JP2007221760A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという問題に対して、バラツキマージンを確保した状態で黒つぶれ現象を確実に判定することができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】受光量に応じた輝度信号を出力する固体撮像装置であって、受光素子111含む画素回路110と、画素回路110からの出力信号に基づいて、受光素子111での受光量に応じた輝度信号を第2信号出力線104から出力するサンプリングトランジスタ121等からなる信号出力回路と、画素回路110と判定入力結合容量145によって結合され、画素回路110からの出力信号に基づいて、受光素子111への入射光が高輝度であるか否かを判定し、高輝度であると判定した場合に、第2信号出力線104に、高輝度であることを示す輝度信号を出力する高輝度判定回路140cとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、受光量に応じた輝度信号を出力する固体撮像装置に関し、特に、強い光が入射したときに画像が黒つぶれする現象を防止する固体撮像装置、カメラおよび固体撮像装置の駆動方法に関する。
近年、家庭用ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの固体撮像装置を用いた撮像機器が広く普及してきた。これらの撮像機器には、固体撮像装置として、増幅型のイメージセンサを備えるものがある。
増幅型のイメージセンサは、雑音が低い等の優れた特徴がある反面、強い光を入射したときに画像が黒つぶれするという問題がある。これは、強い光によって受光素子からあふれ出した電荷が検出用コンデンサに貯まってしまうために、蓄積可能な電荷量が減少し、本来、白色となる画像が黒色になってしまうという現象である。
そのために、従来、このような黒つぶれ現象を回避する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、黒つぶれ現象を回避する技術として、増幅型のイメージセンサであるMOSイメージセンサにおいて、単位セル毎に、リード電圧が所定の範囲の電圧である場合にリセット電圧とリード電圧との差分を示す輝度信号を出力し、リード電圧が所定の範囲の電圧でない場合に高輝度を示す輝度信号を出力する出力手段を備えるMOSイメージセンサが開示されている。このような工夫によって、特許文献1に記載されたイメージセンサは、黒つぶれ現象を回避しようとしている。
特開2004−312785号公報
しかしながら、特許文献1の回路は、以下の課題を有している。
特許文献1の回路では、クランプ容量をバイパスするバイパストランジスタが設けられ、そのバイパストランジスタのソースにリード電圧が印加されるが、そのゲート端子にバイアスを印加することで、高輝度光によるリード電圧の低下が所定の範囲の電圧を超えると、バイパストランジスタのサブスレショルド領域で電流が流れ、高輝度を示す輝度信号が出力される。ところが、サブスレショルド領域の電流は微小であるために、単位セルのリード電圧のシフトおよびバラツキにより、サブスレショルド電流がばらつく場合がある。そのために、特許文献1の回路は、高輝度を示す輝度信号の出力動作が不安定になるという課題を有している。
また、特許文献1の回路では、固体撮像装置における駆動周波数や駆動タイミング等を変更した場合には、電流が流れる時間が変わるため、バイパストランジスタのゲート電圧を修正し、サブスレショルド電流を最適化する必要がある。つまり、特許文献1の回路は、駆動周波数や駆動タイミングを変更する度に、高輝度の判定回路を設計変更しなければならないという課題も有している。
さらに、特許文献1の回路では、製造上のプロセス変動等によるリード電圧のシフトや、上記サブスレショルド電流のバラツキに対して、高輝度の判定を確保するためには、上記所定の範囲を維持する必要があり、そのために、輝度信号の範囲が狭められてしまう。つまり、特許文献1の回路は、製造上のプロセス変動等による信号のシフトやバラツキに対して、一定のマージンを確保した状態で高輝度の判定を確実に行うためには、輝度信号のダイナミックレンジが減少してしまうという課題も有している。
そこで、上記課題に鑑み、本発明は、強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという問題に対して、バラツキマージンを確保した状態で黒つぶれ現象を確実に判定するとともに、駆動周波数の変更等に対して設計変更することなく、かつ、製造上のプロセス変動等に対しても信号のダイナミックレンジを維持した状態で黒つぶれ現象を確実に判定することができる固体撮像装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、受光量に応じた輝度信号を出力する固体撮像装置であって、光電変換部を含み、前記光電変換部がリセットされたときの電圧であるリセット電圧と前記光電変換部での光電変換により生じた電圧であるリード電圧とを出力する画素回路が1次元又は2次元状に複数個配列されてなる撮像部と、複数の前記画素回路に接続され、前記画素回路から出力されたリセット電圧とリード電圧とを伝送するための第1信号出力線と、前記第1信号出力線に接続され、前記第1信号出力線に出力されたリセット電圧とリード電圧とに基づいて、前記光電変換部での受光量に応じた輝度信号を第2信号出力線から出力する信号出力回路と、前記第1信号出力線と第1容量によって結合され、前記第1信号出力線における電圧信号に基づいて、前記光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定し、高輝度であると判定した場合に、前記第2信号出力線に、高輝度であることを示す輝度信号を出力する高輝度判定回路とを備えることを特徴とする。つまり、前記高輝度判定回路は、前記第1信号出力線における電圧信号のうち、交流成分に基づいて、前記入射光が高輝度であるか否かを判定する。
これによって、画素回路と高輝度判定回路とは容量によって結合されているので、画素回路からの出力信号のうち、交流成分によって高速に高輝度の判定が行われる。よって、出力信号のバラツキやシフト等の直流的な変動の影響を受けることなく安定して高輝度の判定が行われるとともに、駆動周波数等を変更した場合であっても高輝度判定回路を設計変更する必要がなく、さらに、出力信号の直流的な変動の影響を受けることなく高輝度の判定が行われるので、高輝度の判定のために輝度情報のダイナミックレンジが狭められてしまうという不具合が発生することもない。
ここで、前記高輝度判定回路は、前記光電変換部がリセットされる期間、又は、リセットされた直後に、前記入射光が高輝度であるか否かを判定するのが好ましい。特に、リセットされる期間に並行して判定することで、駆動タイミングが短縮化される。
また、前記高輝度判定回路は、前記第1容量に接続された信号線である判定入力線と、一端が前記判定入力線に接続された第2容量と、前記第2容量の他端に接続され、前記第2容量を介して前記判定入力線に一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路とを含み、前記一定電圧が加算された後の前記判定入力線における電圧と一定のしきい値とを比較することによって前記入射光が高輝度であるか否かを判定する構成としてもよい。これによって、簡単な回路で通常時と高輝度時とが判定される。
ここで、前記高輝度判定回路は、前記第1容量の一端に接続された信号線である判定入力線と、一端が前記第1容量の他端に接続された第2容量と、前記第2容量の他端に接続され、前記第2容量を介して前記判定入力線に一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路とを含み、前記一定電圧が加算された後の前記判定入力線における電圧と一定のしきい値とを比較することによって前記入射光が高輝度であるか否かを判定する構成とするのが好ましい。これによって、第1信号出力線から判定入力線に信号が伝達されるときに容量によって分圧されてしまうことが回避され、信号を減衰させることなく、高精度で高輝度が判定される。
また、前記高輝度判定回路は、前記第1容量と接続され、前記第1容量を介した前記第1信号出力線と当該高輝度判定回路との接続を切断及び導通させる第1スイッチトランジスタを含み、前記第1スイッチトランジスタは、前記第1信号出力線における電圧信号及び前記高輝度判定回路の入力段における電圧信号が変動するときに、前記接続を切断するのが好ましい。第1信号出力線と高輝度判定回路とが相互に無用な影響を与え合うことが防止され、安定した高輝度の判定が可能になる。
また、前記高輝度判定回路は、前記第1信号出力線に出力された前記リセット電圧と前記リード電圧との差分が所定の範囲内であるか否かを判定し、前記差分が所定の範囲内でない場合に、前記入射光が高輝度であると判定するが、このとき、前記所定の範囲は、前記画素回路に最大輝度の光が入射したときに前記高輝度判定回路に入力される電圧信号を含む範囲であり、かつ、前記画素回路から前記高輝度判定回路に入力される電圧信号のダイナミックレンジよりも小さい範囲に設定しておくのが好ましい。これによって、確実に、通常時の輝度信号と区別して高輝度時を検出することができる。
