JP2007217183A - 粘着テープカッター - Google Patents
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Abstract
【課題】被粘着物に貼った粘着テープを剥がす時、剥がせる部分が見え指先でつまめる端は凸型になり上を向き立っている凸起合掌部を形成する粘着テープカッターを提供する。
【解決手段】粘着テープ19を装填する滑車2を回転自在に設ける滑車台18と、滑車台18と離間した前者支柱4と、この前者支柱4と離間した後者支柱6と、前者支柱4と軸5を共有したこの後者支柱6とをバネ7を介して二股にして軸5を支える主柱3と、ギザ歯16とからなり、滑車台18と主柱3とを基盤1に設け、前者支柱の上面8は接着率を大きく、後者支柱の上面12は接着率を小さくして、前者支柱4と後者支柱6とで開閉運動をさせ、前者支柱の上面8と軸5を共有した後者支柱の上面12とはバネ7の反発で円周線に沿って離間し、斜め上に向い合い静止する。
【選択図】図1
【解決手段】粘着テープ19を装填する滑車2を回転自在に設ける滑車台18と、滑車台18と離間した前者支柱4と、この前者支柱4と離間した後者支柱6と、前者支柱4と軸5を共有したこの後者支柱6とをバネ7を介して二股にして軸5を支える主柱3と、ギザ歯16とからなり、滑車台18と主柱3とを基盤1に設け、前者支柱の上面8は接着率を大きく、後者支柱の上面12は接着率を小さくして、前者支柱4と後者支柱6とで開閉運動をさせ、前者支柱の上面8と軸5を共有した後者支柱の上面12とはバネ7の反発で円周線に沿って離間し、斜め上に向い合い静止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、被粘着物に貼った粘着テープを剥がす時、剥がせる部分がすぐ見え指先でつまめる端は凸型になり上を向き立っている凸起合掌部を形成する粘着テープカッターに関するものである。
従来の粘着テープカッターにあっては、粘着テープを被粘着物に強く貼る事が簡単に出来るものの、次に、剥がす場合には粘着性の強い粘着テープは刃物で切り取る事も多く危険な場合もある。また、粘着テープの端が折れ曲って粘着面と粘着面とが接着しこの端が非粘着面になった粘着テープを被粘着物に貼ると、一直線に伸ばした粘着テープと同じ一平面にこの端があるため透明であれば目立ちにくい、また、予期せぬ偶然でこの非粘着面の端からめくれ剥がれると密閉密封とは逆行する。また、下記の特許文献にあるテープカッターの中には長時間連続使用が出来るのか、そして、器械を操作する指先の近くに切断刃や針などがあり安全面に欠けるものなどがある。
例えば、特許文献1記載のような粘着テープを切り離すと略同時に粘着テープの端部を折り返し粘着面同士を粘着させることができる粘着テープホルダがある。
例えば、特許文献2記載のような本体に粘着テープを積層巻装したボビンを回転可能に設け、粘着テープ繰り出し方向下流側に上端に切刃を備えたカッターを設け、粘着テープの切断端部に粘着側を内側にしたループを形成するループ形成手段を設けた粘着テープ切断装置で、その粘着テープを所望の長さだけ繰り出した後、切刃による粘着テープの切断時において粘着テープを確実に保持するためにフライトレバーの粘着部に複数個の針が設けられ、ループを指先にて挟着して上方若しくは斜右上方に引き上げる粘着テープ切断装置がある。
また、特許文献3記載のような梱包物等に接着された粘着を剥離しやすいように、粘着テープを切断するとき、あらかじめその片側先端部分を折りたたんで切断できるつまみ部形成機能付き粘着テープカッターがある。
さらに、特許文献4記載のような荷造り、包装等に利用する広幅の粘着テープを速やかに切断するのみならず、その頭出しを容易に行うことができ、その後、粘着テープの頭出し部分を引っ張って、切断刃に押え切断ができる粘着テープカッターがある。
