JP4276162B2 - 射出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、射出装置に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して固化させることによって成形品を得るようにしている。
前記射出成形機は金型装置、型締装置及び射出装置を有し、前記金型装置は、固定金型及び可動金型を備える。また、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備え、型締用モータを駆動して可動プラテンを進退させることによって金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。そして、型締めに伴って固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。
一方、前記射出装置は、樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、計量用モータを駆動することによって、スクリューを回転させると、スクリューの前端のスクリューヘッドより前方に溶融させられた樹脂が蓄えられ、それに伴って、スクリューが後退させられる。そして、前記射出用モータを駆動することによって前記スクリューを前進させると、加熱シリンダの前端部に着脱自在に配設された射出ノズルから樹脂が射出され、前記キャビティ空間に充填される。また、スクリューを前進させるときに、スクリューヘッドの前方の樹脂が逆流しないように逆流防止装置が配設される。
ところで、前記スクリューヘッド及び逆流防止装置によって構成されるスクリューアッセンブリを交換したり、スクリューを抜差ししたりする場合、加熱シリンダのシリンダ本体から前記射出ノズルを取り外し、射出装置の前方から加熱シリンダ内にアクセスするようにしている。ところが、射出装置の前方には、金型装置及び型締装置が配設されているので、前記スクリューアッセンブリの交換、スクリューの抜差し等の作業を行うだけのスペースがない。そこで、前記射出装置の本体、すなわち、射出装置本体を支持フレームに対して旋回自在に配設し、射出装置本体を所定の角度だけ旋回させた状態で前記作業を行うようにしている。
この場合、射出装置本体が重い場合でも、射出装置本体を容易に旋回させることができるように、ローラで射出装置本体を支持するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
実公平6−14990号公報
しかしながら、前記従来の射出装置においては、射出装置本体の重量が大きくなると、ローラに加わる負荷が大きくなり、射出装置本体を容易に旋回させることができなくなってしまう。
本発明は、前記従来の射出装置の問題点を解決して、射出装置本体の重量に関わらず、射出装置本体を容易に旋回させることができる射出装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の射出装置においては、支持部と、該支持部上において支点を中心にして旋回自在に配設され、駆動部、及び該駆動部に取り付けられたシリンダ部材を備えた射出装置本体と、前記支持部の所定の箇所と駆動部の所定の箇所との間に配設され、操作者が旋回操作力で射出装置本体を旋回させようとしたときに、所定の旋回力を発生させて旋回を補助する旋回補助装置とを有する。
本発明によれば、射出装置においては、支持部と、該支持部上において支点を中心にして旋回自在に配設され、駆動部、及び該駆動部に取り付けられたシリンダ部材を備えた射出装置本体と、前記支持部の所定の箇所と駆動部の所定の箇所との間に配設され、操作者が旋回操作力で射出装置本体を旋回させようとしたときに、所定の旋回力を発生させて旋回を補助する旋回補助装置とを有する。
この場合、旋回補助装置が配設され、旋回補助装置によって所定の旋回力が発生させられるので、射出装置本体の重量に関わらず、射出装置本体を容易に旋回させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の要部を示す平面図、図2は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の要部を示す正面図である。
