JP2007227144A - 放電ランプおよびその製造方法 - Google Patents

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【課題】本発明は、放電ランプのガラス管の内壁面に蛍光体層を形成するにあたって、ガラス管の内壁面と蛍光体層との良好な接着強度を確保することにある。
【解決手段】放電ランプのガラス管2の内壁面3に凸状ガラス構造物5を形成することによって、ガラス管2の実質上の内壁面を、夫々の凸状ガラス構造物5の表面と該凸状ガラス構造物5が形成された部分以外の面とで構成する面とした。その結果、ガラス管の内壁面と該内壁面に形成される蛍光体層との接触面積が増大して両者間の接着強度が強化された。
【選択図】図2

Description

本発明は、放電ランプおよびその製造方法に関するものであり、詳しくはガラス管内壁面に蛍光体層を具備した放電ランプおよびその製造方法に関する。
熱陰極管や冷陰極管等の放電ランプは、両端に電極が設けられたガラス管の内壁に一様に蛍光体が塗布されており、ガラス管内に適量の水銀(Hg)とアルゴン(Ar)あるいはネオン(Ne)等の不活性ガスが数十Torrの圧力で封入されている。
上記放電ランプの発光原理は、外部から両端間に電界を印加すると気体中に存する初期電子が加速され、ガラス管内に封入された水銀の気体原子および不活性ガスに衝突して励起し電離させて電子を発生させるといった連鎖反応を起こしてグロー放電が開始される。また、電子が衝突した水銀原子は励起されて紫外線(λp=253.7nm)を放出し、この紫外線がガラス管の内壁に一様に塗布された蛍光体を励起して可視光に変換され、外部に放出される。というものである。
ところで、上述のようにガラス管の内壁に形成される蛍光体層は、蛍光体に該蛍光体をガラス管に接着するための結着剤を混入させた蛍光体スラリーをガラス管の内壁に塗布し、乾燥させることによって実現される。
その場合、結着剤には一般的に、粒径約1.0μm以下のピロリン酸カルシウム(Ca)等を用いた微粒子型と、粒径約2.0μm以下のホウ酸(B)を主成分とした低融点型があり、夫々単独にあるいは両者を混合して用いられる。
前者の微粒子型は蛍光体の粒子の隙間を埋めた結着剤により、後者の低融点型は乾燥時の熱処理で軟化した結着剤の表面により、夫々蛍光体同士あるいは蛍光体とガラスを接着するものである。
特に、前者の微粒子型については、図3に示すような方法が提案されている。それは、平均粒径が3〜10μmの蛍光体粉体30と、平均粒径が蛍光体粉体30の平均粒径の1/3以下の無機粉体(例えば、ピロリン酸カルシウム(Ca)粉体)31を混合した蛍光体ペーストを隔壁32表面に塗布し、焼成処理を施して蛍光体層33を得るものである。
すると、蛍光体層33の蛍光体粉体30の相互間の比較的大きな隙間に、付着力が重力に比較して極めて大きい無機粉体31が入り込んで埋め尽くし、蛍光体粉体30と無機粉体31の相互間、および蛍光体粉体30と無機粉体31からなる面と隔壁32面との間、の夫々に作用する分子間力によって接着強度が強い蛍光体層33を隔壁32面に形成することができる、というものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−87025号公報
ところで、上記微粒子型の発光装置は、蛍光体粉体30と無機粉体31からなる面と隔壁32面との間に作用する分子間力によって接着強度が強められるものであるが、蛍光体粉体30と無機粉体31からなる面と接触する隔壁32面の表面積は隔壁32面の大きさによって規定されるものであり、それ以上の接着強度を得ることは困難である。また、蛍光体粉体30の粒径が大きくなるにつれて接着強度が極端に低下するという問題を有している。
その場合、隔壁32面に対して蛍光体層33の接着強度が不十分であると、製造工程において蛍光体層33が隔壁32面から剥離する等の問題が生じることになる。
その対策として、蛍光体粉体30に対する無機粉体31の混合比を高めて接着力を強化することが考えられるが、結着剤となる無機粉体31の量が増加すると接着強度は向上するものの、結着剤が光学特性に影響を与えるために光学特性の劣化を招くことになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、放電ランプのガラス管の内壁面に蛍光体層を形成するにあたって、ガラス管の内壁面と蛍光体層との良好な接着強度を確保することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、ガラス管の少なくとも両端に電極を配設し、前記ガラス管の内壁面に蛍光体層を設けた放電ランプの製造方法であって、前記ガラス管の内面にガラススラリーを塗布して焼成することによって凸状ガラス構造物を形成する工程と、前記凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とで構成されるガラス管の内壁面に前記蛍光体層を形成する工程とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記ガラススラリーには粉末ガラスが含まれており、該粉末ガラスは前記焼成温度よりも低い融点を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1において、前記ガラススラリーには粉末ガラスが含まれており、該粉末ガラスは前記焼成温度よりも低い融点を有する粉末ガラスと、前記焼成温度よりも高い融点を有する粉末ガラスの混合であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記凸状ガラス構造物は、大きさが5〜60μmであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、ガラス管の少なくとも両端に電極を配設し、前記ガラス管の内壁面に蛍光体層を設けた放電ランプであって、前記ガラス管の内面に形成された凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とで構成されるガラス管の内壁面に前記蛍光体層が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載された発明は、請求項5において、前記凸状ガラス構造物は、大きさが5〜60μmであることを特徴とするものである。
本発明は、放電ランプのガラス管の内面に凸状ガラス構造物を形成することによって、凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とでガラス管の内壁面を構成し、該内壁面に蛍光体層を形成した。その結果、ガラス管の内壁面と該内壁面に形成される蛍光体層との接触面積が増大して両者間の接着強度が強化された。
放電ランプのガラス管の内壁面に蛍光体層を形成するにあたって、ガラス管の内壁面と蛍光体層との良好な接着強度を確保するこという目的を、放電ランプのガラス管の内面に凸状ガラス構造物を形成することによって、凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とでガラス管の内壁面を構成し、該内壁面に蛍光体層を形成することによって実現した。
以下、この発明の好適な実施例を図1および図2を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施例に限られるものではない。
本発明の放電ランプの製造方法に係わる実施例1は、
まず、溶媒の酢酸ブチルにニトロセルロースを溶解した1.0wt%ニトロセルロースバインダーにZnO、B、SiOを主成分とする平均粒径が5.2μmで軟化点が630℃の粉末ガラスGP−014(日本電気硝子株式会社製)を30wt%混入し、これを回転台で4〜5日間攪拌・分散攪拌することによってガラススラリーを調整する。
次に、このガラススラリーを内径2mm、外形3mm、長さ340mmのガラス管の内壁に塗布し、その後、約60%酸素雰囲気下、650℃の温度で1分間熱処理して焼成する。
すると、熱処理前にガラス管内壁に粒子状に存在していた粉末ガラスが熱処理で焼成されて溶融し、ガラス管内壁に溶着されて粒子状あるいは凸状に変形した構造物を形成する。このときの凸状の構造物の大きさは、粉末ガラス粒子の溶融による凝集等もあるために5〜20μmとなった。
発明者は、粉末ガラス濃度を夫々10wt%、20wt%および30wt%とした3種類のガラススラリーを調整し、夫々のガラススラリーについて上記工程によってガラス管壁面に凸状ガラス構造物を形成する実験を試みた。
その結果、粉末ガラス濃度が30wt%のガラススラリーを使用した場合が、ガラス管内壁全面に亘って最も均一に凸状ガラス構造物を形成できることが確認できた。粉末ガラス濃度が30wt%よりも高くなると、ガラススラリー中での粉末ガラスの分散性が悪くなり、ガラス管内壁に形成する凸状ガラス構造物の均一性が損なわれることもわかった。
次に、凸状ガラス構造物が形成されたガラス管の内壁に、紫外線で励起されて夫々赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の色調の光を放出する3種類の蛍光体と結着剤とを混入したRGB蛍光体スラリーを塗布し、その後、650℃の温度で1分間熱処理して焼成する。
