JP2005323410A - サンプリング回路および増幅型固体撮像装置。 - Google Patents
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Abstract
【課題】 増幅手段の入出力間容量のばらつきの影響を受けないサンプリング回路および固定パターンノイズの発生が極めて少ない高性能な増幅型固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 入力信号が一端に入力されたサンプルホールドスイッチ148と、サンプルホールドスイッチ148の他端に一端が接続されたサンプルホールドコンデンサ149とを有する第1サンプルホールド手段と、サンプルホールドスイッチ148の他端に入力端子が接続されたアンプ回路155と、アンプ回路155の出力端子に一端が接続され、他端が水平信号線164に接続された水平選択スイッチ156とを備える。上記アンプ回路155の出力端子を導通制御スイッチ157の一端に接続し、その導通制御スイッチ157の他端に第1定電流負荷158を接続する。上記導通制御スイッチ157は、少なくともサンプルホールドスイッチ148がオンでかつ水平選択スイッチ156がオフの期間はオンする。
【選択図】 図1
【解決手段】 入力信号が一端に入力されたサンプルホールドスイッチ148と、サンプルホールドスイッチ148の他端に一端が接続されたサンプルホールドコンデンサ149とを有する第1サンプルホールド手段と、サンプルホールドスイッチ148の他端に入力端子が接続されたアンプ回路155と、アンプ回路155の出力端子に一端が接続され、他端が水平信号線164に接続された水平選択スイッチ156とを備える。上記アンプ回路155の出力端子を導通制御スイッチ157の一端に接続し、その導通制御スイッチ157の他端に第1定電流負荷158を接続する。上記導通制御スイッチ157は、少なくともサンプルホールドスイッチ148がオンでかつ水平選択スイッチ156がオフの期間はオンする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、サンプリング回路および増幅型固体撮像装置に関する。
従来、サンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置としては、画素素子毎に増幅機能を持たせて走査回路により受光信号を読み出すものが知られている。特に画素素子の構成を、周辺の駆動回路や信号処理回路との一体化に有利なCMOS型としたAPS(Active Pixel Sensor)型イメージセンサの開発が盛んである。このAPS型イメージセンサでは、1画素素子内に、光電変換部,増幅部,画素選択部およびリセット部を形成する必要があり、通常、フォトダイオード(PD)からなる光電変換部の他に3個〜4個のMOSトランジスタ(T)が用いられている。
図5はPD+3T方式の場合の画素素子の構成を示している。図5において、光電変換部101で発生した信号電荷は電圧に変換され、トランジスタ102のゲートに印加される。このトランジスタ102では、インピーダンス変換(電流増幅)され、ゲートに電圧φXが印加された画素選択スイッチ103を介して信号Vsigが読み出される。この信号Vsigの読み出し期間の途中で、光電変換部101の電位は、ゲートに電圧φRが印加されたリセットトランジスタ104により電源電圧VDにリセットされる。したがって、信号Vsigには信号電荷に対応した電位(受光信号)とリセット電位(リファレンス信号)とが対となって読み出される。
図5に示す画素素子を用いた増幅型固体撮像装置の画素部は、図6に示すような模式図で表すことができる。図6において、131は光電変換,増幅,読み出しおよびリセットを行う画素部である。上記画素部131の読み出しは信号線106の電圧φXにより制御し、画素部131のリセットは信号線107の電圧φRにより制御する。こうして画素部131からは、増幅された信号Vsigを垂直信号線108を介して出力する。
図7は上記画素部131を用いて構成された増幅型固体撮像装置(2次元イメージセンサ)の構成図である。図7において、画素部131,第1垂直走査回路141および第2垂直走査回路142で2次元画素領域140を形成している。上記画素部131の読み出し動作は、第1垂直走査回路141からの信号143により制御し、リセット動作は第2垂直走査回路142からの信号144により制御する。上記画素部131からの出力信号は、垂直信号線145に読み出された後、各垂直信号線145毎に設けられた相関2重サンプリング回路に導かれ、読み出し時に得られる受光信号とリセット後のリファレンス信号との差分を表す差分信号を相関2重サンプリング回路から出力する。上記差分信号では、各画素部131毎の閾値ばらつきはキャンセルされ、画素部131毎の固定パターンノイズ(以下FPNと言う)が抑圧される。なお、上記相関2重サンプリング回路は、クランプ回路(クランプコンデンサ146,クランプスイッチ147)およびサンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)より構成されている。
また、上記相関2重サンプリング回路において、垂直信号線145は、クランプコンデンサ146を介してサンプルホールドスイッチ148に接続されると共に、クランプスイッチ147を介してクランプ電位VCPに接続されている。
