JP2007224762A - エンジンの検油装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン運転時において、正確に潤滑油の油量を測ることができる検油装置を提供する。
【解決手段】エンジン1の潤滑油量を検知する検油装置30において、エンジン1のオイルパン5とシリンダブロック2との間に間座31を設け、該間座31とオイルパン5をシリンダブロック2よりも側方に延出し、該延出部40に潤滑油量を検知する検油装置30を配置するとともに、該検油装置30のコンロッド50側に壁部33を形成した。
【選択図】図8

Description

本発明は、エンジンの検油装置に関する。
従来、内燃機関の下部には、回転部分や摺動部分などを潤滑するための潤滑油を貯溜するためにオイルパンを設けている。このオイルパン内の油量を検油棒で確認したり、オイルを補給する場合、エンジン運転中はクランクケース内のクランク軸等のオイル飛沫により検油ができない為、エンジン停止後オイル飛沫がない状態で検油を行っている。このように検油棒を用いて油量を確認する技術は公知となっている。(例えば、特許文献1)
実開平6−80807号公報
しかし、発電機搭載機関のように停止すると停電したり、舶用主機関のように横波による転覆のおそれがあるので、機関を停止できない仕様もあり機関作動時の潤滑油量の確認は非常に困難であった。
また、飛沫するオイルを避けるためにオイルパンより直接検油棒ガイドにて検油する構造にするとクランクケース内圧の影響を受け正確な油面が検知できなかった。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジン運転時において、正確に潤滑油の油量を測ることができる検油装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンの潤滑油量を検知する検油装置において、エンジンのオイルパンとシリンダブロックとの間に間座を設け、該間座とオイルパンをシリンダブロックよりも側方に延出し、該延出部に検油装置を配置するとともに、該検油装置のコンロッド側に壁部を形成したものである。
請求項2においては、前記検油装置を検油棒で構成したしたものである。
請求項3においては、前記検油装置を液面センサで構成したものである。
請求項4においては、前記壁部を間座と一体的に形成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、エンジンの潤滑油量を検知する検油装置において、エンジンのオイルパンとシリンダブロックとの間に間座を設け、該間座とオイルパンをシリンダブロックよりも側方に延出し、該延出部に検油装置を配置するとともに、該検油装置のコンロッド側に壁部を形成したことによりコンロッドの往復動による検油装置へのオイル飛沫の影響を防止でき、正確に潤滑油量を検知できる。また、エンジン作動中であっても潤滑油量を検知できる。
請求項2においては、前記検油装置を検油棒で構成したことにより検油装置を安価に構成できる。
請求項3においては、前記検油装置を液面センサで構成したことにより検油するために蓋等を開けることなく自動的に潤滑油量を検知できる。
請求項4においては、前記壁部を間座と一体的に形成したことにより壁部を安価に構成できる。また容易に成形できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るエンジンの前方斜視図、図2は同じく後方斜視図、図3は同じく正面断面図、図4は本発明に係る間座の斜視図、図5は検油装置を示す側面断面図、図6は図5におけるAA−AA断面図、図7は検油棒近傍の内部構造を示す図、図8は延出部を示す側面断面図、図9は液面スイッチを具備した延出部を示す側面断面図である。なお、以下においては、図1に示す矢印Aの方向を「前」、その反対側を「後」として説明する。
まず、本発明を適用するエンジンの一例としての、作業機などに搭載されるディーゼルエンジン(以下「エンジン」とする)の全体構成について、図1から図3を用いて説明する。
エンジン1のシリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が取り付けられ、このシリンダヘッド3の上面はボンネット4で被装されている。また,シリンダブロック2の下部には間座31を介して潤滑油槽であるオイルパン5が取り付けられており、このオイルパン5内にはエンジンオイル(潤滑油)が貯溜されている。この潤滑油は、図示せぬ潤滑油ポンプにより吸入され、潤滑油フィルタ20を介してエンジン1内の各潤滑箇所へ供給される。また前記間座31の前部には、検油装置30が設けられている。
