JP2008239278A - 枚葉印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別な制御動作を行なわなくても供給開始時および供給終了時の枚葉紙搬送の不安定さを抑制でき、印刷速度の高速化に対応できる枚葉印刷機を提供する。
【解決手段】 供給される枚葉紙9を部分的に積重ねた状態で連続的に搬送するフィーダボード部17を有する給紙装置3を備えている枚葉印刷機1であって、フィーダボード部17には、枚葉紙9の搬送方向Hに沿って並置され、上部に吸引孔57を有する3個以上の吸引室43と、ファン49に接続されるとともに各吸引室とそれぞれ絞り孔51を介して接続されている下部吸引室45と、多数の貫通孔59を有し、吸引孔57を覆って搬送方向Hに周回駆動される搬送ベルト33が備えられ、絞り孔51のうち最上流側の絞り孔57の面積は他のそれと比べて大きくしていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、枚葉印刷機に関するものである。
枚葉印刷機の給紙部では、給紙台の上に積重ねられた枚葉紙が、上から順に一枚ずつ取上げられ、フィーダボードに連続的に供給される。フィーダボードでは、後続する枚葉紙が先行する枚葉紙の上流側下方に供給され、部分的に積重ねられた状態で、すなわち、瓦屋根状に重ねられて搬送される。この枚葉紙は、給紙部の下流端部分においてその位置および姿勢が調整されて印刷部に供給される。
枚葉紙は、フィーダボード部において通常その上を通って周回駆動される搬送ベルトによって搬送され、搬送中にふらついて姿勢および位置調整が不良となるのを防止するために上方から多数のゴム製のコロ(ゴムコロ)でフィーダボードへ押圧されていた。
フィーダボードの上方に、多数のゴムコロおよびそれを保持し移動させる支持部材等が存在するので、接近が難しく詰まった枚葉紙の除去、清掃作業等のメンテナンスに時間を要するし、見た目がすっきりしない。
これを解消するものとして、搬送ベルトに枚葉紙を吸引して保持させる機能を持たせたものが用いられている。これは、フィーダボードに上部が開口するとともに吸引源に接続された吸引室を設け、貫通孔を有する搬送ベルトが吸引室の上を通過するようにしたものである。
しかし、枚葉紙が搬送ベルトに存在していない場合には、吸引室は空気を空吸いすることになり、吸引力がなくなるので、供給開始時および供給終了時の数枚の枚葉紙には吸引力が作用しないこととなり、この部分の枚葉紙の挙動が不安定となる。このため、ゴムコロを無くすことができない。
供給開始時および供給終了時の数枚の枚葉紙の不安定さを抑制するものとして、吸引室を枚葉紙の搬送方向に複数に分割し、これらの分割された吸引室の吸引力を個別に調整するもの、あるいは、たとえば、特許文献1に示されるように、吸引源と大気開放との切換えを行い、吸引室の吸引力を個別に調節するもの等が提案されている。
特許第3522386号公報
しかしながら、特許文献1に示されるものは、枚葉紙の搬送を制御するために一部の吸引室で吸引源と大気開放との切替えを行っているので、この切り替えにわずかとはいえ時間が必要である。このため、枚葉紙の搬送速度が制約されることになるので、最近の印刷速度の高速化に対する制約条件となるという問題がある。
また、いずれも各吸引室の吸引力を調整するために、制御手段を必要とするので、その分コスト増加となるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、特別な制御動作を行なわなくても供給開始時および供給終了時の枚葉紙搬送の不安定さを抑制でき、印刷速度の高速化に対応できる枚葉印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる枚葉印刷機は、供給される枚葉紙を部分的に積重ねた状態で連続的に搬送する搬送部を有する給紙装置を備えている枚葉印刷機であって、前記搬送部には、前記枚葉紙の搬送方向に沿って並置され、上部に開口部を有する複数の空間部と、吸引源に接続されるとともに各前記空間部とそれぞれオリフィスを介して接続されている吸引空間と、多数の貫通孔を有し、前記開口部を覆って前記搬送方向に周回駆動される搬送ベルトと、が備えられ、前記オリフィスのうち最上流側のオリフィスの面積は他のそれと比べて大きくしていることを特徴とする。
このように、各空間部は吸引源に接続されている吸引空間にそれぞれオリフィスを介して接続されているので、開口部が大気に開放されていても吸引源が作動されていれば空間部には負圧が発生する。すなわち、吸引力が存在することになる。