また、前記高輝度判定回路は、前記入射光が高輝度であると判定した場合に、前記信号出力回路から前記第2信号出力線に出力される輝度信号の極性と同極性であって、かつ、前記輝度信号の飽和以上の電圧を前記第2信号出力線に出力する判定出力回路を含む構成をするのが好ましい。これによって、第2信号出力線には、同極性であって、かつ、通常時の輝度信号と高輝度時の輝度信号とが区別して出力されるので、この信号を処理する後段の回路が簡素化される。
また、前記高輝度判定回路は、前記第1容量に接続された信号線である判定入力線と、前記判定入力線における電圧信号に基づいて、前記入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、前記判定入力線における電圧信号を増幅し、増幅して得られた信号を前記判定の結果を示す信号として出力する判定増幅回路とを含む構成としてもよい。これにより、高輝度の判定だけでなく、増幅された信号が判定結果として出力されるので、ノイズ等の影響を受けることなく、安定して、通常時/高輝度時を示す輝度信号が第2信号出力線に出力される。
また、前記高輝度判定回路は、前記光電変換部が前記第1信号出力線に前記リセット電圧を出力してから前記リード電圧を出力するまでの期間を含む期間、又は、前記リード電圧を出力してから次の撮像期間におけるリセット電圧を出力するまでの期間に、前記入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、高輝度であることを示す前記輝度信号を出力する構成としてもよい。特に、リセット電圧を出力してからリード電圧を出力するまでの期間を含む期間において入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、高輝度であることを示す輝度信号を出力するのが好ましい。これにより、通常時の輝度信号の生成と並行して高輝度の判定と出力が行われ、駆動タイミングの短縮化が図られる。
また、高輝度の判定においては、光電変換部に対して、光電変換のためのリセットよりも遅らせたタイミングで、判定のためのリセットを事前にしておくのが好ましい。これによって、光電変換部での初期化リセットによる判定入力線の電位変動がなくなった状態で判定入力線が初期化リセットされるので、安定した判定が可能となる。
なお、本発明は、以上のような固体撮像装置として実現できるだけでなく、固体撮像装置の駆動方法、固体撮像装置を備える撮像カメラ、固体撮像装置等を半導体基板上に実現した集積回路としても実現できる。
本発明に係る固体撮像装置およびその駆動方法等によれば、画素回路と高輝度判定回路とは容量によって結合され、画素回路からの出力信号のうち、交流成分によって高速に高輝度の判定が行われる。よって、強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという問題に対して、バラツキマージンを確保した状態で黒つぶれ現象を確実に判定するとともに、駆動周波数の変更等に対して設計変更することなく、かつ、製造上のプロセス変動等に対しても信号のダイナミックレンジを維持した状態で黒つぶれ現象を確実に判定することができる固体撮像装置が実現される。
よって、家庭用ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの固体撮像装置を用いた撮像機器が広く普及してきた今日において、本発明の実用的価値は極めて高いといえる。
以下、本発明に係る固体撮像装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における固体撮像装置の全体構成を示す図である。
この固体撮像装置は、受光量に応じた輝度信号を出力するとともに、黒つぶれ現象を回避する機能を有する増幅型イメージセンサであり、撮像部1、負荷回路2、行選択エンコーダ3、列選択エンコーダ4、信号処理部5及び出力回路6から構成される。
撮像部1は、光を電気信号に変換する光電変換部を含み、光電変換部がリセットされたときの電圧であるリセット電圧と光電変換部での光電変換により生じた電圧であるリード電圧とを出力する画素回路(単位セル)が1次元又は2次元状に複数個配列されてなる撮像領域である。図1では、3×3の2次元上に配列された9画素の例が示されているが、実際の総画素数は、1次元で数千個、2次元で数十万〜数百万個程度である。
負荷回路2は、縦1列毎に同一の回路が1個接続されており、出力電圧を読み出すために列単位で撮像部1の画素に負荷をかける回路である。
行選択エンコーダ3は、横1行毎に、「RESET」、「READ」、「LSEL」の3本の制御線を介して制御信号を出力する回路であり、各制御信号によって、撮像部1の画素に対して、行単位で、それぞれ、リセット(初期化)、リード(読み出し)、及び、ラインセレクト(行選択)の動作を制御する。
列選択エンコーダ4は、縦1列毎に、制御線を介して列選択信号を出力する回路であり、列選択信号によって撮像部1の列を順次選択する。
信号処理部5は、縦1列毎に同一の回路が1個接続されており、撮像部1からの列単位の出力信号を処理して、順次、出力回路6に出力する。
出力回路6は、信号処理部5から順に送られてくる信号に対して、外部に出力するために必要な変換を施し、出力する。
図2は、図1に示された固体撮像装置における、1画素に着目した詳細な回路図である。ここには、負荷回路100、画素回路110及び信号処理回路120(高輝度判定回路140が含まれる)が示されている。これらの回路は、本実施の形態においては、いずれも、NMOSトランジスタで構成されている。なお、本図において、各トランジスタのゲートに付された符号は、そのゲートに供給される制御パルスの信号名である。また、各種制御パルスは、図1に示された行選択エンコーダ3や列選択エンコーダ4からの信号等を用いて、後述するタイミングでレベルが変化する各種パルスを生成し、各トランジスタに供給する制御パルス生成回路(信号処理部5中に設けられた不図示の回路、あるいは、後述するタイミング制御部)から出力される。
負荷回路100は、図1に示される負荷回路2中の1個の回路に相当し、第1信号出力線102と接地電位(GND)との間に接続された負荷用トランジスタ101を含む。負荷用トランジスタ101のゲートには負荷電圧(LG)が供給される。
画素回路110は、図1に示される撮像部1中の1個の単位セルに相当し、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを第1信号出力線102に出力する回路であり、入射した光を光電変換し電荷を出力するフォトダイオード等の受光素子111と、受光素子111により発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電圧信号として出力するコンデンサ(フローティングディフージョン)112と、コンデンサ112の示す電圧が初期電圧(ここでは、VDD)になるようにリセットするリセットトランジスタ113と、受光素子111により出力される電荷をコンデンサ112に供給するリードトランジスタ114と、コンデンサ112の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する増幅用トランジスタ115と、行選択エンコーダ3からLSEL(ラインセレクト)信号を受けた時に増幅用トランジスタ115の出力を第1信号出力線102に出力するラインセレクトトランジスタ116とを含む。
なお、画素回路110を構成する要素のうち、光を電気信号(電圧)に変換する役割を果たす主要部である受光素子111とコンデンサ112とを併せて、光電変換部と呼ぶことができる。
信号処理回路120は、図1に示される信号処理部5中の縦1列用の1個の回路に相当し、(1)第1信号出力線102に接続され、第1信号出力線102に出力されたリセット電圧とリード電圧とに基づいて、光電変換部での受光量に応じた輝度信号を第2信号出力線104から出力する信号出力回路(信号処理回路120のうち、高輝度判定回路140を除く部分)と、(2)第1信号出力線102と容量結合され、第1信号出力線102における電圧信号に基づいて、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定し、高輝度であると判定した場合に、第2信号出力線104に、高輝度であること(受光素子111に強い光が入射したこと)を示す輝度信号を出力する高輝度判定回路140とから構成される。
なお、受光素子111に強い光が入射した状態、つまり、従来であれば画像が黒つぶれしてしまう状態を「高輝度時」、そうでない状態、つまり、強い光が入射していない状態を「通常時」と呼ぶ。
信号出力回路は、画素回路110から第1信号出力線102に出力されたリセット電圧とリード電圧との差分が所定の範囲である場合に、その差分を通常時の輝度信号として出力する回路であり、第3信号出力線103と第2信号出力線104との間に直列に接続されたサンプリングトランジスタ121及びクランプ容量122と、第2信号出力線104と接地電位との間に接続されたサンプリング容量123と、第2信号出力線104と基準電圧(リセット基準電圧)端子との間に接続されたクランプトランジスタ124と、第1信号出力線102の電圧を増幅し第3信号出力線103に出力する反転増幅器125と、反転増幅器125をリセットし、動作の基準電位を決定する反転増幅器リセットトランジスタ126と、第1信号出力線102の交流成分を反転増幅器125に伝達する反転増幅器結合容量127とを含む。
