JP6004652B2 - 揚像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に関するものである。
従来、撮像面の一部に強い光が入射した場合に、その周辺部に影響が及ばないように画素の増福手段の出力ノードの電圧をクリップする技術が知られている。特許文献1には、画素の増幅部の入力ノードの電圧をクリップする構成(たとえば第6の実施形態)が開
示されている。
特開2001−230974号公報
本発明者らの検討により、画素の増幅部の入力ノードの電圧をクリップする構成において新たな課題が見いだされた。具体的には、たとえば画素のリセットトランジスタを用いて増幅部の入力ノードの電圧をクリップする場合に、クリップ時のリセットトランジスタのゲートに供給される電圧値によって画素行間における信号のクロストークの程度が異なることが分かつた。リセットトランジスタがN型のトランジスタの場合には、リセットトランジスタのゲートに供給される電圧値を高くすることで画素行間の信号のクロストークが低減することが分かつた。しかしながら、単純にクリップ動作用にリセットトランジスタのゲートに供給する電圧値を高くすると、画素における信号の飽和が制限されてしまう。言い換えると画素の信号のダイナミックレンジが狭くなってしまう。つまりクリップ用のリセットトランジスタのゲートに供給される電圧値が1つしかない場合には、撮像装置を画素行間の信号のクロストークを抑制するように動作させるか、画素におけるダイナミックレンジを維持させて動作させるかいずれかしかなかった。
本発明は、複数の画素を有し、各画素は、光電変換素子と、前記光電変換素子で生じた信号を増幅する増幅部と、を有する撮像装置であって、前記増幅部の入力ノードにソースもしくはドレインが電気的に接続されたクリップトランジスタを有して、前記増幅部の入力ノードの電圧をクリップし得るクリップ回路を有しており、前記クリップ回路は、前記増幅部が光信号を読み出す期間において、前記クリップトランジスタのゲートへ第1の電圧が供給される第1の動作と、前記増幅部が光信号を読み出す期間において、前記クリップトランジスタのゲートへ前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2の動作と、を切り換え可能であることを特徴とする。
本発明によれば、画素行間の信号のクロストークを抑制を優先するか、画素におけるダイナミックレンジの維持を優先するかを選択可能となる。
実施例1の撮像装置の全体ブロック図である。 本発明の撮像装置の1画素の等価回路図の一例である。 実施例1のリセットトランジスタのゲートに電圧を供給する部分の概略図である。 本発明の行間の信号のクロストークを抑制するメカニズムを説明するための図である。 実施例1の撮像装置の駆動パルス図である。 実施例2のリセットトランジスタのゲートに電圧を供給する部分の概略国である。 実施例3のリセットトランジスタのゲートに電圧を供給する部分の概略図である。 実施例4の撮像装置の駆動パルス図である。
本発明の撮像装置は、画素の増幅部の入力ノードの電圧をクリップし得るクリップ回路(第1クリップ回路)を有している。クリップ回路は、画素の増幅部の入力ノードにソースもしくはドレインが電気的に接続されたクリップトランジスタを有し、画素の増幅部の入力ノードの電圧をクリップし得る。クリップ回路は画素の増幅部の入力ノードの電圧をリセットするリセットトランジスタ及びその制御回路で構成できる。制御回路とは垂直走査回路、及びタイミング生成装置等である。そしてこのクリップ回路が、少なくとも画素から光信号を読み出す期間において動作し得るものであり、複数のクリップ電圧値を切り替え可能であることを特徴としている。このような構成を有することで、例えば、撮像装置を画素信号の飽和拡大を優先するモードと、画素の感度を優先するモードとを切り替えることが可能となる。もしくは高ゲインモードと、高ゲインモードよりもゲインの低い低ゲインモードとを切り替えることが可能となる。
ここで画素の光信号を読み出す期間とは、以下の期間が考えられる。まずは画素が光電変換素子の電荷を増幅部の入力ノードへ転送する転送ゲートを有している場合に、転送ゲートが導通している期間である。もしくは画素の増幅部の入力ノードに光信号が存在し、且つ、画素が選択状態となっている期間である。この両者を画素の光信号読出し期間と呼ぶこともできるし、どちらか一方であってもよい。本発明のクリップ回路はこの画素の光信号読出し期間の少なくとも一部の期間に動作し得るものである。
画素に強い光が入射した時は、画素の信号レベルが大きくなるため、垂直信号線電位の振幅も大きくなる。光信号読み出し時に垂直信号線の電位が大きく変化することにより、信号のクロストークが発生する場合がある。たとえば垂直信号線と電源配線とが容量結合をし、隣接する画素の増幅部の入力ノードの電圧を変化させる場合などが考えられる。
これに対し画素の増幅部の入力ノードにクリップ回路を設けて出力信号の振幅を制限する、ことができればクロストークによるノイズが低減する。ただし常にクリップ回路が動作し得る状態であると、垂直信号線における信号の飽和レベルが小さくなってしまう場合がある。しかし、列回路に、高ゲイン(例えば10倍以上)の増幅回路を有する場合を考える。そのような場合には、列回路後段の回路の信号飽和で律速される。この場合は垂直信号線の飽和レベルが小さくてもよい。例えば列アンプゲインがn倍になると、垂直信号線電位の振幅は1/nでよい。したがって、列回路の増幅回路のゲインが第1のゲインとそれよりも低い第2のゲインとを切り替え可能な場合に、第2のゲインの時にはクリップ回路を動作させるとよい。さらにクリップ回路が設けられる場所は画素の増幅ノードのみに限られない。たとえば画素の増幅部の出力ノードにクリップ回路(第2クリップ回路)を設ける場合もある。更に、列回路の出力ノードにクリップ回路(第3クリップ回路)を設ける場合もある。たとえば列回路が高ゲインである第1モードの時に、画素の増幅部の入力ノードのクリップ回路が動作し得る状態にしておく。そして列回路が第1モードよりも低ゲインの第2モードの時に、第2クリップ回路もしくは第3クリップ回路が動作し得る状態にしておいてもよい。このような構成によればクリップの制御性を高めることができる。
