向駆動装置63として電動モータが用いられる場合、電動モータの回転角を検出するエンコーダがX方向位置検出器64として用いられてもよい。
制御装置90は、CPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92と、入力インターフェイス93と、出力インターフェイス94とを有する。制御装置90は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、型締装置10、第1射出装置40、第2射出装置50、X方向スライド装置60、Y方向スライド装置70などの制御を行う。また、制御装置90は、入力インターフェイス93で外部からの信号を受信し、出力インターフェイス94で外部に信号を送信する。
例えば、制御装置90は、第1射出装置40と第2射出装置50を図1に示す状態から図2に示す状態に変更する場合、先ず、第1射出装置40を金型装置30からX2方向に後退させ、固定プラテン12の貫通穴から引き抜く。次いで、制御装置90は、Y方向スライドプレート72をY2方向にスライドさせ、第2射出装置50を金型装置30の成形材料注入口35に正対させる。その後、制御装置90は、第2射出装置50をX1方向に前進させ、第2射出装置50を金型装置30にタッチさせる。
一方、制御装置90は、第1射出装置40と第2射出装置50を図2に示す状態から図1に示す状態に変更する場合、先ず、第2射出装置50を金型装置30からX2方向に後退させ、固定プラテン12の貫通穴から引き抜く。次いで、制御装置90は、Y方向スライドプレート72をY1方向にスライドさせ、第1射出装置40を金型装置30の成形材料注入口35に正対させる。その後、制御装置90は、第1射出装置40をX1方向に前進させ、第1射出装置40を金型装置30にタッチさせる。
図1に示すように第1射出装置40が金型装置30にタッチされている時、第2射出装置50が金型装置30から外されている。また、図2に示すように第2射出装置50が金型装置30にタッチされている時、第1射出装置40は金型装置30から外されている。よって、第1射出装置40および第2射出装置50のうち、いずれか一方では成形品の成形を行いながら、残りの一方ではシリンダの昇温やパージなどの段取を行うことができる。
ここで、段取りとは成形準備のことであり、パージとはシリンダ内の成形材料の入れ替えのことである。パージでは、シリンダ内に残留する古い成形材料をシリンダ内から排出し、新しい成形材料をシリンダ内に供給する。入れ替えられる古い成形材料と新しい成形材料とは、同じ種類でも異なる種類でもよく、同じ色でも異なる色でもよい。
パージは、例えば、成形品の成形と同様に、スクリュの回転とスクリュの進退とによって行われてよい。スクリュ駆動装置がスクリュを回転させることにより、スクリュの螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。シリンダの前部に成形材料が蓄積されるにつれ、スクリュが後退させられる。その後、スクリュ駆動装置がスクリュを前進させることにより、スクリュの前方に蓄積された成形材料がノズルから排出される。パージ中にノズルから排出される成形材料を、パージ材とも呼ぶ。
尚、パージは、スクリュの回転のみによって行われてもよい。スクリュ駆動装置がスクリュを定位置で回転させることにより、スクリュの螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られ、シリンダ内の成形材料がノズルから排出される。
パージ中、射出装置の旋回動作が禁止されてよい。射出装置の旋回動作の禁止は、自動、手動のいずれで行われてもよい。また、射出装置の旋回動作中、パージが禁止されてよい。パージの禁止は、自動で行われてよい。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図3において、実線は第1仕切り部23および第2仕切り部24が遮断位置にある状態を、二点鎖線は第1仕切り部23および第2仕切り部24が退避位置にある状態をそれぞれ示す。以下の説明において、金型装置30の成形材料注入口35の正面の位置を成形位置、成形位置からY方向スライドプレート72のスライド方向にずれた位置を待機位置と呼ぶ。図1〜図3に示すように、成形位置を挟んで、片側(Y2側)に第1射出装置40の待機位置が、反対側(Y1側)に第2射出装置50の待機位置が存在する。
