JP4046359B2 - マルチスピードウィンチ - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、油圧源などの車両のパワーステアリングシステムを利用するマルチスピード油圧車両ウィンチに向けられている。
発明の背景
車両に載置されているウィンチを有する利点は、すでに明らかである。オフロードの冒険家にとって、泥にスタックした場合や車両が凸凹の地形の中心付近にある(high-centered)場合などに、ウィンチは車両の救出に非常に効果的な手段を提供する。ウィンチは、オフロードの冒険家が、通常ならば躊躇するような車両の本来の性能を越える行動を行うことを許容するが、性能の上限を越えるときには制限内に戻す。ウィンチは、他の車両を危険な泥穴から救出すること、倒木などの大きな物体を移動すること、及び他の車両を牽引することなどを含む他の用途に良好にエンドレスに用いることができる。
重い負荷を移動するためには低速度で高トルクのウィンチ作動を必要とするが、負荷を移動する前にケーブルを迅速に弛めるため又は負荷を移動してしまった後に長さの長いケーブルを迅速に巻き取るためには、高速度でウィンチを作動することが望ましい。車両に搭載された高速度・低トルク作動と低速度・高トルク作動との間の利便で信頼性の高いスイッチ手段は知られていない。
伝統的には、Dilksの米国特許第5,522,582号明細書に記載されているように、車両ウィンチの大部分は、車両バッテリに連結された電気モーターにより作動されている。これらの電気ウィンチは、多量の電力を必要とし、車両バッテリを迅速に消費させ、結果的に超過作動中にウィンチモーターのオーバーロードを引き起こす。
油圧ウィンチは、電気ウィンチを超えるいくつかの利点を呈することは知られている。油圧ウィンチは、概して、よりパワフルで、複雑でなく、小型で、超過作動をしてもモーターにストレスをかけず、信頼性及びメンテナンス面でも高水準に合致する。油圧ウィンチは、特定の用途に使用するために適するように伝統的に設計されている。例えば、Gravenhorstの米国特許第4,950,125号明細書は、改良された自由落下特性に適するバックホーとクレーンとの変換キットにラジアルピストン油圧モーターを用いる旨を開示する。Bellの米国特許第5,176,364号明細書は、マルチスプールを有し、油井及びガス井に用いるためのディーゼルエンジンにより駆動されるケーブルリールウィンチシステムを開示する。Petersonの米国特許第4,650,163号明細書は、トラクターの3点ヒッチ(連結部)に載置するための迅速な連結特性を有する油圧ウィンチを開示する。
少なくとも1つの試みは、油圧ウィンチを非商用車両に組み込むためになされているJohnsonの米国特許第3,788,605号明細書は、自動車又はボートに用いるためのケーブルスプール内に含まれている油圧モーターを有する単一速度の油圧ウィンチを開示する。油圧モーターは、自動車のパワーステアリングポンプからの油圧によって又はボート上の油圧供給システムによって作動され得る。しかし、Johnson特許のウィンチは、マルチスピードウィンチ作動又は信頼性のあるシステム作動を提供せず、車両の安全性又は人の安全性を考慮していない。
発明の概要
したがって、本発明の目的は、マルチスピード作動を提供する車両搭載ウィンチを提供することにある。
本発明の別の目的は、車両の既存の油圧パワー供給及び電気システムに容易に取り付けられ得るウィンチを提供することにある。
更に本発明の目的は、重負荷作動に耐え得るウィンチを提供することにある。
また本発明の別の目的は、簡易且つ低コストで組み込めるウィンチを提供することにある。
本発明のまた別の目的は、前進、後退、フリースプール及びブレーキモードで作動可能なウィンチを提供することにある。
本発明の別の目的は、ウィンチの作動中に、操作者を安全な位置に維持するために遠隔操作可能なウィンチを提供することにある。
上記目的及び本発明の他の目的に関して、本発明は、ギア減速アセンブリを介して、ウィンチドラムを回転する駆動シャフトを回転させるモーターを具備するウィンチを提供する。好ましい実施形態において、ウィンチドラムは、駆動シャフトによって直接的に駆動されてもよく、このときウィンチドラムと駆動シャフトとは同じ速度で回転する。選択的な結合手段は、操作者が高トルク・低速度作動と低トルク・高速度作動との間をスイッチ可能にする。
本発明の好ましい実施形態において、衛星ギア減速アセンブリは、リングギアと複数の衛星ギアとからなるように開示されている。駆動シャフトによって駆動される衛星ギアは、リングギアと噛み合ってリングギアの周りを回転する。衛星ギアシャフトは、ウィンチドラムに連結されていて、低速度作動が選択された場合に、ウィンチドラムは、衛星ギアが駆動シャフトの周りに軌道を描いて回る速度と同じ速度で回転する。
さらに、好ましい実施形態においては、リングギアがウィンチハウジング内で自由に回転して、駆動シャフトからウィンチドラムを取り外すフリースプールモードが開示されている。このモードにおいて、ウィンチドラムは、回転自在で、ケーブルの迅速なアンスプールが可能となる。
高速度作動又は低速度作動を選択する手段は、ウィンチドラムを駆動シャフトに結合するカップリングプレートと、カップリングプレートを駆動シャフトに対して軸方向に移動させるための機構と、を含む。カップリングプレートが軸方向に移動させられて駆動シャフトに係合すると、ウィンチドラムは、駆動シャフトと同じ速度で回転する。カップリングプレートが軸方向に移動させられて駆動シャフトから外れると、ウィンチドラムは、ギア減速アセンブリのギア減速比によって決定された減速された速度にて回転する。
好ましい実施形態において、高速度作動と低速度作動との間のシフトの手動手段が開示されている。圧縮状態のバネは、ピストンをカップリングプレートに押し付けて、カップリングプレートを駆動シャフトに係合させ、ウィンチドラムを高速度で回転させる。カムに取り付けられたハンドルは、操作者がピストンを引き戻してカップリングプレートを駆動シャフトから外して、ウィンチドラムを低速度で回転させることを可能とする。
別の実施形態は、低速度作動と高速度作動との間の遠隔操作スイッチを提供する。この実施形態において、ソレノイドコイルが車両バッテリからの電力によってエネルギーを与えられるとき、駆動シャフトを外すためにウィンチを引き戻すソレノイドシステムが開示される。
本発明は、さらに、油圧源などの車両の油圧ステアリングシステムを利用するフェイルセイフマルチスピード油圧ウィンチを提供する。複数のバルブピストンを有するバルブは、油圧モーターへの油圧流体の流れを制御する。バルブは、油圧流体を受け入れるための車両の油圧ステアリングシステムに連結されている少なくとも1個のインプットポートと、油圧流体を送り込むための油圧モーターに連結されている少なくとも1個のアウトプットポートと、を有する。車両の油圧ステアリングシステムは、連続的に、加圧された油圧流体をバルブに供給し、バルブは、モーターへの加圧された油圧流体の流れを制御する。バルブに供給された加圧された油圧流体は、連続的に、油圧ステアリングシステムに戻される。バルブに連結されているのは、コントローラによって決定された所定位置にバルブを置く位置づけ手段であり、ユーザーの入力に対応して電力を選択的にバルブ位置づけ手段に向ける。
