JP2950638B2 - 粘着テープカッター - Google Patents
粘着テープカッターInfo
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- JP2950638B2 JP2950638B2 JP8998891A JP8998891A JP2950638B2 JP 2950638 B2 JP2950638 B2 JP 2950638B2 JP 8998891 A JP8998891 A JP 8998891A JP 8998891 A JP8998891 A JP 8998891A JP 2950638 B2 JP2950638 B2 JP 2950638B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粘着テープを巻き付
けたテープロールから粘着テープを必要な長さだけ引き
出して切り取る際、切り取った粘着テープ片の一端に非
接着性の摘み部を形成し得る粘着テープカッターに関す
るものである。
けたテープロールから粘着テープを必要な長さだけ引き
出して切り取る際、切り取った粘着テープ片の一端に非
接着性の摘み部を形成し得る粘着テープカッターに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粘着テープカッターは、粘着テー
プを巻き付けたテープロールを回動可能に保持するテー
プ保持部と、テープロールより所望の長さだけ引き出し
た粘着テープを押し付けて切り取る鋸歯状切断刃を備え
たカッター部とからなるのものが一般的であった。
プを巻き付けたテープロールを回動可能に保持するテー
プ保持部と、テープロールより所望の長さだけ引き出し
た粘着テープを押し付けて切り取る鋸歯状切断刃を備え
たカッター部とからなるのものが一般的であった。
【0003】上記の粘着テープカッターで切り取った粘
着テープ片は、片面に接着剤が全面的に付着しているの
で、郵便封筒や容器の封止箇所等にそのまま使用すれ
ば、全面的に貼り付いて完全に封止し得るものの、後で
開封する場合に粘着テープ片を剥離することが容易でな
く、そのため貼り付いた切断片の端部を指で摘めるよう
に指先で無理にこすり起こしたり、封止箇所以外の箇所
において鋏やカッターナイフ等を用いて開封しなければ
ならなかった。殊に、表面の滑らかな合成樹脂製容器の
包装に粘着テープを使用した場合、完全に密着するた
め、開封時の粘着テープ片の剥離が極めて困難であっ
た。
着テープ片は、片面に接着剤が全面的に付着しているの
で、郵便封筒や容器の封止箇所等にそのまま使用すれ
ば、全面的に貼り付いて完全に封止し得るものの、後で
開封する場合に粘着テープ片を剥離することが容易でな
く、そのため貼り付いた切断片の端部を指で摘めるよう
に指先で無理にこすり起こしたり、封止箇所以外の箇所
において鋏やカッターナイフ等を用いて開封しなければ
ならなかった。殊に、表面の滑らかな合成樹脂製容器の
包装に粘着テープを使用した場合、完全に密着するた
め、開封時の粘着テープ片の剥離が極めて困難であっ
た。
【0004】そこで、実公昭44−22800号や特開
昭48−4096号の各公報に記載されているように、
切断刃の手前、即ちテープ保持部側にテープロールから
引き出した粘着テープが付着する基端側着留部を設け、
切断刃を前後に揺動可能となし、基端側着留部と切断刃
との間に粘着テープを押し上げる突上げ部材を設けたテ
ープカッターが考えられている。
昭48−4096号の各公報に記載されているように、
切断刃の手前、即ちテープ保持部側にテープロールから
引き出した粘着テープが付着する基端側着留部を設け、
切断刃を前後に揺動可能となし、基端側着留部と切断刃
との間に粘着テープを押し上げる突上げ部材を設けたテ
ープカッターが考えられている。
【0005】上記テープカッターでは、前方に傾倒した
切断刃を基端側着留部側に押し付ければ、切断刃と基端
側着留部との間の粘着テープが上方に押し上げられて粘
着面を内側とする輪が形成されるので、この輪を押し潰
すことによって非接着性の摘み部を形成し得るものであ
った。
切断刃を基端側着留部側に押し付ければ、切断刃と基端