なお、サンプリングトランジスタ121、クランプ容量122、サンプリング容量123及びクランプトランジスタ124は、単位セルより出力される信号に含まれるノイズを除去する機能を有し、ノイズキャンセル回路を構成している。
高輝度判定回路140は、第1信号出力線102における電圧信号のうち、交流成分に基づいて、画素回路への入射光が高輝度であるか否かを判定する回路である。具体的には、この高輝度判定回路140は、画素回路110から第1信号出力線102に出力されたリセット電圧とリード電圧との差分が所定の範囲を越える場合に、高輝度であることを示す輝度信号を出力する回路であり、大きく分けて、判定入力回路141、判定増幅器142及び判定出力回路143より構成される。ここで、「所定の範囲」は、画素回路110に最大輝度の光が入射したときに高輝度判定回路140に入力される電圧信号を含む範囲であり、かつ、画素回路110から高輝度判定回路140に入力される電圧信号のダイナミックレンジよりも小さい範囲である。このような範囲に設定しておくことで、第2信号出力線104に出力された輝度信号が通常時の信号であるか高輝度時の信号であるかを区別することができる。
判定入力回路141は、この高輝度判定回路140の入力段の回路であり、容量結合によって、第1信号出力線102における信号のうち交流成分を高速に取り込むという特徴を有し、その容量結合を実現する判定入力結合容量145と接続され、その判定入力結合容量145を介した第1信号出力線102と当該高輝度判定回路140との接続を切断及び導通させる入力スイッチトランジスタ144、判定入力結合容量145、判定バイアスと接地電位とを切り替えて判定入力線146に伝達する判定待機スイッチトランジスタ148および判定バイアス入力スイッチトランジスタ149、判定バイアス結合容量147、判定機能停止時に消費電流を低減させるために判定入力線146を接地させるスタンバイスイッチトランジスタ150及び判定入力線146を初期化リセットする判定容量初期化トランジスタ151を含む。
なお、判定待機スイッチトランジスタ148および判定バイアス入力スイッチトランジスタ149は、判定バイアス結合容量147を介して判定入力線146に一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路を構成している。また、入力スイッチトランジスタ144は、第1信号出力線102における電圧信号及び高輝度判定回路の入力段(判定入力線146)における電圧信号が変動するときに、誘導が伝達して相互に悪影響を与えないように、判定入力結合容量145を介した第1信号出力線102と高輝度判定回路140の入力段との接続を切断する。
判定増幅器142は、判定入力線146における電圧信号に基づいて、画素回路110への入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、判定入力線146における電圧信号を増幅し、増幅して得られた信号を判定結果として出力する回路であり、本実施の形態では、バイアス電圧加算回路によって一定電圧が加算された後の判定入力線146における電位と一定のしきい値とを比較することによって「高輝度時」であるか「通常時」であるかを判定し、その結果を判定出力線152に出力する。この判定増幅器142は、直列に接続された2個のトランジスタから構成され、コンパレータとして機能する。つまり、判定入力線146の電圧が、接地電位に接続されたNMOSトランジスタのしきい値よりも大きい場合(通常時)に、判定出力線152にLO(接地電位)を出力し、判定入力線146の電圧がそのしきい値よりも小さい場合(高輝度時)に、判定出力線152にHI(VDD)を出力する。
判定出力回路143は、判定増幅器142によって高輝度時であると判定された場合に、信号出力回路から第2信号出力線104に出力される輝度信号の極性と同極性であって、かつ、その輝度信号の飽和以上の電圧を第2信号出力線104に出力する回路であり、本実施の形態では、判定出力線152を介して送られてくる信号(判定結果)に基づいて、クリップ電圧を第2信号出力線104に出力する(又は、出力しない)。この判定出力回路143は、判定出力線152の信号をクリップトランジスタ155に伝達する出力スイッチトランジスタ153、判定機能の停止時における消費電流を低減させるためにクリップトランジスタ155のゲート(制御端子)を接地させるスタンバイスイッチトランジスタ154及びクリップ電圧を第2信号出力線104に導通または非道通させるクリップトランジスタ155を含む。クリップトランジスタ155は、判定増幅器142によって判定結果が高輝度であると判定された場合(判定出力線152がHIGHである場合)、第2信号出力線104が保持している輝度信号に代えて、高輝度であることを示す輝度信号(つまり、クリップ電圧)を第2信号出力線104へ出力する。本実施の形態では、判定出力回路143は、画素回路110が第1信号出力線102にリード電圧を出力してから次の撮像期間におけるリセット電圧を出力するまでの期間に、画素回路110への入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、高輝度であることを示す輝度信号を出力する。
なお、クリップ電圧は、第2信号出力線104の信号極性によって、リセット基準電圧に対して、プラスの電圧及びマイナス電圧のいずれかを選択すればよい。本実施の形態1では、通常時の輝度信号として、リセット基準電圧に対してプラスの電圧信号が第2信号出力線104に出力されるので、クリップ電圧も、リセット基準電圧に対してプラスの電圧に設定されているが、これとは逆に、通常時の輝度信号として、リセット基準電圧に対してマイナスの電圧信号が第2信号出力線104に出力される場合には、クリップ電圧も、リセット基準電圧に対してマイナスの電圧に設定される。具体的には、クリップ電圧は、第2信号出力線104におけるリセット基準電圧との差が飽和信号以上となるような一定の電圧に設定しておくことが望ましい。通常時の輝度信号と高輝度であることを示す輝度信号との区別を可能にするためである。
また、判定入力回路141のスタンバイスイッチトランジスタ150及び判定出力回路143のスタンバイスイッチトランジスタ154は、接続端子(それぞれ、判定増幅器142の制御端子及びクリップトランジスタ155の制御端子)を一定電位に固定することで、黒つぶれ判定機能を停止し、消費電流を抑制する機能も果たしている。
このように、本実施の形態1における固体撮像装置は、強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという現象をノイズキャンセル回路で判定できる(つまり、ノイズキャンセル回路における第2信号出力線104に通常の輝度信号と高輝度であることを示す輝度信号とが選択的に出力される)構成を備えている。
次に、本実施の形態1の固体撮像装置において画像の黒つぶれを判定して黒つぶれによる画像特性の劣化を防ぐことが出来る本発明に係る固体撮像装置の駆動方法について説明する。
図3は、図2に示される回路を制御する信号(制御パルス)のタイミングを示す図である。各パルスはトランジスタのゲートに供給され、HIGHのときにトランジスタをONにし、LOWのときにトランジスタをOFFにする。
ラインセレクトパルスLSELは、画素回路110のラインセレクトトランジスタ116のゲートに供給され、画素回路110を選択するための制御信号である。なお、反転ラインセレクトパルスLSELBは、ラインセレクトパルスLSELの反転信号であり、判定入力回路141のスタンバイスイッチトランジスタ150のゲートに供給され、高輝度判定回路140を停止状態から機能させる状態に制御するための制御信号である。
サンプリングパルスSPは、信号処理回路120のサンプリングトランジスタ121のゲートに供給され、第3信号出力線103の信号を第2信号出力線104へ伝達させるための制御信号である。
クランプパルスCPは、信号処理回路120のクランプトランジスタ124のゲートに供給され、第2信号出力線104を初期化リセットするための制御信号である。
反転増幅器リセットパルスAMPCLは、信号処理回路120の反転増幅器リセットトランジスタ126のゲートに供給され、ノイズ低減のために設けられた反転増幅器125を初期化リセットするための制御信号である。
リセットパルスRESETは、画素回路110のリセットトランジスタ113のゲート及び判定入力回路141の判定容量初期化トランジスタ151のゲートに供給され、画素回路110のコンデンサ112を初期化リセットするとともに、高輝度判定回路140を初期化リセットするための制御信号である。
リードパルスREADは、画素回路110のリードトランジスタ114のゲートに供給され、受光素子111に蓄積された電荷をコンデンサ112に転送するための制御信号である。
判定回路制御パルス1(RS1)は、判定出力回路143の出力スイッチトランジスタ153のゲートに供給され、高輝度判定回路140による判定結果をクリップトランジスタ155に伝達するための制御信号である。
