JP2007210766A - ガラス基板の保持機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】真空装置等の大掛かりな設備を必要とせず、また、大きな設置場所を確保することなく、ガラス基板の保持とその解除を確実に行なえるようにすること。
【解決手段】 ガラス基板Gを保持する場合、各搬送アーム12により吸盤14がガラス基板Gに静かに押し付けられ、吸着面とガラス基板Gとの間の空気が抜き取られ、吸着面がガラス基板Gに吸着する。この場合、アクチュエータ24は、揺動アーム16の揺動を許容する非動作状態となっているので、吸盤14は揺動アーム16の拘束を何ら受けることなく自由に変形でき、吸着面がガラス基板Gに吸着する。吸盤14によるガラス基板Gの保持の解除は、アクチュエータ24により駆動アーム26を介して3つの揺動アーム16を揺動させ、各吸盤14の凸部を持ち上げ、吸着面とガラス基板Gとの間に空気を入り込ませることでなされる。
【選択図】図1
【解決手段】 ガラス基板Gを保持する場合、各搬送アーム12により吸盤14がガラス基板Gに静かに押し付けられ、吸着面とガラス基板Gとの間の空気が抜き取られ、吸着面がガラス基板Gに吸着する。この場合、アクチュエータ24は、揺動アーム16の揺動を許容する非動作状態となっているので、吸盤14は揺動アーム16の拘束を何ら受けることなく自由に変形でき、吸着面がガラス基板Gに吸着する。吸盤14によるガラス基板Gの保持の解除は、アクチュエータ24により駆動アーム26を介して3つの揺動アーム16を揺動させ、各吸盤14の凸部を持ち上げ、吸着面とガラス基板Gとの間に空気を入り込ませることでなされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラス基板を搬送する際に用いられるガラス基板の保持機構に関する。
例えば、液晶テレビやプラズマテレビのカラーフィルターを製造する場合等において、薄く脆弱なガラス基板が搬送される。
このような薄く脆弱なガラス基板のハンドリングは困難であるため、真空吸着パッドを用いてガラス基板を吸着保持し、開放する方法をとっていることが多い(特許文献1)。
特開2005−19591
このような薄く脆弱なガラス基板のハンドリングは困難であるため、真空吸着パッドを用いてガラス基板を吸着保持し、開放する方法をとっていることが多い(特許文献1)。
しかしながら、真空吸着パッドでガラス基板を保持し開放する方法では、バキュームポンプを含んだ真空装置の設備を必要とするため、また、それらバキュームポンプを含む付帯設備の大きな設置場所を確保しなければならず、コスト高となる不具合があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、真空装置等の大掛かりな設備を必要とせず、また、大きな設置場所を確保することなく、ガラス基板の保持とその解除を確実に行なえるガラス基板の保持機構を提供することにある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、真空装置等の大掛かりな設備を必要とせず、また、大きな設置場所を確保することなく、ガラス基板の保持とその解除を確実に行なえるガラス基板の保持機構を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、ガラス基板を搬送する搬送アームに設けられ前記ガラス基板の保持とその解除を行なうガラス基板の保持機構であって、前記保持機構は吸盤と揺動アームと前記揺動アームを揺動させる駆動手段とを備え、前記吸盤は、その一方の面に吸着面が形成され、前記吸盤の他方の面である背面の外周部に前記背面から離れる方向に突出する凸部が形成され、前記吸盤は前記背面の中央部が前記搬送用アームで支持され、前記揺動アームはその揺動端が前記凸部に取着され、前記吸盤の変形に追従して揺動できるように前記搬送アームに揺動可能に支持され、前記駆動手段は、前記ガラス基板を保持する際に、前記揺動アームの揺動を許容する非動作状態となり、前記ガラス基板の保持を解除する際に、前記揺動アームを揺動させて前記凸部が位置する前記吸着面の箇所を他の吸着面の箇所よりも前記背面方向に変位させる動作状態となることを特徴とする。
本発明によれば、ガラス基板を保持する場合、吸盤がガラス基板に静かに押し付けられ、吸着面がガラス基板に吸着する。この場合、駆動手段は、揺動アームの揺動を許容する非動作状態となっているので、吸盤は揺動アームの拘束を何ら受けることなく自由に変形でき、吸着面がガラス基板に吸着する。吸盤によるガラス基板の保持の解除は、駆動手段を動作状態とし、揺動アームを揺動させて凸部を持ち上げ、吸着面とガラス基板との間に空気を入り込ませることでなされる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1はガラス基板の保持機構の正面図、図2は吸盤の説明図、図3は搬送アーム、吸盤、揺動アームの関係図を示す。
ガラス基板の保持機構10は、作業ロボットなどのような搬送アーム12に設けられ、ガラス基板Gを搬送する際にガラス基板Gの保持とその解除を行なうものである。
保持機構10は、吸盤14と揺動アーム16と揺動アーム16を揺動させる駆動手段18などを備えている。
図1はガラス基板の保持機構の正面図、図2は吸盤の説明図、図3は搬送アーム、吸盤、揺動アームの関係図を示す。
