JP2020079750A - 赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法 - Google Patents

赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐雑音性を向上させた、赤外線検出器の制御回路を提供すること。【解決手段】複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、赤外線検出器の制御回路。【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法に関する。
従来技術として、現在のフレームで画素から出力された電気信号と直前のフレームでその画素から出力された電気信号とを比較し、比較した結果を表す信号(動体の変化を表す異値信号)を出力する信号比較回路を備える赤外線固体撮像装置が知られている。このような赤外線固体撮像装置では、信号比較回路から出力される異値信号は、水平読み出し線に転送された後、出力端子から出力される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−205683号公報
しかしながら、従来の技術では、現在のフレームで画素から出力された電気信号と直前のフレームでその画素から出力された電気信号とを比較した結果を表す信号がそのまま出力端子から外部に出力されるため、耐雑音性が低くなるおそれがある。
そこで、本開示は、耐雑音性を向上させた、赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法を提供する。
本開示は、
複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、赤外線検出器の制御回路を提供する。
また、本開示は、
複数の赤外線検出器と、
前記複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、撮像素子を提供する。
また、本開示は、
駆動回路は、複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成し、
保持回路は、第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持し、
差分算出回路は、前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出し、
増幅回路は、前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する、赤外線検出器の制御方法を提供する。
本開示の技術によれば、耐雑音性が向上する。
撮像素子の構成例を示す図である。 赤外線撮像装置の構成例を示す図である。 撮像素子を含む撮像部の構成例を示す図である。 第1の実施形態における撮像素子の構造例を示す図である。 第2の実施形態における撮像素子の構造例を示す図である。 第2の実施形態における撮像素子に備えられる制御回路の第1の構成例を示す図である。 第1の構成例に係る制御回路に備えられる画素駆動回路と保持回路の構成例を示す図である。 サンプルホールド動作の一例を示すタイミングチャートである。 出力アンプの増幅率を調整する方法を示すフローチャートである。 2つのフレーム間の差分を導出する第1の方法を説明するための図である。 2つのフレーム間の差分を導出する第2の方法を説明するための図である。 第2の実施形態における撮像素子に備えられる制御回路の第2の構成例を示す図である。 第2の構成例に係る制御回路に備えられる画素駆動回路と保持回路の構成例を示す図である。
以下、本開示に係る実施形態について説明する。
物体の熱に応じて放射される熱赤外線を検知する画像センサは、照明がなくてもよいため、遠距離からの熱源の探知を得意としており、海上や雪山などでの遭難者の探索に有効である。特に、MCT(Mercury Cadmium Telluride(HgCdTe))やQWIP(Quantum Well Infrared Photodetector)などを利用する冷却型センサは、マイクロボロメータなどの非冷却型センサに比べて高い感度と温度分解能を有する。そのため、このような冷却型センサは、広範囲を短時間で探索する場合などに非常に有効である。
しかしながら、冷却型センサは、非冷却型センサに比べて規模が大掛かりになったり価格が高くなったりする傾向があるので、十分に普及しているとは言えない。この原因の1つに、冷却型センサ特有の問題がある。冷却型センサでは、MCTやQWIPなどの光電変換部を冷却するためにセンサ本体を真空容器内に設置し、センサ本体から出力される信号は、その真空容器の外部に設置したセンサ駆動回路に読み出される。そのため、光電変換部とセンサ駆動回路との間の信号経路が長くなり、雑音に対する耐性が相対的に弱くなる場合がある。また、雑音源となる素子冷却用の冷却器などがセンサ近傍に配置されていると、光電変換部単体に比べてSN(Signal to Noise)比が劣化するおそれがある。
そこで、本開示の技術では、冷却型センサの利用シーンの特性に注目して、雑音対策が行われる。海上や雪山などでの遭難者の探索や、上空での遠方の航空機の探知など、赤外線撮像装置による熱源探知の応用分野では、ほぼ均一な明るさの背景光から、目標からの輝点を検出することが行われる。赤外線撮像装置は、赤外線検出器が受光した光量に比例する撮像素子からの出力信号をフレームごとに記録するデータ処理系を備え、データ処理系は、フレーム間の出力信号の差分を計算することで、目標を探知する。この場合、撮像素子後段のデータ処理系では、撮像素子の出力のフルスケールを常に記録することが求められる。しかしながら、目標の探知に実際に意味を持つ情報は、フレーム間の微小な信号差であるため、撮像素子から後段のデータ処理系までの信号経路に侵入する雑音を対策することが求められる。