図において、11は第1の支持部としての支持フレーム、12は該支持フレーム11上に配設された射出装置本体であり、該射出装置本体12は、シリンダ部材としての加熱シリンダ14、該加熱シリンダ14より後方(図において右方)に配設された駆動部16等を備える。また、10は前記加熱シリンダ14内において、回転自在に、かつ、進退(図において左右方向に移動)自在に配設された射出部材としてのスクリュー、14aは前記加熱シリンダ14内に成形材料としての樹脂を供給するためのホッパ、15は該加熱シリンダ14の前端部(図において左端部)に着脱自在に配設された射出ノズル、43は前記射出装置本体12を摺(しゅう)動自在に支持する第2の支持部としてのベースプレート、44は、前記支持フレーム11上に互いに平行に敷設され、ベースプレート43を案内する一対のリニアガイド、45は型締装置である。前記ベースプレート43の下部には、前記射出装置本体12及びベースプレート43をリニアガイド44に沿って進退させ、射出ノズル15を図示されない金型装置に対して接離させるための図示されない可塑化移動装置が配設される。本実施の形態においては、前記射出装置本体12及びベースプレート43を進退させるために、可塑化移動用の駆動部として空圧式の可塑化移動シリンダ装置が使用される。なお、空圧式の可塑化移動シリンダ装置に代えて、油圧式の可塑化移動シリンダ装置を使用したり、電動式の可塑化移動モータ及びボールねじを使用したりすることができる。
前記駆動部16は、加熱シリンダ14の後端(図において右端)が取り付けられた前部フランジ31、該前部フランジ31より後方において、所定の間隔を置いて配設された後部フランジ32、前記前部フランジ31と後部フランジ32との間に架設された4本のガイドロッド33、該ガイドロッド33に沿って進退自在に配設されたプレッシャプレート34等を備え、該プレッシャプレート34には、前記スクリュー10の後端部(図において右端部)に形成されたスクリュー軸13が回転自在に支持される。
また、前記駆動部16は、スクリュー10を回転させるための計量用の駆動部としての図示されない計量用モータ、及びスクリュー10を進退させるための射出用の駆動部としての図示されない射出用モータを備える。なお、本実施の形態においては、計量用の駆動部として計量用モータが、射出用の駆動部としての射出用モータが配設されるようになっているが、計量用モータに代えて油圧モータを、射出用モータに代えて射出シリンダを使用することができる。
また、前記型締装置45は、固定プラテン46、該固定プラテン46と所定の距離を置いて配設された図示されない可動プラテン、該可動プラテンを進退させるための型締用の駆動部としての型締用モータ、型締力を増幅するトグル機構等を備える。そして、前記固定プラテン46に図示されない固定金型が、前記該可動プラテンに図示されない可動金型が取り付けられ、前記可動プラテンの進退に伴って可動金型が進退させられ、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。前記固定金型及び可動金型によって金型装置が構成される。
そして、計量工程時に、計量用モータを駆動してスクリュー10を回転させると、ホッパ14aから加熱シリンダ14内に供給された樹脂は、加熱され、溶融させられてスクリュー10の前端(図において左端)に形成された図示されないスクリューヘッドの前方(図において左方)に蓄えられ、このとき、スクリュー10は樹脂の圧力によって後退(図において右方向に移動)させられる。
そして、射出工程時に、射出用モータを駆動してスクリュー10を前進(図において左方向に移動)させると、射出ノズル15から樹脂が射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。また、スクリュー10を前進させるときに、スクリューヘッドの前方の樹脂が逆流しないように図示されない逆流防止装置が配設される。なお、前記スクリューヘッド及び逆流防止装置によってスクリューアッセンブリが構成される。
ところで、前記射出装置本体12は、金型装置に対して進退自在に配設される。そして、射出工程が開始される前の所定のタイミングで、前記可塑化移動装置が駆動され、射出装置本体12が前進させられ、ノズルタッチが行われ、射出ノズル15の前端が金型装置に所定のノズルタッチ力で押し付けられ、キャビティ空間に充填される際に射出ノズル15と金型装置との間から樹脂が漏れるのを防止する。また、前記射出工程が完了し、射出装置において計量工程が開始されるのに伴って金型装置においてキャビティ空間内の樹脂の冷却が行われ、前記計量工程が開始された後の所定のタイミングで、前記可塑化移動装置が駆動され、射出装置本体12が後退させられ、射出ノズル15が金型装置によって冷却されて射出ノズル15内の樹脂が固化するのを防止する。
