JP2007227044A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理容器底面が凸状態に反っている場合や調理容器底面の厚みが薄い場合でも過加熱を防止でき効率的に加熱ができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】調理容器1と、トッププレート2と、加熱コイル3と、赤外線センサ4と、赤外線センサ4の出力に基づき加熱電力量を制御する加熱制御部11とを備え、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第1の所定時間以内のときは、赤外線センサ4の出力が第1の所定出力に到達した後、第2の所定時間経過後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、再度赤外線センサ4の出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサ4の出力が第1の所定出力より低下すれば続けて第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした。これによって、過加熱防止と効率的加熱ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理容器の過加熱防止が可能な誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器としては、調理容器を載置するトッププレートの下面位置の温度を温度検知手段で検知し、加熱開始による温度勾配をみて加熱のON/OFF制御をするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−33881号公報
しかしながら、前記従来の構成では、温度検知手段はトッププレートの下面位置の温度を検出する構成であるため、温度を検出している位置での調理容器の底面とトッププレートの隙間の大きさが調理容器温度と温度検知手段の検知温度の関係に大きな影響を及ぼす。すなわち、調理容器の底が凸状態に反っていて調理容器底面とトッププレートの隙間が大きくなると、調理容器温度がトッププレートに伝わりにくくなるため、調理容器が空焼きなどで負荷が小さい状態であっても、温度勾配は小さくなりあたかも負荷が大きいと間違った判断をしてしまい、調理容器が高温になってしまうという課題を有していた。また、調理容器の底の厚みが薄い場合には、調理容器底面の温度が急激に上昇するため、トッププレート下面に熱が伝わるのに時間を要し、トッププレートの温度を検出することでは時間的に追従できないため、温度勾配が大きく負荷が小さいと正しく判断しても手遅れとなり、調理容器底面が高温になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理容器底面が凸状態に反っている場合や調理容器底面の厚みが薄い場合でも過加熱を防止でき効率的に加熱ができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、調理物を収容する調理容器と、前記調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器から放射された赤外線を検出する赤外線センサと、赤外線センサの出力に基づいて加熱コイルの高周波電流を制御して前記調理容器の加熱電力量を制御する加熱制御部とを備え、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第1の所定時間以内のときは、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達した後、第2の所定時間経過後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、再度赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば続けて第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成としたものである。
これによって、調理容器底面が発する赤外線を検出することにより直接調理容器底面の温度を検知できるため、調理容器底面が凸状態に反っていてトッププレートの間に隙間があっても、また調理容器底面の厚みが薄い場合であっても時間的な遅れが発生せず正確に調理容器底面の温度を検知できる。この検知された温度に基づき、第1の加熱電力量で加熱時の調理容器の温度が所定温度に到達する時間が第1の所定時間以内のときはすぐに加熱を停止し、第2の所定時間経過した後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば第2の加熱電力量で加熱することを繰り返すため、空焼きなど負荷が小さい状態で加熱しても調理容器が過加熱になるのを防止でき効率的に加熱ができる。
本発明の誘導加熱調理器は、調理容器底面が凸状態に反っている場合や調理容器底面の厚みが薄い場合でも過加熱を防止でき効率的に加熱ができる。
第1の発明は、調理物を収容する調理容器と、前記調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器から放射された赤外線を検出する赤外線センサと、赤外線センサの出力に基づいて加熱コイルの高周波電流を制御して前記調理容器の加熱電力量を制御する加熱制御部とを備え、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第1の所定時間以内のときは、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達した後、第2の所定時間経過後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、再度赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば続けて第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした誘導加熱調理器とするものである。