JP2007217190A - マルチスピード油圧ウィンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチスピード作動を提供する車両搭載ウィンチを提供する。
【解決手段】マルチスピードウィンチ70,80は、自動車に取りつけられていて、バッテリーを有する車両の油圧ステアリングシステムによって作られる加圧油圧流体からウインチモータによりパワーを与えられる。ウィンチは、重負荷移動用の低速度・高トルクモード、ケーブル82を迅速に解放又は巻き取るための高速度・低トルクモード、ケーブル82を手動により解放するフリースプールモード、及びケーブルと負荷とを固定位置に保持するブレーキモードのいずれかで作動する。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、油圧源などの車両のパワーステアリングシステムを利用するマルチスピード油圧車両ウィンチに関する。
車両に載置されているウィンチを有する利点は、すでに明らかである。オフロードの冒険家にとって、泥にスタックした場合や車両が凸凹の地形の中心付近にある場合などに、ウィンチは車両の救出に非常に効果的な手段を提供する。ウィンチは、オフロードの冒険家が、通常ならば躊躇するような車両の本来の性能を越える行動を行うことを許容するが、性能の上限を越えるときには制限内に戻す。ウィンチは、他の車両を危険な泥穴から救出すること、倒木などの大きな物体を移動すること、及び他の車両を牽引することなどを含む他の用途に良好に用いることができる。
重い負荷を移動するためには低速度で高トルクのウィンチ作動を必要とするが、負荷を移動する前にケーブルを迅速に弛めるため又は負荷を移動した後に長いケーブルを迅速に巻き取るためには、高速度でウィンチを作動させることが望ましい。車両に搭載された高速度・低トルク作動と低速度・高トルク作動との間の利便で信頼性の高いスイッチ手段は知られていない。
伝統的には、Dilksの米国特許第5,522,582号明細書に記載されているように、車両ウィンチの大部分は、車両バッテリに連結された電気モーターにより作動される。これらの電気ウィンチは、多量の電力を必要とし、車両バッテリを迅速に消費させ、結果的に超過作動中にウィンチモーターのオーバーロードを引き起こす(特許文献1参照)。
油圧ウィンチは、電気ウィンチを超えるいくつかの利点を呈することは知られている。油圧ウィンチは、概して、よりパワフルで、複雑でなく、小型で、超過作動をしてもモーターにストレスをかけず、信頼性及びメンテナンス面でも高水準に合致する。油圧ウィンチは、特定の用途に使用するために適するように伝統的に設計されている。例えば、Gravenhorstの米国特許第4,950,125号明細書は、改良された自由落下特性に適するバックホーとクレーンとの変換キットにラジアルピストン油圧モーターを用いる旨を開示する(特許文献2参照)。Be11の米国特許第5,176,364号明細書は、マルチスプールを有し、油井及びガス井に用いるためのディーゼルエンジンにより駆動されるケーブルリールウィンチシステムを開示している(特許文献3参照)。Petersonの米国特許第4,650,163号明細書は、トラクターの3点ヒッチ(連結部)に載置するための迅速な連結特性を有する油圧ウィンチを開示している(特許文献4参照)。
少なくとも1つの試みは、油圧ウィンチを非商用車両に組み込むためになされている。Johnsonの米国特許第3,788,605号明細書は、自動車又はボートに用いるためのケーブルスプール内に含まれている油圧モーターを有する単一速度の油圧ウィンチを開示している。油圧モーターは、自動車のパワーステアリングポンプからの油圧によって又はボート上の油圧供給システムによって作動され得る。しかし、Johnson特許のウィンチは、マルチスピードウィンチ作動又は信頼性のあるシステム作動を提供せず、車両の安全性又は人の安全性を考慮していない(特許文献5参照)。
米国特許第5,522,582号明細書 米国特許第4,950,125号明細書 米国特許第5,176,364号明細書 米国特許第4,650,163号明細書 米国特許第3,788,605号明細書
従って、本発明の目的は、マルチスピード作動を提供する車両搭載ウィンチを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるバッテリを有する車両の油圧ステアリングシステムによって作られる加圧油圧流体からの油圧力を運ぶマルチスピード油圧ウィンチは、ハウジングと、上記ハウジングに回転可能に連結されているウィンチドラムと、対向する第1の端部及び第2の端部を有する駆動シャフトと、上記駆動シャフトの第2の端部を回転するために連結されているウィンチモーターと、上記ウィンチドラムが上記駆動シャフトの回転に応答して回転するように、上記ウィンチドラム及び上記駆動シャフトの第1の端部を相互連結する手段であって、第1の速度で上記ウィンチドラムを駆動する高速度手段及び上記第1の速度よりも遅い第2の速度で上記ウィンチドラムを駆動する低速度手段を含む相互連結手段と、上記高速度手段と上記低速度手段の間を選択する手段と、複数のバルブ位置を有するバルブであって、油圧流体を連続的に受け入れるための油圧ステアリングシステムに連結されているインプットポート及び油圧流体を上記ステアリングシステムに連続的に搬送するための油圧ステアリングシステムに連結されているアウトプットポートを有し、上記ウィンチモーターへの加圧油圧流体の流れを制御し、上記油圧ステアリングシステムへ加圧油圧流体を連続的に戻すバルブと、上記バルブを所定位置に位置づけるため、上記バルブに連結されている位置づけ手段と、操作者が上記位置づけ手段への電力供給を選択するためのコントローラとを含むことを特徴としている。
本発明においては、ギヤ減速アセンブリを介して、ウィンチドラムを回転する駆動シャフトを回転させるモーターを具備するウィンチが提供されている。好ましい実施形態において、ウィンチドラムは、駆動シャフトによって直接的に駆動されてもよく、このときウィンチドラムと駆動シャフトとは同じ速度で回転する。選択的な結合手段は、操作者が高トルク・低速度作動と低トルク・高速度作動との間をスイッチ可能にする。
本発明の好ましい実施形態において、衛星ギヤ減速アセンブリは、リングギヤと複数の衛星ギヤとからなるように開示されている。駆動シャフトによって駆動される衛星ギヤは、リングギヤと噛み合ってリングギヤの周りを回転する。衛星ギヤシャフトは、ウィンチドラムに連結されていて、低速度作動が選択された場合に、ウィンチドラムは、衛星ギヤが駆動シャフトの周りに軌道を描いて回る速度と同じ速度で回転する。
さらに、好ましい実施形態においては、リングギヤがウィンチハウジング内で自由に回転して、駆動シャフトからウィンチドラムを取り外すフリースプールモードが開示されている。このモードにおいて、ウィンチドラムは、回転自在で、ケーブルの迅速なアンスプールが可能となる。