本発明の好ましい実施形態において、4ポート油圧バルブアセンブリが開示されている。4ポート油圧バルブアセンブリは、コントローラによって、車両の油圧ステアリングシステムと車両に取り付けられたアクセサリ油圧ウィンチモーターとの間の加圧された油圧流体の流れを制御するための第1及び第2の電気コイルを有する。第1及び第2の電気コイルの各々は、エネルギーを与えられた状態とエネルギーを与えられない状態とを有する。第1のバルブポートは、油圧ステアリングシステムからの加圧された油圧流体を連続的に受け入れるために、油圧ステアリングシステムに連結されている。第2のバルブポートは、油圧ステアリングシステムに加圧された油圧流体を連続的に送り出すために、油圧ステアリングシステムに連結されている。第3のバルブポートは、第1の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にある場合に、ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するために、ウィンチモーターに連結されていて、ウィンチモーターを第1の方向に転向させる。第4のバルブポートは、第2の電気コイルがエネルギーを与えられた状態にある場合に、ウィンチモーターに加圧された油圧流体を供給するために、ウィンチモーターに連結されていて、ウィンチモーターを第2の方向に転向させる。
本発明の好ましい実施形態において、油圧ウィンチコントローラーが開示されている。油圧ウィンチコントローラーは、油圧コントロールバルブに取り付けられている1以上のバルブソレノイドに選択的にエネルギーを与えることによって、バッテリーを有する車両に取り付けられている油圧ウィンチの作動を制御する。バルブバッテリー及びバルブソレノイドに対するコントローラの相互連結は、細長い電気コードの一端部に連結されている電気コネクタによりなされる。電気コードの他端は、コントロールユニットの安全スイッチに連結されている。安全スイッチは、位置の範囲に亘り移動可能で、安全スイッチが手動によって押圧されるとバルブソレノイドに選択的にエネルギーを与える。
好ましい実施形態には、油圧ステアリングシステムに連結されていて油圧流体を冷却するためのクーラーもまた開示されている。
【図面の簡単な説明】
本発明を添付図面を参照しながらさらに詳細に説明する。ここで、同様の要素には、同様の参照符号が付されている。
図1Aは、単一衛星ギアアセンブリを組み込み、種々のウィンチ作動モードの間を選択するためにウィンチ要素の手動による始動を用いるマルチスピードウィンチの断面図である。
図1Bは、図1Aの衛星ギアアセンブリの切断図である。
図1Cは、マルチスピードウィンチアセンブリの拡大図である。
図1Dは、カップリングプレートと図1Aの衛星ギアアセンブリの切断図である。
図2は、油圧システムを有する車両に組み込まれた図1Aのウィンチの概略図である。
図3Aは、エネルギーを与えられていない状態のコイル1及び2を有する油圧バルブの機能図である。
図3Bは、エネルギーを与えられている状態のコイル1及びエネルギーを与えられていない状態のコイル2を有する油圧バルブの機能図である。
図3Cは、エネルギーを与えられていない状態のコイル1及びエネルギーを与えられている状態のコイル2を有する油圧バルブの機能図である。
図4は、図1A−Dのウィンチ用リモートコントローラーの好ましい実施形態における図である。
図5は、油圧ウィンチの一般的な車両への取り付け図である。
図6は、種々のウィンチ作動モードの間を選択するためにウィンチ要素のソレノイドによる始動を用いる場合の図1Aのウィンチの断面図である。
図7は、車両に組み込まれた状態の図6のウィンチの概略図である。
図8は、図6及び図9のウィンチ用リモートコントローラの好ましい実施形態における図である。
図9は、マルチスピードウィンチの別の実施形態の断面図であり、ここで、種々のウィンチ作動モードの間を選択するためにウィンチ要素のソレノイドによる始動を用いるデュアル衛星ギアアセンブリを組み込んでいる。
好ましい実施形態の説明
図1A−1Dに示す本発明の好ましい実施形態によれば、油圧マルチスピード車両ウィンチ10用のハードウェア構成が示されている。
油圧ウィンチモータ70(図2)により駆動される駆動シャフト75は、左サポート77及びギアボックスハウジング76によって所定位置に保持されているウィンチドラム80の軸中心を貫通して延びる。載置プレート79は基盤を提供し、ホスト車両に取り付けられると、この基盤上には左サポート77及びギアボックスハウジング76が載る。載置プレート79内のねじ穴(52で示す)は、左サポート77内のねじ穴(54で示す)とギアボックスハウジング76内のねじ穴(56で示す)とホスト車両のウィンチバンパー110の穴(図5)と整合する。図1Aに示すように、左サポート77及びギアボックスハウジング76は、81a及び81bで示すボルトによって、ベースプレート79及びホスト車両に載置される。
左サポート77及びギアボックスハウジング76は、2本のタイロッド87a及び87bによって、上部近くに連結される。好ましい実施形態においては2本のタイロッド87a及び87bが設けられているけれども、代わりに1本のタイロッドが用いられてもよいことは理解されるであろう。さらに、タイロッド87a及び87bが取り除かれると、左サポート77、ギアボックスハウジング76及びウィンチドラム80はもはや連結されず、自由に引き離すことができることは明らかであり、この場合にはメンテナンスが簡易になる。換言すれば、左サポート77及びギアボックスハウジング76がタイロッド87a及び98bによって連結されている場合には、ウィンチドラム80は、左サポート77及びギアボックスハウジング76によって効果的に所定位置に保持され且つ支持される。
ウィンチドラム80は、ギアボックスハウジング76内に含まれている適切な減速ギア伝動を介して駆動シャフト75に結合されていて、ウィンチドラム80はウィンチモーター70の作動に応答して回転し、こうして、ウィンチモーター70が前方向に転向する際にはケーブル82がスプール80から巻き出され、ウィンチモーター70が反転する際にはケーブル82がスプール80に巻き取られる。ウィンチモーター70及びウィンチドラム80を適切に結合するために、及びウィンチドラム80に十分なトルク出力を与えるために、典型的な減速ギア装置及び方法を用いることができる。好ましい実施形態において、ウィンチモーター70は、250ccの容量を有する低速度・高トルクモーターである。かようなモーターとして適当なモーターは、ケンタッキー州のルーイヴィルのWhite Hydraulics及びウィンスコンシン州にあるDan Foss Companyから入手できる。