ところで、前記スクリューアッセンブリを交換したり、スクリュー10を抜差ししたりする場合、加熱シリンダ14において本体部分から前記射出ノズル15を取り外し、射出装置本体12の前方(図2において左方)から加熱シリンダ14内にアクセスするようにしている。ところが、射出装置本体12の前方には、金型装置等が配設されているので、前記スクリューアッセンブリの交換、スクリュー10の抜差し等の作業を行うだけのスペースがない。
そこで、前記ベースプレート43上において、支点としての点p1を中心にして射出装置本体12を支持フレーム11に対して旋回自在に配設し、図1の実線で示される成形位置、及び図1の破線で示されるような、成形位置から所定の角度だけ旋回させた保守位置に選択的に置くことができるようにし、射出装置本体12を保守位置に置いた状態で前記作業を行うようにしている。そのために、前記前部フランジ31の下端の幅方向における中央に、後方に向けて支点形成部としてのブラケット35が取り付けられ、前記点p1においてブラケット35及びベースプレート43にわたって図示されない旋回軸が配設される。また、例えば、前部フランジ31の所定の箇所、本実施の形態においては、前部フランジ31の正面側の下部にグリップgが配設され、操作者は、グリップgを把持して射出装置本体12を旋回させる。
前記前部フランジ31及び後部フランジ32の底面には、ベースプレート43との間の摺動性を向上させるために、摩擦係数の小さい材料が被覆される。なお、必要に応じてグリース等の潤滑剤をベースプレート43に塗布することができる。
また、操作者がわずかな力をグリップgに加えるだけで前記射出装置本体12を旋回させることができるように、射出装置本体12の背面側に旋回補助装置としての空圧式の旋回シリンダ装置51が配設される。そのために、後部フランジ32から背面方向に突出させてブラケット55が形成されるとともに、前記ベースプレート43上の背面側の部分における前部フランジ31より前方の所定の位置に、ブラケット57が上方に向けて突出させて形成される。また、前記旋回シリンダ装置51は、シリンダ本体52、及び該シリンダ本体52内において摺動させられる図示されないピストン、及び該ピストンと連結されたピストンロッド53を備え、シリンダ本体52の一端は、揺動軸を構成するピン56によってブラケット55に対して揺動自在に支持され、ピストンロッド53の一端は、揺動軸を構成するピン58によってブラケット57に対して揺動自在に支持される。
したがって、旋回シリンダ装置51を駆動して、前記点p1を中心にして射出装置本体12を旋回させて保守位置に置くに当たり、ピストンロッド53をシリンダ本体52内に収容し、旋回シリンダ装置51を収縮させることによって旋回を補助し、射出装置本体12を成形位置に置くに当たり、ピストンロッド53をシリンダ本体52から押し出し、旋回シリンダ装置51を伸長させることによって旋回を補助することができる。この場合、旋回シリンダ装置51が発生させる旋回力は、射出装置本体12の重量、射出装置本体12とベースプレート43との間に働く摩擦力等を考慮して、操作者が射出装置本体12を旋回させる動作をしない限り旋回しない値、すなわち、非自走値に設定される。この場合、旋回力をT1とし、原理上旋回シリンダ装置51を旋回させるのに必要な旋回力の最小値をαとすると、
T1<α
にされ、操作者が射出装置本体12を旋回させるのに必要となる力を表す旋回操作力Fは、
F=α−T1
になるので、旋回力T1を最小値αとほぼ同じ値にすると、前記旋回操作力Fを極めて小さくすることができる。
このように、旋回シリンダ装置51が配設され、該旋回シリンダ装置51によって発生させられる旋回力T1が、少なくとも射出装置本体12の重量を考慮して設定されるので、射出装置本体12の重量に関わらず、射出装置本体12を容易に旋回させることができる。
また、空圧式の旋回シリンダ装置51を使用しているので、射出装置本体12を旋回させるときに、旋回シリンダ装置51に横荷重が加わっても、油が漏れて周囲を汚すことがない。
本実施の形態においては、旋回シリンダ装置51は前記可塑化移動シリンダ装置と共通の空圧回路に配設される。さらに、旋回シリンダ装置51と前記可塑化移動シリンダ装置とを共通のシリンダ装置で構成することができる。その場合、シリンダ装置は射出装置本体12の幅方向における中央に配設され、所定のリンク機構を介してシリンダ装置とブラケット55とが選択的に連結される。
