JP2007217117A - ネット保持具およびネット保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴミ保護用ネットの保管の際、ネット部に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネットを保持させることが可能なネット保持具およびネット保持装置を提供する。
【解決手段】このネット保持具10およびネット保持装置は、地面に立設される基部1と、基部1に設けられ、ゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るす一対のフック部3,3とを備えている。そして、このネット保持具10およびネット保持装置では、一対のフック部3,3に第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るすことによりゴミ保護用ネット50を保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴミ収集場所に載置されたゴミを保護するためのゴミ保護用ネットを保持するネット保持具およびネット保持装置に関するものである。
従来、ゴミ収集場所に載置されたゴミをカラスや猫などの小動物から保護するために、ゴミ上を覆うように被せるゴミ保護用ネット(ゴミステーション用ネット)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された従来のゴミ保護用ネットは、不使用時に保管する際、コンパクトにすることができるように構成されている。具体的には、この従来のゴミ保護用ネットは、そのネット部が山折りと谷折りとで交互に折畳み可能に構成されており、ネット部の表面の山折り部分に1つずつ鳩目が取り付けられている。そして、その各鳩目に1本のロープが挿通されるとともに、このロープの端部に鳩目からの抜け止めとして機能する結び目が形成されている。そして、このロープを引くことにより、各鳩目が寄せ合わされてネット部が重なって折畳まれるようになっている。そして、折畳まれたネット部を手で持ってロール状に丸めるとともに、上記のロープをネット部の周りに巻きつけてネット部をロール状に保持した後、収納袋や収納箱などに収納して保管するようになっている。
実用新案登録第3080840号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたゴミ保護用ネットを保管する際には、ゴミ保護用ネットのネット部を手で持ってロール状に丸める必要があるので、ゴミ上に被せられるネット部に付着したゴミの汚れで手が汚れるという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ゴミ保護用ネットの保管の際、ネット部に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネットを保持させることが可能なネット保持具およびネット保持装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のネット保持具は、地面に立設される基部と、基部に設けられ、ゴミ保護用ネットのネット部から延びるロープ部を吊るす吊掛部とを備えている。そして、吊掛部にロープ部を吊るすことによりゴミ保護用ネットを保持する。
このネット保持具は、ゴミ保護用ネットのネット部から延びるロープ部を吊るす吊掛部を備えているので、ゴミ保護用ネットのロープ部を持って吊掛部に吊るすことにより、ゴミを覆うように被せられるネット部に触れることなくゴミ保護用ネットをネット保持具に保持させることができる。これにより、ゴミ保護用ネットの保管の際、ネット部に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネットをネット保持具に保持させることができる。また、吊掛部にロープ部を吊るしたり外したりするだけでネット保持具にゴミ保護用ネットを容易に掛外しできるので、ネット保持具にゴミ保護用ネットが容易に取外しできないように固定されている場合と異なり、ゴミ保護用ネットを容易に交換することができる。
上記のネット保持具において、基部に取り付けられ、ゴミ保護用ネットが正面から見えないように遮蔽する遮蔽部をさらに備えているのが好ましい。このように構成すれば、遮蔽部によりネット保持具に保持させたゴミ保護用ネットを正面から見えなくすることができるので、景観を良好に保つことができる。また、ゴミ保護用ネットが遮蔽部により遮蔽されるので、強風時にゴミ保護用ネットが飛ばされるのを抑制することができる。
この場合において、遮蔽部の外面には、種々の表示が記載された表示板を取り付けるための表示板取付部が設けられているのが好ましい。このように構成すれば、表示板取付部に取り付ける表示板に可燃ゴミや不燃ゴミなどの収集するゴミの種別やゴミの収集日などの掲示、または、種々の広告などを記載して表示することができる。
上記遮蔽部を含む構成において、遮蔽部は、その外面に種々の表示が記載される表示板として兼用されているのが好ましい。このように構成すれば、ネット保持具に種々の表示を付する場合に遮蔽部とは別に表示板を設けなくてもよいので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、上記のネット保持具において、基部は、柱状に形成されており、吊掛部は、基部から突出するように設けられていてもよい。このように構成すれば、ネット保持具を全体として略柱状に構成することができるので、ネット保持具の設置スペースを小さくすることができる。
この場合において、基部には、種々の表示が記載された表示体を取り付けるための表示体取付部が設けられているのが好ましい。このように構成すれば、表示体取付部に取り付ける表示体に可燃ゴミや不燃ゴミなどの収集するゴミの種別やゴミの収集日などの掲示、または、種々の広告などを記載して表示することができる。