しかし、好ましい減速ギア装置は、図1A−1Cに示されている。ウィンチモーター駆動シャフト75は、ウィンチドラム80の軸中心を貫通して延びて、3本の衛星ギアシャフト63a−c上で回転する3個の衛星ギア83a−cと係合する。図1Bに示すように、衛星ギアシャフト63a−cの一端部は、ドラム駆動プレート23に取り付けられている。衛星ギアシャフト63a−cは、ドラム駆動プレート23の周縁について120度だけ半径方向に離隔している。ドラム駆動シャフト23は、溶接などによって、ウィンチドラム80に堅固に取り付けられている。駆動シャフト75の端部上のスプライン58は衛星ギア83a−cに係合しており、衛星ギア83a−cは駆動シャフト75の回転に対応して回転する。リングギア84は衛星ギア83a−cと噛み合っており、リングギア84がギア減速ピン85によってギアボックスハウジング76にロックされるときに、駆動シャフト75は駆動シャフト75の回転速度よりも遅い速度でウィンチドラム80を回転させる。好ましい実施形態において、この配置によって達成されるギア減速比は6:1である。しかし、図示された配置で、他のギア減速比が達成できることは理解されるであろう。
ウィンチモーター70に車両のパワーステアリングシステムによって動力が供給される典型的な車両取り付けにとって、パワーステアリングポンプ40(図2及び図7)は、1分間に3ガロンの流速で1500psiの圧力にて、油圧流体をウィンチモーター70に供給するであろう。この取り付け構成は、ウィンチモーターの作動中に、ウィンチドラムボトムウィンド上に10,500ft lbsの最大トルクを発生させ、8rpmの通常のドラム回転速度を発生させる。しかし、最大トルク及び通常のドラム回転速度は、特定の取り付け構成並びに用いられる特定のギア減速比に依存して変わることは理解されるであろう。
ギア減速ピン85は、リングギア84の外面に沿って戻り止め67によって、リングギア84をギアボックスハウジング76に機械的に結合するので、ギア減速ピン85が引き込まれて戻り止め67から外れると、リングギア84及び衛星ギア83に対するウィンチドラム80からの動力伝動が遮断される。換言すれば、リングギア84からのギア減速ピン85の引き込みは、ウィンチ駆動シャフト75をウィンチドラム80から効果的に外して、ウィンチドラム80は巻き取られなくなる(フリースプール)。この態様において、ウィンチモーター70の補助なしに、ケーブル82をウィンチドラム80から緩めることができるフリースプーリング能が開示される。このフリースプーリング能は、ケーブル82を迅速にウィンチドラム80から取り除くために特に有用である。
好ましい実施形態において、ギア減速ピン85は、バネ86によって、リングギア84に向かって押しつけられている。ギア減速ピン85をリングギア84から外すために、ギア減速ピン85は、ギア減速ピン85が取り付けられているカム89の回転によって、リングギア84から半径方向に離隔するように引き出される。この状態は、図1Aに示されている。カム89は、ギア減速選択ハンドル88によって回転させられて、ギア減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置にあるとき、ウィンチドラム80はフリースプール(詳細は後述する)になり得る。ギア減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置から反時計方向に180度回転すると、リングギア84はギアボックスハウジング76にロックされ、フリースプール作動を無能にする。
ソレノイド始動型ギア減速ピンを有する本発明の別の実施形態は、図6に示されている。この実施形態において、ギア減速ピン85は、ギアボックスハウジング76に取り付けられているギア減速ソレノイド148を用いるリングギア84内の戻り止め67から引き込まれる。ソレノイドコイル152にエネルギーが与えられると、アーマチャ150及びアーマチャ150に連結されているギア減速ピン85は、リングギア84から半径方向に離隔して移動させられる。結果として、ギア減速ピン85は、リングギア84内の戻り止め67から外れて、リングギア84はギアボックスハウジング76内で自由に回転できるようになる。
ウィンチドラムは、ギア減速なしに、ウィンチドラム80に直接的に駆動シャフト75の回転をつなげることによって、高速度・低トルクモードで駆動されてもよい。より早いドラム回転速度は、負荷移動作動が完了した後では巻き取られていないケーブル82の長い長さを巻き取るために、及び負荷を移動する前にはケーブル82を弛緩させるために、有用である。ウィンチドラム80に対する駆動シャフト75の結合は、ウィンチドラム80が駆動シャフト75から外れている低速度位置とウィンチドラム80が駆動シャフト75に結合している高速度位置との2箇所の軸位置の間で移動可能なカップリングプレート120によって達成される。上述の例示的な車両(1分間に3ガロンで1500psi)に対して、直接駆動装置は、ウィンチモーター作動中に、48rpmの通常ドラム回転速度と1,750ft lbsの最大トルクを発生させる。
図1Dに示されているように、好ましい実施形態のカップリングプレート120は、中心にキーのある(適合させた)開口122を有する円形プレートである。キーのある開口122の形状は、駆動シャフト75の端部にてスプライン58に噛み合う。カップリングプレート120はさらに、周縁に対して半径方向に120度離隔した3個の開口124a−cを有する。これらの開口124の位置及び間隔は、駆動ドラムプレート123から延びている衛星ギアシャフト63の位置及び間隔に符合する。この配置において、カップリングプレート120は、開口124内の衛星ギアシャフト63を係合させることによって、ウィンチドラム80に連結される。開口124は、カップリングプレート120に対して、衛星ギアシャフト63上に軸方向にスライド自在にするに十分な直径である。
図1Aを参照すると、ピストンスプリング130によって与えられる力ゆえにカップリングプレート120が駆動シャフト75に向かってスライドする際に、カップリングプレート120内のキーのある開口122は駆動シャフト75の端部にてスプライン58と係合し、カップリングプレート120を駆動シャフト75と同じ速度で回転させる。この態様において、駆動シャフト75は、カップリングプレート120を貫通して直接的にウィンチドラム80及び衛星ギアシャフト63と結合する。ピストンスプリング130はさらに、スプライン又はその他の回転を通して正確な整合が達成されるまで、カップリングプレート120をスプライン58に対して保持することによって、スプライン58とキーのある穴122との間の不整合をも可能とする。カップリングプレート120が駆動シャフト75に向かってスライドする際に、キーのある穴122とスプライン58との間の不整合が生じるならば、正確な位置になるまで、ピストンスプリング130はカップリングプレート120を駆動シャフト75に対して保持するであろう。この態様において、ピストンスプリング130は、初期の不正確な整合を補償し且つ補正する。