射出成形機は、図1〜図3に示すように、Y2側の待機位置に位置する第1射出装置40から排出されるパージ材を受ける第1パージ材受け部21と、Y1側の待機位置に位置する第2射出装置50から排出されるパージ材を受ける第2パージ材受け部22とを有する。射出成形機は、Y2側の待機位置と成形位置とを仕切る第1仕切り部23と、Y1側の待機位置と成形位置とを仕切る第2仕切り部24とをさらに有する。また、射出成形機は、第1パージ材受け部21で受けた成形材料を回収する第1回収口83(図2参照)を開閉する第1ドア部81と、第1ドア部81を閉位置でロックする第1ロック装置85(図1および図2参照)とを有する。また、射出成形機は、第2パージ材受け部22で受けた成形材料を回収する第2回収口84(図2参照)を開閉する第2ドア部82と、第2ドア部82を閉位置でロックする第2ロック装置86(図1および図2参照)とを有する。
第1パージ材受け部21は、図2に示すようにY2側の待機位置にある第1射出装置40の前方に設けられ、第1ノズル42から排出されるパージ材を受けることで、パージ材の飛散を抑制できる。同様に、第2パージ材受け部22は、図1に示すようにY1側の待機位置にある第2射出装置50の前方に設けられ、第2ノズル52から排出されるパージ材を受けることで、パージ材の飛散を抑制できる。
第1仕切り部23は、図2に示すように第1射出装置40の待機位置と、成形位置との間を仕切ることで、これらの間での成形材料の飛散を防止できる。同様に、第2仕切り部24は、図1および図3に示すように第2射出装置50の待機位置と、成形位置との間を仕切ることで、これらの間での成形材料の飛散を防止できる。
ところで、第1仕切り部23や第2仕切り部24は、成形位置と待機位置とを仕切るため、成形位置に位置する射出装置の入れ替え時に第1射出装置40や第2射出装置50がスライドする経路(以下、「スライド経路」と呼ぶ)を遮断している。
そこで、第1仕切り部23や第2仕切り部24は、成形位置と待機位置とを仕切ると共にスライド経路を遮断する遮断位置(図3において実線で示す位置)と、スライド経路から退避した退避位置(図3において二点鎖線で示す位置)との間で移動自在とされる。これにより、成形位置に位置する射出装置の入れ替えが可能になる。
第1仕切り部23と第2仕切り部24とは、成形位置を上方から覆う可動カバー部25を介してつながっており同時にZ方向に移動するが、つながっておらず独立にZ方向に移動してもよい。Z方向は、例えばX方向およびY方向に対し垂直な方向である。
尚、待機位置を上方から覆う固定カバー部26は、Z方向に移動不能とされる。
第1仕切り部23と第2仕切り部24とは、手動で移動させても、適当な駆動装置で移動させてもよい。駆動装置としては、例えば流体圧シリンダや電動モータなどが用いられる。電動モータの回転運動は、ボールねじなどの運動変換機構によって、第1仕切り部23や第2仕切り部24の直線運動に変換する。
Z方向スライド装置27は、Z方向スライドガイド28、Z方向位置検出器29などを有する。Z方向スライドガイド28は、第1仕切り部23および第2仕切り部24をZ方向に案内する。Z方向位置検出器29は、第1仕切り部23および第2仕切り部24のZ方向位置を検出する。Z方向位置検出器29としては、例えば近接センサやリミットスイッチ、変位センサなどが用いられる。尚、第1仕切り部23や第2仕切り部24を移動させる駆動装置として電動モータが用いられる場合、電動モータの回転角を検出するエンコーダがZ方向位置検出器29として用いられてもよい。
第1ドア部81は、第1射出装置40の待機位置を基準として、成形位置とは反対側(Y2側)に設けられ、第1パージ材受け部21で受けた成形材料を回収する第1回収口83(図2参照)を開閉する。第1ドア部81が図1に示すように第1回収口83を閉じることで、第1パージ材受け部21に向けて第1ノズル42から排出される成形材料の外部への飛散を防止できる。一方、第1ドア部81が図2に示すように第1回収口83を開くことで、第1回収口83からの成形材料の回収が可能になる。成形材料の回収は、棒などの道具を用いて行われる。
同様に、第2ドア部82は、第2射出装置50の待機位置を基準として、成形位置とは反対側(Y1側)に設けられ、第2パージ材受け部22で受けた成形材料を回収する第2回収口84(図2参照)を開閉する。第2ドア部82が図1に示すように第2回収口84を閉じることで、第2パージ材受け部22に向けて第2ノズル52から排出される成形材料の外部への飛散を防止できる。一方、第2ドア部82が図2に示すように第2回収口84を開くことで、第2回収口84からの成形材料の回収が可能になる。成形材料の回収は、棒などの道具を用いて行われる。
