JP2007225564A - 渦流探傷信号の評価方法及び装置 - Google Patents
渦流探傷信号の評価方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007225564A JP2007225564A JP2006050060A JP2006050060A JP2007225564A JP 2007225564 A JP2007225564 A JP 2007225564A JP 2006050060 A JP2006050060 A JP 2006050060A JP 2006050060 A JP2006050060 A JP 2006050060A JP 2007225564 A JP2007225564 A JP 2007225564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaluation
- eddy current
- defect
- flaw detection
- depth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
【解決手段】渦流探傷信号における波形特徴を入力として教師あり学習により推定した欠陥の評価深さと、異なる波形特徴を入力として推定した評価深さを比較することにより推定結果を検証し、最適な評価結果を採用するようにした。
【選択図】図3
Description
導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2とを比較し、前記C1とC2の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定することを特徴とする。
導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴と振幅特徴のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする。
導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、位相角特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC3とを用い、
前記C1、C2、およびC3の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定するかを決定するようにしてもよい。
導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴、振幅特徴、及び位相角特徴のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、前記評価パラメータと位相角特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC3とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2とC3の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする。
導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、位相角特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC3と、前記複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比を用いて推定した前記欠陥の評価深さC4とを用い、
前記C1、C2、C3およびC4の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定するようにしてもよい。
導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴、振幅特徴、位相角特徴、及び複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、前記評価パラメータと位相角特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC3と、前記評価パラメータと複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC4とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2とC3とC4の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする。
前記欠陥の評価深さC2は、予め、相対した波面が非接触で、前記センサ径に対して充分長い学習用欠陥によって前記渦流探傷信号の振幅を波形特徴として用いて得られた評価パラメータと、評価対象信号の振幅特徴とから推定する。
導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
予め欠陥性状を分類し、各分類毎に深さ評価用パラメータを作成しておき、検査時には、前記欠陥により生じる渦電流探傷信号波形によって当該欠陥がいずれの性状分類に属するかを判定し、該当する前記欠陥性状分類に対応した深さ評価用パラメータを用いて欠陥深さを推定することで、例えば減肉状欠陥の検知にも有効となる。
導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め欠陥性状を分類し、それぞれの性状を有する複数の既知の学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から各分類毎に評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、前記欠陥により生じる渦電流探傷信号波形によって当該欠陥がいずれの性状分類に属するかを判定し、該判定結果に対応した前記性状分類に属する前記評価パラメータを用いて欠陥深さを推定する評価結果生成手段とからなることを特徴とする。
しかし、物性値の異なる部位を有する被検体の渦流探傷信号の評価方法において、
予め、前記物性値の異なる学習用被検体毎に設けた深さが既知の学習用欠陥を探傷した渦流探傷信号を教師として、それぞれに対して2種類以上の評価用パラメータを作成し、
評価用被検体から得られた渦電流探傷信号に対し、前記それぞれの物性値部位用の前記2種類以上の評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行い、各物性値毎の2種類以上の評価結果の矛盾が少ない方の物性値の部位であると判断し、判断した結果の物性値の前記評価用パラメータを用いて評価した結果を採用することで、こういった問題も解決できる。
導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して物性値の異なる部位を有する被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、前記物性値の異なる学習用被検体毎に設けた深さが既知の学習用欠陥による渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた渦流探傷信号を教師として、それぞれに対して2種類以上の評価用パラメータを作成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した前記それぞれの物性値部位用の2種類以上の評価パラメータを用い、前記評価用被検体の欠陥深さ評価を行う評価結果生成手段と、該評価結果生成手段が評価した評価結果のうち、各物性値毎の2種類以上の評価パラメータによる評価結果の矛盾が少ない方が前記被検体に欠陥が存在する物性値の部位であると判断し、判断した結果の物性値の前記評価用パラメータを用いて評価した結果を採用する検証手段とからなることにより、溶接部の欠陥の評価も高精度に行うことができる。