上記基部が柱状に形成されるとともにその上部に吊掛部が設けられている構成において、基部の下部には、ゴミ保護用ネットの下部を係止する係止部が設けられているのが好ましい。このように構成すれば、係止部にネット保持具に保持されたゴミ保護用ネットの下部を係止させることができるので、強風時にゴミ保護用ネットが飛ばされるのを確実に抑制することができる。
また、上記のネット保持具と、そのネット保持具に保持されるゴミ保護用ネットとからなるネット保持装置を前提として、ゴミ保護用ネットのネット部は、屏風状に折畳み可能であり、ネット部の一方面には、略平行に配置される一対の第1ロープ部がネット部の折り目の山ごとに設けられた第1支持部を介してその長手方向に移動可能に取り付けられ、ネット部の他方面の一対の第1ロープ部に対応する位置には、略平行に配置される一対の第2ロープ部がネット部の折り目の谷ごとに設けられた第2支持部を介してその長手方向に移動可能に取り付けられ、一対の第1ロープ部および一対の第2ロープ部を引張ることにより、複数の第1支持部が互いに寄せ合わされるとともに複数の第2支持部が互いに寄せ合わされてネット部が折畳まれ、折畳まれたネット部を一対の第1ロープ部および一対の第2ロープ部を持って持ち上げることにより、折畳まれたネット部が一対の第1ロープ部間および一対の第2ロープ部間の領域を折り目の谷側としてさらに折畳まれるのが好ましい。
このネット保持装置では、ネット保持具にゴミ保護用ネットを保持させる前に、ゴミ保護用ネットのネット部に取り付けられた第1ロープ部および第2ロープ部のみを持ってネット部を折畳むことができるので、ゴミを覆うように被せられるネット部に触れることなくネット部を折畳むことができる。これにより、ネット部に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくネット部を折畳むことができる。また、屏風状に折畳んだネット部をさらに折畳むことができるので、ゴミ保護用ネットをコンパクトに折畳んでネット保持具に保持させることができる。これにより、ゴミ保護用ネットのネット部が大面積を有する場合でも、不使用時には場所を取らないようにしてネット保持具に保持させておくことができる。
以上説明したように、本発明によるネット保持具およびネット保持装置では、ゴミ保護用ネットの保管の際、ネット部に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネットをネット保持具に保持させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図であり、図2は、図1に示したネット保持装置のネット保持具10からカバー部4を外した状態を示した正面図であり、図3は、図2に示したネット保持具10の500−500線に沿った断面図である。また、図4は、図1に示したネット保持装置のネット保持具10のカバー部4を示した正面図である。また、図5〜図8は、図1に示したネット保持装置のゴミ保護用ネット50の構成を説明するための図である。以下、図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態によるネット保持装置、ネット保持具およびゴミ保護用ネットの構成について説明する。
第1実施形態によるネット保持装置は、図1および図2に示すように、ネット保持具10と、そのネット保持具10に保持されるゴミ保護用ネット50とからなる。そして、ネット保持具10は、基部1と、背面支持部2と、一対のフック部3,3(吊掛部)と、カバー部4(遮蔽部)とを備えている。
基部1は、略U字状の支柱部6と、その支柱部6の内側に取り付けられた枠部7とを有している。支柱部6は円管を略U字状に曲げることにより形成されている。そして、支柱部6は、その両端部が地中に埋設されることにより逆U字状となるように地面に立設されている。そして、支柱部6は、地面に垂直に立設される一対の直立部6aおよび6bと、その一対の直立部6aおよび6b間を繋ぐ中間部6cとによって構成されている。
また、支柱部6の地中に埋設された両端部には、正面側から背面側へ貫通する貫通孔(図示せず)がそれぞれ設けられており、この貫通孔にアンカーボルト6dが挿通されている。そして、このアンカーボルト6dにより支柱部6が地面から抜けるのが抑制される。
支柱部6の一方の直立部6aの正面側には、一対の蝶番軸部8,8が取り付けられている。この一対の蝶番軸部8,8は、後述するカバー部4の一対の蝶番軸受部4a,4aをそれぞれ軸支する部分であり、上下に所定の間隔を隔てて設けられている。また、支柱部6の他方の直立部6bの正面側には、U字状の係合部6eが取り付けられている。この係合部6eは、後述するカバー部4の開口部4cに係合する部分である。そして、係合部6eは、その両端部が支柱部6の直立部6bに固定されるとともに、その中間部が支柱部6の正面側へ突出するように設けられている。
また、直立部6bの係合部6eから下方へ所定の距離離れた位置には、留め具6fが設けられている。この留め具6fは、カバー部4を閉じた状態で留めるためのものであり、直立部6bの外側面側に地面に対して略垂直方向に延びるように設けられた軸部6g(図1参照)と、その軸部6gに回動可能に支持される押え部6hとを含んでいる。この留め具6fでは、押え部6hを回動させてカバー部4の表面に当接させることによりカバー部4を閉じた状態で開かないように押えるようになっている。
また、枠部7は、断面L字型のアングルによって形成されており、正面から見て長方形に構成されている。この枠部7で囲まれることによって、枠部7の内側に長方形の開口部7aが構成されている。
上記背面支持部2は、枠部7の内側に取り付けられており、枠部7によって形成された上記開口部7aを覆うように設置されている。この背面支持部2は、ゴミ保護用ネット50を背面側から支持する部分である。そして、背面支持部2は、網目状の部材、例えばエキスパンドメタルによって形成されており、背面側から通気可能となっている。
そして、第1実施形態では、図2および図3に示すように、上記一対のフック部3,3(吊掛部)が上記枠部7の上部内側に取り付けられている。この一対のフック部3,3は、後述するゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るすための部分であり、枠部7の短手方向(左右方向)に所定の間隔を隔てて配置されている。