図8に上記相関2重サンプリング回路の動作タイミングを示している。上記クランプ回路(クランプコンデンサ146,クランプスイッチ147)では、クランプ電位VCPへのクランプ動作は、画素部131からの受光信号(S1)の読み出し時にパルスφC1をハイレベルにすることにより行われ、クランプコンデサ146からは、画素部131からの受光信号(S1)とリファレンス信号(S2)との差分信号Vsjを出力する。上記サンプルホールドスイッチ148は、上記受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsjをサンプリングする。そして、サンプルホールドスイッチ148からの信号Vsjは、サンプルホールドコンデンサ149に保持され、アンプ回路155で増幅される。上記アンプ回路155で増幅された信号は、水平走査回路160からの出力線161により制御される水平選択スイッチ156を介して水平信号線146に信号Vsrを出力し、各サンプルホールド回路からの差分信号Vsj,Vsj+1,…が順次読み出される。なお、165はアンプ回路155の第2定電流負荷である。最後に信号Vsrは、バッファアンプ169により信号OSとなる。
このように、図7に示す増幅型固体撮像装置では、垂直信号線145毎に設けられた相関2重サンプリング回路により、画素部131毎の閾値ばらつきによるFPNを抑圧する。しかしながら、上記増幅型固体撮像装置では、各垂直信号線145毎のアンプ回路155には、オフセットレベルやゲイン等のばらつきを伴う。このばらつきは、画像の水平方向にはランダムで、垂直方向には共通であるから、映像としては縦縞模様状の顕著なFPNとなるため、画質を著しく損なう。
そこで、このような縦縞模様状のFPNを解決する手法として、本出願人は図9に示す増幅型固体撮像装置を提案している(特願2000−49505号)。なお、この増幅型固体撮像装置は、この発明を理解しやすくするために説明するものであって、公知技術ではなく、従来技術でもない。
この増幅型固体撮像装置では、2次元画素領域は図7に示す2次元画素領域140と同じ構成をしており、2次元画素領域の図と説明を省略する。さらに、要点のみを説明するため、具体的回路の詳細は省き、クランプ回路の出力側から説明を始める。
図7の場合、クランプ回路からの出力は、クランプ電位VCPを基準とした場合に受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsjのみであり、これをサンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)で1回サンプリング動作し、アンプ回路155に導いている。一方、図9の場合のクランプ回路の出力側に、受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsj(a)を読み出した後、さらに基準信号Vsj(b)を読み出す。この基準信号には通常クランプ電位が選ばれ、上記差分信号Vsj(a)の基準であると共に、各コラム毎に共通である。
図7の場合、クランプ回路からの出力は、クランプ電位VCPを基準とした場合に受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsjのみであり、これをサンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)で1回サンプリング動作し、アンプ回路155に導いている。一方、図9の場合のクランプ回路の出力側に、受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsj(a)を読み出した後、さらに基準信号Vsj(b)を読み出す。この基準信号には通常クランプ電位が選ばれ、上記差分信号Vsj(a)の基準であると共に、各コラム毎に共通である。
図10は上記増幅型固体撮像装置の各信号のタイミングを示すタイミングチャートであり、図10に示すように、上記増幅型固体撮像装置は、サンプルホールド回路は2回サンプリング動作を行う。まず1回目は、パルスφsj,φsj+1,…(図10(b),(c))によって、受光信号とリファレンス信号との差分信号Vsj(a)をサンプリングする。これは各コラム共通のタイミングである。この差分信号はアンプ回路155のゲートに印加された状態となる。水平選択スイッチ156は、水平走査回路160からの出力線161のパルスφHj,φHj+1,…(図10(d),(e))によって順次オンされる。この各オン期間の途中で、パルスφsj,φsj+1,…で示すように、サンプルホールド回路は2回目のサンプリング動作を行う。これにより各オン期間の前半で信号Vsj(a),Vsj+1(a),…が読み出されると共に、後半では基準信号Vsj(b),Vsj+1(b),…が読み出される。なお、図10では、Vsj(a),Vsj+1(a),…は“Sa”と表記し、Vsj(b),Vsj+1(b),…は“Sb”と表記している。上記Vsj(a)とVsj(b)、Vsj+1(a)とVsj+1(b)等は、それぞれ同じアンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを含んでいる。したがって、その後の信号処理で両信号の差を取れば、アンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを取り除くことができる。
ところで、図9に示す増幅型固体撮像装置では、1回目のサンプリング動作時には、水平選択スイッチ156はオフであるので、アンプ回路155には読み出し電流は流れず、アンプ回路155と水平選択スイッチ156との間の電位VNはフローティング状態となって高い電位となる。この電位VNとアンプ回路155のゲート側電位VMとの間には、アンプ回路155のトランジスタのゲート−ソース間容量CGSにより結合している。したがって、1回目のサンプリング動作時には、高い電位にシフトした状態でサンプルホールドコンデンサ149に書き込み動作を行う。
