JP2007229969A - 印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷作業が中断される恐れがなく、かつ、空気機械の利用効率を向上させえる構造とした印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 空気を供給する空気供給管49を有する複数のブロア35と、全てのブロア35の空気供給管49が接続された集合管37と、それぞれ空気配管53によって集合管37に接続され、空気配管53を通って集合管37から送られる空気を用いて所定作業を行う複数のエアシャワー39と、が備えられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷機に関するものである。
枚葉印刷機には、搬送される枚葉紙の姿勢を調整するために種々のエア噴射手段が用いられている。
例えば、厚い枚葉紙(厚紙)を扱う場合には、各圧胴部分で枚葉紙の紙尻が跳ねるのを防止するためにエアシャワー(空気噴射)によって枚葉紙を圧胴へ押付けている。
また、スケルトン型の中間胴を備えた枚葉印刷機で薄い枚葉紙(薄紙)を扱う場合には、各中間胴の枚葉紙搬送経路に沿ってエアチャンバを設け、エアチャンバの表面に空気流を形成し、枚葉紙が暴れるのを防止している。例えば、特許文献1に示されるような薄厚兼用の枚葉印刷機では、厚紙を扱う時のエアシャワーと薄紙を扱う時のエアチャンバとが切換弁によって選択的に用いられるようにされている。
さらに、チェーングリッパで枚葉紙の姿勢を調整するために空気噴射を用いているものもある。
特開2001−293843号公報
ところで、これらのエア噴射手段のエア供給源はブロア等の空気機械であるが、特許文献1に示されるようにあるエアシャワーあるいはあるエアチャンバに対してはそれぞれ1台の空気機械が備えられているだけである。
このため、空気機械が故障すると、エアシャワーあるいはあるエアチャンバが使用できない状態となるので、修理あるいは交換されるまで印刷作業が中断されるという問題があった。
また、空気機械は必要な使用量に対して余裕を持たせるために容量の大きなものを用いることとなり、空気機械の利用効率が悪くなるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、印刷作業が中断される恐れがなく、かつ、空気機械の利用効率を向上させえる構造とした印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる印刷機は、空気を供給する空気供給管を有する複数の空気機械と、全ての該空気機械の前記空気供給管が接続されたタンク体と、それぞれ空気配管によって前記タンク体に接続され、該空気配管を通って前記タンク体から送られる空気を用いて所定作業を行う複数の空気利用手段と、が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の空気機械から空気が空気供給管を通してタンク体に集められ、この集められた空気が各空気配管を通って各空気利用手段に送られる。各空気利用手段は、この空気を利用して印刷作業に必要な所定作業が行う。
このように、複数の空気機械からの空気が集められて複数の空気利用手段で用いられるので、1台の空気機械が故障しても残りの空気機械によって複数の空気利用手段に空気を供給することができる。このため、印刷作業が中断されることがなく連続的に実施することができる。
また、複数の空気機械で複数の空気利用手段の使用量に対する余裕を持たせればよいので、1台当りの容量を小さくすることができ、空気機械の利用効率を向上させることができる。
さらに、複数の空気機械の内の一部を停止することによって空気利用手段に供給する空気量を低減させることができるので、空気利用手段の能力調整を余分な空気を排出することなく空気機械のオンオフによって制御することができる。これにより、省電力を図ることができる。
また、本発明にかかる印刷機は、前記タンク体は、印刷紙の移動方向に延在するように設けられた管構造とされていることを特徴とする。
このように、タンク体は、印刷紙の移動方向に延在するように設けられた管構造とされているので、印刷紙の移動方向に分散配置された空気利用手段に対応することができる。
また、本発明にかかる印刷機は、前記タンク体は、前記空気供給管が取付けられる複数の取付部を備えた供給モジュールと、前記空気配管の接続部のみを備えた所定数の利用モジュールと、を組み合わせて形成されることを特徴とする。