図1は、本開示の技術における撮像素子の構成例を示す図である。図1に示す撮像素子114は、観測対象物の表面温度に応じて当該観測対象物から放射される赤外線を検出する赤外線検出器24と、赤外線検出器24を制御する制御回路80とを備える。撮像素子114は、赤外線イメージセンサとも称される。
赤外線検出器24は、赤外線の入射量に応じて抵抗値が変化する特性を有する光伝導型素子である。赤外線検出器24は、自身に入射した赤外線の入射光量に応じた光電流を発生する受光素子である。つまり、赤外線検出器24は、赤外線の強度を電気信号に変換する光電変換部である。
制御回路80は、赤外線検出器24を制御することによって、当該観測対象物の表面温度分布を示す熱画像(サーモグラフィ画像)を生成するためのセンサ出力信号(画素出力信号)を生成する。撮像素子114は、制御回路80によって生成されたアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)を出力する。
制御回路80は、駆動回路81、保持回路82、差分算出回路83及び増幅回路84を備える。
駆動回路81は、複数の赤外線検出器24を駆動し、複数の赤外線検出器24に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する。
保持回路82は、第1のフレームで駆動回路81により生成される第1の信号と、第1のフレームよりも前の第2のフレームで駆動回路81により生成される第2の信号とを、保持する。第1の信号は、複数の赤外線検出器24に第1のフレームで入射する赤外線に応じた信号に対応し、第2の信号は、複数の赤外線検出器24に第2のフレームで入射する赤外線に応じた信号に対応する。保持回路82は、例えば、サンプルホールド回路である。第2のフレームは、第1のフレームに対して1つ前のフレームでもよいし、第1のフレームに対して2つ以上前のフレームでもよい。
差分算出回路83は、第1の信号と第2の信号との差分を算出する。差分算出回路83は、例えば、当該差分に応じた信号を出力する差分アンプである。
増幅回路84は、差分算出回路83により算出される差分を増幅して出力する。増幅回路84は、例えば、当該差分を増幅し、増幅後の信号を出力する出力アンプである。増幅回路84から出力される信号(増幅回路84の出力信号)は、制御回路80から出力されるアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)に対応する。画素出力信号は、配線85を介して、撮像素子114外部のセンサ駆動回路159(図3参照。詳細後述)に供給される。センサ駆動回路159は、撮像素子114を駆動することによって、撮像素子114から出力されるアナログの画素出力信号を取得する。
したがって、図1に示す構成によれば、真空容器内の撮像素子114と外部のセンサ駆動回路159との間を結ぶ配線85には、現在の第1のフレームで生成される第1の信号と過去の第2のフレームで生成された信号との差分を増幅した信号が伝わる。したがって、配線85に雑音が侵入しても、当該差分を増幅せずに微小な信号のまま外部に出力する構成に比べて、耐雑音性が向上する。その結果、例えば、高価な電磁遮蔽材を配線85に使用しなくても、あるいは、電磁気的な雑音の少ない高価な冷却器を使用しなくても、耐雑音性を確保できるので、撮像素子114の小型化及びコストダウンを図ることができる。撮像素子114の小型化及びコストダウンにより、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の小型化及びコストダウンも図ることができる。また、電磁遮蔽材を配線85に使用すれば、あるいは、電磁気的な雑音の少ない冷却器を使用すれば、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の耐雑音性は、更に向上する。
次に、本開示の技術における撮像素子、及び当該撮像素子を搭載する赤外線撮像装置の構成例についてより詳細に説明する。
図2は、本開示の技術における赤外線撮像装置の構成例を示す図である。図2に示す赤外線撮像装置101は、撮像部110と、信号処理回路118と、表示モニタ153とを備える。なお、表示モニタ153は、赤外線撮像装置101の構成に含まれても含まれなくてもよい。
撮像部110には、上述の撮像素子114が搭載されている。撮像部110は、撮像素子114から出力されるアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)をデジタルのセンサ出力信号(画素出力信号)に変換して出力する。信号処理回路118は、撮像部110から出力されるデジタルのセンサ出力信号に基づいて、表示モニタ153に表示される熱画像を生成するための画像信号を生成する。表示モニタ153は、信号処理回路118から出力される画像信号に基づいて、熱画像を表示する。
図3は、撮像素子114を含む撮像部110の構成例を示す図である。撮像素子114は、制御回路80が形成されるチップの上にフリップチップ接続された受光素子アレイチップを有する赤外線イメージセンサである。受光素子アレイチップは、量子井戸型赤外線検知素子(QWIP)等の赤外線検出器24が一次元又は二次元のアレイ状に配置されたセンサアレイである。