画素部で発生するクロストークによるノイズは、列回路等の画素後段の増幅部でのゲインが高いと増幅されてしまうので、列アンプゲインが高いときにはより大きな課題となる。
よってこのような構成の場合に本発明を用いると特に効果は高い。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図1に本実施例の撮像装置の全体ブロック図を示す。複数の画素101が2次元状に配されている。ここでは3行、3列の計9画素が配されているが、更に多数の画素が配されて画素アレイを構成していてもよい。
垂直信号線102には複数の画素101からの信号が出力される。複数の垂直信号線102のそれぞれには複数の画素101からの信号が略同時に出力される。具体的には同一の画素行に含まれる複数の画素101からの信号が対応する垂直信号線102に略同時に出力される。垂直信号線102は各画素列に対応して設けることができる。各画素列に複数の垂直信号線102を設けてもよいし、複数の画素列で1つの垂直信号線102を共有してもよい。また、垂直信号線102に垂直信号線の電圧をクリップするクリップ回路(第2クリップ回路)を設けてもよい。第2クリップ回路は画素の増幅部の出力ノードに設けられたクリップ回路ともいえる。
複数のロジック回路103のそれぞれは各画素行に対応して設けられている。各ロジック回路103は単位シフトレジスタ104からのゲートパルスGATE(n)とリセットパルス線RES、選択パルス線SEL、転送パルス線TXからの駆動パルスとを受けて論理をとりその結果を駆動パルスとして供給する。
各ロジック回路103から出力されたパルスは、複数のバッファ部105のそれぞれを介して、後述の画素のリセットトランジス夕、転送ゲート、選択トランジスタに供給される。バッファ部105は複数のバッファ回路を有しており、それぞれリセットトランジス夕、転送ゲート、選択トランジスタに対応して設けられている。バッファ回路は、電圧バッファ回路であればよく、例えばインバータを用いることができる。
モード切り替え手段106は、互いに値の異なる2つの電圧VRESLl、VRESL2を供給可能な構成である。スイッチ107はモード切り替え手段106から出力された電圧VRESL1 VRESL2を切り換えて複数のバッファ部105のそれぞれへ供給する。各バッファ部105が有するバッファ回路のうち、電圧VRESLl、VRESL2が供給されるのはリセットトランジスタのゲートに駆動パルスを供給するためのバッファ回路である。
転送ゲート、選択トランジスタ用のバッファ回路にも電圧は供給されるが、ここでは図示していない。さらに、各バッファ部105のバッファ回路には、リセットトランジスタ、転送ゲート、選択トランジスタを導通させるための電圧も供給されるがここでは図示していない。またスイッチ107はモード切り替え手設106の内部に設けてもよい。
列回路108は各垂直信号線108に対応して設けられている。たとえば列回路108は、ノイズ除去回路、増幅回路、アナログデジタル変換回路などを有する。これらの全てを有していてもよいし、いずれか1つ、もしくはこれらの回路のうちのいくつかを有していてもよい。また列回路に列回路の増幅回路の出力ノードの電圧をクリップするクリップ回路(第3クリップ回路)を設けてもよい。
図2に画素101の等価回路図の一例を示す。信号電荷として電子を用い、画素のトランジスタとしてN型のトランジスタを用いる構成を例に説明する。信号電荷をホールとする、もしくは画素のトランジスタとしてP型のトランジスタを用いることもできる。
フォトダイオード201は入射光を電子ホール対に変換する。フォトダイオード201は他の周知の光電変換素子に変更可能である。光電変換素子として最も好ましくは、埋め込み型のフォトダイオードを用いるのが良い。転送ゲート202はフォトダイオード201で生じた電子をフローティングディフュージョン205に転送する。フローティングディフュージョン205はN型の半導体領域で構成される。リセットトランジスタ203はフローティングディフュージョン205に所定の電圧を供給する。リセットトランジスタ203のドレインには電源電圧VDDが供給されている。電源電圧VDDは、たとえば、5V、3.3Vなどである。増幅トランジスタ204はフォトダイオード201で生じた電子に基づく信号を増幅するもので、増幅トランジスタ204のゲートはフローティングディフュージョン205に電気的に接続されている。増幅トランジスタ204のドレインには、リセットトランジスタ203と同様に電源電圧VDDが供給されている。増幅トランジスタ204のソースと垂直信号線102との間の電気経路には選択トランジスタ206が配されている。
転送ゲート202には、転送ゲート制御線TX(n)を介して転送制御パルスが供給される。リセットトランジスタ203のゲートにはリセットゲート制御線RES(n)を介してリセット制御パルスが供給される。選択トランジスタ206のゲートには選択ゲート制御線SEL(n)を介して選択制御パルスが供給される。カッコ内のnはn行目の画素行に対応していることを示している。