次に、2回目のサンプリング動作時には、水平選択スイッチ156はオンである。したがって、アンプ回路155に読み出し電流は流れ、アンプ回路155と水平選択スイッチ156との間の電位VNは低い電位となる。上記電位VNとアンプ回路155のゲート側電位VMとの間の容量CGSの影響により、2回目のサンプリング動作時には、低い電位にシフトした状態でサンプルホールドコンデンサ149に書き込み動作を行う。
以上の理由から、1回目のサンプリング動作による電位Vsj(a),Vsj+1(a),…と、2回目のサンプリング動作による電位Vsj(b),Vsj+1(b),…との間には、トランジスタ155のゲート−ソース間容量CGSに依存する電位のシフトが発生する。一般にトランジスタ155のゲート−ソース間容量CGSにはばらつきが伴うので、Vsj(a)とVsj(b)、Vsj+1(a)とVsj+1(b)等の間で差を取っても、このばらつき成分が残ってしまい、新たな固定パターンノイズが発生するという問題がある。
そこで、この発明の目的は、増幅手段の入出力間容量のばらつきの影響を受けないサンプリング回路および固定パターンノイズの発生が極めて少ない高性能な増幅型固体撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明のサンプリング回路は、入力信号が一端に入力されたサンプルホールドスイッチと、上記サンプルホールドスイッチの他端に一端が接続されたサンプルホールドコンデンサとを有する第1サンプルホールド手段と、上記サンプルホールドスイッチの他端に接続された増幅手段と、上記増幅手段の出力が一端に接続され、他端に出力信号線が接続された出力選択スイッチとを備えたサンプリング回路において、上記増幅手段の出力が一端に接続された導通制御スイッチと、上記導通制御スイッチの他端に接続された第1定電流負荷とを備えたことを特徴としている。
上記構成のサンプリング回路によれば、上記出力選択スイッチがオフの期間にサンプルホールドスイッチがオンとなっても、上記導通制御スイッチはオンであるよう構成されるから、相関2重サンプリング回路に適用した場合の1回目のサンプリング動作時に出力選択スイッチがオフであっても、上記増幅手段から導通制御スイッチを介して第1定電流負荷に電流が流れる。他方、2回目のサンプリング動作時には、出力選択スイッチはオンであり、上記導通制御スイッチはオフであるよう構成されるから、上記増幅手段から出力選択スイッチを介して出力信号線に読み出し電流が流れる。したがって、相関2重サンプリング回路の場合の1回目および2回目のサンプリング動作時共に、上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位は低くなる。上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位と上記増幅手段のゲート側電位との間の容量の影響により、サンプリング動作時の書き込み電位が影響を受けても、1回目および2回目のサンプリング動作時共に増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位は同じであり、両者間(1回目でサンプリングされた信号と2回目でサンプリングされた信号との間)の差分を取れば、その影響は打ち消し合うことになる。したがって、上記容量が複数のサンプルホールド回路間でばらついても、上記容量の影響は出ないので、このサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置において新たな固定パターンノイズの発生が抑圧される。
また、一実施形態のサンプリング回路は、少なくとも上記サンプルホールドスイッチがオンでかつ上記出力選択スイッチがオフの期間は、上記導通制御スイッチがオンすることを特徴としている。
上記実施形態のサンプリング回路によれば、少なくとも上記サンプルホールドスイッチがオンで上記出力選択スイッチがオフの期間は、上記導通制御スイッチをオンすることによって、上記増幅手段からの導通制御スイッチを介して上記第1定電流負荷に電流が流れる一方、出力選択スイッチがオンの期間は、増幅手段から出力選択スイッチを介して出力信号線に読み出し電流が流れる。したがって、少なくともサンプルホールドスイッチがオンでかつ出力選択スイッチがオフの期間では、出力選択スイッチがオンの期間と同様に、増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位を低くできる。
また、一実施形態のサンプリング回路は、上記出力信号線に接続された第2定電流負荷を備えたことを特徴としている。
上記実施形態のサンプリング回路によれば、上記出力信号線に第2定電流負荷を接続することによって、出力選択スイッチはオンであり、上記導通制御スイッチはオフであるとき、上記増幅手段から出力選択スイッチ,出力信号線を介して上記第2定電流負荷に読み出し電流が流れる。したがって、少なくとも上記サンプルホールドスイッチがオンでかつ上記出力選択スイッチがオフの期間および出力選択スイッチがオンの期間で、上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位を低くして同じ状態にできる。
また、一実施形態のサンプリング回路は、入力信号線が一端に接続され、他端に上記サンプルホールドスイッチの一端が接続されたクランプコンデンサと、上記クランプコンデンサの他端に一端が接続され、他端がクランプ電位に接続されたクランプスイッチとを有する第1クランプ手段を備えたことを特徴としている。