上記カバー部4(遮蔽部)は、図1に示すように、支柱部6の直立部6aに回動可能に取り付けられており、ドアのように開閉自在となっている。このカバー部4は、フック部3,3(図2参照)に吊るされたゴミ保護用ネット50を正面から見えないように遮蔽する機能を有している。そして、カバー部4は、図4に示すように、正面から見て上記枠部7および背面支持部2(図2参照)とほぼ同形の略長方形に形成されている。
カバー部4の一方の側端部には、一対の蝶番軸受部4a,4aが上下に所定の間隔を隔てて設けられている。この一対の蝶番軸受部4a,4aは、上記支柱部6の直立部6aに設けられた一対の蝶番軸部8,8(図2参照)にそれぞれ軸支されている。これにより、カバー部4が上記蝶番軸部8,8を中心に開閉するようになっている。
また、第1実施形態では、カバー部4の正面側の外面に表示板取付部4bが設けられており、この表示板取付部4bに種々の表示が記載された表示板20が正面側からねじ止めされている。表示板取付部4bは、上下に並んで2つ設けられており、そのそれぞれに異なった表示板20を取り付け可能となっている。表示板20には、例えば、可燃ゴミや不燃ゴミなどの収集するゴミの種別やゴミの収集日などの掲示、または、種々の広告などを表示できるようになっている。
また、カバー部4の他方の側端部近傍には、略楕円形の開口部4cが設けられている。この開口部4cには、カバー部4が閉じられるときに上記支柱部6の直立部6bに設けられた係合部6eが係合するようになっている。
上記ゴミ保護用ネット50は、カラスや猫などの小動物からゴミを保護するものであり、ゴミ収集場所に載置されたゴミを覆うように被せることにより小動物がゴミを散乱させるのを防止する。このゴミ保護用ネット50は、図5に示すように、ネット部51と、一対の第1ロープ部52aおよび52bと、一対の第2ロープ部53aおよび53bと、第1支持部54と、第2支持部55とを有している。
ネット部51は、ゴミを覆うように被せられる部分である。このネット部51は、広げた状態で略長方形となるように形成されており、その長手方向に所定間隔で複数(第1実施形態では7つ)の折り目51aが設けられている。そして、ネット部51では、その長手方向に沿って端から順に折り目51aの山51bと谷51cとが交互に配置されている。そして、このネット部51は、複数の折り目51a部分で屏風状に折畳むことが可能となっている。
一対の第1ロープ部52aおよび52bは、ネット部51の表面側に第1支持部54を介してその長手方向に移動可能にそれぞれ取り付けられており、略平行に配置されている。第1支持部54は、ネット部51の表面の上記折り目51aの山51bごとに設けられており、ネット部51の長手方向に直線的に並ぶように配置されている。そして、各第1支持部54には、支持穴54aが設けられており、この支持穴54aに第1ロープ部52a(52b)が遊動可能に挿通されている。これにより、第1ロープ部52a(52b)は、その長手方向に沿って移動可能に各第1支持部54に支持されている。また、第1ロープ部52a(52b)の一方端には抜け止めとして機能する結び目52cが形成されており、第1ロープ部52a(52b)の他方端側を引張ったときに一方端側が第1支持部54の支持穴54aから抜けないようになっている。
また、上記一対の第2ロープ部53aおよび53bは、ネット部51の裏面側の上記第1ロープ部52aおよび52bに対応する位置に第2支持部55を介してその長手方向に移動可能にそれぞれ取り付けられており、略平行に配置されている。第2支持部55は、ネット部51の裏面の上記折り目51aの谷51cごととネット部51の裏面の長手方向両端部とに設けられており、上記第1支持部54の配置された直線上に並ぶように配置されている。そして、各第2支持部55には、支持穴55aが設けられており、この支持穴55aに第2ロープ部53a(53b)が遊動可能に挿通されている。これにより、第2ロープ部53a(53b)は、その長手方向に沿って移動可能に各第2支持部55に支持されている。また、第2ロープ部53a(53b)の一方端には抜け止めとして機能する結び目53cが形成されており、第2ロープ部53a(53b)の他方端側を引張ったときに一方端側が第2支持部55の支持穴55aから抜けないようになっている。
また、第1ロープ部52a(52b)の上記他方端側および第2ロープ部53a(53b)の上記他方端側は、ネット部51に対して同じ側でネット部51から外れた位置に配置されており、ネット部51をゴミ上に掛けた場合でもゴミに触れないようになっている。また、第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とは、それぞれ異なる色が付けられることによって色分けされており、第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とが混在した状態でも、第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とが即座に見分けられるようになっている。なお、このような効果が不要であれば、第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とを同色にしてもよい。
そして、第1実施形態では、図6に示すように、第1ロープ部52aおよび52bの上記他方端側と第2ロープ部53aおよび53bの上記他方端側とを同方向へ引張ることにより、ネット部51の表面側の各第1支持部54が互いに寄せ合わされるとともに、ネット部51の裏面側の各第2支持部55が互いに寄せ合わされる。これにより、ネット部51が図6および図7に示すように屏風状に折畳まれるようになっている。