また、最上流側の空間部に設けられたオリフィスは、他のオリフィスと比べて大きくしているので、最上流側の空間部が大気に開放された場合、その負圧の低下は他の空間部よりも大きくなる。一方、開口部が覆われたときに作用する吸引力は、オリフィスによる空気流への抵抗が違うため、最上流側の空間部が大きくて、下流側の空間部は小さくなる。
そして、最上流側の空間部の負圧の低下は、吸引空間の負圧を大きく低下させることになる。吸引空間の負圧が大きく低下すると、下流側の空間部の負圧も低下するので、その吸引力は小さくなるが、その低下割合はオリフィスによって抑制される。
したがって、全ての空間部が大気に開放されている状態で、搬送部に供給される最初の枚葉紙が搬送ベルトに至ると、まず、最上流部の空間部の比較的弱い吸引力によって吸引されつつ搬送ベルトの移動に伴い下流側に搬送される。
そして、枚葉紙の先端が最上流側の空間部を通過すると、枚葉紙が最上流側の空間部の開口部を覆うことになるので、最上流側の空間部の負圧が増加し、枚葉紙に対する吸引力が増加する。同時に、最上流側の空間部の負圧の増加によって吸引空間の負圧も増加するので、他の空間部の負圧が増加し、枚葉紙に対する吸引力が一層増加する。
この状態で最初の枚葉紙が搬送されている間に、2枚目の枚葉紙が最初の枚葉紙の上流側下方に供給され、部分的に積重ねられた状態とされるので、最初の枚葉紙の積重ねられた上流側部分には吸引力が作用しなくなる。こうなると最初の枚葉紙に作用する吸引力はそれ以上増加しないので、最上流側の空間部を通過すると、下流側の比較的小さな吸引力で吸引され、搬送されることとなる。
そして、2枚目の枚葉紙の搬送ベルトへの導入時には、少なくとも最上流側の空間部の開口部が覆われているので、その強い吸引力で吸引される。2枚目の枚葉紙は、最上流側の空間部で強く吸引されて搬送される間に、3枚目の枚葉紙がその上流側下方に供給され、部分的に積重ねられる。
こうなると2枚目の枚葉紙に作用する吸引力はそれ以上増加しないので、最上流側の空間部を通過すると、下流側の比較的小さな吸引力で吸引され、搬送されることとなる。
これが繰り返されることによって枚葉紙は、搬送ベルトに吸引され、所定の姿勢を保持した状態で順次搬送されて行く。
最後の枚葉紙の上流側が、最上流側の空間部の開口部を覆わない位置に至ると、この空間部は大気に開放されることになるので、負圧が大きく低下することになる。この空間部の負圧が低下すると、オリフィスの面積が大きいので、吸引空間の負圧を大きく低下させることになる。 一方、最後の枚葉紙は全面が吸引されることになるので、吸引される面積は部分的に吸引される先行する枚葉紙よりも多くなるが、最後の枚葉紙は、順次後続の空間部の開口部を覆わなくなる毎に吸引力の強さは少しずつ低下するので、搬送ベルトから出るときに作用する吸引力は先行する枚葉紙と比べて大きく相違することはない。
このように、搬送部は最初の枚葉紙から最後の枚葉紙まで連続して調整された吸引力によって搬送ベルトに保持した状態で搬送できるので、常時枚葉紙を安定した姿勢を保って搬送することができる。
また、枚葉紙の供給開始時および供給終了時において、枚葉紙の移動に伴って枚葉紙に調整された吸引力が作用するので、吸引源と大気開放との切替え、吸引力の物理的調整等の特別な制御動作を行なうことなく供給開始時および供給終了時の枚葉紙搬送の不安定さを抑制できる。
これにより、特別な制御動作のために必要な時間が不要となるので、枚葉紙の搬送速度が制約されず印刷速度の高速化に対応することができる。また、この制御動作を行なわせる制御手段が不要となる分安価に製造することができる。
また、本発明にかかる枚葉印刷機では、前記最上流側のオリフィスは、その面積の大きさが調節可能に構成されていることを特徴とする。
搬送部から送り出される枚葉紙は、下流側でその位置および姿勢が調整されて印刷部に供給されるが、その調整にあたり移動させられる必要がある。たとえば、枚葉紙の搬送方向(天地方向)における姿勢および位置の調整は、搬送される枚葉紙が位置を規制する前当てに当接してそれに整列するように移動させられることによって行われる。これは幅方向についても同様である。
ところで、たとえば、搬送ベルトで強く吸引された状態で前当てに当接すると、枚葉紙が移動しないので、枚葉紙は前当てに押し付けられて変形することになる。この変形に対する抵抗力は、枚葉紙のこし、すなわち、厚さに相関し、厚いほど大きくなるので、厚い枚葉紙ほど強い吸引力で吸引してもよいこととなる。
本発明によれば、最上流側のオリフィスは、その面積の大きさが調節可能に構成されているので、枚葉紙の強度、すなわち、厚さに対応して最上流側のオリフィスの面積を調節することができる。