撮像素子114は、真空容器155内に封入されている。冷却器156は、撮像素子114を70〜80Kへと冷却する。真空容器155の先端には赤外線の入射窓154が取り付けられている。真空容器155の前方に設置されたレンズ111を含む光学系により結像された赤外線が、入射窓154を通して撮像素子114へ入射される。レンズ111が結像する焦点の位置は、撮像素子114の入射面に調整される。
撮像部110は、撮像素子114の冷却温度を一定に保つための冷却器制御回路158と、レンズ111の焦点調整を行うための光学制御回路157とを有する。
撮像部110は、撮像素子114を駆動するためのセンサ駆動回路159を有する。センサ駆動回路159は、タイミングパルス信号(例えば、クロック信号、フレーム同期信号、シフトレジスタ制御信号等)を、撮像素子114内の上述の制御回路80に供給するタイミング生成器120を有する。制御回路80内の上述の駆動回路81及び保持回路82は、タイミング生成器120から供給されるタイミングパルス信号に従って動作する。センサ駆動回路159は、制御回路80の動作電源、制御回路80内部の増幅器の電源電圧、リセット電圧、ゲート駆動信号等のバイアス電圧を、撮像素子114内の制御回路80に供給する。
センサ駆動回路159は、A/D(Analog-to-Digital)変換器160を有する。A/D変換器160は、撮像素子114内の制御回路80から配線85を介して入力されるアナログの画素出力信号を、例えば14ビットの並行デジタル出力に変換する。14本の並行デジタル出力は、シリアライザ161によって1系統の時系列デジタル信号に変換され、変換後のデジタル信号は、センサ出力信号(画素出力信号)として外部へ出力される。
なお、図3は、A/D変換器160とその後段の構成を一つの出力系統で示している。しかしながら、二次元アレイの画素を複数の領域に分割して読み出す場合、制御回路80からの出力チャネルは複数となるため、チャネル数に応じてA/D変換器の数を増やしてもよい。
図4は、第1の実施形態における撮像素子の構造例を示す図である。図4に示す撮像素子114Aは、上述の撮像素子114の一例である。撮像素子114Aは、赤外線検出器24が一次元方向に複数配列されている一次元センサアレイ12Aを有する。撮像素子114Aは、一次元センサアレイ12Aにおいて得られた電気信号を読み出す制御回路80が形成された回路基板86Aを有する。一次元センサアレイ12Aと制御回路80とは、例えばインジウム製の複数のバンプ17により接続されている。
図5は、第2の実施形態における撮像素子の構造例を示す図である。図5に示す撮像素子114Bは、上述の撮像素子114の一例である。撮像素子114Bは、赤外線検出器24が二次元方向に複数配列されている二次元センサアレイ12Bを有する。撮像素子114Bは、二次元センサアレイ12Bにおいて得られた電気信号を読み出す制御回路80が形成された回路基板86Bを有する。二次元センサアレイ12Bと制御回路80とは、例えばインジウム製の複数のバンプ17により接続されている。
図6は、第2の実施形態における撮像素子114Bに備えられる制御回路の第1の構成例を示す図である。図6に示す制御回路80Aは、上述の駆動回路81等を備える制御回路80の一例である。制御回路80Aにおける駆動回路81は、複数の赤外線検出器24のうち対応する赤外線検出器を駆動し、当該対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路21Aを有する。
制御回路80Aは、水平方向(行方向)に平行に伸びる複数のスキャンライン27と、垂直方向(列方向)に平行に伸びる複数の垂直バスライン28(28a,28b)と、垂直選択回路22と、水平選択回路23とを備える。
画素駆動回路21Aは、複数のスキャンライン27と複数の垂直バスライン28との各交差部に対応してマトリクス状に配置されている。画素駆動回路21Aは、複数の赤外線検出器24の夫々に対して、設けられている。複数の画素駆動回路21Aは、互いに同じ構成を有する。
図7は、第1の構成例に係る制御回路80Aに備えられる画素駆動回路21Aと保持回路82Aの構成例を示す図である。画素駆動回路21Aは、駆動トランジスタ35を少なくとも有する。また、制御回路80Aにおける保持回路82Aは、複数の画素駆動回路21Aのそれぞれに、トランスファーゲート38、積分容量41、保持容量42、第1のリセットトランジスタ36及び第2のリセットトランジスタ37を有する。さらに、制御回路80Aにおける保持回路82Aは、複数の画素駆動回路21Aのそれぞれに、第1のバッファ31a及び第2のバッファ31bを有する。保持回路82Aは、上述の保持回路82の一例である。
駆動トランジスタ35は、ソースが赤外線検出器24の一端に接続される。駆動トランジスタ35のゲートには、上述のセンサ駆動回路159から供給されるバイアス設定信号BSが印加される。赤外線検出器24の他端は、グランド(GND)に接続されている。駆動トランジスタ35は、例えば、Nチャネル型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
駆動トランジスタ35は、赤外線検出器24に電流を流す時間(積分容量41から電荷を放電する時間)を制御する。駆動トランジスタ35のゲートには、ゲート駆動信号であるバイアス設定信号BSが印加される。つまり、駆動トランジスタ35はバイアス設定信号BSに従って開閉するように設定されている。駆動トランジスタ35が開となるとき、積分容量41から赤外線検出器24に電流を流すことができる。バイアス設定信号BSは、タイミング生成器120から供給される。