高速度作動又は低速度作動を選択する手段は、ウィンチドラムを駆動シャフトに結合するカップリングプレートと、カップリングプレートを駆動シャフトに対して軸方向に移動させるための機構とを含む。カップリングプレートが軸方向に移動させられて駆動シャフトに係合すると、ウィンチドラムは、駆動シャフトと同じ速度で回転する。カップリングプレートが軸方向に移動させられて駆動シャフトから外れると、ウィンチドラムは、ギヤ減速アセンブリのギヤ減速比によって決定された減速された速度にて回転する。
好ましい実施形態において、高速度作動と低速度作動との間のシフトの手動手段が開示されている。圧縮状態のバネは、ピストンをカップリングプレートに押し付けて、カップリングプレートを駆動シャフトに係合させ、ウィンチドラムを高速度で回転させる。カムに取り付けられたハンドルは、操作者がピストンを引き戻してカップリングプレートを駆動シャフトから外して、ウィンチドラムを低速度で回転させることを可能とする。
別の実施形態は、低速度作動と高速度作動との問の遠隔操作スイッチを提供する。この実施形態において、ソレノイドコイルが車両バッテリからの電力によってエネルギーを与えられるとき、駆動シャフトを外すためにウィンチを引き戻すソレノイドシステムが開示される。
本発明は、さらに、油圧源などの車両の油圧ステアリングシステムを利用するフェイルセイフマルチスピード油圧ウィンチを提供する。複数のバルブピストンを有するバルブは、油圧モーターへの油圧流体の流れを制御する。バルブは、油圧流体を受け入れるための車両の油圧ステアリングシステムに連結されている少なくとも1個のインプットポートと、油圧流体を送り込むための油圧モーターに連結されている少なくとも1個のアウトプットポートとを有する。車両の油圧ステアリングシステムは、連続的に、加圧された油圧流体をバルブに供給し、バルブは、モーターへの加圧された油圧流体の流れを制御する。バルブに供給された加圧された油圧流体は、連続的に、油圧ステアリングシステムに戻される。バルブに連結されているのは、コントローラによって決定された所定位置にバルブを置く位置づけ手段であり、ユーザーの入力に対応して電力を選択的にバルブ位置づけ手段に向ける。
本発明の好ましい実施形態において、4ポート油圧バルブアセンブリが開示されている。4ポート油圧バルブアセンブリは、コントローラによって、車両の油圧ステアリングシステムと車両に取り付けられたアクセサリ油圧ウィンチモーターとの間の加圧された油圧流体の流れを制御するための第1及び第2の電気コイルを有する。第1及び第2の電気コイルの各々は、エネルギーを与えられた状態とエネルギーを与えられない状態とを有する。第1のバルブポートは、油圧ステアリングシステムからの加圧された油圧流体を連続的に受け入れるために、油圧ステアリングシステムに連結されている。第2のバルブポートは、油圧ステアリングシステムに加圧された油圧流体を連続的に送り出すために、油圧ステアリングシスデムに連結されている。第3のバルブポートは、第1の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にある場合に、ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するために、ウィンチモーターに連結されていて、ウィンチモーターを第1の方向に転向させる。第4のバルブポートは、第2の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にある場合に、ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するために、ウィンチモーターに連結されていて、ウィンチモーターを第2の方向に転向させる。
本発明の好ましい実施形態において、油圧ウィンチコントローラーが開示されている。油圧ウィンチコントローラーは、油圧コントロールバルブに取り付けられている1以上のバルブソレノイドに選択的にエネルギーを与えることによって、バッテリーを有する車両に取り付けられている油圧ウィンチの作動を制御する。バルブバッテリー及びバルブソレノイドに対するコントローラの相互連結は、細長い電気コードの一端部に連結されている電気コネクタによりなされる。電気コードの他端は、コントロールユニットの安全スイッチに連結されている。安全スイッチは、位置の範囲に亘り移動可能で、安全スイッチが手動によって押圧されるとバルブソレノイドに選択的にエネルギーを与える。好ましい実施形態には、油圧スデアリングシステムに連結されていて油圧流体を冷却するためのクーラーもまた開示されている。
本発明を添付図面を参照しながらさらに詳細に説明する。ここで、同様の要素には、同様の参照符号が付されている。
図1A−1Dに示す本発明の好ましい実施形態によれば、マルチスピード油圧車両ウィンチ10用のハードウェア構成が示されている。油圧ウィンチモータ70(図2)により駆動される駆動シャフト75は、左サポート77及びギヤボックスハウジング76によって所定位置に保持されているウィンチドラム80の軸中心を貫通して延びる。ベースプレート79は基盤を提供し、ホスト車両に取り付けられると、この基盤上には左サポート77及びギヤボックスハウジング76が載る。ベースプレート79内のねじ穴(52で示す)は、左サポート77内のねじ穴(54で示す)とギヤボックスハウジング76内のねじ穴(56で示す)とホスト車両のウィンチバンパー110の穴(図5)と整合している。図1Aに示すように、左サポート77及びギヤボックスハウジング76は、81a及び81bで示すボルトによって、ベースプレート79及びホスト車両に載置されている。
左サポート77及びギヤボックスハウジシグ76は、2本のタイロッド87a及び87bによって、上部近くに連結される。好ましい実施形態においては2本のタイロッド87a及び87bが設けられているけれども、代わりに1本のタイロッドが用いられてもよいことは理解されるであろう。さらに、タイロッド87a及び87bが取り除かれると、左サポート77、ギヤボックスハウジング76及びウィンチドラム80はもはや連結されず、自由に引き離すことができることは明らかであり、この場合にはメンテナンスが簡易になる。換言すれば、左サポート77及びギヤボックスハウジング76がタイロッド87a及び98bによって連結されている場合には、ウィンチドラム80は、左サポート77及びギヤボックスハウジング76によって効果的に所定位置に保持され且つ支持される。