さらに、第1実施形態では、図7のように折畳まれたネット部51を図8に示すように一対の第1ロープ部52aおよび52bと一対の第2ロープ部53aおよび53bとを持って持ち上げることにより、ネット部51が一対の第1ロープ部52aおよび52b間の領域でかつ一対の第2ロープ部53aおよび53b間の領域を折り目の谷側としてさらに折畳まれるようになっている。そして、このようにネット部51が折畳まれてコンパクトになったゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれネット保持具10の一対のフック部3,3に吊るすことによって、保管の際、ネット保持具10にゴミ保護用ネット50を保持させるようになっている。
なお、この第1実施形態では、上記のようなネット部51の折畳み作業を作業者がネット部51から延びる第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持って行うことができるので、地面に置いたゴミ保護用ネットを直接手で掴んでロール状に丸めたり、折畳んだりする場合と異なり、作業者が屈んでそのような作業を行うことなく立ったままで作業を行うことが可能である。このため、作業者の作業負担を軽減することが可能である。
また、この第1実施形態によるネット保持具10では、ゴミ保護用ネット50を第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとによってフック部3,3に吊るして保持した状態でゴミ保護用ネット50のネット部51に水を掛けて洗浄することができる。これにより、ネット部51を直接手で持って洗浄する場合と異なり、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50を洗浄することが可能となっている。
以上のような第1実施形態によるネット保持装置およびネット保持具10では、上記のように、ゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るす一対のフック部3,3を備えているので、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持って一対のフック部3,3に吊るすことにより、ゴミを覆うように被せられるネット部51に触れることなくゴミ保護用ネット50をネット保持具10に保持させることができる。これにより、ゴミ保護用ネット50の保管の際、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50をネット保持具10に保持させることができる。また、一対のフック部3,3に第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るしたり外したりするだけでネット保持具10にゴミ保護用ネット50を容易に掛外しできるので、ネット保持具にゴミ保護用ネットが容易に取外しできないように固定されている場合と異なり、ゴミ保護用ネット50を容易に交換することができる。
また、第1実施形態では、ネット保持具10がカバー部4を備えているので、カバー部4によりネット保持具10に保持されたゴミ保護用ネット50を正面から見えなくすることができる。これにより、景観を良好に保つことができる。また、ゴミ保護用ネット50がカバー部4により遮蔽されるので、強風時にゴミ保護用ネット50が飛ばされるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、カバー部4の外面に表示板20を取り付けるための表示板取付部4bが設けられているので、表示板20に可燃ゴミや不燃ゴミなどの収集するゴミの種別やゴミの収集日などの掲示、または、種々の広告などを記載して表示することができる。
また、第1実施形態では、ネット保持具10にゴミ保護用ネット50を保持させる前に、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持ってネット部51を折畳むことができるので、ゴミを覆うように被せられるネット部51に触れることなくネット部51を折畳むことができる。これにより、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくネット部51を折畳むことができる。また、屏風状に折畳んだネット部51をさらに折畳むことができるので、ゴミ保護用ネット50をコンパクトに折畳んでネット保持具10に保持させることができる。これにより、ゴミ保護用ネット50のネット部51が大面積を有する場合でも、保管の際、場所を取らないようにしてネット保持具10に保持させておくことができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図であり、図10は、図9に示したネット保持装置のネット保持具60の側面図である。図11は、図10に示したネット保持具60の上端部近傍を部分的に拡大して示した正面図であり、図12は、図11に示したネット保持具60の600−600線に沿った断面図である。次に、図9〜図12を参照して、本発明の第2実施形態によるネット保持装置およびネット保持具60の構成について説明する。
この第2実施形態によるネット保持装置では、上記第1実施形態によるネット保持装置と異なり、ネット保持具60が略円柱状に構成されており、そのネット保持具60の上部に設けられた一対のフック部63,63にゴミ保護用ネット50を吊り下げることによりゴミ保護用ネット50を保持するようになっている。
具体的には、この第2実施形態によるネット保持装置のネット保持具60は、図9および図10に示すように、略円柱状の基部61と、一対のフック部63,63とを有している。
基部61は、図9に示すように、支柱部66と、キャップ部70とによって構成されている。支柱部66は、円筒管からなり、その下端部が地中に埋設されることにより、地面に垂直に立設されている。この支柱部66の下端部には、図9の左右方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられており、この貫通孔にアンカーボルト66dが挿通されている。このアンカーボルト66dにより支柱部66が地面から抜けるのが抑制されている。キャップ部70は、上部が中空の半球状に形成されるとともに下部が円筒状に形成されており、その下部が上記支柱部66の上端部に嵌合している。