側着留部との間の粘着テープが上方に押し上げられて粘
着面を内側とする輪が形成されるので、この輪を押し潰
すことによって非接着性の摘み部を形成し得るものであ
った。
【0006】また、実開平2−34564号公報に記載
されているように、切断刃を前後に揺動可能に取り付け
るとともに、基端側着留部を弾性部材で形成したテープ
カッターも考案されており、切断刃を基端側着留部側へ
押し付けると、切断刃と基端側着留部との間の粘着テー
プが基端側着留部の弾性により上方に湾曲するので、こ
の湾曲した部分を折り重ねて非接着性の摘み部を形成す
るものであった。
されているように、切断刃を前後に揺動可能に取り付け
るとともに、基端側着留部を弾性部材で形成したテープ
カッターも考案されており、切断刃を基端側着留部側へ
押し付けると、切断刃と基端側着留部との間の粘着テー
プが基端側着留部の弾性により上方に湾曲するので、こ
の湾曲した部分を折り重ねて非接着性の摘み部を形成す
るものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来テープカッターのうち、前者は、基端側着留部と切断
刃および押上部材の位置関係が微妙で特定すべき要件が
多く、構造が複雑になるため、僅かなズレで摘み部を形
成できなくなる恐れがあった。
来テープカッターのうち、前者は、基端側着留部と切断
刃および押上部材の位置関係が微妙で特定すべき要件が
多く、構造が複雑になるため、僅かなズレで摘み部を形
成できなくなる恐れがあった。
【0008】また、後者はテープロールから引き出した
粘着テープを切り取る際、基端側着留部と切断刃との間
で粘着テープが下方に湾曲し、接着面側に折り重ねるべ
き粘着テープが反対に非接着面側を内側として折り重な
り、非接着性の摘み部をうまく形成できない場合があ
り、特に、長期使用によって基端側着留部の弾性が損な
われると、上述の欠点が顕著になる恐れがあった。
粘着テープを切り取る際、基端側着留部と切断刃との間
で粘着テープが下方に湾曲し、接着面側に折り重ねるべ
き粘着テープが反対に非接着面側を内側として折り重な
り、非接着性の摘み部をうまく形成できない場合があ
り、特に、長期使用によって基端側着留部の弾性が損な
われると、上述の欠点が顕著になる恐れがあった。
【0009】そこで本発明は前記事情に基いてなされた
ものであり、粘着テープを切り取る際に粘着テープ片の
一端に非接着性の摘み部を容易に且つ確実に形成できる
とともに、構成が簡単で機械的な信頼性の高い粘着テー
プカッターを提供することを目的とする。
ものであり、粘着テープを切り取る際に粘着テープ片の
一端に非接着性の摘み部を容易に且つ確実に形成できる
とともに、構成が簡単で機械的な信頼性の高い粘着テー
プカッターを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による粘着テープカッターは、粘着テープを巻
取ったテープロールを回動可能に保持するテープ保持部
と、その前方でテープロールから引き出した粘着テープ
を切断するカッター部とからなる粘着テープカッターに
おいて、カッター部の後方上端部にテープロールから引
き出した粘着テープが付着する小径丸棒状の第一着留部
を枢支し、第一着留部の前方に上向きの切断刃を前後に
揺動可能に取り付け、切断刃の揺動範囲をその刃先が第
一着留部に近接してほぼ直立する状態から前方へやや倒
伏する状態までに規制し、刃先の背面側に粘着テープが
付着する小径丸棒状の第二着留部を上下に遊びのある状
態で枢支または軸架してあることを特徴とするものであ
る。
の本発明による粘着テープカッターは、粘着テープを巻
取ったテープロールを回動可能に保持するテープ保持部
と、その前方でテープロールから引き出した粘着テープ
を切断するカッター部とからなる粘着テープカッターに
おいて、カッター部の後方上端部にテープロールから引
き出した粘着テープが付着する小径丸棒状の第一着留部
を枢支し、第一着留部の前方に上向きの切断刃を前後に
揺動可能に取り付け、切断刃の揺動範囲をその刃先が第
一着留部に近接してほぼ直立する状態から前方へやや倒
伏する状態までに規制し、刃先の背面側に粘着テープが