このように、タンク体は、空気供給管が取付けられる複数の取付部を備えた供給モジュールと、空気配管の接続部のみを備えた所定数の利用モジュールと、を組み合わせて形成されるので、利用モジュールの個数を調整することによって印刷紙の移動方向に長さの異なる印刷機に対応することができる。
また、空気機械が供給モジュールのところに集中して配置されることになるので、それらの点検作業が容易となる。
この場合、供給モジュールには、空気配管の接続部が備えられていることが好適である。このようにすると、供給モジュールのところに空気利用手段がある場合に対応することができる。
また、本発明にかかる印刷機は、前記供給モジュールは、給紙装置側あるいは排紙装置側に配置されていることを特徴とする。
このように、供給モジュールは、給紙装置側あるいは排紙装置側に配置されているので、空気機械は作業員がいる給紙装置あるいは排紙装置の近くに設置されることとなる。
このため、作業員が空気機械に直ぐ接近できるので、それらの点検作業を容易に行うことができる。
また、本発明にかかる印刷機は、前記空気配管には、開閉量が遠隔操作される調整弁が介装されていることを特徴とする。
このように、空気配管には、開閉量が遠隔操作される調整弁が介装されているので、例えば、制御部から各調整弁を操作して各空気利用手段のそれぞれに必要とされる空気量を供給することができる。
本発明によれば、複数の空気機械からの空気がタンク体に集められ、それらが複数の空気利用手段で用いられるので、1台の空気機械が故障しても印刷作業が中断されることがなく連続的に実施することができる。
また、複数の空気機械で複数の空気利用手段の使用量に対する余裕を持たせればよいので、1台当りの容量を小さくすることができ、空気機械の利用効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
本実施形態は、本発明を厚い枚葉紙に印刷する厚紙用の枚葉印刷機(印刷機)1に適用したものである。
図1は、枚葉印刷機1の全体概略構成を駆動側から見た正面図である。
枚葉印刷機1には、給紙装置3と、印刷部5と、排紙装置(排紙部)7とが備えられている。
給紙装置3には、給紙台9と、図示しない給紙機構と、給紙ロール13と、フィーダボード15とが備えられている。
給紙台9は、上下方向に移動可能に構成され、枚葉紙(印刷紙)11を積層状態で保持する。
給紙機構は、積層された枚葉紙11の上から順に一枚ずつ取上げて給紙ロール13へ供給するものである。
給紙台9は、給紙機構が枚葉紙11と略一定の位置関係を保つように枚葉紙11の供給に対応して上動するように構成されている。
給紙ロール13は、一対のロールで形成され、給紙機構によって供給される枚葉紙11を挟持してフィーダボード15上へ供給する機能を有している。
フィーダボード15の下流側端部には、枚葉紙11の姿勢および位置を規制する前当てと横針が備えられている。
また、フィーダボード15の下流側には、枚葉紙11を加速して印刷部に受け渡す、例えば、スインググリッパ等の受渡し部材が備えられている。
印刷部5には、印刷ユニット17a、17b、17c、17dが備えられている。
印刷ユニット17a、17b、17c、17dは、それぞれシアン、イエロー、マゼンダおよびスミを印刷し、これらの混色を利用してカラー印刷を行うものである。
印刷ユニット17a、17b、17c、17dは印刷する色毎に設けられているので、ユニット数は印刷する色数によって変化する。
印刷ユニット17aには、版胴19と、ゴム胴21と、圧胴23と、中間胴25とが備えられている。中間胴25は円筒形状をしている。
印刷ユニット17b、17c、17dには、版胴19と、ゴム胴21と、圧胴23と、中間胴27とが備えられている。
版胴19、ゴム胴21および圧胴23は、この順に上から下に相互に接するように配置され、かつ、図1に示されるようにゴム胴21が圧胴23の直上ではなく、枚葉紙11の搬送方向上流側にずれた配列とされている。
版胴19は、周面に印刷画像を形成するための刷版を装着している。版胴19の周囲には、図示を省略しているが、刷版の画線部にインキを供給するインキ装置および非画線部に湿し水を供給する湿し装置が備えられている。
ゴム胴21は、周面に弾性材料で形成されたブランケットが装着されている。ゴム胴21は、版胴19から刷版に形成された印刷画像を転写され、それを枚葉紙11に転写するものである。
圧胴23は、版胴19およびゴム胴21の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴仕立てとされている。