ウィンチドラム80は、ギヤボックスハウジング76内に含まれている適切な減速ギヤ伝動を介して駆動シャフト75に結合されていて、ウィンチドラム80はウィンチモーター70の作動に応答して回転し、こうして、ウィンチモーター70が前方向に転向する際にはケーブル82がスプール80から巻き出され、ウィンチモーター70が反転する際にはケーブル82がスプール80に巻き取られる。ウィンチモーター70及びウィンチドラム80を適切に結合するために、及びウィンチドラム80に十分なトルク出力を与えるために、典型的な減速ギヤ装置及び方法を用いることができる。好ましい実施形態において、ウィンチモーター70は、250ccの容量を有する低速度・高トルクモーターである。かようなモーターとして適当なモーターは、ケンタッキー州のルーイヴィルのWhite Hydraulics及びウィンスコンシン州にあるDan Foss Companyから入手できる。
しかし、好ましい減速ギヤ装置は、図1A−1Cに示されている。ウィンチモーター駆動シャフト75は、ウィンチドラム80の軸中心を貫通して延びて、3本の衛星ギヤシャフト63a−c上で回転する3個の衛星ギヤ83a−cと係合する。図1Bに示すように、衛星ギヤシャフト63a−cの一端部は、ドラム駆動プレート23に取り付けられている。衛星ギヤシャフト63a−cは、ドラム駆動プレート23の周縁について120度だけ半径方向に離隔している。ドラム駆動シャフト23は、溶接などによって、ウィンチドラム80に堅固に取り付けられている。駆動シャフト75の端部上のスプライン58は衛星ギヤ83a−cに係合しており、衛星ギヤ83a−cは駆動シャフト75の回転に対応して回転する。リングギヤ84は衛星ギヤ83a−cと噛み合っており、リングギヤ84がギヤ減速ピン85によってギヤボックスハウジング76にロックされるときに、駆動シャフト75は駆動シャフト75の回転速度よりも遅い速度でウィンチドラム80を回転させる。好ましい実施形態において、この配置によって達成されるギヤ減速比は6:1である。しかし、図示された配置で、他のギヤ減速比が達成できることは理解されるであろう。
ウィンチモーター70に車両のパワーステアリングシステムによって動力が供給される典型的な車両取り付けにとって、パワーステアリングポンプ40(図2及び図7)は、1分間に3ガロンの流速で1500psiの圧力にて、油圧流体をウィンチモーター70に供給するであろう。この取り付け構成は、ウィンチモーターの作動中に、ウィンチドラムボトムウィンド上に10,500ft lbsの最大トルクを発生させ、8rpmの通常のドラム回転速度を発生させる。しかし、最大トルク及び通常のドラム回転速度は、特定の取り付け構成並びに用いられる特定のギヤ減速比に依存して変わることは理解されるであろう。
ギヤ減速ピン85は、リングギヤ84の外面に沿って戻り止め67によって、リングギヤ84をギヤボックスハウジング76に機械的に結合するので、ギヤ減速ピン85が引き込まれて戻り止め67から外れると、リングギヤ84及び衛星ギヤ83に対するウィンチドラム80からの動力伝動が遮断される。換言すれば、リングギヤ84からのギヤ減速ピン85の引き込みは、ウィンチ駆動シャフト75をウィンチドラム80から効果的に外して、ウィンチドラム80は巻き取られなくなる(フリースプール)。この態様において、ウィンチモーター70の補助なしに、ケーブル82をウィンチドラム80から緩めることができるフリースプーリング能が開示される。このフリースプーリング能は、ケーブル82を迅速にウィンチドラム80から取り除くために特に有用である。
好ましい実施形態において、ギヤ減速ピン85は、バネ86によって、リングギヤ84に向かって押しつけられている。ギヤ減速ピン85をリングギヤ84から外すために、ギヤ減速ピン85は、ギヤ減速ピン85が取り付けられているカム89の回転によって、リングギヤ84から半径方向に離隔するように引き出される。この状態は、図1Aに示されている。カム89は、ギヤ減速選択ハンドル88によって回転させられて、ギヤ減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置にあるとき、ウィンチドラム80はフリースプール(詳細は後述する)になり得る。ギヤ減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置から反時計方向に180度回転すると、リングギヤ84はギヤボックスハウジング76にロックされ、フリースプール作動を無能にする。
ソレノイド始動型ギヤ減速ピンを有する本発明の別の実施形態は、図6に示されている。この実施形態において、ギヤ減速ピン85は、ギヤボックスハウジング76に取り付けられているギヤ減速ソレノイド148を用いるリングギヤ84内の戻り止め67から引き込まれる。ソレノイドコイル152にエネルギーが与えられると、アーマチャ150及びアーマチャ150に連結されているギヤ減速ピン85は、リングギヤ84から半径方向に離隔して移動させられる。結果として、ギヤ減速ピン85は、リングギヤ84内の戻り止め67から外れて、リングギヤ84はギヤボックスハウジング76内で自由に回転できるようになる。ウィンチドラムは、ギヤ減速なしに、ウィンチドラム80に直接的に駆動シャフト75の回転をつなげることによって、高速度・低トルクモードで駆動されてもよい。より早いドラム回転速度は、負荷移動作動が完了した後では巻き取られていないケーブル82の長い長さを巻き取るために、及び負荷を移動する前にはケーブル82を弛緩させるために、有用である。ウィンチドラム80に対する駆動シャフト75の結合は、ウィンチドラム80が駆動シャフト75から外れている低速度位置とウィンチドラム80が駆動シャフト75に結合している高速度位置との2箇所の軸位置の問で移動可能なカップリングプレート120によって達成される。上述の例示的な車両(1分間に3ガロンで1500psi)に対して、直接駆動装置は、ウィンチモーター作動中に、48rpmの通常ドラム回転速度と1,750ft lbsの最大トルクを発生させる。
図1Dに示されているように、好ましい実施形態のカップリングプレート120は、中心にキーのある(適合させた)開口122を有する円形プレートである。キーのある開口122の形状は、駆動シャフト75の端部にてスプライン58に噛み合う。カップリングプレート120はさらに、周縁に対して半径方向に120度離隔した3個の開口124a−cを有する。これらの開口124の位置及び間隔は、駆動ドラムプレート123から延びている衛星ギヤシャフト63の位置及び間隔に符合する。この配置において、カップリングプレート120は、開口124内の衛星ギヤシャフト63を係合させることによって、ウィンチドラム80に連結される。開口124は、カップリングプレート120に対して、衛星ギヤシャフト63上に軸方向にスライド自在にするに十分な直径である。