付着する小径丸棒状の第二着留部を上下に遊びのある状
態で枢支または軸架してあることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明による粘着テープカッターは、非使用
時、図7(A)に示すように、第一着留部6の上部とそ
の前方に傾倒した切断刃7の刃先8および切断刃7背面
の第二着留部9の上部に粘着テープ1が緊張状態で付着
している。尚、図7において符号6aは第一着留部6の
粘着テープ付着箇所、9aは第二着留部9の粘着テープ
付着箇所を示すものである。
時、図7(A)に示すように、第一着留部6の上部とそ
の前方に傾倒した切断刃7の刃先8および切断刃7背面
の第二着留部9の上部に粘着テープ1が緊張状態で付着
している。尚、図7において符号6aは第一着留部6の
粘着テープ付着箇所、9aは第二着留部9の粘着テープ
付着箇所を示すものである。
【0012】この状態から、切断刃7を第一着留部6側
へ少し動かすと、第一、第二着留部6,9間の粘着テー
プ1に曲げ応力を生じ、その反作用で図7(B)のよう
に第一着留部6の粘着テープ付着箇所6aが上方から後
方へ、第二着留部9の粘着テープ付着箇所9aが上方か
ら前方へそれぞれ回動し、そのため、両着留部6,9間
の粘着テープ1は必然的に上向きに湾曲する。
へ少し動かすと、第一、第二着留部6,9間の粘着テー
プ1に曲げ応力を生じ、その反作用で図7(B)のよう
に第一着留部6の粘着テープ付着箇所6aが上方から後
方へ、第二着留部9の粘着テープ付着箇所9aが上方か
ら前方へそれぞれ回動し、そのため、両着留部6,9間
の粘着テープ1は必然的に上向きに湾曲する。
【0013】引き続き、第二着留部9を第一着留部6に
向けて押し付ければ、第2着留部は上下に遊びのある状
態で枢支または軸架してあるために、図7(C)に見ら
れるように第2着留部は粘着テープ付着箇所9aを支点
として若干、矢印の方向に回動しながら刃先8に対して
上方に動き、その結果両着留部6,9間の粘着テープ1
がさらに上方に湾曲して内側を接着面とする輪20が形
成される。
向けて押し付ければ、第2着留部は上下に遊びのある状
態で枢支または軸架してあるために、図7(C)に見ら
れるように第2着留部は粘着テープ付着箇所9aを支点
として若干、矢印の方向に回動しながら刃先8に対して
上方に動き、その結果両着留部6,9間の粘着テープ1
がさらに上方に湾曲して内側を接着面とする輪20が形
成される。
【0014】この輪20を指で押し潰すことにより、内
周側の接着面同士が接着して非接着性の摘み部21が形
成される。
周側の接着面同士が接着して非接着性の摘み部21が形
成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明による粘着テープカッターにつ
いて図面を参照しつつ具体的に説明する。本発明カッタ
ーは、粘着テープ1を巻取ったテープロール2を回動可
能に保持するテープ保持部3と、その前方でテープロー
ル2から引き出した粘着テープ1を切断するカッター部
4とからなる粘着テープカッター5であるという点では
従来の一般的な粘着テープカッターと同様であるが、本
発明の場合、カッター部4に特徴を有する。
いて図面を参照しつつ具体的に説明する。本発明カッタ
ーは、粘着テープ1を巻取ったテープロール2を回動可
能に保持するテープ保持部3と、その前方でテープロー
ル2から引き出した粘着テープ1を切断するカッター部
4とからなる粘着テープカッター5であるという点では
従来の一般的な粘着テープカッターと同様であるが、本
発明の場合、カッター部4に特徴を有する。
【0016】すなわち、カッター部4には、板状の起立
体10の両側縁に側壁11,11を前向きに設け、両側
壁11,11の上端部後方に夫々突片12、12を立設
し、両突片12、12間にテープロール2から引き出し
た粘着テープ1が付着する小径丸棒状の第一着留部6を
枢支してある。
体10の両側縁に側壁11,11を前向きに設け、両側
壁11,11の上端部後方に夫々突片12、12を立設
し、両突片12、12間にテープロール2から引き出し
た粘着テープ1が付着する小径丸棒状の第一着留部6を
枢支してある。
【0017】この第一着留部6としては、突片12、1