次に、前記空圧回路について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における空圧回路を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における開閉弁の例を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における開閉弁の他の例を示す図である。
図において、51は旋回シリンダ装置、52はシリンダ本体、53はピストンロッド、54はピストンであり、該ピストン54によってシリンダ本体52内が区画され、ロッド側に第1の室47が、ヘッド側に第2の室48が形成される。
また、61は作動媒体としての圧縮された空気を供給する供給源となるポンプ、62は該ポンプ61から供給された空気を選択的に旋回シリンダ装置51に供給する開閉弁、63は旋回シリンダ装置51に供給される空気の圧力を一定に維持するための圧力調整装置、64は、空気の流量を一定に維持し、旋回シリンダ装置51に過剰な流量の空気が供給されるのを防止するための流量調整弁、66は空気の流れる方向を切り換えるための方向切換弁である。
前記開閉弁62は、図4に示されるものの場合、操作者が手で操作部材70を操作することによって、図5に示されるものの場合、操作者が足で操作部材73を操作することによって切り替えられて位置A及びBを採り、位置Aにおいて空気の供給を遮断し、位置Bにおいて空気を供給する。また、前記圧力調整装置63は、弁本体65、及び空気の圧力を検出する圧力検出部としての圧力センサ67を備え、前記流量調整弁64は、絞り68及びチェックバルブ69を備える。そして、前記方向切換弁66は、操作者が操作部材71を操作することによって位置A、B、Nを採り、位置Aにおいて、流量調整弁64から供給された空気を第2の室48に供給し、第1の室47内の空気を排出して旋回シリンダ装置51を伸長させ、位置Bにおいて、流量調整弁64から供給された空気を第1の室47に供給し、第2の室48内の空気を排出して旋回シリンダ装置51を収縮させ、位置Nにおいて、第1、第2の室47、48内の空気を保持してピストン54を所定の位置で停止させる。
前記構成の旋回シリンダ装置51の動作について説明する。
まず、操作者は、前記可塑化移動装置を手動で作動させ、射出装置本体12(図1)を後退させ、射出ノズル15と金型装置との間に所定の距離を置く。続いて、操作者は、操作部材71を操作して方向切換弁66を位置Bに置き、操作部材70又は操作部材73を操作して開閉弁62を位置Bに置き、ポンプ61からの空気を圧力調整装置63に送ると、該圧力調整装置63は、空気の圧力を一定にして流量調整弁64に送り、該流量調整弁64は空気の流量を一定にして方向切換弁66に送る。その結果、一定の圧力及び流量の空気が第1の室47に供給され、第2の室48内の空気が排出され、ピストン54は図3において右方に移動させられ、旋回シリンダ装置51が収縮させられる。その結果、射出装置本体12は保守位置に置かれる。
そして、操作者は、操作部材71を操作して方向切換弁66を位置Nに置き、旋回シリンダ装置51においてピストン54を所定の位置で停止させ、射出装置本体12を保守位置に保持したまま、加熱シリンダ14の本体部から射出ノズル15を取り外し、前記スクリューアッセンブリの交換、スクリュー10の抜差し等の作業を行う。
該作業が終了すると、操作者は、加熱シリンダ14の本体部に射出ノズル15を取り付けた後、操作部材71を操作して方向切換弁66を位置Aに置く。その結果、一定の圧力及び流量の空気が第2の室48に供給され、第1の室47内の空気が排出され、ピストン54は図3において左方に移動させられ、旋回シリンダ装置51が伸長させられる。その結果、射出装置本体12は成形位置に置かれる。
なお、方向切換弁66を圧力制御弁に置き換えて、操作者による操作力、例えば、操作部材70又は操作部材73のグリップ力に対応させて旋回シリンダ装置51の出力である旋回力T1を調整して発生させることもできる。この場合、射出装置本体12を旋回させる際の摩擦力が大きい場合、操作者による操作部材70又は操作部材73のグリップ力が大きくなるので、それに伴って、旋回シリンダ装置51による旋回力T1が大きくなる。また、前記摩擦力が小さい場合、操作者による操作部材70又は操作部材73のグリップ力が小さくなるので、それに伴って、旋回シリンダ装置51による旋回力T1が小さくなる。
このように、射出装置本体12を旋回させる際の摩擦力が変動しても、旋回シリンダ装置51による旋回力T1が変化させられるので、操作者は常にほぼ一定の操作力を加えるだけでよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第2の実施の形態における空圧回路を示す図である。