また、特許文献5記載のような、テープカッタを、引き出す接着用テープが、タブのない状態と、タブを摘んで所望長さに引き出し、カッタ刃に押し付け切断することで、一端側にタブを具備する状態との二様の切り換えが簡単に行えるように構成したテープカッタがある。
また、特許文献6記載のようなテープを切断する直前、テープの端部と巻きテープのはがし位置との中間位置の2点で接着する部分を設け、テープ端の方が接着している切断機をはがし位置の方に移動させると、テープの接着している片方又は両方の回転機が少し回るのと一緒にテープの接着部も回り、テープは粘着面を内側にして曲がる。更に切断機をはがし位置の方に移動すると曲がりがきつくなって粘着面が近づき、夫れを摘むことで粘着テープの端部に非接着部を作る粘着テープ端部折り曲げ装置がある。
さらに、特許文献7記載のようなテープの粘着片とカッター刃先面との間に、間隔をとる構造であり間隔面上にテープを張り渡し刃先面の作動片を押すことによりテープはループ状態となり、そのループを指先でつまむことによりテープの先端は折曲げ状態となりテープを所用の寸法に引き出し切断すると、粘着テープの先端が折れ曲げとなり、粘着テープの紙等に密着された状態で、これを剥がすのに簡易な粘着テープ先端折曲げ付きカッターがある。
さらに、特許文献8記載のような基台上に、粘着テープを回動自在に保持する支持手段と、テープを切断する切断手段とを備えた粘着テープカッターであって、粘着テープの接着面に、圧接してテープの長さ方向に癖を付ける突部を有する癖付部材を立設し、該癖付部材の側方に、カッター刃を有するカッター部材の基端部に枢着して外方に向けて回転自在に立設するとともに、癖付部材の側方に位置するように、弾性部材にてカッター部材を弾性附勢してなる切断手段を設けて、テープの長さ方向に大きく傷をつけて癖をつけることができる癖付部材とカッター刃の間が内側に折れ曲げられて確実にテープの先端部に折曲端が形成される粘着テープカッターがある。
一直線になった通常の粘着テープは端から端まで被粘着物にしっかり接着する。次に、一直線になった粘着テープの一方の端をすべて折り返した端にして被粘着物に接着させると、他方の端はしっかり接着するが、この一方の端は接着する部分に粘着面がないため始めからめくれて剥がれている状態にある。したがって、この折り返した端は指先でめくり剥がしやすさもある。この様に両者の持っている長所を合せ持った形にすると、粘着テープは端から端までしっかり接着してつまめる部分を持ち、事故で剥がれる事なく上につまみ剥がせ、通常の粘着テープと同様にしっかり密封密閉を維持する。この様に両者の特長を合せ持った粘着テープカッターを作り不都合さを解決しようとする。
本発明は上記不都合さを解消するため、端から端まで一直線の粘着テープに密封密閉の作業をする特長を持たせたまま、両方の手のひらを合わせた形にした、つまめる部分をこの上に付加した形にしたものであり、この粘着テープの端は凸型になり上を向き立っている凸起合掌部を形成している。凸型は目で見え手で触れ指先で上につまみ剥がせる形にして弱点を取り除き、より一層粘着テープの便利性と使いやすさを発揮させ、暮らしに貢献する粘着テープカッターを提供する事を目的とする。
本発明の粘着テープカッターは粘着テープを装填する滑車を回転自在に設ける滑車台と、前記滑車台と離間した前者支柱と、この前者支柱と離間した後者支柱と、前記前者支柱と軸を共有したこの後者支柱とをバネを介して二股にして前記軸を支える主柱と、ギザ歯とからなり、これら滑車台と前者支柱と後者支柱とギザ歯とをこの順に配列し、前記滑車台と前記主柱とを基盤に設け、この前者支柱の上面は接着面積を大きくし凹凸歯を設けると共に、後者支柱の上面は接着面積を小さくし前記凹凸歯と対面する位置に凸凹歯を設け、この前者支柱とこの後者支柱を開閉させる事により前記凹凸歯と前記凸凹歯とを噛み合せ、この凹凸歯とこの凸凹歯との合体面を平面とし、前記前者支柱の上面と前記軸を共有した後者支柱の上面とは前記バネの反発で円周線に沿って離間し、斜め上に向い合い静止してなることを特徴とする。