図1Aを参照すると、ピストンスプリング130によって与えられる力ゆえにカップリングプレート120が駆動シャフト75に向かってスライドする際に、カップリングプレート120内のキーのある開口122は駆動シャフト75の端部にてスプライン58と係合し、カップリングプレート120を駆動シャフト75と同じ速度で回転させる。この態様において、駆動シャフト75は、カップリングプレート120を貫通して直接的にウィンチドラム80及び衛星ギヤシャフト63と結合する。ピストンスプリング130はさらに、スプライン又はその他の回転を通して正確な整合が達成されるまで、カップリングプレート120をスプライン58に対して保持することによって、スプライン58とキーのある穴122との間の不整合をも可能とする。カップリングプレート120が駆動シャフト75に向かってスライドする際に、キーのある穴122とスプライン58との問の不整合が生じるならば、正確な位置になるまで、ピストンスプリング130はカップリングプレート120を駆動シャフト75に対して保持するであろう。この態様において、ピストンスプリング130は、初期の不正確な整合を補償し且つ捕正する。
ウィンチ10の高速度作動は、ギヤ減速ピン85が引き込まれる場合にのみ達成されることが理解されるであろう。かような位置において、ギヤ減速ピン85は、リングギヤ84内の戻り止め67と係合せず、リングギヤ84はウィンチドラム80と一緒に回転自在である。ギヤ減速ピン85がリングギヤ84内の戻り止め67と係合するならば、衛星ギヤ83とリングギヤ84との噛み合い及びカップリングプレート120による駆動シャフト75の衛星ギヤシャフト63に対する結合ゆえに、リングギヤ84又は駆動シャフト75の回転は生じない。換言すれば、ギヤ減速ピン85が戻り止め67と係合し、カップリングプレート120が駆動シャフト75と係合する場合には、ウィンチドラム80はロックされた位置にある。
駆動シャフト75を係合し又は外すために、軸方向にカップリングプレート120を移動させるために用い得る多くの機構があるけれども、図1A及び図1Cは、好ましい実施形態の機構を示す。カップリングプレート120を駆動シャフト75に向かって移動させるために、ピストン126とギヤボックスハウジング76との間に圧縮されているピストンスプリング130は、ピストン126をカップリングプレート120に対して押圧する。カップリングプレートのキーのある穴122とスプライン58とは、両者が整合状態になるとすぐに係合する。カップリングプレート120とピストンスプリング130との問に位置づけられているローラーベアリング128は、ピストンがローラーベアリング128を押圧する際に、カップリングプレート120をピストン126に対して回転自在にすることができる。カップリングプレート120と衛星ギヤ83a−cとの間で圧縮状態にある3個のカップリングプレートスプリング138a−cからなる1セットは、カップリングプレート120をローラーベアリング128及びピストン126に対して押圧するので、カップリングプレート120はローラーベアリング128と接触しつづける。カップリングプレートスプリング138a−cの弾性係数は、ピストンスプリング130の弾性係数よりも小さいので、ピストン126に別の軸方向力がかけられることはなく、カップリングプレート120は駆動シャフト75に強制的に係合させられる。
カップリングプレート120を駆動シャフト75から外すために、ピストン126に連結されているピストンロッド132は、ピストンロッド132が取り付けられているカム136の回転によって、駆動シャフト75から強制的に離隔させられる。ピストン126が駆動シャフト75から強制的に離隔させられる際に、ピストンスプリング130は圧縮されて、キーのある穴122及びスプライン58は外れる。この状態は、図1Aに示されている。カム136は、直接駆動ハンドル134によって回転させられる。
ウィンチの操作者は、ギヤ減速選択ハンドル88及び直接的な駆動選択ハンドル134の位置に応じて、ウィンチ作動の異なる4モードから選択することができる。低速度ウィンチ作動は、直接駆動ハンドル134が図1Aに示す位置にあり且つギヤ減速選択ハンドル88が図1Aに示されている位置から反時計回り方向に180度回転させられるときに選択される。高速度ウィンチ作動は、直接駆動選択ハンドル134が図1Aに示されている位置から反時計回り方向に180度回転させられ且つギヤ減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置にあるときに選択される。フリースプールウィンチ作動は、直接駆動選択ハンドル134及びギヤ減速選択ハンドル88が共に図1Aに示す位置にあるときに選択される。ウィンチは、直接駆動選択ハンドル134及びギヤ減速選択ハンドル88が共に図1Aに示す位置から反時計回り方向に180度回転させられるときに、ロックされ/ブレーキがかけられる(ドラムは回転しない)。
図2に示されるように、ウィンチ10は、ウィンチモーター70を駆動するために、ホスト車両の油圧供給源を利用する。好ましくは、車両のパワーステアリングシステム12は、ウィンチモーター70の作動用の油圧を提供するために利用される。しかし、入手可能であれば、他の油圧源をも利用できることは理解されるであろう。
パワーステアリングシステムのデザインを変えることができるが、典型的なシステムは、少なくとも1個のパワーステアリングポンプ40とパワーステアリングギヤボックス60と、他の等価なものを組み込む。典型的なパワーステアリングポンプは、1200psi〜1500psiの範囲の圧力で、1分間に2ガロン〜4ガロンの間の流速を生じさせる。油圧バルブ20は、パワーステアリングポンプ40とパワーステアリングギヤボックス60との間で、車両のパワーステアリングシステム12に連結される。典型的な自動車の油圧ステアリングポンプは、1500psiで1分間に4ガロンの出力能を有する。ウィンチモーター70は、高圧油圧導管26a及び28aを介してバルブ20に連結される。バルブ20によってパワーステアリングシステム12から方向転換されている高圧油圧流体は、前方又は後方の一方に、ウィンチモーター70の駆動シャフト75を転向させる。
好ましい実施形態において、バルブ20は、HYDRAFORCE(登録商標)SV10−47A、4ウェイ、3位置、タンデムセンター、ソレノイド作動型バルブであって、ウィンチモーター70及びパワーステアリングギヤボックス60の同時作動を可能とする。バルブ20は、2個の電気コイル30及び32によって作動され、各電気コイル30及び32は、エネルギーを与えられた状態及びエネルギーを与えられない状態を有する。両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある時、油圧流体は、ウィンチモーター70に流れず、パワーステアリングポンプ40からパワーステアリングギヤボックス60まで直接的に流れる。図3Aは、両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある場合のバルブ20を貫通する油圧流体の流れを機能的に示す。次いで、油圧流体は、パワーステアリングギヤボックス60に流れるポート24を介してバルブ20から直接的に流出する。両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある時、ポート26及び28を貫通する流体の流れはなく、バルブ20は、パワーステアリングポンプ40をパワーステアリングギヤボックス60に連結する簡易なコネクタと同様に機能する。