この場合、旋回補助装置としての旋回シリンダ装置51において、シリンダ本体52の所定の位置、本実施の形態においては、前記第1、第2の室47、48における第1、第2の位置に位置検出部としてのリミットスイッチ83、84が配設され、ピストン54が前記第1、第2の位置に到達すると、前記リミットスイッチ83、84は、ピストン54を検出し、位置信号SG1、SG2を発生させ、制御回路82に送る。なお、該制御回路82に操作部86が接続される。
方向切換弁66は、ソレノイド81を備え、制御回路82からソレノイド81に送られる駆動信号に従って位置A、B、Nを採り、位置Aにおいて、流量調整弁64から供給された空気を第2の室48に供給し、第1の室47内の空気を排出して旋回シリンダ装置51を伸長させ、位置Bにおいて、流量調整弁64から供給された空気を第1の室47に供給し、第2の室48内の空気を排出して旋回シリンダ装置51を収縮させ、位置Nにおいて、第1、第2の室47、48内の空気を保持してピストン54を所定の位置で停止させる。
そして、操作者が、射出装置本体12を保守位置に置くために操作部86を操作すると、制御回路82の図示されない位置制御処理手段は、位置制御処理を行い、方向切換弁66を位置Bに置く。これに伴い、供給源であるポンプ61からの空気が圧力調整装置63に送られ、該圧力調整装置63は、空気の圧力を一定にして流量調整弁64に送り、流量調整弁64は空気の流量を一定にして方向切換弁66に送る。その結果、一定の圧力及び流量の空気が第1の室47に供給され、第2の室48内の空気が排出され、ピストン54は図6において右方に移動させられ、旋回シリンダ装置51が収縮させられる。続いて、ピストン54が第2の位置に到達し、リミットスイッチ84がピストン54を検出すると、リミットスイッチ84は位置信号SG2を発生させ、制御回路82に送る。そして、前記位置制御処理手段は、方向切換弁66を位置Nに置く。これに伴い、旋回シリンダ装置51においてピストン54は第2の位置で停止させられ、射出装置本体12は保守位置で保持される。
したがって、操作者は、射出装置本体12を保守位置に保持したまま、加熱シリンダ14の本体部から射出ノズル15を取り外し、前記スクリューアッセンブリの交換、スクリュー10の抜差し等の作業を行う。
該作業が終了し、操作者が、射出装置本体12を成形位置に置くために操作部86を操作すると、前記位置制御処理手段は、方向切換弁66を位置Aに置く。これに伴い、一定の圧力及び流量の空気が第2の室48に供給され、第1の室47内の空気が排出され、ピストン54は図6において左方に移動させられ、旋回シリンダ装置51が伸長させられる。続いて、ピストン54が第1の位置に到達し、リミットスイッチ83がピストン54を検出すると、リミットスイッチ83は位置信号SG1を発生させ、制御回路82に送る。そして、前記位置制御処理手段は、方向切換弁66を位置Nに置く。これに伴い、旋回シリンダ装置51においてピストン54は第1の位置で停止させられ、射出装置本体12は成形位置で保持される。
この場合、前記リミットスイッチ83、84は、第1、第2の位置において、射出装置本体12が成形位置及び保守位置に置かれたことを実質的に検出する。
このように、本実施の形態においては、第1、第2の位置において、リミットスイッチ83、84によってピストン54が検出され、その結果、ピストン54が停止させられるので、射出装置本体12を保守位置及び成形位置に正確に置くことができる。
なお、制御回路82の図示されない流量制御処理手段は、流量制御処理を行い、ソレノイド81に供給される電流を調整し、方向切換弁66における空気の流量を制御することができる。その場合、射出装置本体12の旋回速度を変更することができる。
本実施の形態においては、第1の実施の形態において使用された開閉弁62が配設されていないが、ポンプ61と圧力調整装置63との間に開閉弁62を配設することができる。
次に、旋回シリンダ装置51に供給される空気の圧力を変更することができるようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図7は本発明の第3の実施の形態における空圧回路を示す図である。
この場合、制御回路82の図示されない圧力制御処理手段は、圧力制御処理を行い、圧力調整弁75に圧力制御信号を送り、圧力調整弁75において発生させられる圧力を調整する。