第1ロック装置85は、制御装置90による制御下で、第1ドア部81を閉位置でロックする。第1ロック装置85は、例えば、ロック位置(図1参照)とロック解除位置(図2参照)との間で移動するデッドボルト85aと、デッドボルト85aを移動させる駆動装置85bとを有する。第1ロック装置85は、ドアのロックに用いられる一般的なものであってよく、特に限定されない。
ところで、第1ロック装置85によるロックを解除し、第1ドア部81を開けて第1回収口83から成形材料を回収するときには、回収用の道具が第1回収口83から差し込まれる。差し込まれた道具が成形位置にある第2射出装置50に接触しないようにするためには、第1仕切り部23が遮断位置にあればよい。
そこで、制御装置90は、第1仕切り部23が遮断位置に存在しない場合に第1ロック装置85によるロックの解除を禁止し、第1仕切り部23が遮断位置に存在する場合に第1ロック装置85によるロックの解除を許容する。第1仕切り部23が遮断位置に存在することの確認は、例えばZ方向位置検出器29を用いて行う。
本実施形態によれば、第1ロック装置85によるロック解除時に、第1仕切り部23が成形位置と待機位置とを仕切ることになる。その状態で、第1ドア部81を開けて第1回収口83から成形材料を回収するため、回収用の道具が第2射出装置50に接触することを防止できる。
第2ロック装置86は、制御装置90による制御下で、第2ドア部82を閉位置でロックする。第2ロック装置86は、例えば、ロック位置(図1参照)とロック解除位置(図2参照)との間で移動するデッドボルト86aと、デッドボルト86aを移動させる駆動装置86bとを有する。第2ロック装置86は、ドアのロックに用いられる一般的なものであってよく、特に限定されない。
ところで、第2ロック装置86によるロックを解除し、第2ドア部82を開けて第2回収口84から成形材料を回収するときには、回収用の道具が第2回収口84から差し込まれる。差し込まれた道具が成形位置にある第1射出装置40に接触しないようにするためには、第2仕切り部24が遮断位置にあればよい。
そこで、制御装置90は、第2仕切り部24が遮断位置に存在しない場合に第2ロック装置86によるロックの解除を禁止し、第2仕切り部24が遮断位置に存在する場合に第2ロック装置86によるロックの解除を許容する。第2仕切り部24が遮断位置に存在することの確認は、例えばZ方向位置検出器29を用いて行う。
本実施形態によれば、第2ロック装置86によるロック解除時に、第2仕切り部24が成形位置と待機位置とを仕切ることになる。その状態で、第2ドア部82を開けて第2回収口84から成形材料を回収するため、回収用の道具が第1射出装置40に接触することを防止できる。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
上記実施形態では型締装置10として、型開閉方向が水平方向である横型締装置が用いられるが、型開閉方向が上下方向である竪型締装置が用いられてもよい。同様に、上記実施形態では第1射出装置40および第2射出装置50として、シリンダの軸方向が水平方向である横射出装置が用いられるが、シリンダの軸方向が上下方向である竪射出装置が用いられてもよい。
上記実施形態では第1射出装置40および第2射出装置50として、インライン・スクリュ式の射出装置が用いられるが、プリプラ式の射出装置が用いられてもよい。プリプラ式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
上記実施形態ではY方向スライドプレート72に支持される射出装置の数は、2つであるが、1つでもよいし、3つ以上でもよい。第1射出装置40と第2射出装置50とは、独立にY方向に移動してもよく、異なるY方向スライドプレート72に支持されてもよい。
上記実施形態では成形位置を挟む両側に待機位置が設けられるが、片側のみに待機位置が設けられてもよい。この場合、移動装置は、第1射出装置40と第2射出装置50とをX方向にずらした状態で、第1射出装置40や第2射出装置50をY方向に移動させることで、成形位置に位置する射出装置を入れ替える。入れ替え時の射出装置の移動経路は、特に限定されない。
上記実施形態では、移動装置が、複数の射出装置を移動させることで、成形位置に位置する射出装置を入れ替えるが、入れ替えなくてもよい。例えば、一の射出装置の成形位置と他の射出装置の成形位置とが別々に設けられていてもよく、異なる成形位置に位置する複数の射出装置がそれぞれ金型装置30に成形材料を射出してもよい。