ウィンチ10の高速度作動は、ギア減速ピン85が引き込まれる場合にのみ達成されることが理解されるであろう。かような位置において、ギア減速ピン85は、リングギア84内の戻り止め67と係合せず、リングギア84はウィンチドラム80と一緒に回転自在である。ギア減速ピン85がリングギア84内の戻り止め67と係合するならば、衛星ギア83とリングギア84との噛み合い及びカップリングプレート120による駆動シャフト75の衛星ギアシャフト63に対する結合ゆえに、リングギア84又は駆動シャフト75の回転は生じない。換言すれば、ギア減速ピン85が戻り止め67と係合し、カップリングプレート120が駆動シャフト75と係合する場合には、ウィンチドラム80はロックされた位置にある。
駆動シャフト75を係合し又は外すために、軸方向にカップリングプレート120を移動させるために用い得る多くの機構があるけれども、図1A及び図1Cは、好ましい実施形態の機構を示す。カップリングプレート120を駆動シャフト75に向かって移動させるために、ピストン126及びギアボックスハウジング76の間に圧縮されているピストンスプリング130は、ピストン126をカップリングプレート120に対して押圧する。カップリングプレートのキーのある穴122とスプライン58とは、両者が整合状態になるとすぐに係合する。カップリングプレート120及びピストンスプリング130の間に位置づけられているローラーベアリング128は、ピストンがローラーベアリング128を押圧する際に、カップリングプレート120をピストン126に対して回転自在にすることができる。カップリングプレート120及び衛星ギア83a−cの間に圧縮状態にある3個のカップリングプレートスプリング138a−cからなる1セットは、カップリングプレート120をローラーベアリング128及びピストン126に対して押圧するので、カップリングプレート120はローラーベアリング128と接触しつづける。カップリングプレートスプリング138a−cの弾性係数は、ピストンスプリング130の弾性係数よりも小さいので、ピストン126に別の軸方向力がかけられることはなく、カップリングプレート120は駆動シャフト75に強制的に係合させられる。
カップリングプレート120を駆動シャフト75から外すために、ピストン126に連結されているピストンロッド132は、ピストンロッド132が取り付けられているカム136の回転によって、駆動シャフト75から強制的に離隔させられる。ピストン126が駆動シャフト75から強制的に離隔させられる際に、ピストンスプリング130は圧縮されて、キーのある穴122及びスプライン58は外れる。この状態は、図1Aに示されている。カム136は、直接駆動ハンドル134によって回転させられる。
ウィンチの操作者は、ギア減速選択ハンドル88及び直接的な駆動選択ハンドル134の位置に応じて、ウィンチ作動の異なる4モードから選択することができる。低速度ウィンチ作動は、直接駆動ハンドル134が図1Aに示す位置にあり且つギア減速選択ハンドル88が図1Aに示されている位置から反時計回り方向に180度回転させられるときに選択される。高速度ウィンチ作動は、直接駆動選択ハンドル134が図1Aに示されている位置から反時計回り方向に180度回転させられ且つギア減速選択ハンドル88が図1Aに示す位置にあるときに選択される。フリースプールウィンチ作動は、直接駆動選択ハンドル134及びギア減速選択ハンドル88が共に図1Aに示す位置にあるときに選択される。ウィンチは、直接駆動選択ハンドル134及びギア減速選択ハンドル88が共に図1Aに示す位置から反時計回り方向に180度回転させられるときに、ロックされ/ブレーキがかけられる(ドラムは回転しない)。
図2に示されるように、ウィンチ10は、ウィンチモーター70を駆動するために、ホスト車両の油圧供給源を利用する。好ましくは、車両のパワーステアリングシステム12は、ウィンチモーター70の作動用の油圧を提供するために利用される。しかし、入手可能であれば、他の油圧源をも利用できることは理解されるであろう。
パワーステアリングシステムのデザインを変えることができるが、典型的なシステムは、少なくとも1個のパワーステアリングポンプ40とパワーステアリングギアボックス60と、他の等価なものを組み込む。典型的なパワーステアリングポンプは、1200psi〜1500psiの範囲の圧力で、1分間に2ガロン〜4ガロンの間の流速を生じさせる。油圧バブル20は、パワーステアリングポンプ40とパワーステアリングギアボックス60との間で、車両のパワーステアリングシステム12に連結される。典型的な自動車の油圧ステアリングポンプは、1500psiで1分間に4ガロンの出力能を有する。ウィンチモーター70は、高圧油圧導管26a及び28aを介してバルブ20に連結される。バルブ20によってパワーステアリングシステム12から方向転換されている高圧油圧流体は、前方又は後方の一方に、ウィンチモーター70の駆動シャフト75を転向させる。
好ましい実施形態において、バルブ20は、HYDRAFORCE(登録商標)SV10-47A、4ウェイ、3位置、タンデムセンター、ソレノイド作動型バルブであって、ウィンチモーター70及びパワーステアリングギアボックス60の同時作動を可能とする。バルブ20は、2個の電気コイル30及び32によって作動され、各電気コイル30及び342は、エネルギーを与えられた状態及びエネルギーを与えられない状態を有する。両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある時、油圧流体は、ウィンチモーター70に流れず、パワーステアリングポンプ40からパワーステアリングギアボックス60まで直接的に流れる。図3Aは、両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある場合のバルブ20を貫通する油圧流体の流れを機能的に示す。次いで、油圧流体は、パワーステアリングギアボックス60に流れるポート24を介してバルブ20から直接的に流出する。両方の電気コイル30及び32がエネルギーを与えられていない状態にある時、ポート26及び28を貫通する流体の流れはなく、バルブ20は、パワーステアリングポンプ40をパワーステアリングギアボックス60に連結する簡易なコネクターと同様に機能する。
