JP2007220331A - 燃料電池スタック - Google Patents

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謙 高橋
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Abstract

【課題】連結ピンに大きな剪断力が作用することを確実に阻止し、前記連結ピン自体や側板又は端板に設けられる連結ピン保持部の変形を良好に阻止することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が積層された積層体14を箱状ケーシング24内に収容する。ケーシング24は、エンドプレート20a、20bと、複数の側板60a〜60dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結する連結ピン64a、64bとを備える。側板60a〜60dには、連結ピン64a、64bが挿入されるとともに、前記側板60a〜60dに対して回転可能な第2連結ピン保持部70a、70b、82a及び82bが取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側に、それぞれカーボンを主体とする基材に貴金属系の電極触媒層を接合したアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより燃料電池(単位セル)が構成されている。
通常、この燃料電池は、所望の発電力を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)だけ積層した燃料電池スタックとして使用されている。この燃料電池スタックは、燃料電池の内部抵抗の増大や反応ガスのシール性の低下等を阻止するために、積層されている各燃料電池同士を確実に加圧保持する必要がある。
そこで、燃料電池スタック全体の小型化及び軽量化を図るとともに、各単位セルに所望の発電性能とシール性とを確保することが可能な燃料電池スタックが、例えば、特許文献1に開示されている。この燃料電池スタックは、電解質・電極構造体を金属セパレータにより挟持した単位セルを備えるとともに、前記単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容している。ケーシングは、積層体の積層方向両端部に配置される端板と、前記積層体の側部に配置される複数の側板と、前記側板の互いに近接する端部同士を連結する連結部材と、前記端板と前記側板とを連結する連結ピンとを備えている。
これにより、積層体が箱状ケーシング内に収容されるため、面圧分布を均一化することができ、前記単位セルの発電性及びシール性が有効に向上し、しかも燃料電池スタックの組立時にボルトの締め付け調整等が不要になって、組立作業の簡素化が容易に図られる等の利点が得られる。
特開2005−44688号公報(図1)
ところで、端板と側板とが連結ピンで連結されるため、例えば、積層方向の締め付け荷重等により前記端板であるエンドプレートが撓むと、この撓みによって前記連結ピン自体に剪断力が作用するとともに、前記側板に設けられた連結ピン保持部に回転方向の剪断力が作用する。従って、連結ピン保持部には、積層方向の締め付け力の他、回転方向の剪断力が作用し易い。これにより、連結ピンに作用する剪断力が大きい場合には、前記連結ピン自体や連結ピン保持部が変形するおそれがある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、連結ピンに大きな剪断力が作用することを確実に阻止し、前記連結ピン自体や側板又は端板に設けられる連結ピン保持部の変形を良好に阻止することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関するものである。
ケーシングは、積層体の積層方向両端部に配置される端板と、前記積層体の側部に配置される複数の側板と、前記端板に設けられ、第1挿入孔を有する第1連結ピン保持部と、前記側板に設けられ、第2挿入孔を有する第2連結ピン保持部と、前記第1及び第2挿入孔に一体に挿入されて前記端板と前記側板とを連結する連結ピンとを備えている。そして、少なくとも第2連結ピン保持部又は第1連結ピン保持部は、側板又は端板に対して回転可能に取り付けられている。
また、少なくとも第2連結ピン保持部又は第1連結ピン保持部の回転角度を規制する規制構造を備えることが好ましい。
本発明では、例えば、第2連結ピン保持部が側板に対して回転可能に取り付けられており、端板が積層方向の締め付け荷重により変形すると、前記第2連結ピン保持部が回転して連結ピンに大きな剪断力が作用することを阻止することができる。従って、第2連結ピン保持部に連結ピンを介して回転方向に大きな剪断力が作用することを確実に阻止し、前記連結ピン自体の変形や前記第2連結ピン保持部の変形を良好に阻止することが可能になる。
一方、第1連結ピン保持部が端板に対して回転可能である。このため、側板が荷重等によって変形すると、第1連結ピン保持部が回転して前記第1連結ピン保持部及び連結ピンに大きな剪断力が作用することを阻止できる。これにより、連結ピン自体の変形や第1連結ピン保持部の変形が良好に阻止される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部断面側面図である。燃料電池スタック10は、例えば、図示しない車両に搭載される。
図1に示すように、燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁性スペーサ部材22及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、四角形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング24により一体的に保持される。
図2及び図3に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。
単位セル12の長辺方向(図3中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
単位セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端部を周回して第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
図2に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が直接ケーシング24に接触することを阻止すべく、シール57が介装される。