トランスファーゲート38は、積分容量41と保持容量42との間に設けられるアナログスイッチである。トランスファーゲート38は、サンプルホールドスイッチ回路とも称される。トランスファーゲート38の一端は、駆動トランジスタ35の他端と積分容量41の一端とに接続されている。積分容量41の他端は、グランドに接続されている。トランスファーゲート38の他端は、保持容量42の一端に接続されている。
トランスファーゲート38のゲートには、ゲート駆動信号であるサンプルホールド信号SH及び/SHが印加される。サンプルホールド信号/SHは、サンプルホールド信号SHの反転信号である。サンプルホールド信号SH及び/SHは、タイミング生成器120から供給される。
積分容量41は、駆動トランジスタ35とトランスファーゲート38との間に設けられている。積分容量41は、複数の赤外線検出器24のうち対応する赤外線検出器に第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧Vを保持する第1の容量の一例である。例えば、積分容量41の一端は、駆動トランジスタ35の他端のドレインとトランスファーゲート38の一端とを結ぶ電流経路に接続され、積分容量41の他端は、グランドに接続されている。積分容量41の具体例として、静電容量素子が挙げられる。
保持容量42は、積分容量41の一端にトランスファーゲート38を介して接続されている。保持容量42は、複数の赤外線検出器24のうち対応する赤外線検出器に第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧VSHを保持する第2の容量の一例である。保持容量42は、サンプルホールド容量とも称される。例えば、保持容量42の一端は、トランスファーゲート38の他端に接続された電流経路に接続され、保持容量42の他端は、グランドに接続されている。保持容量42の具体例として、静電容量素子が挙げられる。
第1のリセットトランジスタ36は、積分容量41の一端と電源線との間に直列に接続されており、タイミング生成器120から供給される積分リセット信号RSによってゲートが駆動される。
第2のリセットトランジスタ37は、保持容量42の一端と電源線との間に直列に接続されており、タイミング生成器120から供給される保持リセット信号SHRSによってゲートが駆動される。
第1のバッファ31aは、第1の電圧Vに対応する第1の信号を垂直選択信号V−selに応じて第1の垂直バスライン28aに出力する。垂直選択信号V−selは、選択信号の一例であり、スキャンパルスとも称される。第1のバッファ31aは、例えば、垂直選択信号V−selに応じて第1の信号の出力有無を切り替えるトランジスタである。第1のバッファ31aの入力部は、積分容量41と第1のリセットトランジスタ36との間に接続される。
第2のバッファ31bは、第2の電圧VSHに対応する第2の信号を垂直選択信号V−selに応じて第2の垂直バスライン28bに出力する。第2のバッファ31bは、例えば、垂直選択信号V−selに応じて第2の信号の出力有無を切り替えるトランジスタである。第2のバッファ31bの入力部は、保持容量42と第2のリセットトランジスタ37との間に接続される。
図8は、画素駆動回路が行うサンプルホールド動作の一例を示すタイミングチャートである。次に、図6,7,8を参照して、画素駆動回路21Aが行うサンプルホールド動作の一例について説明する。
画素駆動回路21Aでは、リセットゲート用の第1のリセットトランジスタ36に積分リセット信号RSが印加され、第1のリセットトランジスタ36が導通して積分容量41が所定値に充電される。積分リセット信号RSの印加が停止した後、入力ゲート用の駆動トランジスタ35にバイアス設定信号BSが一定期間印加され、赤外線検出器24に赤外線強度に対応した電流が流れ、積分容量41の電圧Vが赤外線強度に対応した電圧になる。
垂直選択回路22は、複数のスキャンライン27を1本ずつ選択する垂直選択信号V−selを順次出力する。垂直選択信号V−selに応じて、その垂直選択信号V−selが出力されたスキャンライン27に接続されるバッファ31a,31bが選択される。選択された第1のバッファ31aの入力部に接続された積分容量41に保持された電圧Vは、その選択された第1のバッファ31aを介して、対応する第1の垂直バスライン28aのそれぞれに出力される。一方、選択された第2のバッファ31bの入力部に接続された保持容量42に保持された電圧VSHは、その選択された第2のバッファ31bを介して、対応する第2の垂直バスライン28bのそれぞれに出力される。
水平選択回路23は、読み出しパルスH−selを順次印加する。読み出しパルスH−Selに応じて、第1の垂直バスライン28aの電圧は、差分算出回路83Aの第1の入力部に入力され、第2の垂直バスライン28bの電圧は、差分算出回路83Aの第2の入力部に入力される。差分算出回路83Aは、上述の差分算出回路83の一例である。
これにより、第1のフレームで生成される第1の信号と第2のフレームで生成される第2の信号は、水平選択回路23によって読み出される。
第1の信号及び第2の信号の読み出し後、サンプルホールドリセット用の第2のリセットトランジスタ37は、保持リセット信号SHRSに応じて導通し、保持容量42の電圧レベルを所定値にリセットする。
次に、アナログスイッチであるトランスファーゲート38にサンプルホールド信号SHおよび/SHが印加され、積分容量41の電圧Vが保持容量42に転送され、保持される。サンプルホールド信号/SHは、サンプルホールド信号SHの反転信号である。このような動作が複数の画素駆動回路21Aでそれぞれ同時に行われるので、各々の赤外線検出器24の赤外線強度に対応した電圧VSHが各々の保持容量42に保持される。