したがって、射出装置本体12(図1)を成形位置から保守位置に移動させる場合と、保守位置から成形位置に移動させる場合とで、旋回補助装置としての旋回シリンダ装置51に供給される圧力を変更し、旋回力T1を変更することができる。また、旋回シリンダ装置51と前記可塑化移動シリンダ装置とを共通のシリンダ装置で構成する場合に、シリンダ装置を駆動して射出装置本体12を進退させる場合、可塑化移動シリンダ装置に供給される圧力を高くし、射出装置本体12を旋回させる場合、旋回シリンダ装置51に供給される圧力を低くすることができる。
本実施の形態において、方向切換弁66はソレノイド81を備え、前記位置制御処理手段が方向切換弁66を位置A、B、Nに置くようになっているが、操作者が手動で方向切換弁66を切り換えることができる。
次に、旋回シリンダ装置51に供給される空気の圧力をフィードバックすることができるようにした本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図8は本発明の第4の実施の形態における空圧回路を示す図である。
この場合、方向切換弁66と第1の室47とを接続する油路L−1に第1の圧力検出部としての圧力センサ91が、方向切換弁66と第2の室48とを接続する油路L−2に第2の圧力検出部としての圧力センサ92が配設され、各圧力センサ91、92によって検出された圧力が制御回路82に送られる。
該制御回路82の図示されない圧力監視処理手段は、圧力監視処理を行い、圧力センサ91、92から送られた圧力を読み込み、該各圧力を監視し、各圧力が設定値より高いかどうかを判断し、各圧力が設定値より高い場合、圧力調整弁75に圧力指令信号を送り、圧力調整弁75によって発生させられる圧力を低くする。したがって、射出装置本体12を旋回させる場合に、旋回シリンダ装置51によって発生させられる旋回力T1が非自走値より大きくなるのを防止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における射出成形機の要部を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出成形機の要部を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態における空圧回路を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における開閉弁の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における開閉弁の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における空圧回路を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における空圧回路を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における空圧回路を示す図である。
符号の説明
11 支持フレーム
12 射出装置本体
14 加熱シリンダ
16 駆動部
51 旋回シリンダ装置
p1 点

Claims (7)

  1. (a)支持部と、
    (b)該支持部上において支点を中心にして旋回自在に配設され、駆動部、及び該駆動部に取り付けられたシリンダ部材を備えた射出装置本体と、
    (c)前記支持部の所定の箇所と駆動部の所定の箇所との間に配設され、操作者が旋回操作力で射出装置本体を旋回させようとしたときに、所定の旋回力を発生させて旋回を補助する旋回補助装置とを有することを特徴とする射出装置。
  2. 前記旋回補助装置は空圧式の旋回シリンダ装置である請求項1に記載の射出装置。
  3. 前記旋回力は、操作者が射出装置本体を旋回させる動作をしない限り旋回しない非自走値に設定される請求項1に記載の射出装置。
  4. (a)前記旋回シリンダ装置において第1、第2の位置に位置検出部が配設され、
    (b)該各位置検出部は、射出装置本体が成形位置及び保守位置に置かれたことを検出する請求項1に記載の射出装置。
  5. 前記旋回シリンダ装置に供給される空気の圧力を制御する圧力制御処理手段を有する請求項2に記載の射出装置。
  6. (a)前記旋回シリンダ装置に供給される空気の圧力を検出する圧力検出部と、
    (b)前記圧力を監視する圧力監視処理手段とを有する請求項1に記載の射出装置。
  7. 前記旋回補助装置は、操作者による操作力に対応させて旋回力を発生させる請求項1に記載の射出装置。
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