図1及び図2に示すように、ターミナルプレート16a、16bの端部には、面方向に突出する板状の端子部58a、58bが形成される。端子部58a、58bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング24は、図1に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板60a〜60dと、前記側板60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結する連結部材であるアングル部材(例えば、Lアングル)62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。
エンドプレート20a、20bの上下各辺には、それぞれ2つの第1連結ピン保持部(タブ部)66a、66bが突出形成されるとともに、両側の各辺には、それぞれ1つの第1連結ピン保持部66a、66bが突出形成される。第1連結ピン保持部66a、66bは、第1挿入孔68a、68bを有する。
積層体14の両側に配置される側板60a、60cの長手方向両端には、第2連結ピン保持部70a、70bが2つずつ回転可能に取り付けられる。第2連結ピン保持部70a、70bは、図1及び図4に示すように、第2挿入孔72a、72bを有するタブ部74a、74bを設け、前記タブ部74a、74bには、アーム部76a、76bが一体に形成される。アーム部76a、76bは、薄板状に構成されており、側板60a、60cの面方向に沿って延在するとともに、軸部材78a、78bを介して前記側板60a、60cに回転可能に取り付けられる。
図4に示すように、軸部材78a、78bは、耐摩耗性に優れる材料で形成されるとともに、両端に大径フランジ部80a、80bを有するリベット構造に設定される。軸部材78a、78bは、フランジ部80a側をアーム部76a、76bに固着される一方、側板60cに形成された孔部81a、81bに回転可能に挿入される。フランジ部80a又は80bは、軸部材78a、78bの端部を押し潰すことにより形成される。
図1に示すように、積層体14の上下に配置される側板60b、60dの長手方向両端には、第2連結ピン保持部82a、82bが3つずつ形成される。第2連結ピン保持部82a、82bは、上記の第2連結ピン保持部70a、70bと同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
側板60a、60cの各第2連結ピン保持部70a、70b間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1連結ピン保持部66a、66bが配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64aが一体的に挿入されて、前記側板60a、60cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、側板60b、60dの第2連結ピン保持部82a、82bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1連結ピン保持部66a、66bと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64bが一体的に挿入されて、前記側板60b、60dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
側板60a〜60dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のねじ孔84が形成される一方、アングル部材62a〜62dの各辺には、前記ねじ孔84に対応して孔部86が形成される。各孔部86に挿入される各ねじ88がねじ孔84に螺合することにより、アングル部材62a〜62dを介して側板60a〜60d同士が固定される。これにより、ケーシング24が構成される(図5参照)。
図1及び図2に示すように、スペーサ部材22は、ケーシング24の内周で位置決めされるように所定の寸法に設定された矩形状を有する。このスペーサ部材22は、積層体14の積層方向の長さ変動を吸収して前記積層体14に所望の締め付け荷重を付与可能にするために、厚さが調整される。なお、積層体14の積層方向の長さの変動が、第1及び第2金属セパレータ32、34自体の弾性等で吸収可能であれば、スペーサ部材22を用いなくてもよい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池スタック10では、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数組の単位セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aから排出される。
この場合、第1の実施形態では、積層体14がケーシング24内に収容されるとともに、前記ケーシング24は、前記積層体14の積層方向両端部に配置されるエンドプレート(端板)20a、20bと、前記積層体14の側部に配置される複数の側板60a〜60dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結する連結ピン64a、64bとを備えている。
そして、エンドプレート20a、20bには、第1連結ピン保持部66a、66bが形成される一方、側板60a〜60dには、第2連結ピン保持部70a、70b、82a及び82bが回動可能に取り付けられている。
このため、図5に示すように、ケーシング24に積層方向に締め付け荷重が付与される際、端板であるエンドプレート20a、20bが変形すると、例えば、第2連結ピン保持部70aは、軸部材78aと一体に側板60aに対して回転する。従って、連結ピン64aに大きな剪断力が作用することを阻止することができ、第2連結ピン保持部70aには、回転方向に大きな剪断力が作用することがなく、積層方向の締め付け荷重のみが作用している。
これにより、第1の実施形態では、連結ピン64aを介して回転方向に大きな剪断力が第2連結ピン保持部70aに作用することを確実に阻止し、前記連結ピン64a自体の変形や前記第2連結ピン保持部70aの変形が良好に阻止されるという効果が得られる。一方、他の第2連結ピン保持部70b、82a及び82bにおいても、上記の第2連結ピン保持部70aと同様の効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、軸部材78a、78bが側板60a〜60dに対して回転自在に構成されているが、前記軸部材78a、78bを前記側板60a〜60dに固定し、第2連結ピン保持部70a、70b、82a及び82bを前記軸部材78a、78bに対して回転可能に構成してもよい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシング100の要部分解斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10を構成するケーシング24と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第5の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