差分算出回路83Aは、水平選択回路23によって第1の入力部に入力される電圧と水平選択回路23によって第2の入力部に入力される電圧との差分を算出する。差分は、増幅率の設定信号Sに応じて設定された増幅率で、増幅回路84により出力される。
増幅回路84は、差分算出回路83Aにより算出される差分を増幅して出力する。増幅回路84は、例えば、当該差分を増幅し、増幅後の信号を出力する出力アンプである。増幅回路84から出力される信号(増幅回路84の出力信号)は、制御回路80Aから出力されるアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)に対応する。画素出力信号は、配線85を介して、撮像素子114外部のセンサ駆動回路159に供給される。
すべての垂直バスライン28の電圧の出力が終了すると、垂直選択回路22が次のスキャンライン27に垂直選択信号V−selを印加する。以後、上記の動作を繰り返すことにより、1本の出力線に、2次元配置されたすべての赤外線検出器24で検出された赤外線強度に応じたアナログの画素出力信号が時系列に出力される。
したがって、図6,7に示す制御回路80Aによれば、真空容器内の撮像素子114と外部のセンサ駆動回路159との間を結ぶ配線85には、現在の第1のフレームで生成される第1の信号と過去の第2のフレームで生成された信号との差分を増幅した信号が伝わる。したがって、配線85に雑音が侵入しても、当該差分を増幅せずに微小な信号のまま外部に出力する構成に比べて、耐雑音性が向上する。その結果、例えば、高価な電磁遮蔽材を配線85に使用しなくても、あるいは、電磁気的な雑音の少ない高価な冷却器を使用しなくても、耐雑音性を確保できるので、撮像素子114の小型化及びコストダウンを図ることができる。撮像素子114の小型化及びコストダウンにより、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の小型化及びコストダウンも図ることができる。また、電磁遮蔽材を配線85に使用すれば、あるいは、電磁気的な雑音の少ない冷却器を使用すれば、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の耐雑音性は、更に向上する。
また、図6,7に示す制御回路80Aでは、複数の画素駆動回路21Aは、差分算出回路83A及び増幅回路84を共用する。差分算出回路83A及び増幅回路84の共用によって、共用しない場合に比べて、回路の小型化が可能となる。
次に、増幅回路84は、外部からの設定信号Sに応じて、第1の信号と第2の信号との差分を増幅する比率(増幅率)を変更する方法の一例について説明する。
図9は、出力アンプとして使用される増幅回路84の増幅率を調整する方法を示すフローチャートである。
ステップS10にて、信号処理回路118は、増幅回路84の増幅率Aを1(初期値)に設定する。また、信号処理回路118は、観測対象物の想定される大きさに応じて、観測対象物か否かの判定に使用されるサイズ閾値STHを設定する。また、信号処理回路118は、出力閾値FSTHを、出力アンプとして使用される増幅回路84が出力可能な信号の最大値(フルスケール)に設定する。
ステップS20にて、信号処理回路118は、撮像部110から全画素について出力されるデジタルのセンサ出力信号に基づいて、画像を取得(生成)する。
ステップS30にて、信号処理回路118は、全画素のうちフルスケール(出力閾値FSTH)を超える画素群の最大サイズSmaxを算出する。
ステップS40にて、信号処理回路118は、ステップS30にて算出された最大サイズSmaxがサイズ閾値STHを超えるか否かを判定し、超える場合には、増幅率Aを1レンジ下げる(ステップS50)。一方、信号処理回路118は、最大サイズSmaxがサイズ閾値STH以下である場合、増幅率Aを1レンジ上げるとともに、増幅率Aを1レンジ上げた状態での画像をステップS20と同様に取得(生成)する(ステップS60)。
ステップS70にて、信号処理回路118は、全画素のうちフルスケール(出力閾値FSTH)を超える画素群の最大サイズSmaxを算出する。
ステップS80にて、信号処理回路118は、ステップS70にて算出された最大サイズSmaxがサイズ閾値STHを超えるか否かを判定し、超えない場合には、増幅率Aを更に1レンジ上げる(ステップS90)。一方、信号処理回路118は、最大サイズSmaxがサイズ閾値STHを超える場合、ステップS20の処理に戻る。
このように、図9に示す一連の処理によれば、明るすぎる画素のかたまりの大きさが観測対象物の大きさに達すると、増幅率Aのレンジを下げることができる。つまり、図9に示す一連の処理によれば、増幅率Aを、観測対象物の観測に適した最も高い値に維持できる。増幅率Aが高いほど、耐雑音性は向上する。
図10は、新旧2つのフレームで生成される信号間の差分を算出する第1の方法を説明するための図である。図11は、新旧2つのフレームで生成される信号間の差分を算出する第2の方法を説明するための図である。F1〜F4は、それぞれ、フレームを表す。“現出力”“基準出力”“差分出力”は、それぞれ、第1のバッファ31aの出力、第2のバッファ31bの出力、差分算出回路83(83A,83B)の出力を表す。図10,11において示される矢印は、トランスファーゲート38のオンするタイミング、すなわち、積分容量41の電圧を保持容量42に転送するタイミングを表す。