信号評価時には評価対象信号に対し、前記渦流探傷信号からフィルタリング信号を生成し、該生成したフィルタリング信号の特徴量に対し、前記評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行うことで、信号に加算型のノイズが複合している可能性がある場合であっても、定量評価精度の低下を回避することができる。
信号評価時には、評価対象信号に対し、前記パラメータ作成に適用したのと同じ係数の複数の多重周波数演算を適用することにより複数のフィルタリング信号を生成し、この複数のフィルタリング信号の特徴量に対し、前記評価用パラメータを用いて多重周波数演算処理した被検体の欠陥深さ評価を行うことで、多重周波数演算を用いると、磁性体付着物や磁性体構造物などにより生じるノイズが複合していても、形状フィルタでは低減できないノイズや、ノイズ信号を引いただけでは欠陥信号に変化が生じるノイズ要因の影響を低減し、深さ評価精度の低下を回避することができる。
S2 評価対象信号
1 入力端子
2 フィルタ
3 特徴量生成手段
4 正解データ供給手段
5 学習手段
6 入力端子
7 フィルタ
8 分類手段
9 特徴量生成手段
10 評価結果生成手段
11 検証手段
Claims (23)
- 導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2とを比較し、前記C1とC2の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定することを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、位相角特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC3とを用い、
前記C1、C2、およびC3の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定することを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、位相角特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC3と、前記複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比を用いて推定した前記欠陥の評価深さC4とを用い、
前記C1、C2、C3およびC4の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定することを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 前記欠陥の評価深さC1は、予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化により得られた波形特徴を入力として、教師あり学習を用いて作成した評価パラメータと評価対象信号の波形特徴から推定し、
前記欠陥の評価深さC2は、予め、相対した波面が非接触で、前記センサ径に対して充分長い学習用欠陥によって前記渦流探傷信号の振幅を波形特徴として用いて得られた評価パラメータと、評価対象信号の振幅特徴とから推定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法。 - 前記欠陥の評価深さC3は、予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化により得られた波形のうち、特定励磁周波数の波形の位相角を波形特徴として用いて得られた評価パラメータと、評価対象信号の前記特定励磁周波数の位相角とから推定することを特徴とする2乃至4のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法。
- 前記欠陥の評価深さC4は、予め、既知の欠陥を有する学習用被検体に、2種類以上の周波数の励磁電流を与えて生じた渦電流の変化により得られた波形のうち、前記複数周波数のうちの2つの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比を波形特徴として用いて得られた評価パラメータと、評価対象信号のうち、前記2つの異なる周波数の信号の振幅比とから推定することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法。
- 導体からなる被検体に、センサから誘導電流を与えて渦電流を生じさせ、該渦電流の変化によって欠陥を検知する渦流探傷信号の評価方法であって、
予め欠陥性状を分類し、各分類毎に深さ評価用パラメータを作成しておき、検査時には、前記欠陥により生じる渦電流探傷信号波形によって当該欠陥がいずれの性状分類に属するかを判定し、該当する前記欠陥性状分類に対応した深さ評価用パラメータを用いて欠陥深さを推定することを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 前記欠陥深さの推定は、前記渦流探傷信号における波形特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC1と、振幅特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、位相角特徴を用いて推定した前記欠陥の評価深さC3とを用い、前記C1、C2、およびC3の整合性を調べることにより、いずれの結果を採用するかを決定して行うことを特徴とする請求項7に記載した渦流探傷信号の評価方法。
- 前記欠陥が、われ状欠陥であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法。
- 前記欠陥が、減肉状欠陥であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法。
- 物性値の異なる部位を有する被検体の渦流探傷信号の評価方法において、
予め、前記物性値の異なる学習用被検体毎に設けた深さが既知の学習用欠陥を探傷した渦流探傷信号を教師として、それぞれに対して2種類以上の評価用パラメータを作成し、
評価用被検体から得られた渦電流探傷信号に対し、前記それぞれの物性値部位用の前記2種類以上の評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行い、各物性値毎の2種類以上の評価結果の矛盾が少ない方の物性値の部位であると判断し、判断した結果の物性値の前記評価用パラメータを用いて評価した結果を採用することを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 前記請求項1乃至11のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法において、
評価パラメータ作成時には、前記渦電流探傷信号にフィルタを適用せずに処理を行って深さ評価用パラメータを作成しておき、
信号評価時には評価対象信号に対し、前記渦流探傷信号からフィルタリング信号を生成し、該生成したフィルタリング信号の特徴量に対し、前記評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行うことを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 前記請求項1乃至11のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法において、