さらに、開閉運動を操作するハンドルを前記後者支柱に設けて後者支柱を前記前者支柱の方向に移動自在とする構成を付加した事を特徴とする。
さらに、開閉運動を操作するハンドルを前記前者支柱に設けて前者支柱を前記後者支柱の方向に移動自在とする構成を付加した事を特徴とする。
さらに、前記後者支柱の上面に微細溝を付けると共に前記微細溝の横で前記前者支柱と反対側にギザ歯を設けて、凸起合掌部を形成する際に粘着テープを剥離しやすくした事を特徴とする。
さらに、前記前者支柱の上面に細い溝を付けた折込み台と留置き台とを滑車台側から順に設けると共に前記後者支柱の上面に微細溝を付け、凸起合掌部を形成しやすくした事を特徴とする。
さらに、前記滑車台と前記基盤を円形のカバーとして設け、このカバーは内側に粘着テープの内面を保持する滑車台と外側円周に基盤を兼用し、且つ前記凹凸歯の下面にある前記前者支柱の接続面を後者支柱の方向に張り出し端留置き台として、このカバーを指先で把持する携帯用粘着テープカッターとした事を特徴とする。
本発明の粘着テープカッターは粘着テープを装填してハンドルを操作し手で押すと前記後者支柱は軸を共有する前者支柱に接近し、微小の傾斜面を付けた後者凸歯先端部と微細溝以外の両者支柱の上面にある歯と歯は単一平面となり合体する。ハンドルから手を離すとこの歯と歯はバネの反発で元に戻り斜め上に向い合い静止する。この操作により粘着テープの端は前者支柱上面の歯の角に凸起合掌部になった形で留まる。この形を保持して粘着テープを必要とする長さまで手で引き出し被粘着物に貼ると、この形は一直線になった粘着テープの端に凸起部を作り、なおかつ、この凸起部の真横に粘着テープの最終切れ端が有るためこの端に挟まった凸起部は上向きに立った凸型となる。そして、この粘着テープの粘着面は最初から最後の端まで有るためしっかり接着して事故によりめくれ剥がれる事はない。にも拘らず凸型の端はすぐ目に付き手に触れ指先で上につまみ剥がせる。また、安全に関してはカッター刃など指先に接触する事も無い、器械の操作は年齢に関係なく簡単な使用方法で熟練を必要としない、この粘着テープは一方の端から凸型の最終切れ端まで粘着面があるため密封密閉の作業が常に正確に出来、従来の弱点を解消し粘着テープの利点を発揮する。
以下、本発明の実施の状態について図1乃至図16を参照して説明する。
図1において、基盤1には粘着テープ19を装填する滑車2を回転自在に設ける滑車台18と主柱3とが設けられている。前記主柱3をバネ7を介して二股にした、この股の中心に軸5を設け、二股の一方の先端は前記滑車台18と離間した前記主柱3から延びて前者支柱4となり、他方の先端は前記軸5を共有して前記前者支柱4の方向に移動自在な後者支柱6となる。前記後者支柱6にはギザ歯16が設けられており、これら滑車台18と前者支柱4と前記軸5を共有する後者支柱6とギザ歯16とがこの順に配列し直線状となっている。前記後者支柱6に設けたハンドル27を手で押し前記前者支柱4と後者支柱6とで開閉運動をさせると、この両者支柱にある平面にした凹凸歯11と後者凸歯先端部24と微細溝26以外の平面にした凸凹歯13とは単一の平面として合体し合体面17を作る。次に、ハンドル27から手を離すと前記前者支柱の上面8と後者支柱の上面12とは前記バネ7の反発力により軸5を中心として円周線に沿って離間する。なお、ギザ歯16は後者支柱6に設ける事に代えて後者支柱6とは別個にしてもよい。また、ねじりバネ、圧縮コイルバネなどのバネ7は器械に合せて選択し、使用場所はバネ7の特長に合わせ移動する。