そして、第2実施形態では、図11および図12に示すように、上記一対のフック部63,63がキャップ部70の背面側においてキャップ部70の左右両側にそれぞれ突出するように設けられている。この一対のフック部63,63にゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とがそれぞれ吊るされることにより、ゴミ保護用ネット50がネット保持具60に保持されるようになっている。
また、キャップ部70の正面側には、表示板80(表示体)を取り付けるための表示板取付部71(表示体取付部)が設けられている。すなわち、キャップ部70は、図12に示すように、内部の中空の空間が仕切壁70aによって仕切られており、その仕切壁70aの正面側の空間が表示板取付部71となっている。
この表示板取付部71は、開口部71aと、表示板挿入口71bとを有している。開口部71aは、キャップ部70の正面側に方形に開口している。表示板挿入口71bは、キャップ部70の開口部71aの側方位置に設けられており、そこから表示板80をスライド挿入することが可能となっている。そして、挿入された表示板80を開口部71aを介して正面側から見ることができるようになっている。表示板80は、この第2実施形態による表示板取付部71のサイズに合わせて、上記第1実施形態による表示板20(図1参照)に比べて小さなサイズに形成されている。また、この表示板80には、上記第1実施形態による表示板20(図1参照)と同様の内容を表示できるようになっている。
また、支柱部66の下部の背面側には、図10に示すように、ゴミ保護用ネット50の下部を係止するための係止部75が取り付けられている。この係止部75は、例えばカラビナなどの環状の部材からなり、ゴミ保護用ネット50の下部に所定の紐部材(図示せず)を取り付けるとともにその紐部材(図示せず)を係止部75に引掛けることによりゴミ保護用ネット50の下部を係止することが可能となっている。
以上のような第2実施形態によるネット保持装置およびネット保持具60では、上記のように、ゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとをそれぞれ吊るす一対のフック部63,63を備えているので、上記第1実施形態と同様、ゴミ保護用ネット50の保管の際、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50をネット保持具60に保持させることができるという効果が得られる。
また、第2実施形態では、基部61が略円柱状に形成されているとともに、一対のフック部63,63が基部61の上部の左右両側に突出するように設けられているので、ネット保持具60を全体として略柱状に構成することができる。これにより、ネット保持具60の設置スペースを小さくすることができる。
また、第2実施形態では、基部61の支柱部66の下部にゴミ保護用ネット50の下部を係止する係止部75が設けられているので、係止部75にネット保持具60に保持されたゴミ保護用ネット50の下部を係止させて、強風時にゴミ保護用ネット50が飛ばされるのを確実に抑制することができる。
この第2実施形態による上記以外の効果は、上記第1実施形態による効果と同様である。
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図であり、図14は、図13に示したネット保持装置のネット保持具110の側面図である。次に、図13および図14を参照して、本発明の第3実施形態によるネット保持装置およびネット保持具110の構成について説明する。
この第3実施形態によるネット保持装置では、上記第1実施形態によるネット保持装置と異なり、ゴミ保護用ネット50を正面から見えないように遮蔽するネット保持具110の遮蔽板104(遮蔽部)が表示板120として兼用されている。
具体的には、この第3実施形態によるネット保持具110は、図13に示すように、一対の支柱部106,106と3本の横桟107a〜107cとからなる基部101を有している。一対の支柱部106,106は、直線的に形成された円管状の部材からなり、地面に対して垂直に立設されるとともに、正面から見て所定間隔を隔てて平行に配置されている。この一対の支柱部106,106の下端部から所定の高さまでの部分は、地中に埋設されており、その下端部に設けられた貫通孔(図示せず)に上記第1実施形態と同様の抜け止めとしてのアンカーボルト6dが挿通されている。
また、一対の支柱部106,106の背面側には、図14に示すように、2つの係止部103a(吊掛部)および103bがそれぞれ取り付けられている。この係止部103aおよび103bは、上記第2実施形態による係止部75(図10参照)と同様のカラビナなどの環状の部材からなる。2つの係止部103aおよび103bは、上下に所定の間隔を隔てて配置されており、上側の係止部103aは、支柱部106の背面の上端部近傍に取り付けられ、下側の係止部103bは、支柱部106の背面の地面から少し上の位置に取り付けられている。
そして、ゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52a(52b)と第2ロープ部53a(53b)とを上側の係止部103a,103a(吊掛部)にそれぞれ吊るすことによってネット保持具110にゴミ保護用ネット50を保持させるようになっている。この際、第1ロープ部52a(52b)および第2ロープ部53a(53b)は、それぞれ対応する支柱部106の上側の環状の係止部103a,103aに通された後、互いに対角に位置する他方の支柱部106の下側の係止部103b,103bに括りつけられる。これにより、ゴミ保護用ネット50がネット保持具110に確実に固定される。
3本の横桟107a〜107cは、直線的に形成された円管状の部材からなり、上記一対の支柱部106間を繋ぐように設けられるとともに、支柱部106に直交する方向に延びるように配置されている。また、3本の横桟107a〜107cは、支柱部106の上端部近傍から下側へ順番に等間隔で設けられている。そして、上側の横桟107aと真中の横桟107bと一対の支柱部106,106とで囲まれた略正方形の空間と、真中の横桟107bと下側の横桟107cと一対の支柱部106,106とで囲まれた略正方形の空間とが形成されている。