圧胴23の周面には、枚葉紙11の先端を保持する爪装置(図示省略)が軸線中心を挟んで2ヶ所に備えられている。
中間胴27は、圧胴23の上流側に配置されている。中間胴27は、スケルトン型で、両端部に爪装置が備えられている。
枚葉紙11は、中間胴25,27および圧胴23へそれぞれの爪装置に咥え替えされることによって各印刷ユニット17a、17b、17c、17dを通して搬送される。
排紙装置5には、チェーングリッパ29と、排紙台31とが備えられている。
チェーングリッパ29は、印刷ユニット17dの圧胴23隣接位置と排紙台31の上方位置とを循環移動する一対のチェーンと、その間を連結するくわえ棒と、くわえ棒に所定間隔を空けて設置された爪装置と、を備え、印刷ユニット17dの圧胴23から枚葉紙11を受取って排紙台31の上方位置まで搬送するものである。
排紙台31は、上下方向に移動可能に構成され、チェーングリッパ29から排出される枚葉紙11を積層して保持する。
排紙台31は、枚葉紙11の落下距離が略一定となるように徐々に下動するように制御されている。
印刷部5の駆動側には、空気利用システム33が備えられている。空気利用システム33について図2および図3によって説明する。
空気利用システム33には、ブロア(空気機械)35と、集合管(タンク体)37と、エアシャワー(空気利用手段)39とが備えられている。
集合管37は、枚葉印刷機1の駆動側フレーム41の外側に間隔を空け、枚葉紙11搬送方向に延在するように取り付けられている。
集合管37は印刷ユニット17aの後端部から印刷ユニット17dの前部にかけて略水平に配置されている。
集合管37は、供給モジュール43と第一利用モジュール(利用モジュール)45とで構成されている。
供給モジュール43および第一利用モジュール45は、円筒形状をした筒体であり、結合フランジ44で相互に連通するように連結されている。
供給モジュール43は、印刷ユニット17aの後端部から印刷ユニット17cの後部までの長さを有している。
供給モジュール43の下部には、ブロア35の空気供給管49を取り付ける取付部47が長手方向に間隔を空けて4箇所備えられている。
供給モジュール43の下部には、それぞれ印刷ユニット17bおよび印刷ユニット17cの前側に相当する位置に空気配管53を接続する2個の接続部51が備えられている。
第一利用モジュール45は、印刷ユニット17cの後部から印刷ユニット17dの前部までの長さを有し、1ユニットの印刷ユニット分をカバーしている。
第一利用モジュール45の下部には、印刷ユニット17dの前側に相当する位置に空気配管53を接続する1個の接続部51が備えられている。
エアシャワー39は、3ユニット備えられており、それぞれ印刷ユニット17b、17c、17dの各圧胴23の中間胴27からゴム胴21へ向かう間の位置に対向して設置されている。
エアシャワー39には、圧胴23の軸線方向に延設され、圧胴23と略同じ長さを有する噴射管55と、噴射管55の圧胴23に対向する位置に長手方向に所定間隔を空けて設けられた噴射ノズル57とが備えられている。
噴射管55は、空気配管53によって集合管37に接続されている。
空気配管53の集合管37側には、遠隔操作で開閉量を調整できる調整弁59が備えられている。
集合管37は、枚葉紙11の移動方向に延在するように設けられているので、印刷紙の移動方向に分散配置されたエアシャワー39に対応することができる。
ブロア35の台数は、3ユニットのエアシャワー39におけるそれぞれの最大使用量を賄える容量を考慮して決定される。本実施形態の場合ブロア35は2台備えられている。
各ブロア35の空気供給管49の一端は、それぞれ取付部47に取り付けられている。空気供給管49が取り付けられていない取付部47は閉鎖されている。
なお、本実施形態では、第一利用モジュール45を用いているが、印刷ユニット数が増加した場合のために、第二利用モジュール61が備えられている。(図4、図5参照)
第二利用モジュール61は、空気配管53を接続する2個の接続部51を備えており、2ユニットの印刷ユニットをカバーするものである。
以上、説明した本実施形態にかかる枚葉印刷機1の動作について説明する。
まず、枚葉印刷機1の印刷動作について説明する。
給紙装置3の給紙台9に積載された厚い枚葉紙11は、給紙機構によって最上部から1枚ずつ取り出され、給紙ロール13のニップ部に供給される。
給紙ロール13によってフィーダボード15上を搬送される枚葉紙11は、フィーダボード15の下流端に設置された前当ておよび横針によって姿勢が調整される。
