JP2007217712A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Si−O結合を有する有機ケイ素化合物(1)および一次粒子径が0.1nm〜300nmの無機固体(5)の存在下に、チタン化合物(2)を、有機マグネシウム化合物(3)で還元して得られる固体生成物と、ハロゲン化能を有するハロゲン化合物(b)および電子供与性化合物(c)とを接触させて得られるオレフィン重合用固体触媒成分(A)、有機アルミニウム化合物(B)、並びに電子供与性化合物(C)を接触させて得られるオレフィン重合用触媒を用いて製造される、オレフィン重合体組成物であって、
前記無機固体の凝集度θが0<θ≦10を満足する状態で、無機固体がオレフィン重合体組成物中に分散している、前記オレフィン重合体組成物。
【選択図】なし
Description
本発明のオレフィン重合体組成物は、無機固体を含有し、該無機固体が微細に分散したオレフィン重合体組成物である。
前記無機固体は、金属、セラミックス、合金、サーメットおよび非晶質合金のような公知の無機物であってよい。より具体的な前記無機固体として、Mg、V、Sr、Pb、Ag、Au、Al、Ga、Ti、W、Fe、Co、Ni、Zn、Cd、P、As、Sb、Bi、Ptおよび希土類金属のような金属の単体;該金属のフッ化物、塩化物、臭化物およびヨウ化物のようなハロゲン化物;該金属の酸化物;該金属の硫化物のようなカルコゲン化物;該金属の窒化物;該金属のリン化物;該金属のヒ化物;該金属の炭化物;該金属のケイ化物;該金属のホウ化物;該金属の水酸化物;該金属の炭酸塩;該金属の硫酸塩;該金属の硝酸塩;該金属の珪酸塩;該金属のリン酸塩;該金属の亜塩素酸塩;該金属の塩素酸塩;ならびに該金属の過塩素酸塩を例示することができる。また、2種以上の金属元素
を含む化合物でもよい。詳細は、「第4版 実験化学講座16 無機化合物」(1993年 丸善株式会社刊)に記載されている。
(i=1からnまで;n=粒子数)
D=6÷(比重×BET比表面積)
本発明のオレフィン重合体組成物を得るのに用いられる無機固体としては、一次粒子径が0.1nm〜300nmの無機固体が好適であり、一次粒子径が0.1nm〜100nmの無機固体がより好適であり、一次粒子径が0.1nm〜50nmの無機固体がさらに好適である。
(式中、aは1〜20の数を表し、R2は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。X2はハロゲン原子または炭素原子数1〜20の炭化水素オキシ基を表し、全てのX2は同一であっても異なっていてもよい。)
以下、該製造方法について説明する。
前記オレフィン重合用固体触媒成分の調製に用いられる固体生成物(a)は、Si−O結合を有する有機ケイ素化合物(1)および一次粒子径が0.1nm〜300nmの無機固体(5)の存在下に、下記一般式[I]で表されるチタン化合物(2)を、有機マグネシウム化合物(3)で還元して得られる固体生成物、あるいは、Si−O結合を有する有機ケイ素化合物(1)、エステル化合物(4)および一次粒子径が0.1nm〜300nmの無機固体(5)の存在下に、下記一般式[I]で表されるチタン化合物(2)を、有機マグネシウム化合物(3)で還元して得られる固体生成物である。
(式中、aは1〜20の数を表し、R2は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。X2はハロゲン原子または炭素原子数1〜20の炭化水素オキシ基を表し、全てのX2は同一であっても異なっていてもよい。)
Si(OR10)tR11 4-t
R12(R13 2SiO)uSiR14 3、または、
(R15 2SiO)v
ここにR10は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R11、R12、R13、R14およびR15はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜20の炭化水素基または水素原子を表す。tは0<t≦4を満足する数を表し、uは1〜1000の整数を表し、vは2〜1000の整数を表す。
(式中、aは1〜20の数を表し、R2は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。X2はハロゲン原子または炭素原子数1〜20の炭化水素オキシ基を表し、全てのX2は同一であっても異なっていてもよい。)