フォトダイオード201で生じた信号はフローティングディフュージョン205に転送され、増幅トランジスタ204で増幅されて選択トランジスタ206を介して垂直信号線102へ出力される。増幅トランジスタ204としてはソースフォロワを用いることができる。また、選択トランジスタ206を増幅トランジスタ204のドレイン側に設けてもよい。もしくは選択動作専用のトランジスタを設けずに、リセットトランジスタ203によりフローティングディフュージョン205へ供給する電圧によって画素の選択、非選択状態を切り換える構成にしてもよい。また、被数のフォトダイオード201でリセットトランジスタ203、増幅トランジスタ204などの画素のトランジスタの一部を共有する講成としてもよい。
ここで画素の増幅部としての増幅トランジスタ204の入力ノードはゲート及びこれに電気的に接続されたノードである。したがってリセットトランジスタ203が画素の増幅部の入力ノードの電圧をクリップするクリップ回路の一部として動作し得る。具体的にリセットトランジスタ203がクリップ動作し得る期間は、例えば、転送ゲート202が導通状態となっている期間及びその前後の期間である。リセットトランジスタ203は、転送ゲート202により多くの電子がフローティングディフュージョン205に転送され、画素の増幅部の入力ノードであるフローティングディフュージョンの電圧が大きく低下した場合にクリップ動作し得る。
図3にリセットトランジスタ203のゲートに駆動パルスを供給する部分の構成を示す。AND回路304はロジック回路103に対応する。インバータ305はバッファ部105に対応する。ここで電圧VRESL1<電圧VRESL2を満たすとする。スイッチ307はスイッチ107に対応する。スイッチ307は2つのトランジスタを含んで構成されており、それぞれのゲートに相補的な駆動パルスが供給され、一方が導通状誌の時に他方が非導通状態となるように制御される。スイッチ307によりインバータ305のN型トランジスタのソースに供給される電圧をVRESLl、VRESL2とで切り換え可能な構成となっている。AND回路304は、パルス線RESに供給される信号とパルス線GATE(n)からの信号との論理をとりその結果をインバータ305のゲートに供給する。AND回路304からの出力がハイレベルの場合にインバータ305のN型のトランジスタが導通し、インバータ305の出力はN型のトランジスタのソースに供給されている電圧となる。またAND回路304からの出力がローレベルの場合にはインバータ305のP型のトランジスタが導通し、インバータ305の出力はP型のトランジスタのソースに供給されている電圧となる。インバータ305の出力ノードはリセットゲート制御線RES(n)に接続されている。リセットトランジスタ203はN型のトランジスタであるため、インバータ305からの出力がハイレベルの場合に導通状態となり、ローレベルの場合に非導通状態となる。そして、本実施形態の構成によればリセットトランジスタ203を非導通状態とする際に、リセットトランジスタ203のゲートに供給する電圧が切り替え可能である。
次にクリップ動作に関して図4を用いて説明する。図4(a)はクリップ動作無、図4(b)はクリップ動作有である。電源配線401は画素のリセットトランジスタ203、増幅トランジスタ204のドレインに電圧を供給する配線である。リセットトランジスタ203用と増幅トランジスタ204用とを分けて設けてもかまわない。電流源402は増幅トランジスタにバイアス電流を供給して増幅トランジスタ204に増幅動作を行なわせるためのものである。ここでは増幅トランジスタ204はソースフォロワ動作をし得る構成とする。電流源402はトランジスタを含む能動負荷で構成され得る。ソース接地増幅動作を行なうトランジスタ、もしくはソース接地増幅トランジスタと垂直信号線との間の電気経路にゲート接地増幅トランジスタを配してカスコード接続型の電流源としてもよい。
フローティングディフュージョン205は画素に電源電圧VDDを供給する電源配線401と容量結合を形成している。これはフローティングディフュージョン205、電源配線401とのレイアウトの関係にもよるが両者の開に生じる寄生容量をゼロにするのは困難である。
ここで特定のフォトダイオードに周りのフォトダイオードに比べて強い光が入射したと仮定する。図では左から3番目のフォトダイオード201に周りに比べて強い光が入射している。強い光が入射したフォトダイオード201では多くの電子ホール対が生じ、転送ゲート202を介して転送される電子の量が多いため、フローティングディフュージョン205の電圧の低下量が同一画素行の他の画素に比べて大きくなる。上述したようにフローティングディフュージョン205と電源配線401は容量結合をしているため、フローティングディフュージョン205の電圧変化に伴って電源配線401の電圧も影響を受ける。そして電源配線401が有する抵抗により決まる時定数により電源配線401の電圧は一定の時間の後に元の電圧値に戻る。つまり入射光の強度によって電源配線401の電圧変化の程度が異なる。これが周囲の画素の信号に影響を与えるのである。
ここで特に画素のトランジスタのノイズを除去するいわゆるCDS(相関二重サンプリング)動作を行う場合を考える。フローティングディフュージョン205をリセットした後の信号をノイズ信号、フォトダイオード201の電子を転送した後の信号を光信号とする。電源配線401の電圧が変化するということは、ノイズ信号を読み出す際の増幅トランジスタ204のドレインに供給される電圧値と、光信号を読み出す際の増幅トランジスタ204のドレインに供給される電圧値とが異なり得る。図4(a)に電源配線401の電圧の差を示している。このような場合に画素の後段の回路においてノイズ除去動作を行なったとしても、電源電圧変動の影響は完全に除去することは難しく、これが画素行間でのノイズ感として現れてしまう。したがってCDS動作を行なう場合に特にノイズ感として大きく現れ得る。