判定回路制御パルス2(RS2)は、判定入力回路141の判定バイアス入力スイッチトランジスタ149のゲートに供給され、判定増幅器142による判定を行わせるための制御信号である。なお、反転判定回路制御パルスRS2Bは、判定回路制御パルスRS2の反転信号であり、判定入力回路141の入力スイッチトランジスタ144、判定待機スイッチトランジスタ148及び判定出力回路143のスタンバイスイッチトランジスタ154のゲートに供給され、判定時及び判定の待機時における状態を維持するための制御信号である。
図4は、この固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。ここでは、画素回路110の出力である第1信号出力線102、高輝度判定回路140内の判定入力線146、判定出力線152及び第2信号出力線104における信号波形が示されている。なお、本図において、通常時における信号波形(「通常時信号出力」)は実線で、高輝度時における信号波形(「高輝度時信号出力」)は太線で示されている。本図に示されるタイミングA〜Fは、図3に示されたものに対応する。以下、各タイミングA〜Fにおける動作を説明する。
タイミングAでは、リセットパルスRESETのHIGHによって、リセットトランジスタ113を介して画素回路110のコンデンサ112が初期化され、判定容量初期化トランジスタ151を介して判定入力線146と判定出力線152とが初期化リセットされる。
タイミングBでは、反転増幅器リセットパルスAMPCLのLOによって、反転増幅器リセットトランジスタ126を介して反転増幅器125の初期化リセットが完了し、クランプパルスCPによって、クランプトランジスタ124を介して第2信号出力線104の初期化リセットが完了する。この時、高輝度が入射すると受光素子111の電荷が溢れてコンデンサ112に注入され、コンデンサ112のリセット電位が低下する。この電位低下は、ラインセレクトトランジスタ116を介して第1信号出力線102に出力される。よって、高輝度時においては、第1信号出力線102の電位は、高輝度時信号出力(太線)のように、通常時信号出力(実線)に対して電位が低下する。このような第1信号出力線102での電位の低下は、入力スイッチトランジスタ144及び判定入力結合容量145を介して判定入力線146に高速に伝達される。なお、このような電位の低下が黒つぶれを発生させる原因である。
タイミングCでは、リードパルスREADのHIGHによって、リードトランジスタ114を介して受光素子111の電荷がコンデンサ112に転送される。
タイミングDでは、サンプリングパルスSPのLOによって、サンプリングトランジスタ121がOFFとなり、第2信号出力線104に接続されたサンプリング容量123に、リセット電位(タイミングBにおけるコンデンサ112の電位)とリード電位(タイミングCにおけるコンデンサ112の電位)との差分信号が蓄積される。
タイミングEでは、判定回路制御パルスRS2のHIGHによって、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149及び判定バイアス結合容量147を介して判定バイアス電圧BWBIASが判定入力線146に印加され、印加後の判定入力線146の電位が判定増幅器142のしきい値と比較され、これによって、高輝度時か通常時かが判定される。
より詳しくは、画素回路110のコンデンサ112の初期リセット電位を判定入力線146の初期リセット電位に対応させ、高輝度時は、通常時に比べて、判定入力線146の電位が飽和信号(通常時における最大輝度を示す信号)以上に低下することを利用している。つまり、判定入力線146の電位低下分を判定バイアス電圧BWBIASで加算し、判定初期リセット電位と比較している。高輝度時においては、判定バイアス電圧BWBIASが加算された後の判定入力線146の電位が判定増幅器142のしきい値を超えないために、判定増幅器142は非導通となり、判定出力線152にHIGHを出力し、一方、通常時においては、判定バイアス電圧BWBIASが加算された後の判定入力線146の電位が判定増幅器142のしきい値を超えるために、判定増幅器142は導通となり、判定出力線152にLOを出力する。
なお、判定バイアス電圧BWBIASは、第1信号出力線102のダイナミックレンジよりも少ない電圧に最適化されている。つまり、判定バイアス電圧BWBIASは、判定バイアス電圧BWBIASが加算された後の判定入力線146の電位が、通常時においては、判定増幅器142のしきい値を超え、かつ、高輝度時においては、判定増幅器142のしきい値を超えないような値に設定されている。また、判定バイアス電圧BWBIASが判定入力線146に印加される時には、判定入力結合容量145を介して第1信号出力線102の電位を変動させ、さらには、容量カップリングによって他の受光素子111の蓄積電荷を変動させることがないように、第1信号出力線102と判定入力線146との間は遮断されている、つまり、反転判定回路制御パルスRS2Bによって入力スイッチトランジスタ144がOFFとなっている。
タイミングFでは、判定回路制御パルス1(RS1)のHIGHによって、判定出力線152の電位(判定結果)が出力スイッチトランジスタ153を介してクリップトランジスタ155に伝達され、クリップ電圧がクリップトランジスタ155を介して第2信号出力線104に出力される(又は、出力されないで遮断されている)。具体的には、判定出力線152での電位がHIGH(高輝度時)のときには、クリップトランジスタ155はONとなり、クリップ電圧を第2信号出力線104に出力し、判定出力線152での電位がLO(通常時)のときには、クリップトランジスタ155はOFFとなり、第2信号出力線104に対して何の影響も与えない。これによって、第2信号出力線104には、通常時においては通常の輝度信号が出力され、高輝度時においては高輝度であることを示す輝度信号、つまり、クリップ電圧が出力される。
以上のように、本実施の形態1の固体撮像装置によれば、判定入力結合容量145による容量結合によって第1信号出力線102と高輝度判定回路140とが接続されているので、第1信号出力線102における電圧の変化分(高速に変化する信号成分)だけが高輝度判定回路140に入力され、各種ドリフト等の直流的な変動の影響を受けることなく、高速に、高輝度の判定が行われる。よって、バイパストランジスタのサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく安定して高輝度が判定されるとともに、駆動周波数や駆動タイミング等を変更した場合であってもバイパストランジスタのゲート電圧を修正してサブスレショルド電流を最適化する必要もなく、さらに、製造上のプロセス変動等によるリード電圧のシフトやサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく高輝度の判定が行われ、輝度信号の範囲が狭められてしまうことがない。
つまり、本実施の形態1における固体撮像装置によって、強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという問題に対して、バラツキマージンを確保した状態で黒つぶれ現象が確実に判定されるとともに、駆動周波数等の変更に対して設計変更することなく、かつ、製造上のプロセス変動等に対しても信号のダイナミックレンジを維持した状態で黒つぶれ現象が確実に判定される。
なお、本実施の形態1では、図3に示されるように、リセットパルスRESETは、リセットトランジスタ113と判定容量初期化トランジスタ151とに供給されたが、本発明は、このような接続形態だけに限定されるものではない。たとえば、図5に示されるように、ONからOFFに変化するタイミングが異なる2つのリセットパルス1及び2(RESET1及び2)を生成し、リセットパルス1(RESET1)をリセットトランジスタ113に供給し、リセットパルス2(RESET2)を判定容量初期化トランジスタ151に供給する構成としてもよい。つまり、高輝度の判定においては、光電変換部の初期化リセットよりも遅らせたタイミングで、事前に、判定のための初期化リセットをしておいてもよい。
これによって、画素回路110のコンデンサ112の初期化の完了よりも若干遅れて、判定入力線146と判定出力線152との初期化リセットが完了することとなり、判定入力結合容量145等の容量カップリングの影響による判定入力線146の電位変動がなくなった状態で判定入力線146が初期化リセットされ、安定した高輝度判定が実現される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本発明の実施の形態2は、高輝度判定回路の回路構成が異なる点を除いて、実施の形態1と同じである。以下、実施の形態1と異なる点だけを説明する。
図6は、本実施の形態の固体撮像装置における、1画素に着目した詳細な回路図である。ここには、負荷回路100、画素回路110及び信号処理回路120(高輝度判定回路140aが含まれる)が示されている。これらの回路は、ほとんどがNMOSトランジスタで構成されているが、一部の回路(判定増幅器142a)にはPMOSトランジスタが含まれる(つまり、CMOSで構成される)。
高輝度判定回路140aは、判定入力回路141、判定増幅器142a及び判定出力回路143より構成される。
判定入力回路141を構成する入力スイッチトランジスタ144のゲートには、実施の形態1と異なり、判定回路制御パルス1(RS1)や判定回路制御パルス2(RS2)とは異なるタイミングをもつ第3の判定回路制御パルスである判定回路制御パルス3(RS3)が供給される。