これらの基のうち炭素原子数2〜18のアルキル基または炭素原子数6〜18のアリール基が好ましい。特に炭素原子数2〜18の直鎖状アルキル基が好ましい。
かかるチタン化合物の具体例を挙げると、メトキシチタントリクロライド、エトキシチタントリクロライド、ブトキシチタントリクロライド、フェノキシチタントリクロライド、エトキシチタントリブロマイド等のトリハロゲン化アルコキシチタン化合物、ジメトキシチタンジクロライド、ジエトキシチタンジクロライド、ジブトキシチタンジクロライド、ジフェノキシチタンジクロライド、ジエトキシシランジブロマイド等のジハロゲン化ジアルコキシチタン、トリメトキシチタンクロライド、トリエトキシチタンクロライド、トリブトキシチタンクロライド、トリフェノキシチタンクロライド、トリエトキシチタンブロマイド等のモノハロゲン化トリアルコキシチタン化合物、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラフェノキシチタン等のテトラアルコキシチタン化合物などを挙げることができる。
重合活性の観点からさらに好ましくはテトラ−n−ブチルポリチタネートであり、特にテトラ−n−ブチルチタニウムダイマーまたはテトラ−n−ブチルチタニウムテトラマーが好ましく用いられる。
かかる溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン等の脂環式炭化水素、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル化合物が挙げられる。なかでも無機固体(5)が均一に分散する溶媒を使用することが好ましい。特に好ましいのはトルエンである。
反応時間は特に制限はないが、通常30分〜6時間程度である。その後、さらに20〜120℃の温度で後反応を行ってもよい。
また、有機マグネシウム化合物(3)の使用量は、チタン原子とケイ素原子の和とマグネシウム原子の原子比で通常(Ti+Si)/Mg=0.1〜10、好ましくは0.2〜5.0、特に好ましくは0.5〜2.0の範囲である。
固体触媒成分(A)においてMg/Tiのモル比の値が1〜51、好ましくは2〜31、特に好ましくは4〜26の範囲になるようにチタン化合物(2)、有機ケイ素化合物(1)、有機マグネシウム化合物(3)の使用量を決定してもよい。
無機固体(5)の使用量は、チタン化合物(2)中のチタン原子のモル数に対する重量として、通常(無機固体(g))/(チタン化合物中のチタン原子(mmol))=0.05〜10000g/mmolであり、好ましくは0.1〜5000g/mmol、さらに好ましくは0.5〜2000g/mmolの範囲である。
また、任意成分のエステル化合物(4)の使用量は、チタン化合物(2)のチタン原子に対するエステル化合物のモル比で、通常エステル化合物/Ti=0.5〜100、好ましくは1〜60、特に好ましくは2〜30の範囲である。
ハロゲン化能を有するハロゲン化合物(b)としては、上記の固体生成物(a)をハロゲン化し得る化合物であれば特に制限はないが、好ましくは有機酸ハライド(b1)、第4族元素のハロゲン化合物(b2)、あるいは、第13族または第14族元素のハロゲン化合物(b3)である。
X4で表されるハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が例示できる。この中で、特に塩素原子が好ましい結果を与える。
一般式Ti(OR9)bX4 4-bで表されるチタン化合物のbは、0≦b<4を満足する数であり、好ましくは0≦b≦2を満足する数であり、特に好ましくは、b=0である。
ここでいう第13族の原子としてはB、Al、Ga、In、Tl、が挙げられ、BまたはAlが好ましく、Alがより好ましい。また第14族の原子としてはC、Si、Ge、Sn、Pbが挙げられ、Si、GeまたはSnが好ましい。Mとして特に好ましくは第14族の原子であり、最も好ましくはSiである。
X6で表わされるハロゲン原子としてF、Cl、Br、Iが挙げられ、Clが好ましい。
前記固体触媒成分の調製に使用される電子供与性化合物としては、エーテル類(ジエーテル類)、ケトン類、アルデヒド類、カルボン酸類、有機酸または無機酸のエステル類、有機酸または無機酸の酸アミド類、酸無水物類等の含酸素電子供与性化合物、アンモニア類、アミン類、ニトリル類、イソシアネート類等の含窒素電子供与性化合物を挙げることができる。これらの電子供与性化合物のうち好ましくは有機酸のエステル類またはエーテル類であり、より好ましくはカルボン酸エステル類またはジエーテル類であり、さらに好ましくはカルボン酸エステル類である。