図10は、保持回路82(82A,82B)により保持される第2の信号が、フレームごとに更新される場合を示す。輝点検出などの用途では、図10に示すように、現フレームとその現フレームの直前のフレームとの差分を算出することが、輝点を高精度に検出する上で有効である。
一方、図11は、保持回路82(82A,82B)により保持される第2の信号が、次のフレームに移行しても、更新されずに維持される場合を示す。熱赤外線による応力解析などの微小な変化量を検出する用途では、図11に示すように、任意のフレーム(図11では、フレームF1)を基準に差分を算出することが、微小な変化量を高精度に検出する上で有効である。
図12は、第2の実施形態における撮像素子114Bに備えられる制御回路の第2の構成例を示す図である。図12に示す制御回路80Bは、上述の駆動回路81等を備える制御回路80の一例である。制御回路80Bにおける駆動回路81は、複数の赤外線検出器24のうち対応する赤外線検出器を駆動し、当該対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路21Bを有する。
図6に示す制御回路80Aでは、複数の画素駆動回路21Aが差分算出回路83Aを共用している。これに対し、図12に示す制御回路80Bでは、詳細は後述するが、差分算出回路83Bが複数の画素駆動回路21Bのそれぞれに設けられている。
制御回路80Bは、水平方向(行方向)に平行に伸びる複数のスキャンライン27と、垂直方向(列方向)に平行に伸びる複数の垂直バスライン28と、垂直選択回路22と、水平選択回路23とを備える。
画素駆動回路21Bは、複数のスキャンライン27と複数の垂直バスライン28との各交差部に対応してマトリクス状に配置されている。画素駆動回路21Bは、複数の赤外線検出器24の夫々に対して、設けられている。複数の画素駆動回路21Bは、互いに同じ構成を有する。
図13は、第2の構成例に係る制御回路80Bに備えられる画素駆動回路21Bと保持回路82Bの構成例を示す図である。上述の第1の構成例と同様の点については、上述の説明を援用することで、その説明を省略する。画素駆動回路21Bは、駆動トランジスタ35を少なくとも有する。また、制御回路80Bにおける保持回路82Bは、複数の画素駆動回路21Bのそれぞれに、トランスファーゲート38、積分容量41、保持容量42、第1のリセットトランジスタ36及び第2のリセットトランジスタ37を有する。さらに、制御回路80Bにおける保持回路82Bは、複数の画素駆動回路21Bのそれぞれに、差分算出回路83B、第1のバッファ31a、第2のバッファ31b及び第3のバッファ31cを有する。差分算出回路83Bは、上述の差分算出回路83の一例である。保持回路82Bは、上述の保持回路82の一例である。
第1のバッファ31aは、第1の電圧Vに対応する第1の信号を差分算出回路83Bの第1の入力部に出力する。第2のバッファ31bは、第2の電圧VSHに対応する第2の信号を差分算出回路83Bの第2の入力部に出力する。第3のバッファ31cは、差分算出回路83Bにより算出される差分を垂直バスライン28を介して増幅回路84に垂直選択信号V−selに応じて供給する。第3のバッファ31cは、例えば、垂直選択信号V−selに応じて、差分算出回路83Bにより算出される差分を、垂直バスライン28を介して増幅回路84に出力するか否かを切り替えるトランジスタである。
次に、図8,12,13を参照して、画素駆動回路21Bが行うサンプルホールド動作の一例について説明する。画素駆動回路21Aの動作と同様の点については、上述の説明を援用することで、その説明を省略する。
垂直選択回路22は、複数のスキャンライン27を1本ずつ選択する垂直選択信号V−selを順次出力する。垂直選択信号V−selに応じて、その垂直選択信号V−selが出力されたスキャンライン27に接続される第3のバッファ31cが選択される。選択された第3のバッファ31cの入力部に接続された差分算出回路83Bにより算出された差分を表す差分電圧は、その選択された第3のバッファ31cを介して、対応する垂直バスライン28のそれぞれに出力される。
水平選択回路23は、読み出しパルスH−selを順次印加する。読み出しパルスH−Selに応じて、垂直バスライン28の電圧(差分電圧)は、増幅回路84の入力部に入力される。差分電圧は、増幅率の設定信号Sに応じて設定された増幅率で、増幅回路84により出力される。
増幅回路84は、差分算出回路83Bにより算出される差分を増幅して出力する。増幅回路84は、例えば、当該差分を増幅し、増幅後の信号を出力する出力アンプである。増幅回路84から出力される信号(増幅回路84の出力信号)は、制御回路80Bから出力されるアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)に対応する。画素出力信号は、配線85を介して、撮像素子114外部のセンサ駆動回路159に供給される。
したがって、図12,13に示す制御回路80Bによれば、真空容器内の撮像素子114と外部のセンサ駆動回路159との間を結ぶ配線85には、現在の第1のフレームで生成される第1の信号と過去の第2のフレームで生成された信号との差分を増幅した信号が伝わる。したがって、配線85に雑音が侵入しても、当該差分を増幅せずに微小な信号のまま外部に出力する構成に比べて、耐雑音性が向上する。その結果、例えば、高価な電磁遮蔽材を配線85に使用しなくても、あるいは、電磁気的な雑音の少ない高価な冷却器を使用しなくても、耐雑音性を確保できるので、撮像素子114の小型化及びコストダウンを図ることができる。撮像素子114の小型化及びコストダウンにより、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の小型化及びコストダウンも図ることができる。また、電磁遮蔽材を配線85に使用すれば、あるいは、電磁気的な雑音の少ない冷却器を使用すれば、撮像素子114を搭載する赤外線撮像装置の耐雑音性は、更に向上する。