そして、上側の略正方形の空間の4隅に相当する位置と、下側の略正方形の空間の4隅に相当する位置とには、正面から見て略正方形の小片の板状体からなるブラケット108がそれぞれ設けられている。これらのブラケット108は、対応する支柱部106および横桟107a〜107cにそれぞれ取り付けられており、各ブラケット108の中央には、貫通孔108aがそれぞれ設けられている。
そして、上記2つの略正方形の空間にこの空間と同形の遮蔽板104がそれぞれ設置される。この遮蔽板104によって、ネット保持具110の背面側で保持されるゴミ保護用ネット50が正面から見えないように遮蔽される。遮蔽板104は、その4つの角部が上記略正方形の空間の4隅に設けられたブラケット108に対してそれぞれ取り付けられる。この際、遮蔽板104をブラケット108の貫通孔108aに対してねじ止めしたり、遮蔽板104の背面側に取り付けた結合ピン(図示せず)をブラケット108の貫通孔108aに挿嵌することなどによって、遮蔽板104がブラケット108に固定される。
そして、この第3実施形態では、遮蔽板104が表示板120として兼用されており、その正面側に上記第1実施形態による表示板20(図1参照)と同様の内容が表示されるようになっている。
以上のような第3実施形態によるネット保持装置およびネット保持具110では、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持ってネット保持具110の一対の係止部103a,103aに吊るすことにより、ゴミ保護用ネット50の保管の際、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50をネット保持具10に保持させることができるなどの上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3実施形態では、遮蔽板104が表示板120として兼用されているので、ネット保持具110に種々の表示を付する場合に遮蔽板104とは別に表示板を設けなくてもよく、部品点数が増加するのを抑制することができる。
(第4実施形態)
図15は、本発明の第4実施形態によるネット保持装置のネット保持具130の上端部近傍を部分的に示した正面図である。図16は、図15に示したネット保持具130の縦断面図であり、図17は、図15に示したネット保持具130の700−700線に沿った断面図である。図18および図19は、図15に示したネット保持具130に用いる表示体150の構成を説明するための図である。次に、図15〜図19を参照して、本発明の第4実施形態によるネット保持装置およびネット保持具130の構成について説明する。
この第4実施形態によるネット保持装置およびネット保持具130は、上記第2実施形態と異なり、外周面に4つの表示部150aが設けられた回転体151を含む表示体150を備えており、この表示体150をその軸回りに回転させて表示部150aによる表示を切り替えることが可能となっている。
具体的には、この第4実施形態によるネット保持具130は、図15に示すように、上記第2実施形態と同様の支柱部66と、この支柱部66の上端部に設けられた表示体取付部140とからなる基部131を備えている。表示体取付部140は、表示体150を取り付けるための部分であり、表示体取付部140の背面側には、表示体取付部140の左右両側にそれぞれ突出するように上記第2実施形態と同様の一対のフック部63,63(吊掛部)が設けられている。表示体取付部140は、有底の筒状に構成されており、その正面側には、方形に開口された開口部140aが設けられている。
また、表示体取付部140の底面部140bの中央には、図16に示すように、貫通孔140cが設けられており、この表示体取付部140の底面部140bの貫通孔140cの周囲には、図16および図17に示すように、突起部140dが設けられている。突起部140dは、貫通孔140cの周囲に90°間隔で4つ設けられており、それぞれ、正面側の中心位置と、背面側の中心位置と、左右両側とに配置されている。そして、図15に示すように、表示体取付部140の上端部を覆うように蓋部141が取り付けられており、この蓋部141の中心位置には上下方向に貫通する貫通孔141aが設けられている。そして、蓋部141で上側が覆われた表示体取付部140内の空間に表示体150の回転体151が収容されるようになっている。
表示体150は、図18および図19に示すように、回転体151と、軸部152と、把持部153とを有している。回転体151は、中空の略円柱形状に構成されており、その外周面に4つの表示部150aが周方向に等間隔で設けられている。この表示部150aには、上記第2実施形態による表示板80(図9参照)と同様の内容の掲示や広告が表示される。この表示部150aは、例えば上記の掲示や広告が記載されたシールなどからなり、そのシールが回転体151の外周面に貼付される。
また、回転体151の下端部には、各表示部150aの中心に対応する位置に切欠部151aがそれぞれ設けられている。この切欠部151aは、表示体取付部140の底面部140bに設けられた突起部140dと係合するためのものであり、表示体150を回転操作する際、切欠部151aが突起部140dと係合することにより各表示部150aが表示体取付部140の正面の開口部140a内に合致した位置で表示体150を正確に停止させることが可能となっている。そして、開口部140aを介して表示部150aに記載された表示を正面側から見ることができるようになっている。
軸部152は、回転体151の軸心に相当する位置に挿通されており、表示体150の回転軸となる部分である。この軸部152は、その下端側が回転体151の下面から下方に突出している一方、上端側は回転体151の上面から上方に突出している。そして、軸部152の下端部は、表示体取付部140の底面に設けられた貫通孔140cに挿通されているとともに、軸部152の上端部は、蓋部141の貫通孔141aを介して蓋部141の上側に設けられる把持部153と結合している。