上記実施形態のサンプリング回路によれば、上記クランプコンデンサとクランプスイッチとを有する第1クランプ手段および上記第1サンプリングホールド手段による相関2重サンプリング動作によって、上記入力信号線の異なる2つの信号の差分信号を得ることができる。
また、一実施形態のサンプリング回路は、上記サンプルホールドスイッチ,出力選択スイッチ,導通制御スイッチおよびクランプスイッチを制御する制御手段を備え、上記制御手段は、第1の期間において、その第1の期間の前半で上記入力信号線に印加される一対の入力信号と基準信号のいずれか一方を上記第1クランプ手段によりクランプした後、第1の期間の後半で上記クランプコンデンサの出力側に現れる上記入力信号と基準信号との差分を表す差分信号を上記第1サンプルホールド手段によりサンプルホールドすると共に、上記第1の期間内の少なくとも第1サンプルホールド手段がオンする期間に上記導通制御スイッチをオンし、上記第1の期間に続く第2の期間において、その第2の期間の初期に上記クランプコンデンサの出力側の信号を一定電位にホールドした後、上記第2の期間内の第3の期間に上記出力選択スイッチをオンし、その第3の期間の前半で上記差分信号を上記出力信号線に読み出すと共に、上記第3の期間の中程で上記サンプルホールドスイッチをオンして上記クランプコンデンサにホールドされた一定電位信号をサンプルホールドし、上記第3の期間の後半で上記一定電位信号を出力出力信号線に読み出すと共に、上記第3の期間に上記導通制御スイッチをオフすることを特徴としている。
上記実施形態のサンプリング回路によれば、上記入力信号線には入力信号と基準信号とが対となって存在し、上記制御手段は、上記サンプルホールドスイッチ,出力選択スイッチ,導通制御スイッチおよびクランプスイッチを制御して、第1の期間の前半で上記入力信号線の入力信号と基準信号のいずれか一方を上記第1クランプ手段によりクランプした後、第1の期間の後半で上記クランプコンデンサの出力側に現れる上記入力信号と基準信号の差分信号を上記第1サンプルホールド手段によりサンプルホールドすると共に、上記第1の期間内の少なくとも第1サンプルホールド手段がオンする期間に上記導通制御スイッチをオンとし、上記第1の期間に続く第2の期間の初期に上記クランプコンデンサの出力側の信号を一定電位にホールドし、その後、第2の期間内の上記出力選択スイッチがオンする第3の期間の前半で、上記差分信号を出力信号線に読み出すと共に、第3の期間の中程で上記サンプルホールドスイッチをオンして一定電位信号をサンプルホールドし、第3の期間の後半で上記一定電位信号を出力信号線に読み出すと共に、上記第3の期間では上記導通制御スイッチをオフとする。
したがって、1回目のサンプリング動作時に出力選択スイッチがオフであっても、上記増幅手段から導通制御スイッチを介して第1定電流負荷に電流が流れる一方、2回目のサンプリング動作時には、出力選択スイッチがオンであり、上記導通制御スイッチはオフであるから、上記増幅手段から出力選択スイッチを介して出力信号線に読み出し電流が流れる。このため、1回目および2回目のサンプリング動作時のいずれの場合も、上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位は低くなる。上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位と増幅手段のゲート側電位との間の容量の影響により、サンプリング動作時の書き込み電位が影響を受けても、1回目および2回目のサンプリング動作時共に同じ状態であり、両者間(1回目でサンプリングされた信号と2回目でサンプリングされた信号との間)で差分を取れば、その影響を打ち消すことができる。
また、一実施形態のサンプリング回路は、上記第3の期間において、上記出力信号線に読み出される上記差分信号と上記一定電位信号に基づいて、上記差分信号をクランプして上記差分信号と上記一定電位信号との差信号を出力する第2クランプ手段と、上記第2クランプ手段からの上記差信号をサンプルホールドして、サンプルホールドされた上記差信号を出力する第2サンプルホールド手段とを備えたことを特徴としている。
上記実施形態のサンプリング回路によれば、上記第2クランプ回路と第2サンプルホールド回路との構成により、上記水平信号線に読み出される一対の信号の差分信号と上記一定電位信号との差信号が得られ、このサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置において全てのばらつき成分が除去されたFPNのない画像を表す信号を得ることができる。
また、この発明の増幅型固体撮像装置は、光電変換手段によって形成された受光信号およびその受光信号の基準となるリファレンス信号を増幅して出力する増幅型の画素素子を備えた増幅型固体撮像装置において、上記画素素子の出力を上記入力信号線に接続し、上記画素素子から出力される上記受光信号を入力信号とし、上記画素素子から出力される上記リファレンス信号を基準信号として、請求項5または6に記載のサンプリング回路を用いたことを特徴としている。