供給終了時の最後の枚葉紙の上流側が、最上流側の空間部の開口部を覆わない位置に至ると、この空間部は大気に開放され負圧が大きく低下するので、吸引空間の負圧を大きく低下させ、下流側の空間部の負圧も低下する。この場合における下流側の空間部の負圧の大きさは、吸引空間の負圧の大きさ、すなわち、最上流側の空間部のオリフィスの面積によって調整できることになる。すなわち、最上流側の空間部のオリフィスの面積を大きくすれば、吸引空間の負圧の低下が大きくなるので、下流側の空間部の負圧がより小さくなり枚葉紙に対する吸引力を小さくできる。一方、この面積を小さくすれば、吸引空間の負圧の低下が小さくなるので、下流側の空間部の負圧がより大きくなり枚葉紙に対する吸引力を大きくできる。
このように、最上流側のオリフィスの面積を枚葉紙の厚さに対応して調整し、下流側の空間部の吸引力を調整できるので、最後の枚葉紙の位置および姿勢を調整する際、それが押し潰される等、変形することを抑制できる。
また、本発明にかかる枚葉印刷機では、前記空間部のうち最上流側および最下流側を除く中間部分の前記空間部は、その前記搬送方向の長さが前記枚葉紙の積重ねられていない部分の長さよりも短くなるようにされていることを特徴とする。
2枚の枚葉紙の積重ね部分では、下流側の枚葉紙が搬送ベルト面に吸引保持されていないので、浮き上がる事態が発生することがある。下流側の枚葉紙の上流側部分が浮き上がると、空間部の開口部を一部で覆わない事態が発生するので、その部分が通過している空間部の負圧が低下する恐れがある。
本発明では、空間部のうち最上流側および最下流側を除く中間部分の空間部は、その搬送方向の長さが枚葉紙の積重ねられていない部分の長さよりも短くなるようにされているので、この枚葉紙の積重ねられていない部分は常に2つの空間部に位置し、吸引されていることになる。
このため、上流側の空間部で負圧が低下する事態となったとしても、下流側の空間部によって吸引されるので、搬送部は枚葉紙を安定した姿勢で搬送することができる。
本発明によれば、各空間部は吸引源に接続されている吸引空間にそれぞれオリフィスを介して接続され、かつ、最上流側の空間部に設けられたオリフィスの面積は、他のオリフィスと比べて大きくされているので、搬送部は最初の枚葉紙から最後の枚葉紙まで連続して調整された吸引力によって搬送ベルトに保持した状態で搬送でき、常時枚葉紙を安定した姿勢を保って搬送することができる。
また、枚葉紙の供給開始時および供給終了時において、枚葉紙の移動に伴って枚葉紙に調整された吸引力が作用するので、吸引源と大気開放との切替え、吸引力の物理的調整等の特別な制御動作を行なうことなく供給開始時および供給終了時の枚葉紙搬送の不安定さを抑制できる。
これにより、特別な制御動作のために必要な時間が不要となるので、枚葉紙の搬送速度が制約されず印刷速度の高速化に対応することができる。また、この制御動作を行なわせる制御手段が不要となる分安価に製造することができる。
以下に、本発明の一実施形態にかかる枚葉印刷機1について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、枚葉印刷機1の全体概略構成を示す模式図である。図2は、給紙装置の概略構成を示す模式図である。図3は、給紙装置の下流側部分を示す平面図である。
枚葉印刷機1は、被印刷物である枚葉紙9が搬送される搬送方向Hの上流側から下流側に向けて、給紙装置3と、複数の印刷ユニット5と、排紙装置7とが備えられている。
給紙装置3には、積重ねられた枚葉紙9を載せる給紙台11と、給紙台11の上に積層された枚葉紙9を上から順に一枚ずつ取上げて供給する給紙機構13と、給紙機構13から供給される枚葉紙9を次工程に搬送する給紙ローラ部15と、枚葉紙9を一部積み重なった状態で連続的に搬送するフィーダボード部(搬送部)17と、枚葉紙9の姿勢および位置を調整して印刷部5に受け渡す見当調整部19と、が備えられている。
給紙台11は、給紙機構13が枚葉紙9と略一定の位置関係を保つように枚葉紙9の供給に対応して上動するように構成されている。
給紙機構13は、紙さばき装置21と、セパレータ23とで構成されている。
紙さばき装置21は、積重ねられた枚葉紙9の上部位置に対向した吹出口部から空気を吹付け、枚葉紙9を分離させる機能を奏する。
セパレータ23には、下部に上下方向および搬送方向Hに移動する吸引パッド25が備えられている。吸引パッド25は、最上部の枚葉紙9を吸引保持し、給紙ローラ部15へ供給する機能を奏する。
給紙ローラ部15は、回転駆動されているフィードローラ27と、フィードローラ27にタイミングを採って接離されるくわえローラ29とから構成されている。