(但し、R5 〜R8 はそれぞれ独立に炭素原子数1〜20の直鎖状、分岐状もしくは脂環式のアルキル基、アリール基またはアラルキル基であり、R6 およびR7 はそれぞれ独立に水素原子であってもよい。)で表されるジエーテル化合物を挙げることができる。
好ましくは、R5 〜R8 はそれぞれ独立にアルキル基であり、さらに好ましくは、R6およびR7がそれぞれ独立に分岐状または脂環式のアルキル基であり、R5およびR8がそれぞれ独立に直鎖状アルキル基である上記一般式で表されるジエーテルである。
前記オレフィン重合用固体触媒成分(A)は、上記の固体生成物(a)と、ハロゲン化能を有するハロゲン化合物(b)および電子供与性化合物(c)とを接触させて得られる。
洗浄剤の使用量は、一段階の接触処理につき、固体生成物(a)1g当たり通常0.1ml〜1000mlである。好ましくは1g当たり1ml〜100mlである。
処理時間は特に制限はないが、好ましくは0.5〜8時間であり、さらに好ましくは1〜6時間である。洗浄時間は特に限定されないが、好ましくは1〜120分であり、さらに好ましくは2〜60分である。
接触処理は複数繰り返しても良い。
前記触媒の調製に用いられる有機アルミニウム化合物(B)は、少なくとも分子内に一個のAl−炭素結合を有するものである。代表的なものを一般式で下記に示す。
R19 wAlY3-w
R20R21Al−O−AlR22R23
(式中、R19〜R23は炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Yはハロゲン原子、水素原子またはアルコキシ基を表し、wは2≦w≦3を満足する数である。)
かかる有機アルミニウム化合物の具体例としては、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド等のジアルキルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムクロライド等のジアルキルアルミニウムハライド、トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニウムクロライドとの混合物のようなトリアルキルアルミニウムとジアルキルアルミニウムハライドとの混合物、テトラエチルジアルモキサン、テトラブチルジアルモキサン等のアルキルアルモキサンが例示できる。
前記触媒の調製に用いられる電子供与性化合物(C)としては、エーテル類(ジエーテル類)、ケトン類、アルデヒド類、カルボン酸類、有機酸または無機酸のエステル類、有機酸または無機酸の酸アミド類、酸無水物類等の含酸素電子供与性化合物、アンモニア類、アミン類、ニトリル類、イソシアネート類等の含窒素電子供与性化合物を挙げることができる。これらの電子供与性化合物のうち、好ましくは無機酸のエステル類またはジエーテル類であり、より好ましくは一般
式 R3 rSi(OR4)4-r (式中、R3は炭素原子数1〜20の炭化水素基または水素原子を表し、R4は炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、rは0≦r<4を満足する数を表す。全てのR3および全てのR4はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)で表されるアルコキシケイ素化合物が用いられ、特に好ましくは一般式 R24R25Si(OR26)2 で表されるアルコキシケイ素化合物が用いられる。ここで式中、R24はSiに隣接する炭素原子が2級もしくは3級である炭素原子数3〜20の炭化水素基であり、具体的には、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、tert−アミル基等の分岐鎖状アルキル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、シクロペンテニル基等のシクロアルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基等が挙げられる。また式中、R25は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等の直鎖状アルキル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、tert−アミル基、等の分岐鎖状アルキル基、シクロペンンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、シクロペンテニル基等のシクロアルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基等が挙げられる。さらに式中、R26は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、好ましくは炭素原子数1〜5の炭化水素基である。