ケーシング100では、側板60aに対して第2連結ピン保持部70aが軸部材102を介して所定の角度範囲内で回転可能に取り付けられる。軸部材102は、円柱体を所定の角度だけ切り欠いて、平坦面104a、104bが軸方向に延在して設けられる。側板60aには、孔部106が形成されるとともに、この孔部106内に膨出して当接面108a、108bが所定の角度を有して形成される。
図7に示すように、孔部106は、軸部材102よりも大径に設定されるとともに、平坦面104a、104bのなす角度は、当接面108a、108bのなす角度よりも大きな角度に設定される。このため、軸部材102は、平坦面104aが当接面108aに当接する位置から平坦面104bが当接面108bに当接する位置まで、回転角度範囲が規制される。すなわち、第2連結ピン保持部70aの回転角度を規制する規制構造が構成される。
このように、第2の実施形態では、平坦面104a、104bと当接面108a、108bとにより規制構造が設けられており、第2連結ピン保持部70aは、側板60aに対して規定角度以上に傾斜することはない。これにより、ケーシング100を組み付ける際に、連結ピン64aの挿入作業が容易且つ確実に遂行され、組立作業性に優れるという効果が得られる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシング120の要部説明図である。
ケーシング120では、第2連結ピン保持部70aが、軸部材122を介して側板60aに所定の角度範囲内で回転可能に取り付けられる。軸部材122は、平坦面124を有するとともに、側板60aの孔部126に挿入される。孔部126は、軸部材122よりも大径に構成するとともに、平坦面124に対応する当接面128が設けられる。
軸部材122は、孔部126内で平坦面124が当接面128に当接する角度範囲内で回転可能であり、前記平坦面124と前記当接面128とにより規制構造が構成されている。従って、第3の実施形態では、上記の第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシング140の一部説明図である。
ケーシング140では、第2連結ピン保持部70aが側板60aに対し軸部材142を介して回転可能に取り付けられる。軸部材142は、前述した軸部材78aよりも短尺に構成されており、側板60aは、この軸部材142のフランジ部80bを収容する段付き孔部144を有する。第2連結ピン保持部70aを構成するアーム部76aには、軸部材142のフランジ部80aを収容する凹部146が形成される。
このように構成される第4の実施形態では、軸部材142が、側板60aの内方に突出することがなく、例えば、この側板60aの内方のスペースを有効利用することができる。従って、ケーシング140全体の小型化を図ることが可能になるという効果が得られる。なお、アーム部76aには、凹部146を設けなくてもよい。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシング160の正面説明図である。
ケーシング160では、エンドプレート20aに第1連結ピン保持部162が回転可能に取り付けられる。第1連結ピン保持部162は、前述した第2連結ピン保持部70aと同様に構成されており、軸部材78a(102、122又は142のいずれか)を介して回転可能である。
このように構成される第5の実施形態では、例えば、側板60a〜60dに荷重が付与されてこの側板60a〜60dが変形した際に、第1連結ピン保持部162が回転することによって、連結ピン64a、64bに大きな剪断力が作用することがない。これにより、連結ピン64a、64b自体の変形や第1連結ピン保持部162の変形が良好に阻止されるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成するケーシングの説明図である。 前記燃料電池スタックの斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシングの要部分解斜視図である。 前記ケーシングの説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシングの要部説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシングの一部説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタックを構成するケーシングの正面説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…単位セル
14…積層体 20a、20b…エンドプレート
24、100、120、140、160…ケーシング
30…電解質膜・電極構造体 32、34…金属セパレータ
42…固体高分子電解質膜 44…アノード側電極
46…カソード側電極 48…燃料ガス流路
50…冷却媒体流路 52…酸化剤ガス流路
60a〜60d…側板 62a〜62d…アングル部材
64a、64b…連結ピン
66a、66b、70a、70b、82a、82b、162…連結ピン保持部
68a、68b、72a、72b…挿入孔
74a、74b…タブ部 76a、76b…アーム部
78a、78b、102、122、142…軸部材
81a、81b、86、106、126…孔部
104a、104b、124…平坦面
108a、108b、128…当接面

Claims (2)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングは、前記積層体の積層方向両端部に配置される端板と、
    前記積層体の側部に配置される複数の側板と、
    前記端板に設けられ、第1挿入孔を有する第1連結ピン保持部と、
    前記側板に設けられ、第2挿入孔を有する第2連結ピン保持部と、
    前記第1及び第2挿入孔に一体に挿入されて前記端板と前記側板とを連結する連結ピンと、
    を備え、
    少なくとも前記第2連結ピン保持部又は前記第1連結ピン保持部は、前記側板又は前記端板に対して回転可能に取り付けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、少なくとも前記第2連結ピン保持部又は前記第1連結ピン保持部の回転角度を規制する規制構造を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8450027B2 (en) 2008-02-22 2013-05-28 Hyundai Motor Company Fuel cell stack of fuel cell vehicle
JP2017126449A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 本田技研工業株式会社 燃料電池システム

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