前記前者支柱の上面8には図2に示すように、縦横方向の細い溝25を付けた折込み台9と留置き台10と平面の凹凸歯11とが滑車台18側から順に配列されている。折込み台9は滑車台18側に位置し図5に示す前者支柱上部側面20の形状としている。なお、前記細い溝25は多数の微小突起31のある粗面加工としてもよい。
前記後者支柱の上面12には図3および図4の拡大図に示すように、前者支柱4の平面の凹凸歯11と凹凸が逆となって対面するよう平面の凸凹歯13が設けられている。平面の前記凸凹歯13の表面に縦横方向の微細溝26が形成されており、平面の前記凸凹歯13の後者凸歯14の先端の後者凸歯先端部24の上面には微小の傾斜面が形成されており、図6の拡大図に示す後者支柱上部側面21としている。また、平面の前記凸凹歯13の基部すなわち後者凸歯先端部24と反対側には横方向すなわち平面の前記凸凹歯13の並び方向に研削された溝15が形成され、さらに、その横にギザ歯16が設けられている。また、前記微細溝26は多数の微小突起31のある粗面加工としてもよい。また、図9および図10は平面にした前記凹凸歯11と平面にした前記凸凹歯13とを板型角歯28と板型角歯28とに示している。図10に示す後者支柱の上面12にも同様に粗面にするための微細溝26を付けている。図11は両者支柱にある板型角歯28と板型角歯28とが上下に重合した側面対面図の形状としている。
また、図15および図16に示す携帯粘着テープカッターの構成は図1乃至図16に示す符号と同じ符号にて示す。次に、前記粘着テープカッターとの形状の相違点は前記基盤1と前記滑車台18とを併用して粘着テープ19を装填するカバー32を設け、この内側に粘着テープ19の内面を保持し回転自在にする滑車台18と前記カバー32外側の円周上を基盤1とし主柱3を設け、さらに、前記前者支柱の上面8にある前記凹凸歯11の下面に前記前者支柱4を横に張出し端留置き台30として兼用し、前記ハンドル27と前記バネ7の位置を移動して、前記滑車台18を指先Aにて把持する形状にした事以外の構造は前記粘着テープカッターの構造と同様とする。また、本発明で使用するバネ7はねじりバネ、圧縮コイルバネ、引張コイルバネ、板バネなどのバネ7をその時々に使用し、バネ7を取り付ける位置は最も効力のある場所にする。
次に、図1乃至図16を参照して本発明粘着テープカッターの使用状態並びに工程を説明する。
図1乃至図8は本発明の実施例を示す。基盤1にある滑車台18に粘着テープ19を装填した滑車2から粘着テープ19の端を引き出し、滑車2から直線状にある前記前者支柱4と後者支柱6とに作用するバネ7を装着した前記前者支柱の上面8と後者支柱の上面12を通過しギザ歯16で切断した粘着テープ19を準備する(図7イおよび図8イ参照)。次に、ハンドル27を操作して前記後者支柱6を円周線に沿って前者支柱4に移動させ、前記前者支柱4と軸5を共有した後者支柱6とで開閉運動をさせると、この両者支柱上面との間にまたがった粘着テープ19は上に湾曲した形となる(図7ロおよび図8ロ参照)。次に、前記後者支柱の上面12の凸凹歯13にある歯先に微小の傾斜面をつけた後者凸歯14の先端は前記前者支柱の上面8にある凹凸歯11この凹歯の上にある粘着テープ19の下に入り込み前記凹凸歯11と前記凸凹歯13とが合体すると、後者支柱の上面12にある粘着テープ19の平坦な切れ端22Aは前記後者支柱の上面12から横ずれし浮き剥がれやすい状態となる。よって、前記前者支柱の上面8に凹凸歯11を設けると共に、前記後者支柱の上面12に前記凹凸歯11と対面する位置に凸凹歯13を設け、この事により正確に凸起合掌部22を形成しこの凸起部23の上部内面は未接着の空間を残し合掌接着する(図7ハおよび図8ハ参照)。ハンドル27から手を離すと合体し合体面17を作っていた前記凹凸歯11と前記凸凹歯13とはバネ7の反発力により離間し前記後者支柱6は元に戻る時、粘着テープ19の平坦な切れ端22Aは後者支柱の上面12から分離され、前記前者支柱の上面8の留置き台10および前記凹凸歯11の角にある凸起合掌部22の端になったまま留まる。