スインググリッパは、前当てに当接して静止した枚葉紙11を爪でくわえて加速しながら連続回転している印刷ユニット17aの中間胴25のほうに振り子運動をする。
枚葉紙11は、スインググリッパから中間胴25の爪装置にくわえ替えされ、次いで中間胴25から圧胴23へくわえ替えされる。
印刷ユニット17aでは、版胴19の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置から水を供給し、次いで刷版の画線部にインキ供給装置からインキを供給する。
これにより得られる刷版上の印刷画像がゴム胴21に転写される。
ゴム胴21に転写された印刷画像は、圧胴23によって運ばれる枚葉紙11に転写され、1色目の印刷が行われる。
印刷ユニット17aで1色目が印刷された枚葉紙11は、印刷ユニット17aの圧胴23から印刷ユニット17bの中間胴27へ受け渡され、次いで、印刷ユニット17bの圧胴23へ受け渡される。
印刷ユニット17bでは、印刷ユニット17aと同様に、版胴19で形成されゴム胴21に転写された印刷画像が圧胴23によって運ばれる枚葉紙11に転写され、2色目の印刷が行われる。
これが各印刷ユニット17c、17dで繰り返されカラー印刷される。
印刷部5で印刷された枚葉紙11は印刷ユニット17dの圧胴23からチェーングリッパ29にくわえ替えされる。チェーングリッパ29で搬送される枚葉紙11は、排紙台31の上方でくわえを外され、落下し、排紙台31上に積み上げられる。
このとき、未乾燥のインキが上側の枚葉紙11の裏に写るのを防止するため、枚葉紙11の上にパウダが噴霧される。
次に、空気利用システム33の動作について説明する。
厚い枚葉紙11は、弾力が強いので、スケルトン型の中間胴27から圧胴23に受け渡された際、自由となる紙尻が弾力によって圧胴23から跳ね上がり印刷面が中間胴27に当接してキズを生じる恐れがある。
空気利用システム33は、この枚葉紙11の跳ね上がりを抑えるものである。
印刷作業中、2台のブロア35が駆動され、ブロア35から圧縮空気が空気供給管49を介して集合管37に導入される。
集合管37に集められた空気は各空気配管53を経由して噴射管55に導入され、噴射ノズル57から圧胴23の周囲を搬送されている枚葉紙11に噴射され、枚葉紙11を圧胴23に押付ける。
このように、2台のブロア35から空気が集合管37に集められ、その空気を3箇所のエアシャワー39で利用しているので、1台のブロア35が故障しても残りの1台のブロア35によって3箇所のエアシャワー39に空気を供給することができる。
このため、エアシャワー39で最大風量を出すことはできないが、必要最小限の風量は確保できるので、印刷作業が中断されることがなく連続的に実施することができる。
また、2台のブロア35で3箇所のエアシャワー39による風量に対する余裕を持たせればよいので、1台当りの容量を小さくすることができ、ブロア35の利用効率を向上させることができる。
さらに、2台のブロワ35の内の一台を停止することによってエアシャワー39に供給する空気量を低減させることができるので、エアシャワー39の能力調整を余分な空気を排出することなくブロア35のオンオフによって制御することができる。これにより、省電力を図ることができる。これはブロア35の台数が多いほど好適である。
また、排紙側に印刷物の状態を見ながら枚葉印刷機1の運転を調整する制御部があるが、この制御部から各調整弁59を操作して各エアシャワー39へ供給する空気量を調節して所要の印刷が行なわれるようにすることができる。
さらに、供給モジュール43は給紙装置3側に配置され、かつ、ブロア35が集中して配置されているので、作業員がブロワ35に直ぐ接近でき、それらの点検作業を容易に行うことができる。
また、ブロア35を駆動するモータをインバータ化することによって一層の省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、本発明を4色刷の枚葉印刷機1に適用したものとして説明しているが、これに限定されるものではない。
例えば、図4に示されるように6ユニットの印刷ユニット17a,17b,17c,17d,17e,17fを備えた6色印刷を行なう枚葉印刷機1に本発明を適用してもよい。
この枚葉印刷機1では、集合管37は、供給モジュール43、第二利用モジュール61および第一利用モジュール45を連接し、印刷ユニット17bから印刷ユニット17fまでをカバーするように構成されている。
ブロア35は5ユニットのエアシャワー39におけるそれぞれの最大使用量を賄える容量を考慮して4台とされている。