これによって、調理容器底面が発する赤外線を検出することにより直接調理容器底面の温度を検知できるため、調理容器底面が凸状態に反っていてトッププレートの間に隙間があっても、また調理容器底面の厚みが薄い場合であっても時間的な遅れが発生せず正確に調理容器底面の温度を検知できる。この検知された温度に基づき、第1の加熱電力量で加熱時の調理容器の温度が所定温度に到達する時間が第1の所定時間以内のときはすぐに加熱を停止し、第2の所定時間経過した後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば第2の加熱電力量で加熱することを繰り返すため、空焼きなど負荷が小さい状態で加熱しても調理容器が過加熱になるのを防止でき効率的に加熱ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が、第1の所定時間を越えるときは、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力より高い第2の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第2の所定出力より低下すれば第1の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成としたものである。これによって、調理容器内に多くの調理物(食材)があり負荷量が大きい場合には第1の加熱電力量のままで加熱するとともに赤外線センサの第1の所定出力より高い第2の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第2の所定出力より低下すれば第1の加熱電力量で加熱することを繰り返すので、調理容器内の調理物を十分加熱することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、第2の加熱電力量での加熱と停止を繰り返しているとき、第2の加熱電力量で加熱開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第3の所定時間を越えるときは第1の加熱電力量に変更し、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力より高い第2の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第2の所定出力より低下すれば第1の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成としたものである。これによって、肉じゃがなどの調理をするとき調理容器に少量の油のみを入れて加熱し調理容器が200℃を越えるぐらいまで予熱した後に、肉、玉ねぎなどを投入し炒めるという手順で行うが、油のみを入れて加熱する予熱工程では負荷が小さいため第2の加熱電力量で加熱することにより過加熱を防止するとともに、肉、玉ねぎなどを投入し炒める工程では負荷が大きいため第1の加熱電力量で加熱することにより、強い火力で炒めることが可能になる。
第4の発明は、特に、第2の発明において、第1の加熱電力量での加熱と停止を繰り返しているとき、第1の加熱電力で加熱開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第4の所定時間以内のときは加熱電力量を第2の加熱電力量に変更し、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成としたものである。これによって、調理容器内に調理物が投入されている状態で加熱する場合には、負荷が大きいため第1の加熱電力量で加熱を開始したとき赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達する時間は第1の所定時間を越えることが多い。このため、第1の加熱電力量で加熱する。しかし、調理物を取出した後は負荷が小さくなるため、第1の加熱電力量のままでは過加熱になる恐れがあるが、第2の加熱電力量にすることにより過加熱を防止できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、赤外線センサは加熱コイルの半径方向の途中に設ける構成としたことにより、高周波磁界が強い位置であるため、調理容器底面のほぼ最高温度を検出でき、この温度に基づき加熱電力量を制御するため、調理容器底面の温度を赤外線センサ検出位置の温度より低くすることができ過加熱を防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器を示している。
図1に示すように、本実施の形態における誘導加熱調理器は、調理物(食材)を収容する調理容器1と、調理容器1を載置するトッププレート2と、トッププレート2の下部に位置し調理容器1を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイル3と、トッププレート2を介して調理容器1から放射された赤外線を検出する赤外線センサ4と、赤外線センサ4の出力に基づいて加熱コイル3の高周波電流を制御して調理容器1の加熱電力量を制御する加熱制御部11とを備えている。
加熱コイル3は同心円状に2分割されており、内側と外側のコイル間には隙間が設けられている。赤外線センサ4は、加熱コイル3の内側と外側のコイルの隙間に設けられ、調理容器1の半径方向の途中温度に応じた出力を得ている。すなわち、赤外線センサ4は高周波磁界の強い位置にあり、調理容器1の発熱が大きく調理容器底面のほぼ最高温度を検出することができるようになっている。
また、商用電源5は整流平滑部6に入力される。整流平滑部6はブリッジダイオードで構成される全波整流器とその直流出力端子間にチョークコイルと平滑コンデンサで構成されるローパスフィルタが接続される。整流平滑部6の出力にはインバータ回路7が接続され、インバータ回路7に加熱コイル3が接続される。インバータ回路7と加熱コイル3は高周波インバータを構成する。インバータ回路7には、スイッチング素子8(本実施の形態ではIGBT)が設けられ、ダイオード9がスイッチング素子8に逆並列に接続され、加熱コイル3には並列に共振コンデンサ10が接続されている。加熱制御部11は、加熱開始キー14と加熱停止キー15が配置された操作部12からの信号を受けて、スイッチング素子8に駆動信号を出力し、加熱コイル3を制御するものである。