そしてこの後者支柱の上面12は軸5を中心として円周線に沿って分かれ斜め上に向い合い静止する(図7ニおよび図8ニ参照)。この粘着テープ19と前記凹凸歯11と前記凸凹歯13との作用は噛み合せでこの凸凹歯13にある後者凸歯14の歯先が前記凹凸歯11に入り込み移動する長さだけ粘着テープ19の端が横ずれ浮き剥がれを起こし、そして、この凹凸歯11から微細溝26を付けたこの凸凹歯13が離間する時この微細溝26の作用で剥離を促進させる。この二つの剥離動作をする粘着テープカッターはテープの粘着力の強さや種類に関係なく長時間連続使用しても常に安定し端に凸起合掌部22を作るため、多人数の場所で包装や荷造りをする置き台に器械を固定して使用してもよい。
本発明の粘着テープ19の端に凸起合掌部22を作る第1条件は粘着テープ19を装填する滑車2を回転自在に設ける滑車台18と、前記滑車台18と離間した前者支柱4と、この前者支柱4と離間した後者支柱6と、前記前者支柱4と軸5を共有したこの後者支柱6とをバネ7を介して二股にして前記軸5を支える主柱3と、ギザ歯16とからなり、これら滑車台18と前者支柱4と後者支柱6とギザ歯16とをこの順に配列し、前記滑車台18と前記主柱3とを基盤1に設け、この前者支柱の上面8は接着面積を大きくし凹凸歯11を設けると共に、後者支柱の上面12は接着面積を小さくし前記凹凸歯11と対面する位置に凸凹歯13を設け、この前者支柱4とこの後者支柱6を開閉させる事により前記凹凸歯11と前記凸凹歯13とを噛み合せ、この凹凸歯11とこの凸凹歯13との合体面を平面とし、前記前者支柱の上面8と前記軸5を共有した後者支柱の上面12とは前記バネ5の反発で円周線に沿って離間し、斜め上に向い合い静止する形を形成している。この様に簡単な構造にする事により、器械はぶれの無い軸5を中心にして正確に開閉運動をし、各部分の部品は縦の歪みや横の歪みなど、また、手の操作による粘着テープ19のぶれなど全く無い構造にしている。次にハンドル27を操作して前記後者支柱の上面12を円周線に沿って移動させると、この粘着テープ19は合体面17を作る両者支柱上面の歯先と歯先との中間点の上に向い直線を維持する復元力により正確に凸起合掌部22を形成する(図7参照)。
本発明の粘着テープ19の端に凸起合掌部22を作る第2条件は前記軸5を中心とし正確に開閉運動をする事で、直線を維持しようとする粘着テープ19は平面にした凹凸歯11の延長線と後者凸歯先端部24と微細溝26を伴う平面にした凸凹歯13との延長線の交差点から上に向かい浮き上がる。そして、この様な形にした両者支柱上面の各々の平面は粘着テープ19が上に向かう角度を維持する。また、上に向い合う角度は両者支柱の長さ(半径)で調整する。また、この両者支柱の上面に跨っている粘着テープ19は捩れ歪みが無く張力も均等し、真っ平らに張った面として前記前者支柱の上面8と後者支柱の上面12に留め置かれている事とする。反対に前記後者支柱上面12の接着面積が狭い状態、即ち、粘着テープ19の留め台が横に細長く接着面の幅が狭い場合や粘着テープ19を切断する切断刃を兼用した粘着テープ19の留め台など、この様に接着面積が小さい場合粘着テープ19の捩れ歪みが発生する。そして前者支柱4と後者支柱6とを接近させると前記後者支柱の上面12にしっかり接着せず自然分離されるか又は正しい方向に湾曲せず下降する場合がある。しかし後者支柱の上面12の接着面積が大きい場合、上記の事柄は発生する事なく長時間この器械を連続使用しても正確に端に凸起合掌部22を作る(図1及び図7参照)。