2 フレーム
10 型締装置
12 固定プラテン
13 可動プラテン
21 第1パージ材受け部
22 第2パージ材受け部
23 第1仕切り部
24 第2仕切り部
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
35 成形材料注入口
40 第1射出装置
41 第1シリンダ
42 第1ノズル
50 第2射出装置
51 第2シリンダ
52 第2ノズル
60 X方向スライド装置
70 Y方向スライド装置
72 Y方向スライドプレート
81 第1ドア部
82 第2ドア部
83 第1回収口
84 第2回収口
85 第1ロック装置
86 第2ロック装置
90 制御装置

Claims (7)

  1. 複数の射出装置と、
    複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材を受けるパージ材受け部と、
    複数の射出装置を移動させることで、前記成形位置に位置する射出装置を入れ替える移動装置と、
    前記成形位置と前記待機位置とを仕切ると共に前記射出装置が移動する経路を遮断する遮断位置と、前記経路から退避した退避位置との間で移動自在とされる仕切り部と、を有し、
    前記成形位置に位置する射出装置の上方を覆うカバー部と、前記仕切り部とによって、前記成形位置に位置する射出装置が覆われる、射出成形機。
  2. 複数の射出装置と、
    複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材を受けるパージ材受け部と、
    複数の射出装置を移動させることで、前記成形位置に位置する射出装置を入れ替える移動装置と、
    前記成形位置と前記待機位置とを仕切ると共に前記射出装置が移動する経路を遮断する遮断位置と、前記経路から退避した退避位置との間で移動自在とされる仕切り部と、
    前記移動装置を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、前記仕切り部が前記遮断位置に存在しない場合に前記移動装置による前記射出装置の移動を許容し、前記仕切り部が前記遮断位置に存在する場合に前記移動装置による前記射出装置の移動を禁止する、射出成形機。
  3. 複数の射出装置と、
    複数の射出装置のうち、金型装置の成形材料注入口に正対する成形位置からずれた待機位置に位置する射出装置から排出されるパージ材を受けるパージ材受け部と、
    前記成形位置と前記待機位置とを仕切ると共に前記射出装置が移動する経路を遮断する遮断位置と、前記経路から退避した退避位置との間で移動自在とされる仕切り部と、
    前記待機位置を基準として前記成形位置とは反対側に、前記パージ材受け部で受けたパージ材を回収する回収口を開閉するドア部と、
    前記ドア部を、前記回収口を閉じる閉位置でロックするロック装置と、
    前記ロック装置を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、前記仕切り部が前記遮断位置に存在しない場合に前記ロック装置によるロックの解除を禁止し、前記仕切り部が前記遮断位置に存在する場合に前記ロック装置によるロックの解除を許容する、射出成形機。
  4. 複数の射出装置を移動させることで、前記成形位置に位置する射出装置を入れ替える移動装置を有する、請求項に記載の射出成形機。
  5. 前記制御装置は、前記移動装置を制御し、
    前記制御装置は、前記仕切り部が前記遮断位置に存在しない場合に前記移動装置による前記射出装置の移動を許容し、前記仕切り部が前記遮断位置に存在する場合に前記移動装置による前記射出装置の移動を禁止する、
    請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記待機位置を基準として前記成形位置とは反対側に、前記パージ材受け部で受けたパージ材を回収する回収口を開閉するドア部を有する、請求項1または請求項2に記載の射出成形機。
  7. 前記成形位置を挟む両側に、前記待機位置が設けられる、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の射出成形機。
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