また、図12,13に示す制御回路80Bでは、差分算出回路83Bは、複数の画素駆動回路21Bのそれぞれに設けられ、複数の画素駆動回路21Bは、増幅回路84を共用する。差分算出回路83Bを複数の画素駆動回路21Bのそれぞれに設けることによって、外部雑音の影響を受けやすい微小な信号が通る回路面積が狭くなるため(各画素において微小な差分が増幅されるため)、耐雑音性が向上する。
以上、赤外線検出器の制御回路、撮像素子及び赤外線検出器の制御方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、赤外線検出器の制御回路。
(付記2)
前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
前記複数の画素駆動回路は、前記差分算出回路及び前記増幅回路を共用する、付記1に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記3)
前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を選択信号に応じて出力する第1のバッファと、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を前記選択信号に応じて出力する第2のバッファとを有する、付記2に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記4)
前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
前記差分算出回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに設けられ、
前記複数の画素駆動回路は、前記増幅回路を共用する、付記1に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記5)
前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を出力する第1のバッファと、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を出力する第2のバッファと
前記差分算出回路により算出される前記差分を前記増幅回路に選択信号に応じて供給する第3のバッファとを有する、付記4に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記6)
前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を出力する第1のバッファと、
前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を出力する第2のバッファとを有する、付記1に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記7)
前記保持回路により保持される前記第2の信号は、フレームごとに更新される、付記1から6のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記8)
前記保持回路により保持される前記第2の信号は、次のフレームに移行しても、更新されずに維持される、付記1から6のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記9)
前記増幅回路は、外部からの設定信号に応じて、前記差分の増幅率を変更する、付記1から8のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記10)
前記第2のフレームは、前記第1のフレームに対して一つ前のフレームである、付記1に記載の赤外線検出器の制御回路。
(付記11)
複数の赤外線検出器と、
前記複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、撮像素子。
(付記12)
駆動回路は、複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成し、
保持回路は、第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持し、
差分算出回路は、前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出し、
増幅回路は、前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する、赤外線検出器の制御方法。
24 赤外線検出器
41 積分容量
42 保持容量
80,80A,80B 制御回路
81 駆動回路
82,82A,82B 保持回路
83,83A,83B 差分算出回路
84 増幅回路
85 配線
86A,86B 回路基板
114,114A,114B 撮像素子

Claims (11)

  1. 複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
    第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