上記構成の増幅型固体撮像装置によれば、上記画素素子の受光信号を入力信号としリファレンス信号を基準信号として、第1の期間で入力信号と基準信号の差分信号を第1サンプルホールド手段により1回目のサンプルホールドをすると共に、上記第1の期間内の少なくとも第1サンプルホールド手段がオンする期間に導通制御スイッチをオンとすることにより、1回目のサンプリング動作時に出力選択スイッチがオフであっても、上記増幅手段から導通制御スイッチを介して第1定電流負荷に電流が流れる。上記第1の期間に続く第2の期間の初期に、上記クランプコンデンサの出力側の信号を一定電位にホールドし、その後第2の期間内の上記出力選択スイッチがオンする第3の期間の前半で、上記差分信号を出力信号線に読み出すと共に、第3の期間の中程で上記サンプルホールドスイッチをオンして一定電位信号をサンプルホールドし、第3の期間の後半で上記一定電位信号を出力信号線に読み出す。この2回目のサンプリング動作時には、出力選択スイッチはオンであり、上記導通制御スイッチはオフであるから、上記増幅手段から出力選択スイッチを介して出力信号線に読み出し電流が流れる。したがって、1回目および2回目のサンプリング動作時共に、上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位は低くなる。上記増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位と増幅手段のゲート側電位との間の容量の影響により、サンプリング動作時の書き込み電位が影響を受けても、1回目および2回目のサンプリング動作時共に増幅手段と出力選択スイッチとの間の電位同じ状態であり、両者間(1回目でサンプリングされた信号と2回目でサンプリングされた信号との間)で差分を取れば、その影響は打ち消し合うことになる。したがって、上記容量が複数のサンプルホールド回路間でばらついても、その影響は出ないので、新たな固定パターンノイズの発生が抑圧される。
この発明のサンプリング回路およびそれを用いた増幅型固体撮像装置によれば、2回のサンプルホールド動作により入力信号と基準信号を読み出して、両者の間で差分を取ることにより、読み出し増幅手段のばらつきを取り除く構成において、2回のサンプルホールド動作共に増幅手段の出力から負荷電流を流すことが可能となり、2回のサンプルホールド動作を等価とすることができる。これによって、上記増幅手段の入出力間容量が複数のサンプルホールド回路間でばらついても、その影響は2回のサンプルホールド動作で等しく、打ち消され、このサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置では、新たな固定パターンノイズの発生が抑圧される。
また、この発明においては、第1定電流負荷をコラム毎に新たに付け加えることになるが、この第1定電流負荷の電流は導通制御スイッチにより制御され、電流が流れる期間は一定の割合、例えば増幅型固体撮像装置において水平ブランキング期間程度に制限されるから、消費電力の増大は僅かである。
以上により、この発明の実用上の効果は絶大である。
以下、この発明のサンプリング回路およびそれを用いた増幅型固体撮像装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態のサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置の要部の回路図であり、図2は上記サンプリング回路の各信号のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図1では複数のコラムのうちの2つのコラムのみを示している。
図1に示すように、上記増幅型固体撮像装置は、入力信号Vsj,Vsj+1,…が一端に入力されたサンプルホールドスイッチ148の他端を、増幅手段としてのアンプ回路155の入力端子に接続している。上記サンプルホールドスイッチ148の制御入力端子にパルスφsj,φsj+1,…を入力している。上記アンプ回路155の出力端子を出力選択スイッチとしての水平選択スイッチ156を介して出力信号線としての水平信号線164に接続し、水平選択スイッチ156の制御入力端子に水平走査回路160からの出力線161を接続している。さらに、上記アンプ回路155の出力端子に導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158を接続し、導通制御スイッチ157の制御入力端子に制御信号φHBを入力している。また、上記水平信号線164とグランドGNDとの間に第2定電流負荷165を接続している。上記第1,第2定電流負荷158,165の制御入力端子に電圧VLを入力している。また、上記水平信号線164の終端にバッファアンプ169の入力端子を接続して、バッファアンプ169から信号OSを出力する。上記サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149で第1サンプルホールド手段としてのサンプルホールド回路を構成している。
図1はこの発明の第1実施形態のサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置の要部の回路図であり、図2は上記サンプリング回路の各信号のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図1では複数のコラムのうちの2つのコラムのみを示している。
図1に示すように、上記増幅型固体撮像装置は、入力信号Vsj,Vsj+1,…が一端に入力されたサンプルホールドスイッチ148の他端を、増幅手段としてのアンプ回路155の入力端子に接続している。上記サンプルホールドスイッチ148の制御入力端子にパルスφsj,φsj+1,…を入力している。上記アンプ回路155の出力端子を出力選択スイッチとしての水平選択スイッチ156を介して出力信号線としての水平信号線164に接続し、水平選択スイッチ156の制御入力端子に水平走査回路160からの出力線161を接続している。さらに、上記アンプ回路155の出力端子に導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158を接続し、導通制御スイッチ157の制御入力端子に制御信号φHBを入力している。また、上記水平信号線164とグランドGNDとの間に第2定電流負荷165を接続している。上記第1,第2定電流負荷158,165の制御入力端子に電圧VLを入力している。また、上記水平信号線164の終端にバッファアンプ169の入力端子を接続して、バッファアンプ169から信号OSを出力する。上記サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149で第1サンプルホールド手段としてのサンプルホールド回路を構成している。