適切に巻かれたウィンチドラム80にとって、ケーブル82は、エネルギーを与えられた電気コイル30によってウィンチドラム80から外される。図3Bは、電気コイル30にエネルギーが与えられた場合のバルブ20を貫通する油圧流体の流れを示す。エネルギーを与えられた電気コイル30によって、ポンプ40からの高圧油圧流体は、ポート22を介してバルブ20に流入し、ウィンチモーター70に流れるポート28を介してバルブ20から流出する。この経路を通る高圧油圧流体は、ウィンチモーター70上で作用して、ウィンチモーター70を前方に転回させ、ウィンチドラム80が回転する際にケーブル82を解く。油圧流体は、ウィンチモーター70から戻って、ポート26を介してバルブ20に再び流入する。ポート26を介して戻る流体は、ギアボックス60に流れるポート24を介してバルブ20から流出する。このウィンチモーター70からの戻り流れは、電気コイル30にエネルギーが与えられたときに、ウィンチモーター70及びギアボックス60の両者を作動させ得るに十分な高圧に維持する。この態様において、電気コイル30にエネルギーが与えられた状態にならなかったとしても、この欠落は車両の安全性又は性能に影響を与えないので、このシステム10は、フェイルセイフ油圧ウィンチとして機能する。換言すれば、車両のパワーステアリングシステム12は、不注意によりエネルギーを与えられた電気コイル30がウィンチモーター70に油圧を供給しつづける場合であっても、安全に機能しつづける。フェイルセイフ保護のさらなる手段として、電気コイル30及び32に対する電力ロスが生じた場合に、バルブ内のスプリング(図示せず)は、バルブポート22−28をエネルギーを与えられていない状態に戻す。
ケーブル82は、エネルギーを与えられている電気コイル32によって、ウィンチドラム80に巻き取られる。図3Cは、電気コイル32にエネルギーが与えられているときに、バルブ20を介する油圧流体の流れを示す。エネルギーを与えられている電気コイル32で、油圧流体は、バルブ20を介して異なる経路をたどる。この経路は、パワーステアリングポンプ40から流れる高圧油圧流体と、ポート22を介してバルブ20に流入する高圧油圧流体と、ポート26を介してバルブ20から流出する高圧油圧流体と、からなる。ポート26から流出した後、流体は、ウィンチモーター70に作用して、ウィンチモーターを反転方向に転向させて、ウィンチドラム80上にケーブル82を巻き上げる。油圧流体はウィンチモーター70から戻り、ポート28を介してバルブ20に再び流入する。ここで、油圧流体は、パワーステアリングギアボックス60に作用するに十分な圧力を有して、ポート24にてバルブ20から流出する。したがって、油圧流体のバルブ20からウィンチモーター70まで及びバルブ20に戻る流れは、電気コイル30にエネルギーが与えられているときに生じる流れの方向から正確に反転させられる。
図2を参照すれば、ギアボックス60から流出する低圧油圧流体は、クーラー50に流入して、ここで冷却される。次いで、冷却された流体は、クーラー50から流出して、再度加圧されるために、パワーステアリングポンプ40に流入する。クーラー50は、車両のパワーステアリングシステム12にとって本質的なものではなく、パワーステアリングシステム12及びウィンチモーター70の追加の手段として、ウィンチモーター70の作動中にのみ要求される。しかし、一度組み込まれると、クーラー50は、車両のエンジンの作動中には、油圧流体を冷却しつづける。こうして、パワーステアリングシステム12の保護の追加のレベルが提供される。
電気コイル30及び32にエネルギーを与える電力は、車両のバッテリー98から提供される。図2に示すように、電線95は、バッテリー98から4ピン雄型コネクタ90まで延びて、ここで電線95はピン91aと連結される。ライン96は、電気コイル30を雄型コネクタ90のピン92aに連結し、ライン97は、電気コイル32を雄型コネクタ90のピン93aに連結する。この好ましい実施形態において、ピン94aは用いられない。
図7は、本発明の別の実施形態を示し、ギア減速ピン85及び直接駆動ピストンロッド132は、ソレノイド148及び140によってそれぞれ始動させられる。ソレノイドコイル152及び144(図7)にエネルギーを与える電力もまた車両のバッテリー98から提供される。電線95は、バッテリー98からリセス雄型コネクタ90まで延びて、ここでピン91aと連結される。この実施態様において、雄型コネクタ90は、上述の形状のピン91a、92a、93aを有する5ピンを具備する。ライン154は、ギア減速ソレノイド148を雄型コネクタ90のピン156aに電気的に連結し、ライン146は、直接駆動ソレノイド140を雄型コネクタ90のピン94aに電気的に連結する。
図5は、車両200の外側から容易にアクセス可能となるように、標準ウィンチバンパー110に載置された雄型コネクタ90を示す。コネクタ90は雄型でも雌型でもよいが、雄型コネクタは、汚染物、水その他の自然要素の暴露に対してより耐性があるので、この使用には好ましい。さらなる保護手段のために、コネクタ90のピンは、好ましくはバンパー110の縁部からへこんでいて、バンパー110に取付けられている標準フリップカバー(図示せず)によって要素から保護される。あるいは、コネクタ90は、車両の内側を含む車両200上の容易にアクセス可能ないかなるポイントに載置されていてもよい。
再び、図5を参照すれば、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80の好ましい載置方法が示されている。パーツ及びコストを減少させながら、効率及び利用可能性を強めるために、システム10がホスト車両に既存のパワーステアリングシステム12及びバッテリー98を用いる場合には、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80の組み込みは、可能な場合に標準載置装備を利用することにより同様に強められる。標準ウィンチバンパー110がこれらの要素を載置するためのレベルプラットホームを提供するが、ウィンチモーター70及びウィンチドラム80は、代わりに、適当な載置設備を有する車両のエンジンコンパートメント112に載置されてもよいことは理解されよう。モーター70及びドラム80をバンパー110に載置するために、既存の電気ウィンチを載置するための標準4穴ボルトパターン(図示せず)が好ましく利用される。
図1A−D及び図2の実施形態において、バッテリー98と電気コイル30及び32との間の電気的連続性は、図4に示すリモートスイッチアセンブリ100によって選択的に達成される。別の実施形態において、ウィンチコントロールは車両の内側にしっかりと載置されてもよい。追加的にウィンチアセンブリは、ワイヤレスリモートコントロールによって操作されてもよいことは理解されるだろう。リモートスイッチ100は、雌型コネクタ101によって車両のバンパーにてリセス雄型コネクタ90に取り付けられる。雌型コネクタ101は、好ましくは、雄型コネクタ90内のキー99bに符合するためにキー付き99aである。よって、雌型コネクタ90のピン91a、92a及び93aと雌型コネクタ101のレセプタクル91b、92b及び93bとの正確な整合を確実にする。正確に整合されると、ピン91bはレセプタクル91b内に挿入され、ピン92aはレセプタクル92b内に挿入され、ピン93aはレセプタクル93b内に挿入される。
図4のコントローラ104は、ロッカースイッチ106を具備する。ロッカースイッチ106は、電線102の延長された長さを介して、雌型コネクタ101に電気的に連結されている。そこで、ロッカースイッチ106は“OUT”位置106aに向けて押圧される際に、車両バッテリー98と電気コイル30との間の連続性が確立され、ケーブル82がウィンチドラム80から外れる。ロッカースイッチ106が“IN”位置106bに向けて押圧される際に、バッテリー98と電気コイル32との間の連続性が確立されるので、ケーブル82がウィンチドラム80上に巻き取られる。