    前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
    前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、赤外線検出器の制御回路。
  2. 前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
    前記複数の画素駆動回路は、前記差分算出回路及び前記増幅回路を共用する、請求項1に記載の赤外線検出器の制御回路。
  3. 前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
    前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を選択信号に応じて出力する第1のバッファと、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
    前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を前記選択信号に応じて出力する第2のバッファとを有する、請求項2に記載の赤外線検出器の制御回路。
  4. 前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
    前記差分算出回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに設けられ、
    前記複数の画素駆動回路は、前記増幅回路を共用する、請求項1に記載の赤外線検出器の制御回路。
  5. 前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
    前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を出力する第1のバッファと、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
    前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を出力する第2のバッファと
    前記差分算出回路により算出される前記差分を前記増幅回路に選択信号に応じて供給する第3のバッファとを有する、請求項4に記載の赤外線検出器の制御回路。
  6. 前記駆動回路は、前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、前記対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する複数の画素駆動回路を有し、
    前記保持回路は、前記複数の画素駆動回路のそれぞれに、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第1のフレームで入射する赤外線に応じた第1の電圧を保持する第1の容量と、
    前記第1の電圧に対応する前記第1の信号を出力する第1のバッファと、
    前記複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器に前記第2のフレームで入射する赤外線に応じた第2の電圧を保持する第2の容量と、
    前記第2の電圧に対応する前記第2の信号を出力する第2のバッファとを有する、請求項1に記載の赤外線検出器の制御回路。
  7. 前記保持回路により保持される前記第2の信号は、フレームごとに更新される、請求項1から6のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
  8. 前記保持回路により保持される前記第2の信号は、次のフレームに移行しても、更新されずに維持される、請求項1から6のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
  9. 前記増幅回路は、外部からの設定信号に応じて、前記差分の増幅率を変更する、請求項1から8のいずれか一項に記載の赤外線検出器の制御回路。
  10. 複数の赤外線検出器と、
    前記複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する駆動回路と、
    第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持する保持回路と、
    前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出する差分算出回路と、
    前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する増幅回路とを備える、撮像素子。
  11. 駆動回路は、複数の赤外線検出器を駆動し、前記複数の赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成し、
    保持回路は、第1のフレームで前記駆動回路により生成される第1の信号と、前記第1のフレームよりも前の第2のフレームで前記駆動回路により生成される第2の信号とを、保持し、
    差分算出回路は、前記第1の信号と前記第2の信号との差分を算出し、
    増幅回路は、前記差分算出回路により算出される前記差分を増幅して出力する、赤外線検出器の制御方法。
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