−ノルボルナンメチルジメトキシシラン等を挙げることができる。
本発明のオレフィン重合体の製造に用いられるオレフィンは、炭素原子数2以上のオレフィンであり、かかるオレフィンの具体例としてはエチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン−1、などの直鎖状モノオレフィン類、3−メチルブテン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテン−1、などの分岐モノオレフィン類、ビニルシクロヘキサンなどが挙げられる。これらのオレフィンは1種類を用いてもよいし、あるいは、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。これらのオレフィンのうちでは、エチレン、プロピレンまたはブテン−1を用いて単独重合を行うこと、あるいはエチレン、プロピレンまたはブテン−1を主成分とする混合オレフィンを用いて共重合を行うことが好ましく、プロピレンを用いて単独重合を行うこと、あるいはプロピレンを主成分とする混合オレフィンを用いて共重合を行うことが特に好ましい。また、本発明における共重合に際しては、エチレンおよび上記のα−オレフィンから選ばれる2種類または、それ以上の種類のオレフィンを混合して用いることができる。さらに、共役ジエンや非共役ジエンのような多不飽和結合を有する化合物を共重合に用いることも可能である。そして、重合を2段以上にして行うヘテロブロック共重合も行うことができる。
各触媒成分または触媒を重合槽に供給する方法としては、窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分のない状態で供給することが好ましい。
テトラリンを溶媒とし、温度135℃でウベローデ型粘度計を用いて測定した。
JIS K7105に規定された方法による。試験片は、190℃で重合体組成物をプレス成形して作成した、厚さ30〜80ミクロンのフィルムである。
<実施例1の場合>
得られたパウダー粒子をエポキシ重合体に包埋し、次いでこの試片を−80℃に冷却したミクロトームで切削して厚さ1000オングストローム以下の超薄切片を作成した。この超薄切片中の無機固体の分散状態を透過型電子顕微鏡(日立製作所製H−8000型透過型電子顕微鏡)にて観察し、2次元像を旭エンジニアリング社製高精度画像解析ソフト「IP−1000」にて以下に示す画像解析処理を行い、無機固体体積平均分散粒径(重合体組成物中での無機固体分散粒径)を求めた。
2次元像中の無機固体分散粒子iの面積を検出した。その面積を与える円の直径をRiとし、Riを下式に代入した。
(i=1からnまで;n=粒子数)
<比較例2の場合>
混練により得られた成形片を−80℃に冷却したミクロトームで切削して厚さ1000オングストローム以下の超薄切片を作成し、成形片中の無機固体の分散状態を上記と同様に観察した。両場合とも、観察倍率は60,000倍である。
窒素吸着法により測定した。即ち試料粉体の表面に吸着占有面積が既知である分子を吸着させ、その吸着量から試料の比表面積を求めた。
カンタクローム社製ピクノメーター PPY−6を用いて、4℃の水に対する比重を測定した。
組成物を230℃にて厚さ0.3mmのプレスシートを作成、3mm×20mmの大きさに切削してテストピースとする。粘弾性測定はセイコーインスツルメンツ(株)EXSTER6000にて、測定温度−150〜150℃、周波数5Hzにてtanδを測定した。tanδピーク値が大きいほど制振性能が良い事を示す。
(1)固体生成物(a)の合成