適切に巻かれたウィンチドラム80にとって、ケーブル82は、エネルギーを与えられた電気コイル30によってウィンチドラム80から外される。図3Bは、電気コイル30にエネルギーが与えられた場合のバルブ20を貫通する油圧流体の流れを示す。エネルギーを与えられた電気コイル30によって、ポンプ40からの高圧油圧流体は、ポート22を介してバルブ20に流入し、ウィンチモーター70に流れるポート28を介してバルブ20から流出する。この経路を通る高圧油圧流体は、ウィンチモーター70上で作用して、ウィンチモーター70を前方に転回させ、ウィンチドラム80が回転する際にケーブル82を解く。油圧流体は、ウィンチモーター70から戻って、ポート26を介してバルブ20に再び流入する。ポート26を介して戻る流体は、ギヤボックス60に流れるポート24を介してバルブ20から流出する。このウィンチモーター70からの戻り流れは、電気コイル30にエネルギーが与えられたときに、ウィンチモーター70及びギヤボックス60の両者を作動させ得るに十分な高圧に維持する。この態様において、電気コイル30にエネルギーが与えられた状態にならなかったとしても、この欠落は車両の安全性又は性能に影響を与えないので、このシステム10は、フェイルセイフ油圧ウィンチとして機能する。換言すれば、車両のパワーステアリングシステム12は、不注意によりエネルギーを与えられた電気コイル30がウィンチモーター70に油圧を供給しつづける場合であっても、安全に機能しつづける。フェイルセイフ保護のさらなる手段として、電気コイル30及び32に対する電力ロスが生じた場合に、バルブ内のスプリング(図示せず)は、バルブポート22−28をエネルギーを与えられていない状態に戻す。
ケーブル82は、エネルギーを与えられている電気コイル32によって、ウィンチドラム80に巻き取られる。図3Cは、電気コイル32にエネルギーが与えられているときに、バルブ20を介する油圧流体の流れを示す。エネルギーを与えられている電気コイル32で、油圧流体は、バルブ20を介して異なる経路をたどる。この経路は、パワーステアリングポンプ40から流れる高圧油圧流体と、ポート22を介してバルブ20に流入する高圧油圧流体と、ポート26を介してバルブ20から流出する高圧油圧流体と、からなる。ポート26から流出した後、流体は、ウィンチモーター70に作用して、ウィンチモーターを反転方向に転向させて、ウィンチドラム80上にケーブル82を巻き上げる。油圧流体はウィンチモーター70から戻り、ポート28を介してバルブ20に再び流入する。ここで、油圧流体は、パワーステアリングギヤボックス60に作用するに十分な圧力を有して、ポート24にてバルブ20から流出する。したがって、油圧流体のバルブ20からウィンチモーター70まで及びバルブ20に戻る流れは、電気コイル30にエネルギーが与えられているときに生じる流れの方向から正確に反転させられる。
図2を参照すれば、ギヤボックス60から流出する低圧油圧流体は、クーラー50に流入して、ここで冷却される。次いで、冷却された流体は、クーラー50から流出して、再度加圧されるために、パワーステアリングポンプ40に流入する。クーラー50は、車両のパワーステアリングシステム12にとって本質的なものではなく、パワーステアリングシステム12及びウィンチモーター70の追加の手段として、ウィンチモーター70の作動中にのみ要求される。しかし、一度組み込まれると、クーラー50は、車両のエンジンの作動中には、油圧流体を冷却しつづける。こうして、パワーステアリングシステム12の保護の追加のレベルが提供される。
電気コイル30及び32にエネルギーを与える電力は、車両のバッテリー98から提供される。図2に示すように、電線95は、バッテリー98から4ピン雄型コネクタ90まで延びて、ここで電線95はピン91aと連結される。ライン96は、電気コイル30を雄型コネクタ90のピン92aに連結し、ライン97は、電気コイル32を雄型コネクタ90のピン93aに連結する。この好ましい実施形態において、ピン94aは用いられない。
図7は、本発明の別の実施形態を示し、ギヤ減速ピン85及び直接駆動ピストンロッド132は、ソレノイド148及び140によってそれぞれ始動させられる。ソレノイドコイル152及び144(図7)にエネルギーを与える電力もまた車両のバッテリー98から提供される。電線95は、バッテリー98からリセス雄型コネクタ90まで延びて、ここでピン91aと連結される。この実施態様において、雄型コネクタ90は、上述の形状のピン91a、92a、93aを有する5ピンを具備する。ライン154は、ギヤ減速ソレノイド148を雄型コネクタ90のピン156aに電気的に連結し、ライン146は、直接駆動ソレノイド140を雄型コネクタ90のピン94aに電気的に連結する。
図5は、車両200の外側から容易にアクセス可能となるように、標準ウィンチバンパー110に載置された雄型コネクタ90を示す。コネクタ90は雄型でも雌型でもよいが、雄型コネクタは、汚染物、水その他の自然要素の暴露に対してより耐性があるので、この使用には好ましい。さらなる保護手段のために、コネクタ90のピンは、好ましくはバンパー110の縁部からへこんでいて、バンパー110に取付けられている標準フリップカバー(図示せず)によって要素から保護される。あるいは、コネクタ90は、車両の内側を含む車両200上の容易にアクセス可能ないかなるポイントに載置されていてもよい。
再び、図5を参照すれば、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80の好ましい載置方法が示されている。パーツ及びコストを減少させながら、効率及び利用可能性を強めるために、システム10がホスト車両に既存のパワーステアリングシステム12及びバッテリー98を用いる場合には、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80の組み込みは、可能な場合に標準載置装備を利用することにより同様に強められる。標準ウィンチバンパー110がこれらの要素を載置するためのレベルプラットホームを提供するが、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80は、代わりに、適当な載置設備を有する車両のエンジンコンパートメント112に載置されてもよいことは理解されよう。モーター70及びドラム80をバンパー110に載置するために、既存の電気ウィンチを載置するための標準4穴ボルトパターン(図示せず)が好ましく利用される。