上記構成のサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置では、図9,図10の増幅型固体撮像装置の場合と同様、図2に示すように、上記サンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)は2回サンプリング動作を行う。まず1回目は、,…期間Aでパルスφsj,φsj+1,…(図2(b),(c))によって第1の信号Vsj(a)をサンプリングする。これは各コラム共通のタイミングである。この第1の信号はアンプ回路155のゲートに印加された状態となる。上記水平選択スイッチ156は、水平走査回路160からの出力線161のパルスφHj,φHj+1,…(図2(e),(f))によって順次オンされる。この各オン期間の途中で、パルスφsj,φsj+1,…で示すように、期間Bj,Bj+1,…このサンプルホールド回路は2回目のサンプリング動作を行う。これにより各オン期間Bj,Bj+1,…の前半で信号Vsj(a),Vsj+1(a),…が読み出されると共に、各オン期間Bj,Bj+1,…の後半では第2の信号Vsj(b),Vsj+1(b),…が読み出される。なお、図2では、Vsj(a),Vsj+1(a),…は“Sa”と表記し、Vsj(b),Vsj+1(b),…は“Sb”と表記している。
上記サンプリング回路では、信号Vsj(a)とVsj(b)、信号Vsj+1(a)とVsj+1(b)等は、それぞれ同じアンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを含んでいる。したがって、その後の信号処理で両信号の差を取れば、アンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを取り除くことができる。
図1に示すサンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)が図9に示すサンプルホールド回路と異なるのは次の点である。すなわち、アンプ回路155の出力側を分岐し、一方を水平選択スイッチ156に導くと共に、他方を導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158に接続するよう構成される。上記導通制御スイッチ157に制御信号φHBを印加する。
図2に示すように、1回目のサンプリング動作時に、パルスφHj,φHj+1,…で駆動される水平選択スイッチ156がオフであっても、制御信号φHBで駆動される導通制御スイッチ157はオンであるから、アンプ回路155から導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158に電流が流れる。次に、2回目のサンプリング動作時には、水平選択スイッチ156はオンであり、導通制御スイッチ157はオフであるから、アンプ回路155から水平選択スイッチ156を介して第2定電流負荷165に読み出し電流が流れる。したがって、1回目および2回目のサンプリング動作時共に、アンプ回路155と水平選択スイッチ156との間の電位VNは低くなる。
上記電位VNとアンプ回路155のゲート側電位VMとの間の容量CGSの影響によってサンプリング動作時の書き込み電位が影響を受けても、1回目および2回目のサンプリング動作時共に電位VNは同じ状態であり、両者(信号Vsj(a)とVsj(b)、信号Vsj+1(a)とVsj+1(b)等)間で差分を取れば、その影響は打ち消し合うことになる。したがって、容量CGSが複数のサンプルホールド回路間でばらついても、その影響は出ないので、このサンプリング回路を増幅型固体撮像装置に用いた場合、新たな固定パターンノイズの発生を抑圧することができる。
(第2実施形態)
図3は、この発明の第2実施形態のサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置の回路図であり、図4は上記増幅型固体撮像装置の各信号のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで、2次元画素領域は図7に示す2次元画素領域140と同じ構成をしており、2次元画素領域の図と説明を省略し、入力信号線としての垂直信号線145以降について説明する。
図3は、この発明の第2実施形態のサンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置の回路図であり、図4は上記増幅型固体撮像装置の各信号のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで、2次元画素領域は図7に示す2次元画素領域140と同じ構成をしており、2次元画素領域の図と説明を省略し、入力信号線としての垂直信号線145以降について説明する。