撹拌機、滴下ロートを備えた200mlのフラスコを窒素で置換した後、予めヘキサン120mlにてスラリー化させた水酸化アルミニウムを10g、n−ブチルマグネシウムクロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1mmol/ml)25mlを混合し室温で1時間攪拌した。攪拌終了後、固液分離し、ヘキサン17mlでの洗浄を2回繰り返した後、減圧乾燥して前処理した水酸化アルミニウムを得た。用いた水酸化アルミニウムはアルミニウムアルコキシドを加水分解し、得られた生成物を乾燥して得られた、BET比表面積153m2/g、比重3.00g/c
m3、一次粒子径(BET比表面積相当径)は13nmの水酸化アルミニウムである。
次に撹拌機、滴下ロートを備えた100mlのフラスコを窒素で置換した後、前処理した水酸化アルミニウムを7.5g、ヘキサン37.4ml、テトラブトキシチタン0.17ml(0.5ミリモル)、およびテトラエトキシシラン1.9ml(8.5ミリモル)を投入し、スラリー液とした。次に、n−ブチルマグネシウムクロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1mmol/ml)4.3mlを、フラスコ内の温度を5℃に保ちながら、滴下ロートから徐々に滴下した。滴下終了後、5℃でさらに45分間撹拌した後、室温でさらに45分間攪拌した。その後固液分離し、ヘキサン37.4mlでの洗浄を2回繰り返した後、トルエン30.1mlを加え、固体生成物スラリーを得た。
上記(1)で得られた固体生成物スラリーを95℃に昇温した後、フタル酸ジイソブチル 1.1ml(4.1ミリモル)を加え、1時間接触処理を行った。その後、同温度で固液分離し、室温でトルエン30.0mlでの洗浄を2回行った。
洗浄後、トルエン30.0mlを加え、ジ−n−ブチルエーテル0.9ml(5.3ミリモル)、および四塩化チタン16.2ml(147.7ミリモル)の混合物を加え、95℃で3時間接触処理を行った。その終了後、同温度で固液分離した後、同温度でトルエン30.0mlでの洗浄を2回行った。
次いで、トルエン30.0ml、ジ−n−ブチルエーテル0.9ml(5.3ミリモル)、および四塩化チタン16.2ml(147.7ミリモル)の混合物を加え、95℃で1時間接触処理を行った。その終了後、同温度で固液分離し、同温度でトルエン30.0mlでの洗浄を3回行ったのち、室温でヘキサン30.0mlでの洗浄を3回行い、さらに減圧乾燥して固体触媒成分10.1gを得た。
3リットルのかき混ぜ式ステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、ヘプタン1000mlを仕込み、(B)成分としてトリエチルアルミニウム 2.6ミリモル、(C)成分としてtert―ブチル−n−プロピル−ジメトキシシラン 0.26ミリモル及び(A)成分として上記(2)で合成した固体触媒成分 1.495gを仕込み、350mmHgの分圧に相当する水素を加えた。次いで94gの液化プロピレンを仕込み、オートクレーブの温度を60℃に昇温し、60℃で10分間重合を行った。重合終了後未反応モノマーをパージした。生成した重合体を70℃で2時間減圧乾燥し、85gのポリプロピレンパウダーを得た。
従って、固体触媒成分1g当たりのポリプロピレンの収量は57gであった。得られたポリマー中の水酸化アルミニウム含量は、14600重量ppm(仕込んだ触媒中の水酸化アルミニウムの量と得られたポリマーの重量比から計算)であり、その分散状況を透過型電子顕微鏡で観察した結果、水酸化アルミニウムの分散粒径は65.4nmであった。θは5、ポリプロピレン組成物内における88.9重量%の水酸化アルミニウムの分散粒径dが0.1nm以上100nm以下であった。また、ポリプロピレン組成物の極限粘度は[η]=0.84(dl/g)、tanδピーク強度は0.042、該組成物のフィルムのヘイズは74.7%であった。
(1)固体生成物(a)の合成
撹拌機、滴下ロートを備えた500mlのフラスコを窒素で置換した後、ヘキサン290ml、テトラブトキシチタン8.9ml(8.9g、26.1ミリモル)、フタル酸ジイソブチル3.1ml(3.3g、11.8ミリモル)およびテトラエトキシシラン87.4ml(81.6g、392ミリモル)を投入し、均一溶液とした。次に、n−ブチルマグネシウムクロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1mmol/ml)199mlを、フラスコ内の温度を6℃に保ちながら、滴下ロートから徐々に滴下した。滴下終了後、6℃でさらに1時間撹拌した後、室温でさらに1時間攪拌した。その後、固液分離し、トルエン260mlで3回洗浄を繰り返した後、トルエンを適量加え、固体生成物スラリー(0.4g/ml)を得た。