このようなノイズはフローティングディフュージョン205の電圧低下量が大きい時に特に大きい。これに対しリセットトランジスタの203の非導通期間にリセットトランジスタ203のゲートに供給する電圧値を高くすることで上述したノイズ感を低減することが可能となる。この様子を図4(b)に示す。ここでいうリセットトランジスタ203の非導通期間とは、転送ゲート202によりフォトダイオード201の電子がフローティングディフュージョン205に転送されている期間である。具体的なパルス図は後述する。
次にリセットトランジスタ203によるクリップ動作をより詳細に説明する。
たとえばリセットトランジスタ203のゲートに非導通時の電圧として1. 5Vが供給されておりリセットトランジスタ203の閾値電圧が0.7Vであると仮定する。
転送ゲート202により転送される電子の量が少ない場合には、リセットトランジスタ203は非導通状態を維持したままであるため、転送された電子の量に応じた信号が増幅トランジスタ204を介して垂直信号線102へ出力される。
これに対し転送ゲート202により多くの電子がフローティングディフュージョン205へ転送され、フローティングディフュージョン205の電圧が0.8Vよりも低下したとする。フローティングディフュージョン205はリセットトランジスタ203のソースと電気的に接続されている。このため、リセットトランジスタ203のソースの電圧も同様に低下し、リセットトランジスタ203のゲート―ソース間電圧が閾値を超え、リセットトランジスタ203が導通し始める。そうするとフローティングディフュージョン205の電圧はこれ以上低下しない。このような動作をクリップ動作と呼んでいる。したがって、フローティングディフュージョン205の電圧は一定値よりも低下することがなくなるため、寄生容量を介した電源配線401の電圧変化も小さい。よってノイズ信号読み出し時の増幅トランジスタ204のドレイン電圧と光信号読み出し時の増幅トランジスタ204のドレイン電圧との差が小さくなり上述したノイズ感を低減することが可能となる。
しかしながら非導通時のリセットトランジスタ203のゲートに供給する電圧を高くすることはフローティングディフュージョン205における信号の飽和値を小さくすることにつながる。これはフォトダイオード201において多くの電子が生じた際に、その電子をフローティングディフュージョン205に転送しでも、その電子量に基づく電圧変化をリセットトランジスタ203により制限しているためである。
これに対し本実施例の撮橡装置はリセットトランジスタ203の非導通時に、リセットトランジスタ203のゲートに値の異なる複数の電圧を供給可能な構成としている。そしてこれらの電圧を撮像装置のモードに応じて切り換え可能としている。たとえば、撮像装置が、高飽和モードと高感度モード(高飽和モードに比べて飽和が低い)の2つのモードを備えている場合に関して説明する。このようなモードは画素後段の回路に、ゲイン切り替え機能を有する増幅回路を設ける。そして高飽和モード時は第1ゲインで増幅し、高感度モードでは第1ゲインよりも大きい第2ゲインで増幅するなどして実現することができる。第1モードを低ゲインモード、第2モードを高ゲインモードと呼ぶこともできる。
高飽和モードにおいてはリセットトランジスタ203の非導通時にリセットトランジスタ203のゲートに供給される電圧をVRESLlとする。これに対し、高感度モードにおいてはVRESL2(VRESL1<VRESL2)とする。例えば、VRESL1が供給されている際には、光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が増幅部の入力ノードに転送された際にクリップ動作を行なわれない。これに対し、VRESL2が供給されている際には、光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が増幅部の入力ノードに転送された際にクリップ動作を行なうように設定することができる。飽和電荷相当に関して説明する。飽和電荷とは光電変換素子が蓄積し得る最大電荷量を指す。これは、フォトダイオードにおいて信号電荷を蓄積する半導体領域の不純物イオン濃度、体積等により決まる。これを超えると周囲の素子に電荷が漏れ得る状態となる。飽和電荷相当とは飽和電荷に対し5%の範囲ずれた電荷量までをいうこととする。
このような構成によれば、高飽和モードにおいては飽和を高くすることが可能となり、高感度モードにおいてはノイズを低減することができ、結果として高感度モード時に信号対ノイズ比(SN比)を向上させることができる。
ここでVRESLl、VRESL2の好適な条件に関して説明する。VRESLlに関してはVRESL2よりも小さければ特に限定されず、0Vであってもよいし負電圧であってもよい。フローティングディフュージョン205の電圧の低下量が大きい場合においてもクリップ動作を行わないような電圧であってもかまわない。もしくは、クリップ動作は行うが、VRESL2に比べてフローティングディフュージョン205の電圧が更に低下しなければクリップ動作を行わないような構成としてもよい。このような構成の場合には第2クリップ回路もしくは第3クリップ回路が動作しうる構成とするのがよい。
例えば、増幅トランジスタ204はソースフォロワ動作するものとして、ソース側に電流源を構成する能動負荷となる負荷トランジスタが設けられているとする。更に、リセットトランジスタ203の閾値をVth(res)、増幅トランジスタ204の閾値をVth (sf)とする。また不図示の能動負荷となる負荷トランジスタが飽和領域で動作するためのドレイン電圧をVDSATとする。VFDはフローティングディフュージョン205の電圧、VSFは増幅トランジスタ204のソースの電圧である。