2間に枢支する軸棒13に小径の筒体14を遊嵌し、筒
体14に螺線、具体的にはコイルスプリング15を密嵌
して表面に凹凸を形成したものが最適であるが、筒体1
4と軸棒13とを一体にしたもの、あるいは軸棒13に
コイルスプリング15を遊嵌したものを用いたりするこ
ともできる。ここで、筒体14の表面には溝を切るなど
して凹凸を形成し、第一着留部6に付着した粘着テープ
1を容易に引き剥がせるようにしてもよい。
2間に枢支する軸棒13に小径の筒体14を遊嵌し、筒
体14に螺線、具体的にはコイルスプリング15を密嵌
して表面に凹凸を形成したものが最適であるが、筒体1
4と軸棒13とを一体にしたもの、あるいは軸棒13に
コイルスプリング15を遊嵌したものを用いたりするこ
ともできる。ここで、筒体14の表面には溝を切るなど
して凹凸を形成し、第一着留部6に付着した粘着テープ
1を容易に引き剥がせるようにしてもよい。
【0018】また、起立体10の前面には、側壁11,
11の下部間に支軸16を架設し、この支軸16の側壁
11,11間に板状の支持体17を前後に揺動可能に取
り付け、支持体17の上端に上向きの鋸刃状の切断刃7
を固着し、切断刃7の揺動範囲をその刃先8が第一着留
部6に近接してほぼ直立する状態から前方へやや倒伏す
る状態までに規制してある。ここで、切断刃7は支持体
17と一体のものであってもよい。
11の下部間に支軸16を架設し、この支軸16の側壁
11,11間に板状の支持体17を前後に揺動可能に取
り付け、支持体17の上端に上向きの鋸刃状の切断刃7
を固着し、切断刃7の揺動範囲をその刃先8が第一着留
部6に近接してほぼ直立する状態から前方へやや倒伏す
る状態までに規制してある。ここで、切断刃7は支持体
17と一体のものであってもよい。
【0019】さらに、支持体17の上端部の両側に切断
刃7の背面側、すなわち第一着留部6側に突出して対向
する一対の耳片18,18を設け、両耳片18,18間
に粘着テープ1が付着する小径丸棒状の第二着留部9を
枢支してある。この第二着留部9としては、図3に示す
如く耳片18,18間に枢支する軸棒13に小径のコイ
ルスプリング15を遊嵌したものが軽量で操作性も良く
最適であるが、第一着留部6と同様、軸棒13に小径の
筒体14を遊嵌し、筒体14にコイルスプリング15を
巻き付けて表面に凹凸を形成したもの等も使用可能であ
る。また、この第二着留部9は筒体14と軸棒13とを
一体にするとともに、両耳片18,18の軸穴を大きく
して、遊びのある状態で軸架しても良い。
刃7の背面側、すなわち第一着留部6側に突出して対向
する一対の耳片18,18を設け、両耳片18,18間
に粘着テープ1が付着する小径丸棒状の第二着留部9を
枢支してある。この第二着留部9としては、図3に示す
如く耳片18,18間に枢支する軸棒13に小径のコイ
ルスプリング15を遊嵌したものが軽量で操作性も良く
最適であるが、第一着留部6と同様、軸棒13に小径の
筒体14を遊嵌し、筒体14にコイルスプリング15を
巻き付けて表面に凹凸を形成したもの等も使用可能であ
る。また、この第二着留部9は筒体14と軸棒13とを
一体にするとともに、両耳片18,18の軸穴を大きく
して、遊びのある状態で軸架しても良い。
【0020】尚、図中の符号19はテープロール2を嵌
合してテープ保持部4に回動自在に装着するテープリー
ルを示すものである。
合してテープ保持部4に回動自在に装着するテープリー
ルを示すものである。
【0021】次に本発明カッター5の使用方法を説明す
る。粘着テープ1を切り取った後(通常の状態)では図
示の如く、切断刃7が前方にやや倒伏した状態にあり、
テープロール2から引き出した粘着テープ1はまず第一
着留部6の上面側に部分的に付着し、次に切断刃7の背
面に設けた第二着留部9の上面側に部分的に付着し、さ
らに粘着テープ1の先端が切断刃7の刃先8に付着して
いる。
る。粘着テープ1を切り取った後(通常の状態)では図
示の如く、切断刃7が前方にやや倒伏した状態にあり、
テープロール2から引き出した粘着テープ1はまず第一
着留部6の上面側に部分的に付着し、次に切断刃7の背
面に設けた第二着留部9の上面側に部分的に付着し、さ