図3に示すように、図1に示すサンプリング回路の入力側に、第1クランプ手段を挿入し、相関2重サンプリング回路を構成している。すなわち、一方の入力端子に垂直信号線145が接続され、他方の入力端子に固定電位であるグランドGNDが接続された入力切替スイッチ200と、上記入力切替スイッチ200の出力端子に一端が接続されたクランプコンデンサ146と、上記クランプコンデンサ146の他端に一端が接続され、他端が一定電位としてのクランプ電位VCPに接続されたクランプスイッチ147とを備え、上記クランプコンデンサ146の他端に、図1に示すサンプリング回路の入力側を接続している。上記クランプコンデンサ146とクランプスイッチ147で第1クランプ手段を構成している。また、上記増幅型固体撮像装置は、各駆動パルス(φSW,φC1,φSj,φSj+1,φHB等)を発生する制御手段としてのタイミング発生回路214を備えている。さらに、水平信号線164の終端に、第2のCDS(相関2重サンプリング)回路168を設けている。
図11は図3におけるCDS回路168の構成例を示しており、CDS回路168は、信号VSRが入力された第2クランプ手段としてのクランプ回路21と第2サンプルホールド手段としてのサンプルホールド回路22と、バッファアンプ23とを備えている。上記クランプ回路21をクランプパルスφC2により制御し、サンプルホールド回路22をサンプルホールドパルスφS2により制御して、クランプパルスφC2およびサンプルホールドパルスφS2により、第1の信号Saと第2の信号Sbとの差分が得られ、バッファアンプ23を介して信号OSを出力する。
上記構成の増幅型固体撮像装置において、まず、図4に示すように、第1の期間にパルスφSW(図4(b))をハイレベルとすることにより、入力切替スイッチ200を垂直信号線145側に接続する。上記垂直信号線145では、第1の期間の前半に受光信号が信号S1として得られ、後半にリファレンス信号が基準信号S2として得られる。パルスφC1(図4(c))で示すように、クランプ回路(クランプスイッチ147,クランプコンデンサ146)では、信号S1をクランプすることにより、第1の期間の後半に受光信号S1とリファレンス信号S2との差分信号が得られる(差分信号+クランプ電位VCP)。これが図1の場合の第1の信号Vsj(a)に相当する。
次に、第2の期間では、パルスφSWをローレベルとすることにより、入力切替スイッチ200を固定電位であるグランドGND側に接続する。第2の期間の始めにクランプスイッチ147をオンすることにより、クランプコンデンサ146の出力側にはVCP電位が保持される。この信号が図1の場合の第2の信号Vsj(b)に相当する。
図3,図4において、図1および図2の場合と同様、サンプルホールド回路(サンプルホールドスイッチ148,サンプルホールドコンデンサ149)は2回サンプリング動作を行う。まず1回目は、パルスφsj,φsj+1,…(図4(e),(f))によって、第1の信号Vsj(a)をサンプリングする。これは各コラム共通のタイミングである。この第1の信号はアンプ回路155のゲートに印加された状態となる。上記水平選択スイッチ156は、水平走査回路160からの出力線161のパルスφHj,φHj+1,…(図4(h),(i))によって順次オンされる。この各オン期間の途中で、パルスφsj,φsj+1,…で示すように、サンプルホールド回路は2回目のサンプリング動作を行う。これにより各オン期間の前半で信号Vsj(a),Vsj+1(a),…が読み出されると共に、各オン期間の後半では第2の信号Vsj(b),Vsj+1(b),…が読み出される。なお、図4では、Vsj(a),Vsj+1(a),…は“Sa”と表記し、Vsj(b),Vsj+1(b),…は“Sb”と表記している。
上記増幅型固体撮像装置では、信号Vsj(a)とVsj(b)、信号Vsj+1(a)とVsj+1(b)等は、それぞれ同じアンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを含む。したがって、その後の第2のCDS回路168で両信号の差を取れば、アンプ回路155のオフセットレベルやゲイン等のばらつきを取り除くことができる。すなわち、上記CDS回路168では、第2クランプ手段としての第2のクランプ回路21(図11に示す)のクランプパルスφC2(図4(k))により、第1の信号Saをクランプし、第2サンプルホールド手段としての第2のサンプルホールド回路22(図11に示す)のサンプルホールドパルスφS2(図4(l))で第2の信号Sbをサンプルホールドすることにより、第1の信号Saと第2の信号Sbとの差分を得ることができる。
図3においても図1と同様、アンプ回路155の出力側を分岐し、一方を水平選択スイッチ156に導くと共に、他方を導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158に接続している。上記導通制御スイッチ157に制御信号φHBを印加する。したがって、1回目のサンプリング動作時に、パルスφHj,φHj+1,…で駆動される水平選択スイッチ156がオフであっても、制御信号φHB(図4(g))で駆動される導通制御スイッチ157はオンであるから、アンプ回路155から導通制御スイッチ157を介して第1定電流負荷158に電流が流れる。次の2回目のサンプリング動作時には、水平選択スイッチ156はオンであるとき、導通制御スイッチ157はオフであるから、アンプ回路155から水平選択スイッチ156を介して第2定電流負荷165に読み出し電流が流れる。したがって、1回目および2回目のサンプリング動作時共に、アンプ回路155と水平選択スイッチ156との間の電位VNは低くなる。
上記電位VNとアンプ回路155のゲート側電位VMとの間の容量CGSの影響により、サンプリング動作時の書き込み電位が影響を受けても、1回目および2回目のサンプリング動作時共に同じ状態(すなわちVN電位が共に低い)であり、両者間(信号Vsj(a)とVsj(b)、信号Vsj+1(a)とVsj+1(b)等)で差分を取れば、その影響は打ち消し合うことになる。したがって、容量CGSが複数のサンプルホールド回路間でばらついても、その影響は出ないので、新たな固定パターンノイズの発生が抑圧される。