図2は赤外線センサ4の原理的な回路図を示している。トッププレート2を透過するおよそ3ミクロン以下の波長の赤外線が照射されると、電流が流れるシリコンなどで構成されたフォトダイオード16が調理容器1から放射される赤外線を受光できる位置に設けられる。照射された赤外線により発生した電流はオペアンプ17で構成された電流変換回路および増幅回路によりマイクロコンピュータでA/D変換回路できるように信号処理される。図3に赤外線センサ4の特性の一例を示す。横軸が調理容器1の温度、縦軸が赤外線センサ4の電圧出力である。本実施の形態の赤外線センサ4は、調理容器1の過加熱を防止する用途であるため、250℃以上の温度で出力が得られるように構成している。
ここで、図4により加熱制御部11の制御について説明する。
この加熱制御部11は、第1の加熱電力量P1で加熱を開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達するまでの時間tp1が第1の所定時間t1以内のときは、赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達した後、第2の所定時間t2経過後に第1の加熱電力量P1より低い第2の加熱電力量P2で加熱し、再度赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間t2経過後に赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1より低下すれば続けて第2の加熱電力量P2で加熱することを繰り返すようにしているものである。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
図1において、トッププレート2上に空の調理容器1が置かれ、操作部12に配置された加熱開始キー14が押されると、加熱制御部11はインバータ回路7を駆動し加熱コイル3に高周波磁界を発生させ調理容器1の加熱を開始する。図4に示すように、加熱開始は第1の加熱電力量P1で行われる。調理容器1の温度上昇にともない赤外線センサ4の出力が増加し第1の所定出力V1に到達し、このとき加熱電力量P1の加熱時間tp1が第1の所定時間t1以内のときは加熱を停止する。そして、第2の所定時間t2が経過した後に赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1を下回っていれば第1の加熱電力量P1より低い第2の加熱電力量P2で加熱する。次いで赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達すれば加熱を停止し第2の所定時間t2が経過した後に赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1を下回っていれば、再度第2の加熱電力量P2で加熱する。以後これを繰り返す。
このように、赤外線センサ4により直接調理容器1底面の温度を検出することで、調理容器1底面が凸状態に反っていてトッププレート2の間に隙間があっても、また調理容器1底面の厚みが薄い場合であっても時間的な遅れが発生せず、正確に調理容器1底面の温度を検知できる。この検知された温度に基づき、第1の加熱電力量で加熱時の調理容器1の温度が所定温度に到達する時間が第1の所定時間以内のときはすぐに加熱を停止し、第2の所定時間経過した後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、赤外線センサ4の出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサ4の出力が第1の所定出力より低下すれば第2の加熱電力量で加熱することを繰り返すため、空焼きなど負荷が小さい状態で加熱しても調理容器1が過加熱になるのを防止でき効率的に加熱ができる。また、調理容器1底面の厚みが薄い場合に、必要以上の加熱電力量を加えないように制御できるため、調理容器1の変形なども防止できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の調理容器底面の温度と赤外線センサの出力と加熱電力量の時間的な変化を示している。誘導加熱調理器の構成については実施の形態1と同一であるためその説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図に示すように、本実施の形態における誘導加熱調理器は、第1の加熱電力量P1で加熱を開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達するまでの時間tp1が、第1の所定時間t1を越えるときは、第1の加熱電力量P1で加熱を開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1より高い第2の所定出力V2に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサ4の出力が第2の所定出力V2より低下すれば第1の加熱電力量P1で加熱することを繰り返す構成としている。
このように、調理容器1内に多くの調理物(食材)があり負荷量が大きい場合には第1の加熱電力量P1のままで加熱するとともに赤外線センサ4の第1の所定出力V1より高い第2の所定出力V2に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサ4の出力が第2の所定出力V2より低下すれば第1の加熱電力量P1で加熱することを繰り返すので、調理容器1内の調理物を十分加熱することができる。すなわち、調理容器1底面の厚みが十分厚い、あるいは調理物がある場合など、高い加熱電力量が必要な場合や高い加熱電力量を加えても過加熱にならない場合には、高い加熱電力量で短時間に加熱することが可能となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の調理容器底面の温度と赤外線センサの出力と加熱電力量の時間的な変化を示している。誘導加熱調理器の構成については実施の形態1と同一であるためその説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図に示すように、本実施の形態における誘導加熱調理器は、第2の加熱電力量P2での加熱と停止を繰り返しているとき、第2の加熱電力量P2で加熱開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達するまでの時間tp2が第3の所定時間t3を越えるときは第1の加熱電力量P1に変更し、第1の加熱電力量P1で加熱を開始してから赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1より高い第2の所定出力V2に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサ4の出力が第2の所定出力V2より低下すれば第1の加熱電力量P1で加熱することを繰り返す構成としたものである。
また、図示していないが、第1の加熱電力量P1で加熱時に第1の所定出力V1に到達する時間tp1が第4の所定時間t4以内のときは、再度加熱電力量を第2の加熱電力量P2に変更し、赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間t2が経過した後に赤外線センサ4の出力が第1の所定出力V1を下回っていれば、再度第2の加熱電力量P2で加熱する構成としている。
一般に、肉じゃがなどの調理をするとき調理容器1に少量の油のみを入れて加熱し調理容器1が200℃を越えるぐらいまで予熱した後に、肉、玉ねぎなどを投入し炒めるという手順で行う。
ところで、本実施の形態では、油のみを入れて加熱する予熱工程では負荷が小さいため、第2の加熱電力量P2で加熱することにより過加熱を防止するとともに、肉、玉ねぎなどを投入し炒める工程では負荷が大きいため、第1の加熱電力量P1で加熱することにより、強い火力で炒めることが可能になる。また、調理物を途中で取出し負荷量が小さくなっても第2の加熱電力量P2で加熱するので過加熱を防止できる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、調理容器底面が凸状態に反っている場合や調理容器底面の厚みが薄い場合でも過加熱を防止でき効率的に加熱ができるので、安全安心な調理機器が実現できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器のブロック図 同誘導加熱調理器の赤外線センサの回路図 同誘導加熱調理器の赤外線センサの調理容器底面温度と出力の関係を示す図 同誘導加熱調理器の調理容器底面の温度と赤外線センサの出力と加熱電力量の時間的な変化を示す図 本発明の実施の形態2における調理容器底面の温度と赤外線センサの出力と加熱電力量の時間的な変化を示す図 本発明の実施の形態3における調理容器底面の温度と赤外線センサの出力と加熱電力量の時間的な変化を示す図
符号の説明
1 調理容器
2 トッププレート
3 加熱コイル
4 赤外線センサ
11 加熱制御部

Claims (5)

  1. 調理物を収容する調理容器と、前記調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器から放射された赤外線を検出する赤外線センサと、赤外線センサの出力に基づいて加熱コイルの高周波電流を制御して前記調理容器の加熱電力量を制御する加熱制御部とを備え、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第1の所定時間以内のときは、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達した後、第2の所定時間経過後に第1の加熱電力量より低い第2の加熱電力量で加熱し、再度赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば続けて第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした誘導加熱調理器。
  2. 第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が、第1の所定時間を越えるときは、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力より高い第2の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第2の所定出力より低下すれば第1の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 第2の加熱電力量での加熱と停止を繰り返しているとき、第2の加熱電力量で加熱開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第3の所定時間を越えるときは第1の加熱電力量に変更し、第1の加熱電力量で加熱を開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力より高い第2の所定出力に到達すれば加熱を停止し、赤外線センサの出力が第2の所定出力より低下すれば第1の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 第1の加熱電力量での加熱と停止を繰り返しているとき、第1の加熱電力で加熱開始してから赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達するまでの時間が第4の所定時間以内のときは加熱電力量を第2の加熱電力量に変更し、赤外線センサの出力が第1の所定出力に到達すれば加熱を停止し、第2の所定時間経過後に赤外線センサの出力が第1の所定出力より低下すれば第2の加熱電力量で加熱することを繰り返す構成とした請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 赤外線センサは加熱コイルの半径方向の途中に設ける構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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