JP2007221974A - ステッピングモータ駆動装置および方法ならびにそれらを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステッピングモータのモータ音を低減し、静粛性を高める。
【解決手段】ステッピングモータ駆動装置100において、駆動信号生成部30は、ステッピングモータ110のA相およびB相のコイルにそれぞれ供給すべき第1駆動信号SD1および第2駆動信号SD2を生成する。第1スイッチング回路10は、ステッピングモータのA相のコイルに接続された複数のスイッチを含み、駆動信号生成部30により生成された第1駆動信号SD1を受けて、A相コイルL1の通電状態を制御する。第2スイッチング回路20は、ステッピングモータのB相コイルL2に接続された複数のスイッチを含み、駆動信号生成部30により生成された第2駆動信号SD2を受けて、B相コイルL2の通電状態を制御する。駆動信号生成部30は、第1駆動信号SD1および第2駆動信号SD2の位相差を調節可能に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータの駆動技術に関する。
近年のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、あるいはディスク装置、プリンタなどの電子機器において、レンズやピックアップ、ヘッド等の可動部品の位置調節にステッピングモータが多く用いられている。ステッピングモータは、外部から印加されたパルス信号に同期して回転する同期モータであり、起動、停止、位置決めに優れた制御性を持っている。さらにステッピングモータは、オープンループでの制御が可能であり、またデジタル信号処理に適するという特性を有する。
ステッピングモータを駆動するための方式としてユニポーラ駆動とバイポーラ駆動の2つの方式がある。特許文献1〜3にはユニポーラ駆動方式によるステッピングモータの駆動技術が開示される。
特開平9−103096号公報 特開2004−120957号公報 特開2000−184789号公報
ステッピングモータは、上述のように、デジタルスチルカメラやディスク装置、プリンタなどの電子機器に用いられるため、位置の精度や効率の改善を主眼として開発が進められていた経緯がある。こうした高い位置精度が要求されるアプリケーションでは、ステッピングモータのとなり合う相の駆動電流の比率を徐々に変化させるマイクロステップ方式が採用される。マイクロステップ方式とは、ステッピングモータの駆動速度に応じた傾きを有する正弦波状あるいは台形波状の信号を生成し、これらの信号にもとづき、ステッピングモータにパルス信号を供給する方式である。
このように、従来のステッピングモータの駆動方法では、ステッピングモータの位置精度の改善や、駆動効率に着眼していたため、静粛性、すなわちモータから発せられるノイズ(以下、モータ音ともいう)の観点では改善の余地があった。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の駆動方式に比べて、静粛性を高めることが可能なステッピングモータの駆動装置の提供にある。
本発明のある態様は、2相のステッピングモータの駆動装置である。この駆動装置は、ステッピングモータのA相およびB相のコイルの通電状態を制御するための第1駆動信号および第2駆動信号を生成する駆動信号生成部と、ステッピングモータのA相のコイルに接続された複数のスイッチを含み、駆動信号生成部により生成された第1駆動信号を受けて、A相のコイルの通電状態を制御する第1スイッチング回路と、ステッピングモータのB相のコイルに接続された複数のスイッチを含み、駆動信号生成部により生成された第2駆動信号を受けて、B相のコイルの通電状態を制御する第2スイッチング回路と、を備える。駆動信号生成部は、第1駆動信号および第2駆動信号の位相差を調節可能に構成される。
この態様によると、第1駆動信号と、第2駆動信号の位相差を、駆動対象となるステッピングモータの特性などに応じて調節することにより、モータ音を低減し、静粛性を向上することができる。
駆動信号生成部は、第1、第2駆動信号の位相差を、所定値に対して所定の範囲内で調節可能であってもよい。所定値を90°に設定し、この値を中心に位相をシフトさせることにより、モータ音を好適に低減することができる。
駆動信号生成部は、第1、第2駆動信号の位相差に対応したデータを保持するレジスタを含んでもよい。
駆動信号生成部は、互いに位相がシフトされた正弦波状の第1、第2信号を生成する正弦波信号生成部と、第1、第2信号の位相差を調節する位相調節部と、正弦波信号生成部から出力される第1、第2信号をパルス幅変調し、第1駆動信号および第2駆動信号として第1、第2スイッチング回路へと出力するパルス幅変調信号生成部と、を含んでもよい。
正弦波信号生成部は、第1信号を生成する第1正弦波信号生成部と、第1正弦波信号生成部により生成される第1信号に対して、位相が時間軸方向に所定量シフトされた第2信号を出力する第2正弦波信号生成部と、を含んでもよい。また、第1、第2正弦波信号生成部は、第1、第2信号をシリアルのデジタル信号の形式で生成し、位相調節部は、第2信号のデジタルデータを、第1信号のデジタルデータに対して所定のクロック数に対応した時間、シフトすることにより、位相差を調節してもよい。
さらに、正弦波状の信号の一周期をN(Nは自然数)分割し、第2信号を第1信号に対して、M/N周期(Mは、M<Nを満たす)だけシフトしてもよい。さらに、Mを、M=N/4+X(Xは整数)に設定してもよい。
駆動信号生成部は、正弦波状の第1信号を生成する正弦波信号生成部と、正弦波信号生成部から出力される第1信号を時間軸方向に所定量シフトし、第2信号として出力する位相調節部と、正弦波信号生成部および位相調節部からそれぞれ出力される第1信号および第2信号をパルス幅変調し、第1駆動信号および第2駆動信号として第1、第2スイッチング回路へと出力するパルス幅変調信号生成部と、を含んでもよい。
駆動信号生成部は、正弦波状の信号をパルス幅変調して得られるパルス幅変調信号を第1駆動信号として生成する第1駆動信号生成部と、第1駆動信号生成部により生成された第1駆動信号を、時間軸方向に所定量シフトした第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成部と、を含んでもよい。
上述の駆動装置は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。駆動装置を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、電子機器である。この電子機器は、ステッピングモータと、ステッピングモータを駆動する上述のステッピングモータ駆動装置と、を備える。
この態様によると、ステッピングモータの各相コイルに流れる電流の位相を調節することにより、モータ音を低減することができ、静粛性が要求される電子機器の商品価値を高めることができる。
本発明のさらに別の態様は、ステッピングモータの駆動方法である。この方法は、2相のステッピングモータのA相のコイルに供給すべき第1駆動信号を生成するステップと、ステッピングモータのB相のコイルに供給すべき第2駆動信号を、第1駆動信号に対して90度を基準として所定の範囲で位相シフトして生成するステップと、を含む。
この方法によれば、位相シフト量を最適化することにより、モータ音を低減することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るステッピングモータ駆動装置によれば、静粛性を高めることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100の構成を示す回路図である。このステッピングモータ駆動装置100は、ステッピングモータ110とともに、デジタルカメラやプリンタなどの電子機器に搭載される。駆動対象のステッピングモータ110は、A相コイルL1とB相コイルL2を含む2相ステッピングモータであり、レンズやプリンタヘッドの位置決めに用いられる。ステッピングモータ駆動装置100は、駆動対象となるステッピングモータ110と接続されており、A相コイルL1、B相コイルL2にパルス状の駆動信号SD1、SD2を供給することにより、回転制御を行う。
本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100は、バイポーラ方式によってステッピングモータ110を駆動する。ステッピングモータ駆動装置100は、第1スイッチング回路10、第2スイッチング回路20、駆動信号生成部30がひとつの半導体基板上に一体集積化された機能ICとして構成される。
第1スイッチング回路10は、ステッピングモータ110のA相コイルL1に接続された4つのスイッチを含む。この第1スイッチング回路10は、駆動信号生成部30により生成された第1駆動信号SD1(SD1a〜SD1d)を受け、A相コイルL1の導通状態を制御する。同様に、第2スイッチング回路20は、ステッピングモータ110のB相コイルL2に接続された4つのスイッチを含む。この第2スイッチング回路20は、駆動信号生成部30により生成された第2駆動信号SD2(SD2a〜SD2d)を受け、B相コイルL2の導通状態を制御する。
第1スイッチング回路10、第2スイッチング回路20の構成は同一であり、それぞれ、いわゆるHブリッジ回路を構成するように配置された第1ハイサイドトランジスタMH1、第2ハイサイドトランジスタMH2、第1ローサイドトランジスタML1、第2ローサイドトランジスタML2を含む。各トランジスタのドレインソース間には、図示しないフライホイールダイオードが設けられる。
本実施の形態において、ハイサイドトランジスタはPチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、ローサイドトランジスタはNチャンネルMOSFETで構成されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハイサイドトランジスタをNチャンネルMOSFETで構成してもよく、また、バイポーラトランジスタで構成してもよい。
駆動信号生成部30は、A相コイルL1、B相コイルL2に流れるコイル電流IL1、IL2が、それぞれ位相が略90度シフトした正弦波に近づくように、第1駆動信号SD1、第2駆動信号SD2を生成する。
本実施の形態に係る駆動信号生成部30は、第1駆動信号SD1および第2駆動信号SD2の位相差を調節可能に構成される。従来においては、第1駆動信号SD1と、第2駆動信号SD2は、その位相差が90度に設定されていたのに対して、本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100では、この位相差を、90度から所定量α度(αは実数)だけずらすことにより、静音化を実現するものである。
図2は、駆動信号生成部30の構成を示す回路図である。駆動信号生成部30は、正弦波信号生成部32、位相調節部34、パルス幅変調信号生成部40、インターフェース部50を含む。
正弦波信号生成部32は、互いに位相がシフトされた正弦波状の第1信号S1、第2信号S2を生成する。正弦波状とは、広く正弦波を模した形状を有する信号を意味しており、正弦波の他、正弦波の山と谷がクランプされた信号や、台形波状の周期信号も含む。
インターフェース部50は、外部の制御回路60から第1信号S1と第2信号S2の位相差に関するデータ(以下、位相差データDαという)を受ける。制御回路60は、レジスタなどであってもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などであってもよい。この位相差データDαは、インターフェース部50から位相調節部34へと出力される。位相調節部34は、位相差データDαに基づいて第1信号S1、第2信号S2の位相差を調節する。位相調節部34は、第1信号S1、第2信号S2の位相差を、所定値90°に対して所定の範囲(たとえば±α°)内で調節する。
パルス幅変調信号生成部40は、パルス幅変調部36、駆動部38を含む。パルス幅変調部36は、正弦波信号生成部32および位相調節部34からそれぞれ出力される第1信号S1および第2信号S2をパルス幅変調する。駆動部38は、パルス幅変調部36から出力されるパルス幅変調された信号S1pwm、S2pwmにもとづき、第1駆動信号SD1および第2駆動信号SD2を生成し、第1スイッチング回路10、第2スイッチング回路20へと出力する。パルス幅変調信号生成部40については、一般的なステッピングモータの駆動装置と同様であるため説明を省略する。
図3は、駆動信号生成部30の具体的な構成例を示す回路図である。図3の駆動信号生成部30aにおいて、正弦波信号生成部32は、第1正弦波信号生成部32aと、第2正弦波信号生成部32bを含む。第1正弦波信号生成部32aは、第1信号S1を生成する。第2正弦波信号生成部32bは、第1正弦波信号生成部32aにより生成される第1信号S1に対して、位相が時間軸方向に所定量シフトされた第2信号S2を出力する。
第1正弦波信号生成部32a、第2正弦波信号生成部32bには外部からクロック信号CKが入力される。第1正弦波信号生成部32a、第2正弦波信号生成部32bは、クロック信号CKをカウントすることにより、シリアルのデジタル信号の形式で正弦波状の第1信号S1、第2信号S2を生成する。
位相調節部34は、第2信号S2のデジタルデータを、第1信号S1のデジタルデータに対して所定のクロック数に対応した時間、シフトすることにより、位相差を調節する。たとえば、第2正弦波信号生成部32bは、クロック信号CKのカウントを、第1正弦波信号生成部32aよりも、所定のクロック数だけ遅れて開始することにより、所定のクロック数に応じた時間だけシフトした正弦波状の信号を生成することができる。
位相シフトは、以下のように行ってもよい。まず、正弦波状の信号の一周期をN(Nは自然数)分割する。次いで、第2信号S2を第1信号S1に対して、M/N周期(Mは、M<Nを満たす)だけシフトさせる。Mを、M=N/4+X(Xは、整数)を満たすように設定する。
たとえば、正弦波の生成に、10ビットのカウンタを利用する場合には、1周期を1024分割(M=1024)し、360°/1024刻みで位相を調節してもよい。この場合、N=256(=M/4)クロックずらしてカウントする場合、90°シフトした正弦波状の信号が生成され、さらにXクロック分シフトすることにより、位相差が90°を基準として所定量シフトされた2つの正弦波状の信号が生成される。Xクロックに対応した位相のシフト量αは、少なくとも0〜10°、より好ましくは0〜15°の範囲で調節できることが望ましい。
駆動信号生成部30の構成は図3に限定されるものではない。図4は、駆動信号生成部の別の構成例を示す回路図である。図4の駆動信号生成部30bは、正弦波信号生成部32、位相調節部34、パルス幅変調信号生成部40、レジスタ42を含む。
正弦波信号生成部32は、正弦波状の第1信号S1をシリアルデジタルデータとして生成する。位相調節部34は、正弦波信号生成部32から出力される第1信号S1を時間軸方向に所定量シフトし、第2信号S2として出力する。位相調節部34はたとえば遅延回路などを用いて構成することができる。レジスタ42には、第1駆動信号SD1、第2駆動信号SD2の位相差αに対応したデータを保持する。位相調節部34によるシフト量は、レジスタ42に保持されたデータDαに基づいて設定される。
また、駆動信号生成部は、正弦波状の信号に対応付けてパルス幅変調された第1パルス信号を生成する第1駆動信号生成部と、第1パルス信号を、時間軸方向に所定量シフトした第2パルス信号を出力する第2駆動信号生成部と、を含んで構成されてもよい。すなわち、ROMなどを利用することによりパルス幅変調されたパルス信号を直接生成し、このパルス信号を時間的にシフトすることにより2つの駆動信号を生成してもよい。
以上のように構成されたステッピングモータ駆動装置100の動作について説明する。図5は、本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100の動作波形図である。図5は、A相コイルL1およびB相コイルL2に流れるコイル電流IL1、IL2を示している。本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100は、B相のコイル電流IL2を、A相のコイル電流IL1に対して、(90+α)°シフトするように、第1駆動信号SD1、第2駆動信号SD2を生成する。いくつかのステッピングモータについて実験を行った結果、α=5〜15°の範囲の場合に、位相調節を行わない場合、すなわちα=0°の場合に比べて、静音化が確認された。
本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100によれば、A相コイルL1とB相コイルL2に流れるコイル電流の位相を、90°から積極的にずらすことにより、ステッピングモータ110から発生するモータ音を低減し、静粛性を高めることができる。なお、位相のシフト量αは、駆動対象のステッピングモータ110の種類や特性に応じて、モータ音が十分に小さくなるように実験的に求めればよい。
さらに、本実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置100は、位相調節部34を設けることによりコイル電流IL1とIL2の位相差をデジタル信号処理によって微調節することができるため、容量や抵抗などのチップ部品などを利用する場合に比べて、簡易に、設計変更を行うことができる。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 駆動信号生成部の構成を示す回路図である。 駆動信号生成部の具体的な構成例を示す回路図である。 駆動信号生成部の別の構成例を示す回路図である。 実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置の動作波形図である。
符号の説明
10 第1スイッチング回路、 20 第2スイッチング回路、 30 駆動信号生成部、 32 正弦波信号生成部、 32a 第1正弦波信号生成部、 32b 第2正弦波信号生成部、 34 位相調節部、 36 パルス幅変調部、 38 駆動部、 40 パルス幅変調信号生成部、 42 レジスタ、 100 ステッピングモータ駆動装置、 110 ステッピングモータ、 L1 A相コイル、 L2 B相コイル、 SD1 第1駆動信号、 SD2 第2駆動信号。

Claims (11)

  1. ステッピングモータのA相およびB相のコイルの通電状態を制御するための第1駆動信号および第2駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記ステッピングモータのA相のコイルに接続された複数のスイッチを含み、前記駆動信号生成部により生成された前記第1駆動信号を受けて、前記A相のコイルの通電状態を制御する第1スイッチング回路と、
    前記ステッピングモータのB相のコイルに接続された複数のスイッチを含み、前記駆動信号生成部により生成された前記第2駆動信号を受けて、前記B相のコイルの通電状態を制御する第2スイッチング回路と、
    を備え、
    前記駆動信号生成部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の位相差を調節可能に構成されることを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  2. 前記駆動信号生成部は、前記第1、第2駆動信号の位相差を、所定値に対して所定の範囲内で調節可能であることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 前記駆動信号生成部は、前記第1、第2駆動信号の位相差に対応したデータを保持するレジスタを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ駆動装置。
  4. 前記駆動信号生成部は、
    互いに位相がシフトされた正弦波状の第1、第2信号を生成する正弦波信号生成部と、
    前記第1、第2信号の位相差を調節する位相調節部と、
    前記正弦波信号生成部から出力される前記第1、第2信号をパルス幅変調し、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号として前記第1、第2スイッチング回路へと出力するパルス幅変調信号生成部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  5. 前記正弦波信号生成部は、
    前記第1信号を生成する第1正弦波信号生成部と、
    前記第1正弦波信号生成部により生成される前記第1信号に対して、位相が時間軸方向に所定量シフトされた前記第2信号を出力する第2正弦波信号生成部と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のステッピングモータ駆動装置。
  6. 前記第1、第2正弦波信号生成部は、前記第1、第2信号をシリアルのデジタル信号の形式で生成し、
    前記位相調節部は、前記第2信号のデジタルデータを、前記第1信号のデジタルデータに対して所定のクロック数に対応した時間、シフトすることにより、位相差を調節することを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ駆動装置。
  7. 前記駆動信号生成部は、
    正弦波状の第1信号を生成する正弦波信号生成部と、
    前記正弦波信号生成部から出力される前記第1信号を時間軸方向に所定量シフトし、第2信号として出力する位相調節部と、
    前記正弦波信号生成部および前記位相調節部からそれぞれ出力される前記第1信号および前記第2信号をパルス幅変調し、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号として前記第1、第2スイッチング回路へと出力するパルス幅変調信号生成部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  8. 前記駆動信号生成部は、
    正弦波状の信号に対応付けてパルス幅変調された第1パルス信号を生成する第1駆動信号生成部と、
    前記第1駆動信号生成部により生成された第1パルスを、時間軸方向に所定量シフトした第2パルス信号を生成する第2駆動信号生成部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  9. ひとつの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のステッピングモータ駆動装置。
  10. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを駆動する請求項1から8のいずれかに記載のステッピングモータ駆動装置と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  11. 2相のステッピングモータのA相のコイルに供給すべき第1駆動信号を生成するステップと、
    前記ステッピングモータのB相のコイルに供給すべき第2駆動信号を、前記第1駆動信号に対して90度を基準として所定の範囲で位相シフトして生成するステップと、
    を含むことを特徴とするステッピングモータの駆動方法。
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