上記第1,第2実施形態では、サンプリング回路を用いた増幅型固体撮像装置について説明したが、増幅型固体撮像装置に限らず、他の装置にこの発明のサンプリング回路を適用してもよいのは勿論である。
101…光電変換部、
131…画素部、
145…垂直信号線、
146…クランプコンデンサ、
147…クランプスイッチ、
148…サンプルホールドスイッチ、
149…サンプルホールドコンデンサ、
155…アンプ回路、
156…水平選択スイッチ、
157…導通制御スイッチ、
158…第1定電流負荷、
160…水平走査回路、
161…出力線、
164…水平信号線、
165…第2定電流負荷、
168…CDS回路、
169…バッファアンプ、
200…入力切替スイッチ、
214…タイミング発生回路。
131…画素部、
145…垂直信号線、
146…クランプコンデンサ、
147…クランプスイッチ、
148…サンプルホールドスイッチ、
149…サンプルホールドコンデンサ、
155…アンプ回路、
156…水平選択スイッチ、
157…導通制御スイッチ、
158…第1定電流負荷、
160…水平走査回路、
161…出力線、
164…水平信号線、
165…第2定電流負荷、
168…CDS回路、
169…バッファアンプ、
200…入力切替スイッチ、
214…タイミング発生回路。
Claims (7)
- 入力信号が一端に入力されたサンプルホールドスイッチと、上記サンプルホールドスイッチの他端に一端が接続されたサンプルホールドコンデンサとを有する第1サンプルホールド手段と、
上記サンプルホールドスイッチの他端に接続された増幅手段と、
上記増幅手段の出力が一端に接続され、他端に出力信号線が接続された出力選択スイッチとを備えたサンプリング回路において、
上記増幅手段の出力が一端に接続された導通制御スイッチと、
上記導通制御スイッチの他端に接続された第1定電流負荷とを備えたことを特徴とするサンプリング回路。 - 請求項1に記載のサンプリング回路において、
少なくとも上記サンプルホールドスイッチがオンでかつ上記出力選択スイッチがオフの期間は、上記導通制御スイッチがオンすることを特徴とするサンプリング回路。 - 請求項1または2に記載のサンプリング回路において、
上記出力信号線に接続された第2定電流負荷を備えたことを特徴とするサンプリング回路。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のサンプリング回路において、
入力信号線が一端に接続され、他端に上記サンプルホールドスイッチの一端が接続されたクランプコンデンサと、上記クランプコンデンサの他端に一端が接続され、他端がクランプ電位に接続されたクランプスイッチとを有する第1クランプ手段を備えたことを特徴とするサンプリング回路。 - 請求項4に記載のサンプリング回路において、
上記サンプルホールドスイッチ,出力選択スイッチ,導通制御スイッチおよびクランプスイッチを制御する制御手段を備え、
上記制御手段は、
第1の期間において、その第1の期間の前半で上記入力信号線に印加される一対の入力信号と基準信号のいずれか一方を上記第1クランプ手段によりクランプした後、第1の期間の後半で上記クランプコンデンサの出力側に現れる上記入力信号と基準信号との差分を表す差分信号を上記第1サンプルホールド手段によりサンプルホールドすると共に、上記第1の期間内の少なくとも第1サンプルホールド手段がオンする期間に上記導通制御スイッチをオンし、
上記第1の期間に続く第2の期間において、その第2の期間の初期に上記クランプコンデンサの出力側の信号を一定電位にホールドした後、上記第2の期間内の第3の期間に上記出力選択スイッチをオンし、その第3の期間の前半で上記差分信号を上記出力信号線に読み出すと共に、上記第3の期間の中程で上記サンプルホールドスイッチをオンして上記クランプコンデンサにホールドされた一定電位信号をサンプルホールドし、上記第3の期間の後半で上記一定電位信号を出力出力信号線に読み出すと共に、上記第3の期間に上記導通制御スイッチをオフすることを特徴とするサンプリング回路。 - 請求項5に記載のサンプリング回路において、
上記第3の期間において、上記出力信号線に読み出される上記差分信号と上記一定電位信号に基づいて、上記差分信号をクランプして上記差分信号と上記一定電位信号との差信号を出力する第2クランプ手段と、
上記第2クランプ手段からの上記差信号をサンプルホールドして、サンプルホールドされた上記差信号を出力する第2サンプルホールド手段とを備えたことを特徴とするサンプリング回路。 - 光電変換手段によって形成された受光信号およびその受光信号の基準となるリファレンス信号を増幅して出力する増幅型の画素素子を備えた増幅型固体撮像装置において、
上記画素素子の出力を上記入力信号線に接続し、上記画素素子から出力される上記受光信号を入力信号とし、上記画素素子から出力される上記リファレンス信号を基準信号として、請求項5または6に記載のサンプリング回路を用いたことを特徴とする増幅型固体撮像装置。
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JP2020079750A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 富士通株式会社 | 赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法 |
-
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