図9乃至図11は、本発明の第2実施例を示し、図1および図2に示す平面にした前記凹凸歯11と平面にした前記凸凹歯13が噛み合せ自在とする歯に代えて直線縁状の平面にした板型角歯28と板型角歯28とにしたもので、前者支柱4と軸5を共有した後者支柱6とを開閉運動をさせると、図11に示すように板型角歯28と板型角歯28との歯は上と下が重合する。この操作により粘着テープ19は前記前者支柱の上面8にある板型角歯28の角に凸起合掌部22を同様に作る。又板型角歯28と板型角歯28との重合の度合いは粘着テープ19の硬さ、厚さ、幅の広さ等により、用途に応じ調整する。又歯の厚さも同様に調整する。
図12は本発明の第3実施例を示す。後者支柱6を移動させて前者支柱4と軸5を共有した後者支柱6とが開閉運動をさせる構成に代えて、図12に示すように前者支柱4を軸を共有した後者支柱6に移動させて開閉運動させる粘着テープカッターである。
図15および図16は本発明の第4実施例を示し、その構成は図1乃至図16に示す符号と同じ符号にて示す。前記基盤1と前者滑車台18を併用し粘着テープ19を装填するカバー32を設け、前記カバー32の内側に粘着テープ19の内面を保持し回転自在にする滑車台18とこのカバー32外側の円周上を基盤1とし、さらに、前記前者支柱4の前記凹凸歯11の下面にあるこの前者支柱4の接続面を横に張出し端留置き台30として兼用し、前記滑車台18を指先で把持する。また、後者支柱の上面21にある前記凸凹歯13と溝15とギザ歯16との続きに前記後者支柱6に直接直結したハンドル27を設けて非粘着物29に直接打ち当て、前者支柱の上面8にある平面とした前記凹凸歯11と軸5を共有した後者支柱の上面12にある平面とした前記凸凹歯13とをこの操作にて開閉運動をさせる。この様に荒っぽい使用方法でも軸5を共有して正確に移動するようにした構造にしているため、連続使用しても常に安定している。また、基盤1の上面に多数の小突起31がある粗面加工をすると不必要な接着を避けることができる。
また本発明の前者支柱4と軸5を共有した後者支柱6とを開閉運動を起させないで粘着テープ19を引き出しギザ歯16で切断すると一直線の粘着テープ19として使用できる。また前記粘着テープカッター及び前記携帯粘着テープカッターに有る記載は主要な骨組みの構造であり、ハンドル27の位置や外装の形状や素材などは安全面やデザインにより変化する。
図13は本発明の凸起合掌部22を形成した粘着テープ19を被粘着物29に接着使用する手順を示す図であり、前者支柱の上面8に形成されている凸起合掌部22の前にある滑車2側から来る一直線の粘着テープ19(図7ニ参照)を指先A、Aで持ち上げ必要な長さの粘着テープ19を引き出しギザ歯16で切断すると、粘着テープ19は手の平側に凸起部23と平坦な切れ端22Aと指先A、Aの外側に平坦部22Bからなる凸起合掌部22を形成する(図13イ)。次に、被粘着物29に指先A、Aとでその粘着テープ19を対面させて平坦部22Bを押さえつける(図13ロ)。さらに、平坦な切れ端22Aを被粘着物29に指先Aにて押さえつける事により凸起部23が被粘着物29から凸起した状態となる(図13ハ)。この平坦な切れ端22Aは粘着テープ19が端からめくれ剥がれることを止めている。最終の端に平坦な切れ端22Aが有れば凸起合掌部22の端になり無ければ単に折り返した端になる。この凸起合掌部22の凸型の端は密封密閉を確実にし、一直線になった通常の粘着テープ19と同様に端から端までしかり接着する。そしてこの凸型の端は横方向には剥がれにくい。しかし、指先で上方向には簡単につまみ上げ剥がし取れる。
図14は本発明の折込み部を手で形成する粘着テープ19を被粘着物29に接着使用する手順を示す図であり、前記前者支柱4と軸5とを共有した後者支柱6との開閉運動により粘着テープ19の凸起合掌部22が留置き台10と前記凹凸歯11の角に跨っている状態にあるその凸起部23の横にある滑車2から来る一直線の粘着テープ19の部分(図7ニ参照)を指先A、Aで持ち上げ(図14イ)、そのまま移動せずに上から下へ平坦な切れ端22Aを折込み台9の上で指で押さえつけ(図14ロ)、粘着テープ19の端が単に折り返した端になった折込み粘着テープ19になる(図14ハ)。