この場合、RGB蛍光体スラリーの焼成温度はガラススラリーの焼成温度と同一であるため、ガラス管内壁に先に形成されている凸状ガラス構造物はRGB蛍光体スラリーの焼成時に再溶融して蛍光体と接着することになる。
図1は上記製造工程を経て作成された放電ランプの側面図、図2は図1のA部詳細図である。なお図1および図2は同時に後述の実施例2を示す図でもある。また、全ての実施例において、放電ランプは冷陰極放電ランプを示している。
図1より、放電ランプ1のガラス管2の内壁面3に蛍光体層4が形成されている。ガラス管2の内壁面3および蛍光体層4を更に詳細に示した図2より、ガラス管2の内壁面3には凸状ガラス構造物5が形成されており、厳密にいうとガラス管2の実質上の内壁面は、夫々の凸状ガラス構造物5の表面と該凸状ガラス構造物5が形成された部分以外の面とで構成された面からなっている。
従って、上記製造工程を経て作成された放電ランプのような凸状ガラス構造物5が形成された実質上のガラス管内壁面は、従来の放電ランプのような凸状ガラス構造物5が形成されていないガラス管内壁面3と比較して表面積が極めて大きくなっている。
そのような表面積が拡大された実質上のガラス管内壁面に結着剤6を混入した蛍光体7を塗布して蛍光体層4を形成すると、従来の放電ランプと比較して実質上のガラス管内壁面と蛍光体層4との接触面積が極めて大きくなり、両者の間の接着強度が著しく強化されることは明らかである。
以下、上記製造工程を経て作成された放電ランプの、凸状ガラス構造物が形成されたガラス管内壁面と蛍光体層との接着強度の評価試験方法および評価結果について説明する。
評価試験方法は、放電ランプを幅6mm、長さ300mm、深さ10mmの箱型ケースに収容し、両端をケースの側板部に固定する。そして、放電ランプの長手方向中心上方の長手方向中心線から100mm離れた位置にエアガンのノズル噴射口を設け、窒素ガスを3.5Kgの吐出圧力で30秒間放電ランプに吹き付ける。
すると、ケース内に収容された放電ランプが窒素ガスの風圧を受けて振動・衝突するため、試験後のガラス管内壁に対する蛍光体層の剥離の有無を観察することによって接着強度を評価することができる。
そこで、本実施例の放電ランプと、ガラス管内壁に凸状ガラス構造物を形成しない従来の放電ランプを夫々5本づつ評価試験に投入した結果、従来の放電ランプには5本全てにガラス管内壁面と蛍光体層の剥離が確認されたが、本実施例の放電ランプには全く剥離が確認されなかった。
次に、本実施例の放電ランプの光学特性を測定した。その結果、光束については従来の放電ランプと同等の153lm(ランプ電流6mA)が確保できることが確認できた。
以上より、上記製造工程を経て作成された放電ランプは、良好な信頼性を有すると共に、放電・発光とも良好な特性を示すことが確認できた。
本発明に係わる実施例2では、粉末ガラスとしてZnO、Bを主成分とする平均粒径が2.2μmで軟化点が595℃の粉末ガラスASF1495(旭硝子株式会社製)とZnO、B、SiOを主成分とする平均粒径が25.0μmで軟化点が657℃の粉末ガラスASF1620M(旭硝子株式会社製)の等重量混合物を使用した。
なお、この混合粉末ガラスは上記実施例1と同様に、溶媒の酢酸ブチルにニトロセルロースを溶解した1.0wt%ニトロセルロースバインダーに30wt%混入し、これを回転台で4〜5日間攪拌・分散攪拌することによってガラススラリーを調整する。
次に、このガラススラリーを内径2mm、外形3mm、長さ340mmのガラス管の内壁に塗布し、その後、約60%酸素雰囲気下、650℃の温度で1分間熱処理して焼成する。
すると、粉末ガラスASF1495はASF1620Mよりも粒径が小さく軟化点が焼成温度よりも低いために、熱処理前にガラス管内壁に粒子状に存在していたものが熱処理で焼成されて溶融し、一方、粉末ガラスASF1620MはASF1495よりも粒径が大きく軟化点が焼成温度よりも高いために、溶解することなく焼成前の形状を維持する。
よって、この場合、ASF1620Mがガラス管内壁に形成される凸状ガラス構造物の支柱となり、ASF1495が支柱を支える結着剤と共に凸状ガラス構造物の形状を滑らかにする平滑化剤の役目を担っている。このときの凸状の構造物の大きさは、粉末ガラス粒子の凝集等もあるために10〜60μmとなった。
なお、蛍光体塗布以降の工程は上記実施例1の放電ランプを作成する工程と同一であるので説明は省略する。
本実施例の放電ランプ5本を上記実施例1と同様の手法で評価試験した結果、ガラス管内壁面と蛍光体層との剥離は全く確認されなかった。光束についても従来の放電ランプと同等の値が確保できることが確認できた。
つまり、上記製造工程を経て作成された本実施例の放電ランプも、上記実施例1の放電ランプと同様な信頼性および光学特性を有することが確認できた。
本発明に係わる実施例3は、上記実施例1とほぼ同様の条件下で作成したものであり、異なるところは、結着剤を混入しないRGB蛍光体スラリーを使用したことのみである。本実施例においても5本の放電ランプを作成し、従来の放電ランプ5本と共に評価試験に投入した。
評価試験方法は、上記実施例1および実施例2とほぼ同様の手法で行なったが、異なるところは、放電ランプに対する窒素ガスの吹き付け時間を10秒にしたことのみである。
そこで、評価試験後の結果は、従来の放電ランプの3本にガラス管内壁面と蛍光体層との剥離が確認され、本実施例の放電ランプの2本に剥離が確認された。
また、光学特性については、従来の放電ランプの光束が158lm(ランプ電流6mA)であるのに対し、本実施例の放電ランプの光束は160lm(ランプ電流6mA)であった。
以上より、ガラス管内壁面と蛍光体層の接着強度に関しては、本実施例の放電ランプは従来の放電ランプと同等の性能を有しており、光学特性に関しては、従来の放電ランプと比較して光束が約1%以上向上していることがわかる。これは、結着剤を混入しないRGB蛍光体スラリーを使用したことによって光学特性に影響を与える要因が取り除かれた結果であると考えられる。
なお、実施例1〜実施例3において、蛍光体スラリーは必ずしも(R)、(G)、(B)全ての蛍光体を含む必要はなく、所望する放電ランプの発光色を得るために単独あるいは2種類以上の組み合わせでもよい。
以上説明したように、本発明の放電ランプは、放電ランプのガラス管内壁面に凸状ガラス構造物を形成して内壁面の実質上の表面積を増やし、該内壁面上に形成された結着剤を混入した蛍光体層との接触面積を大きくするようにした。
その結果、ガラス管内壁に凸状ガラス構造物を形成しない従来の放電ランプと同等の光束を確保でき、且つ従来の放電ランプと比較してガラス内壁面と蛍光体層との接着強度を強化して信頼性を向上させた放電ランプを実現することができる。
また、放電ランプのガラス管内壁面に凸状ガラス構造物を形成して内壁面の実質上の表面積を増やし、該内壁面上に形成された結着剤を混入しない蛍光体層との接触面積を大きくするようにした。
その結果、ガラス管内壁に凸状ガラス構造物を形成しない従来の放電ランプと同等のガラス内壁面と蛍光体層との接着強度を確保でき、且つ従来の放電ランプと比較して光束を増加させて光学特性を向上させた放電ランプを実現することができる。などの優れた効果を奏するものである。
本発明に係わる実施例1および実施例2の放電ランプの側面図である。 図1のA部詳細図である。 従来の放電ランプの部分断面図である。
符号の説明
1 放電ランプ
2 ガラス管
3 内壁面
4 蛍光体層
5 凸状ガラス構造物
6 結着剤
7 蛍光体

Claims (6)

  1. ガラス管の少なくとも両端に電極を配設し、前記ガラス管の内壁面に蛍光体層を設けた放電ランプの製造方法であって、前記ガラス管の内面にガラススラリーを塗布して焼成することによって凸状ガラス構造物を形成する工程と、前記凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とで構成されるガラス管の内壁面に前記蛍光体層を形成する工程とを備えたことを特徴とする放電ランプの製造方法。
  2. 前記ガラススラリーには粉末ガラスが含まれており、該粉末ガラスは前記焼成温度よりも低い融点を有することを特徴とする請求項1に記載の放電ランプの製造方法。
  3. 前記ガラススラリーには粉末ガラスが含まれており、該粉末ガラスは前記焼成温度よりも低い融点を有する粉末ガラスと、前記焼成温度よりも高い融点を有する粉末ガラスの混合であることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプの製造方法。
  4. 前記凸状ガラス構造物は、大きさが5〜60μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の放電ランプの製造方法。
  5. ガラス管の少なくとも両端に電極を配設し、前記ガラス管の内壁面に蛍光体層を設けた放電ランプであって、前記ガラス管の内面に形成された凸状ガラス構造物の表面と該凸状ガラス構造物が形成された部分以外の前記内面とで構成されるガラス管の内壁面に前記蛍光体層が形成されていることを特徴とする放電ランプ。
  6. 前記凸状ガラス構造物は、大きさが5〜60μmであることを特徴とする請求項5に記載の放電ランプ。
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