評価パラメータ作成時には、前記渦流探傷信号に複数種類の多重周波数演算処理を適用することにより複数種類のフィルタリング信号を生成し、この複数種類のフィルタリング信号の特徴量を用いて深さ評価用パラメータを生成しておき、
信号評価時には、評価対象信号に対し、前記パラメータ作成に適用したのと同じ係数の複数の多重周波数演算を適用することにより複数のフィルタリング信号を生成し、この複数のフィルタリング信号の特徴量に対し、前記評価用パラメータを用いて多重周波数演算処理した被検体の欠陥深さ評価を行うことを特徴とする渦流探傷信号の評価方法。 - 前記請求項1乃至13のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価方法を用いることを特徴とする渦流探傷検査。
- 導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴と振幅特徴のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴、振幅特徴、及び位相角特徴のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、前記評価パラメータと位相角特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC3とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2とC3の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、既知の欠陥を有する学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた波形特徴、振幅特徴、位相角特徴、及び複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比のそれぞれで作成した評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した評価パラメータと、前記欠陥検知手段が評価対象から検出した前記欠陥の波形特徴から推定した評価深さC1と、前記評価パラメータと振幅特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC2と、前記評価パラメータと位相角特徴とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC3と、前記評価パラメータと複数周波数のうちの異なる周波数の渦流探傷信号における振幅の比とを用いて推定した前記欠陥の評価深さC4とを生成する評価結果生成手段と、該評価結果生成手段の生成した前記C1とC2とC3とC4の整合性を調べ、いずれの結果を採用するかを決定する検証手段とからなることを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め欠陥性状を分類し、それぞれの性状を有する複数の既知の学習用被検体により生じた渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から各分類毎に評価パラメータを生成する評価パラメータ生成手段と、前記欠陥により生じる渦電流探傷信号波形によって当該欠陥がいずれの性状分類に属するかを判定し、該判定結果に対応した前記性状分類に属する前記評価パラメータを用いて欠陥深さを推定する評価結果生成手段とからなることを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 前記欠陥が、われ状欠陥であることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価装置。
- 前記欠陥が、減肉状欠陥であることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価装置。
- 導体からなる被検体に誘導電流を与えるセンサと、該センサが与えた誘導電流によって生じた渦電流の変化を検出して物性値の異なる部位を有する被検体に存在する欠陥を検知する手段とを有する渦流探傷信号の評価装置であって、
予め、前記物性値の異なる学習用被検体毎に設けた深さが既知の学習用欠陥による渦電流の変化を前記欠陥検知手段で検出し、該検出結果から得られた渦流探傷信号を教師として、それぞれに対して2種類以上の評価用パラメータを作成する評価パラメータ生成手段と、該評価パラメータ生成手段が生成した前記それぞれの物性値部位用の2種類以上の評価パラメータを用い、前記評価用被検体の欠陥深さ評価を行う評価結果生成手段と、該評価結果生成手段が評価した評価結果のうち、各物性値毎の2種類以上の評価パラメータによる評価結果の矛盾が少ない方が前記被検体に欠陥が存在する物性値の部位であると判断し、判断した結果の物性値の前記評価用パラメータを用いて評価した結果を採用する検証手段とからなることを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 前記請求項15乃至21のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価装置において、
前記評価結果生成手段は、前記欠陥検知手段が検出した渦電流の変化分におけるフィルタを適用したフィルタリング信号生成手段を有し、前記フィルタリング信号生成手段が生成した前記渦流探傷信号の特徴量に対して前記評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行うことを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。 - 前記請求項15乃至21のいずれかに記載した渦流探傷信号の評価装置において、
前記評価パラメータ生成手段は、前記被検体の欠陥深さ評価用パラメータ生成において前記渦流探傷信号に複数種類の多重周波数演算処理を適用する第1のフィルタリング信号生成手段を有し、
前記評価結果生成手段は、前記第1のフィルタリング信号生成手段における多重周波数演算処理と同じ係数の複数種類の多重周波数演算処理を適用する第2のフィルタリング信号生成手段を有し、該第2のフィルタリング信号生成手段が生成した前記渦流探傷信号の特徴量に対して前記第1のフィルタリング信号生成手段が生成した評価用パラメータを用いて欠陥深さ評価を行うことを特徴とする渦流探傷信号の評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050060A JP4875382B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 渦流探傷信号の評価方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050060A JP4875382B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 渦流探傷信号の評価方法及び装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007225564A true JP2007225564A (ja) | 2007-09-06 |
JP2007225564A5 JP2007225564A5 (ja) | 2009-03-05 |