らに粘着テープ1の先端が切断刃7の刃先8に付着して
いる。
【0022】そこで、(イ)前方から指で切断刃7を第
一着留部6側へ押し付ける。この時、第一着留部6と第
二着留部9との間の粘着テープ1が上方に湾曲し、粘着
面を内側とする輪20が形成される。(ロ)輪20を指
で前後から挟んで押し潰して非接着性の摘み部21を作
る。(ハ)摘み部21を摘んで引き上げ、第一着留部6
と第二着留部9および刃先8から粘着テープ1を引き剥
がす。すると、切断刃7および支持体17は自重により
前方へ倒伏する。(ニ)摘み部21を持ってテープロー
ル2から粘着テープ1を所望の長さだけ引き出す。
(ホ)引き出した粘着テープ1を緊張させつつ引き下
げ、切断刃7の刃先8に押し付けて刃先8より前方の粘
着テープ1を切り取る。
一着留部6側へ押し付ける。この時、第一着留部6と第
二着留部9との間の粘着テープ1が上方に湾曲し、粘着
面を内側とする輪20が形成される。(ロ)輪20を指
で前後から挟んで押し潰して非接着性の摘み部21を作
る。(ハ)摘み部21を摘んで引き上げ、第一着留部6
と第二着留部9および刃先8から粘着テープ1を引き剥
がす。すると、切断刃7および支持体17は自重により
前方へ倒伏する。(ニ)摘み部21を持ってテープロー
ル2から粘着テープ1を所望の長さだけ引き出す。
(ホ)引き出した粘着テープ1を緊張させつつ引き下
げ、切断刃7の刃先8に押し付けて刃先8より前方の粘
着テープ1を切り取る。
【0023】これら(イ)から(ホ)までの操作を片手
の2本の指、通常、親指と人差指で一連の動作として行
ない、一端に非接着性の摘み部21を備えた粘着テープ
片22を切り取る。切り取った粘着テープ片22は、従
来と同様、商品の包装や梱包等の必要箇所に貼り付けら
れ、開封時に摘み部21を持って引き剥がされるもので
ある。
の2本の指、通常、親指と人差指で一連の動作として行
ない、一端に非接着性の摘み部21を備えた粘着テープ
片22を切り取る。切り取った粘着テープ片22は、従
来と同様、商品の包装や梱包等の必要箇所に貼り付けら
れ、開封時に摘み部21を持って引き剥がされるもので
ある。
【0024】尚、粘着テープ1を切り取る際、第一着留
部6より後方で、あるいは第一、第二着留部6,9間が
充分広い場合にはその間で粘着テープ1を摘んで持ち上
げれば、非接着性の摘み部21は形成されず、従来と同
様に全面接着する粘着テープ片22が得られ、用途に応
じて使い分けることもできる。また、本発明に関する粘
着テープ1は、セロファンテープの他、ビニールテープ
や紙製荷造用テープ等、片面が接着面であれば良く、そ
の種類を問うものではない。
部6より後方で、あるいは第一、第二着留部6,9間が
充分広い場合にはその間で粘着テープ1を摘んで持ち上
げれば、非接着性の摘み部21は形成されず、従来と同
様に全面接着する粘着テープ片22が得られ、用途に応
じて使い分けることもできる。また、本発明に関する粘
着テープ1は、セロファンテープの他、ビニールテープ
や紙製荷造用テープ等、片面が接着面であれば良く、そ
の種類を問うものではない。
【0025】
【発明の効果】本発明による粘着テープカッターは、上
記の如く粘着テープを切り取る際、やや前方に傾倒した
切断刃を起こして第一着留部側へ押し付ければ、刃先と
第一着留部との間で粘着テープが必ず上方に湾曲して輪
が形成されるようになっているので、この輪を押し潰す
ことにより、粘着テープ片の一端に非接着性の摘み部を
容易に且つ確実に形成できる。
記の如く粘着テープを切り取る際、やや前方に傾倒した
切断刃を起こして第一着留部側へ押し付ければ、刃先と
第一着留部との間で粘着テープが必ず上方に湾曲して輪
が形成されるようになっているので、この輪を押し潰す
ことにより、粘着テープ片の一端に非接着性の摘み部を
容易に且つ確実に形成できる。
【0026】また、本発明カッターは長期にわたって使
用しても、従来カッターのように押上部材の微妙なズレ
を生じたり、弾性素材からなる着留部の弾性が損なわれ
たりする恐れがなく、また、切断するどのような力や方
向に対しても、摘み部を容易に且つ確実に形成できる。
用しても、従来カッターのように押上部材の微妙なズレ