図1A−D及び図2の実施形態において、バッテリー98と電気コイル30及び32との間の電気的連続性は、図4に示すリモートスイッチアセンブリ100によって選択的に達成される。別の実施形態において、ウィンチコントロールは車両の内側にしっかりと載置されてもよい。追加的にウィンチアセンブリは、ワイヤレスリモートコントロールによって操作されてもよいことは理解されるだろう。リモートスイッチ100は、雌型コネクタ101によって車両のバンパーにてリセス雄型コネクタ90に取り付けられる。雌型コネクタ101は、好ましくは、雄型コネクタ90内のキー99bに符合するためにキー付き99aである。よって、雌型コネクタ90のピン91a、92a及び93aと雌型コネクタ101のレセプタクル91b、92b及び93bとの正確な整合を確実にする。正確に整合されると、ピン91bはレセプタクル91b内に挿入され、ピン92aはレセプタクル92b内に挿入され、ピン93aはレセプタクル93b内に挿入される。
図4のコントローラ104は、ロッカースイッチ106を具備する。ロッカースイッチ106は、電線102の延長された長さを介して、雌型コネクタ101に電気的に連結されている。そこで、ロッカースイッチ106は"OUT"位置106aに向けて押圧される際に、車両バッテリー98と電気コイル30との間の連続性が確立され、ケーブル82がウィンチドラム80から外れる。ロッカースイッチ106が"IN"位置106bに向けて押圧される際に、バッテリー98と電気コイル32との間の連続性が確立されるので、ケーブル82がウィンチドラム80上に巻き取られる。ギヤ減速ピン85及び直接駆動ピストンロッド132がソレノイドで始動される図6及び図7の別の実施形態及び図9のソレノイド作動構成において、リモートスイッチアセンブリ100の好ましい実施形態が図8に示されている。ここで、上述のピン/レセプタクル構成(91−93)に加えて、ピン94aがレセプタクル94bに挿入され、ピン156aがレセプタクル156bに挿入される。
図8に示されているコントローラ104は、操作者がウィンチ作動のすべてのモードの中で選択可能である。2個のトグルスイッチ162及び164は、操作者が所望のモードを選択するように設けられている。スピード選択トグルスイッチ162は、操作者が高速度ウィンチ作動と低速度ウィンチ作動との間をスイッチできるようにする2位置トグルスイッチであり、トグルスイッチ164は、操作者がロックされた位置、フリースプール位置及び中立位置の間をスイッチできるようにする3位置トグルスイッチである。スイッチ164はフリースプールモードでは"FREE"位置にあり、スイッチ164はウィンチドラム80をロックするために"LOCK"位置に置かれる。"NEUTRAL"位置は、スイッチ162の位置に応じて、ウィンチが高速度又は低速度で駆動され得るようにする。ロッカースイッチ160は、"OUT"位置160aに押圧されて、所望のモードに従って、ケーブル82をウィンチドラム80から外す。ロッカースイッチ160を"IN"位置160bに押圧すると、選択されたモードに従ってケーブルを巻き取る。コントローラ104は、3個のスイッチ106,162及び164の位置に基づく所望のウインチ作動を効果的に行うために必要な理論回路を含む。
例えば、図7の実施形態を考慮すると、低速度モードにおいてケーブル82をウィンチドラム80から外すために、スイッチ162は"LOW"位置に置かれ、スイッチ164は"NEUTRAL"位置に置かれる。このトグルスイッチ162,164の構成は、車両バッテリー98とギヤ減速ソレノイド140との間の電気的連続性の損失を生じるので、ギヤ減速ピン85は延ばされた位置に強制的に置かれ、一方、連続性は直接駆動ソレノイド148に与えられるので、カップリングプレート120は上述のように駆動シャフトスピンドル58から外される。よって、ロックされたリングギヤ84及び外されたカップリングプレート120で、スイッチ160を"OUT"位置160aに押圧して且つ保持することによって、ケーブルは低速度で外される。同様に、スイッチ160を"IN"位置160bに保持することによって、ケーブルは低速度で巻き取られる。
ケーブルを高速度で外し又は巻き取るために、トグルスイッチ162は、"HIGH"位置に置かれ、トグルスイッチ164は"NEUTRAL"位置に置かれる。この構成において、ギヤ減速ピン85は収縮して、リングギヤ84をロックせず、一方、カップリングプレート120は、駆動シャフトスピンドル58に係合する。
作動時には、ウィンチ操作者は、典型的には車両の外側に位置して、視界が遮られてはいない。延長コード102は、操作者が安全な距離にいながらウィンチ作動ができるようにする。ウィンチはさらに車両の内側にいる操作者によって操作されてもよいことを理解されたい。パワーステアリングシステム12にパワーを与えるべく作動する車両エンジンで、操作者は単にロッカースイッチ106を所望の位置に押圧して、所望の時間だけロッカースイッチ106に圧力をかけ続ければよい。ケーブル82は、ロッカースイッチ106を"OUT"位置106aに押圧することによって解かれ、ロッカースイッチ106を"IN"位置106bに押圧することによって巻き取られる。リモートスイッチ100の安全性は、操作者が一度ロッカースイッチ106を離したら、車両バッテリー98と電気コイル30及び32との間の連続性が破れ、ウィンチモーター70の作動を中止させる。10フィートなどの延長コード102によって、コントローラ104を車両に連結することで、ウィンチモーター70の作動中に、操作者が安全な距離にいることが可能となる。
このリモートスイッチアプローチの顕著な安全上の利点は、電気コイル30及び32に不注意によって電力が与えられる可能性を実質的に排除することにある。電力が不注意により与えられたとしても、このシステムは安全保障型である。なぜなら、パワーステアリングシステム12の機能は、逆に影響することはないからである。
パワーステアリングギヤボックス60及びウィンチモーター70の同時作動を可能とする能力を有する他のタイプのバルブをSV10−47Aに代えて用いることもできることを理解されたい。例えば、電気的励起の種々のレベルに応答して、バルブの種々の位置づけを可能とする単一のソレノイドを有するバルブを用いることもできることは予想できる。
図9に示されている本発明の別の実施形態は、デュアルスピード作動を達成するためにデュアル衛星ギヤセンブリを組み込む。駆動シャフト248の端部におけるスプライン242は、3個の複合衛星ギヤ232a−cの1セットと係合する。各複合衛星ギヤ232a−cは、1個の大きな衛星ギヤ234a−cと、1個の小さな衛星ギヤ236a−cと、単一の衛星ギヤシャフト233a−cと、からなる。単一の衛星ギヤシャフト233a−cは、大きな衛星ギヤ234a−c及び小さな衛星ギヤ236a−cが常に同じ速度で回転するように、堅固に連結されている。好ましくは、大きな衛星ギヤ234a−cと、小さな衛星ギヤ236a−cと、衛星ギヤシャフト233a−cとは、単一の材料の連続ピースから形成される。あるいは、大きな衛星ギヤ234a−cと小さな衛星ギヤ236a−cとは、ドラム駆動シャフト238に堅固に取りつけられている衛星ギヤシャフト233a−cについて回転する単一のパーツとして形成される。