判定増幅器142aは、機能的には実施の形態1における判定増幅器142と同じであるが、回路構成として、本実施の形態では、直列に接続された1対のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタ(つまり、CMOS)で構成されている。この判定増幅器142aは、コンパレータとして機能する点で、実施の形態1と同じであるが、CMOSで構成されているので、判定のしきい値をVDD/2に設定することができ、より広いダイナミックレンジで通常時か高輝度時かを判定することができる。
図7は、図6に示される回路を制御する信号(制御パルス)のタイミングを示す図である。実施の形態1における図3と比べ、判定回路制御パルス3(RS3)のタイミングが追加されている。
判定回路制御パルス3(RS3)は、判定入力回路141の入力スイッチトランジスタ144のゲートに供給され、第1信号出力線102の信号を判定入力結合容量145を介して判定入力線146へ伝達させるための制御信号である。
図8は、この固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。本図において、通常時における信号波形(「通常時信号出力」)は左側で、高輝度時における信号波形(「高輝度時信号出力」)は右側の太線で示されている。なお、実施の形態1における図4と比べ、タイミングA及びE〜Gにおける動作が実施の形態1と異なる。以下、実施の形態1と異なるタイミングにおける動作だけを説明する。
タイミングAでは、リセットパルスRESETのHIGHと判定回路制御パルスRS3のHIGHによって、リセットトランジスタ113を介して画素回路110のコンデンサ112が初期化され、判定容量初期化トランジスタ151を介して判定入力線146と判定出力線152とが初期化リセットされる。
タイミングEでは、再び判定回路制御パルスRS3のHIGHによって、第1信号出力線102での電位低下が、入力スイッチトランジスタ144及び判定入力結合容量145を介して判定入力線146に高速に伝達される。その直後には、判定回路制御パルスRS3がLOWとなり、第1信号出力線102と判定入力線146との間は遮断される。これは、受光素子111の出力電位変動が容量カップリングによって判定入力線146の電位を変動させることがないようにするためである。
タイミングFでは、判定回路制御パルスRS2のHIGHによって、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149及び判定バイアス結合容量147を介して判定バイアス電圧BWBIASが判定入力線146に印加され、印加後の判定入力線146の電位が判定増幅器142aのしきい値と比較され、これによって、高輝度時か通常時かが判定される。このとき、判定バイアス電圧BWBIASが判定入力線146に印加される時には、第1信号出力線102の電位を変動させ、さらには、容量カップリングによって他の受光素子111の蓄積電荷を変動させることがないように、第1信号出力線102と判定入力線146との間は遮断されている、つまり、判定回路制御パルスRS3によって入力スイッチトランジスタ144がOFFとなっている。
タイミングGでは、判定回路制御パルス1(RS1)のHIGHによって、判定出力線152の電位(判定結果)が出力スイッチトランジスタ153を介してクリップトランジスタ155に伝達され、クリップ電圧がクリップトランジスタ155を介して第2信号出力線104に出力される(又は、出力されないで遮断されている)。具体的には、判定出力線152での電位がHIGH(高輝度時)のときには、クリップトランジスタ155はONとなり、クリップ電圧を第2信号出力線104に出力し、判定出力線152での電位がLO(通常時)のときには、クリップトランジスタ155はOFFとなり、第2信号出力線104に対して何の影響も与えない。これによって、第2信号出力線104には、通常時においては通常の輝度信号が出力され、高輝度時においては高輝度であることを示す輝度信号、つまり、クリップ電圧が出力される。
以上のように、本実施の形態2の固体撮像装置によれば、判定入力結合容量145による容量結合によって第1信号出力線102と高輝度判定回路140aとが接続されているので、第1信号出力線102における電圧の変化分(高速に変化する信号成分)だけが高輝度判定回路140aに入力され、各種ドリフト等の直流的な変動の影響を受けることなく、高速に、高輝度の判定が行われる。よって、バイパストランジスタのサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく安定して高輝度が判定されるとともに、駆動周波数や駆動タイミング等を変更した場合であってもバイパストランジスタのゲート電圧を修正してサブスレショルド電流を最適化する必要もなく、さらに、製造上のプロセス変動等によるリード電圧のシフトやサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく高輝度の判定が行われ、輝度信号の範囲が狭められてしまうことがない。
つまり、本実施の形態2における固体撮像装置によって、強い光が入射したときに画像が黒つぶれするという問題に対して、バラツキマージンを確保した状態で黒つぶれ現象が確実に判定されるとともに、駆動周波数等の変更に対して設計変更することなく、かつ、製造上のプロセス変動等に対しても信号のダイナミックレンジを維持した状態で黒つぶれ現象が確実に判定される。
また、本実施の形態2においては、入力スイッチトランジスタ144のゲートに、判定回路制御パルス1(RS1)や判定回路制御パルス2(RS2)とは異なるタイミングをもつ第3の判定回路制御パルスである判定回路制御パルス3(RS3)が供給され、受光素子111の出力電位変動が容量カップリングによって判定入力線146の電位を変動させることがないように工夫されているので、判定増幅器142aは、より安定して、通常時か高輝度時かの判定をすることができる。
さらに、判定増幅器142aは、CMOSで構成されているので、省電力化が図られるとともに、判定のしきい値をVDD/2に設定することができ、より広いダイナミックレンジで通常時か高輝度時かを判定することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本発明の実施の形態3は、実施の形態2と回路構成が同じであるが、固体撮像装置の駆動タイミングだけが実施の形態2と異なる。以下、実施の形態2と異なる点だけを説明する。
実施の形態2では、サンプリング容量123に、リセット電位(タイミングBにおけるコンデンサ112の電位)とリード電位(タイミングCにおけるコンデンサ112の電位)との差分信号が蓄積された後、高輝度か通常時かを判定した。しかし、本実施の形態3では、差分信号の蓄積と同時に高輝度か通常時かを判定し、これによって、駆動タイミングを短縮している。
図9は、本実施の形態の固体撮像装置における、1画素に着目した詳細な回路図である。ここには、負荷回路100、画素回路110及び信号処理回路120(高輝度判定回路140bが含まれる)が示されている。この回路の構成は、実施の形態2と同じであるが、高輝度判定回路140bを構成する入力スイッチトランジスタ144、判定待機スイッチトランジスタ148及び判定容量初期化トランジスタ151のゲートに供給される制御パルスが異なる。
判定入力回路141を構成する入力スイッチトランジスタ144のゲートには、実施の形態2における判定回路制御パルス1〜3(RS1〜3)とは異なるタイミングをもつ判定回路制御パルスである判定回路制御パルス5(RS5)が供給される。
判定入力回路141を構成する判定待機スイッチトランジスタ148及び判定容量初期化トランジスタ151のゲートには、第2リセットパルスRESET2が供給される。
なお、判定回路制御パルス1(RS1)及び判定回路制御パルス2(RS2)は、それらの供給先となるトランジスタとしては実施の形態2と同じであるが、後述するように、波形(パルスタイミング)が実施の形態2と異なる。
図10は、図9に示される回路を制御する信号(制御パルス)のタイミングを示す図である。実施の形態2における図7と比べ、第2リセットパルスRESET2及び判定回路制御パルス5(RS5)のタイミングが追加され、判定回路制御パルス1(RS1)及び判定回路制御パルス2(RS2)の波形が異なっている。
第2リセットパルスRESET2は、判定待機スイッチトランジスタ148及び判定容量初期化トランジスタ151のゲートに供給され、リセットパルスRESETによる画素回路110のリセット期間において、高輝度判定回路140bの判定入力回路141及び判定増幅器142aを初期化リセットするための制御信号である。
判定回路制御パルス5(RS5)は、判定入力回路141の入力スイッチトランジスタ144のゲートに供給され、第1信号出力線102の信号を判定入力結合容量145を介して判定入力線146へ伝達させるための制御信号である。光電変換部が第1信号出力線102にリセット電圧を出力してからリード電圧を出力するまでの期間を含む期間において、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定することを可能にしている。