リセットトランジスタ203がクリップ動作をしている状態においては以下の数式が成り立つ。
VFD=VRESL2‐Vth(res) (1)
VSF=VFD−Vth(sf) (2)
が成り立つ。
また、負荷トランジスタが飽和領域で動作するためには、
VSF>VDSAT (3)
が成り立つ。
よって、
VRESL2>VDSAT+Vth(res)+Vth(sf) (4)
が成り立つ。これを文章で表現すると、VRESL2は少なくとも負荷トランジスタのオーバードライブ電圧、リセットトランジスタ203の闇値電圧、増幅トランジスタ204の閾値電圧の和以上となっているのが望ましいということになる。
図5に本実施例の撮像装置の駆動パルス図の一例を示す。φSELは選択トランジスタ206のゲートに供給される駆動パルスであり、φRESはリセットトランジスタ203のゲートに供給される駆動パルスであり、φTXは転送ゲート202に供給される駆動パルスである。全てハイレベルで導通状態となるものとする。また添え宇は画素行の番号を
示す。
まず撮像装置が高飽和モードに設定されている。転送ゲート202にハイレベルのパルスが供給され、フォトダイオード201の電子が転送されている期間においてリセットトランジスタのゲートに供給されるレベルはVRESL1である。
時刻t1以前においては各行のφRESがハイレベルとなっており、リセットトランジスタ203が導通状態となっている。したがってフローティングディフュージョン205にリセット電圧が供給された状態である。
時刻t1においてn行目のφSELがハイレベルとなりn行目の選択トランジスタ206が導通状態となる。各垂直出力線102の電圧は、n行目の画素の増幅トランジスタ204がソースフォロワ動作することにより、増幅トランジスタ204のゲートの電圧により決まる。
時刻t2においてn行目のφRESがハイレベルからローレベルに遷移し、n行目のリセットトランジスタ203が非導通状態となる。ここで列回路108等においてn行目の画素のノイズ信号が保持される。
時刻t3においてn行目のφTXがローレベルからハイレベルとなり、フォトダイオード201の電子がフローティングディフュージョン205へ転送される。そして時刻t4においてn行目のφTXがハイレベルからローレベルへ遷移しフォトダイオード201からフローティングディフュージョン205への電子の転送が終了する。
少なくとも期間t3−t4はリセットトランジスタのゲートにはVRESL1が供給されている。
時刻t5においてn行目のφSELがハイレベルからローレベルとなり、n行目のφRESがローレベルからハイレベノレへ遷移する。
期間t4−t5で列回路108等においてn行目の画素の光信号が保持される。
ここまででn行目の画素の読み出し動作が完了する。本図では図示していないが、この後、列回路で保持された信号が周知の水平走査回路等により読み出される。
n+1行目においても同様の動作を期間t6−t10で行い、n+2行目においても期間t11−t14において同様の動作を行う。
次に期間t15−t16において、n行目のφRESをハイレベルに維持した状態で、n行目の転送ゲート202にハイレベルを供給する。これによりn行目の画素のフォトダイオード201がリセットされる。時刻t16をn行目の画素のフォトダイオード201での蓄積開始時間とすることができる。
期間t17−t18において、n+1行目のφRESをハイレベルに維持した状態で、n+1行目の転送ゲート202にハイレベルを供給する。これによりn+1行目の画素のフォトダイオード201がリセットされる。時刻t18をn+1行目の画素のフォトダイオード201での蓄積開始時間とすることができる。
次に時刻t19においてリセットトランジスタ203の非導通時にリセットトランジスタ203のゲートに供給される電圧をVRESLlからVRESL2(VRESL1<VRESL2)に切り替える。つまり少なくとも時刻t19において撮像装置のモードは高飽和モードから高感度モードに切り替わっている。
ここで撮像装置のモードの切り替わりに関しては必ずしもこのタイミングである必要はない。実際に転送ゲート202によりフォトダイオード201の電子がフローティングディフュージョン205に転送されるタイミングまでに切り替わっていればよい。ただし、撮像装置のモードを切り替えた場合には寄生容量等を介して信号に影響を与える場合がある。そのため、撮像装置のモードの切り替えは信号の読み出しを行っていない期間にするのがよい。
期間t20−t21において、n+2行目のφRESをハイレベルに維持した状態で、n+2行目の転送ゲート202にハイレベルを供給する。これによりn+2行目の画素のフォトダイオード201がリセットされる。時刻t21をn+1行目の画素のフォトダイオード201での蓄積開始時間とすることができる。
この後は高飽和モード同様の動作を時刻t2 2以降で行う。
本実施例は、リセットトランジスタの非導通状態におけるリセットトランジスタのゲートへの供給電圧を複数有する構成とした。このような構成によれば、画素から光信号を読み出す期間において、クリップ回路のクリップ電圧を切り替えることが可能となる。このような構成によれば、撮像装置のモードを画素行聞のクロストーク低減を優先するか、画素信号の飽和拡大を優先するかを選択可能とすることができる。
(実施例2)
図6に実施例2のリセットトランジスタの非導通時にリセットトランジスタのゲートに電圧を供給する部分の構成を示す。ここに示さない部分に関しては実施例1と同様の構成を用いることができる。
第1のスイッチ601は撮像装置のモード切り替えに応じて制御されるスイッチである。2つのトランジスタにより構成されている。