図9に示すように、衛星ギヤシャフト233a−cは、一端部にてドラム駆動プレート238に、及び他端部にてベアリングプレート254に、回転可能に取りつけられている。ベアリングプレート254は、3本のボルト258a−cによってドラム駆動プレート238に固着されていて、複合衛星ギヤ232a−cは、ドラム駆動プレート238及びベアリングプレート254の間に捕捉される。ローラーベアリング252a−c及び256a−cは、複合衛星ギヤ232a−cを駆動ドラムプレート238及びベアリングプレート254に対して回転自在とすることができる。複合衛星ギヤ232a−cは、ドラム駆動プレート238の周縁について120度だけ半径方向に離隔している。ドラム駆動プレート238は、溶接などによって、ウィンチドラム250に堅固に取りつけられる。
大きなリングギヤ228は、大きな衛星ギヤ234a−cと噛み合うので、大きなリングギヤ228が高速度ロッキングピン218によってギヤボックスハウジング226にロックされて、小さなリングギヤ230がギヤボックスハウジング226に関して回転自在となるとき、駆動シャフト248の回転は、ウィンチドラム250を駆動シャフト248の回転速度よりも遅い回転速度にて回転させる。このギヤ減速配置の好ましい実施形態は、駆動シャフト回転速度に対してウィンチドラム回転速度を5:1で減速させる。
小さなリングギヤ230は、小さな衛星ギヤ236a−cと噛み合うので、小さなリングギヤ230が低速度ロッキングピン220によってギヤボックスハウジング226にロックされ、大きなリングギヤ228がギヤボックスハウジング226に関して回転自在になるとき、駆動シャフト248の回転は、ウィンチドラム250を駆動シャフト248の回転速度よりも遅い第2の速度にて回転させる。このギヤ減速配置の好ましい実施形態は、駆動シャフト回転速度に対してウィンチドラム回転速度を10:1で減速させる。
高速度ロッキングピン218は、大きなリングギヤ228の外面に沿って、戻り止め224によって、大きなリングギヤ228をギヤボックスハウジング226に機械的に結合させる。高速度ロッキングピン218が収縮されて、戻り止め224から取り除かれると、大きなリングギヤ228はギヤボックスハウジング226に対して回転自在となる。同時に、低速度ロッキングピン220は、小さなリングギヤ230の外面に沿って、戻り止め224によって、小さなリングギヤ230をギヤボックスハウジング226に機械的に結合させる。図9に示すように、低速度ロッキングピン220が収縮されて、戻り止め224から取り除かれると、小さなリングギヤ230はギヤボックスハウジング226に対して回転自在となる。
両方のロッキングピン218及び220がリングギヤ228及び230にそれぞれ係合されて、両方のリングギヤ228及び230がギヤボックスハウジング226に対してロックされるとき、ウィンチスプール250はロックされた状態にある。両方のロッキングピン218及び220がそれぞれのリングギヤ228及び230から収縮されて、両方のリングギヤ228及び230がギヤボックスハウジング226に対して回転自在となるとき、ウィンチドラム250はフリースプール状態にある。
図9に示すように、収縮位置と伸長位置との間で高速度ロッキングピン218及び低速度ロッキングピン220を移動させる好ましい方法は、ソレノイド210及び212並びにスプリング222及び224によってなされる。ソレノイドコイル214及び216にエネルギーが与えられているとき、ピン218及び220は収縮され、それぞれのリングギヤ228及び230はロックが解除されて回転自在となる。ソレノイドコイル214及び216にエネルギーが与えられていないとき、スプリング222及び224は、ピン218及び220を強制的に伸長位置にする。
上記記載及び添付図面から、当業者には、本発明の実施形態における変更及び/変化がなされてもよいことは理解されるであろう。したがって、上記記載及び添付図面は、好ましい実施形態の説明だけを意図しており、請求の範囲によって決定される本発明の精神及び範囲を制限するものではない。
図1Aは、単一衛星ギヤセンブリを組み込み、種々のウィンチ作動モードの問を選択するためにウィンチ要素の手動による始動を用いるマルチスピードウィンチの断面図である。 図1Bは、図1Aの衛星ギヤセンブリの切断図である。 図1Cは、マルチスピードウィンチアセンブリの拡大図である。 図1Dは、カップリングプレートと図1Aの衛星ギヤセンブリの切断図である。 図2は、油圧システムを有する車両に組み込まれた図1Aのウィンチの概略図である。 図3Aは、エネルギーを与えられていない状態のコイル1及び2を有する油圧バルブの機能図である。 図3Bは、エネルギーを与えられている状態のコイル1及びエネルギーを与えられていない状態のコイル2を有する油圧バルブの機能図である。 図3Cは、エネルギーを与えられていない状態のコイル1及びエネルギーを与えられている状態のコイル2を有する油圧バルブの機能図である。 図4は、図1A−Dのウィンチ用リモートコントローラの好ましい実施形態における図である。 図5は、油圧ウィンチの一般的な車両への取り付け図である。 図6は、種々のウィンチ作動モードの間を選択するためにウィンチ要素のソレノイドによる始動を用いる場合の図1Aのウィンチの断面図である。 図7は、車両に組み込まれた状態の図6のウィンチの概略図である。 図8は、図6及び図9のウィンチ用リモートコントローラの好ましい実施形態における図である。 図9は、マルチスピードウィンチの別の実施形態の断面図であり、ここで、種々のウィンチ作動モードの問を選択するためにウィンチ要素のソレノイドによる始動を用いるデュアル衛星ギヤセンブリを組み込んでいる。
符号の説明
10 マルチスピード油圧車両ウィンチ、
12 パワーステアリングシステム、
20 油圧バルブ、
23 ドラム駆動プレート、
26〜28 ポート、
26a,28a 高圧油圧導管、
30,32 電気コイル、
40 パワーステアリングポンプ、
50 クーラー、
58 スプライン、
60 パワーステアリングギヤボックス、
63a−c 衛星ギヤシャフト、
67 戻り止め、
70 油圧ウィンチモータ、
75 駆動シャフト、
76 ギヤボックスハウジング、
77 左サポート、
79 ベースプレート、
80 ウィンチドラム、
82 ケーブル、
83a−c 衛星ギヤ、
84 リングギヤ、
85 ギヤ減速ピン、
86 バネ、
87a,87b タイロッド、
88 ギヤ減速選択ハンドル、
89 カム、
90 4ピン雄型コネクタ、
91a,92a,93a,94a ピン、
91b、92b、93b レセプタクル、
95 電線、
96,97 ライン、
98 車両のバッテリー、