図15および図16は本発明の携帯粘着テープカッターの使用方法と上面図を示し、その構成は図1乃至図16に示す符号と同じ符号にて示す。粘着テープ19を装填した携帯粘着テープカッターを持って手首を軽く振り動かしながら、前記後者支柱6に直接連動しているハンドル27を被粘着物29に軽く打ち当てると、この後者支柱の上面12にある平面にした前記凸凹歯13と軸5を共有した前者支柱の上面8にある平面にした前記凹凸歯11とがこの軸5を中心に円周線上で噛み合せ合体させると、粘着テープ19の凸起部23は前記前者支柱の上面8にある前記凹凸歯11の角に跨った形になって凸起合掌部22を形成する(図7ニ参照)。次に、これを被粘着物29に接着使用する手順を示す(図13参照)。また、前記前者支柱の上面8にある平面の前記凹凸歯11の下面にある前者支柱4を横に張出し端留置き台30として兼用したこの上面に微細溝26を設ける。この部分の作用は腰の強い粘着テープ19を使用して凸起合掌部22を形成させると、前記凹凸歯11角に跨り留まっているその粘着テープ19は腰が強く張りも強いため復元力も強くなりこの平坦な切れ端22Aは横方向から下方向へと曲がる。その時端留置き台30が曲がりを受け止め凸起合掌部22を形成しやすくする。
本発明粘着テープカッターの原理を市販されている一般的なペンチと粘着テープとで書き示す。
(1)ペンチを開ける。
(2)ペンチは軸5を中心に先端部が二股に分かれる。
(3)粘着テープ19を二股にした両先端部に貼り渡す。
(4)ペンチを閉じる。
(5)ペンチの先端部が合体したこの平面の上に凸起合掌部22を作る。
(1)ペンチを開ける。
(2)ペンチは軸5を中心に先端部が二股に分かれる。
(3)粘着テープ19を二股にした両先端部に貼り渡す。
(4)ペンチを閉じる。
(5)ペンチの先端部が合体したこの平面の上に凸起合掌部22を作る。
1 基盤
2 滑車
3 主柱
4 前者支柱
5 軸
6 後者支柱
7 バネ
8 前者支柱の上面
9 折込み台
10 留置き台
11 凹凸歯
12 後者支柱の上面
13 凸凹歯
14 後者凸歯
15 溝
16ギザ歯
17合体面
18滑車台
19粘着テープ
20前者支柱上部側面
21後者支柱上部側面
22凸起合掌部
22A平坦な切れ端
22B平坦部
23凸起部
24後者凸歯先端部
25細い溝
26微細溝
27ハンドル
28板型角歯
29被粘着物
30端留置き台
31小突起
32カバー
A 指先
2 滑車
3 主柱
4 前者支柱
5 軸
6 後者支柱
7 バネ
8 前者支柱の上面
9 折込み台
10 留置き台
11 凹凸歯
12 後者支柱の上面
13 凸凹歯
14 後者凸歯
15 溝
16ギザ歯
17合体面
18滑車台
19粘着テープ
20前者支柱上部側面
21後者支柱上部側面
22凸起合掌部
22A平坦な切れ端
22B平坦部
23凸起部
24後者凸歯先端部
25細い溝
26微細溝
27ハンドル
28板型角歯
29被粘着物
30端留置き台
31小突起
32カバー
A 指先
Claims (7)
- 粘着テープを装填する滑車を回転自在に設ける滑車台と、前記滑車台と離間した前者支柱と、この前者支柱と離間した後者支柱と、前記前者支柱と軸を共有したこの後者支柱とをバネを介して二股にして前記軸を支える主柱と、ギザ歯とからなり、これら滑車台と前者支柱と後者支柱とギザ歯とをこの順に配列し、前記滑車台と前記主柱とを基盤に設け、前記前者支柱の上面は接着率を大きく、後者支柱の上面は接着率を小さくして、前記前者支柱と後者支柱とで開閉運動をさせ、前記前者支柱の上面と前記軸を共有した後者支柱の上面とは前記バネの反発で円周線に沿って離間し、斜め上に向い合い静止してなる事を特徴とする粘着テープカッター。