を生じたり、弾性素材からなる着留部の弾性が損なわれ
たりする恐れがなく、また、切断するどのような力や方
向に対しても、摘み部を容易に且つ確実に形成できる。
【0027】従って、本発明カッターを用いれば、従来
と同様に粘着テープを適宜長さに切り取って必要箇所に
貼り付け得ることは勿論、切り取った粘着テープ片の一
端に非接着性の摘み部を必ず形成し得るので、貼り付け
た粘着テープ片を取り除く際には摘み部を持って容易に
引き剥がすこともできる。また、貼り付ける際にはその
摘み部を持てば手に粘着テープ片がくっついて離れなく
なる恐れがなく、楽にしかも能率良く貼り付け作業が行
なえる。
と同様に粘着テープを適宜長さに切り取って必要箇所に
貼り付け得ることは勿論、切り取った粘着テープ片の一
端に非接着性の摘み部を必ず形成し得るので、貼り付け
た粘着テープ片を取り除く際には摘み部を持って容易に
引き剥がすこともできる。また、貼り付ける際にはその
摘み部を持てば手に粘着テープ片がくっついて離れなく
なる恐れがなく、楽にしかも能率良く貼り付け作業が行
なえる。
【図1】本発明による粘着テープカッターの一部切欠側
面図である。
面図である。
【図2】(A)は第一着留部の正面図、(B)はその側
面図である。
面図である。
【図3】(A)は第二着留部の正面図、(B)はその側
面図である。
面図である。
【図4】(A)は第一着留部の類例を示す正面図、
(B)はその側面図である。
(B)はその側面図である。
【図5】本案カッターで粘着テープの先端に非接着性の
摘み部となる輪を形成した状態におけるカッター部の一
部切欠側面図である。
摘み部となる輪を形成した状態におけるカッター部の一
部切欠側面図である。
【図6】本案カッターで粘着テープ片を切り取った直後
のカッター部の一部切欠側面図である。
のカッター部の一部切欠側面図である。
【図7】本案カッターで輪が形成される原理、作用を示
すもので、(A)は輪が形成される前の要部断面図、
(B)は輪が形成され始めた状態の要部断面図、(C)
は輪がほぼ完全に形成された状態の要部断面図である。
すもので、(A)は輪が形成される前の要部断面図、
(B)は輪が形成され始めた状態の要部断面図、(C)
は輪がほぼ完全に形成された状態の要部断面図である。
1 粘着テープ 2 テープロール 3 テープ保持部 4 カッター部 5 粘着テープカッター 6 第一着留部 7 切断刃 8 刃先 9 第二着留部
Claims (1)
- 【請求項1】 粘着テープ(1)を巻き取ったテープロ
ール(2)を回動可能に保持するテープ保持部(3)
と、その前方でテープロール(2)から引き出した粘着
テープ(1)を切断するカッター部(4)とからなる粘
着テープカッター(5)において、カッター部(4)の
後方上端にテープロール(2)から引き出した粘着テー
プ(1)が付着する小径丸棒状の第一着留部(6)を枢
支し、第一着留部(6)の前方に上向きの切断刃(7)
を前後に揺動可能に取り付け、切断刃(7)の揺動範囲
をその刃先(8)が第一着留部(6)に近接してほぼ直
立する状態から前方へやや倒伏する状態までに規制し、
刃先(8)の背面側に粘着テープ(1)が付着する小径
丸棒状の第二着留部(9)を上下に遊びのある状態で枢
支または軸架してあることを特徴とする粘着テープカッ
ター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8998891A JP2950638B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 粘着テープカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8998891A JP2950638B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 粘着テープカッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH04298455A (ja) | 1992-10-22 |
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