第2のスイッチ602は撮線装置のモード切り替えのパルスとは別のパルスであるパルスpRESMにより制御されるスイッチである。パルスpRESMは、転送ゲートのハイレベルと同期をとる、もしくは、転送ゲートがローレベルからハイレベルへ遷移するよりも所定時間前のタイミングでハイレベルとなる。そして転送ゲートがハイレベルからローレベルへ遷移するよりも所定時間後の時間でローレベルへと遷移する。第2のスイッチ602も2つのトランジスタにより構成される。
AND回路604、インバータ605は実施例1のAND回路304、インバータ305と同様であるため詳細な説明は省略する。
第1のモードにおいては第1のスイッチ601の一方のトランジスタが導通し、他方のトランジスタが非導通となる。これによりインパータ605のN型のトランジスタのソースにはVRESL0が供給される。つまり第1のモードの場合にはリセットトランジスタ203の非導通時にリセットトランジスタのゲートに供給される電圧はVRESL0のみである。
第2のモードにおいては第1のスイッチ601を構成するトランジスタのうち、第1のモードで非導通であったトランジスタが導通状態となる。そして第2のスイッチ602のトランジスタの導通状態によって、インバータ605のN型トランジスタのソースに供給される電圧をVRESL0とVRESL1(VRESL0<VRESL1)とで切り換えることが可能となる。つまり第2のモードにおいては1つのモード中においてリセットトランジスタの非導通時にリセットトランジスタのゲートに供給可能な電圧をVRESL1とVRESL0とで切り換えることができる。
このような構成によれば実施例1で得られる効果に加えて、リセットトランジスタ203が非導通となる期間中でも任意にリセットトランジスタのゲート電圧を切り替えることができる。このような構成によれば、画素から光信号を読み出す期間において、任意のタイミングでクリップ電圧を切り替えることが可能となる。
(実施例3)
図7に実施例3のリセットトランジスタの非導通時にリセットトランジスタのゲートに電圧を供給する部分の構成を示す。ここに示さない部分に関しては実施例1と同様の構成
を用いることができる。
AND回路704、インバータ705に関しては、実施例2のAND回路604、インバータ605と同様であるため詳細な説明は省略する。
第1のスイッチ701は撮像装置のモード切り替えに応じて制御されるスイッチである。2つのトランジスタにより構成されている。第1のスイッチ701によりインバータ705のN型のトランジスタのソースに供給される電圧をVRESL1とVRESL2(VRESL1<VRESL2)とで切り替え可能である。
第2のスイッチ702は撮像装置のモード切り替えのパルスとは別のパルスであるパルスpRESMにより制御されるスイッチである。2つのトランジスタにより構成される。パルスpRESMは、転送ゲートのハイレベルと同期をとる、もしくは、転送ゲートがローレベルからハイレベルへ遷移するよりも所定時間前のタイミングでハイレベルとなる。そして転送ゲートがハイレベルからローレベルへ遷移するよりも所定時間後の時間でローレベルへと遷移する。
本実施例によれば、実施例1,2の効果に加えて、リセットトランジスタの非導通時にリセットトランジスタのゲートに供給する電圧を3つの値から切り替えることが可能となる。たとえば、電圧VRESL0はフォトダイオードの飽和電荷に相当する電荷がフローティングディフュージョン205へ転送されたとしてもリセットトランジスタがクリップ動作を行なわない電圧である。電圧VRESL1、VRESL2はリセットトランジスタがクリップ動作を行ない得る電圧である。VRESL2の方がVRESL1に比べて、フローティングディフュージョン205の電圧変化が小さい場合にもクリップし得る電圧である。つまり、クリップ動作を行ない得る電圧値を切り替え可能である。このような構成によれば、さらにクリップ回路のクリップ電圧の選択の自由度を高めることができる。
(実施例4)
本実施例の駆動パルス図を図8(a)〜(c)に示す。本実施例の実施例1との違いは、リセットトランジスタの非導通時のリセットトランジスタのゲートに供給されるパルスの波形である。つまりクリップ回路のクリップ動作が異なる。その他の構成に関しては実施例1の構成を用いることができる。これまでの実施例と同様の構成に関しては同様の符号を付し詳細な説明は省略する。
実施例1では第1モード(高飽和モード)ではノイズ信号読み出し時及び光信号読出し時のリセットトランジスタのゲートレベルはVRESL1であり、転送ゲート導通時のリセットトランジスタのゲートレベルも同じくVRESL1である。ここでの光信号読出し、ノイズ信号読み出しとは画素の後段にある、例えば列回路において光信号、ノイズ信号を保持する動作を言う。 これに対し、第2モード(高感度モード)ではノイズ信号読み出し時及び光信号読出し時のリセットトランジスタのゲートレベルはVRESL2であり、転送ゲート導通時のリセットトランジスタのゲートレベルも同じくVRESL2である。
本実施例においては、少なくとも転送ゲートの導通期間にリセットトランジスタのゲートレベルをVRESL1に設定する動作を有する。
本実施例によれば、ノイズ信号読み出しのフローティングディフュージョンの電圧は、リセットトランジスタの非導通時はモードによらずVRESL0となっている。容量結合によるフローティングディフュージョンの電圧変化はモードによらず一定にすることができる。このような動作によれば、ノイズ信号読み出し時と光信号読出し時とで画素の増幅トランジスタの動作点のずれを低減することができる。