- 開閉運動を操作するハンドルを前記後者支柱に設けて後者支柱を前記前者支柱の方向に移動自在としてなる事を特徴とする請求項1記載の粘着テープカッター。
- 開閉運動を操作するハンドルを前記前者支柱に設けて前者支柱を前記後者支柱の方向に移動自在としてなる事を特徴とする請求項1記載の粘着テープカッター。
- 前記後者支柱の上面に微細溝を付けると共に前記微細溝の横で前記前者支柱と反対側にギザ歯を設けてなる事を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の粘着テープカッター。
- 前記前者支柱の上面に細い溝を付けた折込み台と留置き台とを滑車台側から順に設けると共に前記後者支柱の上面に微細溝を付けてなる事を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の粘着テープカッター。
- 前記前者支柱の上面に凹凸歯を設けると共に、前記後者支柱の上面に前記凹凸歯と対面する位置に凸凹歯を設け、この前者支柱とこの後者支柱を開閉させる事により前記凹凸歯と前記凸凹歯とを噛み合せ、前記凹凸歯と前記凸凹歯との合体面を平面としてなる事を特徴とする請求項1乃至請求項5記載の粘着テープカッター。
- 前記滑車台と前記基盤を円形のカバーとして設け、このカバーは内側に粘着テープの内面を保持する滑車台と外側円周に基盤を兼用し、且つ前記凹凸歯の下面にある前記前者支柱の接続面を後者支柱の方向に張り出し端留置き台としてなる事を特徴とする請求項1乃至請求項6記載の粘着テープカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120171A JP3858178B1 (ja) | 2005-06-01 | 2006-04-25 | 粘着テープカッター |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005190584 | 2005-06-01 | ||
JP2005364405 | 2005-12-19 | ||
JP2006012564 | 2006-01-20 | ||
JP2006120171A JP3858178B1 (ja) | 2005-06-01 | 2006-04-25 | 粘着テープカッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3858178B1 JP3858178B1 (ja) | 2006-12-13 |
JP2007217183A true JP2007217183A (ja) | 2007-08-30 |
Family
ID=37560696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006120171A Active JP3858178B1 (ja) | 2005-06-01 | 2006-04-25 | 粘着テープカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3858178B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101636735B1 (ko) | 2013-11-12 | 2016-07-07 | 박재상 | 접이식 테이프 커터기 |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006120171A patent/JP3858178B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3858178B1 (ja) | 2006-12-13 |
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