セパレータ23からフィードローラ27へ枚葉紙9が供給されると、それと同期してくわえローラ29が下降して枚葉紙9をフィードローラ27に押し付ける。枚葉紙9はフィードローラ27の周速度でフィーダボード部17へ送り出される。
フィーダボード部17には、フィーダボード31と、搬送ベルト33とが備えられている。
フィーダボード31は、上部に枚葉紙9を案内する案内面35を有する略矩形状をした板状部材である。
フィーダボード31の幅方向における長さは、最大の枚葉紙9の幅よりも大きくされている。
フィーダボード31の幅方向における略中央位置には、下部に搬送方向Hに沿って略全長にわたり延在する中空の箱型構造をした吸引部37が備えられている。
吸引部37は、仕切板39によって上下に分割されている。
吸引部37における仕切板39の上空間は、幅方向に延在する仕切部材41によって搬送方向Hに沿って並ぶ5つの吸引室(空間部)43に分割されている。なお、吸引室43は、区別する場合には、上流側から順にサフィックス”a”、”b”、”c”、”d”、”e”を付記する。
各吸引室43の搬送方向Hにおける長さLKは、略同一とされ、搬送される枚葉紙9の上流側の枚葉紙9と重ならない部分の長さLSよりも十分小さくされている。
なお、これは一例を示しているのであって、各吸引室43の搬送方向Hにおける長さLKは略同一とする必要はなく、かつ、その数も5つにする必要はない。
ただし、フィーダボード31が搬送方向において所定以上の長さである場合、枚葉紙9を安定して搬送するためには、吸引室43aと吸引室43eとの間に1つ以上の吸引室43を設けることが好ましく、また、吸引室43aと吸引室43eの間に設けられる吸引室の搬送方向Hの長さLKは長さLSよりも小さくすることが望ましい。
例えば、吸引室を複数設けた場合、搬送方向最上流側の吸引室43aの長さは、最小紙寸法の枚葉紙9の上流側端部がフィードローラ27を出た時点で、開口部が全て覆われるようになっていることが好ましく、搬送方向最下流側の吸引室43eの長さは、最小紙寸法の枚葉紙の下流側端部が前当て71に当接するまで吸引力が作用できる長さであることが好ましい。よって、フィーダボード31が長い場合には、この吸引室43aと43eとの間にさらに吸引室を設ける(3以上の吸引室となる空間部を有する)ことが好ましい構成となる。
吸引部37における仕切板39の下空間は、単一の下部吸引室(吸引空間)45を構成している。下部吸引室45には、吸引配管47が連通するように接続されている。吸引配管47の内部には、図示しない駆動源で回転駆動されるファン(吸引源)49が備えられている。
なお、吸引源としては、ファン49ではなく、真空ポンプ、ブロワ等適宜手段を用いることができる。
仕切板39の各吸引室43に対応する位置には、各吸引室43と下部吸引室45とを連通させる絞り孔(オリフィス)51が備えられている。なお、絞り孔51は、区別する場合には、上流側から順にサフィックス”a”、”b”、”c”、”d”、”e”を付記する。
絞り孔51bないし51eは、図4に示されるように円形をし、略同一の非常に小さい面積とされている。これはオリフィス効果を大きくするためである。
絞り孔51aは、図4に示されるように矩形状とされ、絞り孔51bに比べて相当大きな面積、たとえば、数十倍とされている。
吸引室43aに対応する位置における仕切板39の上面には、図5および図6に示されるように、矩形状の閉鎖板53が上面に沿って移動可能に取付けられている。閉鎖板53には吸引室43aの外部に突出するように把手部55が設けられている。
閉鎖板53は絞り孔51aを覆うように構成されており、把手部55を動かして移動させることによって絞り孔51aの面積を調整することができる。
各吸引室43の上面を構成する案内面35には、図4に示されるように貫通した複数の吸引孔(開口部)57が備えられている。
搬送ベルト33は、吸引部37の幅方向長さと略同等の幅を有し、周面に多数の貫通孔59が形成されている。
搬送ベルト33は、駆動ガイドローラ61、下流部ガイドローラ63、下部ガイドローラ65および調整ガイドローラ67によって吸引部37の上面を覆って周回駆動されるように移動経路が形成されている。
駆動ガイドローラ61は、吸引部37の搬送方向Hにおける上流側位置に幅方向に延在するように設置され、図示しない駆動手段によって回転駆動されるように構成されている。下流部ガイドローラ63は、吸引部37の搬送方向Hにおける下流側位置に幅方向に延在するように設置されている。下部ガイドローラ65は、吸引部37の下方に設置されている。
調整ガイドローラ67は、搬送ベルト33の下部ガイドローラ65から駆動ガイドローラ61へ向かう移動経路に、この移動経路に交差する方向に移動可能に設けられ、搬送ベルト33のテンションを調節する機能を奏するものである。