把持部153は、その軸心に相当する位置に上記軸部152が挿嵌されるとともにねじ止めされることによって軸部152と結合されている。また、把持部153の周面には、凹凸形状が形成されており、把持部153を掴んで表示体150を回転操作する際に手が滑りにくいようになっている。
第4実施形態によるネット保持装置およびネット保持具130の上記以外の構成は、上記第2実施形態によるネット保持装置およびネット保持具60の構成と同様である。
以上のような第4実施形態によるネット保持装置およびネット保持具130では、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持ってネット保持具130の一対のフック部63,63に吊るすことにより、ゴミ保護用ネット50の保管の際、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50をネット保持具130に保持させることができるなどの上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
図20は、本発明の第5実施形態によるネット保持装置およびネット保持具160の全体構成を示した正面図であり、図21は、図20に示したネット保持具160の側面図である。次に、図20および図21を参照して、本発明の第5実施形態によるネット保持装置およびネット保持具160の構成について説明する。
この第5実施形態によるネット保持装置およびネット保持具160は、上記第1〜第4実施形態と異なり、所望の場所に自在に設置可能な据え置き型に構成されている。
具体的には、この第5実施形態によるネット保持具160は、図20に示すように、土台部161a、支柱部161bおよび枠部161cからなる基部161と、一対のフック部163,163(吊掛部)と、遮蔽板164(遮蔽部)とを備えている。
土台部161aは、略半球状に形成されており、その平面側が地面に接するように設置され、支柱部161bは、土台部161aの中心位置の上端部から上方へ垂直に延びるように設けられ、枠部161cは支柱部161bからさらに上方に位置するように支柱部161bの上端部に結合されている。そして、土台部161aを上記のように設置することにより、基部161が地面に垂直に立設されるようになっている。したがって、この第5実施形態では、基部161の地中への埋設作業などを必要とせず、基部161を容易に地面上に設置することが可能であり、ネット保持具160を所望の場所に自在に据え置くことが可能となっている。このため、この第5実施形態では、ネット保持具160の設置作業を容易に行えるようになっている。
また、土台部161aは、支柱部161bおよび枠部161cよりも大きな横幅(径)を有するように構成されており、上記のように地面上に設置する際、土台部161aよりも上方に位置する部分を安定して支持することができるようになっている。なお、土台部161aを中空に形成するとともに、その土台部161aの内部の空間に水や砂などを入れて土台部161aが大きな重量を有するようにすることによって、地面上に設置される基部161の安定度を向上させるようにしてもよい。
また、支柱部161bの背面側には、図21に示すように、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52a(52b)および第2ロープ部53a(53b)を括りつけるための係止部165が取り付けられている。また、枠部161cは、正面から見て略長方形に形成されており、その内側に遮蔽板164が取り付けられる。
上記一対のフック部163,163は、枠部161cの上部の左右両側に突出するように設けられており、この一対のフック部163,163にゴミ保護用ネット50のネット部51から延びる第1ロープ部52a(52b)および第2ロープ部53a(53b)をそれぞれ吊るすことによりゴミ保護用ネット50がネット保持具160に保持されるようになっている。この際、ゴミ保護用ネット50は、ネット保持具160の背面側で保持され、一対のフック部163,163にそれぞれ吊り掛けられた第1ロープ部52a(52b)および第2ロープ部53a(53b)のネット部51と反対側の端部は、係止部165に括りつけられるようになっている。これにより、ゴミ保護用ネット50がネット保持具160に確実に固定されるようになっている。
上記遮蔽板164は、枠部161cの形状に対応した略長方形に構成されており、枠部161cの内側に取り付けられている。この遮蔽板164により、ネット保持具160の背面側で保持されるゴミ保護用ネット50が正面から見えないように遮蔽される。
また、第5実施形態では、上記第3実施形態と同様、遮蔽板164が表示板180として兼用されており、遮蔽板164の正面側には、上記第3実施形態による遮蔽板104(図13参照)と同様の内容の掲示や広告が表示されている。
以上のような第5実施形態によるネット保持装置およびネット保持具160では、ゴミ保護用ネット50の第1ロープ部52aおよび52bと第2ロープ部53aおよび53bとを持ってネット保持具160の一対のフック部163,163に吊るすことにより、ゴミ保護用ネット50の保管の際、ネット部51に付着したゴミの汚れで手を汚すことなくゴミ保護用ネット50をネット保持具160に保持させることができるなどの上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第5実施形態では、遮蔽板164が表示板180として兼用されているので、上記第3実施形態と同様、ネット保持具160に種々の表示を付する場合に遮蔽板164とは別に表示板を設けなくてもよく、部品点数が増加するのを抑制することができる。
なお、本発明の範囲は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更例を含む。
たとえば、上記第1実施形態では、基部1を構成する支柱部6を略U字状に形成するとともに、上記第2実施形態では、基部61を構成する支柱部66を略円柱状に形成したが、本発明はこれに限らず、基部を構成する支柱部を上記以外の種々の形状に形成してもよい。