また、図5に示されるように8ユニットの印刷ユニット17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17hを備えた8色印刷を行なう枚葉印刷機1に本発明を適用してもよい。
この場合、集合管39での圧損を考慮して、2システムの空気利用システム33が用いられている。
給紙装置3側の空気利用システム33では、集合管37は、供給モジュール43および第二利用モジュール61を連接し、印刷ユニット17bから印刷ユニット17eまでをカバーするように構成されている。
ブロア35は4ユニットのエアシャワー39におけるそれぞれの最大使用量を賄える容量を考慮して3台とされている。
排紙装置側の空気利用システム33では、集合管37は、供給モジュール43および第一利用モジュール45を連接し、印刷ユニット17fから印刷ユニット17hまでをカバーするように構成されている。
ブロア35は3ユニットのエアシャワー39におけるそれぞれの最大使用量を賄える容量を考慮して2台とされている。
このように、集合管37は、供給モジュール43と、第一利用モジュール45および/または第二利用モジュール61と、を組み合わせて形成されるので、これらの組合せを調整することによって印刷紙の移動方向に長さの異なる枚葉印刷機1に対応することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図6〜図9を用いて説明する。
本実施形態では、第一実施形態と基本的構成は同様であり、空気利用システム33にエアチャンバ63が追加された薄厚兼用の枚葉印刷機1である点が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態にかかる枚葉印刷機1では、第一実施形態の構成に加えてスケルトン型の中間胴27の移動軌跡の外側に薄紙の枚葉紙11を案内するエアチャンバ63が備えられている。
エアチャンバ63は、図6に示されるように中間胴27の移動軌跡円弧形状に曲げられた箱体である。
エアチャンバ63には、チャンバ65と、噴出穴69と、排出部73とが備えられている。チャンバ65は枚葉紙11の幅より幅広にその移動方向に延在するように構成されている。
チャンバ65,65の中間胴27側は枚葉紙11の案内面67を構成している。案内面67には、チャンバ65内の空気を枚葉紙11搬送方向上流側でかつ外側に噴出する噴出穴69が多数備えられている。
チャンバ65には、空気を供給するチャンバ空気供給管(空気供給管)71が接続されている。
チャンバ65の両側部には、噴出穴69から噴出された空気を略回収する排出部73が備えられている。
排出部73には、空気を吸引回収するチャンバ回収管75が接続されている。
集合管37は、断面が矩形状をした筒体である。集合管37の印刷ユニット17側には、集合管37と略同一形状の吸引集合管77が間隔を空けて備えられている。
集合管37は、供給モジュール79、第一利用モジュール81および第二利用モジュール83が連通して構成されている。
供給モジュール79の外側部には、ブロア35の空気供給管49を取り付ける取付部47が長手方向に間隔を空けて4箇所備えられている。
供給モジュール43の下部には、印刷ユニット17bの前側に相当する位置に空気配管53を接続する接続部51が、印刷ユニット17bの後側に相当する位置にチャンバ空気供給管71を接続する接続部85が備えられている。
第一利用モジュール81の下部には、印刷ユニット17cの前側に相当する位置に空気配管53を接続する接続部51が、印刷ユニット17cの後側に相当する位置にチャンバ空気供給管71を接続する接続部85が備えられている。
第二利用モジュール83の下部には、印刷ユニット17dの前側に相当する位置に空気配管53を接続する接続部51が、印刷ユニット17dの後側に相当する位置にチャンバ空気供給管71を接続する接続部85が備えられている。
チャンバ空気供給管71の集合管37側には、遠隔操作で開閉量を調整できる調整弁85およびサイレンサ89が備えられている。
吸引集合管77の下部には、チャンバ回収管75が接続される接続部91が備えられている。
吸引集合管77とブロア35の吸引側とは空気吸引管93によって接続されている。
空気吸引管93は吸引集合管77の下部に備えられた取付部95に接続されている。
空気吸引管93の中途に吸引された空気中に含まれるゴミ、埃、塵等を捕集するフィルタ97が介装されている。
このように構成された本実施形態にかかる枚葉印刷機1の動作について説明する。