ガラス基板の保持機構10は、作業ロボットなどのような搬送アーム12に設けられ、ガラス基板Gを搬送する際にガラス基板Gの保持とその解除を行なうものである。
保持機構10は、吸盤14と揺動アーム16と揺動アーム16を揺動させる駆動手段18などを備えている。
吸盤14は、その一方の面に吸着面1402が形成され、吸盤14の他方の面である背面1404の外周部に背面1404から離れる方向に突出する凸部20が形成されている。
吸盤14は背面1404の中央部1406が搬送用アーム12で支持され、本実施の形態では、搬送アーム12の先部に取着された断面がコ字状の支持片22の下辺2202で支持されている。
吸盤14は背面1404の中央部1406が搬送用アーム12で支持され、本実施の形態では、搬送アーム12の先部に取着された断面がコ字状の支持片22の下辺2202で支持されている。
揺動アーム16は第1アーム1602と第2アーム1604とがV字状に結合されて構成され、V字の交差部分が支軸1606を介して支持片22に揺動可能に支持されている。
そして、揺動端をなす第1アーム1602の先端が凸部20に取着され、吸盤14の変形に追従して揺動アーム16が揺動できるように構成されている。
本実施の形態では、搬送アーム12が複数(3つ)設けられ、各搬送アーム12の先部に吸盤14と揺動アーム16が設けられている。
そして、揺動端をなす第1アーム1602の先端が凸部20に取着され、吸盤14の変形に追従して揺動アーム16が揺動できるように構成されている。
本実施の形態では、搬送アーム12が複数(3つ)設けられ、各搬送アーム12の先部に吸盤14と揺動アーム16が設けられている。
駆動手段18は、吸盤14がガラス基板Gを保持する際に、揺動アーム16の揺動を許容する非動作状態となり、吸盤14によるガラス基板Gの保持を解除する際に、揺動アーム16を揺動させて凸部20が位置する吸着面1402の箇所を他の吸着面1402の箇所よりも背面14014方向に変位させる動作状態となるように構成されている。
本実施の形態では、駆動手段18は、アクチュエータ24と、揺動アーム16に連結されアクチュエータ24により運動して揺動アーム16を揺動させる駆動アーム26とを含んで構成されている。
アクチュエータ24としては、例えば、電磁ソレノイドやエアーシリンダなどの従来公知の様々なアクチュエータが使用可能であるが、上述の非動作状態においては、吸盤14の変形に対応して揺動アーム16が自由に揺動できる状態にするものでなければならない。
さらに、本実施の形態では、3つの吸盤14および3つの揺動アーム16に対してアクチュエータ24と駆動アーム26は単一であり、駆動アーム26は3つの吸盤14の上方箇所を延在し、各揺動アーム16の第2アーム1604に軸1610を介して回転可能に連結されている。
また、アクチュエータ24は、中央に位置する搬送アーム12で支持され、その作動ロッド2402の先端が、軸と長溝との結合を介して駆動アーム26の支持片2602に連結されている。
本実施の形態では、駆動手段18は、アクチュエータ24と、揺動アーム16に連結されアクチュエータ24により運動して揺動アーム16を揺動させる駆動アーム26とを含んで構成されている。
アクチュエータ24としては、例えば、電磁ソレノイドやエアーシリンダなどの従来公知の様々なアクチュエータが使用可能であるが、上述の非動作状態においては、吸盤14の変形に対応して揺動アーム16が自由に揺動できる状態にするものでなければならない。
さらに、本実施の形態では、3つの吸盤14および3つの揺動アーム16に対してアクチュエータ24と駆動アーム26は単一であり、駆動アーム26は3つの吸盤14の上方箇所を延在し、各揺動アーム16の第2アーム1604に軸1610を介して回転可能に連結されている。
また、アクチュエータ24は、中央に位置する搬送アーム12で支持され、その作動ロッド2402の先端が、軸と長溝との結合を介して駆動アーム26の支持片2602に連結されている。
次に、作用について説明する。
ガラス基板Gを保持する場合、各搬送アーム12により吸盤14がガラス基板Gに静かに押し付けられ、吸着面1402とガラス基板Gとの間の空気が抜き取られ、吸着面1402がガラス基板Gに吸着する。
この場合、駆動手段18(アクチュエータ24)は、揺動アーム16の揺動を許容する非動作状態となっているので、吸盤14は揺動アーム16の拘束を何ら受けることなく自由に変形でき、吸着面1402がガラス基板Gに吸着する。
そして、ガラス基板Gは吸盤14を介して搬送アーム12により持ち上げられ、指定の位置へ搬送される。
ガラス基板Gを保持する場合、各搬送アーム12により吸盤14がガラス基板Gに静かに押し付けられ、吸着面1402とガラス基板Gとの間の空気が抜き取られ、吸着面1402がガラス基板Gに吸着する。
この場合、駆動手段18(アクチュエータ24)は、揺動アーム16の揺動を許容する非動作状態となっているので、吸盤14は揺動アーム16の拘束を何ら受けることなく自由に変形でき、吸着面1402がガラス基板Gに吸着する。
そして、ガラス基板Gは吸盤14を介して搬送アーム12により持ち上げられ、指定の位置へ搬送される。
ガラス基板Gが所定の位置に搬送されたならば、吸盤14によるガラス基板Gの保持を解除する。