また、上記第2実施形態(第4実施形態)では、一対のフック部63,63を基部61(131)の上部の左右両側に突出するように設けたが、本発明はこれに限らず、フック部(吊掛部)を上記以外の構成で基部に設けてもよい。たとえば、基部の高さ方向における中間部から上部の間の任意の領域にフック部を設けてもよい。また、基部の左右両側以外の位置に突出するようにフック部を設けてもよく、たとえば、基部の背面側に突出するようにフック部を設けてもよい。この場合、上記第2および第4実施形態と異なり単一のフック部を基部の背面側に設けてもよい。
また、上記第5実施形態では、ネット保持具160に設けた遮蔽板164の背後にゴミ保護用ネット50が隠れるようにして正面から見えないようにしたが、本発明はこれに限らず、折畳んだ状態のゴミ保護用ネット50のネット部51の横幅が遮蔽板164および枠部161cよりも大きい場合には、遮蔽板164および枠部161cからネット部51が横にはみ出るようにネット保持具160にゴミ保護用ネット50を保持させてもよい。
本発明の第1実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図である。 図1に示したネット保持装置のネット保持具からカバー部を外した状態を示した正面図である。 図2に示したネット保持具の500−500線に沿った断面図である。 図1に示したネット保持装置のネット保持具のカバー部を示した正面図である。 図1に示したネット保持装置のゴミ保護用ネットの全体構成を示した平面図である。 図5に示したゴミ保護用ネットを屏風状に折畳む際の状態を示した斜視図である。 図6に示したゴミ保護用ネットの折畳み後の状態を示した斜視図である。 図7に示したゴミ保護用ネットをさらに折畳んだ状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図である。 図9に示したネット保持装置のネット保持具の側面図である。 図10に示したネット保持具の上端部近傍を部分的に拡大して示した正面図である。 図11に示したネット保持具の600−600線に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態によるネット保持装置の全体構成を示した正面図である。 図13に示したネット保持装置のネット保持具の側面図である。 本発明の第4実施形態によるネット保持装置のネット保持具の上端部近傍を部分的に示した正面図である。 図15に示したネット保持具の縦断面図である。 図15に示したネット保持具の700−700線に沿った断面図である。 図15に示したネット保持具に用いる表示体の構成を示した正面図である。 図18に示した表示体の上面図である。 本発明の第5実施形態によるネット保持装置およびネット保持具の全体構成を示した正面図である。 図20に示したネット保持装置のネット保持具の側面図である。
符号の説明
1、61、101、131、161 基部
3、63、163 フック部(吊掛部)
4 カバー部(遮蔽部)
4b 表示板取付部
10、60、110、130、160 ネット保持具
20、120、180 表示板
50 ゴミ保護用ネット
51 ネット部
51a 折り目
51b 山
51c 谷
52a、52b 第1ロープ部
53a、53b 第2ロープ部
54 第1支持部
55 第2支持部
71 表示板取付部(表示体取付部)
75 係止部
80 表示板(表示体)
103a 係止部(吊掛部)
104、164 遮蔽板(遮蔽部)
140 表示体取付部
150 表示体

Claims (8)

  1. 地面に立設される基部と、
    前記基部に設けられ、ゴミ保護用ネットのネット部から延びるロープ部を吊るす吊掛部とを備え、
    前記吊掛部に前記ロープ部を吊るすことにより前記ゴミ保護用ネットを保持する、ネット保持具。
  2. 前記基部に取り付けられ、前記ゴミ保護用ネットが正面から見えないように遮蔽する遮蔽部をさらに備える、請求項1に記載のネット保持具。
  3. 前記遮蔽部の外面には、種々の表示が記載された表示板を取り付けるための表示板取付部が設けられている、請求項2に記載のネット保持具。
  4. 前記遮蔽部は、その外面に種々の表示が記載される表示板として兼用されている、請求項2に記載のネット保持具。
  5. 前記基部は、柱状に形成されており、
    前記吊掛部は、前記基部から突出するように設けられている、請求項1に記載のネット保持具。
  6. 前記基部には、種々の表示が記載された表示体を取り付けるための表示体取付部が設けられている、請求項5に記載のネット保持具。
  7. 前記基部の下部には、前記ゴミ保護用ネットの下部を係止するための係止部が設けられている、請求項5または6に記載のネット保持具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のネット保持具と、そのネット保持具に保持されるゴミ保護用ネットとからなるネット保持装置であって、
    前記ゴミ保護用ネットのネット部は、屏風状に折畳み可能であり、前記ネット部の一方面には、略平行に配置される一対の第1ロープ部が前記ネット部の折り目の山ごとに設けられた第1支持部を介してその長手方向に移動可能に取り付けられ、前記ネット部の他方面の前記一対の第1ロープ部に対応する位置には、略平行に配置される一対の第2ロープ部が前記ネット部の折り目の谷ごとに設けられた第2支持部を介してその長手方向に移動可能に取り付けられ、
    前記一対の第1ロープ部および前記一対の第2ロープ部を引張ることにより、複数の前記第1支持部が互いに寄せ合わされるとともに複数の前記第2支持部が互いに寄せ合わされて前記ネット部が折畳まれ、
    折畳まれた前記ネット部を前記一対の第1ロープ部および前記一対の第2ロープ部を持って持ち上げることにより、前記折畳まれたネット部が前記一対の第1ロープ部間および前記一対の第2ロープ部間の領域を折り目の谷側としてさらに折畳まれる、ネット保持装置。
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