ギア減速ピン85及び直接駆動ピストンロッド132がソレノイドで始動される図6及び図7の別の実施形態及び図9のソレノイド作動構成において、リモートスイッチアセンブリ100の好ましい実施形態が図8に示されている。ここで、上述のピン/レセプタクル構成(91−93)に加えて、ピン94aがレセプタクル94bに挿入され、ピン156aがレセプタクル156bに挿入される。
図8に示されているコントローラ104は、操作者がウィンチ作動のすべてのモードの中で選択可能である。2個のトグルスイッチ162及び164は、操作者が所望のモードを選択するように設けられている。スピード選択トグルスイッチ162は、操作者が高速度ウィンチ作動と低速度ウインチ作動との間をスイッチできるようにする2位置トグルスイッチであり、トグルスイッチ164は、操作者がロックされた位置、フリースプール位置及び中立位置の間をスイッチできるようにする3位置トグルスイッチである。スイッチ164はフリースプールモードでは”FREE”位置にあり、スイッチ164はウィンチドラム80をロックするために”LOCK”位置に置かれる。”NEUTRAL”位置は、スイッチ162の位置に応じて、ウィンチが高速度又は低速度で駆動され得るようにする。ロッカースイッチ160は、”OUT”位置160aに押圧されて、所望のモードに従って、ケーブル82をウィンチドラム80から外す。ロッカースイッチ160を”IN”位置160bに押圧すると、選択されたモードに従ってケーブルを巻き取る。コントローラ104は、3個のスイッチ106,162及び164の位置に基づく所望のウインチ作動を効果的に行うために必要な理論回路を含む。
例えば、図7の実施形態を考慮すると、低速度モードにおいてケーブル82をウィンチドラム80から外すために、スイッチ162は”LOW”位置に置かれ、スイッチ164は”NATURAL”位置に置かれる。このトグルスイッチ162,164の構成は、車両バッテリー98とギア減速ソレノイド140との間の電気的連続性の損失を生じるので、ギア減速ピン85は延ばされた位置に強制的に置かれ、一方、連続性は直接駆動ソレノイド148に与えられるので、カップリングプレート120は上述のように駆動シャフトスピンドル58から外される。よって、ロックされたリングギア84及び外されたカップリングプレート120で、スイッチ160を”OUT”位置160aに押圧して且つ保持することによって、ケーブルは低速度で外される。同様に、スイッチ160を”IN”位置160bに保持することによって、ケーブルは低速度で巻き取られる。
ケーブルを高速度で外し又は巻き取るために、トグルスイッチ162は、”HIGH”位置に置かれ、トグルスイッチ164は”NATURAL”位置に置かれる。この構成において、ギア減速ピン85は収縮して、リングギア84をロックせず、一方、カップリングプレート120は、駆動シャフトスピンドル58に係合する。
作動時には、ウィンチ操作者は、典型的には車両の外側に位置して、視界が遮られてはいない。延長コード102は、操作者が安全な距離にいながらウィンチ作動ができるようにする。ウィンチはさらに車両の内側にいる操作者によって操作されてもよいことを理解されたい。パワーステアリングシステム12にパワーを与えるべく作動する車両エンジンで、操作者は単にロッカースイッチ106を可所望の位置に押圧して、所望の時間だけロッカースイッチ106に圧力をかけ続ければよい。ケーブル82は、ロッカースイッチ106を”OUT”位置106aに押圧することによって解かれ、ロッカースイッチ106を”IN”位置106bに押圧することによって巻き取られる。リモートスイッチ100の安全性は、操作者が一度ロッカースイッチ106を離したら、車両バッテリー98と電気コイル30及び32との間の連続性が破れ、ウィンチモーター70の作動を中止させる。10フィートなどの延長コード102によって、コントローラ104を車両に連結することで、ウィンチモーター70の作動中に、操作者が安全な距離にいることが可能となる。
このリモートスイッチアプローチの顕著な安全上の利点は、電気コイル30及び32に不注意によって電力が与えられる可能性を実質的に排除することにある。電力が不注意により与えられたとしても、このシステムは安全保障型である。なぜなら、パワーステアリングシステム12の機能は、逆に影響することはないからである。
パワーステアリングギアボックス60及びウィンチモーター70の同時作動を可能とする能力を有する他のタイプのバルブをSV10−47Aに代えて用いることもできることを理解されたい。例えば、電気的励起の種々のレベルに応答して、バルブの種々の位置づけを可能とする単一のソレノイドを有するバルブを用いることもできることは予想できる。
図9に示されている本発明の別の実施形態は、デュアルスピード作動を達成するためにデュアル衛星ギアアセンブリを組み込む。駆動シャフト248の端部におけるスプライン242は、3個の複合衛星ギア232a−cの1セットと係合する。各複合衛星ギア232a−cは、1個の大きな衛星ギア234a−cと、1個の小さな衛星ギア236a−cと、単一の衛星ギアシャフト233a−cと、からなる。単一の衛星ギアシャフト233a−cは、大きな衛星ギア234a−c及び小さな衛星ギア236a−cが常に同じ速度で回転するように、堅固に連結されている。好ましくは、大きな衛星ギア234a−cと、小さな衛星ギア236a−cと、衛星ギアシャフト233a−cとは、単一の材料の連続ピースから形成される。あるいは、大きな衛星ギア234a−cと小さな衛星ギア236a−cとは、ドラム駆動シャフト238に堅固に取りつけられている衛星ギアシャフト233a−cについて回転する単一のパーツとして形成される。
図9に示すように、衛星ギアシャフト233a−cは、一端部にてドラム駆動プレート238に、及び他端部にてベアリングプレート54に、回転可能に取りつけられている。ベアリングプレート254は、3本のボルト258a−cによってドラム駆動プレート238に固着されていて、複合衛星ギア232a−cは、ドラム駆動プレート238及びベアリングプレート254の間に捕捉される。ローラーベアリング252a−c及び256a−cは、複合衛星ギア232a−cを駆動ドラムプレート238及びベアリングプレート254に対して回転自在とすることができる。複合衛星ギア232a−cは、ドラム駆動プレート238の周縁について120度だけ半径方向に離隔している。ドラム駆動プレート238は、溶接などによって、ウィンチドラム250に堅固に取りつけられる。
大きなリングギア228は、大きな衛星ギア234a−cと噛み合うので、大きなリングギア228が高速度ロッキングピン218によってギアボックスハウジング226にロックされて、小さなリングギア230がギアボックスハウジング226に関して回転自在となるとき、駆動シャフト248の回転は、ウィンチドラム250を駆動シャフト248の回転速度よりも遅い回転速度にて回転させる。このギア減速配置の好ましい実施形態は、駆動シャフト回転速度に対してウィンチドラム回転速度を5:1で減速させる。