見当部19には、レジスタボード69と、複数の前当て71と、一対の横針装置73とが備えられている。
レジスタボード69は、枚葉紙9の搬送路を形成するものであり、上面はフィーダボード31の上面の延長上に位置するように構成されている。
複数の前当て71は、レジスタボード69の下流側に配置されている。複数の前当て装置71は幅方向に延在する支持軸75に間隔を空けて取り付けられ、支持軸75の回転によってそれを中心にして揺動するように構成されている。
すなわち、前当て71は、図2に示されるレジスタボード69の下流側に係合して枚葉紙9の先端位置を規制する位置と、図9に示されるように枚葉紙9の搬送経路から離脱する位置との間揺動されるように構成されている。
横針装置73は、枚葉紙9の幅方向位置を規制するもので、枚葉紙9の幅方向に対向して一対設けられている。
一対の横針装置73は独立して幅方向位置が調節できるように構成されている。
見当調整部19の下流側には、図示しないスインググリッパが備えられている。
スインググリッパは、先端部に枚葉紙9をくわえる爪装置を備え、揺動するように構成されている。
スインググリッパは、レジスタボード69上に整列された枚葉紙9を爪装置でくわえ、枚葉紙9を加速して印刷部5の中間胴83に受け渡す機能を奏するものである。
印刷ユニット5は、印刷する色ごとに複数設けられている。本実施形態では、C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー)及びBL(ブラック)からなる4色の色によって印刷する4色機が示されており、4つの印刷ユニット5が設けられている。
各印刷ユニット5には、版胴77と、この版胴77に対向配置されたブランケット胴79と、このブランケット胴79に対向配置された圧胴81と、各印刷ユニット5の圧胴81間に配置される中間胴83とが備えられている。
版胴77の周囲には、図示を省略しているが、インキを供給するインキ装置と、湿し水を供給する湿し装置と、が備えられている。
版胴77は、印刷用画像が形成された刷版が外周に巻回された円筒状とされている。刷版は、印刷すべき画像毎に作成され、交換される。版胴77は、図示していないが、外周の一部の角度範囲が軸線方向に切り欠かれた状態となっており、この位置に、刷版の上流端である版頭および刷版の下流端である版尻を掴んで固定する版締め装置が設けられている。
ブランケット胴79は、版胴77の刷版上のインキを受け取り、圧胴81との間を通過する枚葉紙9に対してインキを転移する(オフセット印刷)。ブランケット胴79の外周には、弾性材料、例えばゴムで形成されたブランケットが巻回されている。
ブランケット胴79は、図示していないが、外周の一部の角度範囲が軸線方向に切り欠かれた状態となっており、この位置に、ブランケットの上流端および下流端を掴んで固定するゴム締め装置が設けられている。
ブランケット胴79は、印刷を行わない非印刷時等には、版胴77および圧胴81から離間させることができるように構成されている。
圧胴81は、ブランケット胴79に対向配置され、円筒状とされている。圧胴81は、版胴77およびブランケット胴79の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴仕立てとされている。
圧胴81の周面には、枚葉紙9の先端を保持する爪装置(図示省略)が軸線中心を挟んで2ヶ所に備えられている。圧胴81は、印刷時に枚葉紙9を介してブランケット胴79に接触し、ブランケット胴79との間に供給される枚葉紙9に対して所望の圧力を与える。これにより、ブランケット胴79上のインキを枚葉紙9上に転移させる。
中間胴83は、各印刷ユニット5の圧胴81間に設けられ、円筒状とされている。中間胴83は、給紙装置3側のものを除いて版胴77およびブランケット胴79の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴仕立てとされている。
中間胴83の周面には、枚葉紙9の先端を保持する爪装置(図示省略)が軸線中心を挟んで2ヶ所(給紙装置3側のものは1ヶ所)に備えられている。中間胴83によって、上流側の圧胴81から下流側の圧胴81へと枚葉紙9が送られる。
排紙装置7には、チェーングリッパ85と、排紙台87とが備えられている。
チェーングリッパ85は、最終の印刷ユニット5の圧胴81に隣接する位置と排紙台87の上方位置とを循環移動する一対のチェーンと、その間を連結するくわえ棒と、くわえ棒に所定間隔を空けて設置された爪装置と、を備え、圧胴81から枚葉紙9を受取って排紙台87の上方位置まで搬送するものである。