この解除は、駆動手段18(アクチュエータ24)を動作状態とし、駆動アーム26により3つの揺動アーム16を揺動させ、各吸盤14の凸部20を持ち上げ、凸部20が位置する吸着面1402の箇所を他の吸着面1402の箇所よりも背面1404方向に変位させ、吸着面1402とガラス基板Gとの間に空気を入り込ませることでなされ、これにより吸着面1402とガラス基板Gとが分離される。
この解除は、駆動手段18(アクチュエータ24)を動作状態とし、駆動アーム26により3つの揺動アーム16を揺動させ、各吸盤14の凸部20を持ち上げ、凸部20が位置する吸着面1402の箇所を他の吸着面1402の箇所よりも背面1404方向に変位させ、吸着面1402とガラス基板Gとの間に空気を入り込ませることでなされ、これにより吸着面1402とガラス基板Gとが分離される。
本実施の形態によれば、薄く脆弱なガラス基板の保持と解除を、真空装置等の大掛かりな設備を必要とせず、また、大きな設置場所を確保することなく確実に行なえ、例えば、液晶テレビやプラズマテレビのカラーフィルターを製造する際のコストを低減する上で極めて有利となる。
10……保持機構、12……搬送アーム、14……吸盤、16……揺動アーム、18……駆動手段、24……アクチュエータ、26……駆動アーム。
Claims (3)
- ガラス基板を搬送する搬送アームに設けられ前記ガラス基板の保持とその解除を行なうガラス基板の保持機構であって、
前記保持機構は吸盤と揺動アームと前記揺動アームを揺動させる駆動手段とを備え、
前記吸盤は、その一方の面に吸着面が形成され、前記吸盤の他方の面である背面の外周部に前記背面から離れる方向に突出する凸部が形成され、
前記吸盤は前記背面の中央部が前記搬送用アームで支持され、
前記揺動アームはその揺動端が前記凸部に取着され、前記吸盤の変形に追従して揺動できるように前記搬送アームに揺動可能に支持され、
前記駆動手段は、前記ガラス基板を保持する際に、前記揺動アームの揺動を許容する非動作状態となり、前記ガラス基板の保持を解除する際に、前記揺動アームを揺動させて前記凸部が位置する前記吸着面の箇所を他の吸着面の箇所よりも前記背面方向に変位させる動作状態となる、
ことを特徴とするガラス基板の保持機構。 - 前記駆動手段は、アクチュエータと、前記揺動アームに連結され前記アクチュエータにより運動して前記揺動アームを揺動させる駆動アームとを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のガラス基板の保持機構。
- 前記吸盤および前記揺動アームは複数設けられ、
前記駆動手段は、単一のアクチュエータと、前記アクチュエータにより運動する単一の駆動アームとを含んで構成され、
前記駆動アームは前記複数の揺動アームに連結され運動することで前記複数の揺動アームを揺動させる、
ことを特徴とする請求項1記載のガラス基板の保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006033901A JP2007210766A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | ガラス基板の保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006033901A JP2007210766A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | ガラス基板の保持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007210766A true JP2007210766A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38489537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006033901A Pending JP2007210766A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | ガラス基板の保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007210766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020194185A (ja) * | 2016-04-20 | 2020-12-03 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板支持部、リソグラフィ装置、およびローディング方法 |
-
2006
- 2006-02-10 JP JP2006033901A patent/JP2007210766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020194185A (ja) * | 2016-04-20 | 2020-12-03 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板支持部、リソグラフィ装置、およびローディング方法 |
JP7111776B2 (ja) | 2016-04-20 | 2022-08-02 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 基板支持部、リソグラフィ装置 |
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