よって、以上のような動作をもちいることにより、モードによって読み出し時の増幅トランジスタの動作点の変化を抑制しつつ、フローティングディフュージョンにおけるクリップ電圧のみを調整することが可能となる。図8を用いて具体的に説明する。
図8(a)においては非導通時のφRESのローレベルはVRESL0で一定である。このような動作は例えば、図3、図6、7の構成により実現可能である。
期間t1−t2においてφTXはハイレベルとなりフォトダイオード201の電子を転送ゲート202により転送している。期間t1−t2も含めリセットトランジスタ203の非導通時のφRESはVRESL0で一定である。電圧VRESL0はフォトダイオード201の飽和電荷量に相当する電荷が転送されたとしても、クリップ動作を行なわない電圧に設定されている。
次に、図8(b)のパルス図を説明する。
時刻t1において選択トランジスタを導通状態とする(第1ステップ)。
時刻t2において、リセットトランジスタに第1の電圧VRESL0を供給する(第2ステップ)。
時刻t3において、リセットトランジスタに第2の電圧VRESL1を供給する(第3ステップ)。
時刻t4において、リセットトランジスタに第2の電圧VRESL1が供給された状態で、転送ゲートを導通状態とする(第4ステップ)。
時刻t5において、転送ゲートを非導通状態とする(第5ステップ)。
時刻t6において、リセットトランジスタのゲートに再び第1の電圧VRESL0を供給する。このようなパルスは図6、7のような構成で実現可能である。
図8(c)も図8(b)と同様の動作であるが、時刻t3においてのφRESのレベルがVRESL0からVRESL2(VRESL0<VRESL1<VRESL2)に遷移している。そして期間t4−t5においてφTXが導通状態となった後、時刻t6において、再びVRESL2からVRESL0に遷移する。このようなパルスは図7のような構成で実現可能である。図8(b)、(c)を切り替えることで、クリップ動作を行ない得るフローティングディフュージョン205の電圧変化を切り替えることができる。更に図8(a)のパルスで動作しうる構成にすれば、合わせて、クリップ動作を行なう場合とクリップ動作を行なわない場合とを切り替え可能である。
リセットトランジスタの非導通時のゲート電圧を複数有することで、撮像装置が図8(a)〜(c)に示すような3つのモードもしくはそれ以上の数のモードを切り替えて動作可能となる。
以上、具体的な実施例を挙げて本発明を説明したが、発明の趣旨を超えない限りこれら実施例に限定されるものではない。電圧値としてVRESL0、VRESL1、VRESL2を用いて説明しているが、これは各実施例において大小関係を規定するのみであり、異なる実施例間で電圧値が同じことを示しているものではない。
画素の増幅部の入力ノードのクリップ回路としてリセットトランジスタを例に説明したがこれに限るものではない。リセットトランジスタとは別に、増幅部の入力ノードにソースもしくはドレインが電気的に接続されたトランジスタを有していればよい。
たとえば画素の構成として転送ゲートを有する構成を例に説明したが、フォトダイオードと増幅トランジスタのゲートとが直接接続されているような構成においても本発明を適用可能である。この場合にクリップ動作はフォトダイオードに光が入射し電荷を蓄積している期間に行わせればよい。更に選択トランジスタが導通している期間も併せて行なってもよい。
また画素の増幅部の入力ノードであるフローティングディフュージョンにおいてクリップする構成に加えて、垂直出力線においてもクリップ回路を設けてもよい。垂直出力線に設けるクリップ回路は画素の増幅部から光信号を読出している期間だけでなく、ノイズ信号を読み出している期間においてもクリップ動作を行なわせてもよい。これはフォトダイオードに強い光が入射しフローティングディフュージョンに電荷が漏れ出すことで、ノイズ信号レベルが変化することを抑制することに効果がある。
101 画素
201 フォトダイオード
203 リセットトランジスタ
204 増幅トランジスタ
205 フローティングディフュージョン

Claims (12)

  1. 複数の画素を有し、各画素は、光電変換素子と、前記光電変換素子で生じた信号を増幅する増幅部と、前記光電変換素子の電荷を前記増幅部の入力ノードへ転送する転送ゲートと、を有する撮像装置であって、
    前記増幅部の入力ノードにソースもしくはドレインが電気的に接続されたクリップトランジスタを有するクリップ回路を有しており、
    前記クリップ回路は、
    前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を開始する時刻において、前記クリップトランジスタのゲートへ第1の電圧が供給される第1の動作と、
    前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を開始する時刻において、前記クリップトランジスタのゲートへ前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2の動作と、を切り換え可能であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の動作において、前記光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が前記増幅部の入力ノードに転送された際に、前記クリップトランジスタはクリップ動作を行なわず、