JP4875382B2 JP4875382B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=38547509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006050060A Active JP4875382B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 渦流探傷信号の評価方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4875382B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044778A1 (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-09 | Kaisei Engineer Co., Ltd. | 溶接部欠陥検出方法及び装置 |
JP2009186367A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 膜厚測定装置、及び膜厚測定方法 |
JP2014048183A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 隙間計測装置及び方法並びにプログラム |
JP2017502293A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-01-19 | エレクトリシテ ド フランス | 蒸気発生器のプレートの汚染を定量予測するための方法 |
JP2020008411A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷の信号処理装置、方法及びプログラム |
JP2020071125A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | Jfeスチール株式会社 | 欠陥判定方法、欠陥判定装置、鋼板の製造方法、欠陥判定モデルの学習方法、及び欠陥判定モデル |
CN111351838A (zh) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 核动力运行研究所 | 一种构造具有特定缺陷的涡流信号的方法 |
JP2020201116A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス検知装置 |
CN114544749A (zh) * | 2022-02-25 | 2022-05-27 | 中国特种设备检测研究院 | 一种火灾后长管拖车气瓶安全检测方法及系统 |
WO2022196425A1 (ja) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | 住友化学株式会社 | 情報処理方法、プログラム、情報処理装置及びモデル生成方法 |
US12072389B2 (en) | 2020-02-25 | 2024-08-27 | Lg Energy Solution, Ltd. | Big data-based battery inspection method |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134552A (ja) * | 1985-12-07 | 1987-06-17 | Science & Tech Agency | 渦電流探傷法による亀裂深さ測定装置 |
JPS63233363A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-09-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 渦流探傷方法 |
JPH05264512A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | 配管の検査方法及び装置 |
JPH0815232A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多重周波数渦電流探傷信号の演算処理装置 |
JP2002022708A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 渦流探傷信号の評価方法及びその装置 |
JP2002350406A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Kawasaki Steel Corp | 渦流探傷装置 |
JP2003043016A (ja) * | 2001-05-22 | 2003-02-13 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 非破壊き裂深さ判定法 |
JP2003149210A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | Univ Nihon | 渦電流探傷用プローブとそのプローブを用いた渦電流探傷装置 |
JP2004354218A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Olympus Corp | デジタル式渦流探傷試験装置 |
-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006050060A patent/JP4875382B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134552A (ja) * | 1985-12-07 | 1987-06-17 | Science & Tech Agency | 渦電流探傷法による亀裂深さ測定装置 |
JPS63233363A (ja) * | 1987-03-20 | 1988-09-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 渦流探傷方法 |
JPH05264512A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | 配管の検査方法及び装置 |
JPH0815232A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多重周波数渦電流探傷信号の演算処理装置 |
JP2002022708A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 渦流探傷信号の評価方法及びその装置 |
JP2003043016A (ja) * | 2001-05-22 | 2003-02-13 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 非破壊き裂深さ判定法 |
JP2002350406A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Kawasaki Steel Corp | 渦流探傷装置 |
JP2003149210A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | Univ Nihon | 渦電流探傷用プローブとそのプローブを用いた渦電流探傷装置 |
JP2004354218A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Olympus Corp | デジタル式渦流探傷試験装置 |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009044778A1 (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-09 | Kaisei Engineer Co., Ltd. | 溶接部欠陥検出方法及び装置 |