99b キー、
100 リモートスイッチアセンブリ、
101 雌型コネクタ、
102 電線、
104 コントローラ、
106 ロッカースイッチ、
110 ウィンチバンパー、
112 車両のエンジンコンパートメント、
120 カップリングプレート、
123 駆動ドラムプレート、
126 ピストン、
128 ローラーベアリング、
130 ピストンスプリング、
132 ピストンロッド、
134 直接駆動ハンドル、
136 カム、
138a−c カップリングプレートスプリング、
140,148 ソレノイド、
146 ライン、
150 アーマチャ、
152 ソレノイドコイル、
156a ピン、
156b レセプタクル、
162,164 トグルスイッチ、
200 車両、
210,212 ソレノイド、
214,216 ソレノイドコイル、
218 高速度ロッキングピン、
220 低速度ロッキングピン、
222 スプリング、
224 戻り止め、
226 ギヤボックスハウジング、
228 大きなリングギヤ、
230 小さなリングギヤ、
232a−c 複合衛星ギヤ、
233a−c 衛星ギヤシャフト、
234a−c 大きな衛星ギヤ、
236a−c 小さな衛星ギヤ、
238 ドラム駆動プレート、
242 スプライン、
248 駆動シャフト、
250 ウィンチドラム、
252a−c,256a−c ローラーベアリング、
254 ベアリングプレート、
258a−c ボルト、

Claims (9)

  1. バッテリを有する車両の油圧ステアリングシステムによって作られる加圧油圧流体から油圧力を引き出すマルチスピード油圧ウィンチであって、
    ハウジングと、
    上記ハウジングに回転可能に連結されているウィンチドラムと、
    対向する第1の端部及び第2の端部を有する駆動シャフトと、
    上記駆動シャフトの第2の端部を回転するために連結されているウィンチモーターと、
    上記ウィンチドラムが上記駆動シャフトの回転に応答して回転するように、上記ウィンチドラム及び上記駆動シャフトの第1の端部を相互連結する手段であって、第1の速度で上記ウィンチドラムを駆動する高速度手段及び上記第1の速度よりも遅い第2の速度で上記ウィンチドラムを駆動する低速度手段を含む相互連結手段と、
    上記高速度手段と上記低速度手段の間を選択する手段と、
    複数のバルブ位置を有するバルブであって、油圧流体を連続的に受け入れるための油圧ステアリングシステムに連結されているインプットポート及び油圧流体を上記ステアリングシステムに連続的に搬送するための油圧ステアリングシステムに連結されているアウトプットポートを有し、上記ウィンチモーターへの加圧油圧流体の流れを制御し、上記油圧ステアリングシステムへ加圧油圧流体を連続的に戻すバルブと、
    上記バルブを所定位置に位置づけるため、上記バルブに連結されている位置づけ手段と、
    操作者が上記位置づけ手段への電力供給を選択するためのコントローラと、
    を含むことを特徴とする油圧ウィンチ。
  2. 請求項1の油圧ウィンチであって、
    前記コントローラは、さらに、操作者によって、車両バッテリーから前記位置付け手段に電力を選択的に送ることができることを特徴とする油圧ウィンチ。
  3. 請求項1の油圧ウィンチであって、前記位置づけ手段は、
    エネルギーを与えられた状態とエネルギーを与えられていない状態とを有する第1の電気コイルであって、上記第1の電気コイルがエネルギーを与えられている状態にあるときに、第1のバルブ位置を作るために前記バルブに連結される第1の電気コイルと、
    エネルギーを与えられた状態とエネルギーを与えられていない状態とを有する第2の電気コイルであって、上記第2の電気コイルがエネルギーを与えられている状態にあるときに、第2のバルブ位置を作るために前記バルブに連結される第2の電気コイルと、
    を備えることを特徴とする油圧ウィンチ。
  4. 請求項3の油圧ウィンチであって、前記コントローラは、さらに、
    前記車両バッテリーからの電力を受け入れるパワーインプットと、
    前記第1の電気コイルに電気的励起を与え、前記第1の電気コイルをエネルギーが与えられた状態に置き、前記ウィンチモーターを第1の方向に転向させる第1のパワーアウトプットと、
    前記第2の電気コイルに電気的励起を与え、前記第2の電気コイルをエネルギーが与えられた状態に置き、前記ウィンチモーターを第2の方向に転向させる第2のパワーアウトプットと、
    上記パワーインプットによって受け入れられた電力を上記第1及び第2のパワーアウトプットに選択的に送るスイッチと、
    を備えることを特徴とする油圧ウィンチ。
  5. 請求項4の油圧ウィンチであって、前記スイッチは、前記第1及び第2のパワ憎アウトプットに対する電気的励起を維持するために、操作者による連続的な押圧を要求することを特徴とする油圧ウィンチ。
  6. 請求項3の油圧ウィンチであって、前記コントローラは、前記車両バッテリーと前記第1及び第2の電気コイルとを取り外し可能に連結できることを特徴とする油圧ウィンチ。
  7. 請求項3の油圧ウィンチであって、前記バルブは、4ポート油圧バルブであって、上記4ポート油圧バルブは、
    前記車両の油圧ステアリングシステムからの加圧された油圧流体を連続的に受け入れるための車両油圧ステアリングシステムに連結されている第1のポートと、
    前記車両の油圧ステアリングシステムに加圧された油圧流体を連続的に出力するための車両油圧ステアリングシステムに連結されている第2のポートと、
    前記第1の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にあるときに、前記ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するためのウィンチモーターに連結されている第3のポートと、
    前記第2の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にあるときに、前記ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するためのウィンチモーターに連結されている第4のポートと、
    を備えることを特徴とする油圧ウィンチ。
  8. 請求項7の油圧ウィンチであって、前記第3及び第4のポートは、前記ウィンチモーターからの逆流油圧流体を交互に受け入れて、前記車両のステアリングシステムに出力するために前記第2のポートに流すことを特徴とする油圧ウインチ。
  9. 請求項1の油圧ウィンチであって、さらに、前記油圧流体を冷却するための油圧ステアリングシステムに連結されているクーラーを備えることを特徴とする油圧ウィンチ。
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