判定回路制御パルス1(RS1)は、判定出力回路143の出力スイッチトランジスタ153のゲートに供給され、高輝度判定回路140bによる判定結果をクリップトランジスタ155に伝達するための制御信号である。光電変換部が第1信号出力線102にリセット電圧を出力してからリード電圧を出力するまでの期間を含む期間において、高輝度であることを示す輝度信号を出力することを可能にしている。
判定回路制御パルス2(RS2)は、判定入力回路141の判定バイアス入力スイッチトランジスタ149のゲートに供給され、リセットパルスRESETによる画素回路110のリセット期間において、判定増幅器142aによる判定を行わせるための制御信号である。これによって、光電変換部が第1信号出力線102にリセット電圧を出力している期間において、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定することを可能にしている。
図11は、この固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。ここでは、画素回路110の出力である第1信号出力線102、高輝度判定回路140b内の判定入力線146、第2信号出力線104における信号波形が示されている。
タイミングA1では、第2リセットパルスRESET2によって、判定待機スイッチトランジスタ148及び判定容量初期化トランジスタ151が一時的に導通することで、高輝度判定回路140bの判定入力回路141及び判定増幅器142aが初期化リセットされる。
タイミングA2では、判定回路制御パルス2(RS2)によって、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149が一時的に導通し、判定バイアス結合容量147を介して判定入力線146に判定バイアス電圧が加算され、印加後の判定入力線146の電位が判定増幅器142aのしきい値と比較され、これによって、高輝度時か通常時かが判定される。
タイミングA3以降では、判定回路制御パルス1(RS1)のHIGHによって、判定出力線152の電位(判定結果)が出力スイッチトランジスタ153を介してクリップトランジスタ155に伝達され、クリップ電圧がクリップトランジスタ155を介して第2信号出力線104に出力される(又は、出力されないで遮断されている)。これによって、光電変換部が第1信号出力線102にリセット電圧を出力してからリード電圧を出力するまでの期間を含む期間に、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、高輝度であることを示す輝度信号が出力される。
以上のように、本実施の形態3の固体撮像装置によれば、光電変換部が第1信号出力線102にリセット電圧を出力してからリード電圧を出力するまでの期間を含む期間に、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かが判定されるとともに、高輝度であることを示す輝度信号が出力されるので、実施の形態2での効果に加えて、駆動タイミングが短縮化されるという効果が奏される。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本発明の実施の形態4は、高輝度判定回路の回路構成が異なる点を除いて、実施の形態1と同じである。以下、実施の形態1と異なる点だけを説明する。
実施の形態1では、高輝度であるか否かを判定するとともに信号を増幅する判定増幅器を必要としていた。しかし、本実施の形態4では、判定入力回路と判定出力回路に相当する回路だけで高輝度判定回路を構成している。つまり、本実施の形態は、実施の形態1における判定増幅器に相当する回路をもたない高輝度判定回路である。これによって、回路の簡略化、回路規模の縮小化を図っている。
図12は、本実施の形態の固体撮像装置における、1画素に着目した詳細な回路図である。信号処理回路120は、実施の形態1と同じ回路構成からなる信号出力回路(信号処理回路120のうち、高輝度判定回路140cを除く部分)と、実施の形態1と同じ機能をもつが異なる回路構成からなる高輝度判定回路140cとから構成される。
高輝度判定回路140cは、大きく分けて、判定回路210と共通判定電圧加算回路200とから構成される。
共通判定電圧加算回路200は、判定バイアス結合容量147a、判定待機スイッチトランジスタ148a及び判定バイアス入力スイッチトランジスタ149a等からなり、電源(VDD)及び接地電位を切り替えて、いずれかの電位を判定バイアス結合容量147aを介して入力スイッチトランジスタ144aに供給するとともに、クリップ電圧をクリップトランジスタ155aに供給する。
判定回路210は、実施の形態1における判定増幅器142に相当する回路を有することなく、画素回路110から第1信号出力線102に出力されたリセット電圧とリード電圧との差分が所定の範囲を越える場合に高輝度であることを示す輝度信号を第2信号出力線104に出力する回路であり、容量結合によって、第1信号出力線102における信号のうち交流成分を高速に取り込むという特徴を有し、第1信号出力線102の電位を判定入力線146aに伝達する判定入力結合容量145a、判定入力線146a、判定機能を停止するために判定入力線146aを電源に接続させるスタンバイスイッチトランジスタ150a、共通判定電圧加算回路200から送られてくる加算電圧の判定入力線146aへの印可を切断する入力スイッチトランジスタ144a、クリップ電圧を第2信号出力線104に出力するクリップトランジスタ155a及びクリップトランジスタ155aを初期化リセットする判定容量初期化トランジスタ151aを含む。
なお、本実施の形態では、入力スイッチトランジスタ144a、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149a、スタンバイスイッチトランジスタ150a、判定容量初期化トランジスタ151a、クリップトランジスタ155aは、PMOSトランジスタで構成されている。
なお、共通判定電圧加算回路200の判定バイアス結合容量147a、判定待機スイッチトランジスタ148aおよび判定バイアス入力スイッチトランジスタ149aは、判定入力線146aに一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路を構成し、単位セルの縦列単位毎ではなく、図1に示される信号処理部5に設けられる全列に共通の回路で構成してもよい。
クリップトランジスタ155aは、判定容量初期化トランジスタ151aによる初期化(一時的な導通)によって、しきい値が設定され、共通判定電圧加算回路200によって一定電圧が加算された後、画素回路110の初期化時の電圧を増幅したリセット電位と読み出し時の電圧を増幅したリード電位とが第1信号出力線102に出力されている期間に、判定入力線146における信号電位の変動分と上記しきい値とを比較することによって、「高輝度時」であるか「通常時」であるかを判定し、判定した結果に基づいて、クリップ電圧を第2信号出力線104に出力する(又は、出力しない)。
具体的には、判定入力線146aの電圧がクリップトランジスタ155aのしきい値よりも低い場合(高輝度時)は、クリップトランジスタ155aは、ONし、第2信号出力線104が保持している輝度信号に代えて、高輝度であることを示す輝度信号(クリップ電圧)を第2信号出力線104へ出力する。一方、判定入力線146aの電圧がクリップトランジスタ155aのしきい値よりも高い場合(通常時)は、クリップトランジスタ155aは、OFFし、その結果、第2信号出力線104の輝度信号はそのまま保持される。
図13は、図12に示される回路を制御する信号(制御パルス)のタイミングを示す図である。実施の形態1における図3と比べ、判定回路制御パルス1及び2(RS1及びRS2)に代えて、判定回路制御パルス6及び7(RS6及びRS7)のタイミングが示されている。
判定回路制御パルス6(RS6)は、判定容量初期化トランジスタ151aのゲートに供給され、タイミングA1において、クリップトランジスタ155aを初期化することで、そのしきい値を設定するための制御信号である。
判定回路制御パルス7(RS7)及びその反転パルス(RS7B)は、それぞれ、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149a及び判定待機スイッチトランジスタ148aのゲートに供給され、タイミングA2において、判定待機スイッチトランジスタ148aをOFFにするとともに判定バイアス入力スイッチトランジスタ149aをONにすることで、判定バイアス結合容量147a及び入力スイッチトランジスタ144aを介して判定入力線146aに電源電圧を印加して電位を上昇させ、これにより、クリップトランジスタ155aをOFFにするための制御信号である。
図14は、この固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。ここでは、画素回路110の出力である第1信号出力線102a、高輝度判定回路140c内の判定入力線146a、第2信号出力線104における信号波形が示されている。
タイミングA1では、判定回路制御パルス6(RS6)によって判定容量初期化トランジスタ151aが一時的に導通し、それによって、クリップトランジスタ155aが初期化され、そのしきい値が設定される。