小さなリングギア230は、小さな衛星ギア236a−cと噛み合うので、小さなリングギア230が低速度ロッキングピン220によってギアボックスハウジング226にロックされ、大きなリングギア228がギアボックスハウジング226に関して回転自在になるとき、駆動シャフト248の回転は、ウィンチドラム250を駆動シャフト248の回転速度よりも遅い第2の速度にて回転させる。このギア減速配置の好ましい実施形態は、駆動シャフト回転速度に対してウィンチドラム回転速度を10:1で減速させる。
高速度ロッキングピン218は、大きなリングギア228の外面に沿って、戻り止め224によって、大きなリングギア228をギアボックスハウジング226に機械的に結合させる。高速度ロッキングピン218が収縮されて、戻り止め224から取り除かれると、大きなリングギア228はギアボックスハウジング226に対して回転自在となる。同時に、低速度ロッキングピン220は、小さなリングギア230の外面に沿って、戻り止め226によって、小さなリングギア230をギアボックスハウジング226に機械的に結合させる。図9に示すように、低速度ロッキングピン220が収縮されて、戻り止め224から取り除かれると、小さなリングギア230はギアボックスハウジング226に対して回転自在となる。
両方のロッキングピン218及び220がリングギア228及び230にそれぞれ係合されて、両方のリングギア228及び230がギアボックスハウジング226に対してロックされるとき、ウィンチスプール250はロックされた状態にある。両方のロッキングピン218及び220がそれぞれのリングギア228及び230から収縮されて、両方のリングギア228及び230がギアボックスハウジング226に対して回転自在となるとき、ウィンチドラム250はフリースプール状態にある。
図9に示すように、収縮位置と伸長位置との間で高速度ロッキングピン218及び低速度ロッキングピン220を移動させる好ましい方法は、ソレノイド210及び212並びにスプリング222及び224によってなされる。ソレノイドコイル214及び216にエネルギーが与えられているとき、ピン218及び220は収縮され、それぞれのリングギア228及び230はロックが解除されて回転自在となる。ソレノイドコイル214及び216にエネルギーが与えられていないとき、スプリング222及び224はピン218及び220を強制的に伸長位置にする。
上記記載及び添付図面から、当業者には、本発明の実施形態における変更及び/変化がなされてもよいことは理解されるであろう。したがって、上記記載及び添付図面は、好ましい実施形態の説明だけを意図しており、請求の範囲によって決定される本発明の精神及び範囲を制限するものではない。

Claims (14)

  1. 可変速度ウィンチであって、
    ハウジングと、
    上記ハウジングに回転可能に連結されているウィンチドラムと、
    対向する第1の端部及び第2の端部を有する駆動シャフトと、
    上記駆動シャフトの第2の端部を回転するために連結されているウィンチモーターと、
    上記駆動シャフトの回転に応答して上記ウィンチドラムが回転するように、上記ウィンチドラムと上記駆動シャフトの第1の端部とを相互連結する手段であって、第1の速度で上記ウィンチドラムを駆動するための高速度手段と、上記第1の速度よりも遅い第2の速度で上記ウィンチドラムを駆動するための低速度手段と、を含む相互連結手段と、
    ここで、上記高速度手段は、上記駆動シャフトを上記ウィンチドラムに連結し、上記ウィンチドラムを上記駆動シャフトの回転速度に等しい速度で回転させる直接結合手段を含み、
    上記高速度手段と上記低速度手段とを選択する手段と、
    を備え
    前記低速度手段は、前記駆動シャフトを前記ウィンチドラムに連結して、前記ウィンチドラムを前記駆動シャフトの回転比よりも遅い回転比で回転させるギヤ減速手段を含み、
    前記ギヤ減速手段は、衛星ギヤセンブリを含み、上記衛星ギヤセンブリは、
    リングギヤと、上記リングギヤとかみ合いながら、前記駆動シャフトの第1の端部によって駆動される複数の衛星ギヤと、複数の衛星ギヤシャフトであって、上記衛星ギヤシャフトについて上記衛星ギヤが回転するようになされていて、各衛星ギヤシャフトは前記ウィンチドラムに連結されている複数の衛星ギヤシャフトとを有し、
    前記高速度手段は、前記駆動シャフトを前記ウィンチドラムに連結する直接結合手段であって、対向する第1の側部と第2の側部とを有するカップリングプレートを含む直接結合手段を含み、
    上記カップリングプレートは、
    当該カップリングプレートの中心を貫通して設けられ且つ前記駆動シャフトの第1の端部によって駆動されるキー穴を有する中央開口と、
    上記中央開口について半径方向に位置づけられている複数の周縁開口と、を含み、上記周縁開口の数は、少なくとも前記衛星ギヤシャフトの数と同数で、各上記周縁開口が周縁シャフトに対して位置づけられるように前記衛星ギヤシャフトに対して離隔している、ことを特徴とする可変速度ウィンチ。
  2. 請求項1のウィンチであって、前記選択手段は、前記駆動シャフトと前記相互連結手段との間の不整合を補償する不整合補償手段を含むことを特徴とするウィンチ。
  3. 請求項1のウィンチであって、
    前記高速度手段と低速度手段とを選択する手段は、前記駆動シャフトに対する第1の軸位置と第2の軸位置との間で前記カップリングプレートを移動させる手段を含み、
    前記カップリングプレートの中央開口は、上記第1の軸位置にあるときに前記駆動シャフトの第1の端部と係合し、上記第2の軸位置にあるときに前記駆動シャフトの第1の端部から外れる、ことを特徴とするウィンチ。
  4. 請求項3のウィンチであって、
    前記2つの軸位置の間でカップリングプレートを移動させる手段は、
    対向する第1の端部及び第2の端部を有するピストンと、
    上記ピストンの第2の端部と前記ハウジングの内面との間で圧縮されているピストンスプリングであって、前記カップリングプレート及び前記駆動シャフトに向けて上記ピストンを押圧するピストンスプリングと、
    上記ピストンの第1の端部及び前記カップリングプレートの第2の側部の間に位置づけられているベアリングであって、前記カップリングプレートを上記ピストンの第1の端部に関して回転自在とすることができるベアリングと、
    前記カップリングプレートの第2の軸位置に対応する保持位置及び前記カップリングプレートの第1の軸位置に対応する解放位置の間で、上記ピストンを移動させる手段と、
    前記衛星ギヤ及び前記カップリングプレートの第1の側部の間で圧縮されている複数のカップリングプレートスプリングであって、前記カップリングプレートを前記駆動シャフトから離隔させるように押圧し、全体で上記ピストンスプリングの弾性係数よりも小さい弾性係数を有する複数のカップリングプレートスプリングと、