印刷動作および厚い枚葉紙11の場合の空気利用システム33の動作については、第一実施形態と同様であるので重複した説明を省略し、薄い枚葉紙11の場合の空気利用システム33の動作について説明する。
薄い枚葉紙11を扱う場合、調整弁59を閉じエアシャワー39へ空気が供給されないようにする。
次いで、調整弁87の開度を調整してチャンバ空気供給管71を通ってチャンバ65,65に空気が供給されるようにする。
印刷作業中、2台のブロア35が駆動され、ブロア35から圧縮空気が空気供給管49を介して集合管37に導入される。
集合管37に集められた空気は各チャンバ供給管71を経由してチャンバ65に導入される。チャンバ65に導入された空気は噴出穴69から噴出され、案内面67に沿って枚葉紙搬送方向上流側かつ外側に向けて流れ、排出部73に回収される。
中間胴27の周囲を搬送されている枚葉紙11はこの案内面67に沿って流れる空気流に引き寄せられ、枚葉紙搬送方向上流側かつ外側に向けて引っ張られ、姿勢が制御され、次の圧胴23に引き渡される。
各排出部73に回収された空気は、チャンバ回収管75を通って吸引集合管77へ集められる。
吸引集合管77へ集められた空気は空気吸引管93を通って、途中フィルタ97によって塵等が除去され、ブロア35の吸引側に導入される。
また、排紙側に印刷物の状態を見ながら枚葉印刷機1の運転を調整する制御部があるが、この制御部から各調整弁87を操作して各エアチャンバ63へ供給する空気量を調節して所要の印刷が行なわれるようにすることができる。
本実施形態にかかる枚葉印刷機1についても、第一実施形態の空気利用システム33の動作のところに記載した作用、効果は同様に奏するものであるので、ここでは重複した記載を省略することとする。
また、集合管37は、供給モジュール79と、第一利用モジュール81および/または第二利用モジュール83と、を組み合わせて形成されるので、これらの組合せを調整することによって印刷紙の移動方向に長さの異なる枚葉印刷機1に対応することができることも同様である。
本発明の第一実施形態にかかる枚葉印刷機の概略構成を示す駆動側から見た正面図である。 図1のX−X断面図である。 本発明の第一実施形態にかかる空気利用システムの概略構成を示す駆動側から見た正面図である。 本発明の別の実施形態にかかる空気利用システムの概略構成を示す駆動側から見た正面図である。 本発明の別の実施形態にかかる空気利用システムの概略構成を示す駆動側から見た正面図である。 本発明の第二実施形態にかかる中間胴部分の構造を示す模式図である。 図6のY−Y断面図である。 本発明の第二実施形態にかかる空気利用システムの概略構成を示す駆動側から見た正面図である。 図8のZ−Z断面図である。
符号の説明
1 枚葉印刷機
3 給紙装置
5 印刷部
7 排紙装置
11 枚葉紙
35 ブロア
37 集合管
39 エアシャワー
47,85 取付部
49 空気供給管
51,85 接続部
59,87 調整弁
53 空気配管
63 エアチャンバ
71 チャンバ空気供給管

Claims (6)

  1. 空気を供給する空気供給管を有する複数の空気機械と、
    全ての該空気機械の前記空気供給管が接続されたタンク体と、
    それぞれ空気配管によって前記タンク体に接続され、該空気配管を通って前記タンク体から送られる空気を用いて所定作業を行う複数の空気利用手段と、が備えられていることを特徴とする印刷機。
  2. 前記タンク体は、印刷紙の移動方向に延在するように設けられた管構造とされていることを特徴とする請求項1に記載の印刷機。・
  3. 前記タンク体は、
    前記空気供給管が取付けられる複数の取付部を備えた供給モジュールと、
    前記空気配管の接続部のみを備えた所定数の利用モジュールと、を組み合わせて形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記供給モジュールには、前記空気配管の接続部が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の印刷機。
  5. 前記供給モジュールは、給紙装置側あるいは排紙装置側に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記空気配管には、開閉量が遠隔操作される調整弁が介装されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の印刷機。
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