上記(a)で得られた固体生成物を含むスラリーを52ml投入し、上澄み液を25.5ml抜き出しブチルエーテル0.80ml(6.45ミリモル)と四塩化チタン16.0ml(0.146モル)の混合物を加え、ついで、フタル酸クロライド1.6ml(11.1ミリモル:0.20ml/1g固体生成物)を加え、115℃まで昇温しそのまま3時間攪拌した。反応終了後、同温度で固液分離した後、同温度でトルエン40mlで2回洗浄を行った。
次いで、トルエン10.0ml、フタル酸ジイソブチル0.45ml(1.68ミリモル)、ブチルエーテル0.80ml(6.45ミリモル)、及び四塩化チタン8.0ml(0.073モル)の混合物を加え、115℃で1時間処理を行った。反応終了後、同温度で固液分離し、同温度でトルエン40mlで3回洗浄を行ったのち、ヘキサン40mlで3回洗浄し、さらに減圧乾燥して固体触媒成分7.36gを得た。
3リットルのかき混ぜ式ステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、ヘプタン1000mlを仕込み、(B)成分としてトリエチルアルミニウム 2.6ミリモル、(C)成分としてtert―ブチル−n−プロピル−ジメトキシシラン 0.26ミリモル及び(A)成分として上記(2)で合成した固体触媒成分 0.0273gを仕込み、1500mmHgの分圧に相当する水素を加えた。次いで80gの液化プロピレンを仕込み、オートクレーブの温度を70℃に昇温し、70℃で60分間重合を行った。重合終了後未反応モノマーをパージした。生成した重合体を70℃で2時間減圧乾燥し、138gのポリプロピレンパウダーを得た。
従って、固体触媒成分1g当たりのポリプロピレンの収量は5062gであった。得られたポリプロピレンの極限粘度は[η]=0.86(dl/g)、tanδピーク強度は0.029であった。またポリプロピレンのフィルムのヘイズは74.3%であった。
ロール混練機を用いて、水酸化アルミニウムをその濃度が14000重量ppmとなるように比較例1のポリプロピレンに添加し混練した。用いた水酸化アルミニウムは実施例1と同種である。混練温度は190℃、混練時間は3分間である。重合体組成物中の水酸化アルミニウムの分散状況を透過型電子顕微鏡で観察した結果、水酸化アルミニウムの分散粒径は1258nmと、多数の一次粒子が凝集した状態であることが確認できた。θは97、ポリプロピレン組成物内における0.065重量%の水酸化アルミニウムの分散粒径dが0.1nm以上100nm以下であった。ポリプロピレン組成物の極限粘度は[η]=0.86(dl/g)、tanδピーク強度は0.029、該組成物のフィルムのヘイズは74.4%であった。
Claims (5)
- Si−O結合を有する有機ケイ素化合物(1)および一次粒子径が0.1nm〜300nmの無機固体(5)の存在下に、チタン化合物(2)を、有機マグネシウム化合物(3)で還元して得られる固体生成物と、ハロゲン化能を有するハロゲン化合物(b)および電子供与性化合物(c)とを接触させて得られるオレフィン重合用固体触媒成分(A)、有機アルミニウム化合物(B)、並びに電子供与性化合物(C)を接触させて得られるオレフィン重合用触媒を用いて製造される、オレフィン重合体組成物であって、
前記無機固体の凝集度θが0<θ≦10(式中、θはd÷Dで求められる値である。ここでdは前記オレフィン重合体組成物内での無機固体分散粒径を表し、Dはオレフィン重合体に含有させるために使用した無機固体の一次粒子径を表す。)を満足する状態で、無機固体がオレフィン重合体組成物中に分散している、前記オレフィン重合体組成物。 - オレフィン重合体組成物に含有される無機固体の含有量が、0.001重量%以上50重量%以下である請求項1記載のオレフィン重合体組成物。
- 一次粒子径Dが0.1nm以上300nm以下である請求項1または2記載のオレフィン重合体組成物。
- オレフィン重合体組成物内における70%以上の無機固体の分散粒径dが0.1nm以上100nm以下である請求項1〜3のいずれかに記載のオレフィン重合体組成物。
- オレフィン重合体が、エチレンもしくはα−オレフィンの重合体である請求項1〜4のいずれかに記載のオレフィン重合体組成物。
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