    を含むことを特徴とするウィンチ。
  5. 請求項4のウィンチであって、前記選択手段は、
    伸長位置と収縮位置とを有するリングギヤロックピンであって、上記リングギヤロックピンが伸長位置にあるときには前記リングギヤがロックされ、上記リングギヤロックピンが収集位置にあるときには前記リングギヤがロックされていないようにするリングギヤロックピンと、
    前記ピストンを保持位置と解放位置との間で移動させる手段と、を含み、
    前記リングギヤがロックされていて前記ピストンが保持位置にあるときに前記ウィンチドラムが低速度で回転し、前記リングギヤがロックされておらず前記ピストンが解放位置にあるときに前記ウィンチドラムが高速度で回転し、前記リングギヤがロックされておらず前記ピストンが保持位置にあるときに前記ウィンチドラムがフリースプールである、ことを特徴とするウィンチ。
  6. 請求項5のウィンチであって、前記ピストンを移動させる手段は、前記ピストンの第2の端部に隣接するカム(136)を含み、当該カム(136)は、ピストンを解放位置に移動させて、カップリングプレートが第1の軸位置に移動させる係合位置と、ピストンを保持位置に移動させて、カップリングプレートを第2の軸位置に移動させ前記駆動シャフトの第1の端部から外す収縮位置と、の間で移動可能である、ことを特徴とするウィンチ。
  7. 請求項5のウィンチであって、前記ピストンを移動させる手段は、
    エネルギーを与えられる状態と、エネルギーを与えられない状態と、を有する直接駆動ソレノイドであって、上記ソレノイドは連結して、上記ソレノイドがエネルギーを与えられた状態にあるときには前記ピストンを保持位置に置いて、上記ソレノイドがエネルギーを与えられない状態にあるときには前記ピストンを解放位置に置く直接駆動ソレノイドと、
    上記直接駆動ソレノイドに選択的にエネルギーを与えたり与えなかったりする直接駆動スイッチと、
    を含むことを特徴するウィンチ。
  8. 請求項5のウィンチであって、
    さらに、前記リングギヤロックピンを伸長位置と収縮位置との間で移動させる手段を備えることを特徴とするウィンチ。
  9. 請求項8のウィンチであって、前記リングギヤロックピンを移動させる手段は、カム(89)付きハンドル(88)を含み、当該カム付きハンドルは、前記カムの位置に従って、前記ピンを収縮位置と伸長位置との間で移動するために位置づけられていることを特徴とするウィンチ。
  10. 請求項8のウィンチであって、前記リングギヤロックピンを移動させる手段は、
    エネルギーを与えられた状態及びエネルギーを与えられない状態とを有するギヤ減速ソレノイドであって、上記ソレノイドは連結されて、上記ソレノイドがエネルギーを与えられている状態にあるときに前記ロックピンを収縮位置に置き、上記ソレノイドがエネルギーを与えられていない状態にあるときに前記ソレノイドを伸長位置に置くギヤ減速ソレノイドと、
    前記直接駆動ソレノイドに選択的にエネルギーを与えたりエネルギーを与えないためのギヤ減速スイッチと、
    を含むことを特徴とするウィンチ。
  11. 可変速度ウィンチであって、
    ハウジングと、
    上記ハウジングに回転可能に連結されているウィンチドラムと、
    対向する第1及び第2の端部を有する駆動シャフトと、
    上記駆動シャフトの第2の端部を回転させるために連結されているウィンチモーターと、
    上記ウィンチドラムと上記駆動シャフトの第1の端部とを相互連結させて、上記ウィンチドラムを上記駆動シャフトの回転に応答して回転させる相互連結手段であって、上記相互連結手段は、第1の速度にて上記ウィンチドラムを駆動する高速度手段、上記第1の速度よりも遅い第2の速度にて上記ウィンチドラムを駆動する低速度手段及び上記高速度手段と上記低速度手段とを選択的に駆動するための上記駆動シャフトの第1の端部により駆動される単一のスピンドルを含む相互連結手段と、
    上記高速度手段及び上記低速度手段の間を選択する手段と、
    を備え、
    前記低速度手段及び前記高速度手段は、
    それぞれ、第1の複数の衛星ギヤ、第2の複数の衛星ギヤ、及び複数の衛星ギヤシャフトと、を含み、所定の上記第1の複数の衛星ギヤ、上記第2の複数の衛星ギヤ及び上記複数の衛星ギヤシャフトが堅固に連結されてなる複数の複合衛星ギヤと、
    上記第1の複数の衛星ギヤと噛み合う第1のリングギヤと、
    上記第2の複数の衛星ギヤと噛み合う第2のリングギヤと、
    を備えることを特徴とする可変速度ウィンチ。
  12. 請求項11の可変速度ウィンチであって、
    前記高速度手段は、前記駆動シャフトを前記ウィンチドラムに連結し、上記駆動シャフトの回転速度に等しい速度にて上記ウィンチドラムを回転させる直接結合手段を含むことを特徴とする可変速度ウィンチ。
  13. 請求項11の可変速度ウィンチであって、
    前記高速度手段は、前記駆動シャフトを前記ウィンチドラムに連結し、前記駆動シャフトの回転比よりも遅く且つ前記低速度手段の回転比よりも早い回転比にて前記ウィンチドラムを回転させるギヤ減速手段を含むことを特微とする可変速度ウィンチ。
  14. 可変速度ウィンチであって、
    ハウジングと、
    上記ハウジングに回転可能に連結されているウィンチドラムと、
    対向する第1及び第2の端部を有する駆動シャフトと、
    上記駆動シャフトの第2の端部を回転させるために連結されているウィンチモ一ターと、
    上記ウィンチドラムと上記駆動シャフトの第1の端部とを相互連結させて、上記ウィンチドラムを上記駆動シャフトの回転に応答して回転させる相互連結手段であって、上記相互連結手段は、第1の速度にて上記ウィンチドラムを駆動する高速度手段、上記第1の速度よりも遅い第2の速度にて上記ウィンチドラムを駆動する低速度手段及び上記高速度手段と上記低速度手段とを選択的に駆動するための上記駆動シャフトの第1の端部により駆動される単一のスピンドルを含む相互連結手段と、
    上記高速度手段及び上記低速度手段の間を選択する手段と、
    を備え、
    前記低速度手段及び高速度手段は、
    それぞれが、第1の複数の衛星ギヤ及び第2の複数の衛星ギヤを含み、所定の上記第1及び第2の複数の衛星ギヤが堅固に連結されてなる複数の複合衛星ギヤと、
    前記ウィンチドラムに堅固に連結されている複数の衛星ギヤシャフトであって、この複数の衛星ギヤシャフトの周りを上記複数の複合衛星ギヤが回転する複数の衛星ギヤシャフトと、
    上記第1の複数の衛星ギヤと噛み合う第1のリングギヤと、
    上記第2の複数の衛星ギヤと噛み合う第2のリングギヤと、
    を含むことを特徴とする可変速度ウィンチ。
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