    前記第2の動作において、前記光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が前記増幅部の入力ノードに転送された際に、前記クリップトランジスタはクリップ動作を行なうことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記クリップ回路は、前記増幅部が光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を開始する時刻において、前記クリップトランジスタのゲートへ前記第2の電圧よりも高い第3の電圧が供給される第3の動作切り替え可能であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の撮像装置。
  4. 前記クリップ回路は、前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷を転送しない期間において、前記クリップトランジスタのゲートへ前記第2の電圧よりも低い電圧が供給される動作を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の動作において、前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を終了する時刻において前記クリップトランジスタのゲートへ前記第1の電圧が供給され、
    前記第2の動作において、前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を終了する時刻において、前記クリップトランジスタのゲートへ前記第2の電圧が供給されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の電圧が前記クリップトランジスのゲートに供給される期間は、前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷を前記増幅部の入力ノードへ転送する期間よりも長い期間であることを特徴とする請求項1乃至5に記載の撮像装置。
  7. 前記画素は更に前記増幅部からの信号を出力するための信号線と前記増幅部とを接続する選択トランジスタを有し、
    前記クリップ回路は、
    前記選択トランジスタが導通状態である期間中において、
    前記クリップトランジスタのゲートに前記第1の電圧が供給された後、
    前記転送ゲートが導通状態となり前記光電変換素子の電荷が転送されている期間において、前記クリップトランジスタのゲートに前記第2の電圧が供給され、
    前記転送ゲートが非導通状態となった後に、前記クリップトランジスタのゲートに前記第1の電圧が供給されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 複数の画素を有し、各画素は、光電変換素子と、前記光電変換素子で生じた信号を増幅する増幅部と、前記増幅部の入力ノードにソースもしくはドレインが電気的に接続されたトランジスタと、前記光電変換素子の電荷を前記増幅部の入力ノードへ転送する転送ゲートと、を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を開始する時刻おいて、前記トランジスタのゲートへ第1の電圧を供給する第1の動作と、
    前記画素の光信号を読み出す期間のうち前記転送ゲートが前記光電変換素子の電荷の転送を開始する時刻において、前記トランジスタのゲートへ前記第1の電圧よりも高い第2の電圧を供給する第2の動作と、を切り換えることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  9. 前記第1の電圧は、前記光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が前記増幅部の入力ノードに転送された際にクリップ動作を行なわない電圧であり、
    前記第2の電圧は、前記光電変換素子の飽和電荷に相当する電荷が前記増幅部の入力ノードに転送された際にクリップ動作を行なう電圧であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置の駆動方法。
  10. 前記増幅部からの信号を出力するための信号線と前記増幅部とを導通状態する第1ステップと、
    前記第1ステップの後に、前記トランジスタのゲートに前記第1の電圧を供給する第2ステップと、
    前記第2ステップの後に、前記トランジスタのゲートに前記第2の電圧を供給する第3ステップと、
    前記第3ステップの後に、前記トランジスタのゲートに前記第2の電圧が供給された状態で前記転送ゲートを導通状態とする第4ステップと、
    前記第4ステップの後に、前記転送ゲートを非導通状態する第5ステップと、
    前記トランジスタのゲートに前記第1の電圧を供給する第6ステップとを、この順で行うことを特徴とする請求項8または9のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  11. 前記クリップ回路は、
    前記画素の光信号を読み出さない期間において、前記クリップ回路は、前記クリップトランジスタのゲートに前記第2の電圧よりも高い電圧が供給される動作を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記画素は更に、前記増幅部からの信号が出力するための信号線と前記増幅部とを接続する選択トランジスタを有し、
    前記選択トランジスタが非導通状態である期間において、前記クリップ回路は、前記クリップトランジスタのゲートに前記第2の電圧よりも高い電圧が供給される動作を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
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