タイミングA2では、判定回路制御パルス7(RS7)及びその反転パルス(RS7B)が、それぞれ、判定バイアス入力スイッチトランジスタ149a及び判定待機スイッチトランジスタ148aのゲートに供給され、判定待機スイッチトランジスタ148aがOFFになるとともに判定バイアス入力スイッチトランジスタ149aがONになり、これによって、判定バイアス結合容量147a及び入力スイッチトランジスタ144aを介して判定入力線146aに電源電圧(VDD)が印加され、クリップトランジスタ155aがOFFとなる。
最後に、タイミングA3以降では、高輝度時には、第1信号出力線102の電位が低下し、クリップトランジスタ155aのしきい値を超えることでクリップトランジスタ155aがONし、その結果、高輝度であることを示す輝度信号(クリップ電圧)が第2信号出力線104へ出力される。
以上のように、本実施の形態4の固体撮像装置によれば、判定入力結合容量145aによる容量結合によって第1信号出力線102と高輝度判定回路140cとが接続されているので、第1信号出力線102における電圧の変化分(高速に変化する信号成分)だけが高輝度判定回路140cに入力され、各種ドリフト等の直流的な変動の影響を受けることなく、高速に、高輝度の判定が行われる。よって、バイパストランジスタのサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく安定して高輝度が判定されるとともに、駆動周波数や駆動タイミング等を変更した場合であってもバイパストランジスタのゲート電圧を修正してサブスレショルド電流を最適化する必要もなく、さらに、製造上のプロセス変動等によるリード電圧のシフトやサブスレショルド電流のバラツキの影響を受けることなく高輝度の判定が行われ、輝度信号の範囲が狭められてしまうことがない。
また、本実施の形態4では、高輝度判定回路140cには、実施の形態1における判定増幅器に相当する回路がないので、その分だけ、回路が簡略化、回路規模が縮小化される。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本発明の実施の形態5は、高輝度判定回路を構成する一部の部品の接続関係が異なる点を除いて、実施の形態2と同じである。以下、実施の形態2と異なる点だけを説明する。
実施の形態2では、高輝度判定回路の判定入力回路141において、第1信号出力線102の電圧信号が判定入力結合容量145と判定バイアス結合容量147とで容量分圧された電圧信号が判定入力線を介して判定増幅器142aに入力された。本実施の形態では、第1信号出力線102の電圧信号が容量分圧されることなく、判定入力線を介して判定増幅器142aに入力される。これにより、第1信号出力線102の電圧信号が減衰されて判定入力線146に伝達されることが回避される。
図15は、本実施の形態の固体撮像装置における、1画素に着目した詳細な回路図である。ここには、高輝度判定回路140dだけが示されている。
この高輝度判定回路140dは、実施の形態2における高輝度判定回路140aと比べ、判定入力回路141における接続関係だけが異なる。つまり、実施の形態2では、判定バイアス結合容量147は、判定入力線146に接続されていたが、本実施の形態では、判定バイアス結合容量147は、入力スイッチトランジスタ144と判定入力結合容量145aとの接続点に接続されている。言い換えると、実施の形態2では、第1信号出力線102から入力スイッチトランジスタ144を通過した電圧信号(リセット電圧とリード電圧との差分信号)は、判定入力結合容量145と判定バイアス結合容量147とで容量分圧され、分圧後の電圧信号が判定入力線146を介して判定増幅器142aに入力されたが、本実施の形態では、第1信号出力線102から入力スイッチトランジスタ144を通過した電圧信号は、判定バイアス結合容量147に直接供給され、判定入力結合容量145a及び判定入力線146を介して判定増幅器142aに入力される。
このような接続関係により、本実施の形態における高輝度判定回路140dでは、画素回路110から第1信号出力線102に出力されたリセット電圧とリード電圧との差分信号は、容量分圧によって減衰してしまうことが回避され、判定増幅器142aにおいては、差分信号が減衰しない状態でしきい値と比較されるので、高い判定精度で、高輝度の判定が行われる。
以上、本発明に係る固体撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。たとえば、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例や、各実施の形態の一部を任意に組み合わせて実現される変形例も本発明に含まれる。
たとえば、上記実施の形態では、画素回路は、4個のトランジスタで構成されたが、図16に示されるように、3個のトランジスタで構成されてもよい。図16に示される画素回路110aは、上記実施の形態におけるラインセレクトトランジスタ116を有していない。このような画素回路110aでは、上記実施の形態における画素回路110と異なり、画素電源(VP)を変調することによって、リセットトランジスタ113を介して増幅用トランジスタ115のゲート電位を選択/非選択することで、ラインセレクト(行選択)をする。このようなラインセレクトの変調が小さい場合には、第1信号出力線102におけるダイナミックレンジの確保が困難となり、第1信号出力線102に出力される輝度信号(リセット電圧とリード電圧との差分)が減少してしまうことになるが、上記実施の形態における高輝度判定回路であれば、輝度信号の交流成分で高輝度が判定されるので、このような画素回路110aに対しても適用できる。特に、実施の形態5における高輝度判定回路140dは、第1信号出力線102から入力される信号を減衰させることなく高精度で高輝度を判定するので、このような画素回路110aに好適である。
また、上記実施の形態では、画素回路は、1個の受光素子111ごとに設けられていたが、図17に示されるように、複数の受光素子111a及び111bごとに設けられてもよい。このような多画素セルである画素回路110bでは、上記実施の形態における単位画素セルである画素回路110と異なり、2個の受光素子111a及び111bそれぞれに対応したリードトランジスタ114a及び114bが設けられるとともに、それら受光素子111a及び111bに共通のコンデンサ112、リセットトランジスタ113、増幅用トランジスタ115及びラインセレクトトランジスタ116が設けられている。このような画素回路110bでは、受光素子数の増加による輝度信号の増加に対して、VDD(電源電圧)による第1信号出力線102でのダイナミックレンジは変化しないので、ダイナミックレンジと輝度信号との差分であるマージンが減少することになるが、上記実施の形態における高輝度判定回路であれば、輝度信号の交流成分で高輝度が判定されるので、マージンの減少による影響を受けずに確実に通常時/高輝度時の判定が行われる。
また、上記実施の形態では、本発明に係る固体撮像装置について説明したが、本発明は、固体撮像装置に限定されるものではなく、上記実施の形態における固体撮像装置を備える撮像カメラも本発明に含まれる。
図18は、本発明に係る撮像カメラ10の構成を示すブロック図である。この撮像カメラ10は、例えば、静止画を撮影することができる撮像装置であって、MOS型撮像素子11、MOS型撮像素子11に制御信号を供給して駆動及び制御するタイミング制御部93、MOS型撮像素子11から出力される信号電荷(輝度信号)を処理して画像を生成し、記憶する画像処理部94、レンズ95、光学系96を備え、MOS型撮像素子11において、画素(画素回路110)から容量を介して接続された高輝度判定回路を有する点に特徴を有する。なお、MOS型撮像素子11は、遮光装置を通過した光が結像する位置に配置され、受光量に応じた信号電荷(輝度信号)を出力する単位セルが複数個配列されている半導体素子及びその周辺回路であり、上記実施の形態1〜5における固体撮像装置に相当する。
また、本発明は、複数チップの半導体集積回路として実現したり、ワンチップの半導体集積回路としても実現することができる。たとえば、図18におけるMOS型撮像素子11だけ、あるいは、MOS型撮像素子11、タイミング制御部93及び画像処理部94をワンチップの半導体集積回路として実現してもよい。
また、本発明は、固体撮像装置、撮像カメラとして実現できるだけでなく、固体撮像装置に各種制御パルスを供給するタイミング制御部93等による固体撮像装置の駆動方法として実現することもできる。
本発明に係る固体撮像装置は、撮像機器のイメージセンサとして、特に、強い光を入射したときの画像の黒つぶれを解消し、画質の向上が図れるので、家庭用ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの種々の撮像機器のイメージセンサとして有用である。