シリンダヘッド3の一側面には吸気マニホールド6が設けられており、その反対側面には排気マニホールド7が設けられている。また、吸気マニホールド6の下方におけるシリンダブロック2の一側には、シリンダブロック2内に形成される燃焼室内へ噴射される燃料を送り込むための燃料噴射ポンプ8が付設されている。この燃料噴射ポンプ8には、その燃料噴射量を調整するためのガバナが付設されており、このガバナにおける調整はガバナレバー9が回動されることより行われる。また、燃料噴射ポンプ8の下部には、エンジン1内へと燃料を供給する燃料フィードポンプ10が設けられている。この燃料フィードポンプ10により、図示せぬ燃料タンク内の燃料が吸入されるとともに送出され、エンジン1の燃料供給路に設けられる燃料フィルタ19を介して燃料噴射ポンプ8へと導入される。
シリンダブロック2下部のクランクケース2aにはクランク軸23(図3参照)が回転自在に支持されており、コンロッド50を介してピストン51と連結されている。またシリンダブロック2の前面には、このクランク軸23の動力を前記燃料噴射ポンプ8等へ伝達するためのギヤ類が収納されているギヤケース11が取り付けられており、ギヤケースカバー12により覆われている。このギヤケース11の前側には冷却ファン13が取り付けられており、この冷却ファン13は、前記クランク軸23の動力がギヤケース11の前面に設けられる前記クランク軸23によって駆動されるVプーリ14及びVベルト15を介して伝達されて回転する。このクランク軸23の動力は、シリンダブロック2の前側に設けられるオルタネータ16にも同じくVプーリ14及びVベルト15を介して伝達される。また、シリンダブロック2の前面には、エンジン冷却水を循環させるための冷却水ポンプ21が冷却ファン13と同軸に設けられている。一方、シリンダブロック2の後面には、前記クランク軸23の後端部に取り付けられるフライホイール17を覆うフライホイールハウジング18が固設されている。
次に、本発明の検油装置30の構成について図1及び図3から図8を用いて説明する。
図1、図3に示すように、エンジン1のシリンダブロック2の下方に間座31を介してオイルパン5が取り付けられており、前記間座31とオイルパン5の前端はシリンダブロック2よりも前方にあり、冷却ファン13の下方近傍まで延出するように延出部40を構成している。
前記間座31の延出部40上面は、図1及び図4に示すようにシリンダブロック2前端部近傍から前下方に向かって傾斜を持つように形成されている。延出部40の前後方向中途部で、かつ左右方向の一端に検油装置を収納するための開口部である検油口41が設けられている。また検油口41には検油装置の一例である検油棒32が挿入して螺装固定されている。また、図5に示すように延出部40の前後方向中途部の下面、つまり検油棒32の後方となるコンロッド50側に板状の壁部33を配設している。
前記壁部33は、図6に示すように飛沫防止部33aと切欠部33bとで構成され、壁部はクランク軸23の軸心に対して略垂直方向に配設されている。前記飛沫防止部33aは、間座31の正面断面視(図6参照)で間座31内側の上面部から略鉛直方向下方へと配置されており、間座31の下端面近傍まで延出され、左右方向においては検油口41下部から延出部40の中途部まで配置されている。
そして、壁部33の飛沫防止部33aとは左右方向反対側に所定の大きさで開口している切欠部33bを設けている。
このような構成において、延出部40を設けたことにより飛沫の発生源となるコンロッド50等から距離を確保し、かつ壁部33、つまり飛沫を防止する壁部となる飛沫防止部33aを設けたことにより、エンジン1の運転によるオイル飛沫、例えばコンロッド50の往復動による潤滑油の飛沫を防止することができる。また壁部33の切欠部33bを設けたことにより飛沫防止部33aで遮蔽された検油棒32近傍とシリンダ軸23下方との間で潤滑油の流動を促し、かつクランクケース2a内と検油装置30部分に圧力差が生じるのを防止しているのである。つまり、図8に示すように壁部33によりオイル飛沫を防ぎ、かつ油面Lにおいて位置の違いによる油面差を生じないようにすることができるのである。このようにしてエンジン運転時に検油装置30部分において油面Lを安定させることが可能となり潤滑油量が正確に確認できる。そして検油するために停止できないような発電機等のエンジンに対して非常に有効な検油装置となるである。
すなわち、エンジン1の潤滑油量を検知する検油装置30において、エンジン1のオイルパン5とシリンダブロック2との間に間座31を設け、該間座31とオイルパン5をシリンダブロック2よりも側方に延出し、該延出部40に検油装置30を配置するとともに、該検油装置30のコンロッド50側に壁部33を形成したことによりコンロッド50の往復動による検油装置30へのオイル飛沫の影響が防止でき、正確に潤滑油量を検知できる。また、エンジン作動中であっても潤滑油量を検出できる。