排紙台87は、上下方向に移動可能に構成され、チェーングリッパ85から排出される枚葉紙9を積層して保持する。
排紙台87は、枚葉紙9の落下距離が略一定となるように徐々に下動するように制御されている。
以上、説明した本実施形態にかかる枚葉印刷機1の動作について説明する。
枚葉紙9を供給する前に、ファン49を作動すると、下部吸引室45が負圧となる。これにより、下部吸引室45と絞り孔51で連通されている各吸引室43は大気に開放されていてもオリフィス効果によって負圧が発生する。すなわち、吸引室43は、吸引孔57および搬送ベルト33の貫通孔59を介して枚葉紙9を搬送ベルト33に吸引する吸引力を持つことになる。
なお、他の操作、特に最後の枚葉紙9の搬送状態を考慮して吸引室43aが大気に開放された場合における下流側の吸引室43e,43d等の吸引力を小さくするため、オリフィス51aの面積を大きくすることがある。こうすると、全ての吸引室43が大気に開放されている状態で作用する吸引室43aの吸引力が枚葉紙9を拘束するに十分な大きさとならないこともある。
この場合、最初の枚葉紙9が搬送ベルト33に導入される時ふらつく恐れがあるので、給紙ローラ部15が、枚葉紙9を吸引室43aを越える位置まで搬送するようにするのが望ましい。
これと、同時に駆動ガイドローラ61を作動させて搬送ベルト33を搬送方向Hに移動させる。
給紙台11が上昇し、積層された枚葉紙9の上端が所定位置に至ると、紙さばき装置21は、積層した枚葉紙9の上部に空気を吹き付け、枚葉紙9を1枚ずつに分離させる。
そして、セパレータ23は、紙さばき装置21にて分離された最上部の枚葉紙9を1枚だけ吸引パッド25で吸引保持し、搬送方向Hへ移動する。セパレータ23の移動によって枚葉紙9はフィードローラ27に送り込まれる。このタイミングに合わせてくわえローラがフィードローラ27へ接近し、フィードローラ27とで枚葉紙9を挟持する。これにより、枚葉紙9はフィードローラ27の回転によってフィーダボード31上へ移載される。
この1枚目(最初)の枚葉紙9は、吸引室43aに差し掛かると、その吸引力によって搬送ベルト33に吸引され、搬送ベルト33の移動に伴い下流側へ搬送される。
そして、枚葉紙9の先端が図7に示されるように吸引室43aを通過すると、枚葉紙9が吸引室43aの吸引孔57を覆うので、吸引室43aの負圧が増加する。これにより枚葉紙9は一層強く搬送ベルト33に吸引されることになる。
また、吸引室43aの負圧が増加すると、それと連通している下部吸引室45の負圧も増加するので、他の吸引室43の負圧が増加する。したがって、吸引室43bに差し掛かっている枚葉紙9に対する吸引力が一層増加するので、枚葉紙9は安定した姿勢を保って搬送される。
この間に、図7に示されるように2枚目の枚葉紙9がフィードローラ27によって最初の枚葉紙9の上流側下方に供給され、部分的に積重ねられた状態とされる。この2枚目の枚葉紙9が吸引室43aに差し掛かると、強くなった吸引室43aの吸引力によって搬送ベルト33へ吸引される。
一方、最初の枚葉紙9における2枚目の枚葉紙9が積重ねられた上流側部分には吸引力が作用しなくなる。
2枚目の枚葉紙9が吸引室43aを通過すると、最初の枚葉紙9に吸引室43aの吸引力が作用しなくなるので、最初の枚葉紙9は吸引室43b以降の比較的小さな吸引力で吸引され、搬送されることとなる。
そして、2枚目の枚葉紙が、吸引室43aで強く吸引されて搬送される間に、図8に示されるように3枚目の枚葉紙9がフィードローラ27によってその上流側下方に供給され、部分的に積重ねられる。
3枚目の枚葉紙9が吸引室43aを通過すると、2枚目の枚葉紙9に吸引室43aの吸引力が作用しなくなるので、2枚目の枚葉紙9は吸引室43b以降の比較的小さな吸引力で吸引され、搬送されることとなる。
これが繰り返されることによって枚葉紙9は、搬送ベルト33に吸引され、所定の姿勢を保持した状態で順次搬送されて行く。
このとき、2枚の枚葉紙9の積重ね部分では、下流側の枚葉紙9が搬送ベルト33面に吸引保持されていないので、浮き上がる事態が発生することがある。下流側の枚葉紙9の上流側部分が浮き上がると、吸引室43の吸引孔57が枚葉紙9で覆われない事態が発生するので、その部分が通過している吸引室43の負圧が低下する恐れがある。
本実施形態では、吸引室43の搬送方向Hにおける長さLKは、枚葉紙9の積重ねられていない部分の長さLSよりも短くなるようにされているので、この枚葉紙9の積重ねられていない部分は常に2つの吸引室43に位置し、それらによって吸引されていることになる。
このため、複数の吸引室が隣接しているところを枚葉紙9が搬送される場合、たとえ上流側の吸引室43で負圧が低下する事態となったとしても、下流側の吸引室43によって吸引されるので、フィーダボード部17は枚葉紙9を安定した姿勢で搬送することができる。
このようにして搬送ベルト33で搬送されている枚葉紙9は、その先端部が見当調整部19のレジスタボード69に移動し、前当て71に当接し、搬送方向H(天地方向)の姿勢と位置が調整される。また、横針装置73によって幅方向の姿勢と位置が調整される。
このとき、調整されている枚葉紙9の上流側部分は、搬送ベルト33上に位置されているが、積重ねられている下の紙で搬送ベルト33が覆われているため、吸着力は発生しない。このため、前当て71および横針装置73によって容易に移動させられるので、姿勢および位置を調整することができる。
そして、見当調整部19で姿勢および位置が調整された枚葉紙9は、図示しないスインググリッパによって加速されながら印刷ユニット5の中間胴83に供給される。中間胴83に供給された枚葉紙9は、圧胴81にくわえ替えされ、これを繰り返して印刷ユニット5を通って下流側へ順次搬送される。
各印刷ユニット5では、版胴77の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置から水が供給され、次いで刷版の画線部にインキ供給装置からインキが供給される。
これにより得られる刷版上の印刷画像がブランケット胴79に転写される。
ブランケット胴79に転写された印刷画像は、圧胴81によって運ばれる枚葉紙9に転写され、1色の印刷が行われる。
これが各印刷ユニット5で繰り返されカラー印刷される。
カラー印刷された枚葉紙9は最後の印刷ユニット5の圧胴81からチェーングリッパ85の爪装置にくわえ替えされる。
チェーングリッパ85で搬送される枚葉紙9は、排紙台87の上方でくわえを外され、落下し、排紙台87上に積み上げられる。
このとき、未乾燥のインキが上側の枚葉紙9の裏に写るのを防止するため、枚葉紙9の上にパウダが噴霧される。
最後の枚葉紙9の上流側が、図9に示されるように吸引室43aの吸引孔57を覆わない位置に至ると、吸引室43aは大気に開放されることになるので、負圧が大きく低下することになる。
吸引室43aの負圧が低下すると、絞り孔51aの面積が大きいので、下部吸引室45の負圧を大きく低下させることになる。
一方、最後の枚葉紙9は、図9に示されるように全面が搬送ベルト33に吸引されることになるので、吸引される面積は部分的に吸引される先行する枚葉紙9よりも多くなる。
しかし、最後の枚葉紙9に作用する吸引力は、その上流端が吸引室43aの吸引孔57を覆わなくなると大きく減少する。次いで吸引室43bの吸引孔57を覆わなくなると、さらに減少し、これが以降の吸引室43c,43dを通過する毎に少しずつ減少する。
たとえば、図10に示されるような枚葉紙9では、搬送ベルト33から出るときに作用する吸引力は吸引室43eによるものだけであり、吸引室43aから吸引室43dまでが大気に解放されているので、下部吸引室45の負圧は相当低下しているため、大きなものにはならない。
このように、枚葉紙9を移動させるために、搬送ベルト33の下流側の吸引力は、枚葉紙9が安定した姿勢で搬送されるとともに枚葉紙9を移動させる強い外力が作用した場合には、容易に移動されられる大きさになるようにされている。
ところで、たとえば、搬送ベルト33で強く吸引された状態で前当て71に当接すると、枚葉紙9が移動しないので、枚葉紙9は前当て71に押し付けられて変形することになる。この変形に対する抵抗力は、枚葉紙9のこし、すなわち、厚さに相関し、厚いほど大きくなる。
すなわち、厚い枚葉紙9ほど強い吸引力で吸引してもよいこととなる。
本実施形態では、把手部55を手動で移動させ、閉鎖板53を移動させることによって、絞り孔51aの面積を調整することができるので、枚葉紙9の強度、すなわち、厚さに対応して絞り孔51aの面積を調節することができる。
最後の枚葉紙9の上流側が、吸引室43aの吸引孔57を覆わない位置に至ると、吸引室43aは大気に開放され負圧が大きく低下するので、下部吸引室45の負圧を大きく低下させ、下流側の吸引室43の負圧も低下する。この場合における下流側の吸引室43の負圧の大きさは、下部吸引室45の負圧の大きさ、すなわち、吸引室43aの絞り孔51aの面積によって調整できることになる。
すなわち、吸引室43aの絞り孔51aの面積を大きくすれば、下部吸引室45の負圧の低下が大きくなるので、下流側の吸引室43の負圧がより小さくなり最後の枚葉紙9に対する吸引力を小さくできる。
一方、この面積を小さくすれば、下部吸引室45の負圧の低下が小さくなるので、下流側の吸引室43の負圧がより大きくなり最後の枚葉紙9に対する吸引力を大きくできる。
このように、絞り孔51aの面積を枚葉紙9の厚さに対応して調整し、下流側の吸引室43の吸引力を調整できるので、最後の枚葉紙9の位置および姿勢を調整する際、それが押し潰される等、変形することを抑制することができる。
このように、フィーダボード部17は最初の枚葉紙9から最後の枚葉紙9まで連続して調整された吸引力によって搬送ベルト33に保持した状態で搬送できるので、常時枚葉紙9を安定した姿勢を保って搬送することができる。
また、枚葉紙9の供給開始時および供給終了時において、枚葉紙9の移動に伴って自動的に枚葉紙9に調整された吸引力が作用するので、吸引源と大気開放との切替え、吸引力の物理的調整等の特別な制御動作を行なうことなく供給開始時および供給終了時の枚葉紙9の搬送の不安定さを抑制できる。
これにより、特別な制御動作のために必要な時間が不要となるので、枚葉紙9の搬送速度が制約されず印刷速度の高速化、すなわち、枚葉紙9の搬送の高速化に対応することができる。
また、この制御動作を行なわせる制御手段が不要となる分安価に製造することができる。
さらに、フィーダボード部17では、枚葉紙9の姿勢を安定にするために、上方から枚葉紙9を押える部材を備える必要がなくなるので、フィーダボード部17の上部構造が簡素となり、枚葉紙9の供給状態を十分に観察することができる。
また、これにより、フィーダボード31等に接近し易くなるので、メンテナンス作業が容易となるし、見栄えが向上する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の一実施形態にかかる枚葉印刷機の全体概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる給紙部の下流部の概略構造を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかるフィーダボード部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかるフィーダボードの一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる吸引室の一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる吸引室の一部を示す平面図である。 本発明の一実施例にかかるフィーダボード部の挙動を示す模式図である。 本発明の一実施例にかかるフィーダボード部の挙動を示す模式図である。 本発明の一実施例にかかるフィーダボード部の挙動を示す模式図である。 本発明の一実施例にかかるフィーダボード部の挙動を示す模式図である。
符号の説明
1 枚葉印刷機
3 給紙装置
9 枚葉紙
17 フィーダボード部
33 搬送ベルト
43 吸引室
45 下部吸引室
49 ファン
51 絞り孔
57 吸引孔
59 貫通孔
H 搬送方向
LK 長さ(枚葉紙の積重ねられていない部分)
LS 長さ(吸引室の搬送方向)

Claims (3)

  1. 供給される枚葉紙を部分的に積重ねた状態で連続的に搬送する搬送部を有する給紙装置を備えている枚葉印刷機であって、
    前記搬送部には、
    前記枚葉紙の搬送方向に沿って並置され、上部に開口部を有する複数の空間部と、
    吸引源に接続されるとともに各前記空間部とそれぞれオリフィスを介して接続されている吸引空間と、
    多数の貫通孔を有し、前記開口部を覆って前記搬送方向に周回駆動される搬送ベルトと、が備えられ、
    前記オリフィスのうち最上流側のオリフィスの面積は他のそれと比べて大きくしていることを特徴とする枚葉印刷機。
  2. 前記最上流側のオリフィスは、その面積の大きさが調節可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載された枚葉印刷機。
  3. 前記空間部のうち最上流側および最下流側を除く中間部分の前記空間部は、その前記搬送方向の長さが前記枚葉紙の積重ねられていない部分の長さよりも短くなるようにされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された枚葉印刷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101870416B (zh) * 2009-04-23 2012-11-28 株式会社东芝 纸张类取出装置

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