本発明の実施の形態1〜5における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1における固体撮像装置の詳細な回路図である。 同固体撮像装置における各制御パルスのタイミングを示す図である。 同固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。 同固体撮像装置における各制御パルスのタイミングの別の例を示す図である。 本発明の実施の形態2における固体撮像装置の詳細な回路図である。 同固体撮像装置における各制御パルスのタイミングを示す図である。 同固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。 本発明の実施の形態3における固体撮像装置の詳細な回路図である。 同固体撮像装置における各制御パルスのタイミングを示す図である。 同固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。 本発明の実施の形態4における固体撮像装置の詳細な回路図である。 同固体撮像装置における各制御パルスのタイミングを示す図である。 同固体撮像装置の主要箇所における信号波形を示す図である。 本発明の実施の形態5における固体撮像装置の詳細な回路図である。 画像回路の他の例を示す回路図である。 画像回路のさらに他の例を示す回路図である。 本発明に係る撮像カメラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 撮像部
2 負荷回路
3 行選択エンコーダ
4 列選択エンコーダ
5 信号処理部
6 出力回路
10 撮像カメラ
11 MOS型撮像素子
93 タイミング制御部
94 画像処理部
95 レンズ
96 光学系
100 負荷回路
101 負荷用トランジスタ
102 第1信号出力線
103 第3信号出力線
104 第2信号出力線
110、110a、110b 画素回路
111、111a 受光素子
112 コンデンサ
113 リセットトランジスタ
114、114a、114b リードトランジスタ
115 増幅用トランジスタ
116 ラインセレクトトランジスタ
120 信号処理回路
121 サンプリングトランジスタ
122 クランプ容量
123 サンプリング容量
124 クランプトランジスタ
125 反転増幅器
126 反転増幅器リセットトランジスタ
127 反転増幅器結合容量
140、140a〜140d 高輝度判定回路
141 判定入力回路
142、142a 判定増幅器
143 判定出力回路
144、144a 入力スイッチトランジスタ
145、145a 判定入力結合容量
146、146a 判定入力線
147、147a 判定バイアス結合容量
148、148a 判定待機スイッチトランジスタ
149、149a 判定バイアス入力スイッチトランジスタ
150、150a スタンバイスイッチトランジスタ
151、151a 判定容量初期化トランジスタ
152 判定出力線
153 出力スイッチトランジスタ
154 スタンバイスイッチトランジスタ
155、155a クリップトランジスタ
200 共通判定電圧加算回路
210 判定回路

Claims (15)

  1. 受光量に応じた輝度信号を出力する固体撮像装置であって、
    光電変換部を含み、前記光電変換部がリセットされたときの電圧であるリセット電圧と前記光電変換部での光電変換により生じた電圧であるリード電圧とを出力する画素回路が1次元又は2次元状に複数個配列されてなる撮像部と、
    複数の前記画素回路に接続され、前記画素回路から出力されたリセット電圧とリード電圧とを伝送するための第1信号出力線と、
    前記第1信号出力線に接続され、前記第1信号出力線に出力されたリセット電圧とリード電圧とに基づいて、前記光電変換部での受光量に応じた輝度信号を第2信号出力線から出力する信号出力回路と、
    前記第1信号出力線と第1容量によって結合され、前記第1信号出力線における電圧信号に基づいて、前記光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定し、高輝度であると判定した場合に、前記第2信号出力線に、高輝度であることを示す輝度信号を出力する高輝度判定回路と
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記高輝度判定回路は、前記第1信号出力線における電圧信号のうち、交流成分に基づいて、前記入射光が高輝度であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記高輝度判定回路は、前記光電変換部がリセットされる期間、又は、リセットされた直後に、前記入射光が高輝度であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記高輝度判定回路は、
    前記第1容量に接続された信号線である判定入力線と、
    一端が前記判定入力線に接続された第2容量と、
    前記第2容量の他端に接続され、前記第2容量を介して前記判定入力線に一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路とを含み、
    前記一定電圧が加算された後の前記判定入力線における電圧と一定のしきい値とを比較することによって前記入射光が高輝度であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記高輝度判定回路は、
    前記第1容量の一端に接続された信号線である判定入力線と、
    一端が前記第1容量の他端に接続された第2容量と、
    前記第2容量の他端に接続され、前記第2容量を介して前記判定入力線に一定電圧を加算するバイアス電圧加算回路とを含み、
    前記一定電圧が加算された後の前記判定入力線における電圧と一定のしきい値とを比較することによって前記入射光が高輝度であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記高輝度判定回路は、前記第1容量と接続され、前記第1容量を介した前記第1信号出力線と当該高輝度判定回路との接続を切断及び導通させる第1スイッチトランジスタを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1スイッチトランジスタは、前記第1信号出力線における電圧信号及び前記高輝度判定回路の入力段における電圧信号が変動するときに、前記接続を切断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記高輝度判定回路は、前記第1信号出力線に出力された前記リセット電圧と前記リード電圧との差分が所定の範囲内であるか否かを判定し、前記差分が所定の範囲内でない場合に、前記入射光が高輝度であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 前記所定の範囲は、前記画素回路に最大輝度の光が入射したときに前記高輝度判定回路に入力される電圧信号を含む範囲であり、かつ、前記画素回路から前記高輝度判定回路に入力される電圧信号のダイナミックレンジよりも小さい範囲である
    ことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記高輝度判定回路は、前記入射光が高輝度であると判定した場合に、前記信号出力回路から前記第2信号出力線に出力される輝度信号の極性と同極性であって、かつ、前記輝度信号の飽和以上の電圧を前記第2信号出力線に出力する判定出力回路を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  11. 前記高輝度判定回路は、
    前記第1容量に接続された信号線である判定入力線と、
    前記判定入力線における電圧信号に基づいて、前記入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、前記判定入力線における電圧信号を増幅し、増幅して得られた信号を前記判定の結果を示す信号として出力する判定増幅回路とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  12. 前記高輝度判定回路は、前記光電変換部が前記第1信号出力線に前記リセット電圧を出力してから前記リード電圧を出力するまでの期間を含む期間、又は、前記リード電圧を出力してから次の撮像期間におけるリセット電圧を出力するまでの期間に、前記入射光が高輝度であるか否かを判定するとともに、高輝度であることを示す前記輝度信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  13. 請求項1に記載の固体撮像装置を備えるカメラ。
  14. 受光量に応じた輝度信号を出力する固体撮像装置の駆動方法であって、
    光電変換部を含む画素回路からの出力信号の交流成分に基づいて、光電変換部への入射光が高輝度であるか否かを判定し、
    高輝度であると判定した場合に、受光量に応じた輝度信号を出力する信号出力線に、高輝度であることを示す輝度信号を出力する
    ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  15. 前記判定においては、前記光電変換部に対して、光電変換のためのリセットよりも遅らせたタイミングで、前記判定のためのリセットを事前にしておく
    ことを特徴とする請求項14に記載の固体撮像装置の駆動方法。
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