また、前記壁部33は、図7及び図8に示すように間座31に一体的に形成されている。具体的には、該壁部33は、アルミダイキャスト等で鋳抜きにより一体成形される。壁部33を間座31に一体的に構成することで、間座31と壁部33を一体的に鋳抜きを行うことにより容易に成形することができ、また安価に製造することができる。また一体成形を行うことにより別途壁部33を間座31に取り付ける工程に比べ、組立工数も減り、組立構成上安価に製作できる。
すなわち、前記壁部33を間座31と一体的に形成したことにより壁部33を安価に構成できる。また容易に成形ができる。
また、上述したように、間座31の延出部40上面に検油口41が設けられている。該検油口41に検油装置30の一例である検油棒32で蓋する構成としている。油面Lを確認する際に、安価な検油棒32を用いて抜き差しによる油面位置の目視確認を行えるようにしている。
すなわち、前記検油装置30を検油棒32で構成したことにより検油装置30を安価に構成できる。
次に、延出部40に設ける検油装置30の別の実施形態として、上述した検油棒32の替わりに液面センサの一例である液面スイッチ42を用いた例を説明する。
図9に示すように、検油口41に検油棒32の替わりに、液面スイッチ42に置き換え、その他の部分は上述した検油装置30と同じ構成としている。
前記液面スイッチ42は、本体部分は略円筒状であり、図9に示すように延出部40の検油口41から挿入して螺装固定されている。前記液面スイッチ42は、本体下部に円筒状のフロート42aを備えており、該フロート42aは、上下方向に昇降可能な状態で液面スイッチ42の軸心部にある棒状のケース部42bに挿通配置されている。またフロート42aは、内部に磁石を内蔵しており、油面位置の変化とともに連動するフロート42aを電気的に検知して油面Lの位置状態を把握する方式をとっている。またケース部42bの下部に止め輪42cを設けて、該止め輪42cとケース部42bの上端部42dとの間においてフロート42aが上下方向一定の範囲のみ昇降可能な状態にしており、油面の傾斜や揺れ等に対しても安定した浮力が働くようにしている。但し、液面スイッチ42の固定構成は上記に限定するものではない。また、フロート42aの昇降位置は磁石による磁力を検出する構成に限定するものではなく、光や電界等を用いる構成であってもよい。
このような構成において、検油口41の蓋等を開閉して検油棒32を抜き差してオイルレベルを確認する必要がなくなり検油口41周辺部を汚すことが無くなる。またエンジン運転中においても液面センサである液面スイッチ42において自動的に油量を確認できるのである。
すなわち、前記検油装置30を液面センサである液面スイッチ42で構成したことにより検油するために蓋等を開けることなく自動的に潤滑油量を検知できる。
なお、本実施例では自動的に油面Lを検知することが可能となるので、別途制御手段を介してオイル供給ポンプ等を制御するようにして潤滑油が不足したときに、オイルパン5に自動的に潤滑油を補給できるように装置を構成してもかまわない。
本発明に係るエンジンの前方斜視図。 同じく後方斜視図。 同じく正面断面図。 本発明に係る間座の斜視図。 検油装置を示す側面断面図。 図5におけるAA−AA断面図。 検油棒近傍の内部構造を示す図。 延出部を示す側面断面図。 液面スイッチを具備した延出部を示す側面断面図。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
5 オイルパン
31 間座
32 検油棒
30 検油装置
33 壁部
40 延出部
42 液面スイッチ
50 コンロッド

Claims (4)

  1. エンジンの潤滑油量を検知する検油装置において、エンジンのオイルパンとシリンダブロックとの間に間座を設け、該間座とオイルパンをシリンダブロックよりも側方に延出し、該延出部に検油装置を配置するとともに、該検油装置のコンロッド側に壁部を形成したことを特徴とする検油装置。
  2. 前記検油装置を検油棒で構成したことを特徴とする請求項1に記載の検油装置。
  3. 前記検油装置を液面センサで構成したことを特徴とする請求項1に記載の検油装置。
  4. 前記壁部を間座と一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の検油装置。
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