JP2009085894A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Kaisei Engineer Kk | 溶接部欠陥検出方法及び装置 |
JP2009186367A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 膜厚測定装置、及び膜厚測定方法 |
JP2014048183A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 隙間計測装置及び方法並びにプログラム |
JP2017502293A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-01-19 | エレクトリシテ ド フランス | 蒸気発生器のプレートの汚染を定量予測するための方法 |
JP7055712B2 (ja) | 2018-07-06 | 2022-04-18 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷の信号処理装置、方法及びプログラム |
JP2020008411A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷の信号処理装置、方法及びプログラム |
JP2020071125A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | Jfeスチール株式会社 | 欠陥判定方法、欠陥判定装置、鋼板の製造方法、欠陥判定モデルの学習方法、及び欠陥判定モデル |
CN111351838A (zh) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 核动力运行研究所 | 一种构造具有特定缺陷的涡流信号的方法 |
CN111351838B (zh) * | 2018-12-20 | 2023-08-18 | 核动力运行研究所 | 一种构造具有特定缺陷的涡流信号的方法 |
JP2020201116A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス検知装置 |
JP7213760B2 (ja) | 2019-06-10 | 2023-01-27 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス検知装置 |
US12072389B2 (en) | 2020-02-25 | 2024-08-27 | Lg Energy Solution, Ltd. | Big data-based battery inspection method |
WO2022196425A1 (ja) * | 2021-03-16 | 2022-09-22 | 住友化学株式会社 | 情報処理方法、プログラム、情報処理装置及びモデル生成方法 |
CN114544749A (zh) * | 2022-02-25 | 2022-05-27 | 中国特种设备检测研究院 | 一种火灾后长管拖车气瓶安全检测方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4875382B2 (ja) | 2012-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4875382B2 (ja) | 渦流探傷信号の評価方法及び装置 | |
JP4885068B2 (ja) | 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 | |
CN110702783A (zh) | 一种检测水冷壁管热疲劳裂纹的阵列涡流方法 | |
JP2006250935A (ja) | 多周波位相解析を使用する検査方法及び検査システム | |
JP2005518534A (ja) | 物体の表面プロファイルの測定 | |
JP2009019909A (ja) | 欠陥識別方法及び欠陥識別装置 | |
JP4180619B2 (ja) | 交流電磁場測定法による探傷検査装置 | |
Roshan et al. | Non-destructive testing by liquid penetrant testing and ultrasonic testing—A review | |
WO2019159940A1 (ja) | プラントの検査方法 | |
JP4646835B2 (ja) | 渦電流探傷による残存肉厚の評価方法及び評価装置 | |
JP6356579B2 (ja) | 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 | |
CN111398409A (zh) | 基于交流电磁场的水下导电金属材料裂纹剖面重构方法 | |
JP4364031B2 (ja) | 超音波探傷画像処理装置及びその処理方法 | |
Cherry et al. | Eddy current analysis of cracks grown from surface defects and non-metallic particles | |
US6563309B2 (en) | Use of eddy current to non-destructively measure crack depth | |
CN107703208B (zh) | 涡流检测灵敏度的确定方法及装置 | |
JP5794927B2 (ja) | 浸炭深さ評価方法及び配管の寿命評価方法 | |
JP6000158B2 (ja) | 探傷装置及び探傷方法 | |
Tomizawa et al. | Probabilistic evaluation of detection capability of eddy current testing to inspect pitting on a stainless steel clad using multiple signal features | |
Nishimizu et al. | Non-destructive examination using a flexible multi-coil eddy current probe for weld surfaces of core internal components of nuclear power plants | |
Campos et al. | Eddy currents operation parameters optimization | |
JP6109061B2 (ja) | 耐熱部材の溶接部の余寿命検査方法 | |
Koshti | Considerations for qualifying reliable eddy current array technique for detection of backwall cracks | |
Shahriari et al. | Determination of flaw type and location using an expert module in ultrasonic nondestructive testing for weld inspection | |
JPH0481653A (ja) | 渦流探傷方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090121 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110603 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4875382 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |